JPH01170020A - 不純物拡散方法 - Google Patents

不純物拡散方法

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JPH01170020A
JPH01170020A JP32878887A JP32878887A JPH01170020A JP H01170020 A JPH01170020 A JP H01170020A JP 32878887 A JP32878887 A JP 32878887A JP 32878887 A JP32878887 A JP 32878887A JP H01170020 A JPH01170020 A JP H01170020A
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Japan
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wafer
groove
quartz
impurity
diffusion
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Koichi Iwamoto
孝一 岩本
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Mitsubishi Metal Corp
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Mitsubishi Metal Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、パワートランジスタ等の半導体装置の基板
として用いられるシリコンウェーハの不純物拡散方法に
関する。
[従来の技術] パワートランジスタ等の半導体装置の基板として用いら
れるシリコンウェーハ(以下、ウェーハと略称する)の
製造工程において、例えばn型のウェーハに燐元素を拡
散させてn0領域を形成するように、ウェーハ表面に不
純物元素を高濃度に拡散させて、トランジスタのコレク
タ部分の直列抵抗を減少させることが行われている。こ
の不純物元素の拡散方法には種々の方法があるが、例え
ば、特公昭56−39049 (特許番号109308
2号)に記載されているように、ウェーハに不純物元素
を供給して、ウェーハ表面に不純物元素を高濃度で含ん
だ表面層を形成するプレデポジション段階と、この表面
層が形成されたウェーハを、相互に重ね合わせ密着せし
めた上で熱処理し、上記表面層からウェーハに不純物元
素を拡散させ、所要浸度の拡散層を形成するドライブイ
ン段階とから成る二段階拡散方法が知られている。
上記二段階拡散方法におけるプレデポジション段階にお
いて、ウェーハに不純物元素を供給する方法としては、
ボックス法、液相法、固相法、気相法、及びペインティ
ング法等が知られている。
これら各方法の中で、液相法は、拡散源として液相の不
純物元素化合物、例えばオキシ塩化燐(POCl、)、
臭化燐(PBrs)あるいは三臭化硼素(BBra)等
を用い、この液相の不純物元素をキャリアガスにてバブ
リングさせてウェーハ表面に供給し、ウェーハ表面に不
純物元素のガラス層を形成させるものであり、以下この
液相法をn型のウェーハに、燐元素が拡散されたn°領
領域形成する場合を例にとり、第6図に基きながら装置
、手順の順に説明する。
第6図において符号lは、不純物拡散に使用される石英
ポートである。この石英ポートlには、その上面に、複
数枚の円形のn型のウェーハ2を、その表面と直交する
方向に等間隔に隙間を空けて立設させるための溝部1a
が多数形成されている。
また、符号3は拡散炉である。この拡散炉3は、一端が
開放され、さらに他端(こ不純物元素を導入するための
不純物元素導入部(以下、導入部と略称する)4aが形
成された石英チューブ4と、この石英チューブ4の外周
面を覆うヒーター5とからなるものである。そして、上
記石英チューブ4の導入部4aは、図示しない不純物元
素供給源と接続されている。この不純物元素供給源は、
約20° Cに保たれた液相の不純物元素化合物、すな
