JPH011613A - 車輌用アクティブサスペンション - Google Patents

車輌用アクティブサスペンション

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JPH011613A
JPH011613A JP62-156261A JP15626187A JPH011613A JP H011613 A JPH011613 A JP H011613A JP 15626187 A JP15626187 A JP 15626187A JP H011613 A JPH011613 A JP H011613A
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vehicle body
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wheel
actuator
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黒沢 隆一
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トヨタ自動車株式会社
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車等の車輌のサスペンションに係り、更
に詳細にはアクティブサスペンションに係る。
従来の技術 自動車等の車輌のサスペンションには、従来より一般に
、路面より車輪に入力され車体へ伝達される衝撃を緩和
して車輌の乗り心地性を向上させる目的で、車体ffi
量を支持し車輪及び車体の互に他に対する主として上下
方向の相対変位を可能ならしめ弾性索形による位置エネ
ルギとして衝撃を吸収するサスペンションスプリングが
組込まれている。かかるサスペンションスプリングに対
する荷重、即ち各車輪と車体との間に作用する荷重は車
体(ばね上)の重量、車体に対する各車輪の相射的位置
関係により機械的に定まり、車輌の走行状態に応じて変
動する。例えば車輌の旋回時や急加減速時には車体はそ
れに作用する慣性力により車輪に対し相対的に付勢され
、これに起因して各車輪と車体との間に作用する荷重が
変化され、これによりサスペンションスプリングの弾性
変形量が変化してロール、ノーズダイブの如き車体の不
本意な揺れや姿勢変化か生じる。
かかる車体の揺れや姿勢変化を低減して車輌の操縦安定
性を確保すべく、自動車等の車輌のサスペンションにス
タビライザを組込んだり、サスペンションスプリングの
ばね特性をプログレッシブなばね特性に設定することが
行われている。しかしこれらの手段は車体の揺れや姿勢
変化を受動的に低減するものでしかないため、上述の如
き手段によっては車体の揺れや姿勢変化を十分に低減す
ることはできない。また上述の如き手段により車輌の良
好な乗り心地性を確保しつつ操縦安定性を向上させるた
めには、サスペンション機構の複雑な計算や設計を行う
必要があり、またサスペンションスプリングやショック
アブソーバの微妙なチューニングが必要となる。
本願発明者は、自動車等の車輌の従来のサスペンション
に於ける上述の如き問題に鑑み、特に車輌の旋回時や車
輌が横風を受けた場合にも車体が大きく動揺することを
阻止し、車体の姿勢を実質的に一定に維持し、これによ
り車輌の旋回時や車輌が横風を受けた場合に於ける乗り
心地性及び操縦安定性を向上させ得るよう改良された車
輌用アクティブサスペンションを提供すべく、本願出願
人と同一の出願人の出願に係る特願昭60−21525
号(特開昭61−181715号)に於て、車輌の各車
輪と車体との間に設けられそれぞれ対応する車輪に対し
前記車体を支持する複数個のアクチュエータと、前記車
体の車幅方向の加速度を検出する車幅方向加速度検出手
段と、前記車体のロール角加速度を検出するロール角加
速度検出手段と、前記二つの加速度検出手段より車幅方
向加速度信号及びロール角加速度信号を入力され、これ
らの加速度信号より前記車幅方向の加速度及び前記ロー
ル角加速度の方向が前記車体の重心より上方の任意の部
分の重心に対する相対移動の方向でみて同一であるか否
かを判断し、前記二つの方向が異なる場合には前記車幅
方向加速度信号より前記車体の車幅方向の加速に起因す
る各車輪と前記車体との間に作用する荷重の変動量を算
出し、前記二つの方向が同一である場合には前記ロール
角加速度信号より前記車体のロール方向の加速に起因す
る各車輪と前記車体との間に作用する荷重の変動量を算
出し、前記算出結果に基き各アクチュエータを制御し該
アクチュエータを介して対応する車輪と前記車体との間
に作用する力を増減する演算制御装置とを含む車輌用ア
クティブサスペンション、及びかかるアクティブサスペ
ンションに於て更に各アクチュエータが支持する力を検
出する複数個の荷重検出手段により検出された各アクチ
ュエータが支持する力の実際の変動量と前記演算制御装
置により算出された前記各車輪と前記車体との間に作用
