JPH0116105Y2 - - Google Patents

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JPH0116105Y2
JPH0116105Y2 JP8652582U JP8652582U JPH0116105Y2 JP H0116105 Y2 JPH0116105 Y2 JP H0116105Y2 JP 8652582 U JP8652582 U JP 8652582U JP 8652582 U JP8652582 U JP 8652582U JP H0116105 Y2 JPH0116105 Y2 JP H0116105Y2
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heating roller
fixing device
roller
heat fixing
heating
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JP8652582U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は加熱ローラによる複写紙上のトナー像
を加熱定着する加熱定着装置に関する。
従来からの加熱定着装置においては加熱ローラ
の表面温度をトナーの溶融に適した温度に保つて
良好な定着を行なわせるために、加熱ローラの表
面に温度検出器を設け加熱ローラの表面温度を制
御するようにしていた。このための温度検出器は
加熱ローラの表面温度を正確に検出するためにあ
る程度の圧力で加熱ローラ外周面に圧接されてお
り、加熱ローラ表面、特にローラ表面に被覆され
ているテフロン層を傷つけやすくローラの寿命が
短くなるという欠点があつた。更に又、従来から
の加熱定着装置においては、溶融したトナーの粘
着力等により複写紙が加熱ローラに巻き付くのを
防止するために分離爪が加熱ローラに当接して設
けられており、この分離爪により長期間使用して
いるとローラ表面が傷つくという欠点があつた。
したがつて本考案の目的は、温度検出器及び分
離爪による加熱ローラの傷つきを未然に防止し、
比較的長期間にわたつて良好な定着が行なえる加
熱定着装置を提供することにある。
本考案は前記従来の欠点を除去し、前記目的を
達成するためにヒータを備えた加熱ローラが回転
自在に装着された枠体と前記加熱ローラに当接し
て前記加熱ローラの表面温度を検出するための温
度検出器と、前記加熱ローラに当接して前記ロー
ラに巻き付く複写紙を分離するための分離爪とを
備えた加熱定着装置において、前記枠体中に前記
加熱ローラをその軸線方向任意の位置に回転自在
に支持させるようにしたものである。
以下図面によつて本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例の加熱定着装置の一部
を切欠いて示す斜視図であり、第2図は第1図の
切断面線−から見た断面図である。この加熱
定着装置1は相互に平行に上下に配置された加熱
ローラ2及び圧力ローラ3を備えている。上方の
加熱ローラ2は加熱定着装置1の枠体4の両側板
5,6間にベアリング7,8により回転自在に支
持されている。加熱ローラ2内にはヒータ9が同
心に挿通されており、そのヒータ9は両側板5,
6に固定された接続端子10(第1図にはその一
方のみを示す)を介して電源(図示せず)に接続
される。
圧力ローラ3の回転軸11の両端部は一対のレ
バー12に支持される。レバー12の一端部はピ
ン13によつて枠体4に枢支される。レバー12
の途中には上方に開放した軸受け部14が形成さ
れており、この軸受け部14で圧力ローラ3の回
転軸11が回転自在に支持される。レバー12の
他端部には上下に延びるばね15の下端部が連結
されており、レバー12はばね15のばね力によ
つてピン13まわりに第2図の反時計方向に付勢
されている。ばね15の上端部は上下に延びるね
じ棒16の下端部に連結される。このねじ棒16
は枠体4の両側板5,6に設けられた支持部分1
7を上下変位自在に貫通する。支持部分17の上
方においてねじ棒16にはナツト18が螺合され
ており、このナツト18を螺進および螺退するこ
とによりねじ棒16は上下に移動する。それに応
じてばね15が伸縮し、したがつてばね力すなわ
ち圧力ローラ3の加熱ローラ2への圧接力を調節
することができる。
加熱ローラ2は金属製円筒体19の外周面にテ
フロン(商品名)から成る被覆層20がコーテイ
ングされて成る。又、圧力ローラ3は金属製円柱
21の外周に耐熱性のゴム22が被覆されて成
る。
枠体4には支持板23が設けられ、支持板23
には温度検出器としてのサーミスタ24がその検
出面を加熱ローラ2の外周面に圧接させた状態で
取付けられる。このサーミスタ24は加熱ローラ
2の外周面の温度を検出し、その検出信号は図示
しない制御回路に供給されてヒータ9の発熱量を
