JPH01176247A - ガラス繊維表面処理剤 - Google Patents
ガラス繊維表面処理剤Info
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- JPH01176247A JPH01176247A JP62336195A JP33619587A JPH01176247A JP H01176247 A JPH01176247 A JP H01176247A JP 62336195 A JP62336195 A JP 62336195A JP 33619587 A JP33619587 A JP 33619587A JP H01176247 A JPH01176247 A JP H01176247A
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- Japan
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- glass fiber
- treatment agent
- fluorine
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- surfactant
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Landscapes
- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はＦＲＰ用ロービング（ガラス繊維束）の損傷防
止のためガラス繊維表面に塗布される表面処理剤に関す
る。
止のためガラス繊維表面に塗布される表面処理剤に関す
る。
従来技術とその問題点
ガラス繊維の製造にあたっては、紡糸ノズルより押出さ
れた多数のフィラメント（２０００〜４０００本）が高
速（約４０００ｍ／分）で捲き取られる過程で表面処理
剤の塗布が行われる。従って、ガラス繊維の表面処理剤
にはガラス繊維に対する十分なぬれ性と含浸性が必要で
ある。このため、従来の表面処理剤には処理剤中に炭化
水素系界面活性剤が配合されており、ガラス繊維とのぬ
れ性を向上させ、均一な保護膜の形成を図っている。
れた多数のフィラメント（２０００〜４０００本）が高
速（約４０００ｍ／分）で捲き取られる過程で表面処理
剤の塗布が行われる。従って、ガラス繊維の表面処理剤
にはガラス繊維に対する十分なぬれ性と含浸性が必要で
ある。このため、従来の表面処理剤には処理剤中に炭化
水素系界面活性剤が配合されており、ガラス繊維とのぬ
れ性を向上させ、均一な保護膜の形成を図っている。
しかしながら、かかる従来の表面処理剤は保護膜の均一
性がなお不十分であるために、剥き出しになったガラス
表面部分に傷がつき、毛羽糸切れ等の発生を避けること
ができる。また、これらを防止するために、固形分（皮
膜形成剤）の添加量を増加させるとガラス繊維表面の被
膜が厚くなりすぎてガラス繊維の品質が低下し、風合、
柔軟性に欠ける。また、従来の表面処理剤ではＦＲＰ化
の際、保護膜が厚くなりすぎてマトリックス樹脂とのぬ
れ性が悪く、樹脂と繊維の接着力が弱く、補強が不十分
である。
性がなお不十分であるために、剥き出しになったガラス
表面部分に傷がつき、毛羽糸切れ等の発生を避けること
ができる。また、これらを防止するために、固形分（皮
膜形成剤）の添加量を増加させるとガラス繊維表面の被
膜が厚くなりすぎてガラス繊維の品質が低下し、風合、
柔軟性に欠ける。また、従来の表面処理剤ではＦＲＰ化
の際、保護膜が厚くなりすぎてマトリックス樹脂とのぬ
れ性が悪く、樹脂と繊維の接着力が弱く、補強が不十分
である。
さらに、高強度高弾性ガラス繊維であるオキシナイトラ
イドガラス繊維など、表面がＥガラス繊維に比べぬれに
くいガラス繊維に対して、従来の界面活性剤では均一な
被膜は得られない。
イドガラス繊維など、表面がＥガラス繊維に比べぬれに
くいガラス繊維に対して、従来の界面活性剤では均一な
被膜は得られない。
本発明は毛羽、糸切れを防止し、ガラス繊維とマトリッ
クス樹脂との複合化に１害とならず、均一でかつ薄い被
膜をガラス繊維上に形成することができるガラス繊維用
表面処理剤を提供することを目的とする。
クス樹脂との複合化に１害とならず、均一でかつ薄い被
膜をガラス繊維上に形成することができるガラス繊維用
表面処理剤を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段
本発明は、フッ素系界面活性剤を添加したことを特徴と
するガラス繊維表面処理剤を提供するものである。
するガラス繊維表面処理剤を提供するものである。
本発明表面処理剤に配合されるフッ素系界面活性剤とし