する荷重の変動量とを比較し両者の偏差を零にするよう
フィードバック制御されるよう構成された車輌用アクテ
ィブサスペンションを提案した。
車輌の旋回時や車輌が横風を受けた場合には、車体はそ
れに作用する遠心力又は横風の押圧力により車輪に対し
相対的に付勢され、これに起因して各車輪と車体との間
に作用する荷重が変化されるが、その場合の荷重の変動
量は車体に作用する力、従って車体の加速度の大きさに
比例し、荷重の増減は加速度の方向により決定される。
上述の先の提案に係るアクティブサスペンションによれ
ば、前記特許出願の明細書に記載されている如く、車体
に力が作用することに起因する車体の揺れや姿勢変化が
大きくなることを未然に且確実に阻止することができ、
これにより車輌の旋回時や車輌が横風を受けた場合にも
車体の姿勢を適正な状態に維持することができ、車輌の
良好な乗り心地性及び操縦安定性を得ることができる。
発明が解決しようとする問題点 しかし上述の先の提案に係るアクティブサスペンション
に於ては、車幅方向加速度及びロール角加速度の方向の
異同の判別により車体にロールを発生せんとする作用が
車輌の旋回によるものか車輌が横風を受けることによる
ものかが判別され、それぞれ車幅方向加速度及びロール
角加速度に基いて車体の揺れや姿勢変化が大きくなるこ
とを阻止するようになっているので、車輌の旋回時及び
車輌が横風を受けた場合のそれぞれについては車体の姿
勢を適正な状態に維持することはできるが、車輌が旋回
中に横風を受けた場合には車体の姿勢を必ずしも適正な
状態に維持することができないという問題がある。
また上述の先の提案にかかるアクティブサスペンション
に於ては、アクチュエータにより発生される車体に対す
る支持力の前後輪間の分配比率が一定であるため、車体
の旋回時及び車輌が横風を受ける場合のステア特性を最
適化して操縦安定性を十分に向上させることが困難であ
る点を改善すべく、本願発明者は本願出願人と同一の出
願人の出願にかかる特願昭60−295943号に於て
、アクユエータにより発生される車体に対する支持力の
前後輪間の分配比率が車輌の旋回時と車輌が横風を受け
る場合とに於て相互に異ならせることができ、これによ
りそれぞれの場合についてステア特性を最適化し得るよ
う改良されたアクティブサスペンションを提案した。
しかしこの特願昭60−295943号のアクティブサ
スペンションに於ても、車輌が旋回中に横風を受けた場
合に於ける車体の揺れや姿勢変化を未然に且確実に阻止
することができず、また車輌が旋回中に横風を受ける場
合に於けるステア特性を必ずしも適正に設定することが
できないという問題がある。
本発明は、自動車等のサスペンションに於ける上述の如
き問題及び上述の先の提案に係るアクティブサスペンシ
ョンに於ける如上の如き問題に鑑み、車輌の旋回時や車
輌が横風を受けた場合のみならず、車輌が旋回中に横風
を受けた場合にも車体が大きく動揺することを阻止して
車体の姿勢を実質的に一定に維持し、しかも車輌の旋回
時、車輌が横風を受けた場合、及び車輌が旋回中に横風
を受けた場合に於けるステア特性をそれぞれの場合につ
いて最適化し、これにより車輌の乗り心地性及び操縦安
定性を更に一層向上させ得るよう改良された車輌用アク
ティブサスペンションを提供することを目的としている
問題点を解決するための手段 上述の如き目的は、本発明によれば、車輌の各車輪と車
体との間に設けられそれぞれ対応する車輪に対し前記車
体を支持する複数個のアクチュエータと、前記車体の車
幅方向の加速度αを検出する車幅方向加速度検出手段と
、前記車体のロール角加速度γを検出するロール角加速
度検出手段と、前記二つの加速度検出手段より車幅方向
加速度信号及びロール角加速度信号を入力され、Fs 
=に1 α+に27 Fw −−に3 a+に4 y (KISK2、K3、K4は正の定数)に従って前記車
輪と前記車体との間に作用する荷重の旋回に起因する変
動Mk F s及び前記車輪と前記車体との間に作用す
る荷重の横風に起因する変動量Fνを算出し、Fs及び
Fwをそれぞれ第一及び第二の比率にて前後輪に分配演
算し、前記演算結果に基き各アクチュエータを制御し該
アクチュエータを介して対応する車輪と前記車体との間
に作用する力を増減する演算制御装置とを含む車輌用ア
クティブサスペンションによって達成される。
発明の作用及び効果 車幅方向加速度検出手段により検出される車幅方向加速
度をαとし、ロール角加速度検出手段により検出される
ロール角加速度をγとし、車輌の旋回に起因する車幅方
向加速度及びロール角加速度をそれぞれα 及びγ と
し、横風に起因するS 車幅方向加速度及びロール角加速度をそれぞれα、及び
γ とし、車幅方向加速度及びロール角加速度の正の方
向をそれぞれ車輌の後方よりみて左方及び時計廻り方向
とすると、α及びγはそれぞれ以下の如く表わされる。
α虐α +α  ・・・・・・・・・ (1)S   
    W γ麿γS+γV ・・・・・・・・・ (2)また旋回
