JPH01172981A

JPH01172981A - 電子複写機の用紙冷却装置

Info

Publication number: JPH01172981A
Application number: JP62330186A
Authority: JP
Inventors: Yasuhiro Iwata; 岩田　裕弘
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1987-12-28
Filing date: 1987-12-28
Publication date: 1989-07-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、用紙にトナー像を定着するための加熱部を有
する電子複写機において、用紙を加熱する装置に関する
。

（従来の技術）画像を形成する事務用機器、例えば電子複写機において
は、通常複写用紙（以下用紙という）上に転写されたト
ナー像を用紙に定着させるために、トナー像を加熱する
加熱部のヒートローラにより用紙を加熱していた。

また、用紙の両面コピーあるいは同一面への重合わせコ
ピーを行う自動両面装置を有する電子複写機においては
、二ピーされた用紙を積載部に一旦搬入し、再び積載部
から感光体ドラムおよび加熱部へ搬送されていた。

（発明が解決しようとする問題点）従来の電子複写機においては、加熱部において加熱され
たコピーは加熱されたままの状態で装置外に排出されて
いて排出されたコピーが高温のままであるので、使用者
に不快感を与えるという問題があった。

とくに上記の自動両面装置を備えた電子複写機において
は、本体内の積載部から再び給紙される用紙が高温にな
っているために、機体内の温度、とくに用紙に反復して
接触する感光体ドラムが高温になって画像形成の特性に
悪影響を与えるという問題があった。

本発明の目的は、加熱部を通過する用紙を冷却し得る電
子複写機の用紙冷却装置を提供することにある。

（問題点を解決するための手段）本発明の電子複写機の用紙冷却装置は、感光体ドラムに
形成されているトナー像が転写された用紙を、加熱定着
してコピーを得る加熱部を有する電子複写機、またはコ
ピーされた用紙を一旦Ｗ！載部に搬入してから糞給紙し
て用紙の裏面複写あるいは重ね合わせ複写を行う自動両
面装置を有する電子複写機において、前記加熱部通過後
の用紙に接触し得る位置の被冷却部材に、冷却面を位置
させた電子冷却素子を具備することを特徴としている。

（作　用）本発明の電子複写機の用紙冷却装置では、加熱部を通過
した用紙が接触し得る位置の被冷却部材に、電子冷却素
子の冷却面を配置することにより加熱部を通過した用紙
の熱を除去することができ、これにより用紙を取り扱う
使用者の不快感および感光体ドラムの特性低下を解消す
ることができる。

（実施例）以下、本発明の一実施例を、図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の一実施例が通用されている電子複写機
の正面図である。電子複写機ｌの上部の原稿載置台に載
置された原稿は、露光ランプ２により照射されている。

原稿から反射する光像は複数の反射ミラー３．４．′５
およびレンズ６を含む光学系を経て、矢印方向に回転す
る感光体ドラム３に投光され、これにより感光体ドラム
３には静電潜像が形成される。

感光体ドラム３に形成された静電潜像に、現像装置１０
によりトナーを付着させることにより感光体ドラム３に
はトナー像が形成される。給紙トレー７内の用紙８は、
ピンチローラ９および搬送ローラ１１により感光体ドラ
ム３の周面に搬送され、転写チャージャ１２によりトナ
ー像が転゛写された後、剥離チャージャ１３により感光
体ドラム３から剥離される。剥離された用紙８は、搬送
ベルト１４によりヒートローラ１５らかなる加熱部１６
に搬送されて加熱され、用紙８上のトナー像は加熱され
て定着される。

トナー像が定着されて加熱部１６を通過後の用紙８は被
冷却部材としてのガイド板１７によりガイドされ、排出
ローラ１８により排紙トレー１９上に排出される。ガイ
ド板１７の下部には、ペルチェ素子を利用した電子冷却
素子２１が配設されている。

