JPH0117650Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0117650Y2
JPH0117650Y2 JP1983148845U JP14884583U JPH0117650Y2 JP H0117650 Y2 JPH0117650 Y2 JP H0117650Y2 JP 1983148845 U JP1983148845 U JP 1983148845U JP 14884583 U JP14884583 U JP 14884583U JP H0117650 Y2 JPH0117650 Y2 JP H0117650Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
timing
fuel injection
cog
signal
injection pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983148845U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6057780U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14884583U priority Critical patent/JPS6057780U/ja
Publication of JPS6057780U publication Critical patent/JPS6057780U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0117650Y2 publication Critical patent/JPH0117650Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Unknown Time Intervals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は燃料噴射時期検出装置に関し、更に特
定して述べると、内燃機関用の不等間隔燃料噴射
ポンプにおける燃料の噴射時期(進角)の検出が
安定に行なえるようにした燃料噴射時期検出装置
に関する。
例えば、電子制御式内燃機関において従来用い
られている燃料噴射時期検出装置は、機関のピス
トンの上死点タイミングを示すパルスから成る上
死点信号を発生する上死点信号発生器と、燃料噴
射ポンプの燃料噴射開始タイミングを示すパルス
から成る噴射タイミング信号を発生する噴射タイ
ミング信号発生器とを有し、これらの信号発生器
により得られた各信号の位相差を測定して、噴射
進角、即ち噴射時期の検出を行なうように構成さ
れている(特開昭56−75961号公報)。
この種の従来装置において用いられている噴射
タイミング信号発生器は、燃料噴射ポンプの被駆
動軸に固着されたタイミングプレートと、電磁ピ
ツクアツプコイルとを備えて成り、タイミングプ
レートが被駆動軸の回転に伴なつて回転すると、
該タイミングプレートの外周に形成されている1
つ又は複数のコグが電磁ピツクアツプコイルに順
次接近、離反し、これにより、噴射タイミング信
号が出力される構成となつている。
ところで、従来のタイミングプレートの外周に
は、燃料噴射ポンプの筒数と同一個数のコグが等
角度間隔で設けられているが、コグをこのように
形成すると、10筒、12筒の如き不等間隔燃料噴射
ポンプにあつては、検出された進角データがばら
つくという現象が生じていた。その理由は、不等
間隔噴射ポンプの場合において、タイミングプレ
ートのコグが等角度間隔に配置されていると、こ
のタイミングプレートによつて発生する各パルス
の発生タイミング、すなわち、一連の燃料噴射の
ための作動のどの動作タイミングでパルスが出力
されるのかは、その気筒毎に異なつてしまうこと
になる。
この結果、各コグが電磁ピツクアツプコイルと
対向するときの内燃機関及び燃料噴射ポンプの作
動状態が夫々異なることとなり、実測すると、最
大で1.5゜乃至2゜程度の検出誤差を生じることとな
る。
この結果、不等間隔噴射ポンプの場合において
は、得られる進角の検出結果が不規則にばらつ
き、このデータによつてバリアブルタイマの制御
を行なうと、タイミング制御が不安定となり、内
燃機関の運転特性にも悪影響を与えるという不具
合いを有していた。
本考案の目的は、従つて、不等間隔燃料噴射ポ
ンプの噴射時期検出装置における上述の欠点を除
去し、検出データの値のばらつきが小さくなるよ
うにした燃料噴射時期検出装置を提供することに
ある。
本考案の構成は、内燃機関の所定の基準動作タ
イミングを示すパルスから成る第1パルス列信号
を発生する第1手段と、上記内燃機関に燃料を噴
射供給する不等間隔燃料噴射ポンプの燃料噴射開
始タイミングに関連したパルスから成る第2パル
ス列信号を発生する第2手段と、上記第1及び第
2パルス列信号に応答して燃料噴射時期を演算す
る演算手段とを備えて成る燃料噴射時期検出装置
において、上記第2手段が上記燃料噴射ポンプの
被駆動軸に固定され外周にコグが設けられたタイ
ミングプレートと、該タイミングプレートの回転
により上記コグが順次接近、離反するように該タ
イミングプレートに接近して配置された電磁ピツ
クアツプコイルとを含み、上記コグが、上記コグ
を等角度間隔配置した場合において上記燃料噴射
ポンプの静的噴射開始タイミングで上記電磁ピツ
クアツプコイルに対向する複数の配置位置の内の
少なくとも2つの位置に配置されている点に特徴
を有する。
以下、図示の実施例により本考案を詳細に説明
する。
第1図には、本考案による燃料噴射時期検出装
置の一実施例が示されている。この燃料噴射時期
検出装置1は、デイーゼル機関2に燃料を噴射供
給するための不等間隔燃料噴射ポンプ(図示せ
ず)における燃料噴射時期(進角)を検出するた
めの装置であり、デイーゼル機関2のピストンの
上死点到達タイミングを示す信号を出力する上死
点センサ4がデイーゼル機関2のクランク軸5に
