JPH0116327Y2 - - Google Patents

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JPH0116327Y2
JPH0116327Y2 JP12367683U JP12367683U JPH0116327Y2 JP H0116327 Y2 JPH0116327 Y2 JP H0116327Y2 JP 12367683 U JP12367683 U JP 12367683U JP 12367683 U JP12367683 U JP 12367683U JP H0116327 Y2 JPH0116327 Y2 JP H0116327Y2
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sliding piece
engaging
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hole
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の目的) 本考案は、スイツチまたはコンセント等の配線
器具を壁内に埋設する際に使用されるスイツチボ
ツクスに関するものである。本考案の目的とする
ところは、配線器具取付け用の雌ねじ部を建物の
壁厚に対応して位置調節できるようにし、よつて
そのスイツチボツクスに付属のビスだけで配線器
具をスイツチボツクスへ取付け可能にするととも
に、配線器具または壁材の変形を防止することに
ある。
(従来技術) 従来、建物の壁内に埋込まれるスイツチまたは
コンセントは、金属または合成樹脂製のスイツチ
ボツクスに収容されて各部屋毎に設けられてい
る。そして、マンシヨンやアパート等の集合住宅
では壁厚が比較的薄いので、壁を隔てて隣接する
二室の同位置に背中合わせに設けられるスイツチ
ボツクスは互いに重なり合わないように上下また
は左右に位置をずらせて柱または垂木に取付けな
ければならなかつた。そのためスイツチボツクス
の取付け及び配線の作業性を悪くし、またスイツ
チボツクスの取付け位置が一定しない欠点があつ
た。
上述の欠点を解決するものとして、第15図に
示すように、壁81を隔てて隣接する二室に夫々
開口部82,83を有するスイツチボツクス84
が開発されている。このスイツチボツクス84
は、二室で共用されるもので、開口部82,83
に近接して器具取付け用の雌ねじ部85が夫々設
けられ、その雌ねじ部85へスイツチまたはコン
セント等の配線器具86のビス87が螺入される
ようになつている。スイツチボツクス84はマン
シヨンやアパート等の集合住宅のように壁厚の薄
い小壁厚に使用できるようになつているため、そ
のスイツチボツクス84の奥行き寸法Qが壁厚S
よりも小さく形成されている。従つて、壁厚がS
よりも大きいRの大壁厚に使用するとビス87が
雌ねじ部85へ届かないか、または届いてもねじ
山の係りが不十分となるためスイツチボツクス8
4に付属のビス87に替えて長いビスを使用しな
ければならなくなる。また、長いビスで配線器具
86を取付けようとすると、長いビスが雌ねじ部
85へ傾斜して螺入されやすく、長いビスまたは
雌ねじ部85のねじ山を漬してしまうおそれがあ
り、さらには配線器具86が変形し、その結果配
線器具86を隠蔽する化粧プレートが壁外面に密
接せる隙間ができて美観を損なう欠点がある。
(考案の構成) 本考案は上述の欠点を解決するため、相対向す
る二面が開口されたスイツチボツクスにおいて、
配線器具取付け用雌ねじ部を有する摺動駒をスイ
ツチボツクスの本体と別体に形成し、その摺動駒
を本体に取付け、その取付け位置を壁厚に対応し
て調節可能にしている。通常摺動駒は小壁厚に対
応する位置に固定されており、大壁厚で使用する
ときには摺動駒を開口方向へ移動させて本体の開
口部から突出させ雌ねじ部を壁材に近接させるよ
うにしている。雌ねじ部が壁材に近接するので長
いビスが不要となり付属のビスだけで配線器具の
取付けが可能となるとともに、壁材または配線器
具が変形するほど配線器具を強く押付けてビスを
締付ける必要がなくなり壁材または配線器具の変
形を防止できる。よつて、配線器具の外側に嵌装
され配線器具を隠蔽する化粧プレートは壁材外面
に密接する。以下、本考案の実施例を図面に基づ
