JPH01181838A

JPH01181838A - 内視鏡

Info

Publication number: JPH01181838A
Application number: JP63006029A
Authority: JP
Inventors: Yasuhiro Ueda; 康弘植田
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1988-01-14
Filing date: 1988-01-14
Publication date: 1989-07-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は挿入部にある湾曲部を形状記憶合金を用いて湾
曲させるようした内視鏡に関する。

［従来の技術］従来、内視鏡挿入部の湾曲部を強制的に湾曲する湾曲駆
動機構としての形状記憶合金（以下ＳＭＡと略する。）
を利用したものが、たとえば、実開昭５９−２３４４号
公報において知られている。

この種の湾曲駆動方式を細径な挿入部を有する内視鏡、
たとえば、細径の消化管用内視鏡、気管支鏡、心臓血管
内観察用内視鏡、航空機エンジン、ガス管、水道管等の
配管内検査用内視鏡等の場合、その挿入部に内蔵するＳ
ＭＡが必然的に小さ（なり、その結果として充分な湾曲
力量が得られないという問題があった。

また、たとえば大腸用内視鏡等の場合、挿入場所等によ
っては、生体管路を内視鏡先端湾曲部にて押圧する他、
左結腸曲部に湾曲部をひっかけてさらに挿入していくな
ど、必要に応じて湾曲状態を維持させる必要があるが、
この場合の湾曲力量が不足するという問題があった。

［発明が達成しようとする課題］つまり、形状記憶合金を用いて内視鏡挿入部の湾曲部を
湾曲させる湾曲方式では、湾曲力量が不足し、充分な操
作性能が得られず、この点の改善が望まれていた。

本発明は上記課題に着目してなされたものでその目的と
するところは、形状記憶合金を用いて挿入部の湾曲部を
強制的に湾曲する内視鏡において、従来のものよりも必
要に応じ、大きな湾曲力量が得られ、操作性能を向上さ
せることができる内視鏡を提供することにある。

［課題を解決する手段および作用］本発明は内視鏡湾曲部の湾曲駆動機構として形状記憶合
金部材を設けた内視鏡において、前記湾曲部を所定方向
に湾曲させるための主の形状記憶合金部材と、前記上な
形状記憶合金部材による湾曲を補助しその湾曲力量を所
定方向に湾曲させるための主の形状記憶合金と、前記各
形状記憶合金に選択的に通電する手段とを設け、必要に
応じて大きな湾曲力量を得るようにした内視鏡である。

［実施例］第１図ないし第３図は本発明の第１の実施例を示すもの
である。

第１図において１は内視鏡であり、この内視鏡１の挿入
部２にはその先端側途中に位置して湾曲部３が設けられ
ている。この挿入部２の湾曲部３内には、両端を固定し
た複数本のＳＭＡ（形状記憶合金）コイル４が設けられ
ている。この各ＳＭＡコイル４はＴ　ｉ　−Ｎ　ｉ系合
金、Ｃｕ−Ｚｎ−Ａｌ系合金等からなる形状記憶合金か
ら弾性コイル体を構成してなり、この記憶形状はコイル
長が縮んだ状態、たとえば密着巻き状態に設定しである
。また、その変態温度がＡｆ（低温のマルテンサイト相
から高温のマルテンサイト相へ変態が終了する温度）は
６０°Ｃに設定しである。そして、第１図で示すように
、この各ＳＭＡコイル４は弾性的に伸長させた状態で挿
入部２の長手方向に沿って配置されるとともにその前後
各端を湾曲部３の前後各端部分に固定して装着しである
。

また、この各ＳＭＡコイル４の先端側は図示しないリー
ド線にて共通に接続され、さらに、共通リード線５に電
気的に接続されている。また、各ＳＭＡコイル４の後端
側には、それぞれＳＭＡ用リード線６が接続されている
。これらのカ棒尋リード線５．６は挿入部２内を経て内
視鏡１の操作部１４に設けた切換えスイッチ（ＳＷ）８
に導かれる。また、操作部１４にはＵＰスイッチ（ＳＷ
）９、ＲＩ　ＧＭＴスイッチ（ＳＷ）１０、ＬＥＦＴス
イッチ（ＳＷ）１１、ＤＯＷＮスイッチ（ＳＷ）１２、
力量ＵＰスイッチ（ＳＷ）１３等が設けられ、これらか
らの各リード線は切換えスイッチ８に接続されていると
ともに、さらに、この切換えスイッチ８を介して通電用
電源１５とも接続されている。

