JPH01176521A - 長尺物の連続プレス成形法 - Google Patents

長尺物の連続プレス成形法

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JPH01176521A
JPH01176521A JP33632887A JP33632887A JPH01176521A JP H01176521 A JPH01176521 A JP H01176521A JP 33632887 A JP33632887 A JP 33632887A JP 33632887 A JP33632887 A JP 33632887A JP H01176521 A JPH01176521 A JP H01176521A
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rib
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Katsumi Yamaguchi
克己 山口
Juzo Nishitani
西谷 重三
Hideki Kitada
北田 英毅
Takuya Kaneharu
金治 卓哉
Shunichi Murakami
俊一 村上
Yoshitaka Mihara
三原 義隆
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、軟化溶融粘度の低い短尺合成樹脂シートを用
いて長尺の合成樹脂成形品を得る連続プレス成形法の改
良に関する。
〔従来の技術〕
近時、プレス成形の原料シートとして、ガラス長繊維入
りポリブロピレン樹脂シートの如き軟化溶融粘度の低い
合成樹脂シートが使用されるようになってきた。かかる
合成樹脂シートはガラス長繊維を有するため、機械的強
度や剛性の高いプレス成形品を得られる利点があり、特
に強度が要求される成形品の原料シートとして好適なも
のである。
しかしながら、第10  図に示すように、長尺の上記
原料シートaを加熱装置100に通して溶耐温度に加熱
し、該シートaを所定の送りピッチで上下のプレス金型
101,102の間に次々と送り込んでプレス成形を繰
り返す場合は、次のような問題があった。
一つの問題は、得られる長尺成形品が後端に近い部分は
ど厚みを増し、全長にわたって均一な厚みの成形品を得
難いことである。即ち、前記の方法では、プレス時に長
尺の原料シートaが切断されないよう、前後両端にシー
ト送込口と成形体引出口を有するプレス金型を用いる必
要があるので、第11図(イ)に示すように溶融状態の
原料シートaをプレス金型101,102でプレスする
と、その圧力によって熔融樹脂の一部がプレス金型10
1.102後端のシート送込口103から押し出され、
原料シー)aの後続部分に隆起部すを生しる。このとき
溶融樹脂の一部はプレス金型101.102前端の成形
体引出口104からも押し出されようとするが、該引出
口104は先にプレス成形されて固化した成形体Aによ
り閉塞されているので、該引出口104からは押し出さ
れず、もっばらシート送込口103から押し出される。
このように隆起部すを生じた原料シー)aの後続部分を
第11図(ロ)に示すようにプレス金型101.102
に送り込んで再びプレス成形すると、隆起部すが存在す
る分だけプレス金型101.102間が広がり、プレス
成形体の厚みが若干増加すると共に、余剰の溶融樹脂が
上記と同様にプレス金型101.102のシート送込口
103から押し出されて再び隆起部を生じるようになる
。そのため、プレス成形を繰り返す毎にプレス成形体A
の厚みが徐々に増加し、全長にわたって厚みの均一な長
尺成形品が得られなくなるのである。
もう一つの問題は、長尺の原料シー1−aを最初セット
するときにセンターズレをおこしCいると、原料シート
aを所定の送りピンチで次々とプレス金型101,10
2に送り込んでプレス成形を繰り返すにつれて、原料シ
ートaの位置ズレが次第に大きくなり、ついには修正が
効かなくなって途中で切断しなければならない場合が生
じることである。
そこで、本出願人は、上記問題を解決する方法として、