わち燐元素の化合物、例えばオキシ塩化燐(POCl、
)、三臭化燐(PBr、)あるいは塩化燐(PCI)に
、酸素ガスをバブリングさせるか、もしくは窒素ガスを
バブリングさせて不純物を含むキャリアガスを拡散炉3
内に送り込むものである。なお、この時必要とされる燐
徽は、例えばウェーハ1000枚を抵抗5Ωにする場合
では、およそ100μg単位の微量であり、バブリング
により十分な量が供給可能である。従って、不純物拡散
に当たっては、余分な不純物、例えば指紋(指紋はリン
を含む)を付けたり、汗を付けることは厳禁される。ま
た、キャリアガスとして窒素ガスを用いた場合には、同
時に酸素ガスも一緒に拡散炉3へ送られるようになって
いる。
次に、上記構成の装置を用いて、ウェーハ2に不純物元
素を含んだ表面層を形成する手順を説明する。
まず、n型の各ウェーハ2を、前処理として弗酸−硝酸
系のエツチング液にて厚さ数μmの洗浄エツチングを行
うか、または一連の有機溶剤洗浄または強酸洗浄を行い
、引き続いてウェーハ2を乾燥窒素等で乾燥させる。
次に、上記前処理が終わったウェーハ2を、上記石英ポ
ートlの溝部1aに挿入して、石英ポートl上に各ウェ
ーハ2を立設させ、ついで、石英ポートlを、拡散炉3
内のヒーター5に覆われた均熱部分に挿入する。
ついで、ヒーター5を加熱して、拡散炉3内の温度をt
ooo″C以上の所要の温度まで昇温さ仕ると共に、不
純物元素供給源内の液相の燐元素化合物中に、酸素ガス
ないしは窒素ガスをバブリングさせて燐元素化合物を、
拡散炉3の石英チューブ4の導入部4aから拡散炉3内
に導入する。
なお、窒素ガスをバブリングさせるときは、同時に酸素
ガスも一緒に拡散炉3内に送り込む。すると、燐元素の
化合物、例えばオキシ塩化燐(POCl3)は、 P OCl s+ 3/40 t→1/2P t Os
 + 3/2C1tのように酸化反応を起こして、ウェ
ーハ2表面にリンガラス(PSG)が形成され、同時に
ウェーハ2表面から極く浅い領域に、燐元素が拡散する
そしてこの後、石英ポートlを拡散炉3から取り出し、
各ウェーハ2を弗酸に浸して、表面に残ったリンガラス
層を除去すれば、ウェーハ2に燐元素を高濃度で含んだ
表面層が形成されるのである。
以上の手順により、ウェーハ2に燐元素を含んだ表面層
を形成したら、ついでドライブイン段階に進み、上記表
面層から燐元素が目標深さに拡散するまで各ウェーハ2
を再度加熱すれば、ウェーハ2表面に所要の不純物拡散
層、すなわちn゛領域が形成されるのである。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上述した従来の不純物拡散方法におけるプレ
デポジション段階では、以下に述べるような欠点があっ
た。
すなわち、各ウェーハ2を石英ポートl上の溝部1aに
挿入すると、各ウェーハ2表面及び外周面は、石英ポー
トlの溝部1aの表面と面接触した状態となる。そして
、この状態で、不純物元素供給源から拡散炉3内部に、
不純物元素化合物を導入すると、ウェーハ2の表面以外
に、ウェーハ2と石英ポート1の溝部1aの接触面にお
いてもガラス層(従来例ではリンガラス)が成長して、
石英ポート1の溝部1a表面と、ウェーハ2の表面とが
全面に渡って癒着してしまう。
従って、ガラス層形成後に石英ポートlからウェーハ2
を取り出すには、ある程度力任せにウェーハ2を溝部1
aから引き剥がさねばならず、このため、拡散不純物元
素以外の不純物に対する保護膜であるガラス層が溝部1
aの表面に残ってウェーハ2表面から剥離し、ウェーハ
汚染(特に重金属)を招く原因となるばかりでなく、癒
着が特にひどい場合には、ウェーハ2表面自体が部分的
に剥離してしまうというように、この癒着現象は、不純
物拡散工程における製品歩留まり率を低下させる要因と
なっており、不純物拡散におけるコスト低減及び生産性
の増大が進められる中で、大きな問題となっていた。
この発明は、このような背景の下になされたもので、ウ
ェーハ2表面に不純物元素化合物を供給する場合に、ウ
ェーハと石英ポートとが癒着する現象を防止して、製品
歩留まり率を低下させることがない不純物拡散方法を提
供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するためにこの発明は、石英ポートの
