JPH01176166A - ゴースト除去装置 - Google Patents

ゴースト除去装置

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JPH01176166A
JPH01176166A JP62336379A JP33637987A JPH01176166A JP H01176166 A JPH01176166 A JP H01176166A JP 62336379 A JP62336379 A JP 62336379A JP 33637987 A JP33637987 A JP 33637987A JP H01176166 A JPH01176166 A JP H01176166A
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JP
Japan
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time
ghost
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waveform
difference
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Application number
JP62336379A
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English (en)
Inventor
Reiichi Kobayashi
玲一 小林
Tatsuya Shiki
式 辰也
Michio Kobayashi
巳千男 小林
Tadaaki Tanaka
忠明 田中
Fumiyoshi Sasaki
佐々木 文善
Tetsuo Miyazaki
宮崎 徹郎
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Hoso Kyokai NHK
Nippon Electric Co Ltd
Japan Broadcasting Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電波信号を受信する受信装置、例えばテレビ
ジョン受像機におけるゴースト除去装置に関する。
し従来の技術] テレビジョン受像機では、アンテナに直接受信される信
号に対して、付近の地形や建物あるいは車両などの移動
体による種々の反射経路を通って多少遅れて受信される
遅延信号が重畳される。このため、程度の差こそあれ一
般には受信画面内に多重の像が出現する。この多重の像
を出現させる遅延信号はゴーストと称され、これが目障
りになるほど大きくなって画質が劣化する現象はゴース
ト障害と称されている。
このゴーストを除去するために、従来、第7図に示すゴ
ースト除去装置が提案されている(例えば、特願昭62
−101233号)。
いわゆるトランスバーサルフィルタで構成される擬似ゴ
ースト生成回路2において、入力端子■上のテレビジョ
ン信号に対し遅延と加算の組合せによる信号処理が施さ
れてゴーストと逆相の擬似ゴ、−ストが生成され、加算
器4の一方の入力端子に供給される。この加猿器4の他
方の入力端子には入力端子I上のテレビジョン信号が遅
延回路3を得て供給されており、この結果、逆相の擬似
ゴーストとの相殺によってゴーストが除去されたテレビ
ジョン信号が加算器4から出力され、出力端子Oを得て
後段の表示装置に供給される。
一般に、ゴーストは放送チャンネルの切換えに伴う受信
電波の波長の変化や、付近を通過、航行する車両、航空
機、船舶などの移動体の往来状況など種々の要因に依存
して時々刻々変化する。従って、第7図の擬似ゴースト
生成回路2を構成するトランスバーサルフィルタは、係
数レジスタ5に設定する遅延時間とタップ利得を動的に
高速制御することにより時々刻々変化するゴーストを擬
似してゆくことが必要となる。
この遅延時間とタップ利得の制御を行なう第7図のタッ
プ利得制御回路1は、基準信号波形記憶部10、アナロ
グ/デジタル(A/D)変換部11、基準信号波形検出
部12、規格化部13、記憶部14、読出し部15、相
関算定部16、基点決定部17、波形間差分算定部18
