JPH01171484A - キシロオリゴシル転移酵素の製造法 - Google Patents

キシロオリゴシル転移酵素の製造法

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JPH01171484A
JPH01171484A JP32846887A JP32846887A JPH01171484A JP H01171484 A JPH01171484 A JP H01171484A JP 32846887 A JP32846887 A JP 32846887A JP 32846887 A JP32846887 A JP 32846887A JP H01171484 A JPH01171484 A JP H01171484A
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xylooligosyl
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Yasushi Mitsuishi
三石 安
Hitoshi Yamabe
倫 山辺
Mitsuo Yagisawa
八木沢 三男
Yoshiyuki Takasaki
高崎 義幸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、アクレモニウム属菌による新規なキシロオリ
ゴシル転移酵素Aの製造法に関するものであ る。
「従来技術」 広い意味での糖転移反応は、重要な界面活性剤の一つで
ある蔗糖エステルや1.さ各°種の糖を含む医薬品の合
成において工業的に重要な反応である。
従来、こうした化学製品や医薬は、有機化学的合成法や
、それらを含む天然物からの抽出により製造されてきた
。近年、糖転移酵素を用いた合成法の開発がなされつつ
あり、プルラナーゼの逆反応を用いた、分岐サイクロデ
キストリンの合成などが注目されている。
糖転移を触媒する酵素としては、糖ヌクレオチド誘導体
を供与体とするもの、蔗糖や各種のオリゴ糖、グリコシ
ドを供与体とするものが知られており、これらの中には
、その逆反応により糖転移をおこなう糠油水分解酵素も
含まれる。このうち、供与体の得やすさから、糖ヌクレ
オチド誘導体を供与体として要求する酵素は工業的な利
用には不適当と考えられ、それ以外を供与体とする糖転
移酵素、あるいは加水分解酵素の逆反応の利用が検討さ
れている。
従来、これらの糖転移酵素を利用する転移生成物の合成
は、供与体が取得しやすいという点から蔗糖、グルコ−
1゛夏あるいはガラクトース系のグリコシド、オリゴ糖
を供与体とする系で研究開発がなされており、キシロー
ス系の利用に関する研究開発はほとんどない、また、キ
シロース系で知られている酵素による糖転移反応は、キ
シラナーゼ、キシロシダーゼの逆反応によるもののみで
、それもキシロースを一つづつ転移するキシロシル転移
のみが知られているにすぎない。
一方、植物性バイオマス中に多量に含まれいるキシラン
、あるいはキシランから調製されるキシロオリゴ糖を供
与体として、糖転移反応により有用な転移生成物を製造
できるならば、キシランのより高度な利用を可能にし、
したがって再生産可能なバイオマスの工業的利用におい
ても非常に重要な技術を提供することになる。
「目的J 本発明者らは、植物性バイオマスに多量に含まれている
キシランの高度利用という観点から、キシランおよびキ
シランから調製されるキシロオリゴ糖を供与体゛とじて
、キシロシルあるいは従来ま一2゛ ったく知られ゛ていなかったキシロオリゴシル転移によ
り、有用な転移生成物を製造することを口指し、キシロ
ース系での糖転移酵素の開発に着手した。その結果、中
温性糸状菌の一種アクレモニウム属の一菌株が、キシロ
オリゴシル転移作用をもち、かつ糖以外のアルコール類
を受容体として利用できる新規なキシロオリゴシル転移
酵素^を生産することを見いだし本発明を完成するに至
った。
「構成」 本発明は、キシロオリゴシル転移酵素を生産するアクレ
モニウム属菌を培養し、培養物より新規なキシロオリゴ
シル転移酵素^を採取することを特徴とする、キシロオ
リゴシル転移酵素^の製造法に関するものである。
以下に、本発明の内容を具体的に説明する0本発明にお
いては、その例示菌株としてアクレモニウム・セルロリ
ティカスが有効に利用される。
次に、本発明において使用されるキシロオリゴ・′:1
1 シル転移酵素A生産菌・の菌学的性質を示すと下記の、
1′− 通りである。   ′ 生育: 麦芽エキス寒天培地上では生育は速く、30’
C7日間で直径71)amに達する。集落は最初白色で
後にやや黄色味をおびる。気生菌糸は緩く盛り上がり羊
毛状を呈し、時に縄状の菌糸束を形成する。
培養後期辱さは集落裏面は桃褐色ないし赤褐色を呈する
。ツアペック寒天上でもほぼ同様な生育を示すが、気生
菌糸の盛り上がりはより少ない、生育pH範囲は3.5
〜6.0で最適p旧よ4付近、生育温度範囲は15℃〜
43°Cで、最適生育温度は30℃である。
形態: 菌糸の直径は0,5〜2.5μ霧、無色で菌糸
には隔壁が認められる。また、菌糸表面は平滑である。
分生子: 分生子形成能は非常に不安定で、ツアペック
寒天および麦芽エキス寒天培地による継代培養により容
易に消失した0分離時に1おける観察では、分生子柄は
気生菌糸側面より突出し、無色であった0分生子は亜球
形で滑面、無色で連鎖は非常に緩く分散しやすかった。
以上の菌学的・性・°質について、W、 Ga+as 
 r (Cephalosporium  artig
e  5chi+smelpi1ge)  p84. 