第２図は、挿入部２の湾曲部３を示すが、各ＳＭＡコイ
ル４は図示するごとく、挿入部２の外被１６の内周面に
沿って均等な間隔でたとえば第１〜第１２の１２本が配
設されている（ＳＭＡコイル４内の数字はその番号を示
す。）。また、これらのＳＭＡコイル４の内側にはイメ
ージガイドファイバ１７、ライトガイドファイバ１８、
および共通リード線５が設けられている。

第３図は、上述の各スイッチ群とＳＭＡコイル４への通
電加熱を行なう電気回路の関係を示す。

ＵＰスイッチ９は通電回路１９を開き、第１のＳＭＡコ
イル４を直接的に通電させるようになっている。以下、
同様にＤＯＷＮスイッチ１２は第７のＳＭＡコイル４に
、ＲＩ　ＧＨＴスイッチ１０は第１０のＳＭＡコイル４
に、ＬＥＦＴスイッチ１１は第４のＳＭＡコイル４に、
それぞれのスイッチＯＮを行なうことにより直接的に通
電して加熱させるようになっている。一方、力量ＵＰス
イッチ１３は、図示するごと＜ＵＰスイッチ９〜ＤＯＷ
Ｎスイッチ１２とそれぞれＡＮＤ回路２０を通り、両者
のスイッチＯＮにより始めて各ＳＭＡコイル４をそれぞ
れ通電加熱させるようになっている。

なお、各ＳＭＡコイル４への通電は、ＳＭＡリード線６
と共通リード線５の間へ電圧を印加することにより行な
う。

しかして、挿入部２の湾曲部３を各所望の方向に湾曲さ
せる場合、たとえば、ＵＰ側へ湾曲さ、せる場合は、Ｕ
Ｐスイッチ９をＯＮさせることで、第１のＳＭＡコイル
４を通電させる。これにより、第１のＳＭＡコイル４が
収縮し、湾曲部３をＵＰ方向へ湾曲させる。ＵＰスイッ
チ９を０ＦＦＬ、、通電を止めれば、その第１のＳＭＡ
コイル４は自然冷却（または、送気などの強制冷却手段
）によりその収縮力を失い、他のＳＭＡコイル４の弾力
性により湾曲部３をストレート状に復帰させ、また、Ｌ
ＥＦＴＳＲＩＧＥＴ、ＤＯＷＮの各方向についても同様
の操作で湾曲させることができる。

次に、必要により湾曲力量をＵＰさせた場合があるが、
この場合は次のようにして行なう。たとえば、ＵＰ方向
の湾曲力量を増大させたい場合、ＵＰスイッチ９と同時
に力量ＵＰスイッチ１３をＯＮさせる。すると、第３図
に示すごとく両者スイッチ４９．１３のＡＮＤをとって
第２のＳＭＡコイル４、および第１２のＳＭコイル１２
にも通電される。つまり、第１、第２および第１２のＳ
ＭＡコイル４が通電加熱され、この３本分の湾曲力量を
発生させることができる。したがうて、湾曲量が増大す
るのである。同様に、ＤＯＷＮ方の湾曲力量を増大させ
る場合はＤＯＷＮスイッチ１２と力量ＵＰスイッチ１３
をＯＮさせると、第７のＳＭＡコイル４に合せて第６お
よび第８のＳＭＡコイル４をも通電加熱させる。また、
ＨＩ　ＧＨＴ方向の湾曲力量増大する場合はＲＩ　ＧＨ
Ｔスイッチ１０をＯＮさせて、第１０、第９および第１
１のＳＭＡコイル４を通電加熱させる。ＬＥＦＴ方向の
湾曲力量を増大する場合はＬＥＦＴスイッチ１１をＯＮ
させることにより第３、第４および第５のＳＭＡコイル
４を通電加熱させる。

