JPH01166749A - 医学検査用装置内の患者のモニタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、医学検査用装置内の患者のモニタ装置に関す
るものである。さらに詳細には、本発明は、核磁気共鳴
（Ｎ　Ｍ　Ｒ）によるイメージング装置内の患者のモニ
タ装置に関する。

従来の技術 核磁気共鳴によるイメージング装置では、検査の間、患
者は磁場を発生させるための異なる複数の磁石で形成さ
れたトンネルの内側に横たえられる。このトンネルはフ
ァラデー遮蔽管で取り囲まれる。従って、患者は開所恐
怖症を起こさせるような雰囲気の中に入れられる。そこ
で、患者の安心感を高めるため、検査用トンネルを換気
し、照明し、患者と対話できるようにすることが好まし
い。このようにすると、患者は、スピーカーとマイクか
らなるシステムのほか、手動式苦痛告知システムによっ
て装置の操作技師と交信することができる。いずれにせ
よ、患者の挙動におけるあらゆる異常を検出できるよう
にするため、患者は常に確実にモニタされている必要が
ある。このモニタを行うため、操作技師の制御デスク内
に内蔵されたモニタ用スクリーンに接続されたテレビカ
メラシステムが設けられている。このテレビカメラは検
査用トンネルの内部に固定して設置することはできない
。というのは、検査中に患者が必ずしも同じ位置をとる
とは限らないからである。つまり、患者の位置は検査部
位がどこであるかに依存する。患者の挙動のあらゆる異
常を確実に検出できるようにするために観察すべき主要
領域は、特に口と目である。ところで、現在使用されて
いるモニタ装置を用いたのでは、検査用トンネル内で患
者がどのような位置をとってもこれら領域を必ず検出す
ることはできるとは限らない。

発明が解決しようとする課題 本発明は、上記の問題点を解決し、検査用トンネル内で
患者がどのような位置をとってもこの患者をモニタする
ことのできる、医学検査用装置内の患者のモニタ装置を
提供することを目的とする。

また、本発明は、−度調節するだけで可能な検査形態を
すべて受は入れることのできる、医学検査用装置内の患
者のモニタ装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 そこで、本発明によれば、医学検査用装置のトンネル内
の患者のモニタ装置であって、テレビカメラと、患者の
一部分の像をこのテレビカメラに向けて反射させる鏡と
が取り付けられた支持体を備え、この支持体は、上記装
置のフレームに対して移動可能で、あるが患者に対して
は固定されていることを特徴とする装置が提供される。

好ましい実施態様によれば、フレームに強固に固定され
た支持台を備え、この支持台上を患者を載せるベッドが
移動することが可能である医学検査用装置の場合には、
支持体が、支持台に強固に固定されたレール上を移動で
きるように取り付けられているとともに、患者を載せる
上記ベッドへの引っ掛け手段を備えている。

レールは入れ子穴レールであり、支持台内に設けられた
溝内に取り付けられていることが好ましい。この特徴が
あるために、実行すべき検査が患者の下半身の検査でな
くてはならない場合でもモニタ装置を使用することがで
き、検査領域が正確に現れるようにするためにベッドを
裏返しにすることなくモニタ装置を使用することができ
る。実際、検査領域は検査用トンネルの中央に常に位置
している必要がある。これは、患者の磁石に対する相対
位置が２ｍも変化することがあることを意味する。この
特徴により、検査中はモニタ装置が患者を載せるベッド
に強固に固定されているため、モニタ装置は常に位置が
正確に中心に決まり、焦点が合う。

好ましい実施態様によれば、患者のモニタ装置と患者を
載せるベッドの間の固定は、接触固定型の引っ掛け手段
により実現される。

本発明の別の特徴によれば、検査前にテレビカメラの調
整を行うことが可能であるようにするためには、このテ
レビカメラを３点調節システムを介して支持体に固定す
る。テレビカメラの軸線は水平方向に対して４５°の角
度をなしており、約１０゜〜１５°の範囲で角度調整可
能であることが好ましい。この結果、テレビカメラの視
野の微調整を行うことができる。

