JPH01167087A - テープカセット収納ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、テープ上に信号を記録したりあるいはテープ
上に記録された信号を再生するビデオテープレコーダ等
の記録再生装置に用いられるテープカセットを収納する
、テープカセット収納ケースに関する。

従来の技術 信号を記録、再生するためのテープにゴミ、埃。

塵等が付着していると、その部分において信号が記録さ
れなかったり、あるいは信号が再生されなかったりし、
信号の欠落が生じる。またテープ走行時テープに付着し
たゴミ、埃、塵等が、信号をテープに記録／再生するた
めのヘッドに移行し、いわゆるヘッド目詰りを引き起こ
し、信号の記録／再生が不可能になる。したがって、テ
ープの防塵、またテープを巻回したテープカセットの保
護のために、テープカセットはテープカセット収納ケー
スに収納され、保管される。

第８図〜第９図にビデオテープレコーダ等の記録再生装
置に用いられるテープカセット、ならびに従来のテープ
カセット収納ケースの斜視図を示す、第８．９図におい
て、直方体状のテープカセット１は、−面にテープカセ
ット１の挿入用の開口部２ａを有し、内部に前記テープ
カセット１に嵌合可能な如く形成した中空部を有する、
前記テープカセット１と略々等しい体積の直方体状のテ
ープカセット収納ケース２に収納されている。

発明が解決しようとする問題点 テープカセット１の外形形状とテープカセット収納ケー
ス２の中空部形状の間には、テープカセット１が前記中
空部内を摺動するために必要とされるわずかな隙間が存
在するが、テープカセット１の防塵ならびに、テープカ
セット収納ケース２からテープカセット１の不要な離脱
、落下を防ぐために、前記隙間は必要以上に大きくでき
ない。

テープカセット１を使用するために、テープカセット収
納ケース２からテープカセット１を取り出す場合は、第
９図に示すようにテープカセット収納ケース２に設けら
れた切欠開口部２ｂに露出しているテープカセット１の
一部を指で挟み、前記テープカセット１を矢印Ａ方向へ
引出す、しかしながら、上述のようにテープカセット１
とテープカセット収納ケース２の中空部との隙間が非常
に小さいため、テープカセット引出し時、テープカセッ
ト引出しと共に形成される空間２Ｃへ空気の流入が非常
に困難となり、前記空間２Ｃの気圧は下がる。したがっ
てテープカセット引出し動作に必要とされる力には、前
記気圧の低下に打ち勝つだけの矢印Ａ方向の力が付加さ
れることになり、テープカセット引出し動作が困難にな
るという問題点があった。また切欠開口部２ｂを設けて
いないテープカセット収納ケース（図示せず）において
は、テープカセット１の背面以外に外部に露出する部分
がないのでテープカセット１の防塵の効果はあるが、上
述の理由によりテープカセット１引出し動作がさらに困
難になるという問題点があった。

本発明は上記の問題点を解決するものであり、テープカ
セットの防塵、保護ができ、しかも非常に容易に、滑ら
かにテープカセットを引出すことのできるテープカセッ
ト収納ケースを提供するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、−面にテープカ
セット挿入用の開口部を有し、内部に前記テープカセッ
トに嵌合可能な如く形成した中空部を有する、前記テー
プカセットと略々等しい体積の直方体状のテープカセッ
ト収納ケースであって、前記テープカセット挿入用の開
口部に対向した面もしくはその近傍に形成した１個以上
の開口部と、可撓性材料からなるテープカセット収納ケ
ースと一体的に形成し、かつ前記開口部を覆い、前記中
空部方向へ弾性的に変位することにより前記開口部を開
成せしめる回動片とを具備するものである。

作用 上記した構成により本発明のテープカセット収納ケース
は、テープならびにテープカセットの防塵、保護ができ
、容易にテープカセットを引出すことができる。

実施例 以下本発明の一実施例を第１図〜第７図に基づいて説明
する。なお、これらの図において第８図〜第９図で説明
したものと同じものについては同一の符号を付し、その
説明は省略する。

第１図ならびに第３図は本発明の第１の実施例の斜視図
、第２図ならびに第４図は同実施例の開口部ならびに回
動片近傍の要部拡大側断面図である。これらの図におい
て、直方体状のテープカセット収納ケース３は可撓性材
料からなり、−面にテープカセット挿入用の開口部３ｄ
を有する。またテープカセットｌに嵌合可能な如く形成
した中空部の形状は、略々テープカセッ）１の外形形状
に略々一致する。前記テープカセット挿入用の開口部３
ｄに対向した面３ｂには１個以上の開口部４が形成され
、また可撓性材料からなるテープカセット収納ケース３
と一体的に形成された回動片５は前記開口部４を覆９て
いる。この回動片５は第２，４図に示すように、他の部
分よりも厚みを薄く形成した部分５ａを回動中心として
、テープカセット収納ケース３の中空部方向へ弾性的に
変位することにより前記開口部４を開成せしめる構成と
なっている。また前記回動片５は、その外周部に設けた
係止片５ｂが前記開口部４の開口面に設けた係止部４ａ
に当接することにより、テープカセット収納ケース３の
外側への、換言すれば中空部方向と反対の方向への回動
、変位を規制されている。

