JPH01182390A - 低速電子線用酸化亜鉛蛍光体 - Google Patents
低速電子線用酸化亜鉛蛍光体Info
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- JPH01182390A JPH01182390A JP660488A JP660488A JPH01182390A JP H01182390 A JPH01182390 A JP H01182390A JP 660488 A JP660488 A JP 660488A JP 660488 A JP660488 A JP 660488A JP H01182390 A JPH01182390 A JP H01182390A
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- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、主として、ビデオ、ステレオ等の家電製品、
車のスピードメーター等の表示管に使われている低速電
子線用の自己付活酸化亜鉛蛍光体に間するものである。 [従来の技術] 低速電子線用の自己付活酸化亜鉛蛍光体は青緑色に発光
し、表示管用蛍光体として最も古くから用いられてきた
。しかしながら、この蛍光体は、温度が上昇するにつれ
て輝度が低下する、いわゆる温度特性が悪い欠点があっ
た。この為、温度が高い場所で使用すると、温度が上昇
するに従って発光輝度が低下し、このことが用途を制限
した。 即ち、従来の低速電子線用酸化亜鉛蛍光体は、例えば、
50〜100vの低速電子線で刺激されると、励起エネ
ルギーの一部が発光に消費されるが、全ての励起エネル
ギーが発光に消費されることがなく、発光に消費されな
い励起エネルギーの一部が、蛍光体を加熱する熱エネル
ギーに変化する。この為、長時間連続的に刺激を行って
いると、蛍光面の温度が60〜100℃にも上昇する。 蛍光体が温度上昇すると、更に励起エネルギーの熱エネ
ルギーへの変換が促進され、励起エネルギーが発光に消
費される割合が減少して、発光輝度が著しく低下する。 例えば、従来の低速電子線用自己付活酸化亜鉛蛍光体は
、30℃の発光輝度を100とするとき、70℃では、
発光輝度が58%と約半減し、110℃に於ては、17
%と著しく低下する。 [本発明の目的] 本発明者等は、従来の低速電子線用自己付活酸化亜鉛蛍
光体が有する、好ましくない温度特性を向上することを
目的に数々の実−を繰り返した結果、特定の金属酸化物
を混合して焼成することによって、低速電子線用自己付
活酸化亜鉛蛍光体の温度特性を著しく改善することに成
功した。従って、この発明の重要な目的は、温度上昇に
よる発光輝度の低下を極減できる低速電子線用自己付活
酸化亜鉛蛍光体を提供するにある。 [目的を達成する為の手段] 本発明の低速電子線用自己付活酸化亜鉛蛍光体は、温度
特性を向上する為に、蛍光体の組成に、SiO2、B2
O3、CeO2、TiO2、P2O5の何れかが含まれ
ている。これ等の含有量は、ZnO:Znに対して、0
.0005〜0.03重量%の範囲に調整されている。 即ち、この発明の蛍光体は、既に焼成された自己付活酸
化亜鉛蛍光体、あるいは、焼成されていない酸化亜鉛蛍
光体の原料に、5102、B2O3、CeO2、TiO
2、P2O5の何れかを混合して焼成し、組成式が「Z
nO:Zn−x」で表される自己付活酸化亜鉛蛍光体と
している。この組成式に於て、Xは、混合して焼成され
た、SiO2、B2O3、CeO2、TiO2、P2O
