JPH01169695A

JPH01169695A - 硬貨選別装置

Info

Publication number: JPH01169695A
Application number: JP32742387A
Authority: JP
Inventors: Kiyoshi Haruno; 春野　清; Yoshifumi Tamura; 田村　好史; Kojiro Iida; 飯田　幸次郎; Kazuo Deguchi; 出口　和夫
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1987-12-25
Filing date: 1987-12-25
Publication date: 1989-07-04
Anticipated expiration: 2011-07-31
Also published as: JP2519495B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、自動販売機、券売機等に搭載するコインメッ
クの硬貨選別装置に関するものである。

（従来の技術）近年、自動販売機は、販売商品が高額化するとともに販
売品種が拡大し、さらに広く普及したことによって、低
価格化とともに高額硬貨の硬貨選別装置の高性能化の要
望が高まっている。

従来、この種の硬貨選別装置について、第３図（ａ）、
（ｂ）および第４図（ａ）、（ｂ）により説明する。

第３図（ａ）および（ｂ）は従来の硬貨選別装置の正面
図および要部拡大側面断面図で、硬貨選別装置は、第３
図（ｂ）に示すように、僅かに前傾した固定壁１と、第
３図（ａ）に示すように、上記の固定壁１の右端部で丁
番２で回動自在に支持され、図には描いていないが、ば
ね装置により常に上記の固定壁１に平行に対向するよう
に付勢された可動壁３と、上記の固定壁１の壁面に形成
された右下りに傾斜した軌道４とで、第３図（ｂ）に示
す硬貨通路５を形成し、さらに、上記の軌道４の末端部
の近傍の固定壁１および可動壁３の内部に配置された、
電気的に硬貨の真偽と種類を識別する磁気センサと、最
高額の硬貨の真偽と変形の有無を外径寸法から識別する
ために、上記の軌道４との間で固定ゲージを構成すよう
に上記の磁気センサの手前で固定壁１に形成された止り
用のゲージ突起６とから構成されている。なお、第３図
（ｂ）に寸法線りで示した軌道４の軌道面４ａとゲージ
突起６のゲージ面６ａとの間隔は、最高額の硬貨７の外
径寸法の最大許容値に合わせである。また、」二記の丁
番２とゲージ突起６の中間の固定壁１の上部に、先端に
カムローラ８が装着されたベルクランク状の返却レバー
９が軸支されていおり、さらに、上記の返却レバー９と
一体となって回動し、回動の終点で先端の鉤状部１０ａ
が上記のゲージ突起６の下側に入り込む突出しレバー１
０が軸支されている。なお、上記の返却レバー９と突出
しレバー１０は、図示していないが、ばね装置によって
反時計方向に付勢されており、第３図（ａ）に示すよう
に、カムローラ８が最高位置に待機するようになってい
る。また、鉤状部１０ａの下端は、軌道４の上を転動し
て来る最高額の硬貨が接触しない先方の位置に配設され
ている。さらに、上記の返却レバー９と可動壁３とはカ
ム装置（図示せず）によって連動し、返却レバー９が押
し下げられるにつれて、可動壁３は丁番２を支持軸にし
て手前に開き、第３図（ｂ）に示す軌道４の前面４ｂと
可動壁３の内壁面３ａとの間の、硬貨７の厚さより狭い
隙間が硬貨７の外径寸法以上に広がる。同時に、突出し
レバー１０の鉤状部１０ａがゲージ突起６の下に入り込
み、ゲージ突起６と軌道４の間に挟まれて保持されてい
る硬貨７を解放する。

上記のように構成された硬貨選別装置の動作について、
第３図（ａ）、（ｂ）および第４図（ａ）。

（ｂ）により説明する。

自動販売機の硬貨投入口（図示せず）より投入された硬
貨は、機内のシュー１〜（図示せず）で導かれて、第３
図に示す硬貨選別装置の左端側から硬貨通路５に入り、
軌道４の軌道面４ａを重力によって転がる。最高額の硬
貨７より直径が大きい偽硬貨もしくは変形硬貨は、ゲー
ジ突起６のゲージ面６ａで阻止される。ゲージ突起６で
止められた偽硬貨もしくは変形硬貨は、自動販売機の外
部に設けられた返却ノブ（図示せず）を操作することに
より、返却レバー９が下方に押され、時計方向に回動す
るとともに、第４図に示すように、可動壁３は固定壁１
から遠ざかり、同時に突出しレバー１０は時計方向に回
動して、鉤状部１０ａがゲージ突起６で止まっていた偽
硬貨または変形硬貨を解放することにより、返却シュー
ト（図示せず）の中に落下させる。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、上記の構成では、ゲージ突起６で阻止さ
れた偽硬貨または変形硬貨を排除するために突出しレバ
ー１０が必要なため、突出しレバー１０を含む返却レバ
ー９を構成する部品点数が多く、材料費２部品加工費お
よび組立工数の増加を伴い、製造コストが高いという問
題があった。突出しレバー１０によって強制的に解放さ
れた硬貨７は自然落下するので、固定壁１を前傾させる
必要があり、さらに、軌道面４ａに載った硬貨が反転し
ながら落下する際に、可動壁３の開き方が足りないと、
硬貨７の上端が可動壁３にもたれかかった状態となり、
落下しないために、硬貨７の外径よりも大きく開く必要
があり、硬貨選別装置が大きくなるという問題があった
。