さらに、テレビカメラは磁石からなるトンネルの内部に
挿入されているため、磁場のあらゆる擾乱を防ぐために
このテレビカメラは完全にシールドされている。

本発明の別の実施態様によれば、鏡は電気的に絶縁性の
複数の小さな鏡の組立体で構成されている。鏡をこのよ
うな特別な構成にするのは、検査用トンネル内の電磁場
のあらゆる擾乱を防ぐためである。鏡はメタライズ層で
被覆したポリカーボネートで構成されていることが好ま
しい。また、鏡は水平方向に対して０°〜−１５°の角
度をなす。

このため、患者の目と顔を正しくモニタすることができ
る。

さらに、患者の安心感を高めるため、モニタ装置は、患
者がこの装置の外を見ることのできる位置に設置された
補助鏡をさらに備えている。

本発明の他の特徴ならびに利点は、添付の図面を参照し
た以下の説明によりさらによく理解できよう。

説明を簡単にするため、図面中の同じ要素には同じ参照
番号を付した。

本発明は核磁気共鳴によるイメージング装置に関して説
明するが、当業者であれば、患者を検査装置内の位置に
かかわらずモニタする必要のある別のタイプの医学検査
装置にも本発明を適用できることは明らかであろう。

実施例 第１図に示したように、核磁気共鳴によるイメージング
装置は、電磁場を発生させるのに必要とされる磁石を収
容するためのトンネル１の形状のフレームを主構成要素
とする。トンネル１の下部には、支持台２が取り付けら
れている。公知のように、この支持台は、患者を載せる
ベッド（図示せず）を移動させるためのガイドレールと
して機能する。本発明によれば、核磁気共鳴によるこの
イメージング装置には患者モニタ装置が取り付けられて
いる。このモニタ装置は、支持体３と、テレビカメラ５
と、患者の像をこのテレビカメラに向けて反射させる鏡
６とを主構成要素として備えている。支持体３は、イメ
ージング装置のフレームに対して、特に支持台２に対し
て移動可能なように取り付けられているが、患者に対し
ては固定されている。このようにするため、支持体３の
下部には、支持台２に設けられた溝２１内に取り付けら
れたレールシステム４の内側を滑ることのできる横部材
が取り付けられている。溝２１は、検査用トンネルの患
者の頭を収容する部分において支持台２の中央に設けら
れている。本発明で使用されるレールシステム４は、入
れ子式レールシステムである。このレールシステムは、
Ｕ字形の第１のレール４０を備えており、このＵ字の内
側をやはりＵ字形である第２のレール４１が滑ることが
できる。

第２のレール４１にはモニタ装置の横部材を受ける中央
溝が設けられている。第２のレール４１の端部には、モ
ニタ装置がはずれるのを防ぐためのストッパ４２が取り
付けられている。

第１図と第２図に図示されているように、モニ夕装置の
支持体３はベース３０を主構成要素とする。

このベースは「プレクシグラス（Ｐｌｅｘｉｇｌａｓｓ
）　Ｊなどの透明で固いプラスチック材料製のスｌ−’
Ｊツブで実現されており、はぼ三角形の形状である。こ
のベースの辺３１は、テレビカメラの支持体を構成する
。このことに関してはあとで詳しく説明する。

辺３２は外側に延長してＬ字形部分となっている。

この辺３２の中央にはテレビカメラを通すための開口部
が設けられている。一方、支持装置は、はぼ７字の形の
プレート３３を備えており、その一端が辺３１にネジで
固定される。このプレートの他端は延長してほぼ水平な
プレート３４となっている。プレート３４は鏡６の支持
体として機能する。鏡６は電気的に絶縁性の小さな複数
の鏡の組立体で構成されている。鏡は、例えばメタライ
ズ層で被覆されたポリカーボネートからなる。鏡のこの
特別な構成は、検査用トンネル内の電磁場の擾乱を防ぐ
のに必要とされる。患者の顔を正しく見ることができる
ようにするため、鏡は水平方向に対して０゜〜−１５°
の角度をなしている。さらに、検査用トンネル内の患者
の安心感を高めるため、鏡６が延長されて補助鏡７とな
り、この鏡６とプレート３４の間に固定されている。補
助鏡７の向きは、患者が検査用トンネルの外部で起こる
ことを見ることができるようにされている。

