JPH01163089A - サーマルプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、サーマルプリンタに関する。

従来技術とその問題点 インクリボンは非常に薄いため、これを直接送りリール
および巻取りリールに取り付られないので、その送り始
め側および送り終り側に透明のリーダテープが設けられ
ている。したがって、印字開始時には、インクリボンが
印字ヘッドのところにくるように、送り始め側リーダテ
ープを巻取りリールに巻取っておく必要がある。

サーマルプリンタでは、一般に、インクリボンカセット
内のインクリボンがすべて使用されると、カセットごと
インクリボンが交換されている。カセットは、製造メー
カによって、インクリボンが印字ヘッドのところにくる
ように、送り始め側リーダテープが巻取りリールに巻取
られた状態とされて市販されている。このため、ユーザ
が、送り始め側リーダテープを巻取リリールに巻取る必
要はない。

上記にように、カセットごとインクリボンを交換すると
費用が高くつくので、カセット内のインクリボンのみを
交換することが試られている。このように、カセット内
のインクリボンのみを交換できるカセットを用いてイン
クリボンのみを交換した場合には、リボン交換後、ユー
ザが巻取りリールを回転させて、送り始め側リーダテー
プを巻取りリールに巻取らなくてはならず、その作業が
面倒であるとともに送り始め側リーダテープの巻取りを
忘れ易いという問題がある。送り始め側リーダテープの
巻取りを忘れると、印字開始と同時にリボン無しエラー
が発生してしまう。また、送り始め側リーダテープの巻
取りは、ユーザが巻取リリールを回して行なうため、リ
ボンがたるみやすく、印字開始時に、リボン暴れ、印字
汚れ等が発生しやすいという問題がある。

この発明は、上記問題をすべて解消したサーマルプリン
タを提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 この発明によるサーマルプリンタは、キャリッジに搭載
されたインクリボンカセットのインクリボンの送り移動
経路にリーダテープ検出用光電検出器が設けられている
サーマルプリンタにおいて、インクリボンの送り始め側
および送り終り側に設けられている透明のリーダテープ
のうち、少なくとも一方に、送り始め側リーダテープと
送り終り側リーダテープとを識別するための縞模様が付
けられており、上記光電検出器の出力信号に基づいて、
光電検出器によって検出されているリーダテープが、送
り始め側リーダテープであるか送り終り側リーダテープ
であるかを判別する手段、および判別手段によって送り
始め側リーダテープと判別された場合に、送り始め側リ
ーダテープが検出されなくなりかつそれから所定長さが
巻き取られるまで、インクリボンの巻取りを行なう手段
を備えていることを特徴とする。

実施例 以下、図面を参照してこの発明の実施例について説明す
る。

第１図は、キャリッジに搭載されたインクリボンカセッ
トを示し、第２図は、インクリボンの送り始め側に設け
られている送り始め側り一ダテーブおよび送り終り側に
設けられている送り終り側リーダテープを示している。

第１図および第２図において、１は左右方向にのびたプ
ラテン、２は記録紙、３はキャリッジモータ（３３）（
第３図参照）によってプラテン（１）に沿って往復移動
されるキャリッジ、４はキャリッジ（３）に取り付けら
れた印字ヘッド、５はキャリッジに搭載されかつインク
リボン（６）を有するインクリボンカセットである。

インクリボンカセット（５）は、インクリボンのみ交換
できるものである。インクリボン（６）の送り始め側に
は、透明な送り始め側リーダテープ（７）が設けられて
おり、インクリボン（６）の送り終り側には、透明な送
り終り側リーダテープ（８）が設けられている。送り始
め側リーダテープ（７）の送り始端部および送り終端部
は、粘着部（７ａ）　（７ｂ）となっており、始端側の
粘着部（７ａ）は、カセット（５）の送りリール（９）
に、終端側の粘着部（７ｂ）は、インクリボン（６）の
始端部にそれぞれ固着されている。送り終り側り一ダテ
ーブ（８）の送り始端部および送り終端部は、粘着部（
８ａ）　（８ｂ）となっており、始端側の粘着部（８ａ
）は、インクリボン（６）の終端部に、終端側の粘着部
（８ｂ）は、カセット（５）の巻取りリール（１０）に
それぞれ固着されている。

送り始め側リーダテープ（７）には、縞模様Ａが全長に
わたって付けられている。インクリボン（６）の両端部
のリーダテープ（７）　（８）が固着されているところ
を除く部分が印字可能部（６ａ）となっている。カセッ
ト（５）には、インクリボン（６）の送り移動経路上の
印字ヘッド（４）より送り元側に、リーダテープ検出用
の光電検出器（１１）が取り付けられている。光電検出
器（１１）としては、インクリボン（６）の送り移動経
路を挾む配置で配された投光部と受光部とからなる透光
型光電検出器またはインクリボン（６）の送り移動経路
の一側に配された反射型光電検出器が用いられる。反射
型光電検出器を用いる場合には、インクリボン（６）の
送り移動経路の他側に光反射板が配される。