5の何れかを、−種あるいは複数種含んでいる。 [作用、効果] 本発明の低速電子線用自己付活酸化亜鉛蛍光体の温度特
性を第1図に示す。この図から明かなように、この発明
の自己付活酸化亜鉛蛍光体は、温度上昇時における発光
輝度の低下が著しく減少されている。 例えば、実施例1で試作された本発明の自己付活酸化亜
鉛蛍光体(Zno:Zn−8IO2)は、曲線Aで示す
ように、温度70℃に於ける発光輝度が、30℃の発光
輝度に対して88%と、僅か12%しか低下しない。 これに対して、従来の自己付活酸化亜鉛蛍光体は、曲線
りで示すように、温度が30℃から70℃に高くなると
、発光輝度が58%と42%も低下する。即ち、実施例
1で得られた本発明の自己付活酸化亜鉛蛍光体(ZnO
:Zn−8iO2)は、30℃から70℃に温度上昇し
た時に、発光輝度が低下する割合が、従来の3分の1以
下と極めて少なく、優れた温度特性を実現する。 また、実施例2で試作された、本発明の自己付活酸化亜
鉛蛍光体(ZnO:Zn−CeO2、)は、曲線Bで示
すように、70℃に於ける発光輝度が77%、110℃
に於ける発光輝度が42%と優れた特性を示す。 更に、実施例3で試作された酸化亜鉛蛍光体(zno:
Zn−Ti02)は、70℃に於ける発光輝度が67%
、110℃に於ける発光輝度が28%と優れた特性を有
する。 本発明の低速電子線用自己付活酸化亜鉛蛍光体は、何れ
も、第1図に示すように従来の自己付活酸化亜鉛蛍光体
を卓越する優れた温度特性を実現している。 本発明の低速電子線用自己付活酸化亜鉛蛍光体が、高温
に於いて発光輝度の低下が著しく減少出来る理由は、蛍
光体組成に含有されている、微量(7)Si02、B2
O3、CeO2、TiO2、B2O5等が、温度上昇に
よって起こる結晶内の熱振動を緩和し、蛍光体励起エネ
ルギーの熱エネルギーへの転換が抑制される結果である
と考えられる。 [好ましい実施例] 以下、この発明の実施例を詳述する。
車のスピードメーター等の表示管に使われている低速電
子線用の自己付活酸化亜鉛蛍光体に間するものである。 [従来の技術] 低速電子線用の自己付活酸化亜鉛蛍光体は青緑色に発光
し、表示管用蛍光体として最も古くから用いられてきた
。しかしながら、この蛍光体は、温度が上昇するにつれ
て輝度が低下する、いわゆる温度特性が悪い欠点があっ
た。この為、温度が高い場所で使用すると、温度が上昇
するに従って発光輝度が低下し、このことが用途を制限
した。 即ち、従来の低速電子線用酸化亜鉛蛍光体は、例えば、
50〜100vの低速電子線で刺激されると、励起エネ
ルギーの一部が発光に消費されるが、全ての励起エネル
ギーが発光に消費されることがなく、発光に消費されな
い励起エネルギーの一部が、蛍光体を加熱する熱エネル
ギーに変化する。この為、長時間連続的に刺激を行って
いると、蛍光面の温度が60〜100℃にも上昇する。 蛍光体が温度上昇すると、更に励起エネルギーの熱エネ
ルギーへの変換が促進され、励起エネルギーが発光に消
費される割合が減少して、発光輝度が著しく低下する。 例えば、従来の低速電子線用自己付活酸化亜鉛蛍光体は
、30℃の発光輝度を100とするとき、70℃では、
発光輝度が58%と約半減し、110℃に於ては、17
%と著しく低下する。 [本発明の目的] 本発明者等は、従来の低速電子線用自己付活酸化亜鉛蛍
光体が有する、好ましくない温度特性を向上することを
目的に数々の実−を繰り返した結果、特定の金属酸化物
を混合して焼成することによって、低速電子線用自己付
活酸化亜鉛蛍光体の温度特性を著しく改善することに成
