JPH01165549A - アリルエステル類の製造方法 - Google Patents

アリルエステル類の製造方法

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JPH01165549A
JPH01165549A JP62322946A JP32294687A JPH01165549A JP H01165549 A JPH01165549 A JP H01165549A JP 62322946 A JP62322946 A JP 62322946A JP 32294687 A JP32294687 A JP 32294687A JP H01165549 A JPH01165549 A JP H01165549A
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allyl
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polybasic acid
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Hiroshi Uchida
博 内田
Kuniomi Marumo
丸茂 国臣
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は芳香族多塩基酸、例えばテレフタル酸、イソフ
タル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸等のアルキ、
ルエステルとアリルアルコールまたはメタリルアルコー
ルとのエステル交換反応により対応するアリルまたはメ
タリル〔以下(メタ)アリルと称す〕エステル類を合成
する方法に関する。
本発明の目的化合物である芳香族多塩基酸の(メタ)ア
リルエステル類は反応性の高いモノマーである。各種架
橋剤として用いられるほか、そのもの自身の重合物も、
電気特性、寸法安定性、耐熱性、耐候性、耐薬品性、機
械的特性に優れ各種成形品、積層板、化粧板等に広く使
用できる。
また近年、優れた光学特性を持つこともわかり、光学材
料としても使用されつつある。
[従来技術と問題点] 、従来この種のエステルの合成法としては、1)カルボ
ン酸クロライドとアルコールを原料とする合成法。
2)カルボン酸のアルカリ塩とアルキル/Xライドを原
料とする合成法。
3)カルボン酸とアルコールを原料とする合成法。
4)カルボン酸のアルキルエステルとアルコールを原料
とする合成法。
等が知られていた。
しかし、これらの方法を本発明に関係する化合欠点があ
る。
2)の方法を適用した場合には、アルキルハライドが加
水分解されてアリルアルコールになる副反応がかなりの
割合で起こり、原料と副生物との分離回収等の操作が複
雑になる上に、コストもかかる。
3)の方法では、一般に芳香族多塩基酸の溶解度が(メ
タ)アリルアルコールに対して極めて低く、円滑に反応
を進行させることが困難な上に、通常用いられる酸触媒
に対して(メタ)アリルアルコールが安定でなく、ジ(
メタ)アリルエーテルを副生するという欠点がある。
4)の方法については、特開昭48−28444.48
−97833.48−99130.48−103536
.49−1531゜5B −71045等の方法が知ら
れているが、これらはいずれも高価な亜鉛またはマンガ
ンのβ−ジケトン錯体や有機スズ化合物を触媒として使
用しなければならない。
本発明者らは特開昭02−12747にアルカリ金属の
炭酸塩または炭酸水素塩を用いる方法を出願したが、こ
の方法では触媒は安価な化合物を用い、収率は高いもの
の、反応液に着色がみられ、特に光学材料として使用す
る場合には問題が残った。
また、この触媒を用いると副反応として芳香族多塩基酸
とアルカリ金属の塩が生成してしまい、芳香族多塩基酸
として、ジメチルイソフタレートを用いた場合には、反
応終了後、アリルアルコールを除去すると、この塩によ
り反応液がゲル状になってしまい、分離に多大な労力を
要するという問題がある。
また、これらの触媒は、一般に水分により失活してしま
うので、原料のアリルアルコールの水分を極力減らす必
要があった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明では上記のような従来技術の欠点を考慮し、芳香
族多塩基酸のアルキルエステルと(メタ)アリルアルコ
ールを反応させて、芳香族多塩基酸の(メタ)アリルエ
ステルを得るに際して、工業的に有利に生産できて、着
色等の品質面での問題を起こさず、水分等の不純物の共
存にも影響を受けにくい方法を開発することである。
[問題を解決するための手段] そこで本発明者らは、これらの問題を解決すべく研究を
重ねた結果、アルカリ土類金属の水酸化物または酸化物
が、このエステル交換反応に対して、従来知られている
触媒よりも非常に優れていることを見いだした。
つまり、従来知られている触媒よりも、アリルアルコー
ル中に含まれる水分の反応に与える影響が低く、また、
反応中の着色もほとんどない上に、極めて高い活性およ
び選択性を有する。
この反応は芳香族多塩基酸のポリアルキルエステルと(
メタ)アリルアルコールを、アルカリ土類金属の水酸化
物または酸化物を触媒としててエステル交換反応を行い
対応する(メタ)アリルエステルを合成する反応である
原料の芳香族多塩基酸のポリアルキ、ルエステルのアル
キル基としては、アリルアルコールよりも低沸点のアル