いて説明する。
第1実施例 第1図ないし第4図において、スイツチボツク
ス(以下本体という)1は矩形枠形状に形成さ
れ、その相対向する二面が隣接する二室へ向けて
開口されており、外側には建物の柱または垂木へ
の取付け座2が形成されている。本体1の上下の
側壁3の内面には夫々傾斜した突条4が相対向す
るよう開口方向へ向けて並列に設けられ、その突
条4の間にあり溝5が形成されている。上下の側
壁3には夫々あり溝5に臨む位置に長方形状の透
孔6が開設されており、その透孔6内に沿つた一
側面には鋸歯状に連続して凹凸した係合爪7と係
合爪8とが形成されている。係合爪7は、透孔6
の中央から前側半分に形成され、係合爪8は透孔
6の中央から後側半分に形成されている。係合爪
7と係合爪8とは対称に形成され、前者は後述す
る前側の摺動駒9が前方へ移動するのを阻止する
ものであり、後者は後述する後側の摺動駒10が
後方へ移動するのを阻止するものである。そして
係合爪7,8は、摺動駒9,10の移動を確実に
阻止するために直角三角形状に形成され、個々の
係合爪7,8は夫々本体1の前後の開口部に近接
する側に斜辺7a,8aが位置し、中央側に辺7
b,8bが位置し、辺7b,8bは透孔6の長さ
方向、即ち本体1の開口方向(前後方向)に対し
直角をなす。
次に前側の摺動駒9と後側の摺動駒10とは基
本的に同一形状であり、軸線に対し対称に形成さ
れている。摺動駒9,10は、前記あり溝5に嵌
合し摺動可能なあり状の脚部9a,10aと一端
に雌ねじ部11,12を有し、その雌ねじ部1
1,12と反対側端部からその長さのほぼ1/2の
長さの割溝が設けられて脚部9a,10aの幅を
弾性的に縮小できるようにしている。割溝13,
14で二分された脚部9a,10aには前記透孔
6へ介在する突出部15,16が形成され、その
突出部15,16の一側の側面、即ち前記係合爪
7,8に臨む側の側面に係合爪7,8と噛合する
係合爪17,18が形成されている。突出部1
5,16の長さlは、透孔6の長さLの1/2以下
であつて、突出部15,16が透孔6内で所定値
だけ前後方向へ移動し得るように設定されてい
る。
上述のスイツチボツクス19は、通常第1図に
示すように前後の摺動駒9,10が互いに接近し
た状態にあり、各摺動駒9,10の係合爪17,
18が本体1の係合爪7,8に係合することによ
り前側の摺動駒9が前方へ、後側の摺動駒10が
後方へ夫々移動しないようになつている。第1図
に示すようにこの状態で各摺動駒9,10は本体
1の開口部側から突出しない。この状態が小壁厚
に使用されるときの摺動駒9,10の位置であ
る。
このスイツチボツクス19を大壁厚で使用する
には、各摺動駒9,10の中央側端部をペンチ、
プライヤーその他で両側から強く挾圧するとその
部分の幅が弾性的に縮小して摺動駒9,10の係
合爪17,18と本体1の係合爪7,8との係合
が外れる。よつて、摺動駒9,10をペンチ、プ
ライヤーその他で挾圧したまま本体1の開口部側
へ移動させて第4図に示すように摺動駒9,10
の一端を本体1から突出させ、任意の位置で挾圧
を解除すると摺動駒9,10は自身の弾性力でそ
の幅が元に復帰し、摺動駒9,10の係合爪1
7,18と本体1の係合爪7,8とが再び係合す
るので摺動駒9,10の移動は阻止される。
尚、上記実施例において本体1の透孔6の一側
の内面に係合爪7,8を設け、摺動駒9,10の
突出部15,16の一側面に係合爪17,18を
設けて前記係合爪7,8に係合爪17,18を係
合させたが、透孔6の両側の内面に係合爪7,8
を設け、摺動駒9,10の2個所に突出部15,
16を設け、その突出部15,16に夫々係合爪
17,18を設けて前記係合爪7,8に係合させ
るようにしてもよい。
第2実施例 第5図ないし第7図において、本体21は外側
に取付け座22を有し、上下の側壁23に傾斜し
た突条24が並列に設けられ、その突条24の間
にあり溝25が形成されている。このあり溝25
は、前記第1実施例のあり溝5よりも幅広であ
る。上下の側壁23にはあり溝25に臨む位置に
長方形状の透孔26が開設されており、その透孔
26一側の内面の前側半分に鋸歯状に連続して凹
凸した係合爪27が形成され、その係合爪27に
面する反対側の内面には係止条溝28が形成さ
れ、透孔26の後側半分の内面には係合爪27と