、時間差分算定部19、記憶部20及び読出し部21を
備えている。
このゴースト除去装置では、第8図(A>に示すように
、垂直同期信号VSYの立ち下がり部分の階段波形がそ
のまま基準信号として利用される。
この階段波形を遮断周波数4.2M1lzのローパスフ
ィルタを通した後A/D変換したサンプリング値の集合
が、第8図(B)の破線で示すような基準信号波形とし
て基準信号波形記憶部10内に予め保持される。
一方、このテレビジョン受像機の動作中に受信テレビジ
シン信号から実際に抽出される基準信号波形は、第8図
(B)の実線で示すように、近接ゴースト(遅延時間が
1μs以内のゴーストを呼ぶ)や送信系、空中線系、受
信系の周波数特性(高域制限特性)などの影響によって
歪んだものとなっている。この受信された基準信号波形
は、A/D変換部11でデジタル信号に変換されたのち
、規格化部13、記憶部14、読出し部15を経て波形
間差分算定部18に供給される。
波形間差分算定部18では、実線で例示される実際の受
信基準信号波形のサンプル値から破線で例示されるゴー
ストの影響を含まない基準信号波形のサンプル値が減算
され、第8図(C)に示すような波形間差分信号の時系
列g4〜gNが算定される。更に、後段の時間差分算定
部19におい、 て、上記波形間差分信号の時系列につ
いての時間軸上での差分が算定されることにより、第8
図(D>に示すような波形相互間と時間軸上の差分信号
の時系列ω−8〜ω、が算定され、タップ利得制御信号
として記憶部20と読出し部21を経て係数レジスタ5
に設定される。
[発明が解決しようとする問題点コ ところで、タップ利得制御回路1の各部は、サンプリン
グクロックに同期して処理を実行する。
そのため、相前後する波形間差分(fig・、gi、1
の差分をとって得られる時間差分ω1,1はサンプリン
グ点i+1の時間差分値となされている。従って、波形
間差分値時系列と時間差分値時系列との時間的位置関係
には、ずれが生じ、この影響によって残留ゴーストを生
じていた。
また、基点を決定して、予め記憶されているゴーストを
含まない正規の基準信号波形と受信されたテレビジョン
信号における基準波形とを波形間差分算定部18に与え
るようにしているが、垂直同期信号VSYの変化波形の
中心位相(基準波形の020ス点)が第8図(B)に示
すように時間Δtだけずれていることが多い。両者の0
20ス点を一致させた場合には、検出される誤差成分の
値を全体としてみたとき最小とすることができる。
従って、このようにすることにより、除去動作の収束を
早めることができると考えられる。
しかし、実際には、波形間差分算定部18に与えられる
両者の基準信号波形の0クロス点を一致させることがで
きず、問題となっていた。
本発明は、以上の点を考慮してなされたもので、各部で
生じる信号間の時間ずれによる悪影響を押えてゴースト
除去を迅速かつ良好に行なうことができ、画質を一段と
向上させることのできるゴースト除去装置を提供しよう
とするものである。
[問題点を解決するための手段] かかる問題点を解決するため、本発明においては、受信
信号のゴースト成分を擬似ゴーストと相殺して除去する
ゴースト除去装置において、受信信号が入力されて擬似
ゴーストを生成するタップ利得可変型トランスバーサル
フィルタ構成の擬似ゴースト生成手段と、ゴーストを含
まない予め格納されている正規の基準信号波形と、受信
信号における基準信号波形との差分を算定する差分算定
手段と、この差分算定手段からの出力信号の時間軸を所
定量だけ補正して擬似ゴースト生成手段にタップ利得制
御信号として与える時間軸補正手段とを備えた。
[作用] 差分算定手段は、正規の基準信号波形と受信信号におけ
る基準信号波形との差分を算定して時間軸補正手段に与
え、時間軸補正手段は到来する差分算定信号の時間軸を
所定量だけ補正してタップ利得制御信号として擬似ゴー
スト生成手段に与え、擬似ゴースト生成手段はこのタッ
プ利得制御信号に応じて利得制御して擬似ゴーストを生
成するようにした。
その結果、各部の処理における時間軸の違いによる除去
動作への悪影響を排除できて良好にゴーストを除去でき
るようになった。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら詳述する