に起因する車体のロールモーメントをM とし、横風に
起因する車体のロールモーメントを油 とし、これらの
モーメントの正の方向を車輌の後方よりみて時計廻り方
向とすると、これらのモーメントは車幅方向加速度と比
例関係にあると考えられてよいので、それぞれ以下の如
く表わされる。
Ms=に1 α  ・・・・・・・・・・・・  (3
)MW網−に2α  ・・・・・・・・・  (4)(
k、、に2は正の定数) またこれらのロールモーメントはロール角加速度とも比
例関係にあると考えられてよいので、それぞれ以下の如
く表わされる。
MS −に3 γ  ・・・・・・・・・ (5)My
胤に4γ  ・・・・・・・・・ (6)(ka、k4
は正の定数) 式(3)〜(6)を式(1)及び(2)に代入すると、
式(1)及び(2)はそれぞれ以下の如く表わされる。
を消去すると、 k2 ka  k+ ka 式(9)及び(10)より、車幅方向加速度α及びロー
ル角加速度γ基づき、車輌の旋回に起因する車体のロー
ルモーメントMs及び横風に起因する車体のロールモー
メントMyを求めることができることが解る。
旋回に起因する移動荷重FS及び横風に起因する移動前
m F vはそれぞれモーメントMs及びMWに比例す
るので、以下の如く表わされる。
Fs=に5Ms Fw=に6Mv (k5、kl]は正の定数) これらの式に式(9)及び(10)を代入すると、それ
ぞれ以下の如く表わされる。
k2 ka   k、に4 に2 ka   k、に4 これらの式に於けるα及びγの係数をそれぞれKl 、
K2 、K3 、K4と置換えると、これらの式はそれ
ぞれ以下の如く表わされる。
Fs =に1 a+に27 −−−  (11)Fw−
一K3α+K4γ ・・・・・・・・・ (12)かく
して式(11)及び(12)より、定数に1〜に4を適
宜に設定することにより、車幅方向加速度α及びロール
角加速度γに基づいて旋回に起因する移動荷重Fs及び
横風に起因する移動荷重Fwを演算によって求めること
ができることが解る。
本発明によれば、車幅方向加速度検出手段及びロール角
加速度検出手段によりそれぞれ車体の車幅方向の加速度
α及びロール角加速度γが検出され、演算制御装置によ
り上述の式(11)及び(12)に従い車輪と車体との
間に作用する荷重の旋回に起因する変動m F s及び
横風に起因する変動m F wが算出され、これらの算
出結果がそれぞれ第一及び第二の比率にて前後輪に分配
演算され、該演算結果に基き各車輪と車体と間に設けら
れそれぞれ対応する車輪に対し車体を支持する複数個の
アクチュエータが制御され、該アクチュエータを介して
対応する車輪と車体との間に作用する力が増減されるの
で、車体に力が作用することに起因する車体の揺れや姿
勢変化が大きくなることを未然に且確実に阻止すること
ができ、これにより車輌の旋回時や車輌が横風を受けた
場合は勿論、車輌が旋回中に横風を受けた場合にも車体
の姿勢を適正な状態に維持することができ、また車輌の
旋回時、車輌が横風を受けた場合、及び車輌が旋回中に
横風を受けた場合に於ける前後輪間の支持力の比率をそ
れぞれに適した比率に設定することにより、各場合のス
テア特性を最適化することができ、これにより車輌の良
好な乗り心地性及び操縦安定性を確保することができる
本発明の一つの局面によれば、車体の加速度の大きさと
それに起因する各車輪と車体との間に作用する荷重の変
動量との間に比例関係があることから、演算制御装置は
車幅方向加速度検出手段より車幅方向加速度信号を入力
され、ロール角加速度検出手段よりロール角加速度信号
を入力され、これらの加速度信号のより車輪と車体との
間に作用する荷重の旋回に起因する変動量及び横風に起
因する変動量を算出し、それらの算出結果をそれぞれ第
一及び第二の比率にて前後輪に分配演算し、該演算結果
に基づき各アクチュエータをオープンループ式に制御し
、該アクチュエータを介して対応する車輪と車体との間
に作用する力を増減するようになっている。
本発明の他の一つの局面によれば、車体に作用する車幅
方向若しくはロール方向の加速度に応じて各アクチュエ
ータをより適正に制御し得るよう、本発明のアクティブ
サスペンションは、各アクチュエータが支持する力を検
出する複数個の荷重検出手段により検出された各アクチ
ュエータが支持する力の実際の変動量と演算制御装置に
より算出された各車輪と車体との間に作用する荷重の変
動量とを比較し両者の偏差を零にするようフィードバッ
ク制御されるよう構成されており、これにより車体の姿
勢及び車輌のステア特性をより正確に制御し得るように
なっている。
尚後輪の支持力に対する前輪の支持力の比が1を越える
場合には車輌のステア特性がアンダステア特性となり、
逆に1未満の場合にはオーバステア特性となるので、本
発明の車輌用アクティブサスペンションに於ける第一の
比率は、本発明が適用される車輌に要求される旋回時の
ステア特性に応じて任意の比率に設定されてよく、また
第二の比率は車輌のステア特性を比較的強いアンダステ