本発明は上記の問題点を解決するもので、構成部品点数
の少ない安価な硬貨選別装置を提供するものである。

（問題点を解決するための手段）上記の問題点を解決するため、本発明は、固定壁および
可動壁を垂直面で構成するとともに、傾斜した軌道と、
これと固定ゲージを構成するゲージ突起とを可動壁の内
壁面に形成し、固定壁には硬貨通路にまたがるＬ字状の
解放爪を設けるものである。

（作　用）上記の構成により、軌道面とゲージ面との間に阻止され
た硬貨は、返却レバーの操作によって可動壁が固定壁か
ら遠ざかると、可動壁とともに移動しようとする硬貨は
、固定壁に形成されたＬ字状の解放爪によって上端部を
引かれ、下端部が軌道面上を滑って可動壁が硬貨の厚さ
より遠ざかった時に落下する。硬貨は強制的に落される
ので、固定壁を前傾させる必要はない。

（実施例）本発明の一実施例について、第１図（ａＬ　（ｂ）およ
び第２図（ａ）、（ｂ）により説明する。なお、従来と
同じ構成部品には同一の符号を付し、その説明を省略す
る。

第１図（ａ）、（ｂ）および第２図（ａ）、（ｂ）は、
それぞれ本発明による硬貨選別装置の正面図および要部
拡大側面断面図である。第１図（ａ）および（ｂ）にお
いて、本実施例が第３図（ａ）および（ｂ）に示す従来
例と異なる点は、垂直に立った固定壁１にＬ字状の解放
風１１が設けられたことと、従来固定壁１に設けられて
いた軌道４とゲージ突起６が可動壁３の内壁面３ａ上に
形成したことと、突出しレバー１０が省略されたことで
ある。硬貨通路５の中で、偽硬貨や変形硬貨、異物付着
硬貨がゲージ突起６により阻止された時に、返却レバー
９を下方に押し下げると、カム装置（図示せず）により
可動壁３が丁番２を支軸にして固定壁１から遠ざかる。

固定壁１に設けられたＬ字状の解放風１１が、軌道面４
ａ上の硬貨７をかき落として排除するものである。

このように構成された硬貨選別装置の動作について、第
１図（ａ）、（ｂ）および第２図（ａ）、（ｂ）により
説明する。

自動販売機の硬貨投入口（図示せず）より投入された硬
貨は、機内のシュート（図示せず）で導かれて、第１図
に示す固定壁１の左端から軌道４に入り、軌道面４ａ上
を重力によって転がる。最高額の硬貨７より直径が大き
い偽硬貨もしくは変形硬貨は、軌道面４ａとゲージ面６
ａにより構成される固定ゲージで検出され、阻止される
。阻止された偽硬貨もしくは変形硬貨は、自動販売機の
外部に設けられた返却ノブ（図示せず）を操作すること
によって、返却レバー９は下方に押し下げられると同時
に、可動壁３は固定壁１から遠ざかる。硬貨通路５が広
がると同時に、固定壁１に設けられＬ字状の解放風１１
が、偽硬貨または変形硬貨を軌道面４ａからかき落とす
ことによって返却シュート（図示せず）の中に落とし、
返却する。

（発明の効果）以上説明したように、本発明によれば、構成部凸点数が
減少し、コストの低減が図れる。また、固定壁および可
動壁が垂直面として構成されるとともに、停滞した硬貨
の排除時の可動壁の移動量が少なくなるので、実効厚さ
が薄くなり、小形で安価な硬貨選別装置が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）および（ｂ）と第２図（ａ）および（ｂ）
はそれぞれ本発明による硬貨選別装置の正面図および要
部拡大側面断面図で、第１図（ａ）および（ｂ）は返却
レバーの待機状態、第２図（ａ）および（ｂ）は返却レ
バーが押し下げられた状態を示すもの、第３図（、）お
よび（ｂ）と第４図（ａ）および（ｂ）はそれぞれ従来
の硬貨選別装置の正面図および要部拡大側面断面図で、
第３図（ａ）および（ｂ）は返却レバーの待機状態、第
４図（ａ）および（ｂ）は返却レバーを押し下げた状態
を示すものである。」−・・・固定壁、　２・・・丁番、　３・・・可動壁
、３ａ・・・内壁面、　４・・・軌道、　４ａ・・・軌
道面、４ｂ・・・前面、　５・・硬貨通路、　６・・・
ゲージ突起、　６ａ・・ゲージ面、　７・・・硬貨。８・・・カムローラ、　　９・・・返却レバー、　１゜
・・・突出しレバー、　１０ａ・・・鉤状部、　１１・
・・解放風。特許出願人　松下電器産業株式会社４コｒｌ　　　　　　　　Ｉ〜　　　　　寸、Ω 第４図ンハ１〕１−ｍ−回定ぞ１　　　　゛Ｄｌ・　　、暴７７−。ａ４ｂ　　・６０−プ′シ゛面７−−−硬賃８−−−７７ムローラ

Claims

【特許請求の範囲】

　固定壁、可動壁および傾斜した軌道によって硬貨通路
を形成し、上記と軌道の軌道面との間で固定ゲージを形
成するゲージ面を有する突起を設けた硬貨選別装置にお
いて、上記の固定壁および可動壁を垂直面に構成すると
ともに、上記の軌道およびゲージ突起を可動壁に形成し
、固定壁には上記の硬貨通路にまたがるようにＬ字状の
解放爪を設けたことを特徴とする硬貨選別装置。