 G、Fisher編(1971) JおよびC,11
,旧ckinson  r MycologicalP
apers 115巻 plO(1968)Jを参照し
た結果、本菌はアクレモニウム(^cremonium
)rItに近縁の糸状菌と考えるのが妥当であると考え
た。なお、本菌はキシロオリゴシル転移酵素の他に著量
のセルラーゼを生産するという特徴をもっており、従来
アクレモニウム属菌にはセルラーゼ生産能の高い菌が知
られていなかったことがら、本菌をアクレモニウム・セ
ルロリティカス (Acre+sonium cell
ul。
1yticus)と命名した0本菌はFERM P−6
867として工業技術院微生物工業技術研究所に寄託さ
れている。
本発明のアクレモニウム属によるキシロオリゴシル転移
酵素^を生産するためには、通常、キシログルカン、セ
ルロー人 アビセル、キシラン、 フスマ、稲ワラ、バ
ガスなと植物性バイオマスを炭素源とし、これに窒素源
として、硝酸塩、アンモニウム塩あるいはペプトン、酵
母エキスのような無機または有機の窒素源と小量の金属
塩を含む液体または個体培地°!を用い、 20〜40
℃で、 2〜15日間i′ぐ・ 、−; 程度、好気的に培′養される。キシロオリゴシル転移酵
素Aは菌体外に生産される酵素であるため、液体培地の
場合は、培養後濾過あるいは遠心分離した上澄液を、そ
して個体培養の場合は培養後、水または適当な無機塩類
で抽出した液を、租酵素液として用いることができる。
!酵素液は、そのまま使用してもよいが、例えば硫安塩
析法やアセトン沈澱法など公知の方法により、酵素粉末
を得ることができる。さらに、本酵素は耐熱性であるこ
とから、この性質を利用して、pH4,965℃で2時
間30分の熱処理を行うことにより、キシロオリゴシル
転移酵素Aの活性を損なうことなく、不純物を変性沈澱
させて除くことができ、キシロオリゴシル転移酵素^活
性の純度の高まった酵素液を簡単に調製することができ
る。このようにして得られた、キシロオリゴシル転移酵
素A標品は次のような性譬を持っている。
(1) 分子量および等電0点 精製されたキシロオリゴシル転移酵素^は、分子量51
.OQOで等電煮碍約5.0である。
(2) 作用  、i キシロオリゴシル転移酵素Aは、キシランおよびキシラ
ンから調製された′キシロビオース以上のキシロオリゴ
糖に作用し、これをキシロシルまたはキシロオリゴシル
供与体として、受容体のアルコール性水酸基に転移し、
キシロシルまたは、キシロオリゴシル転移生成物を生成
する。この転移作用について、キシロペンタオースの場
合を例に具体的に述べると、本供与体は該酵素によって
キシロトリオシル転移およびキシロビオシル転移を引き
起こす供与体として利用される。それぞれの転移の起こ
る確率は、キシロトリオシル転移が約85%の確率で、
またキシロビオシル転移が約15%の確率で起こる。そ
の他の直鎖キシロオリゴ糖について初期反応におけるキ
シロオリゴシル転移の起こる確率を、キシロペンタオー
スも含めて表−1に示した。
表−1 表中の X−〜×6−はそれぞれキシロシル残基からキ
シロトリオシル転移を示している。
表に示したように、キシロヘキサオース以上のキシロオ
リゴ糖を供与体としたとき、キシロトリオシル転移物以
上の転移物が生成するが、反応時間が長くなるとこれら
は再分解され、最終的にキシロビオシル転移物およびキ
シロトリオシル転移物を与える。
本酵素は、基質オリゴ糖の濃度が1χという低いル以上
のオリゴ糖残基を受容体のアルコール性水酸基に転移で
きる。このような作用をもつ糖転移酵素はこれまでまっ
たく知られていなかったものであり、本発明による開示
が最初のものである。
そこで、本酵素をキシロオリゴシル転移酵素^と命名し
た。
(3)供与体 供与体としてはキシロビオース以上のキシロオリゴ糖お
よびキシランが利用できるが、キシロテトラオース以上