加熱された軟化溶融粘度の低い短尺合成樹脂シートをプ
レス金型でプレス成形し、この成形体を前方へ移動させ
てから、次の加熱された短尺合成樹脂シートをプレス金
型内へ送り込み、プレス金型の後端喰切部で溶融樹脂の
流出を止めながら該短尺合成樹脂シートをプレス成形す
ると同時に、該短尺合成樹脂シートの前端部を先の成形
体の後端部に融着して連結一体とする長尺物の連続プレ
ス成形法を既に提案した(特願昭62−162745号
)。
この方法によれば、プレス金型の後端喰切部によって溶
融樹脂の流出を阻止しながらプレス成形を行えるので、
所定寸法に切断された樹脂量のバラツキが殆どない短尺
合成樹脂シートを使用する限り、全長にわたって均一な
厚みの長尺成形品を得ることが可能となり、また、短尺
合成樹脂シートを一枚づつプレス金型内に供給する都度
センター合わせを行えるので、長尺の原料シート使用の
場合のように位置ズレの修正が不能となることもない。
〔発明が解決しようとするIJI題点〕しかしながら、
上記の連続プレス成形法によって、先の成形体の後端面
に次の短尺合成樹脂シートの前端面を融着して端面接合
の状態で連結する場合は、融着面積が小さいので、プレ
ス時の温度や圧力等の条件を融着に適するように設定し
ないと、連結強度が弱くなる恐れがあった。
そこで、連結強度を向上させる好ましい方法として、第
12図に示すようなプレス金型を使用する実施例を前記
の先願明細書に併せて開示した。
即ち、このプレス金型は、上金型本体110と押さえ金
型111に二分割された上金型と、下金型112とから
成るもので、上金型本体110の後端縁と前端縁にはそ
れぞれ小リブ成形溝113と大リブ成形溝114を設け
てあり、しかして、これら成形溝113,114により
小リブ115と大リブ116を後端と前端に成形した先
の成形体117を前方へ移動させ、図示のように小リブ
115が大リブ成形溝114の真下となる位置で先の成
形体117を押さえ金型111により押圧固定してから
、次の加熱された短尺合成樹脂シート118のプレス成
形を行うものである。このようにすると、次の短尺合成
樹脂シート118の溶融樹脂がプレス圧によって小リブ
成形溝113へ流れ込み、短尺合成樹脂シート118の
後端に小リブ115が成形されると同時に、溶融樹脂が
大リブ成形1114に流れ込み、短尺合成樹脂シート1
18の前端に先の成形体117の小リブ115を抱持す
る大リブ116が成形されて融着するので、小リブ11
5と大リブ116の係合により連結強度が大幅に向上す
る。
しかし、先の成形体117を、その後端の小リブ115
が大リブ成形溝114の真下に位置するように位置決め
することは容易でなく、例えば仮想線で示すように小リ
ブ115が大リブ成形溝114の部寄りに偏位すると、
次の短尺合成樹脂シート118をプレス成形するとき、
溶融樹脂が小リブ115を完全に抱持するように流れ込
まなくなる。そうなると、小リブ115と大リブ116
の係合は不完全となり、大きい連結強度を得ることはで
きない。
また、先の成形体117の小リブ115が大リブ成形溝
114の真下に位置するように正確に位置決めしても、
次の短尺合成樹脂シート118をプレス成形するときの
溶融樹脂の圧力で、先の成形体117が前方に押圧され
て移動し、仮想線で示すように小リブ115が偏位する
心配もあった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記問題を解決するため、先に提案した長尺
物の連続プレス成形法において、プレス金型の下金型の
後端縁沿い、中央部、前端縁寄りに、それぞれ小リブ成
形溝、大リブ成形溝、該大リブ成形溝と同一の位置決め
溝を等間隔で凹設しておき、プレスにより大リブ成形溝
と小リブ成形溝によって前端と後端に大リブと小リブを
成形した先の成形体を前方へ移動させ、その前端の大リ
ブを位置決め溝に嵌合して、後端の小リブが大リブ成形
溝に遊嵌するよう先の成形体を位置決めしてから、次の
加熱された短尺合成樹脂シートのプレス成形を行うこと
を特徴としている。
〔作 用〕
本発明のように、下金型前端縁寄りの位置決め溝に先の
