JPH0117706B2

JPH0117706B2 -

Info

Publication number: JPH0117706B2
Application number: JP56139642A
Authority: JP
Inventors: Rihyaruto Manfuretsuto
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1980-09-05
Filing date: 1981-09-04
Publication date: 1989-03-31
Also published as: US4457534A; DE3033568C2; IT8123707A0; FR2489701B1; DE3033568A1; JPS5778877A; AT371736B; FR2489701A1; IT1138173B; YU210881A; CS229675B2; PL232728A1; ATA368181A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、スキーの上側に固定されるようにな
つた底板と、前記底板に取付けられたハウジング
と、水平な横方向の軸線上において前記ハウジン
グに枢着され、開放用ばねによつて付勢され、閉
止用ペダルを支持している靴底保持器と、前記横
方向の軸線に平行な軸線上でおいて前記ハウジン
グに枢着された締付用レバーと、かかと保持器が
作動位置にあるとき、すなわちスキー靴が挿入さ
れているとき、前記靴底保持器によつて支持され
た部分と相互に係合し、これによつて、スキー靴
が外れたとき、前記ハウジングの移動によつてば
ねの力の下に抑止が解かれる前記締付用レバーを
付勢する抑止用ばねと、かかと保持器を任意に開
放するためのハンドルとを有する安全スキービン
デイング用かかと保持器に関するものである。

このようなかかと保持器の種々の実施例は公知
である。これらのすべては、スキー靴が爪先鉄に
よつて解放されたとき、靴底保持器が、その開放
位置に自動的移動できない欠点を有している。そ
の結果として、前方落下の後の解放よりしばしば
起きるねじれ落下によつて解放が起きた後に、か
かと保持器は、靴がビンデイングに再挿入できる
以前に別の操作によつて開放位置に移動されなけ
ればならない。

西ドイツ公開特許公報第2535579号に記載され
た先行技術から、上記欠点がなく、かつスキー靴
が安全ビンデイングによつて解放されたときに
は、いつでも自動的に開放するかかと保持器が提
供されていることは、公知である。しかしその目
的のために提案された設計は、実際上かかと保持
器が受入れられなかつたほど、劣つたものであ
る。

その設計において、ハウジングは、靴底保持器
を抑止するための別の部材を備え、その抑止部材
は、水平横軸線上で軸着されている。締付用レバ
ーはまた、かかと保持器を任意に開放するための
ハンドルとしての役目をする。一定解放弁は、摩
擦による強い影響のために、このようなビンデイ
ングには、用いることができない。また、靴の下
に雪があるときに、ビンデイングを閉じることが
できない。

本発明の目的は、スキー靴が安全スキービンデ
イングによつて解放されたとき靴底保持器がその
開放位置に自動的に移動でき、実際上、充分に立
証された設計を改良することである。

上記目的は、最初に記載した種類のかかと保持
器において、前記靴底保持器が、前記締付用レバ
ーとともに共通のハウジングに取付られており、
前記締付用レバーと相互に係合でき、抑止用レバ
ーによつて作動位置に抑止される部分が設けら
れ、前記抑止用レバーは、スキー靴が外れたと
き、解放用部材によつて移動され、前記締付用レ
バーの回動及び前記ハンジングの運動の間に前記
部分を解放することを特徴とすることによつて達
成される。

本発明によるかかと保持器の別の特徴は、以下
の説明から明らかになるであろう。

本発明の実施例は、添付図面を参照して以下に
説明する。

図示されたかかと保持器は、図示されていない
スキーの上部に通常の態様において取付けられる
ようになつている底板１を備えている。ハウジン
グと同様であるスライド２は、底板に支持され、
かつ縦方向において摺動可能である。スライド
は、かかと保持器が第３図に示された開放位置に
あるとき、スライドをその前方端位置に保持する
接触押圧ばね３によつて押圧されている。上記端
位置は、調整用ねじ５のカラーと、スライドの後
端壁４との係合によつて定められている。調整用
ねじは、底板１に取付けられた保持部材６のねじ
孔にねじ込まれたねじ山を有する。