第２図は、上記電子冷却素子２１としてのペルチェ素子
を示している。１対の電気絶縁板２２．２３間には、熱
電素子２４．２５が導電体２６．２７．２８を介して配
置されている。直流電源２９により直流電圧が導電体２
７．２８間に印加され、直流電圧の極性の方向に応じて
一方の電気絶縁板２２側で吸熱作用を、また他方の電気
絶縁板２３側で放熱作用を行っている。第２図の電子冷
却素子２１においては、吸熱側に被冷却部材としてのガ
イド板１７を□有し、放熱側にはアルミニウム材からな
る放熱フィン３１が配設されている。

なお、本実施例においは、第３図に示すように吸熱側に
表面の平滑な前記ガイド板１７を有し、放熱側には放熱
フィン３１が配設されたものが用いられている。放熱フ
ィン３１の放熱効果を高めるために、ファン３２を有す
るファン装置３０を放熱フィン３１の近傍に配設して矢
印３３方向の気流を発生させることも可能である。

上記被冷却部材としてのガイド板１７は、第４図に示す
ようにガイド板１７の下部に配設された複数の電子冷却
素子２１により放熱してもよい。

なお、第５図に示すようにガイド板１７にダクトを設け
てファン３４により気流３５を発生させてもよい。

上記のガイド板１７は、第１図に示すように電子複写機
１の加熱部１６の直後に配置され、加熱部１６の通過時
に高温となった用紙８に接触することにより用紙８の熱
を吸収する。吸収された熱は、気流３３により機外に排
出される。このように加熱部１６を通過後の用紙８を電
子冷却素子２１により冷却することにより、排紙トレー
１９上に排出された用紙８は常温の状態にあって、使用
者が高温の用紙８に接触する不具合は解消されている。

第６図は、用紙の両面コピーまたは重合わせコピーを行
う自動両面装置を備えた電子複写機４１を示している。

電子複写機４１はサイズの異なる用紙８を収納している
複数の給紙トレー７を有しており、いづれかの給紙トレ
ー７から給紙される用紙８は、感光体ドラム３において
トナー像が転写され、さらに加熱部１６においてトナー
像の加熱定着が行われる。通常のコピーを行う場合には
、用紙８はそのまま排紙トレー１９上に排出される。

また、一方の面にコピーを終えた用紙８を、両面コピー
あるいは重ね合わせコピーを行う場合には、図示しない
切り換え部材にガイドされて用紙８は搬送路４２を搬送
され、さらに前部が上向きに傾斜している積載部４３に
搬入される。

積載部４３に搬入された用紙８は、ピンチローラ４４に
より再び積載部４３から給紙され、用紙８に両面コピー
を行う場合には、そのまま搬送路４５を経て再び感光体
ドラム３に給紙されてトナー像の転写が行われる。また
、用紙８に重合わせコピーを行う場合には、積載部４３
から給紙された用紙８は、−旦スイッチバック部４６内
に戻されて表裏を入れ換えた後感光体ドラム３に搬送さ
れている。

加熱部１６および積載部４３間の搬送路４２の適所には
、前述した電子冷却素子２１が複数個設けられており、
その冷却面は用紙８に接触しうる位置にある。電子冷却
素子２１から放熱される熱は矢印４７で示すように機外
に排出される。このように、搬送路４２に電子冷却素子
２１を設けることにより、加熱部１６を通過後の用紙８
は電子冷却素子２１に冷却された後に積載部４３に搬入
される。従って、積載部４３から再び給紙される用紙８
は、高温でない状態で感光体ドラム３に接触するので、
感光体ドラム３の特性を低下させることは防止されてい
る。

第７図は電子冷却素子２１を搬送路４５の適所に設けた
例を示している。加熱部１６を通過して積載部４３に搬
入される用紙８は高温の状態にあるが、用紙８を積載部
４３から再び供給するとき、用紙８は搬送路４５の電子
冷却素子２１により冷却されてから感光体ドラム３に搬
送される。