成形体前端の大リブを嵌合することにより、該成形体後
端の小リブが下金型中央部の大リブ成形溝に遊嵌するよ
う該成形体を位置決めすると、位置決め操作を極めて簡
単且つ正確に行うことができ、次の短尺合成樹脂シート
をプレス成形するときに、溶融樹脂の大きな圧力が先の
成形体に作用しても、先の成形体がその樹脂圧で前方に
移動することはない。従って、次の短尺合成樹脂シート
をプレス成形すると、溶融樹脂が下金型後端縁沿いの小
リブ成形溝に流れ込んで短尺合成樹脂シートの後端に小
リブが成形されると同時に、溶融樹脂が下金型前端縁寄
りの大リブ成形溝に流れ込んで、短尺合成樹脂シートの
前端に先の成形体後端の小リブを抱持する大リブが成形
され、小リブと大リブが完全に係合した状態で融着され
ることになり、且つ融着面積も単なる端面融着に比べて
溝かに増大することになる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本発明連続プレス成形法の実
施例を詳述する。
第1図は本発明連続プレス成形法の一実施例を示すフロ
ーチャート、第2図(イ)〜(へ)はプレス成形の動作
を順を追って説明する概略断面図である。
本発明に用いる短尺合成樹脂シー1−xは、軟化溶融粘
度が10万ポアズ以下となるポリブロピレン、ポリカー
ボネート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエチレン
テレフタレート、ナイロン、アクリル、ポリブチレンテ
レフタレート、或いはこられのアロイ等よりなる熱可塑
性樹脂層と、補強繊維、特に平均繊維長が少なくとも1
0mm以上のガラス長繊維のマントとを交互に三層以上
積層した構造のガラス繊維入りシートSを切断機1で所
定寸法に切断したもの、或いは7〜50mmのガラス繊
維と熱可塑性樹脂とをブレンドし所定寸法になしたもの
であり、なかでも連続した渦巻き状のガラス長繊維を積
み重ねたマット(例えば旭ファイバーグラス■製の「グ
ラスロン・コンティニュアスストランドマントヨなと)
を上記樹脂層と交互に積層した短尺合成樹脂シートが好
適に使用される。軟化溶融粘度が10万ポアズ以上の短
尺合成樹脂シートはプレス金型内での溶融樹脂の流れが
悪いので、プレス成形と同時に先の成形体に融着させて
連結することが困難であり、不適当である。
切断機1で所定寸法に切断された短尺合成樹脂シートX
は、シート供給機2によって切断機1から搬送ヘルド3
へ供給され、搬送ヘルド3に載って加熱炉4を通過し、
その間に樹脂の溶融温度に加熱される。加熱温度が溶融
温度未満では、短尺合成樹脂シートxをプレス成形する
ときに、樹脂がプレス金型内を充分に流れないので、先
の成形体との融着不良等を生じる。短尺合成樹脂シート
Xの樹脂がポリブロピレジである場合は、250℃以下
、好ましくは210〜230℃で加熱する必要がある。
250°C以上に加熱すると、樹脂が劣化して充分な強
度が得られないからである。尚、樹脂は溶融してもガラ
ス繊維により保形されているので問題はない。
加熱された短尺合成樹脂シー)xはシート供給機5によ
って搬送ベルト3からプレス成形機6へ順次供給され、
そのプレス金型7によって連続プレス成形される。この
プレス金型7は第2図に示すように、後側の上金型本体
8と前側の押さえ金型9とに二分割された上金型10と
、下金型11とより成るもので、上金型本体8は上部取
付板12に直接固定され、押さえ金型9はコイルスプリ
ング13を介して上部取付板12に取付けられている。
そして、上金型本体8と下金型11のそれぞれの後端に
は、喰切部14と喰切受部15が設けられている。また
、下金型11の後端縁沿い、中央部、前端縁寄りには、
それぞれ小リブ成形溝16、大リブ成形溝17、咳大リ
ブ成形溝と同一の位置決め溝18が等間隔で凹設されて
おり、上金型本体8の後端縁沿いには上記の小リブ成形
溝16と対応する小リブ成形溝19が、押さえ金型9の
前端寄りには上記位置決め溝18と対応する位置決め溝
20が設けられている。更に、上金型本体8の前端縁と
押さえ金型9の後端縁には、四半円状の切欠溝212.