のキシロオリゴ糖およびキシランを供与体としたとき転
移活性が充分となる。
(4)受容体 受容体としては、キシロビオース以上のキシロオリゴ糖
が利用でき、これらは供与体としても働くので、これら
を受容体とすると、事実上オリゴ糖のキシロシド結合の
再配置、いわゆる、結合の不均化がおこる。キシロース
、グルコースなとの単糖類は、受容体として適していな
い、また、蔗糖、マルトースなど、キシロース系以外の
オリゴる糖量外の各種アルコール類のうち、水溶性およ
び微水溶性のアルコール類は、受容体となり、その水酸
基に対してキシロオリゴシル転移が起こり、キシロオリ
ゴ糖誘導体を生成する。
(5)作用pHおよび最適作用ρ) 本酵素の作用pfl範囲は、45℃で1o分間作用させ
たとき第1図aに示したように、2113〜6であり、
最適作用pHは約5に認められた。
(6)安定PH範囲 クエン酸−リン酸塩M衝液中で、25℃24時間放置し
たときの安定pH範囲は、第1図すに示したように、約
pH2,5〜8.5であった。
(7)作用温度範囲および最適作用温度0.1駕キシロ
テトラオースを供与体および受容体として用い、pH4
,9で1o分間作用させたとき、第2図aに示したよう
に、約90℃までの高温まで転移活性が認められたが、
最適作用温度は80’Cであっり、一方、キシロオリゴ
糖以外のアルコール類を受容体と口上用いたときは、第
2図すに示したように作用温度の低下がおこり、50%
プロピルアルコール存在下では、55℃まで作用し、f
k31!!作用温度は50℃であった。  − (8)熱安定性 キシロオリゴシル転移酵素Aを0.1M酢酸yI街液(
pH4,9)のもとで、各温度で1時間加熱処理した残
存活性は、第37 aに示したように、70℃まではほ
とんど失活せず、75°Cで約4oχそして85°c、
1時間の加熱で約95%が活性を失った。また、50%
 n−プロピルアルコール存在下、pH4,9で加熱処
理した場合は、第3図すに示したように、45°Cまで
はほとんど失活せず、55℃で約25%、そして70’
C11時間の加熱で約95瓢が活性を失った。
(9)阻害剤 各種金属イオンのうちで、lsM以上の水銀イオンおよ
び銅イオンにより、本酵素は強く阻害された。
(10)精製法 本酵素は培養P液を、65℃2時間30分加熱処理し、
含まれる不純タンパク質を変性させ生じた沈澱を遠心分
離により除・□−いた後、DEAE−トヨバール、陰イ
オン交換体pn′E’ 94のカラムをもちいたイオン
交換および吸着クロマトグラフィー、さらにバイオゲル
^0.5−カラムによるゲルが過により、ディスクゲル
電気泳動的に均一にまで分離精製できた。
(11)活性測定法 本酵素は、キシロオリゴ糖を受容体および供与体として
転移をおこなうことから、キシランから調製した、キシ
ロテトラオースの0.B水溶液100μm (pH4,
9>に対して、適量の酵素を添加し全量を150μlと
し、45℃で10分間反応させ、生成するキシロペンタ
オース以上の転移生成物を、リクロソルブN112カラ
ムをもちいた高速液体クロマトグラフィーにより分離定
量して活性を求めた。この条件で、1分間に1μgのキ
シロペンタオース以上のキシロオリゴ糖を生成する酵素
量を1単位とした。
「効果」 以上のとおり、本発明に開示した新規なキシロオリゴシ
ル転移酵素Aは、キシランから調製されるキシロオリゴ
糖あるいはキシランを供与体としてキシロオリゴシル転
移をおこなう、新規な酵素であり、また50χアルコー
ル中で安定に作用しキシロオリゴ糖誘導体を生成すると
いう有用な性質をもつものである。そして、このように
生成したキシロオリゴ糖誘導体は、親水性の糖部分と疎
水性の修飾部分をもつことから界面活性作用をもつもの
が多くあると推定され、キシランからこれまで考えられ
なかった有用なキシロオリゴ糖誘導体を酵素反応により
製造する道をtWIいたものである。この意味において
