JPH0116812B2 - - Google Patents

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JPH0116812B2
JPH0116812B2 JP52098629A JP9862977A JPH0116812B2 JP H0116812 B2 JPH0116812 B2 JP H0116812B2 JP 52098629 A JP52098629 A JP 52098629A JP 9862977 A JP9862977 A JP 9862977A JP H0116812 B2 JPH0116812 B2 JP H0116812B2
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peg
allergen
rag
dnp
mice
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Ieku Rii Uen
Seppon Aretsuku
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Pfizer Health AB
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Pharmacia AB
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    • Y10S424/81Drug, bio-affecting and body treating compositions involving autoimmunity, allergy, immediate hypersensitivity, delayed hypersensitivity, immunosuppression, immunotolerance, or anergy

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、問題のアレルゲンに関するレアギン
抗体産生の免疫学的に特異的な抑制剤として使用
するための新規なアレルゲン含有物質に関する。
本発明はまた、そのような新規なアレルゲン含有
物質の製造法にも関する。 本発明はまた、人を含む哺乳類におけるIgEク
ラスのレアギン抗体により仲介された「即発性タ
イプ」の一般的アレルギーの免疫学的特異的抑制
のための非免疫原性水溶性重合体(例えばポリエ
チレングリコール)とのアルゲンの免疫寛容性結
合体の使用にも関する。 開発国の人口の約15%は、その環境中の一見無
害な物質例えば吸入物(例えば喘息および枯草熱
の原因となる花粉、ほこりおよび羽毛)、種々の
食品、羊毛、薬物その他のアレルギーを患つてい
る。アレルギー患者は、正常な人とは異つて、こ
れら物質中に存在する抗原(アレルゲン性)成分
に対してレアギン抗体を産生する。 一般的に、抗原なる語は、免疫反応を引き出し
うる物質を意味しており、そして通常これはま
た、抗原―抗体相互作用を示すために使用しうる
多くのインビトロ(試験管内)およびインビボ
(生体内)の免疫学的方法の一つによつて相当す
る抗体の検出のために使用される物質でもある。
同様に、アレルゲンなる語はレアギン抗体を誘発
させそしてこれと結合する能力を有する抗原を意
味して使用されている。しかしこの定義は、アレ
ルゲンがIgE以外のクラスの抗体をも誘発させう
るという可能性を除外するものではない。本明細
書に使用されている場合、抗原性なる語はインビ
トロで相当する抗体と結合しうる抗原またはアレ
ルゲンの能力として定義されている。アレルゲン
性または皮膚活性は、アレルゲンがインビボで同
族レアギン抗体と結合しそれにより全身性アナフ
イラキシーまたは局所皮膚反応を直接皮膚テスト
または受動的皮内アナフイラキシー(PCA)反
応のどちらかで誘発させうる能力として定義され
る。そして限定された意味における免疫原性なる
語は相当する特異的抗体反応をインビボで誘発さ
せる抗原またはアレルゲンの能力として定義され
る。免疫寛容性なる語は、特異的様式でインビボ
で相当する未変性の初めのアレルゲンに対する免
疫反応を実質的に抑制するアレルゲン含有物質の
能力を意味している。この意味においては、免疫
寛容性なる語は免疫抑制と相互変換的に使用され
ている。 レアギン抗体はこれら抗体を活発に産生する個
体かまたはアレルゲン性血清を注入された個体の
組織のマスト細胞および好塩基細胞に固定される
免疫グロブリン全群のの中で顕著な性質を有して
いる。 適当なアレルゲンによりこれら細胞中に固定さ
れたIgE抗体分子の交叉結合はこれら細胞の顆粒
減少を誘発させる。これに次いでそれらの顆粒か
らの薬理学的血管活性剤例えばヒスタミン、ブラ