第３図は、サーマルプリンタの電気的構成を示している
。サーマルプリンタは、ＣＰＵ（２１）によって制御さ
れる。ＣＰ　Ｕ　（２１）は、そのプログラムを記憶す
るＲ　ＯＭ　（２２）、各種データを記憶するＲ　Ａ　
Ｍ　（２３）および文字パターン発生装置（ＣＧ）（２
４）を備えている。ＣＰ　Ｕ　（２１）には、インター
フェイス（２５）を介してホストコンピュータから文字
コード情報が送られる。また、ＣＰ　Ｕ　（２１）には
、ホームポジション検出器（２６）および記録紙検出器
（２７）からの検出信号が送られる。さらに、ＣＰＵ（
２１）には、リボンエンド検出器（１１）の検出信号に
基づいて、検出器（１１）が送り始め側リーダテープ（
７）、インクリボン（６）および送り終り側リーダテー
プ（８）のうちのいずれを検出しているのかを判別する
判別回路（２８）からの判別信号が送られる。

ＣＰ　Ｕ　（２１）からは、印字ヘッド駆動回路（２９
）に印字パターン情報が送られ、この印字パターン情報
に応じて、印字ヘッド（４）の発熱体が選択駆動される
。また、ＣＰＵ（２１）からは、印字ヘッド（４）の記
録紙への圧着およびその解除を行なう印字ヘッド圧着・
解除装置（３１）の駆動回路（３０）、キャリッジ（３
）の駆動モータ（３３）の駆動回路（３２）、記録紙送
りモータ（３５）の駆動回路（３４）および報知装置（
３Ｂ）に、それぞれ制御信号が送られる。

このプリンタにおいては、カセット（５）のインクリボ
ンの交換は、操作者が行なうが、送り始め側リーダテー
プ（７）の巻取リリール（９）への巻取りは、自動的に
行なわれる。したがって、操作者は、インクリボンの交
換後、送り始め側リーダテープ（７）の巻取リリール（
９）への巻取りを行なうことなく、そのカセット（５）
をキャリッジ（３）に装着する。

インクリボンが交換されてそのカセット（５）がキャリ
ッジ（３）に装着された後に印字動作が開始されると、
印字ヘッド（４）が記録紙（２）に圧着され、キャリッ
ジ（３）が右方向に移動し、巻取リリール（９）が巻取
り方向に回転される。

この場合には、光電検出器（１１）の光路を、巻取り側
リーダテープ（７）の縞模様が周期的に遮断していくの
で、その出力信号レベルは縞模様Ａの縞の間隔に応じた
周期で変化する。この信号のレベル変化により、判別回
路（２８）によって、検出器（１１）が送り始め側リー
ダテープ（７）を検出していると判別され、これにより
、印字ヘッド（４）の発熱体駆動が停止される。

キャリッジ（３）および巻取りリール（９）は、印字ヘ
ッド（４）が圧着状態のまま移動および回転され続ける
。そして、巻取り側リーダテープ（７）が光電検出器（
１１）のある位置を通過し終った後、インクリボン（６
）の印字可能部（６ａ）の始端部が印字ヘッド（４）の
ところを通過し終るのに充分な時間が経過すると、キャ
リッジ（３）および巻取リリール（９）の移動および回
転が停止されるとともに印字ヘッド（４）の圧着が解除
される。また、上記印字動作停止のために印字されなか
った部分を再印字するためのデータ、たとえば印字デー
タ、上記印字開始時の位置データ等がＲＡ　Ｍ　（２３
）に記憶される。

キャリッジ（３）および巻取りリール（９）の移動およ
び回転の停止ならびに印字ヘッド（４）の圧着解除は、
インクリボン（６）の印字可能部（６ａ）の始端部が印
字ヘッド（４）のところを通過し終りかつインクリボン
（６）の上下方向ずれおよびリボンの汚れのないところ
までインクリボン（６）が印字ヘッド（４）のところに
送られるのに充分な時間が経過してから、行なうように
してもよい。

この後、キャリッジ（３）が上記印字開始位置に戻され
、上記印字動作停止のために印字されなかった部分を含
めて印字動作が再開される。

−膜内に、キャリッジ（３）が移動を開始し始めてから
、印字が開始されるまでの一定時間、各部の動作安定の
ために、空走（印字ヘッド（４）が記録紙（２）に圧着
されているとともに巻取リリール（９）が回転されてい
るが、印字ヘッド（４）の発熱体が駆動されていない状
態でキャリッジ（３）が走行されること）されるので、
その空走が行なわれている間に、送り始め側リーダテー
プ（７）の判別を行ない、検出器（１１）が送り始め側
リーダテープ（７）を検出していると判別した場合には
、空走に続く印字動作時において印字ヘッド（４）の発
熱体を駆動しないまま、インクリボン（６）の印字可能
部（６ａ）の始端部が印字ヘッド（４）のところを通過
し終るまでキャリッジ（３）を移動させることが好まし
い。

