JPH01164631A - 自動発進クラッチの制御装置 - Google Patents

自動発進クラッチの制御装置

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JPH01164631A
JPH01164631A JP62321067A JP32106787A JPH01164631A JP H01164631 A JPH01164631 A JP H01164631A JP 62321067 A JP62321067 A JP 62321067A JP 32106787 A JP32106787 A JP 32106787A JP H01164631 A JPH01164631 A JP H01164631A
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engine speed
integrator
throttle opening
signal
clutch
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Koji Kitano
孝二 北野
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動発進クラッチの制御装置、特に電子制御装
置よりアクチュエータに信号を入力することにより、伝
達容量を連続的に制御可能な自動発進クラッチの制御装
置に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
従来、車両用自動発進クラッチの制御装置として、伝達
容量をエンジン回転数に応じて上昇させ、発進時にクラ
ッチを円滑に締結するものが種々提案されている(例え
ば特開昭59−75840号公報参照)。
上記のような自動発進クラッチの伝達容量を電子制御す
る場合、エンジン回転数に応じた基準信号に対して、ス
ロットル開度に応じた目標エンジン回転数と実際のエン
ジン回転数との偏差に応じた積分補正信号を加算または
減算し、この信号をアクチュエータに出力する方法が考
えられる。この場合には、積分補正によりエンジン回転
数が目標エンジン回転数(例えばストール回転数)に近
づ(ように制御されるので、クラッチ板の摩擦係数のバ
ラツキやエンジン特性のバラツキを吸収でき、安定した
発進性能が得られる効果がある。
ところが、上記制御方法の場合には積分補正がスロット
ル開度の全範囲で行われるため、特にアイドリング時な
どの低スロツトル開度域において伝達トルクが大きく変
動するという問題が発生する。即ち、冷間時やエアコン
作動時には自動的にアイドルアップが行われ、エンジン
回転数が大きく変動するため、エンジン回転数の変化に
応じて一々積分補正を行うと、却って目標エンジン回転
数に対してオーバーシュートやアンダーシュートを起こ
しやすく、伝達トルクが大きく変動するからである。
〔発明の目的〕
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的
は、低スロツトル開度時におけるエンジン回転数のバラ
ツキを許容して、伝達トルクの安定化を図る自動発進フ
ランチの制御装置を提供することにある。
〔発明の構成〕 上記目的を達成するために、本発明は、アクチュエータ
に入力される信号により、伝達容量を連続的に制御可能
な自動発進クラッチにおいて、エンジン回転数に応じた
基準信号を決定し、アクチュエータに出力する手段と、
スロットル開度に応じたクラッチ係合時の目標エンジン
回転数を決定する手段と、該目標エンジン回転数と実際
のエンジン回転数との偏差に応じた積分補正信号をアク
チュエータに出力する積分器と、該積分器の積分ゲイン
をスロットル開度に応じて決定する手段と、積分ゲイン
が0の時に積分器をクリアするためのリセット信号を発
する積分器リセット手段とを設け、上記積分ゲイン決定
手段は一定スロットル開度以下では積分ゲインを0とす
ることを特徴とするものである。
〔作用〕
即ち、低スロツトル開度時においては、積分ゲインを0
とする(積分補正を行わない)とともに、積分器をクリ
アするため、前の偏差を後に反映させない。つまり、ア
イドリング時にエンジン回転数が大きく変動しても、エ
ンジン回転数に対応した基準となる伝達トルクに制御す
るのみであるから、必要以上にオーバーシュートやアン
ダーシュドが起こらず、安定した発進制御が可能となる