第３図において、テープカセット収納ケース３からテー
プカセット１を取り出す場合、テープカセ−／　）収納
ケース３に設けられた切欠開口部３ａに露出しているテ
ープカセット１の一部を指で挟み、前記テープカセット
ｌを矢印Ｂ方向へ引出す。

この時、テープカセット１の移動により、テープカセッ
ト収納ケース３とテープカセット１の間に形成される空
間３ｃと、周囲の外気との間に生じる気圧の差によって
、開口部４を覆っていた回動片５は厚みが薄い部分５ａ
を中心として矢印Ｂ方向へ弾性的に変位し、前記開口部
４は開成される。

したがって、前記空間３Ｃの密閉状態は崩れ、空気が前
記開口部４から前記空間３Ｃに流入することにより、気
圧の差はなくなる。こうしてテープカセット１を引出す
際、気圧の差によって付加される力がな（なり、テープ
カセット引出し動作を容易にかつ滑らかに行なうことが
できるのである。

したがって、−層の防塵効果を得るためにテープカセッ
ト１とテープカセット収納ケース３の中空部の隙間を非
常に小さくしても、テープカセット引出し動作を困難に
することはない。また気圧の差が生じない場合は、回動
片５はその弾性力により第２図に示す位置に復帰し、開
口部４を覆うことにより、外気を遮断する。なお本実施
例においては、回動片５をテープカセット挿入用の開口
部３ｄに対向した面３ｂに設けたが、第５図ならびに第
６図に示すように、前記対向面３ｂの近傍に設けてもよ
く、同等の効果を得ることができる。

第７図に本発明の第２の実施例の斜視図を示す。

第１の実施例と異なる点は、テープカセット収納ケース
６に、テープカセット１を引出すための切欠開口部がな
いことである。このテープカセット収納ケース６からテ
ープカセット１を引出す場合は、第７図に示すように、
矢印方向から回動片８と共にテープカセット１を指で押
圧する。この時開口部７の大きさは、人の手の例えば人
差指が充分に入るだけの大きさにしておく、そしてテー
プカセット１の一部をテープカセット収納ケース６から
露出させ、このテープカセット１の露出した部分を指で
挟み、前記テープカセット収納ケース６からテープカセ
ット１を引出せばよい。この−連のテープカセット引出
し動作においては、テープカセット収納ケース６の開口
部７ならびに回動片８により、テープカセット１の防塵
機能を損なうことなく、容易に円滑にテープカセット１
を引出すことができる。

発明の効果 以上のように本発明は、−面にテープカセット挿入用の
開口部を有し、内部に前記テープカセットに嵌合可能な
如く形成した中空部を存する、前記テープカセットと略
々等しい体積の直方体状のテープカセット収納ケースで
あって、前記テープカセット挿入用の開口部に対向した
面もしくはその近傍に形成した１個以上の開口部と、可
撓性材料からなるテープカセット収納ケースと一体的に
形成し、かつ前記開口部を覆い、前記中空部方向へ弾性
的に変位することにより前記開口部を開成せしめる回動
片とを具備しているので、テープならびにテープカセッ
トの防塵、保護機能を損なうことなく、テープカセット
１を容易にかつ滑らかに引出し、取り出すことのできる
テープカセット収納ケースを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第３図、第５図、第６図は本発明の第１の実施
例のテープカセット収納ケースの斜視図、第２図、第４
図は同実施例の要部拡大側断面図、第７図は本発明の第
２の実施例の斜視図、第８図。 第９図は従来のテープカセット収納ケースの斜視図であ
る。 １・・・・・・テープカセット、３．６・・・・・・テ
ープカセット収納ケース、４．７・・・・・・開口部、
５．８・・・・・・回動片。 代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　はか１名愚　Ｉ　図 １−一一テープカぜ・ν） 第　３　図 第５図 ５，４ ３−一一テーブンア乙ツ千ら嗜℃呪入 第６図 １−−−テーブカぜツｔ ８−−−１ｊｉＪ　　勲りト 第７図 第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　一面にテープカセット挿入用の開口部を有し、内部に
   前記テープカセットに嵌合可能な如く形成した中空部を
   有する、前記テープカセットと略々等しい体積の直方体
   状のテープカセット収納ケースであって、前記テープカ
   セット挿入用の開口部に対向した面もしくはその近傍に
   形成した１個以上の開口部と、可撓性材料からなるテー
   プカセット収納ケースと一体的に形成し、かつ前記開口
   部を覆い、前記中空部方向へ弾性的に変位することによ
   り前記開口部を開成せしめる回動片とを具備したことを
   特徴とするテープカセット収納ケース。