デイキニン、アナフイラキシー遅延作用物質
(SRS−A)、好エオジン細胞性アナフイラキシー
化学走性(chemotactic)フアクター(ECF−
A)および血小板活性化フアクターの遊離が起
る。これら化合物は血管および平滑筋組織に作用
することによつてアレルギー症状すなわち全身性
または局所的炎症反応を生ずる。重症の場合には
これら反応はアナフイラキシーを招来する。 現在使用されている治療法は多年にわたる有害
アレルゲンの時間のかかる一連の注射を包含して
おりそしてこれは天然生成物の固有のアレルゲン
性の故にそしてそれによるそれらの全身的アナフ
イラキシー反応誘発の危険性の故に少量で投与さ
れなくてはならない。 従つて、安全かつ有効な治療法のためには、完
全には阻止しないにしても、顕著に免疫学的に特
異的な様式でIgE抗体反応を抑制することによつ
て免疫寛容性として作用しうべき天然アレルゲン
の誘導体を製造することが肝要である。更にこれ
ら免疫寛容性誘導体は二つのその他の性質すなわ
ち(i)それらは非アレルゲン性であるべきでありす
なわちそれらはインビボでマスト細胞および好塩
基細胞に固定されているIgE抗体と結合しえない
ものでありそして従つてアナフイラキシー反応を
誘発させえないものであるべきであるというこ
と、および(ii)それらは非免疫原性であることすな
わちそれらは反復注射によつてそれら自身に免疫
反応を誘発せしめうるべきではないことを満足せ
ねばならない。 ここに、非免疫原性の水溶性重合体を共有結合
的にこれらアレルゲンに結合させて免疫原性アレ
ルゲン〔例えば卵アルブミン(OA)およびブタ
クサ花粉の水性抽出液の非透析性成分および犬ア
ルブミン〕を実質的に非免疫原性(アジユバント
なしで投与した場合)でありかつ非アレルゲン性
である免疫寛容性誘導体に変換することによつて
これら目的を達成しうることが発見された。 従つて、本発明は問題のアレルゲンに関するレ
アギン抗体の産生の免疫学的に特異的な抑制剤と
して使用するためのアレルゲン含有物質を包含す
る。そして前記物質は非免疫原性水溶性重合体と
のアレルゲン分子の共有結合結合物であるという
こと、そしてその結合度がそのような結合体を実
質的に非アレルゲン性および非免疫原性であると
同時に免疫寛容性とするようなものであることを
特徴としている。 本発明はまた得られる結合物が実質的に非アレ
ルゲン性かつ非免疫原性であると同時に免疫寛容
性となるような程度に非免疫原性水溶性重合体を
アレルゲン分子に共有結合的に結合せしめるその
ようなアレルゲン含有物質の製造法をも包含して
いる。 本発明は更に、前記アレルゲンに感受性の動物
(人を含む)における問題のアレルゲンに関する
レアギン抗体の形成の抑制にあたつて前記定義の
アレルゲン含有物質を治療的有効投与量で薬物学
的に許容しうる様式で前記動物に注射することに
よるアレルゲン含有物質の使用を包含している。 前記アレルゲン含有物質の製造に使用されるべ
き非免疫原性水溶性重合体としてポリエチレング
リコール特に約2000〜35000の分子量を有するも
のが非常に有用であると証明された。この意味に
おけるポリエチレングリコールはまた生理学的に
許容しうるその誘導体例えばモノ低級アルキルエ
ーテル好ましくはモノメチルエーテルをも包含し
ているが、この場合分子末端水酸基が共有的にカ
ツプリングに関して使用されている。 そのような重合体のアレルゲン分子への共有カ
ツプリングに対しては、生物学的活性物質と不活
性重合体との間のカツプリングに対して一般に使
用されているすべてのカツプリング方法を使用す
ることができる。そのような方法は例えば混合無
水物、シアヌル酸クロリド、イソチオシアネート
によるカツプリング、SH誘導体とCH2I誘導体と
の間の反応である。しかしながら所望のカツプリ
ングを生ずるその他の方法を考究することは当業
者には極めて容易であろう。 カツプリング反応はアレルゲン分子および重合
体分子中の活性基の間でなされる。必要な場合に
はそのような基をカツプリング反応の前に前記分
子中に導入しなくてはならない。かかる活性基は
例えば―NH2、―NCS、―SH、―OH、―CH2I
および―COOHである。そして分子中にすでに
存在していない場合には、それらを周知の方法で
導入することができる。アレルゲンへの重合体の
カツプリングは前記のように得られた物質が免疫
寛容性(免疫抑制的)でありかつ実質的に非アレ
ルゲン性かつ非免疫原性であるような程度まで実
施される。この結果を与えるアレルゲン分子に対
する重合体分子の結合度はアレルゲンに応じて変
化しうる。しかしながら当業者にはそれぞれの場
合に異つた程度の一連の結合度の結合体(コンジ
ユゲート)を製造しそして前記要求が満足される
特定の範囲を確立することによつて、どのように