第１図と第２図に図示されているように、本発明のモニ
タ装置はテレビカメラ５を備えている。

このテレビカメラ５は、ベースの辺３１に固定された支
持用プレート３５に３点システムによって固定されてい
る。プレート３５はほぼＬ字形である。−方、テレビカ
メラ５は、辺３２と支持体３のアーム３３とにそれぞれ
設けられた円形開口部に挿入されている。これら円形開
口部は直径がテレビカメラ５の直径よりもわずかに大き
く、角度方向にわずかな余裕があるようにされている。

従って、テレビカメラの軸線の角度方向の偏向度を調節
して患者のモニタすべき部分が極めてよく見えるように
することができる。テレビカメラの軸線は水平方向に対
して４５°の角度をなしており、０°〜１５゜の範囲で
角度調整可能であることが好ましい。

第３図に図示したように、モニタ装置に使用されるテレ
ビカメラは完全にシールドされている。

実際、電磁場のあらゆる擾乱を防ぐには高周波に対する
シールドが必要である。そこで、テレビカメラ５０が、
非磁性材料からなるチューブ５４に挿入されている。こ
のチューブのそれぞれの端部には２つのキャップ５２．
５３がネジ止めされる。テレビカメラのレンズ側のキャ
ップ５２には透明な材料からなる中央開口部５６が設け
られるとともに、格子パターン５５が取り付けられてい
る。キャップ５３には、テレビカメラと外部処理システ
ムを接続するためのケーブルが通過する様々な開口部が
設けられている。この場合、ケーブルはファラデー遮蔽
箱の高周波グラウンド面に接続された三軸ケーブル５８
で構成されている。このケーブルは、テレビカメラの直
流電圧と、このテレビカメラから出力されたビデオ信号
とを伝える。

この場合に使用するテレビカメラは、０．５テスラの磁
場中でも性能の低下なしに動作することのできるＣ０Ｄ
（電荷結合デバイス）センサを用いたマイクロカメラタ
イプのテレビカメラであることが好ましい。

第２図と第３図に図示されているように、シールドされ
たテレビカメラ５は、辺３２と支持体３のアーム３３と
にそれぞれ設けられた２つの開口部３２′と３３′　　
に挿入される。このテレビカメラは、テレビカメラの軸
線の角度方向をわずかに調節することのできる３点調節
システムを形成するネジ３７によって支持用プレート３
５上の所定の位置に支持される。このテレビカメラは、
シールドに固定されたネジが切られたピンと螺合するナ
ツト５９によって所定の位置に固定される。このナツト
は、支持用プレート３５の位置で止められる。

さらに、本発明によれば、図示の実施例では、モニタ装
置のベース３０には接触固定型の引っ掛けシステム８が
取り付けられている。この引っ掛けシステム８を用いる
ことにより、第４図に示したように患者を載せるベッド
９に支持装置を引っ掛けることができる。

以下、特に第４図を参照して本発明のモニタ装置の機能
を説明する。検査時には、患者は頭１１を柱部９０に載
せた状態でベッド９上に横たえられる。

患者を載せるベッドは支持台２上を動かされ、検査用ト
ンネルの中央で患者の頭１１が検査位置にくるような位
置に運ばれる。この位置では、ベッド９の引っ掛け手段
８が取り付けられた端部を、この引っ掛け手段８を用い
てモニタ装置に引っ掛けることができる。このときモニ
タ装置とベッドは互いに固定されているため、身体の他
の部分の検査が可能になるように検査用トンネルの奥に
向けてベッドを移動させるとモニタ装置３が伴われる。

視軸が水平方向に対して４５°の角度をなすテレビカメ
ラと、患者が柱部の上に正しく位置したときに鏡の端部
がほぼ患者の鼻の上方に位置するサイズの鏡とを用いる
と、２７°の視野が得られる。すると、第４図に示した
ように患者を正しくモニタすることができる。実際、こ
の場合には、鏡によってテレビカメラに向けて反射され
る像は仮想像Ｉである。使用するアンテナが頭部アンテ
ナである、すなわちアンテナの電極１０よって遮蔽され
る視界が存在している場合でさえ、テレビカメラは患者
の顔に関する利用可能な像を送る。このことは、第４図
に一点鎖線１１′　で表示したように患者が正常位置に
対してわずかに後退した位置に存在している場合にもあ
てはまる。理論位置に対する必要な余裕は±４０ｍｍで
ある。