功した。従って、この発明の重要な目的は、温度上昇に
よる発光輝度の低下を極減できる低速電子線用自己付活
酸化亜鉛蛍光体を提供するにある。 [目的を達成する為の手段] 本発明の低速電子線用自己付活酸化亜鉛蛍光体は、温度
特性を向上する為に、蛍光体の組成に、SiO2、B2
O3、CeO2、TiO2、P2O5の何れかが含まれ
ている。これ等の含有量は、ZnO:Znに対して、0
.0005〜0.03重量%の範囲に調整されている。 即ち、この発明の蛍光体は、既に焼成された自己付活酸
化亜鉛蛍光体、あるいは、焼成されていない酸化亜鉛蛍
光体の原料に、5102、B2O3、CeO2、TiO
2、P2O5の何れかを混合して焼成し、組成式が「Z
nO:Zn−x」で表される自己付活酸化亜鉛蛍光体と
している。この組成式に於て、Xは、混合して焼成され
た、SiO2、B2O3、CeO2、TiO2、P2O
5の何れかを、−種あるいは複数種含んでいる。 [作用、効果] 本発明の低速電子線用自己付活酸化亜鉛蛍光体の温度特
性を第1図に示す。この図から明かなように、この発明
の自己付活酸化亜鉛蛍光体は、温度上昇時における発光
輝度の低下が著しく減少されている。 例えば、実施例1で試作された本発明の自己付活酸化亜
鉛蛍光体(Zno:Zn−8IO2)は、曲線Aで示す
ように、温度70℃に於ける発光輝度が、30℃の発光
輝度に対して88%と、僅か12%しか低下しない。 これに対して、従来の自己付活酸化亜鉛蛍光体は、曲線
りで示すように、温度が30℃から70℃に高くなると
、発光輝度が58%と42%も低下する。即ち、実施例
1で得られた本発明の自己付活酸化亜鉛蛍光体(ZnO
:Zn−8iO2)は、30℃から70℃に温度上昇し
た時に、発光輝度が低下する割合が、従来の3分の1以
下と極めて少なく、優れた温度特性を実現する。 また、実施例2で試作された、本発明の自己付活酸化亜
鉛蛍光体(ZnO:Zn−CeO2、)は、曲線Bで示
すように、70℃に於ける発光輝度が77%、110℃
に於ける発光輝度が42%と優れた特性を示す。 更に、実施例3で試作された酸化亜鉛蛍光体(zno:
Zn−Ti02)は、70℃に於ける発光輝度が67%
、110℃に於ける発光輝度が28%と優れた特性を有
する。 本発明の低速電子線用自己付活酸化亜鉛蛍光体は、何れ
も、第1図に示すように従来の自己付活酸化亜鉛蛍光体
を卓越する優れた温度特性を実現している。 本発明の低速電子線用自己付活酸化亜鉛蛍光体が、高温
に於いて発光輝度の低下が著しく減少出来る理由は、蛍
光体組成に含有されている、微量(7)Si02、B2
O3、CeO2、TiO2、B2O5等が、温度上昇に
よって起こる結晶内の熱振動を緩和し、蛍光体励起エネ
ルギーの熱エネルギーへの転換が抑制される結果である
と考えられる。 [好ましい実施例] 以下、この発明の実施例を詳述する。
【実施例1】
Feおよび重金属等の含有量が3ppm以下で、平均粒
径が1μである、ZnO原料1kgに、SiO2を0.
1μ混合する。混合した原料を、石英管に詰め、弱還元
雰囲気で焼成する。例えば、体積比で、N2 : H2
= 95 :5の割合のガスを、lQ/minの流量で
石英管に供給し、1ooo℃で1時間焼成する。 この蛍光体は、水洗した後、フルイ等の処理を施し、温
度特性を測定した。得られた蛍光体は、組成式が、 r
Zno: Zn−3102Jで表される自己付活酸化亜
鉛蛍光体であった。 この蛍光体は、第1図の曲線Aで示すように極めて優れ
た温度特性を示した。
径が1μである、ZnO原料1kgに、SiO2を0.