同側に係止条溝29が形成され、その係止条溝2
9と反対側には鋸歯状に連続して凹凸した係合爪
30が形成されている。この係合爪27,30の
形状は、第1実施例の係合爪7,8に同一であ
る。
次に前後の摺動駒31は共通のもので、前記あ
り溝25に嵌合し摺動可能な片あり状の脚部31
aと一端に雌ねじ部32を有し、その雌ねじ部3
2と反対側端部から割溝33が設けられて脚部3
1aの幅を弾性的に縮小できるようにしている。
脚部31aには、側壁23に臨む側に突出部34
と突出部35が設けられている。突出部34の一
面には前記係合爪27,30に係合する係合爪3
6が形成され、突出部35の一面には前記係止条
溝28へ嵌入する係止突条37が形成されてい
る。突出部34,35は透孔26内で前後方向へ
移動可能である。
この実施例における前後の摺動駒31は、その
脚部31aの内側面31bどうしが接触すること
によりあり溝25に対する嵌合を適切なものとし
ている。
上述のスイツチボツクス38は、通常第5図に
示すように前後の摺動駒31が互いに並列に配置
された状態にあり、摺動駒31の係合爪36が本
体21の係合爪27,30に係合し、かつ係止突
条37が係止条溝28へ嵌入している。
このボツクス38を大壁厚で使用するには、摺
動駒31の脚部31aをペンチ、プライヤーその
他で両側から強く挾圧すると脚部31aの幅が弾
性的に縮小して摺動駒31の係合爪36と本体2
1の係合爪27,30との係合が外れる。よつ
て、摺動駒31を挾圧したまま本体21の開口部
側へ移動させ、任意の位置で挾圧している力を解
除すれば係合爪36と係合爪27,30とが再び
係合して移動が阻止される。
尚、この実施例においては第8図に示すように
傾斜した突条24に相対向して垂直突条39を設
け、摺動駒40の脚部40aの側面40bを垂直
突条39に接触させガイドさせるようにしてもよ
い。そして脚部40aの下部両側面に夫々係合爪
41を形成し、透孔42の両側の内面にも夫々係
合爪43を設けて係合爪41と係合爪43を係合
させることにより移動を阻止するようにしてもよ
い。
第3実施例 第9図ないし第11図において、本体45は外
側に取付け座46を有し、上下の側壁47に傾斜
した突条48が並列に設けられ、その突条48の
間にあり溝49が形成されている。このあり溝4
9は、前記第1実施例より幅広である。上下の側
壁47にはあり溝49に臨む位置に長方形状の透
孔50が夫々2条並列に開設されており、その透
孔50の外側内面に鋸歯状に連結して凹凸した係
合爪51が形成され、中央側内面に係止条溝52
が形成されている。係合爪51の形状は第1実施
例の係合爪7,8に同一である。
次に、前後の摺動駒53は共通のもので、前後
のあり溝49に嵌合し摺動可能な片あり状の脚部
53aと一端に雌ねじ部54を有し、その雌ねじ
部54と反対側端部から割溝55が設けられて脚
部53aの幅を弾性的に縮小できるようにしてい
る。脚部53aには、側壁47に臨む側に突出部
56と突出部57が設けられ、突出部56の外面
に前記係合爪51に係合する係合爪58が形成さ
れ、突出部58の外面に前記係止条溝52へ嵌入
する係止突条59が形成されている。突出部5
6,57は透孔50内で前後方向へ移動可能であ
る。
この実施例における前後の摺動駒53は、その
脚部53aの内側面53bどうしが接触すること
によりあり溝49に対する嵌合を適切なものとし
ている。
このスイツチボツクス60は、第9図に示すよ
うに前後の摺動駒53が互いに並列に配置された
状態にあり、摺動駒53の係合爪58が本体45
の係合爪51に係合し、かつ係止突条59が係止
条溝52へ嵌入している。
摺動駒53を前後方向へ移動させるには、脚部
53aを両側から挾圧すると脚部53aの幅が弾
性的に縮小して摺動駒53の係合爪58と本体4
5の係合爪51との係合が外れる。よつて、脚部
53aを挾圧したまま摺動駒を前後方向へ移動さ
せればよい。
第4実施例 第12図ないし第14図において、本体63は
外側に取付け座64を有し、上下の側壁65に所
定の間隔で相対向する鉤状の突条66が並列に設
けられ、その突条66の間に嵌合溝67が形成さ
れている。上下の側壁65には嵌合溝67に臨む
位置に複数個の係合孔68が一列に穿設されてい
る。
次に前後の摺動駒67は共通のもので、前記嵌