星工実土刀 近接ゴースト除去用であって、予め格納されているゴー
ストを含まない正規の基準信号波形として第2図(A)
の破線に示すように、その基準信号波形の0クロス点が
サンプリング点間の中間に位置するようにした第1実施
例を説明する。
第7図との対応部分に同一符号を付した第1図に示すよ
うに、この第1実施例においては、時間差分算定部19
と、時間差分算定値の時系列の記憶用記憶部20との間
に、第3図に詳細構成を示す時間軸補正部25が設けら
れている。   −この第1実施例においても、波形間
差分算定部18は、第2図(A)に実線で示す受信テレ
ビジョン信号の基準信号波形と、第2図(A)に破線で
示す基準信号波形記憶部10に記憶されている正規の基
準信号波形との差分時系列を得て、第2図(B)に示す
この差分時系列信号SGを時間差分算定部1つに与える
。時間差分算定部19も従来と同様にサンプリング点が
相前後する波形間差分値の時系列信号を得て、この第2
図(C)に示す時間差分時系列信号SWを時間軸補正部
25に与える。
時間軸補正部25には、読出し部15及び基準信号波形
記憶部10から受信テレビジョン信号の基準信号波形(
第2図(A)実線)及び正規の基準信号波形(第2図(
A)破線)が与えられるようになされている。時間軸補
正部25は、受信テレビジョン信号の基準信号波形の正
値から負値に変化する相前後するサンプリング点間を直
線近似し、0クロス点の位相を求め、正規の基準信号波
形のOクロス点との時間ずれΔtを求める。時間軸補正
部25は、時間差分算定部19から与えられる時間差分
時系列信号SWを第2図(D>に示すように時間Δtだ
け逆方向にずらせた、すなわち、時間軸を一Δtだけず
らせた時間差分時系列信号SWOと等価な各サンプリン
グ点に振り分けられた時系列信号SWIを得て記憶部2
0に与える。
なお、時間軸補正部25もサンプリングクロックに基づ
き、処理を実行しているので、第2図(D>に示すよう
な時系列信号SWOを実現できず、実際には、第2図(
D)に示す各サンプリング点の値を按分して第2図(D
>に示す時系列信号SWOと等価な第2図(E)に示す
時系列信号SWlを得て記憶部20に与える。
この按分方法は、第4図(A)に示すように、第2図(
D)に示す理想的な位置にある時系列信号5WOiの最
高周波数を遮断周波数とするローパスフィルタのインパ
ルスに対する波形応答を考え、第4図(B)に示すこの
波形応答の各サンプリング点・・i−1、i、i+1・
・での値を重み・・α・ 、α・、αi+1  ・・と
じて按分するものである。
上述した時間軸補正を行なうべく、時間軸補正部25は
、第3図に示すように、1サンプリング周期を遅延時間
とするN個の遅延素子31.32・・3Nを縦属接続し
てなり、連続するn個のサンプリング点における時間差
分算定部19からの差分時系列信号を取出す遅延素子群
30と、この取り出された差分時系列信号が与えられる
n個の乗算器41.42・・4(N−1>を備えた乗算
器群40と、補正時間(Δt)を演算する補正時間演算
部26と、各種の補正時間に対応した按分重み係数部2
7が予め格納されており、補正時間演算部26からの補
正時間に応じた各サンプリング点に対応した按分重み係
数α1〜αN−1をそれぞれ対応する乗算器41.42
・・4(N−1)に出力する按分重み係数保持部27と
、各乗算器41〜4(N−1>からの乗算出力の総和を
求めて記憶部20に出力する加算器28とを備える。
このようにして、時間軸補正部25から時間軸が時間Δ
tだけ補正された差分時系列信号SWIが記憶部20に
与えられる。
なお、記憶部20以降の処理は、従来装置と同様である
ので、その説明は省略する。
ここで、時間軸補正部25によって、時間差分算定部1
9からの時間差分時系列信号SWを時間Δtだけずらせ
た後、記憶部20に与えるようにしたのは、受信テレビ
ジョン信号における基準信号波形と正規の基準信号波形
との0クロス点を一致させたと同様な状況を時間差分時
系列信号SW1で形成し、両者の070ス点を一致させ
たとき受信テレビジョン信号の基準信号波形と正規の基
準信号波形との誤差が最小になってゴースト除去の収束
を早められることに応じたものである。
なお、この実施例の場合、波形間差分算定部18からの