ア特性に設定して車輌の走行安定性を向上させるべく、
後輪の支持力に対する前輪の支持力の比が1よりも比較
的大きい値になる比率に設定されることが好ましい。
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施例について
詳細に説明する。
実施例 第1図は四輪の自動車に適用された本発明による車輌用
アクティブサスペンションの一つの実施例を示すブロッ
ク線図、第2図は第1図に示された一つのサーボアクチ
ュエータを示す概略構成図である。
第2図に於て、1はサーボアクチュエータを示しており
、第1図に於てlf’r、lf’l、lrr、lrlに
て示されている如く、自動車の右前輪、左前輪、右後輪
、左後輪にそれぞれ対応して4個のサーボアクチュエー
タが設けられている。各サーボアクチュエータ1は第2
図に示されている如く、各車輪2と車体3との間に設け
られそれぞれ対応する車輪に対し車体を支持するアクチ
ュエータ4を有している。アクチュエータ4は図示の実
施例に於てはシリンダーピストン装置であり、シリンダ
5と該シリンダに嵌合し実質的に上下方向にのみシリン
ダに対し相対的に変位可能なピストン6とより成ってお
り、シリンダ5及びピストン6は互に共働して上室7と
下室8とを郭定している。ピストン6にはロッド9が固
定されており、ロッド9はシリンダ5の両端の端壁を貫
通して延在しており、これによりピストンがシリンダ内
にて往復動してもロッドのシリンダ内体積が変化しない
ようになっている。またロッド9はその下端にて実質的
に車幅方向に延在する軸線の周りに回転可能に車輪2を
支持している。
上室7及び下室8はそれぞれ導管10及び11により電
磁式の油圧サーボ弁12に連通接続されている。油圧サ
ーボ弁12はそれ自身周知の構造のものであってよく、
リザーバ13に貯容された作動油を吸上げるポンプの如
き油圧発生装置14により発生された高圧の作動油を常
時連続的に受け、内部に有する可変オリフィスに作動油
を通過させた後、該作動油をリザーバ13へ戻すように
なっており、可変オリフィスにて作動油の流量を制御す
ることにより、上室7及び下室8内の圧力)   をそ
れぞれP+ 、P2  (PI >P2 )とすれば、
上室7内の圧力と下室8内の圧力との差圧(P。
−P2)を任意に制御し得るようになっている。
図示の実施例に於ては、各サーボアクチュエータの油圧
サーボ弁12は加算器15より増幅器16を経て入力さ
れる制御、信号(電圧信号)により制御されるようにな
っており、増幅器16より入力される制御信号の電圧が
0である場合(後に詳細に説明する如く、加算器15へ
入力される各信号がF−FoSFamFβ−〇である場
合)には、差圧(P+ −P2 )とピストン6の断面
積Aとの積A (P、 −P2 )により表わされる発
生力が各車輪2が担持すべき車体3の応分の分担荷重に
等しくなるよう、サーボアクチュエータll’r、lf
’l、lrr、1「1の各アクチュエータ4の差圧(P
、−P2)をそれぞれ常に一定値P frs P fL
 P rr、Prlに維持し、増幅器16より入力され
る制御信号の電圧が正及び負の成る値である場合には、
それぞれ電圧の絶対値に応じて差圧(P+−P2)を増
減するようになっている。
車体3とアクチュエータ4との間には荷重センサ17が
設けられており、該荷重センサは車体3と各車輪2との
間に作用する実際の荷重、即ちアクチュエータ4が車輪
2に対し車体3を支持する力を検出し、読方に対応する
電圧の信号Fを加算器15のマイナス端子に出力するよ
うになっている。
尚アクチュエータ4はそのロッド9がシリンダ5の図に
て下端の端壁のみを貫通して延在するよう構成されても
よい。その場合にはピストン6の往復動に伴なってロッ
ド9のシリンダ内体積が変化するので、ピストンの上面
の面積をA、とし、ピストンの下端の面積をA2とすれ
ば、油圧サーボ弁12は増幅器16よりの制御信号に従
って上室7内の圧力P1及び下室8内の圧力P2を変化
させることにより、発生力A、P、−A2 p2を制御
するよう構成される。またアクチュエータ4はロッド9
の側にて車体3に接続され、シリンダ5の側にて車輪2
に接続されてもよい。またリザーバ13及び油圧発生装
置14は各サーボアクチュエータに共通であってよく、
作動流体は実質的に非圧縮性の流体である限り油量外の
fEffiの流体であってもよい。
第1図に於て、19〜21はそれぞれ自動車の重心又は
それに近接した位置に設けられた車幅方向加速度センサ
、ロール角加速度センサ、前後方向加速度センサを示し
ている。これらのセンサはそれぞれ車体の車幅方向の加
速度、ロール角加速度、前後方向加速度を検出し、各加
速度を示す信号α、γ、βを出力するようになっている
。特に図示の実施例に於ては、センサ19は加速度の方
向が車輌後方よりみて左方及び右方である場合にはそれ
ぞれ正及び負の信号αを出力し、センサ20は加速度の
方向が車輌後方よりみて時計廻り方向及び反時計廻り方
