JPH01175162A - ランプのフイラメント - Google Patents
ランプのフイラメントInfo
- Publication number
- JPH01175162A JPH01175162A JP33023187A JP33023187A JPH01175162A JP H01175162 A JPH01175162 A JP H01175162A JP 33023187 A JP33023187 A JP 33023187A JP 33023187 A JP33023187 A JP 33023187A JP H01175162 A JPH01175162 A JP H01175162A
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- Japan
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- filament
- thin film
- tungsten
- protective thin
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Links
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Landscapes
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、真空又はガス封入ランプ用のフィラメントに
関する。
関する。
第5図はランプの一般的な構成を示しており、その内部
を真空状態もしくは適宜ガスを封入したガラス製のパル
プ1内に突出した導入線2.2間には、コイル状のフィ
ラメント3の両端が接続され、該フィラメント3は必要
に応じその中間部をアンカー4で支持されている。
を真空状態もしくは適宜ガスを封入したガラス製のパル
プ1内に突出した導入線2.2間には、コイル状のフィ
ラメント3の両端が接続され、該フィラメント3は必要
に応じその中間部をアンカー4で支持されている。
そして、上記フィラメント3は、通常タングステン細線
をコイル状に形成したものが用いられ、フィラメント3
の表面は何等コーティングのないものであった。
をコイル状に形成したものが用いられ、フィラメント3
の表面は何等コーティングのないものであった。
ところで、無コーテイングのフィラメント3の明るさ(
光量)−寿命特性は第6図示のようになる。
光量)−寿命特性は第6図示のようになる。
同図において、明るさ・電流については定格値を100
としており寿命については定格の寿命を1×としてその
倍数で表わされている。
としており寿命については定格の寿命を1×としてその
倍数で表わされている。
第6図から明らかなように、寿命を長くすると光量の低
下を招き、反対に光量を大きくするとタングステンの蒸
発スピードが増して断線に至る時間が短くなって、寿命
が劣化する。従って、光量を落とさず長寿命化を計れな
いという問題があった。
下を招き、反対に光量を大きくするとタングステンの蒸
発スピードが増して断線に至る時間が短くなって、寿命
が劣化する。従って、光量を落とさず長寿命化を計れな
いという問題があった。
従って、本発明の解決すべき技術的課題は上記従来欠点
の解消にあり、その目的とするところは、光量を落とさ
ず長寿命化を計れるフィラメントを提供するにある。
の解消にあり、その目的とするところは、光量を落とさ
ず長寿命化を計れるフィラメントを提供するにある。
本発明の目的は、タングステン材からなるフィラメント
に、タングステンの蒸発を抑える保護薄膜をスパッタリ
ング法で被着することによって達成される。
に、タングステンの蒸発を抑える保護薄膜をスパッタリ
ング法で被着することによって達成される。
スパッタリングによって、タングステン材よりなるフィ
ラメントには、炭化物、ホウ化物、窒化物が適宜膜厚で
被着される。被着された保護薄膜は、フィラメントの表
面に緻密で密着力の良い被膜を形成し、タングステンの
蒸発を抑止する。
ラメントには、炭化物、ホウ化物、窒化物が適宜膜厚で
被着される。被着された保護薄膜は、フィラメントの表
面に緻密で密着力の良い被膜を形成し、タングステンの
蒸発を抑止する。
以下本発明を、本発明の実施例に係る第1図〜第4図を
参照しつつ説明する。
参照しつつ説明する。
第1図及び第2図に示すよう°に、本発明に係るフィラ
メント5は、タングステン細線をコイル状に形成してな
るフィラメント基材6の表面に、スパッタリングによっ
て保護薄膜7が被着されたものとなっている。
メント5は、タングステン細線をコイル状に形成してな
るフィラメント基材6の表面に、スパッタリングによっ
て保護薄膜7が被着されたものとなっている。
上記保護薄膜7の材料としては、TaC,HfC,Nb
C,Tax C,TiC+ ZrC等の炭化物、Hf
B 21 Hf B 、T a B 21 Z r
B 2等のホウ化物、或いは、HfN、TaN等の窒
化物を用いることが出来、その膜厚は材料に応じて適宜
設定される。例えば、保護薄膜7がTaCの場合は、膜
厚は1〜5μmに設定される。
C,Tax C,TiC+ ZrC等の炭化物、Hf
B 21 Hf B 、T a B 21 Z r
B 2等のホウ化物、或いは、HfN、TaN等の窒
化物を用いることが出来、その膜厚は材料に応じて適宜
設定される。例えば、保護薄膜7がTaCの場合は、膜
厚は1〜5μmに設定される。
保護薄膜7は、フィラメント基材(タングステン) 6
の蒸発劣化を抑え、フィラメント5の寿命を延ばす。ま
