JPH0118051Y2 - - Google Patents

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JPH0118051Y2
JPH0118051Y2 JP1983047852U JP4785283U JPH0118051Y2 JP H0118051 Y2 JPH0118051 Y2 JP H0118051Y2 JP 1983047852 U JP1983047852 U JP 1983047852U JP 4785283 U JP4785283 U JP 4785283U JP H0118051 Y2 JPH0118051 Y2 JP H0118051Y2
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JP
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bent
seat
frame
bending
portions
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JP1983047852U
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JPS59151737U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、シートバツクフレームの構造に関す
る。
自動車用シートはシートクツシヨンに対してシ
ートバツクをリクライニング可能に取付けるなど
して構成され、かつ、これらのシートクツシヨン
およびシートバツクは、ともに、その形状に即す
るように鋼パイプを折曲するなどして得られたフ
レームを有し、このフレームをシートパツドない
しフレームカバーパツドで包むようにして構成さ
れる。
ところで自動車用シートバツクのうち、本願の
第1図に示すようなヘツドレストー体型で、かつ
肩部が比較的大きく抉られたシートバツクにおけ
るシートバツクフレームは、たとえば第2図に示
されているように、幅広のシートバツク部ないし
これの上方にのびる幅狭のヘツドレスト部の外形
に沿うように単一の鋼パイプを折曲することによ
り得られる。すなわち、幅広状の下端枢着部から
上方に平行に延びた後、第1折曲部より斜内方に
延びて幅を狭め、第2折曲部より再び上方に延び
て幅狭状の逆U字状のヘツドレスト部に至るよう
にパイプを折曲して形成することができる。
パイプを折曲する場合、そのパイプの断面形
状、すなわち円形パイプの場合はなるべくその円
形断面を損なわないように折曲することが強度上
最も好ましい。このことを考慮すると、パイプの
折曲角はなるべく小さくせざるを得ず、そうする
と、前記第1折曲部は第2図に示されているよう
に、フレームの枢着部に近づいてくる。しかしな
がら、一方では、乗員がシートバツクに強くもた
れて体重をかけた場合や、自動車が急発進した場
合にフレームの各部にかかる後向きの曲げモーメ
ントは下端枢着部に近づけば近づくほど大きくな
る。したがつて前記第1折曲部には相当大きな曲
げモーメントがかかるとともに、これに加えて第
1折曲部から部材がオフセツトしているために生
ずる捩りモーメントがかかる。したがつてシート
バツクに後向きの強い押圧力がかかると前記第1
折曲部には曲げおよび捩り応力が複合した応力が
集中し、何ら手当てをしないとこの部における強
度が不足する可能性がある。
本考案は、以上の点を考慮し、前記第1折曲部
にシートバツクの肩部を形成するための骨、ある
いは、シートバツクの肩部に握りを取付けるため
のブラケツトを兼ねた補強部材を付加することに
より、上記のようにヘツドレスト一体型のシート
バツクフレームにおいて懸念される強度上の問題
を効果的に解決しようとするものである。
すなわち、本考案は、下方脚部と、この上端部
の第1折曲部より斜内方に傾斜してのびる斜部
と、これの上端の第2折曲部から上方にのびるほ
ぼ逆U字状の頂部とを有するようにパイプを折曲
して主フレームを形成したこと、および、少くと
も前記第1折曲部を抱持し、かつ、肩部を有する
補強部材を前記主フレームに固着したこと、を特
徴とする。
かくして、前記補強部材が、主フレームの第1
折曲部を抱持してこの部の曲げおよび捩り力に対
する強度を高めるとともに、フレームにシートパ
ツドないしシートカバーパツドを着せた後のシー
トバツクの肩部の形態を整え、さらにこれに容易
に握りを取付けることもできるという特有の効果
を発揮する。
以下、本考案の好ましい実施例を図面を参照し
つつ具体的に説明する。
パイプを折曲成形して成る主フレーム1は、第
2図に示すように基端枢着部2からほぼ平行に上
方にのびる脚部3,3と、この脚部に連続して第
1折曲部4,4より斜内方にのびる斜部5,5
と、この斜部5,5に連続して第2折曲部6,6
より上方にのびる略逆U字状の頂部7を有する。
前記脚部3,3の間隔は、ほぼシートバツクの幅
を規定し、前記頂部7はシートバツクの頂部に一
体的に形成されるヘツドレスト部の幅を規定す
る。前記斜部5,5の垂直方向に対する傾きはゆ