装着されている。上死点センサ4は、クランク軸
5に固着されたパルサ6と電磁ピツクアツプコイ
ル7とから成る公知のセンサであり、電磁ピツク
アツプコイル7からは、ピストンの上死点到達タ
イミング毎にパルスP1が出力され、これらのパ
ルスから成るパルス列信号は波形整形回路8にて
波形整形され、第2図aに示される上死点信号S1
として出力される。
本実施例では、デイーゼル機関2は4サイクル
10気筒であり、パルサ6の外周には、5個のコグ
が72゜間隔で設けられている。従つて、上死点信
号S1を構成するパルスはクランク軸5が72゜回転
する毎に出力されることになり、上死点信号S1
は、本装置1の基準タイミングを示す信号として
演算回路9に入力されている。尚、上死点信号S1
においては、各立上り時点が上死点タイミングを
示している。
一方、図示しない不等間隔燃料噴射ポンプの被
駆動軸10とデイーゼル機関2との間にはタイマ
3が設けられており、被駆動軸10には噴射タイ
ミングセンサ11が設けられている。噴射タイミ
ングセンサ11は、被駆動軸10に固着されてい
るタイミングプレート12と、タイミングプレー
ト12の近傍に配設された電磁ピツクアツプコイ
ル13とから成つている。
タイミングプレート12は、第3図に示される
ように、その外周が36゜間隔で10等分されており、
この10等分により定められたコグ設定位置A乃至
Jのうち、燃料噴射ポンプの静的噴射開始タイミ
ングにおいて電磁ピツクアツプコイル13と対向
することができる位置A,C,E,G,Iにのみ
コグ12a,12c,12e,12g,12iが
夫々形成されている。従つて、この10筒の不等間
隔燃料噴射ポンプの場合には、結局72゜間隔でコ
グが配設されることとなり、この実施例では、コ
グ12a,12c,12e,12g,12iが、
燃料噴射ポンプの第1、第7、第5、第3、第9
の各気筒の静的噴射開始タイミングにおいて、電
磁ピツクアツプコイル13に対向することとな
る。
この結果、被駆動軸10がクランク軸5の回転
に応じて回転すると、タイミングプレート12が
72゜回転する毎に噴射開始タイミングを示すパル
スP2が出力され、これらのパルスから成るパル
ス列信号は、波形整形回路14において波形整形
され、第2図bに示される噴射タイミング信号S2
として出力される。尚、噴射タイミング信号S2
各立上りタイミングが、いずれかの気筒における
噴射開始タイミングを示している。
噴射タイミング信号S2は演算回路9に入力さ
れ、上死点信号S1との位相差から、その時々にお
ける燃料噴射時期(進角)が演算される。この演
算は、先ず、噴射タイミング信号S2の着目した1
つのパルス及びこれに対応する上死点信号S1のパ
ルスの各立上りタイミング時刻t1,t2から、両信
号S1,S2の位相差θを検出し、次いで、上死点信
号S1の1周期の時間Tを、時刻t2,t3の差分によ
つて検出する。次いで、これらの検出結果θ、T
に基づいて、噴射進角の演算が行なわれる。この
演算期間がCであり、時刻t4において終了し、時
刻t5における信号S2の立上りタイミングから次の
演算サイクルに入ることになる。尚、上記では、
1演算サイクルがタイミングプレート12の144゜
の回転角度になつているが、その時の機関速度に
よつて、1演算サイクルの長さは変化する。しか
し、いずれにしても、上死点信号S1の各パルスの
立上りタイミングと比較すべき噴射タイミング信
号S2の各パルスは、各コグ12a,12c,12
e,12g,12iのいずれかによつて生じたも
のである。この結果、各パルスは、燃料噴射ポン
プが静的な噴射開始タイミングにある場合に、コ
グが電磁ピツクアツプコイルに対向することによ
り得られたものとなり、いずれの演算サイクルに
おいて得られたθの値も、機関の燃焼サイクルに
おける同一の作動条件下で得られることとなり、
従つて、夫々において得られる進角値の演算結果
に不規則なばらつきが生じることがない。
また、信号S2の各パルスが、燃料噴射ポンプの
静的な噴射開始タイミングに対応して出力される
ので、例えば、噴射量が変化した場合に生じる進
角値の変化が他の設定の場合に比べて最小となる
という利点を有している。
上記実施例では、10気筒の不等間隔燃料噴射ポ
ンプにおける噴射時期検出を行なうように構成さ
れた噴射時期検出装置について述べたが、他の気
筒数の不等間隔燃料噴射ポンプの場合についても
本考案を同様にして適用することができる。
また、上記実施例では、不要なコグをタイミン
グプレートから予め除去しておく構成としたが、
タイミングプレートには各気筒に相応するコグを
全て形成しておき、演算回路9における電気的処
理により、不要なコグによつて生じたパルスを除
去する構成としてもよい。
本考案によれば、上述の如く、タイミングプレ
ートに設けられたコグが、コグを等角度間隔配置
した場合において不等間隔燃料噴射ポンプの静的
噴射開始タイミングで電磁ピツクアツプコイルに
対向する複数の配置位置の内の少なくとも2つの
位置に配置されているので、噴射時期の演算結果
に不規則なばらつきが生じることなく、噴射時期
を精度よく検出することができる。
また、タイミングプレートに設けられるコグは
タイミングプレートを等角度分割した場合の分割
位置のいずれかの位置に配置されるので、タイミ
ングプレートの製作が容易になるという利点をも
有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による燃料噴射時期検出装置の
構成を示すブロツク図、第2図は第1図に示す装
置の各部の信号の波形を示す信号波形図、第3図
は第1図に示す装置のタイミングプレートの正面
図である。 1……燃料噴射時期検出装置、2……デイーゼ
ル機関、3……タイマ、4……上死点センサ、5
……クランク軸、9……演算回路、10……被駆
動軸、11……噴射タイミングセンサ、12……
タイミングプレート、12a,12c,12e,
12g,12i……コグ、13……電磁ピツクア
ツプコイル、S1……上死点信号、S2……噴射タイ