して必要な結合物が得られるかということは明ら
かである。低すぎる結合度はアレルゲン性および
免疫原性のある結合物を与えそして高すぎる結合
度は免疫寛容性でない結合物を与える。 本発明によれば原則的に人および哺乳類におけ
るアレルギーの一般的形態の原因のすべてのアレ
ルゲンに対して免疫寛容性誘導体を製造すること
が適当である。そのようなアレルゲンは例えば動
物(特に家畜例えば犬、猫、牛、馬その他)、
種々の草木の花粉、昆虫毒素、食品、家屋のほこ
り、だにおよびかびから導かれる。 本発明のアレルゲン含有物質は好ましくは食塩
水または生理学的に許容しうるバツフアーの溶液
の形で使用される。そのような溶液は非経腸的に
投与することができ、そして好ましくはそれらは
静脈内または筋肉内に投与される。投与は適当な
間隔で反復することができる。 アレルゲン含有物質は凍結乾燥状態で保存する
ことができる。 本発明を実施例および表ならびに添付図面を参
照して説明するが、ここで第1図および第2図は
本発明の手段により得られる試験結果のダイヤグ
ラムを示すものである。試験のための材料および
方法は次のとおりである。 動 物 同系交配の8〜12週令(C57BL/6×DBA/
2)F1マウス(B6D2F1と命名)および交雑交配
のラツト(hooded rat)がノース・アメリカ
ン・ラボラトリーズ・サプライ・コンパニーから
購入された。 ハプテン―蛋白結合物の製造 卵アルブミン(OA)および牛γ―グロブリン
(BGG)〔それぞれニユートリシヨナル・ビオケ
ミカル・カンパニー(米国オハイオ州クリープラ
ンド在)およびカルビオケム(米国カリフオルニ
ア州サンデイエゴ在)から購入〕を0.2MNa2CO3
溶液中での2,4―ジニトロベンゼンスルホン酸
ナトリウム(DNBS)との反応によるDNP3
OAおよびDNP18―BGG結合物の合成に使用し
た。ASC1mg当り6.5×10-8MDNPを含有するア
スカリス・ズームの2,4―ジニトロフエニル化
された抽出物(DNP−ASC)は、全部で5.5mlの
蒸留水中で、46mgのNa2CO3の存在下に、46mgの
ASCを24mgのDNBSと37℃で2時間反応させる
ことにより製造された。未反応ハプテンはセフア
デツクス(登録商標)G−25(エピクロロヒドリ
ンで交叉結合されたデキストラン、フアルマシ
ア・フアイン・ケミカルズ社製)のカラムを通し
てのゲル過により除去された。 免疫および免疫反応測定 至適抗DNPおよび抗OAIgE反応のためにはマ
ウス腹腔内に、0.5mlの燐酸バツフアー含有食塩
水(PBS)中に新たに調整した水酸化アルミニ
ウム1mgと共に懸濁された1μgの標準低投与量の
DNP3−OAを注射した。腹腔内経路で投与した
場合のこの薬量を本明細書では以後感作薬量と呼
称する。 ブタクサ(RAG)花粉アレルゲンに特定的な
至適IgE反応は、マウスにおいては、1mgのAl
(OH)3の存在下に10μgのRAGまたはRAGの粘製
成分の一つを表わすAgEを腹腔内に注射するこ
とにより誘発される。AgEはワージントン・バ
イオケミカル・コーポレーシヨン(米国ニユージ
ヤージ―州フリーホールド在)から購入された。
マウスはまた抗DNPおよび抗AscIgE抗体誘発の
ために0.5mlのPBS中で1mgのAl(OH)3と予備混
合したDNP−Asc10μgによつてもまた感作させ
た。5匹のマウス群を同一の方法で処置しそして
各群内のマウス血清を受動的皮膚アナフイラキシ
ー(PCA)アツセーにより平均レアギン力価を
測定するためにプールした。滴定の終点は直径5
mmの反応を与える各血清の最高希釈の逆数とし
た。異つたラツトにおいて測定された同一レアギ
ン血清のPCA力価は、2のフアクター内で再現
性であつた。すべてのPCA力価は2回の測定の
平均として報告されている。免疫マウスの血清中
のレアギン以外の免疫グロブリンクラスの抗体の
共存は、受動的血球凝集(HA)アツセーにより
確立された。 分析の感度はこの研究に対しては充分であると
考えられた。その理由はそれが対照として標準兎
抗DNP血清を使用して各HA試験に対して1000
の程度のHA力価を与えたからである。 チエスタービーテイ系ラツトにおいて至適抗
DNPおよび抗OA反応を誘発させるためには、こ
れら動物に1mgの新しく調製したAl(OH)3およ
び1010個のボルデテラペルトウシスワクチン(コ
ンノートラボラトリーズ社製品)を懸濁させた
0.5mlのPBS中の1μgのDNP3−OAを腹腔内注射
した。マウスおよびラツトで産生されたIgE抗体
の力価を雑交配ラツトにおける受動的皮膚アナフ
イラキシー(PCA)アツセーにより測定した。 アドブテイブ細胞移植 この方法は感作しそして免疫寛容化したマウス
から脾細胞をX線照射(550R)同種遺伝子保持
受容体に移植しそして受容体に細胞移植4時間後