向である場合にはそれぞれ正及び負の信号γを出力し、
センサ21は加速度の方向が車輌の進行方向及びこれと
は逆の場合にはそれぞれ負及び正の信号βを出力するよ
うになっており、これらのセンサよりの出力信号の電圧
の絶対値は加速度の大きさに対応している。
車幅方向加速度センサ19よりの信号は増幅器22及び
23によりそれぞれに、倍、K3倍され、しかる後それ
ぞれ加算器24の+の端子及び加算器25の−の端子へ
入力される。同様にロール角加速度センサ20よりの信
号は増幅器26及び27によりそれぞれに2倍、K4倍
され、しかる後加算器24及び25の十の端子へ入力さ
れる。加算器24の出力に、α十に2γは増幅器28及
び29へ入力され、加算器25の出力−に3α十に4γ
は増幅器30及び31へ入力される。
増幅328及び29は互に共働して加算器24よりの出
力信号をNf :Nr (Nf>0、Nr>0、Nf+
Nr−1)の電圧比率の信号に増幅し、信号(Kl a
+に27)Nr及び(K1 α+に2γ)Nrをそれぞ
れ加算器32及び33へ出力するようになっている。同
様に増幅器30及び31は互いに共働して加算器25よ
りの出力信号をN1”  :Nr’  (Nr ’ >
0、Nr ’ >0SNl”+Nr’−1)の電圧比率
の信号に増幅し、信号(−に3α十に4γ)Nl”及び
(−K3α+K4γ)Nr’をそれぞれ加算器32及び
33へ出力するようになっている。
加算器32はその出力信号をサーボアクチュエータlr
rへ、また符号反転器34を経てサーボアクチュエータ
ll’lへ出力するようになっており、加算器33はそ
の出力信号をサーボアクチュエータlrrへ、また符号
反転器35を経てサーボアクチュエータlrlへ出力す
るようになっている。
一方前後方向加速度センサ21よりの出力信号は増幅器
36によりその電圧かに5倍された後サーボアクチュエ
ータlfr及びlrlへ入力され、また符号反転器37
及び38を経てそれぞれサーボアクチュエータlrr及
びlrlへ入力されるようになっている。
尚増幅器22.23.26、及び27、加算器24及び
25、増幅器28〜31、加算器32及び33、符号反
転器34及び35、増幅器36、符号反転器37及び3
8、各サーボアクチュエータの加算器15及び増幅器1
6は、後に詳細に説明する如く、各センサよりの出力信
号より車体の加速に起因する車輪と車体との間に作用す
る荷1Fの変動量を算出し、該算出結果を所定の比率に
て前後輪に分配演算し、該演算結果に基づき油圧サーボ
弁12へ制御信号を出力する演算制御装置を構成してい
る。この演算制御装置は図示の実施例に於てはアナログ
式に構成されているが、デジタル式に構成されてもよい
。また増幅器22.23.26.27、及び36の増幅
率Kl 、N2 、N3、Ka、Ks(正の定数)は例
えば計算又は実験的に求められてよい定数である。
第2図に示されている如く、各サーボアクチュエータ1
の加算器15は三つのプラスの入力端子と一つのマイナ
スの入力端子とを有している。プラスの入力端子にはそ
れぞれ加算器32又は33よりの出力信号Fa、増幅器
36よりの出力信号Fβ、車輌が停止状態又は定速直進
走行状態にある場合に於ける対応する各車輪2が担持す
べき車体3の応分の分担荷重に対応する電圧の信号F。
が入力され、マイナス端子には荷重センサ17よりの出
力信号、即ち車体3と各車輪2との間に作用する実際の
荷重を示す信号Fが入力される。従ってアクチュエータ
4の」二室7内の圧力P1と下室8内の圧力P2との間
の差圧(P、−F2)は信号Fa及び信号Fβに基き油
圧サーボ弁12により増減されると共に、 F−Fa+Fβ十F。
となるよう、Fa+Fβ十Fo −Fの信号にてフィー
ドバック制御される。
尚第1図に於ては、簡明化の目的で各サーボアクチュエ
ータへの信号Foの入力経路の図示は省略されているが
、信号FOは車輌が停止状態又は定速直進走行状態にあ
る場合に於ける対応する各車輪が担持すべき車体の応分
の分担荷重に対応する電圧の信号として、図には示され
ていない任意の定電圧信号発生装置より各サーボアクチ
ュエータ1の加算器15の対応する一つのプラスの入力
端子に入力されてよい。また本発明のアクティブサスペ
ンションがオーブンループ式に制御される場合には、荷
重センサ17及び信号F、の人力経路は省略されてよい
次に上述の如く構成された実施例の作動について説明す
る。
まず車輌が停止状態又は定速直進走行状態にある場合に
は、車体3の加速度は何れの方向にも0であり、従って
各センサ19〜21の出力はOであり、またF=Foで
あるので、加算器15の出力も0であり、これによりサ
ーボアクチュエータlfr、lrl、1「「、lrlの
各アクチュエータ4の差圧(PI  F2 )がそれぞ
れ一定値P I’r、 P rl。
Prr、Prlに維持され、車体3の姿勢が所定の状態
に維持される。また車輌の定速直進走行中に車輪2が路
面の凹凸を通過する場合には、車輪が路面より受ける力