た、タングステンの蒸発を抑えることから、前記バルブ
1内の黒化を減少させる。
の蒸発劣化を抑え、フィラメント5の寿命を延ばす。ま
た、タングステンの蒸発を抑えることから、前記バルブ
1内の黒化を減少させる。
(実験例−1)
タングステン材よりなるフィラメント基材6を用意し、
まずグロー放電(Arガス)による逆スパツタを100
W、5分間行なって表面処理を行なった。次に、マグネ
トロン高周波二極スパッタリング装置を用い、Arガス
・4〜6XIQ−”torrの雰囲気中で、出力400
W、40分間のスパッタリングによって、約3μm厚の
TaCよりなる保護薄膜7を形成した。なお、上記ユバ
ツタ工程中、フィラメント基材6は自・公転させられて
いて均一な膜形成が計られた。この後、500〜600
℃でベーキングを行ない、保護薄膜の密着力の強化を計
った。
まずグロー放電(Arガス)による逆スパツタを100
W、5分間行なって表面処理を行なった。次に、マグネ
トロン高周波二極スパッタリング装置を用い、Arガス
・4〜6XIQ−”torrの雰囲気中で、出力400
W、40分間のスパッタリングによって、約3μm厚の
TaCよりなる保護薄膜7を形成した。なお、上記ユバ
ツタ工程中、フィラメント基材6は自・公転させられて
いて均一な膜形成が計られた。この後、500〜600
℃でベーキングを行ない、保護薄膜の密着力の強化を計
った。
このように作製されたフィラメント5と、コーティング
のない従来品(タングステン)フィラメント3とを用い
、L X 10−’torrの真空中において8A、8
Vの印加条件で、両者の経時重量変化測定・対比した。
のない従来品(タングステン)フィラメント3とを用い
、L X 10−’torrの真空中において8A、8
Vの印加条件で、両者の経時重量変化測定・対比した。
この結果を示したのが第3図で、同図から明らかなよう
に、従来品に比して蒸発度合が相当に減じられ、12時
間経過後においては、実験例によるフィラメント5は従
来品よりも半分以下の重量減少に留まることが確認され
た。
に、従来品に比して蒸発度合が相当に減じられ、12時
間経過後においては、実験例によるフィラメント5は従
来品よりも半分以下の重量減少に留まることが確認され
た。
(実験例−2)
実験例−1と同様の手法で、膜厚3μmのTaCよりな
る保護薄膜7をもつフィラメント5を作製し、このフィ
ラメント5とコーティングのない従来品のフィラメント
3とを、同一長さのものを直列に接続・固着したものを
用意した。この2つのフィラメント5.3を直列に接続
したものを用い、I X 10−’torrの真空中に
おいて8A、8Vの印加条件で断線寿命試験を行なった
。この結果を示したのが、第4図の表図で、同図から明
らかなように8つのサンプル総てにおいて、従来品のフ
ィラメント3側において断線が生じた。なお、この従来
品の平均寿命時間は27.4時間であった。
る保護薄膜7をもつフィラメント5を作製し、このフィ
ラメント5とコーティングのない従来品のフィラメント
3とを、同一長さのものを直列に接続・固着したものを
用意した。この2つのフィラメント5.3を直列に接続
したものを用い、I X 10−’torrの真空中に
おいて8A、8Vの印加条件で断線寿命試験を行なった
。この結果を示したのが、第4図の表図で、同図から明
らかなように8つのサンプル総てにおいて、従来品のフ
ィラメント3側において断線が生じた。なお、この従来
品の平均寿命時間は27.4時間であった。
そして、残った本発明によるフィラメント5側のみで、
更に同一条件で断線寿命試験を行なったところ、従来品
よりも平均11時間(40%)、寿命が延びることが確
認された。
更に同一条件で断線寿命試験を行なったところ、従来品
よりも平均11時間(40%)、寿命が延びることが確
認された。
(実験例−3)
実験例−1と同様の手法で、出力200W。
120分間のスパックによって膜厚3μmのTaCより
なる保護薄膜7をもつフィラメント5を作製した。この
フィラメント5と従来品フィラメント3とを、I X
10−’torrの真空中で、015A。
なる保護薄膜7をもつフィラメント5を作製した。この
フィラメント5と従来品フィラメント3とを、I X
10−’torrの真空中で、015A。
18Vの印加条件で寿命試験を行なった。この結果、従
来品の平均寿命が220時間であるのに対し、このフィ
ラメント5は平均寿命が403時間となって、従来品よ
りも182%寿命が延びることが確認された。この実験
3のものは実験1,2のものと比較し、更に緻密で良質
な薄膜が形成された。
来品の平均寿命が220時間であるのに対し、このフィ
ラメント5は平均寿命が403時間となって、従来品よ
りも182%寿命が延びることが確認された。この実験
3のものは実験1,2のものと比較し、更に緻密で良質
な薄膜が形成された。
以上のように、本発明によれば、スパッタリングによる
緻密で密着力の良い保護薄膜がタングステンの蒸発を減
じるように機能するので、光量を減じることなく長寿命
化が計れるランプのフィラメントが提供し得る。また、
長寿命を従前と同程度のものとして期待するのなら、光
量のアップが計れる。
緻密で密着力の良い保護薄膜がタングステンの蒸発を減
じるように機能するので、光量を減じることなく長寿命
化が計れるランプのフィラメントが提供し得る。また、
長寿命を従前と同程度のものとして期待するのなら、光
量のアップが計れる。
第1図〜第4図は本発明の実施例に係り、第1図はフィ
ラメントの拡大図、第2図はフィラメントの要部拡大断