〔実施例〕
第1図は本発明を適用した■ベルト式無段変速機の概略
構造を示す、エンジン1のクランク軸2はフライホイー
ル3およびダンパ機構4を介して入力軸5に接続されて
いる。入力軸5の端部には外歯ギヤ6が固定されており
、この外歯ギヤ6は無段変速装置10の駆動軸11に固
定された内歯ギヤ7と噛み合い、入力軸5の動力を減速
して駆動軸IIに伝達している。
無段変速装置10は駆動軸11に設けた駆動側ブー1月
2と、従動軸13に設けた従動側ブー1月4と、両プー
リ間に巻き掛けたVベル目5とで構成されている。駆動
側ブー1月2は固定シーブ12aと可動シーブ12bと
を有しており、可動シーブ12bの背後には変速比を制
御するための変速比制御用油室16が設けられている。
一方、従動側ブー1月4も駆動側プーリ12と同様に、
固定シーブ14a と可動シーブ14bとを存しており
、可動シーブ14bの背後にはトルク伝達に必要な推力
を■ベルト15に与える負荷推力制御用油室17が設け
られている。上記変速比制御用油室16および負荷推力
制御用油室17の油圧は、変速制御弁43および負荷推
力制御弁45にて制御される。
従動軸13の外周には中空軸19が回転自在に支持され
ており、従動軸13と中空軸19とは湿式多板クラッチ
からなる発進クラッチ20によって断続される。発進ク
ラッチ20の油圧は発進制御弁47によって制御される
。中空軸19には前進用ギヤ21と後進用ギヤ22とが
回転自在に支持されており、前後進切換用トングクラッ
チ23によって前進用ギヤ21又は後進用ギヤ22のい
ずれか一方を中空軸19と連結するようになっている。
後進用アイドラ軸24には後進用ギヤ22に噛み合う後
進用アイドラギヤ25と、別の後進用アイドラギヤ26
とが固定されている。
また、カウンタ軸27には上記前進用ギヤ21と後進用
アイドラギヤ26とに同時に噛み合うカウンタギヤ28
と、終減速ギヤ29とが固定されており、終減速ギヤ2
9はディファレンシャル装置30のリングギヤ31に噛
み合い、動力を出力軸32に伝達している。
調圧弁40は油溜41からオイルポンプ42によって吐
出された油圧を調圧し、ライン圧として変速制御弁43
、負荷推力制御弁45および発進制御弁47に出力して
いる。変速制御弁43、負荷推力制御弁45および発進
制御弁47は電子制御装置60から出力される制御信号
(例えばデユーティ制御信号)によりソレノイド44.
46.48を作動させ、ライン圧を調圧してそれぞれ油
室16.17と発進クラッチ20とに制御油圧を出力し
ている。したがって、電子制御装置60からソレノイド
44.46.48への制御信号のみによって、無段変速
装置10の変速比、ベルト張力および発進クラッチ20
のトルク伝達容量を自在に制御できる。
なお、上記制御弁43.45.47としては、例えば信
号油圧を発生する電磁弁と信号油圧に応じた油圧を出力
するスプール弁との組合せによって構成してもよく、あ
るいはりニヤソレノイド弁のような電磁弁単体で構成し
てもよい、いずれにしても、ソレノイド44,46.4
8に入力される信号に比例した油圧を出力できればよい
第2図は電子制御装置60の構造図を示し、図中、61
はエンジン回転数N1(人力軸5の回転数)を検出する
センサ、62は車速V(出力軸32の回転数)を検出す
るセンサ、63は従動軸13の回転数NewL  (発
進クラッチ20の入力回転数)を検出するセンサ、64
はP、R,N、D、Lの各レンジまたは運転モードを検
出するシフト位置センサ、65はスロットル開度を検出
するセンサであり、上記センサ61〜64の信号は入力
インターフェース66に入力され、センサ65の信号は
A/D変換器67でデジタル信号に変換される。68は
中央演算処理装置(CPU)、69は各ソレノイド44
,46.48を制御するためのプログラムやデータが格
納されたリードオンリメモリ(ROM)、70は各セン
サから送られた信号やパラメータを一時的に格納するラ
ンダムアクセスメモリ(RAM) 、71は出力インタ
ーフェースであり、これらCPU68、ROM69、R
AM70.出力インターフェース71、入力インターフ
ェース66及びA/D変換器67はバス72によって相
互に連絡されている。出力インターフェース71の出力
は、出力ドライバフ3を介して上記ソレノイド44,4
6.48とに制御信号として出力されている。
第3図は電子制御装置60の発進クラッチ制御系のブロ
ック図を示す、基準デユーティ比決定手段80は、予め