溝部表面に微粒子粉末を付着させ、この溝部にウェーハ
を挿入して、石英ポート上に立設させた。
[作用 ] 上記手段によれば、ウェーハの石英ポート溝部に挿入さ
れた表面及び外周面は、溝部表面の微粒子粉末と点接触
する。従って、ウェーハと石英ポートが互いに癒着する
ことがないのである。
[実施例] 以下、第1図ないし第5図を参照して、本発明の実施例
を、上記従来例と同じく、n型ウェーハに燐元素を拡散
させてn゛領域形成する場合を例にとり、装置、手順の
順に説明する。なお、各図において、第6図と同一の構
成要素には同一の符号を示し、その説明を簡略化する。
また、本実施例は、既に説明した上記従来の不純物拡散
方法と同様に、プレデポジション段階とドライブイン段
階とからなるものであり、同一の手順についても、その
説明を簡略化する。
第1図において、符号6は、本実施例のプレデポジショ
ン段階において使用される石英ポートである。この石英
ポート6は、第2図ないし第4図に示すように、長方形
のウェーハ支持フレーム(以下、フレームと略称する)
6aと、このフレーム6aの下面に溶接された支持脚6
bとからなるものである。フレーム6aは、互いに平行
に配置された石英製丸棒からなる2本のウェーハ支持部
材(以下、支持部材と略称する)6cの両端部を、これ
ら支持部材6cより小径の石英製丸棒からなる連結部材
6dで結合して、さらに上記各支持部材6cを、長方形
断面を有する石英製の補強部材6eで適宜連結して補強
した構成であり、さらに、上記各支持部材6cの上部に
は溝部6fが、軸方向に等間隔に形成されている。この
溝部6fは、第4図に示すように、石英ポート6を後記
石英チューブ内に挿入した場合に、この溝部6fに挿入
された円形のウェーハ2が後記石英チューブとほぼ同軸
上に位置するように、その底面形状が定められている。
また、第5図に示すように、溝部6fの幅はウェーハ2
の厚さ寸法よりわずかに大きく、口元がわずかに面取り
されている。
そして、本発明の不純物拡散方法においては、この溝部
6f全面に渡ってシリコン粉末7が焼き付けられており
、溝部6fにウェーハ2を挿入した場合に、このシリコ
ン粉末7がウェーハ2と接触するようになっている。
一方、上記支持脚6bは、上記支持部材6c及び連結部
材6dよりも小径の石英製九棒片であり、第4図に示す
ように上記フレーム6aの支持部材6c外周面が後記石
英チューブ内周面と密着するのを防止して、不純物元素
化合物を、上記フレーム6aの下側よりウェーハ2表面
に回り込ませ、表面に形成されるガラス層の均一化を図
るためのものである。
また、第1図において、符号3は拡散炉であり、上記従
来の拡散炉と同様に、石英チューブ4と、ヒーター5と
で構成され、石英チューブ4の導入部4aは、図示しな
い不純物元素供給源と接続されている。
上記構成の装置を用いて、ウェーハ2に不純物元素を含
んだ表面層を形成させ、ついでドライブイン段階でウェ
ーハ2を熱処理すれば、ウェーハ2に所定の不純物拡散
層、すなわちn′″領域が形成されるのであるが、以下
第1図を用いながら、この手順を説明する。
まず、上記従来例と同じく各ウェーハ2を前処理した後
、各ウェーハ2を上記石英ポート6の溝部6fに挿入し
て、石英ポート6上に各ウェーハ2を立設させ、ついで
、石英ポート6を、拡散炉3内のヒーター5に覆われた
均熱部分に挿入する。
そして、上記従来の不純物拡散方法と同様に、ヒーター
5を加熱して、拡散炉3内の温度を1000°C以上の
所要の温度まで昇温さ仕ると共に、不純物元素供給源内
の液相の燐元素化合物中に、酸素ガスないしは窒素ガス
をバブリングさせて燐元素化合物を拡散炉3の石英チュ
ーブ4の導入部4aから拡散炉3内に導入する。すると
、燐元素の化合物は、酸化反応を起こし、ウェーハ2表
面にリンガラス(PSG)層が形成され、同時にウェー
ハ2表面から極く浅い領域に、燐元素が拡散する。
ついで、各ウェーハ2を沸酸に浸して、表面に残ったリ
ンガラス層を除去し、ウェーハ2に燐元素を含んだ表面
層を形成する。そして、この後ドライブイン段階におい
て、上記表面層から燐元素が目標深さに拡散するまで各