にAl(OH)3の存在下に標準感作薬量の抗原を注
射することよりなる。 例 1〜2 6000および20000の平均分子量を有するポリエ
チレングリコール(本明細書中では以後において
PEG6およびPEG20と呼ぶ)(ベーカー・ケミカ
ル・コンパニー製品)の2バツチを、シアヌル酸
をカツプリング剤として使用してシヤロン氏等の
方法〔J.Immunol.114,1585(1975)参照〕と同
様にしてOAおよびRAGにカツプリングさせた。 OA―PEG6およびOA―PEG20結合物は次のよ
うにして製造された。 6mlの0.5N NaOHに溶解させたどちらかの
PEG(0.4g)を5mlのPBS中の0.1gのOAと混合
し、そしてシアヌル酸クロリドの溶液(3mlの
N,N′―ジメチルホルムアミド中0.2g)を一定
の撹拌を行ないつつこの混合物に滴下添加した。
室温で2時間そして4℃で更に24時間の間撹拌し
つつ反応を進行せしめた。この反応混合物を次い
で、PBSに対して透析してすべての未反応シア
ヌル酸クロリドを除去し、そして減圧下に5〜7
ml体積まで濃縮させた。この結合体を次いでフア
ルマシア・フアイン・ケミカルズ社のセフアロー
ス(登録商標)4Bカラムを通して溶出剤として
の硼酸バツフアー含有食塩水(BBS)を使用し
て過することによつて遊離PEGおよびOAから
単離した。OA―PEG結合物は主としてカラムの
空孔容積に相当する分画中に存在していた。これ
ら分画を集めそして濃縮した。 RAG―PEG6およびRAG―PEG20製造法はOA
―PEG結合体に対して記載したものと同様であ
つた。すなわち、その反応混合物は2mlの0.5N
NaOH中0.1gのPEG6またはPEG20、50mlPBS中
40mgのRAGおよび1mlのN,N′―ジメチルホル
ムアミド中80mgのシアヌル酸クロリドよりなつて
いた。RAG―PEG結合体もまた前記のようにセ
フアロース4Bカラムを通しての過によつて単
離された。 次に生物学的実験について述べる。 DNP―OA系 (A) OA―PEG結合体とのレアギン抗体反応の抑
制 レアギン抗体産生に及ぼすOA―PEG6結合体
の効果を試験するために、1mgのOA―PEG6
マウスに静脈内注射し、その4時間後にそれらを
第0日にAl(OH)3中の1μgのDNP3―OAの標準
感作薬量で免疫した。マウスには、それ以上の結
合体の投与を与えることなしに、第28日に免疫抗
原の腹腔内第2回注射を与えた。対照マウス群に
は結合体の代りにPBSが与えられた。ハプテン
およびキヤリアに対して特異的なレアギン抗体反
応は第1図に説明されている。第1図中で縦軸上
のPCA力価は横軸上の週で表わした時間に対し
てプロツトされている。上方の二本の曲線は対照
群に関するものでありそして下方の二本の曲線は
試験群を表わすものである。実線で描れた曲線は
抗DNPを示し、また一点鎖線の曲線は抗OAを表
わす。 第1図からみられるように、対照群はハプテン
およびキヤリア両方に対する最高の一次IgE反応
(レスポンス)が感作後14日目に示され、そして
顕著に強化された二次抗DNPおよび抗OAIgE反
応は一次免疫後4週間目に投与された感作薬量の
DNP―OAの第2次注射後7日に誘発される。他
方、第0日にOA―PEG6の単一注射で処理され
たマウスはDNPおよびOA両者に対する一次IgE
反応の完全抑制を生じた。そしてこれらマウスの
二次免疫は対照動物に対して記録されたものの約
10%に相当する低いIgE反応のみを誘発させた。
従つて、OA―PEG6によるマウス処理がDNP―
OA反応に包含されたOA特異性Tヘルパー細胞
の長期間抑制を生ずることが明白である。 観察されたOA―PEG6の抑制効果が免疫学的
に特異的であるかどうかを検査するために、感作
薬量のDNP―OAを与える4時間前に1mgPEG6
をマウスに静脈内注射した。他のマウス群には、
PEG20をPEG6の代りに置きかえた。通常のよう
に対照マウスには感作薬量のDNP―OAのみを与
えた。すべてのマウスに第20日に第二感作薬量の
DNP―OAが与えられた。表に記載の結果か
ら、遊離PEG6またはPEG20はどちらも動物のレ
アギン抗体反応生成能力に影響しないことが明ら
かであり、そして従つてOA―PEG6により誘発
された抑制は、PEG6にカツプリングされた抗原
に実際に特異的であると結論することができる。 (B) OA―PEG6による免疫抑制の特異性 IgE抗体の観察された抑制反応の特異性を更に
例証するためにマウスに第0日目にAl(OH)3
の1μgのDNP―OAまたは10μgのDNP―Ascを
腹腔内投与する4時間前に、0.8mgのOA―PEG6
の静脈内注射をした。第28日にこれら動物にAl
(OH)3中の同一抗原の第二次腹腔内注射をなし
た。OA―PEG6を与えられなかつた二つの対照