21bが設けられ、プレス時に上金型本体8と押さえ金
型9の下面が第2図(ホ)に示すように面一となったと
き、双方の切欠溝21a、21bによって上記の大リブ
成形溝17と対応する大リブ成形溝21が形成されるよ
うになっている。尚、プレス金型については、後で更に
詳しく説明する。
短尺合成樹脂シー)xの連続プレス成形は、上記のプレ
ス金型によって次のようにして行われる。
先ず、第2図(イ)に示すように、上金型本体8と押さ
え金型9が共に開いた状態で、加熱された最初の短尺合
成樹脂シー)xが上金型本体8と下金型11の間に挿入
される。次いで、上部取付板12が油圧シリンダ(図示
せず)等によって下降し、第2図(ロ)に示すように、
押さえ金型9が閉じる。上部取付板12と上金型本体8
はその後も下降を続け、第2図(ロ)に示すように上金
型本体8後端の喰切部14の下端が受段部14に当接し
て溶融樹脂の後方への流れを堰き止めたのち、第2図(
ハ)に示すように上金型本体8が短尺合成樹脂シー)x
を圧し、該シー1−xが所定形状にプレス成形される。
このとき、プレス圧で溶融樹脂が小リブ成形溝16.1
9へ流れ込むため、短尺合成樹脂シートxの後端には上
下に突出する小リブ22.23が成形される。と同時に
溶融樹脂がプレス圧で大リブ成形溝17と切欠溝21a
21bにも流れ込むため、短尺合成樹脂シートxの前端
には、下方に突出する大リブ24と上方に突出する半欠
は状の大リブ25′が成形される。
このように、短尺合成樹脂シートxの前端を押さえ金型
9で閉鎖し、後端を凹凸喰切部14で閉鎖してプレス成
形を行うと、プレス圧によって溶融樹脂が外部に流出す
ることはないので、所定厚みの成形体Xとなる。
最初の短尺合成樹脂シートの成形が終わると、上部取付
板12が第2図(ニ)に示す位置まで上昇し、上金型本
体8と押さえ金型9は共に開いた状態となる。この状態
で最初の成形体Xを前方へ移動させ、該成形体X前端の
大リブ24を下金型11の位置決め溝18に嵌合して該
成形体χの位置決めを行う。このように先の成形体Xの
位置決めを行うと、位置決め作業が極めて簡単となり、
しかも、成形体Xの後端の小リブ22.23が、下金型
110大リブ成形′a17と、プレス時に切欠溝21a
、21bにより形成される大リブ成形溝21の丁度中心
線上に位置して遊嵌され、小リブ22.23が大リブ成
形溝17.21から等しい距離になる状態で正確に位置
決めされる。
位置決めが終わると、次の加熱された短尺合成樹脂シー
トX2が上金型本体8と下金型9の間に挿入される。そ
の場合、短尺合成樹脂シー)X2を挿入する前に、先の
成形体Xを一旦加熱炉4に戻して後端部のみを再加熱し
てもよい。このように再加熱してお(と、次の短尺合成
樹脂シートx2との融着が一層確実に行われ、連結強度
が向上する利点がある。また、再加熱する代わりに、後
端喰切部14内にヒータ等を内蔵し、合成樹脂シー)x
の後端部が大幅な温度低下を生じないよう保温してもよ
い。
短尺合成樹脂シー)Xzの挿入が終わると、上部取付板
12が再び下降し、押さえ金型9が先の成形体Xに当接
する。そして、更に上部取付板12が下降すると、第2
図(ホ)に示すように、圧縮されたコイルスプリング1
3のばね力で先の成形体Xが強く押圧固定されると共に
、上金型本体8によって短尺合成樹脂シートX2がプレ
ス成形される。このようにプレスすると、溶融樹脂がプ
レス圧によって小リブ成形溝16.19へ流れ込み、上
下に突出する小リブ22.23が短尺合成樹脂シー)X
zの後端に成形される。と同時に溶融樹脂が大リブ成形
溝17と、切欠溝21a、21bで形成される大リブ成
形溝21に流れ込み、先の成形体X後端の小リブ22.
