JPH01168304A

JPH01168304A - 固液分離濃縮装置

Info

Publication number: JPH01168304A
Application number: JP62326197A
Authority: JP
Inventors: Masatsugu Yamagata; 山縣　昌継; Yoshihisa Narukami; 善久鳴上; Eisuke Hakubun; 栢分　英助; Masahiko Shioyama; 塩山　昌彦
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1987-12-22
Filing date: 1987-12-22
Publication date: 1989-07-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、懸濁物質を含有した対象液を、ろ過膜によっ
て懸濁物質濃縮水とろ過水とに分離する固液分離濃縮装
置に関する。

〔従来の技術〕

従来の固液分離濃縮装置では、第７図に示すように、ろ
過膜（１）を設けたろ過部（２）に対し、処理水を循環
供給するための循環部（３）とを離間させて、それらを
互いに配管で接続し、循環部（３）からの循環液をろ過
部（２）に加圧供給する加圧ポンプ（Ｐ）を設けてあっ
た。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、装置全体の設置スペースが大きくなると共に、
ろ過膜（１）を通して循環液を加圧ポンプ（Ｐ）で押出
すに伴って、ろ過膜（１）表面にはろ過を抑制するゲル
層やケーク層などの付着層が形成されやすく、この膜付
着層の形成を抑制して一定の膜透過水量を維持するため
には、加圧ポンプ（Ｐ）によって循環水に大きな流速を
与えなければならず、大きな容量の加圧ポンプ（Ｐ）が
必要で動力費が高くつく欠点があった。

本発明の目的は、装置全体の設置スペースを小さく、か
つ、一定の膜透過水量ヲ維持するための動力費を安くで
きるようにする点にある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の固液分離濃縮装置の特徴構成は、ろ過膜を設け
たろ過部と、前記ろ過部に対して対象液を循環供給する
だめの循環部とを一つの槽内に形成し、前記ろ過部と前
記循環部の上部どうし及び下部どうしを夫々接続し、前
記ろ過膜を通して対象液からろ過水を引出す吸引ポンプ
を設け、ろ過膜洗浄用気体を前記ろ過部内に供給する散
気装置を、前記ろ過膜の下方に配置してあることにあり
、その作用効果は、次の通りである。

〔作　用〕

つまり、一つの槽内にろ過部と循環部が形成され、しか
も、外部配管せずにろ過部と循環部が接続されているた
めに、装置全体を簡単な構造で小型にでき、その上、散
気装置によって供給される気泡の浮力によってろ過部に
対する対象液の流速が与えられ、対象液と共に上昇する
気泡が、ろ過膜の表面に衝突して対象液を乱流させ、ろ
過膜表面に形成される膜付着層を効果的に剥離させやす
く、膜透過水量を１２７時で維持させるためには、従来
の装置による加圧ポンプでは、約４．５　ＫｗＨバ処理
水１ｒｒｒ）の動力が必要であるのに対し、本発明の装
置では、吸引ポンプ動力と散気装置への給気ブロワ動力
との合計が、約０．１５＋０．５　＝　０．６５ＫｗＨ／（処理水ｉ
ｎ？）の動力を与えるだけで良い。

〔発明の効果〕

従って、固液分離濃縮装置全体をコンパクトで設置スペ
ースを小さくでき、しかも、小さな動力エネルギーでろ
過水を一定に維持でき、経済的に有利になった。

〔実施例〕

次に、本発明の実施例を、図面に基づいて説明する。

第１図に示すように、下水、し尿等の有機系の廃水を生
物処理した後の懸濁物質を含有した対象液を、ろ過膜（
１）によって懸濁物質濃縮水とろ過水とに分離するため
に、チューブ状のろ過ｎ！（１）をほぼ水平に沿わせた
状態で横方向及び上下方向に多数並設したろ過部（２）
と、ろ過部（２）に対して対象液を循環供給するための
循環部（３）とを一つの槽（４）内に形成し、ろ過部（
２）と循環部（３）の上部どうし及び下部どうしを夫々
接続し、ろ過膜（１）を通して対象液からろ過水を引出
す吸引ポンプ（５）を設け、ろ過膜洗浄用気体をろ過部
（２）内に供給する散気装置（６）を、ろ過膜（１）の
下方に配置して固液分離濃縮装置を構成してある。