1μ混合する。混合した原料を、石英管に詰め、弱還元
雰囲気で焼成する。例えば、体積比で、N2 : H2
= 95 :5の割合のガスを、lQ/minの流量で
石英管に供給し、1ooo℃で1時間焼成する。 この蛍光体は、水洗した後、フルイ等の処理を施し、温
度特性を測定した。得られた蛍光体は、組成式が、 r
Zno: Zn−3102Jで表される自己付活酸化亜
鉛蛍光体であった。 この蛍光体は、第1図の曲線Aで示すように極めて優れ
た温度特性を示した。
【実施例2】
Feおよび重金属等の含有量が3ppm以下で、平均粒
径が1μである、ZnO原料1kgに8203を0.0
1g混合する。 混合した原料を、実施例1と同様にして焼成し、組成式
が、 rZno: Zn−B203Jで表される自己付
活酸化亜鉛蛍光体であった。 この蛍光体は、第1図の曲線Bで示すように、優れた温
度特性を示した。
径が1μである、ZnO原料1kgに8203を0.0
1g混合する。 混合した原料を、実施例1と同様にして焼成し、組成式
が、 rZno: Zn−B203Jで表される自己付
活酸化亜鉛蛍光体であった。 この蛍光体は、第1図の曲線Bで示すように、優れた温
度特性を示した。
【実施例3】
ZnO原料1kgに、SiO2に代わって、TiO2を
0.01g混合する以外、実施例1と同様にして、組成
式が「ZnO:Zn−TlO2」である自己付活酸化亜
鉛蛍光体を製作した。 得られた自己付活酸化亜鉛蛍光体は、第1図の曲線Cて
示す優れた特性を示した。
0.01g混合する以外、実施例1と同様にして、組成
式が「ZnO:Zn−TlO2」である自己付活酸化亜
鉛蛍光体を製作した。 得られた自己付活酸化亜鉛蛍光体は、第1図の曲線Cて
示す優れた特性を示した。
【実施例4】
ZnO原141kgに、Sio2に代わって、CeO2
を0.005g混合する以外、実施例1と同様にして、
組成式が[ZnO:Zn−CeO2」である自己付活酸
化亜鉛蛍光体を製作した。 得られた自己付活酸化亜鉛蛍光体は、温度70℃に於て
、発光輝度が65%と優れた温度特性を示した。 【実施例5] ZnO原料1kgに、SiO2に代わって、P2O5を
0.5g混合する以外、実施例1と同様にして、組成式
が「ZnO:Zn−P2O5」である自己付活酸化亜鉛
蛍光体を製作した。 得られた自己付活酸化亜鉛蛍光体は、温度70℃に於て
、発光輝度が89%と優れた温度特性を示した。 、 ところで、本発明の低速電子線用自己付活酸化亜鉛
蛍光体の温度特性は、組成内に含まれる微量のSiO2
、B2O3、Ce 02、TiO2、P2O5等の含有
量と、種類とで特定される。 第2図にSiO2含有量に対する温度特性を示す。 このグラフは、温度30℃の時の発光輝度を100%と
して70℃に於ける相対発光輝度を表している。この図
から明かなように、SiO2が0.0005重量%含有
されている酸化亜鉛蛍光体は、70℃に於ける相対発光
輝度が、SiO2が添加されない酸化亜鉛蛍光体に比べ
て約7%向上し、添加量が増加するに従って温度特性が
改善される。 即ち、酸化亜鉛蛍光体に添加されるSiO2、B2O3
、CeO2、TiO2、P2O5等は、少なすぎると温
度特性が改善されず、反対に多すぎると発光輝度が低下
する。 従って、蛍光体組成に含まれる、SiO2、B2O3、
CeO+、TiO>、P2O5等の添加量は、添加剤の
種類と要求される温度特性および発光輝度とを考慮して
、通常、0.0005〜0.03重量%、好ましくは、
0.001−0.02重量%の範囲に調整される。蛍光
体組成に、SiO2、B2O3、CeO2、TiO2、
P2O5等が複数種含有゛される場合、添加量は複数種
の添加量の和とする。 また、蛍光体組成に含まれる、SiO2、B2O3、C
eO2、TiO2、P2O5の含有量は、添加量が極め
て少なくても、蛍光体原料に添加されるSj’o2、B
2O3、CeO2、T i 02、P 20 s等は、
焼成工程に於て殆ど焼失することがなく、焼成前の原料
に添加されたほとんどの原料が蛍光体組成内に含まれる
。 従って、SiO2、B2O3、CeO2、TiO2、P
2O5等の含有量は、添加量を調整して正確に制御でき
る。
を0.005g混合する以外、実施例1と同様にして、
組成式が[ZnO:Zn−CeO2」である自己付活酸
化亜鉛蛍光体を製作した。 得られた自己付活酸化亜鉛蛍光体は、温度70℃に於て
、発光輝度が65%と優れた温度特性を示した。 【実施例5] ZnO原料1kgに、SiO2に代わって、P2O5を
0.5g混合する以外、実施例1と同様にして、組成式
が「ZnO:Zn−P2O5」である自己付活酸化亜鉛
蛍光体を製作した。 得られた自己付活酸化亜鉛蛍光体は、温度70℃に於て
、発光輝度が89%と優れた温度特性を示した。 、 ところで、本発明の低速電子線用自己付活酸化亜鉛
蛍光体の温度特性は、組成内に含まれる微量のSiO2
、B2O3、Ce 02、TiO2、P2O5等の含有
量と、種類とで特定される。 第2図にSiO2含有量に対する温度特性を示す。 このグラフは、温度30℃の時の発光輝度を100%と
して70℃に於ける相対発光輝度を表している。この図
から明かなように、SiO2が0.0005重量%含有
されている酸化亜鉛蛍光体は、70℃に於ける相対発光
輝度が、SiO2が添加されない酸化亜鉛蛍光体に比べ