23を抱持した状態の大リブ24.25が短尺合成樹脂
シー)x2の前端に成形され、互いに係合して一体に融
着される。このとき、樹脂の圧力が先の成形体Xを前方
へ押し出す方向に作用するが、前記のように成形体Xの
大リブ24が位置決め溝18に嵌合し、上から押さえ金
型9で抜は出さないよう押圧されているため、成形体X
は全(移動せず、該成形体X後端の小リブ22.23は
位置決めされた通り大リブ成形溝17.21の中心線上
に位置し、前方に偏位することはない。従って、溶融樹
脂は小リブ22.23と大リブ成形溝17.21の隙間
を充填し、完全に小リブ22.23を上下から抱持した
状態で融着されるので、連結強度が大幅に向上する。
プレス成形が終わると、上部取付板12が上昇して上金
型本体8と押さえ金型9が開き、第2図(へ)に示すよ
うに、固化した成形体X2が前方へ引出されて位置決め
され、次の加熱された短尺合成樹脂シー)X3が挿入さ
れる。以後、この動作を繰り返して短尺合成樹脂シート
が次々とプレス成形されながら先の成形体と連結され、
長尺成形品Aが連続して製造される。この成形品Aは、
第1図に示すように引き取りロール26で間歇的に引き
取られ、最終的に切断機27で所定長さに切断されて製
品となる。
1に のようにして得られる長尺成形品は、小リブ22.23
とこれを上下から抱持する大リブ24゜25とが完全に
係合状態で融着した連結構造を存し、融着面積も単なる
端面融着の場合に比べて増大するため、連結強度、特に
長平方向の引張り強度が極めて大である。また、プレス
時に後端喰切部14が溶融樹脂の外部への流出を阻止す
るので、所定寸法に切断した樹脂量のバラツキが殆どな
い短尺合成樹脂シートを使用する限り、互いに連結され
る成形体X、X、・・・の肉厚は諮問−となり、全長に
わたって一定の肉厚を有する成形品となる。
しかも、短尺合成樹脂シー)x、x2.・・・を−枚づ
つプレス金型内に供給する都度センター合わせを行える
ので、長尺の原料シート使用の場合のように位置ズレの
修正が不能となることもない。
以上の実施例では、小リブ成形溝16、大リブ成形溝1
7、位置決め溝20をプレス金型の下金型11に設ける
だけでなく、上金型本体8や押さえ金型9にも設けてい
るが、上金型本体8や押さえ金型9にこれらの溝を設け
ることは必須ではない。第3図は、下金型11のみに小
リブ成形a16、大リブ成形溝17、位置決め溝18を
等間隔で設けた実施例を示すもので、この場合でも先の
成形体X前端の大リブ24を位置決め溝18に嵌合する
のみで極く簡単且つ正確に成形体Xの位置決めを行うこ
とができ、小リブ22とこれを抱持する大リブ24が完
全に係合した状態で融着するので、連結強度の大きい長
尺成形品が得られることになる。ただし、このように片
面側のみで小リブ22と大リブ24が係合状態で融着し
たものは、反対面側の接合融着部Pが撓み方向の力を受
けるとクラックを発生する恐れがあるので、前述の実施
例のように両面側に突出する小リブ22.23を上下か
ら大リブ24.25が抱持する連結構造とする方が好ま
しい。
また、場合によっては、第4図に示すように、前後の成
形体X、X、の連結部に上下に突出する小リブ22.2
3とこれを抱持する大リブ24゜25との組合わせを二
組又はそれ以上設けるようにしてもよい。更に、より連
結強度を向上させるために、第5図に示すように両端に
頭部を有するビス状の金属製連結材28を連結箇所に部
分的に埋設してもよい。かかる連結材28は、プレス金
型に供給した短尺合成樹脂シートを上金型本体でプレス
する前にシート前端に載置しておくだけで、プレス時に