が一時的に変化するが、この場合にも各アクチュエータ
4の差圧(PI  F2 )が一定に維持され、従って
各アクチュエータが車輪と車体との間にて発生する力、
即ち車体に対する支持力も一定に維持きれるので、各ア
チュエータのピストン6は車輪の上下変位に応じてシリ
ンダ5に対し相対的に上下に変位するが、車体は上下変
位せず所定の高さ位置に留まり、これにより車体の姿勢
が所定の状態に維持される。
次に車輌の旋回時について説明する。車輌の旋回時には
、車体3には旋回外方への遠心力が作・用し、車体の重
心が車輪の接地点よりも高い位置にあるため、車体3は
旋回外方へロールし、求心加速度及びロール角加速度を
伴った運動をし、これらの加速度はそれぞれセンサ19
及び20により検出される。この場合各車輪と車体との
間に作用する荷重の変動量は車輌の旋回方向に拘らず車
体の加速度に実質的に比例している。また車幅方向) 
  加速度(求心加速度)及びロール角加速度の方向は
車輌の重心より上方の任意の部分の重心に対する相対移
動の方向でみて互に逆の方向であるので、センサ19及
び20より出力される信号の符号は同一であり、従って
この場合には加算器24より出力された信号、即ち旋回
に起因する移動荷重を示す信号に基く信号のみが各サー
ボアクチュエータ1へ人力される。
例えば車輌が左旋回しているものと仮定すれば、車体3
の車幅方向加速度(求心加速度)の方向は車輌の後方よ
りみて左方であり、ロール角加速度の方向は車輌後方よ
りみて時計廻り方向、即ち車体の重心より上方の任意の
部分の重心に対する相対移動の方向でみて右方であり、
従ってセンサ19及び20より出力される信号α及びγ
は共に正であり、加算器25の出力は0(K3α−に4
γ)であり、加算器24より出力される信号に1 α+
に2γのみが増幅器28及び29へ入力される。
増幅器28及び29へ入力された信号はこれらの増幅器
によりそれぞれ前輪用の入力信号としてN1倍及び後輪
用の入力信号としてN「倍される。
増幅器28よりの出力信号(K、α十に2γ)Nrは加
算器32を経て右前輪用のサーボアクチュエータ1f’
rの加算器15に人力され、油圧サーボ弁12により右
前輪と車体3との間に作用する荷重の増大量に対応して
右前輪用のアクチュエータ4の差圧(PI F2 )が
Pfrより増大され、また増幅器28よりの出力信号は
加算器32を経た後、符号反転器34により符号反転さ
れて−(Kla十に2γ)Nrとして左前輪用のサーボ
アクチュエータlflの加算器15に人力され、油圧サ
ーボ弁12により左前輪と車体3との間に作用する荷重
の減少量に対応して左前輪用のアクチュエータ4の差圧
(P、−p2)がPf’lより低減され、これにより車
体3の前輪側のロールが阻止される。
同様に増幅器29よりの出力信号(K、α十に2γ)N
rは加算器33を経て゛−右後輪用のサーボアクチュエ
ータlrrの加算器15に入力され、油圧サーボ弁12
により右後輪と車体3との間に作用する荷重の増大量に
対応して右、後輪用のアクチュエータ4の差圧(PI 
 F2)がPrrより増大され、また増幅器29よりの
出力信号は加算器33を経た後、符号反転器35により
符号反転されて−(K + α+に2γ)Nrとして左
後輪用のサーボアクチュエータ1「1の加算器15に入
力され、油圧サーボ弁12により左後輪と車体3との間
に作用する荷重の減少量に対応して左後輪用のアクチュ
エータ4の差圧(P、−p2)がPrlより低減され、
これにより車体3の後輪側のロールが阻止される。かく
して車輌の左旋回時に車体3が車輌後方よりみて時計廻
り方向ヘロールすることが阻止される。
同様に車輌の右旋回時には、左右が逆である点を除き、
上述の左旋回の場合と同様の制御が行われ、これにより
車体3が車輌後方よりみて反時計廻り方向ヘロールする
ことが阻止される。
この場合増幅器28及び29による信号の分配比率を適
宜に設定することにより、車輌の旋回時に於けるステア
特性を任意に設定することができる。即ちNt −Nr
 =0.5に設定すれば、車体3に作用する遠心力に起
因する車輪と車体との間に作用する荷重の変動量を前輪
及び後輪の間に於て均等に受持つことになるので、車輌
のステア特性をニュートラルステア特性とすることがで
きる。
またNr >Nrに設定すれば、車体に作用する遠心力
に起因する車輪と車体との間に作用する荷mの変動量が
後輪側よりも前輪側に於て大きくなるので、車輌のステ
ア特性をアンダーステア特性とすることができる。逆に
NrくN「に設定すれば、車体3に作用する遠心力に起
因する車輪と車体との間に作用する荷重の変動量が前輪
側よりも後輪側に於て大きくなるので、車輌のステア特
性をオーバステア特性とすることができる。
次に車輌が突風の如き比較的強い横風を受けた場合につ
いて説明する。車輌が横風を受けた場合には、車体に作
用する横風による押圧力により車体が風下側へ駆動され
ると共に車体の上方部が風下側へ移動する方向へロール
せしめられ、従って車体は車輌の旋回時に遠心力を受け