ウェーハ2を再度加熱すれば、ウェーハ2表面に所要の
不純物拡散層、すなわちn°領領域形成されるのである
。・ところで、上記拡散炉3内において、各ウェーハ2
表面及び外周面は、石英ポート6の溝部6f表面に固着
されたシリコン粉末7とと点接触しているため、ウェー
ハ2表面に燐元素化合物を供給して、ウェーハ2表面に
リンガラス層を形成しても、このガラス層は溝部6f表
面、すなわちシリコン粉末7とは癒着しない。従って、
本実施例によれば、ガラス層形成後に、総てのウェーハ
2を上記溝部6fから、その表面を剥離させることなく
取り出し、後のガラス層除去作業やドライブイン段階に
送ることができ、不純物拡散工程における製品歩留まり
率は大幅に改善される。
なお、本実施例においては、石英ポート6の溝部6fに
付着させる微粒子粉末を特にシリコン粉末7としたので
、以下に述べる効果が得られた。
まず、ウェーハ2とシリコン粉末フの硬度が同一である
ため、溝部6fにウェーハ2を出し入れする場合に、ウ
ェーハ2表面に引っ掻き傷が付きにくい。そして、ガラ
ス層形成時にシリコン粉末7からウェーハ2に余分な不
純物元素が供給されないので、本発明の効果をより確実
に得ることができる。
また、本実施例においては、ウェーハ2に不純物元素を
含んだ表面層を形成する方法として、液相法を取り上げ
て説明したが、本発明はこれに限るものではなく、気相
法、固相法にも適用可能であり、あるいはドープドオキ
サイド法などに用いられるCVD法においても適用可能
なものである。
[発明の効果コ 以1−説明したように、この発明は、ウェーハに不純物
元素を含んだ表面層を形成する場合に用いられる石英ポ
ートの溝部表面に微粒子粉末を付着させ、この溝部にウ
ェーハを挿入して、ウェーハ表面゛を微粒子粉末と点接
触させた。
従って、ウェーハ表面に不純物元素化合物を供給しても
ウェーハと石英ポートは癒着せず、不純物拡散工程にお
ける製品歩留まり率を大幅に向上させることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の一実施例を示す図であり
、第1図はガラス層形成時の拡散炉断面図、第2図は石
英ポートの平面図、第3図は石英ポートの正面図、第4
図は第3図のA−A線における断面図、第5図は石英ポ
ートの溝部拡大図、そして、第6図は従来の不純物拡散
方法におけるガラス層形成時の拡散炉断面図である。 1・・・・・・従来の不純物拡散方法用の石英ポート、
2・・・・・・ウェーハ、 3・・・・・・拡散炉、6
・・・・・・本発明の実施例に用いる石英ポート、6f
・・・・・・溝部、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  複数枚のシリコンウェーハを、その上部に該シリコン
    ウェーハを間隔を空けて立設させる溝部が多数形成され
    た石英ポートに載置し、これらシリコンウェーハ及び石
    英ポートを拡散炉内に挿入し、この拡散炉内の温度を所
    要の温度に保ちながら、該拡散炉内に不純物元素化合物
    を供給して、シリコンウェーハに不純物元素の含まれた
    表面層を形成し、この後これらシリコンウェーハを熱処
    理して上記表面層から不純物元素をシリコンウェーハ内
    部に所要濃度で拡散させる不純物拡散方法において、上
    記石英ポートの溝部表面に微粒子粉末を付着させ、この
    溝部にシリコンウェーハを挿入して、石英ポート上にシ
    リコンウェーハを立設させたことを特徴とする不純物拡
    散方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115881596B (zh) * 2023-03-08 2023-05-05 四川上特科技有限公司 一种晶圆承载框及晶圆分片装置

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CN115881596B (zh) * 2023-03-08 2023-05-05 四川上特科技有限公司 一种晶圆承载框及晶圆分片装置

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