ては、パーフルオロアルキルカルボン酸塩、パーフルオ
ロアルキルスルホン酸塩等のフッ素化合物が挙げられ、
市販のものとしては例えば、フロラードＦＣ−１２９（
住友スリーエム（株）製）、ＦＣ−４３０、Ｆ’Ｃ−１
２０などが挙げられる。
ては、パーフルオロアルキルカルボン酸塩、パーフルオ
ロアルキルスルホン酸塩等のフッ素化合物が挙げられ、
市販のものとしては例えば、フロラードＦＣ−１２９（
住友スリーエム（株）製）、ＦＣ−４３０、Ｆ’Ｃ−１
２０などが挙げられる。
前記フッ素系界面活性剤の配合量は組成物中０゜００５
〜０．０１重量％であるのが好ましい。配合量がこれよ
り少ないとぬれ性が悪く、一方、これより多くしてもぬ
れ性は向上しない。さらに、配合量が０．１重量％を越
えるとＦＲＰ接着強度が低下する。また、フッ素系界面
活性剤を配合することにより被膜形成剤の配合量を少な
くすることができる。
〜０．０１重量％であるのが好ましい。配合量がこれよ
り少ないとぬれ性が悪く、一方、これより多くしてもぬ
れ性は向上しない。さらに、配合量が０．１重量％を越
えるとＦＲＰ接着強度が低下する。また、フッ素系界面
活性剤を配合することにより被膜形成剤の配合量を少な
くすることができる。
なお、本発明表面処理剤の他の成分である集束剤、静電
防止剤、カップリング剤等はいずれも従来公知の表面処
理剤に配合されているものが用いられてよい。
防止剤、カップリング剤等はいずれも従来公知の表面処
理剤に配合されているものが用いられてよい。
叉嵐■
つぎに、下記のごと〈従来の炭化水素系界面活性剤を用
いた場合（比較例）と本発明によるフッ素系界面活性剤
を用いた場合（実施例）の２種の表面処理剤を調製し、
Ｅガラス繊維に対して表面処理を行った。
いた場合（比較例）と本発明によるフッ素系界面活性剤
を用いた場合（実施例）の２種の表面処理剤を調製し、
Ｅガラス繊維に対して表面処理を行った。
静電防止剤 ｏ、ｔ
ｏ、を水 残量 残量 〔表面処理条件〕 フィラメント繊Ｒ径： １０〜１３．ｃｕｙフィラメ
ント数＝ ４００本 走行速度： ４０００ｚ／分 １）毛羽糸切れ状況 従来の表面処理剤では紡糸捲き取り後、捲き返し工程を
経て得られたロービングケーキ中に十数ケ所の毛羽、糸
切れが確認された。これに対して、実施例の表面処理剤
を使用し、同様の工程を経たロービングケーキ中には上
記で確認した程の目立った毛羽は確認されなかった。
ｏ、を水 残量 残量 〔表面処理条件〕 フィラメント繊Ｒ径： １０〜１３．ｃｕｙフィラメ
ント数＝ ４００本 走行速度： ４０００ｚ／分 １）毛羽糸切れ状況 従来の表面処理剤では紡糸捲き取り後、捲き返し工程を
経て得られたロービングケーキ中に十数ケ所の毛羽、糸
切れが確認された。これに対して、実施例の表面処理剤
を使用し、同様の工程を経たロービングケーキ中には上
記で確認した程の目立った毛羽は確認されなかった。
２）複合化の適性
上記ロービングを用いてマトリックス樹脂としてポリエ
ステル樹脂を用い、一方向強化プラスチックを作成して
その層閲せん断強度（接着力）−１ＬＳＳを測定した。
ステル樹脂を用い、一方向強化プラスチックを作成して
その層閲せん断強度（接着力）−１ＬＳＳを測定した。
従来法の表面処理剤にて処理したガラス繊維を用いたＦ
”ＲＰのＩＬＳＳ （Ｊ ｌ５Ｋ７０５７）は３７Ｍｐ
ａであったのに対し、本発明の表面処理剤にて処理した
ガラス繊維を用いたＦＲＰのＩＬＳＳは６２Ｍｐａであ
った。
”ＲＰのＩＬＳＳ （Ｊ ｌ５Ｋ７０５７）は３７Ｍｐ
ａであったのに対し、本発明の表面処理剤にて処理した
ガラス繊維を用いたＦＲＰのＩＬＳＳは６２Ｍｐａであ
った。
発明の効果
本発明の表面処理剤によれば、ガラス繊維表面に均一な
皮膜が形成され、毛羽糸切れが防止される。また、フッ
素系界面活性剤は微量添加で十分その機能を発揮し、ま
たその結果皮膜形成剤も少量で十分均一な膜が得られる
ので複合化に障害とならない。
皮膜が形成され、毛羽糸切れが防止される。また、フッ
素系界面活性剤は微量添加で十分その機能を発揮し、ま
たその結果皮膜形成剤も少量で十分均一な膜が得られる
ので複合化に障害とならない。
さらに、本発明の表面処理剤は炭化水素系界面活性剤を
配合した従来の表面処理剤に比べ表面張力が低いのでオ
キシナイトライドガラス繊維などの特殊繊維に適してい
る。
配合した従来の表面処理剤に比べ表面張力が低いのでオ
キシナイトライドガラス繊維などの特殊繊維に適してい
る。
第１図はフッ素系界面活性剤固形分濃度とＦＲＰの強度
の関係を示すグラフである。 特許出願人 株式会社 島津製作所
の関係を示すグラフである。 特許出願人 株式会社 島津製作所
Claims (1)
- （１）フッ素系界面活性剤を添加したことを特徴とする