た場合と同様の挙動を示す。そしてこの場合の各車輪と
車体との間に作用する荷重の変動量は車体に作用する横
風による押圧力、従って車体のロール角加速度に実質的
に比例している。
しかし車幅方向加速度センサ19により検出される車幅
方向の加速度の方向は、車輌の旋回の場合には車輌のロ
ール方向とは逆であるのに対し、車輌が横風を受けた場
合には車体のロール方向と同一であるので、横方向加速
度センサ19の出力α及びロール角加速度センサ20の
出力γの符号(正負)は必ず逆になる。
例えば車輌が左方よりの横風を受けたものと仮定すれば
、車体3は車輌後方よりみて右方へ移動すると共に時計
廻り方向へロールする。従って車体3は右方への車幅方
向加速度及び時計廻り方向、即ち車体の重心より上方の
任意の部分の重心に対する相対移動の方向でみて右方へ
のロール角加速度を伴った運動をする。従って車幅方向
加速度センサ19の出力αは負であるのに対しロール角
加速度センサ20の出力γは正であり、加算器24の出
力は0であり、加算器25の出力信号が増幅器30及び
31、加算器32及び33を経て各サーボアクチュエー
タへ入力される。この場合増幅器30及び31よりの正
の信号(それぞれ(−に3 Q+に47)Nr ’ 、
(−に3 a+に47)N「1)がそれぞれ加算器32
及び33を経てサーボアクチュエータlf’r及びlr
rへ入力され、符号反転器34及び35により符号反転
された負の信号(それぞれ−(−に3 a+に47)N
r′及び−(−に3 a +Na 7) Nr ’ )
がそれぞれサーボアクチュエータlf’l及びlrlへ
入力され1上述の車輌の旋回時の場合と同様、車体3に
作用する横風の押圧力に起因する右前輪及び右後輪と車
体との間に作用する荷重の増大量に対応して、それぞれ
右前輪及び右後輪用のアクチュエータ4の差圧(PI 
−P2 )がそれぞれPrr、P rrヨ’)増大され
、左前輪及び左後輪と車体との間に作用する荷重の減少
量に対応して、それぞれ左前輪及び左後輪用のアクチュ
エータ4の差圧(P、−P2 )がそれぞれPf’l、
Prlより低減され、これにより車体の風下方向へのロ
ールが阻止される。
同様に車輌が右方よりの横風を受けた場合には、左右が
逆である点を除き、上述の車輌が左方よりの横風を受け
た場合と同様の制御が行われ、これにより車体の風下方
向へのロールが阻止される。
二の場合、増幅器28及び29の場合と同様、増幅器3
0及び31による信号の分配比率を適宜に設定すること
により、車輌が横風を受けた場合に於けるステア特性を
任意に設定することができる。例えば、Nf”>Nr’
、特1:Nrl−0゜8、Nr’−0,2の如き比率に
設定すれば、車体に作用する風の力に起因する車輪と車
体との間に作用する荷重の変動量が後輪側よりも前輪側
に於て大きくなるので、車輌のステア特性を強アンダス
テア特性にして車輌の走行安定性を向上させることがで
きる。またこの場合増幅器28及び29、増幅器30及
び31の信号分配比率を相互に独立して設定することが
可能であるので、車輌が旋回する場合及び車輌が横風を
受ける場合のステア特性を互に独立してそれぞれに適し
た最適のステア特性に設定することができる。
尚車輌が旋回中に横風を受けた場合には、上述の車輌の
旋回時の場合の制御と車輌が横風を受けた場合の制御と
の組合せの制御が行われ、これにより車輌の旋回に伴う
遠心力に起因する車体の旋回外輪側へのロール及び横風
に起因する車体の風下側へのロールが確実に阻ILされ
る0またこの場合前後輪間の荷■の分配比率が、旋回に
起因する移動荷重及び車輌が横風を受けたことに起因す
る移動荷重との大小関係に応じて、車輌の旋回時に於け
る分配比率と車輌が横風を受けた場合の分配比率との間
の比率に適宜に設定されるので、車輌が旋回中に横風を
受ける場合のステア特性が最適のステア特性に設定され
る。
次に車輌の加減速時について説明する。車輌の加速時に
は車体は車輌の進行方向への加速度を伴った運動をし、
車体には進行方向とは逆方向の慣性力が作用するので、
左右前輪と車体との間に作用する荷重が減少し、左右後
輪と車体との間に作用する荷重が増大することにより車
体のスフオートが発生する。逆に車輌の減速時には車体
は車輌の進行方向とは逆方向の加速度を伴った運動をし
、車体には車輌の進行方向への慣性力が作用するので、
左右前輪と車体との間に作用する荷重が増大し、左右後
輪と車体との間に作mする荷重が減少することにより車
体のノーズダイブが発生する。
この場合車輪と車体との間に作用する荷重の変動量は、
車輌の加速及び減速の何れの場合にも、車体の加速度に
実質的に比例している。
今車輌が加速状態にあるものと仮定すれば、車輌の進行
方向への加速度がセンサ21により検出され、該センサ
の負の出力βが増幅器36により増幅され、負の信号F
β(K sβ)として右前輪用サーボアクチュエータl
f’r及び左前輪用サーボアクチュエータ1「1へ入力
され、また符号反転器37及び38により符号反転され