コールを生成するものが望ましく、このようなものとし
ては04以下のアルキル基であり、具体的には、メチル
、エチル、イソプロピル、t−ブチル基であり特にメチ
ル基が工業的にみて好ましい。
触媒として用いるアルカリ土類金属の水酸化物、酸化物
としては具体的には、水酸化カルシウム、水酸化マグネ
シウム、水酸化バリウム、酸化カルシウム、酸化マグネ
シウムであるが、特に水酸化カルシウム、酸化カルシウ
ムが性能的にみて好ましい。
反応の形態としては芳香族多塩基酸エステルと(メタ)
アリルアルコールを触媒の存在下に加熱するという方法
をとる。反応温度は30から200℃、好ましくは50
〜150℃の範囲から選ばれ、常圧または加圧下、また
は必要に応じて減圧下で、不活性ガス雰囲気で行われる
ことが望ましい。さらに、反応を効率的に行うためには
、生成するアルコールを反応系外に速やかに留出させた
ほうがよい。
(メタ)アリルアルコールの使用量としては、原料エス
テルに対して理論量は最低限必要であり、反応速度、平
衡等を考慮すれば、更に過剰モル使用したほうがよい。
しかし、(メタ)アリルアルコールをあまりに大過剰用
いても、その過剰量に見合う効果が出ないので経済的に
好ましくない。
よって通常(メタ)アリルアルコールは原料エステルの
理論量に対して、1.2〜lO倍モルより好ましくは1
.5〜4倍モル程度を使用する。その際の仕込方法とし
ては反応の最初に仕込んでもよいし、反応途中に順次加
えて入ってもよい。
触媒の使用量としては、原料エステルに対して0、lシ
t%〜5シt%、好ましくは0.5νt%〜3vt%程
度である。この場合も、少なすぎる場合には反応速度が
遅くなるし、多い場合にはその量に見合う効果が得られ
ないばかりか、副反応のためにかえって収率が低下して
しまう場合すらある。
本反応系で生成した芳香族多塩基酸のアリルエステルの
単離法としては、反応時の着色が少ないために、(メタ
)アリルアルコールを留出後、濾過等の適当な手段で触
媒を分離後、酸洗浄、アルカリ洗浄するだけで、製品と
して得ることが出来るという大きな特徴を有する。
無論、蒸留等の適当な手段で精製すれば、更に高品質な
製品が得られることはいうまでもない。
以下に実施例をあげて説明する。
[実 施 例コ 実施例 1 ジメチルイソフタレート(以下DMIと略記)100[
、アリルアルコール120g、水酸化カルシウム2gを
温度計、精留塔のついた300m1三ツロフラスコに仕
込み、120℃に調節した油浴により加熱して反応を行
った。反応の進行とともに、生成してくるメタノールを
精留塔から留出させて18時間反応を行った。反応終了
後、ガスクロマトグラフィー(以下GCと略)分析によ
りDMIに対し、95.8%のジアリルイソフタレート
が生成していることを確認した。この後系内に残ってい
るアリルアルコールを減圧下に留去し、濾過により触媒
を除いた。濾液はほぼ無色透明であり、APHA数は5
であった。
この濾液を直接減圧蒸留して、沸点140℃〜142℃
(0、2m+* Ilg)の無色透明なジアリルイソフ
タレート 115.4g (収率91%)を得た。
実施例 2 実施例1の水酸化カルシウムに代え、種々のアルカリ土
類金属の水酸化物、酸化物で反応を行った。触媒と反応
時間、GC収率を表−1に示す。
表  −1 実施例 3 DM I Io、Og、メタリルアルコール14.86
g。
水酸化カルシウム0.3gを温度計、精留塔のついた5
0m1の三ツロフラスコに仕込み、130℃に調節した
油浴により加熱し反応を行った。反応の進行とともに、
生成してくるメタノールを精留塔から留出させて18時
間反応を行った。反応終了後、GC分析によりDMIに
対し、92,6%のジメチルイソフタレートが生成して
いることを確認した。
実施例 4 実施例3のDMIの代わりに種々の芳香族カルボン酸の
アルキルエステルで反応を行った。原料と反応時間、G
Cまたは液体クロマトグラフィー(以下LCと略)での
収率を表−2に示す。
(以下余白) 表−2 比較例 従来のエステル交換反応の触媒と比較するために、DM
I  100g、7’)kフルコール120g。
表−3の触媒を実施例1と同じ反応装置に仕込み、12
0℃に調節した油浴で加熱して反応を行った。
表−3に結果を示す。
(以下余白) この表よりに2Co3.Ti  (OEt)4゜NaO
Meは水分による失活が起こり易く、また反応中の着色
が著しい。
また、炭酸カリウムの場合、反応終了後にアリルアルコ
ールを留去すると、反応系全体がゲル状になった。
[効  果] 本発明によれば、芳香族多塩基酸のアリルエステルを反
応中の着色がなく、経済的な方法で合成することが出来
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)芳香族多塩基酸のアルキルエステルとアリルアル
    コールまたはメタリルアルコールとを反応させて芳香族
    多塩基酸のアリルエステルを合成する際に、エステル交
    換反応の触媒としてアルカリ土類金属の水酸化物または
    酸化物を用いる方法。
  2. (2)前記アルカリ土類金属の水酸化物が水酸化カルシ
    ウムである特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)前記芳香族多塩基酸がジメチルイソフタレートで
    ある特許請求の範囲第1項記載の方法。
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