JPH01175918A

JPH01175918A - 美容パック材

Info

Publication number: JPH01175918A
Application number: JP62334230A
Authority: JP
Inventors: Koichi Hirata; 平田　幸一
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1987-12-29
Filing date: 1987-12-29
Publication date: 1989-07-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は皮膚表面の汚れ等を好適に吸着除去しうると共
に、皮膚の殺菌等も有効に行える美容パンク材に関する
。

（背景技術）美容パック材は顔、その他の皮膚の汚れ等を吸着除去し
て皮膚を調整する基礎化粧品として使用される。

従来この種美容パック材は種々のものが知られて、その
用途等に応じて各種の材料、薬剤が配合されて用いられ
ている。

例えば泥状のパック料を顔面に塗布し、乾燥させて用い
るものがある。しかしこの種のものは乾燥中にヒビ割れ
が生じ易い問題点がある。

本発明は天然材を用いた全く新規のパック材を提供する
ことを目的としている。

（発明の概要）本発明に係る美容パック材は、各種の有効成分を含有す
るひのき粉体を用いることを特徴としている。

本発明に係る美容パック材は、ゼリー状、ペースト状、
粉末状いずれのタイプのものとしても使用できる。すな
わち、パンク材の構成物質としてひのきの粉体を混入さ
せるものである。あるいはひのきの粉体そのものをパン
ク材として用いることができる。

ゼリー状として用い為場合は、皮膜成形剤として、すな
わち糊料として、α化澱粉、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、ポリアクリル酸ソーダ、ゼラチン
、カゼイン等を、また保湿−剤としてグリセリン、プロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビッ
ト等を用い、これらを水あるいはアルコール水溶液に溶
解し、さらにこれにひのきの粉体を均一に分散せしめる
。

ひのきの粉体の添加量は使用者の肌の状態に合わせて適
宜に増減させることができる０例えば上記の液状成分に
対してひのきの粉体を１：ｌの割合（重量比）で使用す
ることができる。このようにひのきの粉体の添加量を多
（しても、ひのきの粉体が微視的に繊維状をなしている
ために、結合材として作用し、乾燥して皮膜を形成した
場合にもひび割れが生じない。

ペースト状として用いる場合には、オリーブ油等の油分
にひのきの粉体を分散させ、さらに必要に応じて保湿剤
を添加して用いる。このペースト状として用いるときは
、使用後には拭き取り、あるいは洗い流しによって皮膚
上から落とすようにする。

粉末状として用いるときは、水等により湿らせて用いる
。他の粉末剤、例えばチタン、カオリン、タルク、亜鉛
華等と混合して用いることができる。

またその他として、腐植質に富む泥状の土にひのきの粉
体を混入させて用いることもできる。

もちろん使用の際等に他の適当な添加物、例えば卵白、
卵黄、果汁、薬草エキス、薬剤等を添加して用いること
ができる。

ひのきは芳香性物質であるフィトンチッドを多量に含有
する。このフィトンチッドは神経の昂奮を鎮める作用（
精神安定化作用）や殺菌作用を有する。したがってパッ
ク材にひのきの粉体が含有されていると、使用者は使用
中において芳香に包まれ、心地よく使用できる。また肌
が殺菌されるので各種皮膚病に対する効果が期待される
。

またひのきはヒノキチオールを含有する。このヒノキチ
オールも各種薬効があることで知られ、特に養毛効果が
あると言われている。

ひのき粉体はオガ屑を有効に利用できる。また、ひのき
の間伐材を粉体にして用いれば廃材の有効利用ができる
。

またフィトンチッドはひのきの葉に多く含有する。した
がって乾燥した葉を粉体にして用いることができる。こ
のように本発明においてひのきの粉体とは、木質部分の
みでなく葉部分を粉体したものを含む概念である。また
ひのきの粉体は、ひのきを炭化させて粉体状にしたもの
を用いることができる。

（実施例）実施例１澱粉を適当な粘度に糊化させ、この糊化した澱粉に対し
て重量比で２：１．３：ｌの割合でそれぞれひのきのオ
ガ屑を添加し、均一に混合して美容パック材を形成した
。

この美容パック材を顔面に塗布して用いたところ、乾燥
してもヒビ割れができず、またひのき独特の芳香が発せ
られて快適にパック材として用いることができた。また
繊維状のひのきのオガ屑により皮膚が適度の刺激を受け
、皮膚の汚れを落とすことができた。卵白、卵黄、果汁
を上記美容パック材に混入させて用いたところ良好に分
散した。

実施例２糊料としてポリビニルアルコール、保湿剤としてポリエ
チレングリコールを含む従来のパック剤にひのきのオガ
屑を３：１の割合で添加し、均一に混合して美容パック
剤を形成した。

この美容パック剤を顔面に塗布したところヒビ割れする
ことな（皮膜が形成された。ひのきの芳香が心地よく、
また肌に適度の刺激が感じられ、皮膚の汚れも良好に落
ちた。

実施例３オリーブ油に対してひのきのオガ屑を３：ｌの割合で添
加し、均一に分散させて美容パック剤を形成した。

本実施例においても上記と同様の好結果を得た。

実施例４腐植質に冨む土に水を添加して混練して泥状にした。こ
の泥状物にひのきのオガ屑を添加し、均一に混合した。

この混合物を全身に塗布したところ、ややヒビ割れ状に
乾燥したが剥げ落ちることはなかった。

やはりひのきの芳香が発せられ、また肌に適度の刺激が
あり、心地よ（感じられた。

泥状物を洗い落とすと、毛穴内の汚れも落ちた。

（発明の効果）以上のように本発明による美容パック材によれば、ひの
きの芳香が発せられ、心地よく使用できると共に、殺菌
作用その他の薬効が期待できる。

また繊維質のひのきの粉体が他の混合物との結着性をよ
くする結果、皮膚上に形成される皮膜にヒビ割れをほと
んど生じさせることがない。またひのきの間伐材や葉の
部分も無駄なく有効利用することができるなどの著効を
奏する。

以上、本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではな（、発
明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るの
はもちろんのことである。

Claims

【特許請求の範囲】

１、ひのき粉体を含むことを特徴とする美容パック材。