時系列信号SGと、時間差分算定部19からの時系列信
号SWとの時間軸は一致していないが、これを補正する
必要はない。これは、この実施例の場合、正規の基準信
号波形として0クロス点が相前後するサンプリング点の
中間にくるような正規の基準信号波形(第2図(A)破
線)を用いているため、擬似ゴースト生成回路2の各遅
延素子に入力される受信テレビジョン信号の位相が第5
図(A>に示すようになり、この時系列信号によって擬
似ゴーストを生成する場合に大きなレベルのところで利
得制御をできて擬似ゴーストを良好に生成できるためで
ある。
従って、0クロス点がサンプリング点に一致する正規の
基準信号波形を用いている従来装置に比べれば、正規の
基準信号波形として0クロス点がサンプリング点間の中
間にくるものを適用することが、差分時系列信号の一種
の時間軸補正を行なっていることになる。
以上のように、この第1実施例によれば、0クロス点が
サンプリング点間の中間にくる基準信号波形を用い、か
つ、受信テレビジョン信号の基準信号波形と正規の基準
信号波形との0クロス点の時間ずれ分だけ時間差分時系
列信号SWの時間軸を補正するようにしたので、残留ゴ
ーストが生じることのない、しかも除去動作の収束の早
い近接ゴースI・除去用の装置を実現することができる
呆ス実施] 近接ゴースト除去用に適用すると共に、予め格納されて
いるゴーストを含まない正規の基準信号波形として第6
図(A>の破線に示すように、その基準信号波形のOク
ロス点がいずれかのサンプリング点と一致するようにし
た第2実施例を説明する。
なお、この第2実施例においても、時間差分算定部19
及び記憶部20間に時間軸補正部25が介挿されている
(第1図参照)。
この第2実施例においても、波形間差分算定部18が受
信テレビジョン信号の基準信号波形(第6図(A)実線
)と、正規の基準信号波形(第6図(A>破線)との差
分時系列信号SG(第6図(B))を得て時間差分算定
部19に与え、時間差分算定部19がサンプリング点が
相前後する波形間差分値の差分時系列信号SW(第6図
(C))を得て時間軸補正部25に与えるまでの動作は
同様である。  − この実施例の場合、時間軸補正部25の補正時間演算部
26は、まず第1実施例と同様にして受信テレビジョン
信号の基準信号波形の0クロス点と正規の基準信号波形
の0クロス点との時間ずれΔtを求め、この求めた時間
Δしに時間T/2(Tはサンプリング周期)だけ加えた
時間Δt+T/2を按分重み係数保持部27に与えるよ
うになされている。
従って、この実施例の時間軸補正部25は、時間差分算
定部19から与えられる時間差分時系列信号SWを第6
図(D>に示すように時間Δt+T/2だけ逆方向に時
間軸をずらせた、すなわち、時間軸を−Δt−T/2だ
けずらせた時間差分時系列信号SWOと等価な各サンプ
リング点に按分された第6図(E)に示す時間差分時系
列信号SW1を得て記憶部20に与えるようになされて
いる。
ここで、時間軸補正部25によって、時間差分算定部1
9からの時間差分時系列信号を時間Δt+r/2〜けず
らせたのち、記憶部20に与えるようにしたのは、第1
には、第1実施例と同様に受信テレビジョン信号におけ
る基準信号波形と正規の基準信号波形とのOクロス点を
一致させたと同様な状況を時間差分時系列信号で形成し
、両者のOクロス点を一致させたとき受信テレビジョン
信号の基準信号波形と正規の基準信号波形との誤差が最
小になり、ゴースト除去の収束を早められることに応じ
たものである。
また、第2には、この実施例の場合、正規の基準信号波
形として0クロス点がサンプリング点と一致する基準信
号波形(第6図(A>破線)を用いているため、擬似ゴ
ースト生成回路2の各遅延素子に入力される受信テレビ
ジョン信号の位相が時間差分時系列信号を時間T/2だ
けずらさない場合には、第5図(B)に実線で示すよう
に擬似ゴーストを生成する際に小さなレベルのところで
利得制御を行なうので、除去が良好に行なわれず、その
ため、時間差分時系列信号を第5図(B)に破線で示す
ように時間T/2だけずらしてサンプリング点における
擬似ゴーストレベルが大きくなるようにしたためである
以上のように、この第2実施例によれば、0クロス点が
サンプリング点に一致した基準信号波形を用い、かつ、
