JPH01176565A - インクジェット記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、インクジェット記録装置に関するものである
。

［従来の技術１ インクジェット記録装置として、記録ヘッドを記録媒体
に沿って一回以上走査させ、記録画像が得られるように
したもの、すなわち所謂シリアルプリンタの形態のもの
がある。その記録ヘッドに供給する記録液体くインク）
を貯留する手段については、記録装置の本体側に固定さ
せた方式のものがある。

そして、かかる構成のインクジェット記録装置において
は、記録ヘッドの走査に伴ってインク貯留手段と記録ヘ
ッドとをインク連通させるインク供給管を追従させるこ
とを要するので、一般に供給管は可撓性部材を用いて構
成されている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、このために記録ヘッドの往復動作に伴っ
て供給管におどりや振動が生じ、装置の各部に衝突して
記録品位を乱したり、各部や供給管が破損したり、ある
いは供給管と記録ヘット等との接続部か外れたりするこ
と等が生ずる場合があった。

本発明は、記録ヘッドの走行に伴うインク供給管の追従
以外の挙動を抑制し、以って上記問題点を解決したイン
クジェット記録装置を提供することにある。

［問題点を解決するための手段］ そのために、本発明では走査移動される記録ヘッドと記
録ヘッドにインクを供給するための可撓性のインク供給
部材とを備えたインクジェット記録装置において、イン
ク供給部材の移動に伴う挙動を規制する保持部材を有す
ることを特徴とする。

［作　用］ 本発明によれは、インク供給管を適切に保持する部材を
設けたことにより、記録ヘッドの走査時にインク供給管
に生じつるおどりや振動が有効に規制される。

［実施例］ 以下、図面に示す実施例に基づき本発明の詳細な説明す
る。

第１図は本発明インクジェット記録装置の主要部の一構
成例を示す。

ここで、７は記録媒体（不図示）との対向端面に吐出ロ
アＡを整列させてなる記録ヘッドである。記録ヘッド７
はチューブ９の一端に接続した。チューブ９の他端はキ
ャリッジ８の後端側に設けられたサブインクタンク１０
内に接続され、そこに貯留されているインク内に浸漬し
た。

サブインクタンク１０には、その内部にインクを供給す
るためのインク供給チューブ１１−１の一端、およびそ
の内部から余分のインクや空気を吸引するための吸引チ
ューブ１１−２の一端が接続されており、それらチュー
ブ１１−１および１１−２はキャリッジ８の移動に追従
できるように可撓性の部材で形成した。そして、これら
チューブ１１−１および１１−２は、保護のために設け
た可撓性の保護部材１１によって覆った。そして、吸引
チューブ１１−２の他端はポンプ等の吸引手段へ接続さ
れ、供給チューブ１１−１の他端はバルブやインク残量
検出装置等を介して、装置内に固定したインク供給源た
るメインインクタンクに接続した。

また、１２は記録媒体に対する記録方向（主走査方向）
Ｈ５に沿って延在し、キャリッジ８を摺動自在に保持し
てその走査時の移動を案内するガイド部材、１４は記録
ヘッド７と不図示の制御手段とを結合して駆動信号を記
録ヘッド７に伝達するフレキシブルケーブルである。

さらに、１６は一端１６Ａを保護部材１１に取付けた保
持具１８に結合させ、他端１５Ｂを装置に固定したガイ
ド板２０に結合させたコイルスプリング状のはね部材で
あり、キャリッジ８の走行を阻害せず、かつチューブ１
１−１および１１−２の挙動を抑制するに足るばね定数
を有するものを用いた。そして、はね部材１６は、ガイ
ド板２０の裏面側において開口２０Ａを介してその端部
１６Ｂを固定してあり、これによってばね部材１６の挙
動が規制された。

かかる構成によると、記録時等においてキャリッジ８に
搭載された記録ヘッド７の走査に伴って、チューブ１１
−１．１１−２および保護部材１１はそれらの有する可
撓性によって一体に、ばね部材１６を伸縮させつつ追従
するが、それらははね部材１６により保持されているの
で、図中矢印で示すような方向等への振動ないしはおど
りが生じなかった。従って、衝突による記録品位の低下
や各部の破損、あるいはチューブ接続部の脱落等は有効
に防止された。