設定された発進クラッチ20の保合特性に従い、エンジ
ン回転数N i n + スロットル開度θおよびレン
ジ・モード信号に応じた基準デユーティ比D0を決定し
ている0発進クラッチ20の保合特性は、第4図で示す
ように、スロットル開度θ毎に発進制御用ソレノイド4
8の基準デユーティ比D0がエンジン回転数の上昇につ
れて連続的に上昇するように設定されており、エンジン
回転数の上昇につれて発進クラッチ20の伝達トルクが
連続的に増大する。なお、発進クラッチ20の保合特性
を第4図のようにスロットル開度の他、レンジまたはモ
ードに応じて設定してもよい。第4図から明らかなよう
に、スロットル開度が高くなるにつれてエンジン回転数
に対する基準デユーティ比り。の上昇勾配が大きく、ス
ロットル全閉時にはエンジン回転数の上昇に係わらず基
準デユーティ比D0はクリープトルクに相当するデユー
ティ比を保持し続ける。なお、中間スロットル開度にお
いては、比例計算により基準デユーティ比が決定される
目標値決定手段81は、スロットル開度とレンジ・モー
ド信号とに応じて発進クラッチ20の伝達トルクとエン
ジン発生トルクとが一致する時の目標エンジン回転数、
即ちストール回転数N、を第5図から決定している。ス
トール回転数N、は、例えばマニエアル式変速機におい
て熟練ドライバーがクラッチを係合する時のエンジン回
転数を各スロットル開度毎に求めた値を参考として設定
したもので、第5図に示されるように、スロットル開度
の増大につれて滑らかに上昇している。なお、ストール
回転数N3もレンジやモードに応じて異なる特性を設定
してもよい。
積分器82には、目標値決定手段81にて決定されたス
トール回転数N、と実際のエンジン回転数N、7との偏
差が入力され、入力信号を次式のように積分補正し、信
号Sを出力している。
S = S (Ns  N1−) dt     −(
1)積分ゲイン決定手段83は、第6図からスロットル
開度に応じた積分ゲインに1を決定し、積分器リセット
手段84と乗算器85とに出力している。積分ゲインに
、は、第6図に示されるように、低スロツトル開度域(
例えば174開度以下)では01174開度以上ではス
ロットル開度の増大に伴って直線的に増大するように設
定されている。したがって、高スロットル開度での発進
時には大きな積分ゲインで積分補正することにより、エ
ンジン回転の吹き上がりなどのバラツキを抑制できる効
果がある。なお、高スロットル開度域における積分ゲイ
ンに、はスロットル開度に関係なく一定値としてもよい
積分器リセット手段84は、積分ゲインに1が0の時の
みリセット信号を積分器82に出力し、積分補正をクリ
アさせる。即ち、低スロツトル開度域(174開度以下
)では積分器82がクリアされるので、スロットルを開
いた状態から閉じた場合に、スロットルを閉じる前の情
報が消去され、誤差を後に反映させない。
乗算器85は積分器82の出力Sと積分ゲイン決定手段
83の出力に1とを乗算し、次式のように、上記基準デ
ユーティ比決定手段80の出力信号D0と乗算器85の
出力sK+ との差D8が発進制御用ソレノイド48に
入力される。
Ds =Do −s Kl       −(2)発進
制御弁47はソレノイド48に入力されたデユーティ比
に比例したクラッチ油圧を発進クラッチ20に出力し、
発進クラッチ20の締結力を制御する。
これにより、エンジン回転数N87が変動するので、実
エンジン回転数N inは再び基準デユーティ比決定手
段80に入力されるとともに、積分器82へと負帰還さ
れる。
次に、本発明の制御方法の具体例を第7図にしたがって
説明する。
制御がスタートすると、エンジン回転数N1、。
スロットル開度θ、レンジ・モード信号などを入力しく
90)、エンジン回転数N i n + スロットル開
度θおよびレンジ・モード信号に応じた基準デユーティ
比D0を第4図から決定する(91)。次にスロットル
開度θおよびレンジ・モード信号に応じたストール回転
数N、を第5図から決定しく92)、さらにスロットル
開度に応じた積分ゲインKIを第6図から決定する(9
3)。
次に、積分ゲインに、を0と比較しく94)、KI=0
の場合には積分補正量Sを0としく95)、K1≠0の
場合には次式によって積分補正量sを演算する(96)
s=s+ (Ns−N+、、)XΔt    −(3)
(Δも:サンプリング時間) 上記積分補正量Sを用いて(2)式によりデユーティ比