連結部分へ埋込むことができる。さらに、大6図に示す
ように、小リブ22に先広がりの凸部41と奥床がりの
凹部42を交互に成形し、これを大リブ24で抱持する
ことにより連結強度を向上させ、さらにクラックの広が
りを防止してもよい。尚、小リブ23も成形して同様に
凸部と凹部を設は大リブ25に抱持するようにすればさ
らに連結強度が向上し、クランクの発生も完全に防止で
きる。
次に、本発明に用いるプレス金型の具体例を第7〜9図
を参照しながら説明する。
このプレス金型は、本発明方法によってU字溝を連続プ
レス成形する場合に使用するもので、下金型11の幅方
向中央が略台形に隆起し、その後端縁沿い、中央部、前
端縁帯りに、それぞれ小すブ成形溝16、大リブ成形溝
17、咳大リブ成形溝17と同一の位置決め118が等
間隔で凹設されている。この下金型11は下部固定板2
9に取付固定され、内部には脱型用の大小のイジェクト
ピン30.31  (又はイジェクト片)が複数設けら
れている。このイジェクトピン30.31は昇降板32
に植立され、該昇降板32が昇降すると下金型11の表
面に出没するよう構成されている。
上金型はプレスを行う上金型本体8と押さえ金型9に分
割されており、両金型8.9はいずれも、下金型11に
対応して台形状に凹入した形状とされている。上金型本
体8は上部取付板12に取付固定されているが、押さえ
金型9は、その上面の吊り板33に、上部取付板12か
ら垂下するポルト34を挿通してナツトで止めることに
より、上下可動に吊持されている。そして、上部取付板
12と吊り板33の間に、多数の圧縮コイルスプリング
13が介在され、各スプリング13は、上部取付板12
下面のスペーサ35に穿孔した嵌込み孔と吊り板33に
穿孔した嵌込み孔に嵌込まれている。
上金型本体8と押さえ金型9が共に開いた状態では、押
さえ金型9の下面の方が上金型本体8の下面よりも下方
にあり、両金型8.9の高低差りは、スペーサ35と押
さえ金型9上面の吊り板33との間隙Sに等しくなって
いる。従って、上部取付板12が下降し、上金型本体8
によってプレスを行うときは、先に押さえ金型9が成形
体に当接して該成形体を押圧しながらスプリング13の
弾発力に抗して相対的に上昇し、上金型本体8と面一と
なって間隙Sが零となる。
上金型本体8及び押さえ金型9の四隅には、垂直に昇降
させるためのガイドピン36が設けられ、これに対応し
て、下金型の両側縁にはピン挿入孔が37が成形されて
いる。従って、上金型本体8及び押さえ金型9は水平方
向にブレを生じることなく昇降するようになっている。
上金型本体8の後端縁沿いには、下金型11の小リブ成
形溝16に対応する小リブ成形溝19が設けられ、押さ
え金型9の前端縁帯りには、下金型11の位置決め/#
18に対応する位置決め溝20が設けられている。また
、上金型本体8の前端縁及び押さえ金型9の後端縁には
それぞれ四半円状の切欠溝21a。
21bが設けられ、プレス時に、上金型本体8と押さえ
金型9の下面が面一になると、双方の切欠溝21a、2
1bによって、下金型11の大リブ成形溝17と対応す
る大リブ成形溝21が形成されるようになっている。
更に、上金型本体8の後端には喰切部14が設けられ、
これを受ける喰切受部15が下金型11の後端に設けら
れている。従って、プレス成形の際には、まず喰切部1
4の下端が喰切受部15に当接し、溶融樹脂の流出を阻
止してから、プレスされるので、既述したように均一な
厚みの成形品が得られる。また、この喰切部14にはヒ
ータ38が内蔵され、プレス成形される短尺合成樹脂シ
ート後端の小リブ22.−23があまり冷えないよう保