マウス群をこの実験に加えた。すなわち一つの群
には第0日および28日にDNP―OAの二つの感作
薬量を与えそして他の一群には同一日にAl
(OH)3中の10μgのDNP―Ascの二薬量が与えら
れた。 表に要約されている知見は、OA―PEG6
静脈内投与によるDNPおよびOA両方に対する
IgE反応の抑制の特異性に対して更に支持を与え
るものである。すなわち、OA―PEG6で処理し
たマウス(試験A)はDNP―OAで感作された場
合、DNPまたはOAのどちらに対しても一次IgE
反応を示さず、そしてそのDNP―OAに対する二
次反応は対照動物のものより顕著に低かつた。他
方、OA―PEG6結合体によるマウス処理は、無
関係の抗原DNP―Ascに対してIgE抗体反応を示
すそれらの能力には影響しなかつた。すなわち、
対照Bおよび試験B各群のマウスの動物血清の
IgE抗DNPおよび抗Asc抗体力価に有意の差はな
かつた。 (C) OA―PEG結合体のレアギン抗体反応進行阻
止能力 本実験は、抑制前少くとも5週間前に確立せし
めた進行性レアギン抗体反応をOA―PEG結合体
の投与により阻止する可能性を調べるためのもの
である。注射のスケジユールおよび血清のPCA
力価は表に示されている。これらのデータは、
DNPおよびOAに対する長時間持続性でしかも増
強されたIgE反応は第40日および第68日に第二次
および第三次感作薬量を与えられた対照マウス群
においては、82日以上にわたつて保持されうるけ
れども、第37日、第38日および第39日に感作マウ
スに3回1日当り0.8mgのOA―PEG6を静脈内注
射投与することは第二次および第三次注射後のこ
れら動物の抗DNPおよび抗OAIgE反応を発現す
る能力を非常に顕著に低下させる結果となつたこ
とを示している。 OA―PEG20がDNP―OAに対するレアギン抗
体反応継続を阻止しうるであろうことを証明する
ために、第0日にDNP―OAで感作したマウスに
第22日に1mgのOA―PEG20の注射を与え、そし
て第28日に感作薬量のDNP―OAのブースター腹
腔内注射を与えた。対照マウス群には、第0日お
よび第28日にDNP―OAの二つの感作注射のみを
与えた。表から明らかなように、OA―PEG20
による感作マウスの処理はDNPおよびOA両者に
対する非常に顕著なレアギン抗体反応抑制を生じ
た。 OA―PEG6またはOA―PEG20どちらかの投与
後2日以内(すなわち第24日)のマウスの抗
OAIgE力価は、対照動物血清中のレアギン抗体
の水準に比べて影響はなかつたことを強調すべき
である。このことは、PEGとの結合によるOAの
改質が未改質OAの決定因子の隠蔽または根本的
変化を生じたことを示している。その理由は、そ
うでないならば、24日前に感作させた動物の血清
中に存在しつづけるレアギン抗体はOA―PEG結
合体の比較的大量の薬量の注射によつて中和され
てしまつている筈だからである。事実この解釈は
以下に報告する実験において正しいことが証明さ
れた。 (D) アドプテイブ移植における非反応性の保持 脾細胞のすべてのドナーを、屠殺45日前に感作
薬量のDNP―OAで免疫した。それらの脾臓除去
の9日前に、これら動物を3群にわけ、そして各
群には0.5mlPBS中0.2mgのOA―PEG6の静脈内薬
量、0.5mlPBS中0.8mgのOA―PEG6、または0.5ml
PBSのみを与えた。すべての動物を次いで殺し
そして3群の各々の5×107個の脾細胞懸濁液を
受容体たる同一遺伝子を有するX線照射(550R)
マウスに移植した。細胞移植4時間以内に、すべ
ての受容体にDNP―OAの感作薬量を腹腔内投与
した。そしてそれらの抗DNPおよび抗OAIgE抗
体力価を2週間にわたつて追跡した。 表から明らかなようにレアギン抗体水準は細
胞移植のために殺すことになつている、無処理感
作マウスにOA―PEG6を注射した後5日以内に
はわずかに抑制されているだけであつた。しかし
ながら、アドプテイブ移植後、OA―PEG6で処
理した試験マウスの脾細胞はX線照射された受容
体に投与された追加のDNP―OAの感作薬量に対
して対照群のマウス脾細胞に比べて非常に劣つた
程度にしか反応しなかつた。従つて、感作マウス
のOA―PEG6処理はアドプテイブ移植後抗原の
追加感作薬量に再露出させた場合のこれら動物の
脾細胞のレアギン反応発現能力を阻止する結果と
なるということを結論することができる。 (E) OA―PEG結合体による血球凝集抗体の抑制 レアギン抗体産生に及ぼすOA―PEG結合体の
抑制効果の他に、これらの結合体の血球凝集抗体
産生に及ぼす効果が研究された。この目的のため
に、マウスに感作薬量のDNP―OA投与の4時間
前に、0.2mgまたは1.0mgのOA―PEG6またはOA