図中（７）は、対象液供給部で、（Ｂ）は、散気装置へ
エアーを供給するプロワ−である。

そして、前記槽（４）の上部には、散気装置（６）から
の気泡と共に濃縮汚泥が浮上してくるために、槽（４）
からのオーバーフローによって浮上した濃縮汚泥だけを
引出す濃縮汚泥取出部（８）を形成してある。

〔別実施例〕

前記槽（４）の上部には、第２図に示すように浮上した
濃縮汚泥を掻き寄せて濃縮汚泥取出部（８）に集める掻
寄機（９）を設けても良い。

前記槽（４）の下部には、第３図に示すように第１ろ過
膜（ＩＡ）と第２ろ過膜（ＩＢ）を、左右に振分けた状
態で並設し、第１．第２ろ過膜（１八）。

（ＩＢ）には第１吸引ポンプ（５八）と第２吸引ポンプ
（５Ｂ）を各別に連通接続し、第１．第２ろ過膜（ＩＡ
）　、　（ＩＢ）の下方には第１散気装置（６＾）と第
２散気装置（６Ｂ）を各別に配置し、ブロワ−（Ｂ）か
らの給気を、第１．第２散気装置（６Ａ）　、　（６Ｂ
）に択一的に供給切換えする切換バルブ（ｌＯ）を設け
て、切換バルブ（１０）の切換操作と同様に第１．第２
吸引ポンプ（５Ａ）　、　（５Ｂ）の択一作動操作によ
って、例えば、第１吸引ポンプ（５Ａ）の作動と同時に
、第１散気装置（６＾）への給気によって、槽（４）の
第１ろ過膜（ＩＡ）側をろ過部に、第２ろ過膜（ＩＢ）
側を循環部に形成する第１状態と、第１吸引ポンプ（５
Ａ）を停止させて第２吸引ポンプ（５Ｂ）を作動させる
と同時に、第２散気装置（６Ｂ）へ給気を切換えて、槽
（４）の第２ろ過膜（ＩＢ）側をろ過部に、第１ろ過膜
　（ＩＡ）側を循環部に形成する第２状態とに交互に状
態切換え自在に形成しても良く、また、更に上記槽（４
）の上部に、第４図に示すように掻寄機（９）を設けて
あっても良い。

第５図及び第６図に示すように、槽（４）の底部には、
沈澱する濃縮汚泥を引抜く沈澱汚泥引抜部（８）を設け
てあっても良く、第５図は、ろ渦部（２）と循環部（３
）の境界下方に、がっ、第６図は、循環部（３）の下方
に沈澱汚泥引抜部（１１）を配置してあっても良い。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る固液分離濃縮装置の実施例を示し、
第１図は概略断面図、第２図乃至第６図は、夫々側実施
例の概略断面図、第７図は従来例の概略図である。（１）・・・・・・ろ過膜、（２）・・・・・・ろ渦部
、（３）・・自・・循環部、（４）・・・・・・槽、（
５）・・・・・・吸引ポンプ、（６）・・・・・・散気
装置。

Claims

【特許請求の範囲】

懸濁物質を含有した対象液を、ろ過膜（１）によって懸
濁物質濃縮水とろ過水とに分離する固液分離濃縮装置で
あって、前記ろ過膜（１）を設けたろ過部（２）と、前
記ろ過部（２）に対して対象液を循環供給するための循
環部（３）とを一つの槽（４）内に形成し、前記ろ過部
（２）と前記循環部（３）の上部どうし及び下部どうし
を夫々接続し、前記ろ過膜（１）を通して対象液からろ
過水を引出す吸引ポンプ（５）を設け、ろ過膜洗浄用気
体を前記ろ過部（２）内に供給する散気装置（６）を、
前記ろ過膜（１）の下方に配置してある固液分離濃縮装
置。