JPH01162659A

JPH01162659A - 巻取機の面圧付与装置

Info

Publication number: JPH01162659A
Application number: JP32206687A
Authority: JP
Inventors: Akira Uno; 晃羽野
Original assignee: Toray Engineering Co Ltd
Current assignee: Toray Engineering Co Ltd
Priority date: 1987-12-18
Filing date: 1987-12-18
Publication date: 1989-06-27
Anticipated expiration: 2009-06-08
Also published as: JPH0643220B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はシート状物、あるい線状物の巻取機において、
巻取物の周面にローラを当接せしめて所定の面圧を付与
する面圧付与装置の改良に関するものである。

（従来技術とその問題点）一般に、フィルム、紙、布帛等のシート状物、あるいは
糸条等の線状物等の巻取に使用される巻取機は、機台、
又はクレードルに回転自在に装着され駆動装置によって
所定の速度で回転されるｉ−ヤックと、該チャックに装
着されたチューブＧ；ローラを当接させ所定の面圧を付
与せしめる面圧付与装置により構成されている。そして
、該面圧付与装置は、チャックに装着されたチューブに
当接さぜるローラが回転自在に装着された一対のアーム
と、機台に取付けられ該アームを回転自在（こ装着する
軸体と、ローラをチューブに所定の面圧で当接させるた
め各アームに装着された流体シリンダー等の押圧手段と
により構成されて（する。

又、スリッターのように１本のチャ・ｙりに装着された
チューブに複数のシート状物を同時に巻取る場合には、
各シート状物に対応させて夫々一対のアーム、及びロー
ラ等からなる面圧付与装置が設置される。

そのため、上述のような面圧付与装置では、アームの数
だけ流体シリンダー等の押圧手段が必要であると共に、
各流体シリンダーに圧空等の流体を供給する圧力流体供
給用配管、あるいは給電用の配線が複雑になり、しかも
、これ等の配管、あるいは配線を設置するための場所を
必要とし、面圧付与装置が大きくなる。又、巻取対象シ
ート状物の幅方向の寸法が変更されると、該寸法に対応
してローラを交換する必要があり、アームをローラが装
着できる位置に移動させなければならない。

しかし、流体シリンダー等の押圧手段、及び圧力流体供
給用配管等が装着された大重量のアームを所定の位置に
迅速１こ、かつ正確に移動させることは非常に困難であ
る等の問題があった。

（目的）本発明は上述のような問題点を解決し、アームの移動が
容易に行なえると共に、所定の面圧を付与することがで
きる面圧付与装置を提供することを目的に検討の結果得
られたものである。

（問題点を解決するための手段）すなわち、本発明はチャックに装着されたチューブにロ
ーラを当接させて所定の面圧を付与する装置において、
上述のローラを一対のアームに回転自在に装着すると共
に、該アームをその間隔を調整しうるように、機台に装
着され駆動装置により回動、又はチャックに対して近接
離反するよう移動される軸体に装着せしめた巻取機の面
圧付与装置を提供するものである。

（実施例）本発明の面圧付与装置の１実施例の構成を図面に基づい
て説明する。

図中、１は機台２、又はクレードル（図示せず）に回転
自在に装着されたチューブ装着用のチャックである。３
はチャック１に装着されたチューブ３０に当接して所定
の面圧を付与するローラであり、軸４に回転自在に装着
されている。５は端部に軸４を保持するための凹部５ａ
が穿設されたアームであり、ブラケット６に軸受７を介
して回動自在に装着されている。そして、アーム５に突
設されたピン８とブラケット６に突設されたピン１３に
装着されたスプリング１４により連結されている。尚、
第２図におけるローラ３の左側に断、面図として記載さ
れているアーム５にはスプリング１４等が記載されてい
ないが、ローラ３の右側位置に記載されているアーム５
と同じようにスプリング１４を介してアーム５とブラケ
ット６を連結するようになっている。該スプリング１４
はアーム５の両側に設置せず、片側のみにすることもで
きる。又、上述のローラ３を装着した軸４は一対のアー
ム５の凹部５ａに係合された状態でボルト９により固定
される。１０はアーム５がブラケット６から離脱するの
を防ぐ押え具であり、螺子体１１．１２、とピン１３に
よりブラケット６に取付けられている。上述のブラケッ
ト６は軸体１５に装着され、該ブラケット６に取付けた
キー１６が、軸体１５の軸心長手方向に沿って穿設され
た講１５ａに係合した状態で移動され、蝶螺子１７によ
って軸体１５に固定される。該軸体１５は機台２に軸受
１８．１９を介して回動自在に装着されると共に、端部
にレバー２０が取付けられている。２１は機台２に取付
具２２を介して回動自在に装着された流体シリンダーで
あり、ピストンロッドが継手２３を介してレバー２０に
連結されている。該流体シリンダー２１には圧空を供給
するための圧力調節弁、供給路切替弁等を有する圧空供
給用管２４が連結されている。そして、圧空を供給する
ことによりピストンロッドが突出されると、レバー２０
を介して軸体１５と共にブラケット６が反時計方向に回
動されてブラケット６に突設されたピン１３がアーム５
に形成された凹部５ａに当接してアーム５が押圧されチ
ューブ３０から離反する方向に回動される。一方、ピス
トンロッドが引っ込められると、レバー２０を介して軸
体１５と共にブラケット６が時計方向に回動されてブラ
ケット６に突設された螺子体１２がアーム５に形成され
た凹部５ｂに当接してアーム５が押圧されチューブ３０
に近接する方向に回動される。