温し、融着強度の向上を図るようにしている。
なお、コイルスプリング13の倒れ防止のために、スプ
リング13内に心棒を挿入してもよい。
このプレス金型は、押さえ金型9をコイルスプリング1
3で押圧する構造とし、単一の駆動源で上部取付板12
を昇降させるのみで、上金型本体8と押さえ金型9を連
動させて昇降動作できるようにしたため、プレスのスピ
ードが極めて早いという特徴を有するが、場合によって
は押さえ金型9を独自の駆動源で上金型本体8と別個に
昇降動作させるようにしてもよい。
〔効 果〕
以上の説明から明らかなように、本発明の連続プレス成
形法によれば、先の成形体の位置決め操作が極めて簡単
で、常に成形体後端の小リブを大リブ成形溝の中心線上
に正確に位置させることができ、プレス時に樹脂の圧力
が成形体に作用しても前方に移動して位置ズレを生じる
ことがなく、小リブを大リブが完全に抱持した状態で融
着一体とすることができるので、小リブと大リブが確実
に係合状態となり、融着面積も端面融着に比べて増加す
ることと相まって、連結強度を大幅に向上させることが
できるといった効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明連続プレス成形法の一実施例のフロー
チャート、第2図(イ)〜(へ)はプレス成形の動作を
順を追って説明する概略断面図、第3図は異なるプレス
金型を使用した本発明の他の実施例の説明図、第4図、
第5図及び第6図はそれぞれ本発明の方法によって得ら
れる長尺成形品の異なる連結構造を示す部分断面図、第
7図は本発明に用いるプレス金型の具体例を示す斜視図
、第8図は上金型を断面で表した同プレス金型の側面図
、第9図は同プレス金型の後端喰切部と喰切受部を省略
した背面図、第10図は従来の連続プレス成形法の説明
図、第11図(イ)、(ロ)は従来法の問題点を説明す
る断面図、第12図は本出願人が先に開示した連続プレ
ス成形法の説明図である。 (符号の説明) 7・・・プレス金型、11・・・下金型、14・・・後
端喰切部、16・・・小リブ成形溝、17・・・大リブ
成形溝、18・・・位置決め溝、22・・・小リブ、2
4・・・大リブ、X・・・短尺合成樹脂シート、X・・
・成形体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加熱された軟化溶融粘度の低い短尺合成樹脂シー
    トをプレス金型でプレス成形し、この成形体を前方へ移
    動させてから、次の加熱された短尺合成樹脂シートをプ
    レス金型内へ送り込み、プレス金型の後端喰切部で溶融
    樹脂の流出を止めながら該短尺合成樹脂シートをプレス
    成形すると同時に、該短尺合成樹脂シートの前端部を先
    の成形体の後端部に融着して連結一体とする長尺物の連
    続プレス成形法において、 上記プレス金型の下金型の後端縁沿い、中央部、前端縁
    寄りに、それぞれ小リブ成形溝、大リブ成形溝、該大リ
    ブ成形溝と同一の位置決め溝を等間隔で凹設しておき、
    プレスにより大リブ成形溝と小リブ成形溝によって前端
    と後端に大リブと小リブを成形した先の成形体を前方へ
    移動させ、その前端の大リブを位置決め溝に嵌合して、
    後端の小リブが大リブ成形溝に遊嵌するよう先の成形体
    を位置決めしてから、次の加熱された短尺合成樹脂シー
    トのプレス成形を行うことを特徴とする長尺物の連続プ
    レス成形法。
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