受信テレビジョン信号の基準信号波形と正規の基準信号
波形との0クロス点の時間ずれ及びサンプリング周期の
半分だけ時間差分時系列信号の時間軸を補正するように
したので、残留ゴーストが生じることのない、しかも、
ゴースト除去動作の収束の早い近接ゴースト除去用の装
置を実現することができる。
亀1実施贋 通常ゴースト(遅延時間が近接ゴースト以上のゴースト
を呼ぶ)除去用に適用すると共に、予め格納されている
ゴーストを含まない正規の基準信号波形としてその基準
信号波形の0クロス点がサンプリング点と一致するもの
を用いた第3実施例を説明する。
なお、通常ゴーストの除去装置に受信テレビジョン信号
が与えられる段階では、近接ゴーストが除去されている
ようになされている。
この実施例の場合にも時間軸補正部25が設けられてお
り(第1図参照)、時間軸補正部25は、到来する時間
差分時系列信号の時間軸を時間T/2だけずらせた後、
記憶部20に与える。
従って、この実施例の時間軸補正部25は、第3図にお
ける補正時間演算部26が不要であり、按分重み係数保
持部27は時間T/2に応じた按分重み係数だけを保持
し、これを常に出力するようになされている。
このような補正時間としたのは、通常ゴーストの場合に
は、近接ゴーストが既に除去されているので、基点の決
定が良好に行なうことができて正規の基準信号波形と受
信テレビジョン信号における基準信号波形との020ス
点の時間ずれがほとんど生じないためである。
また、時間T/2だけ時間軸を補正するようにしたのは
、第2実施例と同様に正規の基準信号波形として0クロ
ス点とサンプリング点とを一致した基準信号波形を用い
ているので、擬似ゴースト生成回路2の各遅延素子に入
力される受信テレビジョン信号の位相と時間差分時系列
信号との位相関係をサンプリング点における受信テレビ
ジョン信号のレベルが大きくなるようにするためである
この第3実施例によれば、正規の基準信号波形として0
クロス点とサンプリング点とが一致する波形を用い、か
つ、時間差分時系列信号を時間T/2だけずらせるよう
にしたので、残留ゴーストが生じることのない、しかも
、ゴースト除去動作の収束の早い通常ゴースト除去用の
装置を実現することができる。
星土叉旌胴 通常ゴースト除去用に適用すると共に、予め格納されて
いるゴーストを含まない正規の基準信号波形としてその
基準信号波形の0クロス点が相前後するサンプリング点
間の中間にくるものを用いた第4実施例を説明する。
この実施例の場合には、時間軸補正部25が設けられて
おらず、時間差分算定部19からの差分時系列信号を直
接記憶部20に与えるようにしている。
このようにしたのは、第3実施例と同様に通常ゴースト
を除去する際には近接ゴーストが既に除去されているの
で、基点を適切に定めることができて受信テレビジョン
信号の基準信号波形のOクロス点と正規の基準信号波形
のOクロス点とがほぼ一致し、その時間ずれを補正する
必要がないためである。
また、正規の基準信号波形として070ス点がサンプリ
ング点の中間にくるものを用いているので、第1実施例
と同様にステップ応答に適した位相、すなわち、サンプ
リング点に対応した擬似ゴース1−生成回路2の遅延素
子からの各受信テレビジョン信号のレベルが大きくなる
位相になっているためである。
換言すると、上述のような基準信号波形を用いることが
従来装置に比べると、差分時系列信号の一種の時間軸補
正を行なっていることになる。
この第4実施例によれば、正規の基準信号波形としてO
クロス点がサンプリング点の中間に位置するものを用い
ているので、残留誤差を小さく押えることができ、しか
も、ゴースト除去動作の収束の早い通常ゴースト除去用
の装置を実現することができる。
似ム叉施] なお、上述においては、時間軸補正量を上述の検討結果
に基づいて各実施例で限定したが、その補正量は上記の
ものに限定されるものではない。
ゴーストは、多くの遅延時間のゴーストが重畳されて複
雑であるので、シミュレーション実験等によって最適な
補正量を定めるようにしても良い。
因みに、上述の補正量によるシミュレーション実験にお
いては良好な結果が得られている。
また、上述の実施例においては、理想的な位置の差分時
系列信号5WOiのサンプリング点への按分方法として
インパルス応答に従う按分方法を適用したが、他の按分