るやかになつている。これはパイプを急角度で曲
げると、その部の円形断面がくずれ、強度が低下
するからである。したがつて、前記第1折曲部
4,4は第2折曲部6,6よりかなり下方に位置
しており、このため前記斜部5,5のみによつて
はシートの肩の形状を規定することができない。
なお、前記略逆U字状の頂部7には補強板8を
固着してあり、かつ、斜部5,5ないし脚部3,
3にはクツシヨンスプリング9,9…を上下に亘
り複数箇所張設してある。
前記第1折曲部4,4ないし斜部5,5には、
少くとも第1折曲部4,4を抱持してこの部を補
強しうる補強部材10を固定する。図示例のもの
は、斜部5,5から外方に張設する耳状の形態を
有している。第4図に示すように、補強部材10
の下部には、前面板10aと側面板10bと後面
板10cから成る断面コ字状の抱持部11を設
け、この部を前記第1折曲部4,4に、これを包
み込むようにして溶接することにより、この第1
折曲部4,4の断面係数を増やして、曲げ、およ
びねじり力に対する剛性を高めている。また、第
5図に示すように、補強部材10の前記後面板1
0cをのばしてこれを斜部5,5の後面に沿うよ
うに当てがい、かつ溶接しておくと、斜部5,5
の剛性も高められ、結果的にこの補強部材10に
より、主フレームにおける第1折曲部4,4から
斜部5,5に至る部位の剛性が総合的に高められ
るので好都合である。
図示例における補強部材10は、第2図に示す
ように、正面視でほぼ前記斜部5,5を斜辺とす
る三角形状を呈している。これの側辺12はシー
トバツクの肩部の幅を規定し、上辺肩部13は主
フレーム1の前記第2折曲部6,6とほぼ同じ高
さに位置してシートバツクの肩部の頂部を規定す
る。このように、本考案に係るシートバツクフレ
ームにおける補強部材10は、主フレーム1の第
1折曲部4,4の補強作用をなすとともに、シー
トバツクの肩の形を整えるための骨としての作用
をもなす。それとともに、図示例においては、こ
の補強部材10の肩部13に、螺孔15を設ける
ことにより、握り14の一端を固定するためのブ
ラケツトとしての役割をも持たせている。前記螺
孔15は、前記肩部13に孔16を穿設するとと
もにこれの裏側にナツト17を溶接するなどして
容易に形成される。握り14の他端は、主フレー
ム1の略逆U字状の頂部7の側部に適宜、螺孔を
有するブラケツト18を設けておくなどして固定
することができる。
以上のように、本考案に係るヘツドレストー体
型のシートバツクフレームの構造は、たとえばパ
イプを門型に折曲した本体フレームの上辺に逆U
字状のヘツドレスト用フレームを溶接するという
構造に比して、強度、軽量性、および経済性にお
いて総合的に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ヘツドレストー体型のシートバツク
の外観を示す針視図、第2図ないし第5図は本考
案の実施例を示し、第2図は正面図、第3図は側
面図、第4図は要部を示す斜視図、第5図は第4
図の−線断面図である。 1……主フレーム、3……脚部、4……第1折
曲部、5……斜部、6……第2折曲部、7……頂
部、10……補強部材、13……肩部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 脚部と、これに連続して第1折曲部より内方に
    傾斜して上方にのびる斜部と、これに連続して第
    2折曲部より上方にのびる略逆U字状の頂部を有
    するようにパイプを折曲して主フレームを形成す
    るとともに、少くとも前記第1折曲部を抱持し、
    かつ前記斜部から外方へ張出す肩部を有する補強
    部材を固着して成るシートバツクフレームの構
    造。
JP1983047852U 1983-03-30 1983-03-30 シ−トバツクフレ−ムの構造 Granted JPS59151737U (ja)

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JP1983047852U JPS59151737U (ja) 1983-03-30 1983-03-30 シ−トバツクフレ−ムの構造

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JPS59151737U JPS59151737U (ja) 1984-10-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3901367B2 (ja) * 1998-10-30 2007-04-04 株式会社タチエス シート・バック・フレーム
JP5512192B2 (ja) * 2009-08-19 2014-06-04 トヨタ紡織株式会社 車両用シート

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JPS59151737U (ja) 1984-10-11

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