面図、第3図は実験例−1によるフィラメントの通電経
時重量変化を示すグラフ図、第4図は実験例−2による
断線試験の結果を示す説明図、第5図はランプの一般的
な構成を示す説明図、第6図は従来のフィラメントの明
るさと寿命との関係を示すグラフ図である。 1・・・・・・バルブ、2・・・・・・導入線、3・・
・・・・フィラメント(従来品)、4・・・・・・アン
カー、5・・・・・・フィラメント、6・・・・・・フ
ィラメント基材、7・・・・・・保護薄膜。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 ttE(%ン
ラメントの拡大図、第2図はフィラメントの要部拡大断
面図、第3図は実験例−1によるフィラメントの通電経
時重量変化を示すグラフ図、第4図は実験例−2による
断線試験の結果を示す説明図、第5図はランプの一般的
な構成を示す説明図、第6図は従来のフィラメントの明
るさと寿命との関係を示すグラフ図である。 1・・・・・・バルブ、2・・・・・・導入線、3・・
・・・・フィラメント(従来品)、4・・・・・・アン
カー、5・・・・・・フィラメント、6・・・・・・フ
ィラメント基材、7・・・・・・保護薄膜。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 ttE(%ン
Claims (1)
- タングステン材からなるフィラメントに、タングステン
の蒸発を抑える保護薄膜をスパッタリング法によつて被
着したことを特徴とするランプのフィラメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33023187A JPH01175162A (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | ランプのフイラメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33023187A JPH01175162A (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | ランプのフイラメント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01175162A true JPH01175162A (ja) | 1989-07-11 |
Family
ID=18230322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33023187A Pending JPH01175162A (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | ランプのフイラメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01175162A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005276841A (ja) * | 2004-03-23 | 2005-10-06 | Patent Treuhand Ges Elektr Gluehlamp Mbh | 炭化物含有発光体を有する白熱ランプ |
JP2008507099A (ja) * | 2004-07-19 | 2008-03-06 | パテント−トロイハント−ゲゼルシヤフト フユール エレクトリツシエ グリユーラムペン ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 炭化物含有発光体を有する白熱ランプ |
JP2015046344A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-03-12 | スタンレー電気株式会社 | 白熱電球およびフィラメント |
-
1987
- 1987-12-28 JP JP33023187A patent/JPH01175162A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005276841A (ja) * | 2004-03-23 | 2005-10-06 | Patent Treuhand Ges Elektr Gluehlamp Mbh | 炭化物含有発光体を有する白熱ランプ |
JP4571879B2 (ja) * | 2004-03-23 | 2010-10-27 | パテント−トロイハント−ゲゼルシヤフト フユール エレクトリツシエ グリユーラムペン ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 炭化物含有発光体を有する白熱ランプ |
JP2008507099A (ja) * | 2004-07-19 | 2008-03-06 | パテント−トロイハント−ゲゼルシヤフト フユール エレクトリツシエ グリユーラムペン ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 炭化物含有発光体を有する白熱ランプ |
JP2015046344A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-03-12 | スタンレー電気株式会社 | 白熱電球およびフィラメント |
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