方法、例えば、第4図(B)に示すような前後のサンプ
リング点i−1、iとの時間差Δt1及びΔt2に応じ
た単純な按分方法を適用しても良い。
さらに、上述においては、按分重み係数保持部27が保
持する値として按分重み係数自体を保持するものを示し
たが、必要に応じて按分重み係数に0.6程度の係数を
乗算した値を保持させるようにしても良い。これは、ゴ
ーストによる波形歪みが大きい場合には、差分時系列信
号の値が大きくなり、この値をそのまま擬似ゴースト生
成回路2のタップ加重量としたときには、ゴースト除去
後に生じる孫ゴースト(受信テレビジョン信号に含まれ
るゴーストを遅延時間nT、強度gとし、タップの位置
をmT、その加重量をωとすると、孫ゴーストは遅延時
間が(m+n)Tで強度はg×ωとなる)が大きくなる
ため、これを避けるためである。なお、按分重み係数を
変化させずに、時間軸補正部25の後段に0.6程度の
係数を掛ける係数器を設けても同様な効果が得られる。
さらにまた、上述の実施例においては、本発明をテレビ
ジョン受像機に適用したものを示したが、ゴースト障害
が問題となる他の受信装置に対しても同様に適用するこ
とができる。
また、上述の実施例においては、垂直同期信号の立ち下
がり部分を基準信号波形としたものを示したが、ゴース
ト除去専用の基準信号波形を送信信号に重畳させるよう
にしたものに対しても適用することができる。
上述の実施例においては、基準信号波形がステップ信号
であったので、波形差分を求めた後、その差分時系列の
差分をさらに求めてタップ利得制御信号を得るものを示
したが、基準信号波形がステップ信号ではなく、パルス
信号の場合には、波形差分を直ちにタップ利得制御信号
とするようにしても良い。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、差分算定部によって得
られた擬似ゴースト生成回路に対するタップ利得制御信
号の時間軸を所定時間分だけ補正するように′したので
、残留ゴースト分を非常に小さく押さえることができる
除去性能の優れた、しかも、収束の早いゴースト除去装
置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるゴースI・除去装置の実施例を示
すブロック図、第2図は第1実施例の各部信号波形図、
第3図は時間軸補正部25の詳、[構成を示すブロック
図、第4図は時間軸補正に際してのサンプリング点への
按分方法の説明に供する路線図、第5図は基準信号波形
とタップ利得制御による波形との関係を示す路線図、第
6図は第2実施例の各部信号波形図、第7図は従来装置
を示すブロック図、第8図は従来装置の各部信号波形図
である。 1・・・タップ利得制御回路、2・・・擬似ゴースト生
成回路、4・・・加算器、5・・・係数レジスタ、10
・・・基準信号波形記憶部、18・・・波形間差分算定
部、19・・・時間差分算定部、25・・・時間軸補正
部。。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 受信信号のゴースト成分を擬似ゴーストと相殺して除去
    するゴースト除去装置において、上記受信信号が入力さ
    れて上記擬似ゴーストを生成するタップ利得可変型トラ
    ンスバーサルフィルタ構成の擬似ゴースト生成手段と、 ゴーストを含まない予め格納されている正規の基準信号
    波形と、上記受信信号における基準信号波形との差分を
    算定する差分算定手段と、 この差分算定手段からの出力信号の時間軸を所定量だけ
    補正して上記擬似ゴースト生成手段にタップ利得制御信
    号として与える時間軸補正手段とを備えたことを特徴と
    するゴースト除去装置。
JP62336379A 1987-12-30 1987-12-30 ゴースト除去装置 Pending JPH01176166A (ja)

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JP62336379A JPH01176166A (ja) 1987-12-30 1987-12-30 ゴースト除去装置

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