た正の信号Fβ(−に5β)が右後輪用サーボアクチュ
エータ1「r及び左後輪用サーボアクチュエータlrl
へ入力され、車体に作用する慣性力に起因する左右前輪
と車体との間に作用する荷重の減少量に対応して左右前
輪用のアクチュエータ4の差圧(P、 −F2)がそれ
ぞれPflSPfrより低減され、左右後輪と車体との
間に作用する荷重の増大量に対応して左右後輪用のアク
チュエータ4の差圧(P+ −F2)がそれぞれPrl
、Prrより増大され、これにより車体のスフオートが
阻止される。
また車輌が減速状態にある場合には、車輌の進行方向と
は逆方向の車体の加速度がセンサ21:;より検出され
、該センサの正の出力βが増幅器36により増幅され、
正の信号Fβ(Ksβ)として右前輪用サーボアクチュ
エータlf’r及び左前輪)   用サーボアクチュエ
ータlflへ入力され、また符号反転器37及び38に
より符号反転された負の信号Fβ(−に5β)が右後輪
用サーボアクチュエータlrr及び左後輪用サーボアク
チュエータ1r+へ入力され、車体に作用する慣性力に
起因する左右前輪と車体との間に作用する荷重の増大量
に対応して左右前輪用のアクチュエータ4の差圧(PI
   F2 ) h”ctL!”しPr1%PfrJ:
り増大され、左右後輪と車体との間に作用する荷重の減
少量に対応して、左右後輪用のアクチュエータ4の差圧
(PI  F2)がそれぞれPrl、Prrより減少さ
れ、これにより車体のノーズダイブが阻止される。
尚車輌が加減速を伴なって旋回する場合や車輌が加減速
を伴なって直進している際に横風を受けた場合には、各
アクチュエータ4の差圧(Pl−F2)はそれぞれ上述
の加減速時の作動と旋回時の作動との組合せ、加減速時
の作動と車輌が横風を受けた場合の作動との組合せにて
制御される。
以上の説明より、図示の実施例によれば、車輌の旋回時
や車輌が横風を受けた場合のみならず、車輌が旋回中に
横風を受けた場合や車輌の加減速時にも車体が比較的大
きく揺れたり車体が所望の姿勢より大きく変化すること
を阻止することができ、また車輌の旋回時、車輌が横風
を受けた場合、及び車輌が旋回中に横風を受けた場合の
ステア特性を最適の特性に設定することができ、これに
より従来の車輌に比して乗り心地性及び操縦安定性を大
幅に向上させることができることが理解されよう。
以上に於ては本発明を特定の実施例について詳細に説明
したが、本発明はかかる実施例に限定されるものではな
く、本発明の範囲内にて他の種々の実施例が可能である
ことは当業者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は四輪の自動車に適用された本発明による車輌用
アクティブサスペンションの一つの実施例を示すブロッ
ク線図、第2図は各車輪に対応して設けられるサーボア
クチュエータを示す概略構成図である。 1・・・サーボアクチュエータ、2・・・車輪、3・・
・車。 体、4・・・アクチュエータ、5・・・シリンダ、6・
・・ピストン、7・・・上室、8・・・下室、9・・・
ロッド、10.11・・・導管、12・・・油圧サーボ
弁、13・・・リサーバ、14・・・油圧発生装置、1
5・・・加算器、16・・・増幅器、19・・・車幅方
向加速度センサ、20・・・ロール角加速度センサ、2
1・・・前後方向加速度センサ、22.23・・・増幅
器、24.25・・・加算器。 26〜31・・・増幅器、32.33・・・加算器、3
4.35・・・符号反転器、36・・・増幅器、37.
38・・・符号反転器 特 許 出 願 人  トヨタ自動車株式会社代   
  理     人   弁抑士  明  石  昌 
 毅兜 2 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車輌の各車輪と車体との間に設けられそれぞれ対
    応する車輪に対し前記車体を支持する複数個のアクチュ
    エータと、前記車体の車幅方向の加速度αを検出する車
    幅方向加速度検出手段と、前記車体のロール角加速度γ
    を検出するロール角加速度検出手段と、前記二つの加速
    度検出手段より車幅方向加速度信号及びロール角加速度
    信号を入力され、 Fs=K_1α+K_2γ Fw=−K_3α+K_4γ (K_1、K_2、K_3、K_4は正の定数)に従っ
    て前記車輪と前記車体との間に作用する荷重の旋回に起
    因する変動量Fs及び前記車輪と前記車体との間に作用
    する荷重の横風に起因する変動量Fwを算出し、Fs及
    びFwをそれぞれ第一及び第二の比率にて前後輪に分配
    演算し、前記演算結果に基き各アクチュエータを制御し
    該アクチュエータを介して対応する車輪と前記車体との
    間に作用する力を増減する演算制御装置とを含む車輌用
    アクティブサスペンション。
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