給紙トレー７の下方には、用紙８のスタックしている保
存ケース４８が配設されている。上記電子冷却素子２１
の放熱面は、保存ケース４８の側面に穿設された通気口
４９に対向しており、電子冷却素子２１の放熱面からの
熱は、上記通気口４９を通って保存ケース４８内に供給
されて用紙８を加熱し、用紙８の有する湿気を除去して
いる。

このように、電子冷却素子２１を、搬送路４５に設ける
とともにその放熱面からの熱を保存ケース４８内に供給
することにより、電子冷却素子２１は、積載部４３から
供給される用紙８を冷却するとともに保存ケース４８内
の用紙８の除湿を兼用して行うことができる。用紙８を
除湿した状態で感光体ドラム３に供給することにより、
感光体ドラム３のトナー像を用紙８に転写するときの転
写効率を、多湿状態の室内でコピーしても高めることが
できる。

電子冷却素子２１ので冷却される被冷却部材としてのガ
イド板１７の冷却面が結露すると、用紙８が冷却面を通
過する際に用紙８の水滴が付着して通紙抵抗が増大する
不具合がある。第８図に示すガイド板１７の冷却面には
、結露検知素子５１が配設されている。この結露検知素
子５１により検知されたガイド板１７の結露状態が検知
されると、結露検知回路５２および湿度制御回路５３に
より電子冷却素子２１の冷却温度が適正の状態になるよ
うに昇温させてガイド板１７の結露状態の進展を未然に
防止することができる。

［発明の効果］以上説明したように本発明によれば、電子複写機の加熱
部を通過した用紙が接触し得る位置の被冷却部材に、電
子冷却素子の冷却面を配置することにより加熱部を通過
した用紙の熱を除去することができ、これにより用紙を
取り扱う使用者の不快感および感光体ドラムの特性低下
を解消することがで、きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す電子複写機の用紙冷却
装置の正面図、第２図は電子冷却素子の一例を示す正面
図、第３図は電子冷却素子の変形例を示す正面図、第４
図は被冷却部材としてのガイド板の変形例を示す斜視図
、第５図はガイド板のさらに別の変形例を示す斜視図、
第６図は自動両面装置を備えた電子複写機の冷却装置の
一実施例を示す正面図、第７図は第６図にける装置の変
形例を示す正面図、第８図は結露検知手段を備えたガイ
ド板を示す斜視図である。１．４１・・・・・・電子複写機３・・・・・・感光体ドラム８・・・・・・用紙１６・・・・・・加熱部１７・・・・・・ガイド板（被冷却部材）２１・・・・・・電子冷却素子（ペルチェ素子）４３・・・・・・積載部

Claims

【特許請求の範囲】

（１）感光体ドラムに形成されているトナー像が転写さ
れた用紙を、加熱定着してコピーを得る加熱部を有する
電子複写機、またはコピーされた用紙を一旦積載部に搬
入してから再給紙して用紙の裏面複写あるいは重ね合わ
せ複写を行う自動両面装置を有する電子複写機において
、前記加熱部通過後の用紙に接触し得る位置の被冷却部
材に、冷却面を位置させた電子冷却素子を具備すること
を特徴とする電子複写機の用紙冷却装置。
（２）電子冷却素子が、ペルチェ素子を利用した熱電冷
却素子であることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
載の電子複写機の用紙冷却装置。
（３）電子冷却素子が、前記感光体ドラムと積載部間に
配置されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
記載の電子複写機の用紙冷却装置。
（４）電子冷却素子が、その放熱面を給紙装置側に対向
していて、放熱面からの熱を給紙装置の用紙に供給して
用紙を加熱することを特徴とする特許請求の範囲第１項
記載の電子複写機の用紙冷却装置。
（５）被冷却部材が、被冷却部材の冷却面の結露を検出
するとともにに冷却面の温度を制御する制御手段を有す
ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の電子複
写機の用紙冷却装置。