第４図は本発明の第２の実施例を示すものである。この
実施例ではＳＭＡコイル４等の配置は第１実施例に同じ
であるが、通電回路を第４図のごとくに構成した。

すなわち、ＵＰスイッチ９、ＬＩＧＥＴスイッチ１０、
ＬＥＦＴスイッチ１１およびＤＯＷＮスイッチ１２を個
々にＯＮさせる場合は、それぞれ第１、第４、第７、第
１０のＳＭＡコイル４を通電加熱する。また、ＵＰスイ
ッチ９とＬＥＦＴスイッチ１１とをＡＮＤ回路３１で構
成し、両スイッチのＯＮにより、通電回路１９から第２
のＳＭＡコイル４と第３のＳＭＡコイル４を通電加熱す
る。また、ＵＰスイッチ９とＲＩ　ＧＥＴスイッチ１０
を同様にＡＮＤ回路３２で構成し、この両スイッチ４９
．１０のＯＮにより第１１のＳＭＡコイル４と第１２の
ＳＭＡコイル４を、また、ＤＯＷＮスイッチ１２とＬＥ
ＦＴスイッチ１１をＡＮＤ回路３３で同様に構成し、こ
の両スイッチ１１．１２のＯＮにより第５および第６の
ＳＭＡコイル４を通電加熱する。また、ＤＯＷＮスイッ
チ１２とＲＩＧＴスイッチ１０を同様にＡＮＤ回路３４
で構成し、この両スイッチ１０．１２をＯＮすることに
より第８、第９のＳＭＡコイル４を通電加熱する。

しかして、ＵＰスイッチ９、ＲＩＧＨＴスイッチ１０、
ＬＥＦＴスイッチ１１およびＤＯＷＮスイッチ１２を個
々にＯＮさせる場合は、第１の実施例に同じである。ま
た、ＵＰスイッチ９とＬＥＦＴスイッチ１１を同時にＯ
ＮさせることでＵＰ方向とＬＥＦＴ方向の中間方向を湾
曲力量を増大して（ＳＭＡコイル２本分）湾曲させるこ
とができる。同様にＵＰスイッチ９とＨＩ　ＧＨＴスイ
ッチ１０をＯＮさせることでＵＰ方向とＨＩ　ＧＨＴ方
向の中間方向を、ＤＯＷＮスイッチ１２とＬＥＦＴスイ
ッチ１１をＯＮさせることでＤＯＷＮ方向とＬＥＦＴ方
向の中間方向を、ＤＯＷＮスイッチ１２とＨＩ　ＧＨＴ
スイッチ１０をＯＮさせることでＤＯＷＮ方向とＨＩ　
ＧＨＴ方向の中間方向を湾曲力量を増大して湾曲させる
ことができる。

なお、本発明は、上記実施例の機構のみに限定されるも
のではない。たとえば、ＳＭＡコイルの形状はコイルの
他湾曲形状を記憶した線形状等地の形状でもよい。また
、ＳＭＡコイルの配置・本数等は、上記以外でもよい。

たとえば、上記第１の実施例の湾曲部の部分を長軸方向
に複数組合わせた複数段湾曲部にも適応できる。さらに
、第２図で示したＳＭＡコイルの内側に、さらに、ＳＭ
Ａコイルを配設してもかまわない。

［発明の効果］以上説明したように本発明によれば、必要に応じてより
大きな湾曲力量が得られ、内視鏡操作性能を向上できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の第１の実施例を示すもの
で、第１図は全体的な概略構成図、第２図は第１図中Ａ
−Ａ線に沿う断面図、第３図は電気回路図、第４図は本
発明の第２の実施例の電気回路図である。１・・・内視鏡、２・・・挿入部、３・・・湾曲部、４
・・・ＳＭＡコイル、５・・・共通リード線、６・・・
ＳＭＡリード線、８・・・切換えスイッチ、９・・・Ｕ
Ｐスイッチ、１０・・・ＲＩ　ＧＨＴスイッチ、１１・
・・ＬＦＦＴスイッチ、１２・・・ＤＯＷＮスイッチ、
１３・・・力量ＵＰスイッチ、１４・・・操作部、１５
・・・通電用電源、１７・・・イメージガイドファイバ
、１８・・・ライトガイドファイバ。出願人代理人　弁理士　坪井　淳

Claims

【特許請求の範囲】内視鏡湾曲部の湾曲駆動機構として形状記憶合金部材を用いた内視鏡において、前記湾曲部を所定
方向に湾曲させるための主の形状記憶合金部材と、前記
主な形状記憶合金部材による湾曲を補助しその湾曲力量
を増加させる従の形状記憶合金部材と、前記各形状記憶
合金部材に選択的に通電する手段とを設けたことを特徴
とする内視鏡。