従って、ここで説明したモニタ装置を用いると、検査用
トンネル内で患者を最適状態で容易にモニタすることが
できる。また、このモニタ装置では、操作技師がいなく
ても、さらに、患者を載せるベッドの検査用トンネル内
での位置に関係なく、患者の像を完全にセンタリングし
、顔／レンズ／テレビカメラの距離を最適にすることが
できる。

本発明のモニタ装置を用いると、患者のモニタ装置が患
者を載せるベッドに固定されているために操作技師なし
でＮＭＲの画像を変更することなく効果的にモニタを行
うことができる。しかも、これは考えている検査の種類
に関係がない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、核磁気共鳴によるイメージング装置のトンネ
ル内に位置する患者のモニタ装置の斜視図である。 第２図は、第１図のモニタ装置の支持台に対する２つの
位置を示す概略側面図である。 第３図は、本発明のモニタ装置で使用されるテレビカメ
ラの概略側面図である。 第４図は、モニタ装置の機能を説明するための概略側面
図である。 （主な参照番号） １・・トンネル、　　　　　２・・支持台、３・・支持
体、　　　　　　４・・レールシステム、５．５０・・
テレビカメラ、 ６・・鏡、　　　　　　　７・・補助鏡、８・・引っ掛
けシステム、 ９・・ベッド、　　　　　１０・・電極、１１・・頭、
　　　　　　　２１・・溝、３０・・ベース、　　　　
　　３１．３２・・辺、３２°、３３′、５６・・開口
部、 ３３．３４．３５・・プレート、 ４０．４１・・レーノペ　　　４２−−ストッパ、５２
．５３・・キャップ、５４・・チューブ、５５・・グリ
ッド、５８・・三軸ケーブル、５９・・ボルト

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）医学検査用装置のトンネル内の患者のモニタ装置
   であって、テレビカメラと、患者の一部分の像をこのテ
   レビカメラに向けて反射させる鏡とが取り付けられた支
   持体を備え、この支持体は、上記装置のフレームに対し
   て移動可能であるが患者に対しては固定されていること
   を特徴とする装置。 （２）上記医学検査用装置は、上記フレームに強固に固
   定された支持台を備え、この支持台上を患者を載せるベ
   ッドが移動することが可能であり、上記支持体が、上記
   支持台に強固に固定されたレール上を移動できるように
   取り付けられているとともに、患者を載せる上記ベッド
   への引っ掛け手段を備えることを特徴とする請求項１に
   記載の装置。 （３）上記レールが、上記支持台内に設けられた溝内に
   取り付けられていることを特徴とする請求項２に記載の
   装置。 （４）上記レールが入れ子式のレールであることを特徴
   とする請求項２または３に記載の装置。 （５）上記引っ掛け手段が接触固定型であることを特徴
   とする請求項２または３に記載の装置。 （６）上記テレビカメラが、３点調節システムによって
   上記支持体に固定されていることを特徴とする請求項１
   に記載の装置。 （７）上記テレビカメラの軸線が水平方向に対して４５
   度の角度をなし、約０°〜１５°の範囲で角度調整可能
   であることを特徴とする請求項６に記載の装置。 （８）上記テレビカメラがシールドされていることを特
   徴とする請求項１に記載の装置。（９）上記鏡が、電気
   的に絶縁性の複数の小さな鏡の組立体で構成されている
   ことを特徴とする請求項１に記載の装置。 （１０）上記鏡がメタライズ層で被覆したポリカーボネ
   ートで構成されていることを特徴とする請求項９に記載
   の装置。 （１１）上記鏡が水平方向に対して０°〜−１５°の角
   度をなすことを特徴とする請求項１に記載の装置。 （１２）患者が上記装置の外を見ることのできる位置に
   設置された補助鏡をさらに備えることを特徴とする請求
   項１に記載の装置。