本発明は、キシランの利用分野に新しい技術的進歩をも
たらしたものである。
次に本発明の実施例を示す。
実施例1 セルロース4%、ペプトンIX、硝酸カリウム0.6x
、塩化カリウム0.15L  iJE酸マグネシウム0
.12X、  Q酸−カリウム1.2xおよび硫酸亜鉛
、硫l!(f銅、M酸v 7 カフ’t ソit (’
れ0.001%含む培地(tIll 4.0>20+*
I867)を接種し、30℃で6日間通気培養した。培
養後遠心分離により除菌し、得られた上澄液についてキ
シロオリゴシル転移酵素^活性を測定した結果。
培養液1ml当り220単位であった。
実施例2 実施例1において、炭素源をセルロースに代えて、キシ
ログルカン(大日本製薬製 グリロイド33) 4Kを
添加した培地に、アクレモニウム・セルロ6ティカス(
FERN P−6867)を接種し30℃で8日間通気
培養した。遠心分離した上澄液中のキシロオリゴシル転
移酵素A活性は、培養液11当り1200単位であった
この培養上澄液のPHを4.9に調製して、65℃2時
間30分加熱処理した後、生じた沈澱を遠心分離により
除き、キシロオリゴシル転移酵素At1Ii性をもつ酵
素標品を得な、キシロオリゴシル転移酵素Aの回収率は
、92.4瓢であった。 ′ 実施例3 実施例2で得た熱処理酵素標品を、濃縮、脱塩IJID
HAE−)ヨパール M650および陰イオン交換体 
PBE 94ラムによりイオン交換クロマトグラフィー
をおこない活性画分を得た。この活性画分をさらにバイ
オゲルA045■カラムによるゲルー過をおこないキシ
ロオリゴシル転移酵素^を精製した。精製酵素はディス
ク電気泳動的に均一であり、活性の収率は培養上清にた
いして22%であった。また、凍結乾燥酵素標品1■g
あたりのキシロオリゴシル転移酵素A活性は、61単位
であった。
実施例4 実施例3で得られた精製酵素0.5単位を、lχキシロ
トリオース、キシロテトラオース、キシロペンタオース
およびキシロヘキサオースに60℃15分間および2時
間作用させ、反応生成物をバイオゲルP−2カラムによ
り分析した。第4図aに示すように、15分の初期反応
において、キシロトリオースからはキシロテトラオース
が、キシロテトラオースかオースからはキシロノナオー
スおよびキシロデカオースが主たる転移生成物として得
られ、本酵素がキシロオリゴシル転移を触媒しているこ
とが示された。さらに、反応時間2時間では、第4図す
に示したように、転移反応が進み、加えた基質より大き
な重合度をもつキシロウンデカオース以下の多数の転移
生成物が生成し、分子間糖転移反応がおこっていること
が示された。
実施例5 実施例3で得られた精製酵素0.5単位を、1πキシロ
テトラオースおよび炭素数1からlOまでの直鎖アルキ
ルアルコールをそれぞれ25%含む反応液中で45℃、
2時間反応させ、転移生成物をリクロソルプNlhカラ
ムをもちいた高速液体クロマトグラフィーにより分析し
た結果、キシロテトラオースに対する収率が、表−2に
示したような収率でアルキル化キシロビオースが得られ
た。
表−2 実施例6 実施例3で得られた精製酵素0,5単C◇を、lχキシ
ロテトラオースおよび炭素数2からlOまでの両末端に
水酸基を持つ直鎖アルキルジオールをそれぞれ果、キシ
ロテトラオースに対する収率が、表−3に示したような
収率でそれぞれのジオールからアルキル基の末端に水酸
基をもった、アルキル化キシロビオースが得られた。
表−3 実施例7 実施例3で得られた精製酵素0.5単位を、1xキシロ
テトラオースおよび5ee−ブチルアルコールを2移生
成物を−1し語例5と同様に分析した。その結果、キシ
ロテトラオースに対する収率が26%で5ee−ブチル
アルコールの水酸基にキシロビオースの転移した転移物
が得られた。
実施例8 実施例3で得られた精製酵素0.5単位を、1!キシロ