―PEG20の静脈内注射を与えた。そしてすべての
マウスに28日後に第二の感作薬量の注射を与え
た。表に記載した結果により示されるように、
2種のOA―PEG生成物のどちらも0.2mg薬量では
血球凝集力価には有意の効果を有していなかつ
た。しかしながら、0.8mgのより高い薬量におけ
るOA―PEG調製物の投与は低いがしかし有意の
血球凝集抗体抑制を招来した。そしてこの効果は
抗OA血球凝集抗体よりも抗DNPに対してより顕
著であつた。これらの知見からOA―PEG結合体
はIgMおよび/またはIgG抗体産生におけるより
もIgE抗体の産生に関与する細胞に対して一層顕
著な抑制効果を有していると推定できる。 ブタクサアレルゲン系 (F) RAGに対するレアギン抗体反応の阻止 RAGに対するレアギン抗体の至適産生は、
B6D2F1マウスにおいては、0.5mlPBSに1mgAl
(OH)3と共に10μgのRAGを懸濁させたものを投
与することによつて誘発されることが示された。
従つて、以後に記載される実験においては、ブタ
クサアレルゲンに対するレアギン抗体誘発のため
の標準感作薬量は0.5mlのPBS中のAl(OH)31mgと
混合した10μgのRAGよりなつていた。RAGの
レアギン反応継続を阻止する試みにおいては、感
作されたマウスに第15日に0.8mgのRAG―PEG6
またはRAG―PEG20を与えた。その試験結果は
第2図に表わされているが、その縦軸の抗RAG
PCA力価は横軸上に週で表わした時間に対して
プロツトされている。実線の曲線は対照群を表わ
し、そして破線の曲線はRAG―PEG20群をそし
て一点鎖線の曲線はRAG―PEG6群を表わしてい
る。第2図からわかるように、これら2種の
RAG―PEG結合体のどちらかによる処理は抗
RAG IgE抗体の低下を生じそしてこのIgE抗体
の水準は第21日にRAGの第二感作薬量の投与に
もかかわらず減少しつづける。対照的に、対照動
物は典型的二次反応を発現する。 抗RAGレアギン反応に及ぼすRAG―PEG結合
体の抑制効果の特異性は、表に概記した実験に
おいて示された。すなわち、第33日に静脈内経路
でOA―PEG6またはRAGまたはPBSを与えたマ
ウスに一次免疫後第34日に第2のRAG感作薬量
を投与することはIgE反応を強化する結果とはな
らなかつた(すなわち、抗RAG PCA力価は500
の程度であつた)が、しかし前日にRAG―PEG6
を与えられた動物に第34日に第二感作薬量を投与
することは顕著な抗RAGレアギン力価の低下を
生じた(すなわち抗RAG PCA力価は60に減
少)。更に、第33日にAl(OH)3なしに未結合の
RAG調製物500μgを投与することは第41日に検
出した二次反応を妨害しなかつたという事実(こ
れは第34日のRAG第二感作薬量により動物を再
注射したことの結果である)は、前記に観察され
た抗RAG IgE抗体水準の低下が注射された結合
物によるIgE抗体の中和によるものではなくて、
特定的な抗RAG IgE反応抑制にいたる動物の免
疫系の緩和(モジユレーシヨン)によるものであ
ることを示している。また、第28日(すなわち、
免疫動物に対して抗体の第二感作薬量を投与した
日と同日)における800μgのRAGの静脈内投与
は、第35日の第二の抗RAG PCA力価を約20ま
で低下させる結果となつたこともまた注目すべき
である。これは循環IgE抗体の中和に由来するも
のでありうる。しかしながら、これらの動物でさ
えも免疫学的な抑制の徴候は全くみせなかつた。
その理由は、第56日に第三感作薬量のRAGで更
に免疫すると、通常の既往性IgE反応を生ずるか
らである。 (G) OA―PEGおよびRAG―PEG結合体のPCA
反応発現不能 OA―PEG結合体のアレルゲン性を、PCAアツ
セー法を使用してラツトで試験した。この目的の
ためには、DNP―OAの単一感作薬量で腹腔内免
疫することにより生成された既知のPCA力価
(すなわち1400)の標準マウスレアギン血清0.1ml
を迅速に2倍希釈し、そしてこれら希釈溶液の
50μl容量を雑交配ラツトの剃毛した皮膚に皮下注
射した。皮膚感作の24時間後に、異つた量の未変
性OAまたはOA―PEG6またはOA―PEG20およ
び0.5%エバンスブルー染料含有溶液1.0mlを異つ
たラツトに静脈内注射した。30分後にラツトを殺
しそしてPCA反応を判定した。 表からわかるように、1mgの未変性OAは、
強いPCA反応を呈し、そしてOAへの分子量6000
または20000のどちらかの未結合PEGの添加は
OAに由来するPCA反応を阻害しなかつた。それ
に対照的にOA―PEG6およびOA―PEG20は共に
OAよりもはるかに一層多量で注射された場合
(すなわちそれぞれ10mgおよび6mg)でさえも有
意の反応を引き出し得なかつた。更に、実験8お