上述の流体シリンダーに代えて圧力流体により正逆回転
する装置、あるいは電動機等を使用することもできる。

上述の面圧付与装置によりシート状物を巻取る場合は、
先ず、チューブ３０をチャック１のシート状物巻取位置
に挿入して緊締する０次いで、シート状物３１の幅寸法
に対応するローラ３を装着するため、蝶螺子１７を緩め
てブラケット６と共にアーム５を軸体１５に穿設された
溝１５ａに沿って軸心長手方向に移動させ所定の位置で
蝶螺子１７を締め付けてブラケット６を軸体１５に固定
する。そして、各アーム５が所定の位置にセットされる
とシート状物３１の幅寸法に対応するローラ３を有する
軸４をアーム５の端部に形成された凹部５ａに係合させ
ボルト９を締め付けて固定する６もし、スリッターの巻
取機のように複数のシート状物３１を１本のチャック１
に装着されたチューブ３０に同時に巻取る場合には、各
シート状物３１に対応させて一対のアーム５、及びロー
ラ３等の面圧付与装置を設置する。

上述の操作で各ローラ３が所定の押圧位置に設置される
と、圧空供給用管２４の圧力調節弁を操作して予め設定
された押圧力でローラ３がチューブ３０に当接されるよ
う流体シリンダー２１に供給する圧空の圧力を調節する
。そして、圧空供給用管２４の供給路を切替えて第１図
に示すようにピストンロッドを引っ込めてレバー２０を
介して軸体１５と共にブラケット６を時計方向に回動さ
せる。すると、スプリング１４によってアーム５が引っ
張られて回動されローラ３がチューブ３０の周面に当接
される。これ等の準備が完了すると、巻取機を始動させ
てシート状物３１の巻取を行なう。

上述の巻取操作において、複数のシート状物を同時に巻
取る場合には、全てのシート状Ｔｈ３１を同一張力、同
一面圧条件で巻取を行なっても、巻取機の幅方向の中央
部で巻取られるシート状物と、端部巻取られるシート状
物とでは巻取に伴う随伴気流の巻込み量が異なり巻取径
に差が生じる。しかし、各アーム５がスプリング１４を
介して軸体１５と一体のブラケット６に連結されている
ため、各ローラ３がアーム５と共に回動され、巻取径に
差かあっても該周面とローラ３に間隙を生じることはな
く、時間−の面圧でもってローラ３がシート状物の外周
面に当接された状態で巻取が行われる。

本発明は上述のように実施することができるが、アーム
５を装着する軸体１５を流体シリンダー２１により回動
させず、軸体１５をブラケット等を介して機台２に移動
自在に装着し、流体シリンダー、あるいは電動機とラッ
ク、ピニオン等の駆動装置により、チャック１に対して
近接離反するように移動さぜる構成にすることもできる
。

（発明の効果）本発明は上述のようにチャックに装着されたチューブに
ローラを当接させて所定の面圧を付与する装置において
、前記ローラを一対のアームに回転自在に装着すると共
に、該アームをその間隔を調整しろるように、機台に装
着され駆動装置により回動、又はチューブに対して近接
離反するように移動される軸体に装着せしめることによ
り次のような効果を奏することができる。

（１）ローラ装着用アームに夫々流体シリンダー等の抑
圧手段を設置せず、ローラ装着用アームが駆動装置によ
り回動、又はチューブに対して近接離反するように移動
される軸体に装着されているため、シート状物の幅方向
寸法に対応するローラを装着するためのアーム移動作業
が容易に、がっ正確に行なうことができる。

（２）ローラ装着用アームに夫々流体シリンター等の押
圧手段を設置せず、ローラ装着用アームが駆動装置によ
り回動、又はチューブに対して近接離反するように移動
される軸体に装着されてるため、圧力流体供給用配管、
あるいは給電用配線がアーム部に設置されず装置全体を
コンパクトにすることができる。

又、面圧付与用のローラを装着する複数対のアームを駆
動装置により回動、又はチューブに対して近接解反する
ように移動される軸体に回動自在せしめ、各アームと軸
体を弾性体を介して夫々−体的に連結せしめると、複数
のシート状物を１本のチャックに装着されたチューブに
同時に巻取る場合に、巻取機の中央部において巻取られ
るシート状物と、端部において巻取られるシート状物で
巻取径に差が発生しても、シート状物の外周面とローラ
に間隙を生ぜず、確実にローラをシート状物の外周面に
当接させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の面圧付与装置の１実施例を示す概略正
面図であり、第２図は側面図である。 ■＝チャック、・　　　　２：８１台、３：ローラ、　
　　　　　４：軸、５：アーム、　　　　　　６：ブラケット、８．１３：
ピン、　　　　１０：押え具、１４ニスプリング、　　
１５：軸体、

Claims

【特許請求の範囲】１）チャックに装着されたチューブにローラを当接させ
て所定の面圧を付与する装置において、前記ローラを一
対のアームに回転自在に装着すると共に、該アームをそ
の間隔を調整しうるように、機台に装着され駆動装置に
より回動、又はチャックに対して近接離反するよう移動
される軸体に装着せしめたことを特徴とする巻取機の面
圧付与装置。２）前記ローラを装着するアームが複数対軸体に回動自
在に装着され、各アームと軸体が弾性体を介して夫々一
体的に連結されていることを特徴とする特許請求の範囲
第１項に記載の巻取機の面圧付与装置。