り、を計算し、このデユーティ比りヨを発進制御用ソレ
ノイド48に出力した後(97)、リターンする。
上記のように、低スロツトル開度時においては積分ゲイ
ンをOとする、つまり積分補正を行わないとともに、積
分器をクリアし、前の偏差を後に反映させない。そして
、エンジン回転数に対応した基準デユーティ比D0のみ
を出力するので、積分補正に伴うエンジン回転のオーバ
ーシュートやアンダーシュドを防止でき、安定したクリ
ープトルクに制御できる。
なお、上記実施例では発進クラッチとして湿式クラッチ
を使用した例を示したが、これに限定するものではなく
、例えば乾式クラッチや電磁クラッチなどの伝達容量を
連続的に制御可能なりラッチであれば、使用可能である
また、アクチュエータとしては、ソレノイドにて作動さ
れる制御弁に限らずステッピングモータにて作動される
制御弁でもよく、入力信号もデユーティ信号に限らない
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように、本発明によれば低スロツ
トル開度時においては積分補正を行わないとともに、積
分器をクリアし、エンジン回転数に対応した基準信号の
みを出力している。したがって、エンジン回転数が変動
しやすいアイドリンク時などには、エンジン回転のオー
バーシュートやアンダーシュドを防止でき、安定した伝
達トルクに制御できる。
また、スロットルを開いた状態から閉じ、さらに開いた
場合に、スロットルを閉じる前の情報はクリアされ、再
度間いた時に前の誤差の影響を受けない、さらに、スロ
ットル開度の変化に応じて単に積分ゲインを変化させる
のみであるから、アクチュエータへの信号が大きく変化
せず、発進クラッチの伝達容量が滑らかに変化し、不快
なトルク変動を起こさないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用されたVベルト式無段変速機の一
例の概略図、第2図は電子制御装置の構成図、第3図は
発進制御系のブロック図、第4図は発進クラッチの保合
特性図、第5図はストール回転数の特性図、第6図は積
分ゲインの設定図、第7図は本発明の制御方法の一例の
フローチャート図である。 1・・・エンジン、20・・・発進クラッチ、47・・
・発進制御弁、48・・・発進制御用ソレノイド、60
・・・電子制御装置、80・・・基準デユーティ比決定
手段、81・・・目標値決定手段、82・・・積分器、
83・・・積分ゲイン決定手段、84・・・積分器リセ
ット手段、85・・・乗算器。 第1図 第2図 特許出願人 ダイハツ工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 アクチュエータに入力される信号により、伝達容量を連
    続的に制御可能な自動発進クラッチにおいて、 エンジン回転数に応じた基準信号を決定し、アクチュエ
    ータに出力する手段と、スロットル開度に応じたクラッ
    チ係合時の目標エンジン回転数を決定する手段と、該目
    標エンジン回転数と実際のエンジン回転数との偏差に応
    じた積分補正信号をアクチュエータに出力する積分器と
    、該積分器の積分ゲインをスロットル開度に応じて決定
    する手段と、積分ゲインが0の時に積分器をクリアする
    ためのリセット信号を発する積分器リセット手段とを設
    け、上記積分ゲイン決定手段は一定スロットル開度以下
    では積分ゲインを0とすることを特徴とする自動発進ク
    ラッチの制御装置。
JP62321067A 1987-12-18 1987-12-18 自動発進クラッチの制御装置 Expired - Fee Related JPH0686190B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0341223A (ja) * 1989-07-06 1991-02-21 Isuzu Motors Ltd 自動クラッチ制御装置
JPH0648223A (ja) * 1992-07-27 1994-02-22 Nec Ic Microcomput Syst Ltd 自動車動力伝達装置
CN107924014A (zh) * 2015-08-27 2018-04-17 富士胶片株式会社 光学元件、光学元件的制造方法及液晶显示装置

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