よび9は、OA―PEG6またはOA―PEG20のどち
らかで試験された場合にPCA反応を全く示さな
かつた動物がこれら結合物の一次チヤレンジから
20分後に1mgの未変性OAを再注射した場合には
良好な反応を与えたことを示している。これらの
結果は、OA―PEG結合物がインビボでは抗OA
―IgE抗体を結合および中和しえなかつたことを
示す。この解釈に照らして、実験5で観察された
10mg薬量のOA―PEG6による最小PCA反応(60
の程度の力価)はチヤレンジに使用されたOA―
PEG6調製物中の非常に少量の未変性OAの存在
またはOA1分子当りに非常に少量のPEG分子を
含有しそして従つてまだ若干の接近可能な抗原決
定因子を有しているようなある種のOA―PEG結
合体の存在に由来すると考えることができる。こ
れらすべての結果に基づいて、OAのPEG結合物
はPCA反応を誘発させえないかまたは感作皮膚
部位に結合している抗OA―レアギン抗体を中和
しえないということは、最初のOAの抗原決定因
子が接近不可能であるかまたはOA―PEG結合物
中で根本的に変化されているという事実に由来す
ると結論することができる。 RAG―PEG20のPCA反応誘発能力は、ラツト
皮膚感作に対してネズミ科の抗RAG―レアギン
血清を使用して前記のようにして試験された。感
作皮膚部位のチヤレンジに対しては、RAGまた
はRAG―PEG20のどちらかの溶液(エバンスブ
ルー染料の存在下に)をラツトに静脈内注射し
た。これらPCA試験の結果は、表に要約され
ている。このことから、未変性RAGアレルゲン
は強いPCA反応を引き出すが、RAG―PEG20
いかなるPCA反応をも引き出さないと結論する
ことができる。更に、この表に示した最後の実験
の結果は、RAG―PEG20の投与がその20分後に
未変性RAGを動物に再注射した場合のPCA反応
引き出しを阻害しなかつたということも示してい
る。従つて、RAG―PEG20結合物は未変性RAG
アレルゲンが所有している容易に近接可能な抗原
決定因子を有していないということ、そして従つ
て抗RAG IgE抗体でコーテイングされたマスト
細胞を誘発させえないということが推定しうる。 (H) OA感作ラツトにおけるOA―PEG結合体の
アナフイラキシー誘発不能 以下に記載の実験は、OA―PEG結合体がイン
ビボでは抗OA IgE抗体と結合しえないという別
の証明を与えるものである。マウスはヒスタミン
に対して抵抗性なので相当する抗原に対するIgE
抗体を有しているマウスへの感作抗原注射は容易
にはアナフイラキシーを誘発しない。従つて、
OA―PEG結合体がインビボでマスト細胞結合抗
OA IgE抗体と結合しそしてアナフイラキシー反
応を誘発させうるかどうかの試験に対してアナフ
イラキシーを生じやすいラツトが選ばれた。この
目的のためには、チエスタービーテイ系ラツトを
前記ONP―OAで免疫することによつて全身的に
感作させた。全身反応に対しては、1mlのPBS
中2mgの未変性OAまたはOA―PEG6またはOA
―PEG20を出血の6時間後に各感作動物に静脈内
投与しそしてこれら化合物のすべての効果を注意
して観察した。OAの静脈内注射を受けたすべて
の感作ラツトは15〜30分以内にアナフイラキシー
シヨツクで死亡した。対照的に、OA―PEG6
たはOA―PEG20のどちらも、感作動物への投与
によつて何ら観察可能な不快症状を誘発させえな
かつた。前記(G)に報告されたと一致するこれらの
知見は更に、PEG変性抗原がインビボで能動的
に感作した動物のIgE抗体と相互反応しないとい
うこと、そして従つてアナフイラキシー反応を誘
発させえないということを明瞭に示すものであ
る。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 例 3 混合無水物を使用して犬アルブミン(DA)と
異つた分子量のモノメトキシポリエチレングリコ
ール(m PEG―OH)との結合体を製造した。
この方法は3段階を包含している。 a
【式】の製造 20ml乾燥ピリジン中のmPEG―OH(0.8ミリモ
ル)の溶液に、800mg(8ミリモル)のコハク酸
無水物を加えそして合した溶液を室温で一夜撹拌
した。溶媒を真空下に蒸発により除去した。残渣
を15mlのベンゼンに溶解させ、そしてその生成物
を20mlの予冷したヘキサンの添加により沈澱させ
た。次いで沈澱を過により集め、そしてこれを
蒸留水中に溶解した。水性溶液をカンテイボア
(登録商標)ガンマ透析バツク(m.w.カツトオフ
4000、クオンテイメトリツクス社製)中で蒸留水
に対して透析しそしてその生成物を最後に凍結乾
燥した。 b の製造
【式】(0.4ミリモル) を10mlのクロロホルムに溶解させた。その温度を
氷浴を使用して0℃を保ち、そしてこの溶液に乾