リボン（６）が消費され、送り終り側リーダテープ（８
）が検出器（１１）によって検出され、そのことが判別
回路（２８）によって判別されると、印字動作が中断さ
れ、印字再開のためのデータがＲＡ　Ｍ　（２２）に記
憶される。また、報知装置（３５）が駆動され、カセッ
ト（５）のインクリボン（６）を交換すべきことが操作
者に報知される。これにより、操作者は、カセット（５
）内のインクリボン（６）を交換する。リーダテープ検
出器（１１）は、粘着部（８ａ）が印字ヘッド（４）の
ところに達する前に判別回路（２８）が送り終り側リー
ダテープ（８）を判別できるような位置に設けておくこ
とが好ましい。

インクリボン（６）が交換されたカセット（５）がキャ
リッジ（３）に装着されると、上記印字動作の中断によ
り印字されなかった部分を含めて印字動作が再開される
。

上記のように、キャリッジ（３）を移動しながら、送り
始め側リーダテープ（７）の巻取りを行なう場合におい
て、１回のキャリッジ（３）の移動で充分な巻取りが行
なえないときには、数回にわたってキャリッジ（３）を
移動させて巻取りが行なわれる。

カセット（５）の巻取リリール（９）がキャリッジ（３
）の移動によって回転されるのではなく、それ専用のモ
ータによって回転される場合には、送り始め側リーダテ
ープ（７）の巻取りは、印字ヘッド（４）を圧着解除状
態にするとともにキャリッジ（３）を停止状態にして行
なうことができる。

上記実施例では、送り始め側リーダテープ（７）および
送り終り側リーダテープ（８）のうち、送り始め側リー
ダテープ（７）のみに、縞模様Ａが付けられているが、
両リーダテープ（７）（８）を識別できるものであれば
、両リーダテープ（７）（８）にピッチ等が異なる縞模
様を付けてもよい。

また、上記実施例とは、反対に、送り始め側リーダテー
プ（７）および送り終り側リーダテープ（８）のうち、
送り終り側リーダテープ（８）のみに、縞模様を付けて
もよい。

発明の効果 この発明によるサーマルプリンタは、キャリッジに搭載
されたインクリボンカセットのインクリボンの送り移動
経路にリーダテープ検出用光電検出器が設けられている
サーマルプリンタにおいて、インクリボンの送り始め側
および送り終り側に設けられている透明のり一ダテープ
のうち、少なくとも一方に、送り始め側リーダテープと
送り終り側リーダテープとを識別するための縞模様が付
けられており、上記光電検出器の出力信号に基づいて、
光電検出器によって検出されているリーダテープが、送
り始め側リーダテープであるか送り終り側リーダテープ
であるかを判別する手段、および判別手段によって送り
始め側リーダテープと判別された場合に、送り始め側リ
ーダテープが検出されなくなりかつそれから所定長さが
巻き取られるまで、インクリボンの巻取りを行なう手段
を備えているので、送り始め側リーダテープの巻取リリ
ールヘの巻取りが自動的に行なわれる。したがって、ｈ
セット内のインクリボンのみを交換できるカセットを用
いてインクリボンのみを交換した場合に、リボン交換後
、操作者は、送り始め側リーダテープを巻取りリールに
巻取らなくて済む。

送り始め側リーダテープの巻取リリールへの巻取りが自
動的に行なわれるので、従来のように、リボンがたるむ
といったことがなく、印字開始時に、リボンの上下方向
のずれ、印字汚れ等が発生しなくなる。

【図面の簡単な説明】 図面は、この発明の実施例を示し、第１図はキャリッジ
に搭載されたインクリボンカセットを示す斜視図、第２
図はインクリボンの送り始め側に設けられている送り始
め側リーダテープおよび送り終り側に設けられている送
り終り側リーダテープを示す展開図、第３図はサーマル
プリンタの電気的構成を示すブロック図である。 （５）・・・インクリボンカセット、（６）・・・イン
クリボン、（７）・・・送り始め側リーダテープ、（８
）・・・送り終り側リーダテープ、（９）・・・送りリ
ール、（１０）・・・巻取リリール、（１１）・・・光
電検出器、（２１）・・・ＣＰＵ、（２８）・・・判別
回路。 以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 キャリッジに搭載されたインクリボンカセットのインク
   リボンの送り移動経路にリーダテープ検出用光電検出器
   が設けられているサーマルプリンタにおいて、 インクリボンの送り始め側および送り終り側に設けられ
   ている透明のリーダテープのうち、少なくとも一方に、
   送り始め側リーダテープと送り終り側リーダテープとを
   識別するための縞模様が付けられており、 上記光電検出器の出力信号に基づいて、光電検出器によ
   って検出されているリーダテープが、送り始め側リーダ
   テープであるか送り終り側リーダテープであるかを判別
   する手段、および判別手段によって送り始め側リーダテ
   ープと判別された場合に、送り始め側リーダテープが検
   出されなくなりかつそれから所定長さが巻き取られるま
   で、インクリボンの巻取りを行なう手段、 を備えているサーマルプリンタ。