て約7%向上し、添加量が増加するに従って温度特性が
改善される。 即ち、酸化亜鉛蛍光体に添加されるSiO2、B2O3
、CeO2、TiO2、P2O5等は、少なすぎると温
度特性が改善されず、反対に多すぎると発光輝度が低下
する。 従って、蛍光体組成に含まれる、SiO2、B2O3、
CeO+、TiO>、P2O5等の添加量は、添加剤の
種類と要求される温度特性および発光輝度とを考慮して
、通常、0.0005〜0.03重量%、好ましくは、
0.001−0.02重量%の範囲に調整される。蛍光
体組成に、SiO2、B2O3、CeO2、TiO2、
P2O5等が複数種含有゛される場合、添加量は複数種
の添加量の和とする。 また、蛍光体組成に含まれる、SiO2、B2O3、C
eO2、TiO2、P2O5の含有量は、添加量が極め
て少なくても、蛍光体原料に添加されるSj’o2、B
2O3、CeO2、T i 02、P 20 s等は、
焼成工程に於て殆ど焼失することがなく、焼成前の原料
に添加されたほとんどの原料が蛍光体組成内に含まれる
。 従って、SiO2、B2O3、CeO2、TiO2、P
2O5等の含有量は、添加量を調整して正確に制御でき
る。
第1図は低速電子線用自己付活酸化亜鉛蛍光体の温度特
性を示すグラフ、第2図は70℃におけるSiO2の含
有量に対する相対輝度を示すグラフである。
性を示すグラフ、第2図は70℃におけるSiO2の含
有量に対する相対輝度を示すグラフである。
Claims (1)
- 組成式がZnO:Zn・Xで表され、Xが、SiO_
2、B_2O_3、CeO_2、TiO_2、P_2O
_5のうち少なくとも一種を含み、かつ、蛍光体に含ま
れるXの含有量は、ZnO:Znに対して0.0005
〜0.03重量%である速電子線用自己付活酸化亜鉛蛍
光体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP660488A JPH07107154B2 (ja) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | 低速電子線用酸化亜鉛蛍光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP660488A JPH07107154B2 (ja) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | 低速電子線用酸化亜鉛蛍光体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01182390A true JPH01182390A (ja) | 1989-07-20 |
JPH07107154B2 JPH07107154B2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=11642948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP660488A Expired - Lifetime JPH07107154B2 (ja) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | 低速電子線用酸化亜鉛蛍光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07107154B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006089682A (ja) * | 2004-09-27 | 2006-04-06 | Univ Nagoya | 酸化亜鉛系発光材料及びその製造方法 |
US7205711B2 (en) | 2002-09-30 | 2007-04-17 | Futaba Corporation | Fluorescent display device and phosphor paste |
JP2015110804A (ja) * | 2015-02-26 | 2015-06-18 | メトロ電気株式会社 | 発光素子用の分散液、溶液、及び、インク |
-
1988
- 1988-01-14 JP JP660488A patent/JPH07107154B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7205711B2 (en) | 2002-09-30 | 2007-04-17 | Futaba Corporation | Fluorescent display device and phosphor paste |
JP2006089682A (ja) * | 2004-09-27 | 2006-04-06 | Univ Nagoya | 酸化亜鉛系発光材料及びその製造方法 |
JP2015110804A (ja) * | 2015-02-26 | 2015-06-18 | メトロ電気株式会社 | 発光素子用の分散液、溶液、及び、インク |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07107154B2 (ja) | 1995-11-15 |
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