接触押圧ばねは、スライド２の両側壁に保持さ
れた横ピン９上に、圧力適用部材８を介して作用
している。締付用レバー１０は、横ピンに支持さ
れかつ抑止用ばね１１によつて押圧され、このば
ねは、ナツト１２および調整用ねじ１３を介して
スライドの後端壁４に支持されている。

横ピン９に平行するピボツトピン１４は、スラ
イド２の両側壁に取付けられている。靴底保持器
１５は、ピボツトピン１４に支持されかつ開放用
ばねによつて押圧され、このばねは、通常のもの
であるから図示されていない。スキー靴がビンデ
イングに挿入されているとき、開放用ばねは、靴
底保持器を第３図に示された開放位置に保持す
る。靴底保持器１５は、抑付け部材１６およびペ
ダルつめ１７よりなる。

本発明によれば、靴底保持器に支持されかつ締
付用レバーと互いに係合できる上記部品は、靴底
保持器に対し移動可能であり、その作動位置にお
いて抑止用装置によつて抑止される。この場合、
締付用レバー１０は、戻り止めローラ１８と協働
し、このローラは、レバー１９に支持されてい
る。このレバーは、水平横ピン２０において靴底
保持器１５に軸着されている。抑止用レバー２１
は、ピボツトピン１４に支持され、かつかかと保
持器が第１図に示された作動位置にあるときおよ
び第３図に示された開放位置にあるとき、レバー
１９を抑止する役目をする。抑止用レバーは、戻
り止めローラ１８の軸２２と通常は互いに係合し
ている鼻部分２３を有し、その結果、戻り止めロ
ーラは、靴底保持器１５に対する移動に抗して、
通常は抑止される。ピボツト１４の後方におい
て、抑止用レバーは、作動用アームを有し、この
アームは、その自由端においてストツパ２４を支
持し、このストツパは、図面に見られるように時
計方向における抑止用レバーの回動を制限する。
その目的のために、ストツパ２４は、スライド２
の側壁の一部分によつて形成された逆ストツパ２
５と係合している。開放用レバー２６は、ピボツ
トピン１４に支持され、かつ横部材２７を有し、
この横部材は、抑止用レバー２１の作動用アーム
を越えて延びている。靴底保持器１５に組合わさ
れた上記の図示されていない開放用ばねは、開放
用レバーを押圧し、その結果、通常は、図面に示
された位置をとつている。その位置において、開
放用レバーは、抑止用レバー２１に作用しない。

かかと保持器は、以下のとおり作動する。

スキー靴を公知の態様においてビンデイング中
に踏み込むと、かかと保持器は、第３図の位置か
ら第１図の位置へ移動する。この２つの図面を比
較すると、一方の位置において、スライド２は、
接触押圧ばね３の力に抗して、図面の右方へ変位
され、他方の位置において、抑止レバー１０は、
後方から、戻り止めローラ１８に係合する。

もしも靴底保持器１５の抑付け部材１６が、抑
止用ばね１１の反力を越える上向き力の作用を受
けると、締付用レバー１０は、通常の態様におい
て後方に回動され、その結果、安全解放は、かか
と保持器によつて行われ、このかかと保持器は、
第１図に示された位置をとる。

かかと保持器は、任意に開放することができ、
開放用レバー２６が押下げられ、その結果、回動
は、抑止用レバーに与えられ、鼻部分２３は、戻
り止めローラの軸２２を解放する。抑止用ばね１
１によつて発揮された押圧力のもとに、締付用レ
バー１０は、図示されていないストツパに係合す
るまで、少し付加の回動を行う。この回動の結と
して、戻り止めローラ１８の軸２２は、鼻部分の
周りに回動し、かつ図示されていない開放用ばね
の影響のもとで、靴底保持器１５によつて、引き
ずられ、靴底保持器が第３図に示された位置をと
るまで、締付用レバー１０の周りに回動する。上
記位置に達する以前に、抑止用レバー２１のスト
ツパ２４は、逆ストツパ２５に係合され、その結
果、抑止用レバーは、その端位置にあり、軸２２
は、靴底保持器の移動の最後の部分中に鼻部分２
３の後方に自動的に、ぴたりと入る。かかと保持
器を開放したいときには、スキーヤーの体重から
靴底保持器１５のペダルつめ１７を外す必要があ
ることは明らかである。