合溝67に嵌合するT字形状の脚部69aと雌ね
じ部70とを有するもので、脚部69aには側壁
65側に係合孔68へ圧入可能な係合突起71が
突設されている。脚部69aの厚さmは嵌合溝6
7の高さMよりも小さく形成され、摺動駒69を
垂直方向へ最大限移動させたとき係合突起71が
係合孔68から脱出し、摺動駒69を前後方向へ
移動し得るようにしてある。
上述のスイツチボツクス72は、通常第12図
に示すように前後の摺動駒69が近接した状態に
あり、係合突起71が係合孔68へ圧入されるこ
とにより前後方向への移動が阻止されている。
このスイツチボツクス72を大壁厚で使用する
には、第14図に示すように係合突起71を係合
孔68から脱出させ、その状態で摺動駒69を本
体63の開口部から突出するように前後方向へ任
意の位置まで移動させ、その位置で係合突起71
を係合孔68へ圧入しておけばよい。
(考案の効果) 本考案は、上記の構成であるから以下の利点を
有する。
(1) 配線器具取付け用の雌ねじ部が壁厚に対応し
て位置調節可能であるから、そのボツクス保護
カバーに付属のビスで取付けでき、長いビスを
使用しなくてよい。
(2) 付属のビスで配線器具を無理に締付けようと
すると配線器具及び壁材が変形するが、雌ねじ
部の位置調節が可能であるから無理な締付けが
なくなり、配線器具及び壁材に変形を生じな
い。従つて、化粧プレートと壁材との間に隙間
を発生せず美観が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案第1実施例の斜視図、第2図及
び第3図は摺動駒の斜視図、第4図は使用の要領
を示す主要部斜視図、第5図は第2実施例の斜視
図、第6図は透孔の斜視図、第7図は摺動駒の斜
視図、第8図は別例の主要部拡大断面図、第9図
は第3実施例の斜視図、第10図は透孔の斜視
図、第11図は摺動駒の斜視図、第12図は第4
実施例の斜視図、第13図は摺動駒の斜視図、第
14図は使用の要領を示す主要部斜視図、第15
図は従来例の断面図である。 主要部分の符号の説明、1,21,45,63
……本体、9,10,31,53,69……摺動
駒、11,12,32,54,70……雌ねじ
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相対向する二面が開口されたスイツチボツクス
    において、器具取付け用雌ねじ部を有する摺動駒
    がスイツチボツクス本体にその開口方向へ摺動可
    能に取付けられてなるスイツチボツクス。
JP12367683U 1983-08-09 1983-08-09 スイツチボツクス Granted JPS6031116U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12367683U JPS6031116U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 スイツチボツクス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12367683U JPS6031116U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 スイツチボツクス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6031116U JPS6031116U (ja) 1985-03-02
JPH0116327Y2 true JPH0116327Y2 (ja) 1989-05-15

Family

ID=30282229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12367683U Granted JPS6031116U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 スイツチボツクス

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JPS6031116U (ja) 1985-03-02

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