燥窒素ガスの泡を通した。トリエチルアミン
(0.4ミリモル)をこの溶液に加え、そしてその後
でイソブチルクロロホルメート(0.4ミリモル)
を滴加した。反応溶液を30分間0℃に保ちそして
次いで室温で真空下に蒸発させた。残渣を数回石
油エーテルで洗いそして白色結晶性生成物を得
た。 c 犬アルブミンと との結合 犬アルブミン(200mg)を30mlの硼酸バツフア
ー(PH9.6)に溶解させた。温度を氷浴を使用し
て0℃に保つた。 (量に関しては表X参照)を固体状態で少量ずつ
加えた。この反応溶液を0℃で3時間撹拌し、そ
して次いで16時間冷蔵庫に保存した。次いでこの
反応溶液をセフアロース(登録商標)6Bカラム
に通した。蛋白を含有しそしてmPEG誘導体を含
まない分画を集め、そして凍結乾燥した。誘離
mPEGは薄層クロマトグラフイーで検出された。
【表】 結合度は、nmr技術によつて変換された犬アル
ブミン中のmPEG置換基の量を定量することによ
つて決定された。遊離アミノ基の数は、o―フタ
ルアルデヒド法(Biochim.Biophys.Acta第434巻
(1976)第209頁参照)を使用して測定された。表
Xには結合度はDA1分子当りのPEG分子数とし
て与えられている。 そのようにして製造された結合体のアレルゲン
性、免疫寛容性および抗原性を試験しそしてその
結果は次の表XIに要約されている。 免疫寛容性は、前記の方法に従つて判定されそ
して免疫寛容の程度はDAの3感作薬量のみを与
えられた対照動物の力価に関しての第3感作後の
IgE力価の平均低下を表わしている。6〜100の
フアクターだけの減少は、良好な免疫寛容度を意
味している。 アレルゲン性は、2つの方法すなわちRAST
ベースの方法およびPCA中和試験により測定さ
れた。 RASTベースの方法〔Int.WHO IABS Symp.
on Standardization and Control of Allergens
Administered to Man1974、Develop.Biol.
Standard.第29巻第151〜165頁(1975年)参照〕
においては、変性アレルゲンをアレルゲン特異性
IgE含有血清と反応させる。過剰のIgEは未変性
アレルゲンと反応し、共有結合的に紙デイスクに
カツプリングする。IgEに対する放射性ラベル抗
体を加えてコンプレツクスを生成させる。このコ
ンプレツクスの放射能をガンマカウンターで測定
する。カウント数は抽出物との反応後の血清中の
IgEの過剰量と直接比例している(前記参照文献
参照)。変性アレルゲンのアレルゲン活性は、天
然犬アルブミンのもの(100%)のパーセント数
として表わされる。 変性アレルゲンの抗原性は、逆単一輻射状免疫
拡散により測定される。未変性アレルゲンに対す
る高力価血清を兎で生成させる。特異的沈澱生成
物を、シヤーレ中のアガロース中に包含させたア
レルゲンの種々の濃度で比較した。相対活性は、
明白な沈澱を生成させる変性アレルゲンの最低濃
度からそして標準として未変性アレルゲンの最低
沈澱生成濃度を使用して計算された。犬アルブミ
ン抗原性を100%活性とした。
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の手段により得ら
れる試験結果のダイヤグラムである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリエチレングリコールよりなる非免疫原性
    水溶性重合体とアレルゲン分子との共有結合結合
    体でありそしてその結合度がその結合体を免疫寛
    容性かつ実質的に非アレルゲン性および非免疫原
    性とするようなものであることを特徴とする、問
    題のアレルゲンに関係するレアギン抗体産生の免
    疫学的に特異的な抑制剤として使用するためのア
    レルゲン含有物質。 2 重合体が約2000〜約35000の分子量を有する
    ポリエチレングリコールである、前記第1項記載
    のアレルゲン含有物質。 3 問題のアレルゲンに関するレアギン抗体産生
    の免疫学的に特異的な抑制剤として使用するアレ
    ルゲン含有物質を製造するにあたり、ポリエチレ
    ングリコールよりなる非免疫原性水溶性重合体を
    得られる結合体を免疫寛容性でありかつ実質的に
    非アレルゲン性および非免疫原性とする程度にア
    レルゲン分子に共有結合的に結合させることを特
    徴とする、アレルゲン含有物質の製造方法。 4 重合体が約2000〜約35000の分子量を有する
    ポリエチレングリコールである前記第3項記載の
    方法。
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