スキー靴が図示されていない爪先鉄によつて解
放されたとき、抑止用ばね１１は先ず、靴底保持
器１５を第２図に示された位置に押し下げる。図
示の位置に達する以前に、解放用部材は、抑止用
レバー２１に係合されかつ図示された解放位置ま
で、軸２２に対し抑止用レバーを回動する。図示
された実施例において、解放用部材は、押圧適用
部材２８によつて構成され、この部材は、ピン２
９によつて抑止用レバー１０に軸着されかつ解放
用ばね１１の力を抑止用レバー１０に伝える。開
放作用は、任意の開放の如く、続けられる。締付
用レバー１０は先ず、上記のストツパが逆ストツ
パに係合するまで、回動を続ける。次に軸２２
は、鼻部分２３の周りに移動され、開放は、靴底
保持器１５に作用している開放用ばねの影響のも
とで、完了する。第３図に示された位置には、最
終的に達する。

図示しかつ説明したかかと保持器が、これを任
意に開放するためのハンドルを有するとき、安全
スキービンデイングにおける通常の爪先鉄と組合
わせることができる。また、本発明によるかかと
保持器は、任意に開放でき爪先鉄とともに有利に
用いることができ、スキー靴が外されたとき、最
初の位置に戻る。この場合、本発明によるかかと
保持器を備えた安全スキービンデイングは、常
に、スキー靴を受け入れる用意にされている。か
かと保持器を任意に開放するためのハンドルが、
このような組合わせビンデイングには必要でない
ことは、了解できるであろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は、スキー靴が挿入されたときの作動位
置におけるかかと保持器の中央縦断面図であり、
第２図は、第１図と同様の図であり、図示されて
いない爪先鉄によつてスキー靴の解放に応じて自
動的に開放されたときのかかと保持器を示す。第
３図は、第１図と同様の図であり、開放位置にあ
るかかと保持器を示す。１…底板、２…スライド（ハウジング）、３…
接触押圧ばね、１０…締付用レバー、１１…抑止
用ばね、１５…靴底保持器。

Claims

【特許請求の範囲】１スキーの上側に固定されるようになつた底板
と、前記底板に取付けられたハウジングと、水平な横方向の軸線上において前記ハウジング
に枢着され、開放用ばねによつて付勢され、閉止
用ペダルを支持している靴底保持器と、前記横方向の軸線に平行な軸線上でおいて前記
ハウジングに枢着された締付用レバーと、かかと保持器が作動位置にあるとき、すなわち
スキー靴が挿入されているとき、前記靴底保持器
によつて支持された部分と相互に係合し、これに
よつて、スキー靴が外れたとき、前記ハウジング
の移動によつてばねの力の下に抑止が解かれる前
記締付用レバーを付勢する抑止用ばねと、かかと保持器を任意に開放するためのハンドル
とを有する安全スキービンデイング用かかと保持
器において、前記靴底保持器１５は、前記締付用レバー１０
とともに共通のハウジング２に取付られており、
前記締付用レバーと相互に係合でき、抑止用レバ
ー２１によつて作動位置に抑止される部分１８が
設けられ、前記抑止用レバーは、スキー靴が外れたとき、
解放用部材２８によつて移動され、前記締付用レ
バー１０の回動及び前記ハンジング２の運動の間
に前記部分１８を解放する、ことを特徴とする安
全スキービンデイング用かかと保持器。２特許請求の範囲第１項記載のかかと保持器に
おいて、前記解放用部材２８は、前記締付用レバ
ー１０によつて支持され、或いは該締付用レバー
と一体であることを特徴とするかかと保持器。３特許請求の範囲第１項または第２項に記載の
かかと保持器において、前記靴底保持器１５によ
つて支持され、前記締付用レバー１０と相互に係
合できる前記部分が、レバー１９よりなることを
特徴とするかかと保持器。