第２図は本発明の主要部の他の実施例を示し、ここで第
１図と同様に構成できる各部には対応箇所に同一符号を
付しである。図において、２６はガイド板２０に沿って
設けられ、ガイド板２ｏ上で保護部材１１を覆うように
形成した保持部材であり、−端付近を固定部材２８によ
ってガイド板２ｏ上に固定した。そして、この保持部材
２ｏには、保護部材１１を保持するための折曲げ部２６
Ａと、キャリッジ８の移動に伴う保護部材１１の追従に
よってガイド板２０から捲れ上がるような適度のばね性
を付与するための切欠き部２６Ｂとを設けた。この保持
部材２゜は、繰返し応力に長く耐えうる材料で形成され
るのが望ましく、例えばＳＯ５や、ワイヤ等芯入りのゴ
ム部材で形成することができた。

かかる構成において、キャリッジ８の走行に伴う保護部
材１１の追従によって、保持部材２６はガイド板２０に
沿った状態ないしは捲れ上がった状態となるか、いずれ
の状態においても保護部材１１すなわちチューブｌｌ−
１および１１−２を保持するので、それらの挙動は規制
され、第１図示の実施例より簡単な構成で同様の効果と
得ることができた。

なお、本実施例において、保持部材２６は袋状に形成さ
れていてもよく、また保持部材１１の保持についても折
曲げ部２６Ａによる他、ビスあるいは接着剤で行なって
も同様な効果を得ることができた。

第３図は本発明の主要部のさらに他の実施例を示し、第
１図と同様に構成できる各部については対応箇所に同一
符号を付しである。本例において、３８は保護部材１１
に沿って設けた可撓性を有する接合部材、３６はこれと
対応するカイト部材２０上の部位にガイド部材２０に沿
って設けた接合部材であり、その両者をマグネット部材
、またはその一方をマグネット部材とし、他方を強磁性
体とし、部材３６と３８とが磁力により結合可能とした
。

マグネット部材としては、キャリッジ８の走行に伴う保
護部材１１の追従により生じる捲れに対しては、比較的
抵抗の少ない剥離を可能とすべく、ラバーマグネットを
用いることができた。このようなラバーマグネットは、
部材３８側をマグネット部材とする場合にも有効であっ
た。

本例によれば、キャリッジ８の走行に伴う保護部材１１
の追従によって、部材３８は部材３６に対して完全に接
着された状態ないしは部分的に接着されて捲れ上がった
状態をとるが、いずれの状態においてもマグネットの磁
力によって保護部材１１およびチューブ１１−１　、１
１−２の挙動は規制され、前述した第１図示の実施例と
同様の効果が得られるたけでなく、インク供給部材の取
りはすしを行なう場合にも簡単に行なうことができ、メ
ンテナンスという面からも好ましい効果が得られた。

なお、本発明は上述した第１図〜第３図示の実施例に限
られることなく、記録ヘッドの走査を阻害せず、かつイ
ンク供給用チューブの挙動を有効に抑制できるものであ
れば、いかなる構成をとることができるのは勿論である
。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、固定のインク供
給源を有するシリアルタイプのインクジェット記録装置
において、記録ヘッドの走行時に発生する可撓性インク
供給管のおどりや振動等の挙動を抑制でき、これにより
、インク供給管と各部との衝突に起因する記録品位の低
下や破損等を有効に防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明インクジェット記録装置の主要部の一実
施例を示す斜視図、 第２図は本発明の他の実施例を示す斜視図、第３図は本
発明のさらに他の実施例を示す斜視図である。 ７・・・記録ヘッド、 ８・・・キャリッジ、 ９・・・チューブ、 １０・・・サブインクタンク、 １１・・・保護部材、 １１−１・・・インク供給チューブ、 １１−２・・・吸引チューブ、 １６・・・ばね部材、 ２０・・・ガイド板、 ２６・・・保持部材、 ３６、３８・・・接合部材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 走査移動される記録ヘッドと該記録ヘッドにインクを供
   給するための可撓性のインク供給部材とを備えたインク
   ジェット記録装置において、前記インク供給部材の移動
   に伴う挙動を規制する保持部材を有することを特徴とす
   るインクジェット記録装置。