ガラス繊維表面処理剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62336195A JP2638022B2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | ガラス繊維表面処理剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62336195A JP2638022B2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | ガラス繊維表面処理剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01176247A true JPH01176247A (ja) | 1989-07-12 |
| JP2638022B2 JP2638022B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=18296628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62336195A Expired - Lifetime JP2638022B2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | ガラス繊維表面処理剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2638022B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7323083B2 (en) | 2002-10-30 | 2008-01-29 | The Lubrizol Corporation | Adhesion promoters for glass-containing systems |
| WO2023106282A1 (ja) * | 2021-12-07 | 2023-06-15 | 竹本油脂株式会社 | 無機繊維用サイジング剤、無機繊維、その製造方法、及び複合材料 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5038690A (ja) * | 1973-07-06 | 1975-04-10 | ||
| JPS6094390A (ja) * | 1983-10-31 | 1985-05-27 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 感熱転写記録媒体 |
| JPS6260502A (ja) * | 1985-09-09 | 1987-03-17 | 大日本インキ化学工業株式会社 | スキ−靴 |
-
1987
- 1987-12-29 JP JP62336195A patent/JP2638022B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5038690A (ja) * | 1973-07-06 | 1975-04-10 | ||
| JPS6094390A (ja) * | 1983-10-31 | 1985-05-27 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 感熱転写記録媒体 |
| JPS6260502A (ja) * | 1985-09-09 | 1987-03-17 | 大日本インキ化学工業株式会社 | スキ−靴 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7323083B2 (en) | 2002-10-30 | 2008-01-29 | The Lubrizol Corporation | Adhesion promoters for glass-containing systems |
| WO2023106282A1 (ja) * | 2021-12-07 | 2023-06-15 | 竹本油脂株式会社 | 無機繊維用サイジング剤、無機繊維、その製造方法、及び複合材料 |
| JP2023084543A (ja) * | 2021-12-07 | 2023-06-19 | 竹本油脂株式会社 | 無機繊維用サイジング剤、無機繊維、その製造方法、及び複合材料 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2638022B2 (ja) | 1997-08-06 |
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