ミング信号。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内燃機関の所定の基準動作タイミングを示すパ
    ルスから成る第1パルス列信号を発生する第1手
    段と、前記内燃機関に燃料を噴射供給する不等間
    隔燃料噴射ポンプの燃料噴射開始タイミングに関
    連したパルスから成る第2パルス列信号を発生す
    る第2手段と、前記第1及び第2パルス列信号に
    応答して燃料噴射時期を演算する演算手段とを備
    えて成る燃料噴射時期検出装置において、前記第
    2手段が前記燃料噴射ポンプの被駆動軸に固定さ
    れ外周にコグが設けられたタイミングプレート
    と、該タイミングプレートの回転により前記コグ
    が順次接近、離反するよう該タイミングプレート
    に接近して配置された電磁ピツクアツプコイルと
    を含み、前記コグが、前記コグを等角度間隔配置
    した場合において前記燃料噴射ポンプの静的噴射
    開始タイミングで前記電磁ピツクアツプコイルに
    対向する複数の配置位置の内の少なくとも2つの
    位置に配置されていることを特徴とする燃料噴射
    時期検出装置。
JP14884583U 1983-09-28 1983-09-28 燃料噴射時期検出装置 Granted JPS6057780U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14884583U JPS6057780U (ja) 1983-09-28 1983-09-28 燃料噴射時期検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14884583U JPS6057780U (ja) 1983-09-28 1983-09-28 燃料噴射時期検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6057780U JPS6057780U (ja) 1985-04-22
JPH0117650Y2 true JPH0117650Y2 (ja) 1989-05-23

Family

ID=30330577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14884583U Granted JPS6057780U (ja) 1983-09-28 1983-09-28 燃料噴射時期検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6057780U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5675961A (en) * 1979-11-21 1981-06-23 Mitsuwa Seiki Co Ltd Detecting method of fuel injection timing

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5675961A (en) * 1979-11-21 1981-06-23 Mitsuwa Seiki Co Ltd Detecting method of fuel injection timing

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6057780U (ja) 1985-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2927600B2 (ja) 機関速度および位置を決定するための単一センサ装置および方法
US5269274A (en) Method and device for an open-loop control system for an internal combustion engine
JPH06505544A (ja) n個のシリンダを備えた内燃機関におけるシリンダ識別用発信器装置
JPH0461183B2 (ja)
JPS63502844A (ja) 内燃機関のシリンダの作業行程を検出する方法
JPH0246784B2 (ja)
US4959996A (en) Control signal generator for an internal combustion engine
US4573347A (en) Apparatus for measuring fuel injection advance angle in diesel engine
CA1252540A (en) Engine top dead center locating method
KR900004779B1 (ko) 회전장치용 타이밍 신호발생장치
JP2813210B2 (ja) 内燃機関用気筒識別装置
US4483183A (en) System for measuring crank angle for internal combustion engine
JPH11132089A (ja) 内燃機関のスタートの際の所定のシリンダーの燃焼サイクルの検知のための方法及び装置
JP2833934B2 (ja) 内燃機関制御装置
JPH0117650Y2 (ja)
JPS5819851B2 (ja) 内燃機関の点火時期を決定するための基準量としての角度マ−クの電子発生回路装置
JPH0668252B2 (ja) 内燃機関の気筒識別装置
JPH0117649Y2 (ja)
JP3011353B2 (ja) 多気筒エンジンの回転変動率の測定方法
JP3596782B2 (ja) エンジン回転信号検知装置
JP2588649B2 (ja) 内燃機関点火制御装置
JP2503692B2 (ja) 内燃機関の気筒識別装置
JP2570442B2 (ja) 内燃機関の気筒識別装置
JPS5952380B2 (ja) エンジン回転数検出装置
JP2705188B2 (ja) 内燃機関用気筒判別装置