テトラオースおよびベンジルアルコールを25χ含む反
応液中で、45℃、2時間反応させた後、転移生成物を
実施例5と同様に分析した。その結果、キシロテトラオ
ースに対する収率が32χでベンジルアルコールの水酸
基にキシロビオースの転移した転移生成物が得られた。
実施例9 実施例5のキシロテトラオースの代わりに、キシロペン
タオースをもちいて同様な反応を行った結果、アルキル
化キシロビオースのほかに、アルキル化キシロトリオー
スも生成した。
ラン(大麦由来)および251m−プロピルアルコール
を含む反応液中で、45℃、18時間反応させた後、転
移生成物を実施g45と同様に分析した。その結果、キ
シランに対する収率が8駕でプロピルアルコールの水酸
基にキシロビオースの転移した転移生成物が得られた。
   −
【図面の簡単な説明】
第1図はアクレモニウム・セルロリティカス(FERN
 P−6867)の生産する、キシロオリゴシル転移酵
素^の最適作用pH(a )、pH安定範囲(b)をそ
れぞれ示している。 第2図は アクレモニウム・セルロリティカス(FEB
N P−6867)の生産する、キシロオリゴシル転移
酵素Aの、酢酸緩衝液中(a)、および50% n−プ
ロピルアルコール中(b)での最適作用温度を示してい
る。 第3図は、アクレモニウム・セルロリティカス(FF、
RM P−6867)の生産するキシロオリゴシル転移
酵素^の、酢酸緩衝、液−1(a>、および50%n−
プロピルアルコール中(b)での熱安定性を示している
。 第4図は、キシロトリオース(×3)からキシロヘキサ
オース(X6)を供与体および受容体として15分間(
a)および2時間(b)キシロオリゴシル転移酵素と反
応させたときの、反応生成物のバイオゲルP−2による
ゲルー過分析の溶出パターンを示している8図の上部に
示したl〜12はキシロオリゴ糖の重合度を示し、また
A〜Eは15分間反応における主要な転移生成物を示し
、それらがキシロテトラオースからキシロデカオースで
あることを示している。 特許出願人 工業技術院長 飯塚 幸三第1図 pH 第2図 反応温度(”C) 第3図 処理温度(”C) 図面の浄書 溶出液量(ml) 官庁出願 手続補正書く方式) %式% 1、事件の表示   昭和62年特許願第328468
号2、発明の名称 キシロオリゴシル転移酵素の製造法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住  所  東京都千代田区霞が関1丁目3番1号氏 
 名  (114)工業技術院長 飯 塚 幸 三4、
指定代理人  〒305

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. キシロオリゴシル転移酵素A生産能を有するアクレモニ
    ウム属菌を培養し、培養物よりキシロオリゴシル転移酵
    素Aを採取することを特徴とするキシロオリゴシル転移
    酵素Aの製造法。
JP32846887A 1987-12-25 1987-12-25 キシロオリゴシル転移酵素の製造法 Pending JPH01171484A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6140097A (en) * 1997-03-04 2000-10-31 Meiji Seika Kaisha Ltd. Mesophilic xylanases

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61162181A (ja) * 1985-01-11 1986-07-22 Agency Of Ind Science & Technol 耐熱性キシラナ−ゼの製造法

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