制御させ、加熱ローラ2の表面温度を定着に適し
た一定の温度に保つ。
枠体4の両側板5,6間には支持部材25が横
架され、支持部材25には加熱ローラ2の軸線方
向に間隔を置いて複数個4本実施例の場合は後述
のように3個)の分離爪26がその先端部を加熱
ローラ2の外周面に圧接させた状態で支持され
る。
定着に際して、複写紙は加熱定着装置1に取付
けられた案内板27に案内されて参照符28で示
す搬送路に沿つて、矢符29で示す方向に回転さ
れている加熱ローラ2及び圧力ローラ3間に導か
れ、複写紙上のトナー像が定着される。定着の終
了した複写紙は搬送路28に沿つて第2図の左方
向に導出される。両ローラ2,3から複写紙が導
出される際にトナーの粘性等により複写紙が加熱
ローラ2に巻き付いた場合は分離爪26により加
熱ローラ2から分離される。
第3図は本考案において使用される加熱ローラ
2の具体的構成を示す斜視図である。加熱ローラ
2は圧力ローラ3と協動して複写紙を加熱定着す
る筒部30と筒部30の両端部に形成され枠体4
ベアリング7,8によつて回転自在に支持される
軸部31,32から成る。軸部31,32の夫々
には加熱ローラ2の軸方向に等間隔に複数個(図
示の場合は夫々2個)の溝33,34,35,3
6が形成されている。
第4a図は本考案において使用される加熱ロー
ラ2を加熱定着装置1の枠体4の両側板5,6間
の第1の位置に装着した使用状態を示し、第4b
図は第2の位置に装着した使用状態を示す。
本考案において使用される加熱ローラ2はまず
第4a図で示される如く第1の位置に装着されて
使用される。加熱ローラ2の軸部31,32は枠
体4の両側板5,6に固定されたベアリング7,
8に軸部31,32の外周面に形成されている溝
33,35が夫々ベアリング7,8の側面37,38
に位置するように挿通される。この状態で溝3
3,35に夫々E型止め輪39,40が装着され
加熱ローラ2が加熱定着装置1内の第1の位置に
回転自在に支持される。加熱ローラ2の一方の軸
部32は他方の軸部31より軸方向に長く形成さ
れており、図示しない駆動源からの力を加熱ロー
ラ2の伝達させるためのスプロケツト41がビス
42により軸方向の適宜の位置に固定される。
この状態で加熱定着装置1を使用し続けると第
4a図に示す如くサーミスタ24と加熱ローラ2
とが接触する加熱ローラ2の外周面43と分離爪
26と加熱ローラ2とが接触する加熱ローラ2の
外周面44即ち、加熱ローラ2の金属製円筒体1
9の外周面に被覆されているテフロン層20の該
接触部分が傷つき複写紙の定着に悪影響を及ぼ
す。本考案の加熱定着装置においてはこの様な劣
化が生じる前に(例えば、所定枚数の定着が終了
したときに)加熱ローラ2をその軸線方向に移動
させてそれまでサーミスタ24及び分離爪26と
加熱ローラ2とが接触していた加熱ローラ2の外
周面43,44以外の面でサーミスタ24及び分
離爪26を接触させるようにする。即ち第4a図
において加熱ローラ2の溝33,35に装着され
ていたE型止め輪39,40を離脱させ、ベアリ
ング7,8の側面37,38に加熱ローラ2の溝
34,36が位置するように加熱ローラ2を第4
a図の左方に移動させる。そしてこの状態で溝3
4,36にE型止め輪39,40を装着して加熱
ローラ2を第4b図に示す第2の位置に支持させ
る。同時に、スプロケツト41を駆動源(図示せ
ず)からの動力の伝達に支障のない位置に再度固
定し、この状態で加熱定着装置を使用する。
第3図に示される加熱ローラ2の軸部31,3
2には夫々2個の溝が形成されているが、多数の
溝を形成させれば何段階にも加熱ローラを軸線方
向に移動させることができるので、加熱ローラ2
の寿命を更に長くすることができる。
本考案の加熱定着装置においては第3図にその
具体的構成が示される加熱ローラ2に代えて第5
図に示される加熱ローラ45と第6図に示される
リング46とを組合わせて使用することもでき
る。第5図に示される加熱ローラ45の筒部47
の両端部に形成された軸部48,49には夫々溝
50,51が形成されている。軸部48,49に
形成された溝50,51間の距離は加熱定着装置
1の両側板5,6に固定されたベアリング7,8
の側面37,38間の距離より大きくされる。
第7a図は第5図の加熱ローラ45を加熱定着
装置1の枠体4の両側板5,6間の第1の位置に
装着した使用状態を示し、第7b図は第2の位置
に装着した使用状態を示す。この加熱ローラ45
の軸部48に形成された溝50がベアリング7の
側面37に位置され、溝50にはE型止め輪39
が装着される。他方加熱ローラ45の軸部49に
は第7a図に示すようにリング46がベアリング
8の外方に挿入されて溝51にE型止め輪40が
装着される。このようにして加熱ローラ45は加
熱定着装置1の第1の位置に回転自在に支持され
る。この状態で加熱定着装置1が使用された後第
7b図に示す如くリング46が加熱ローラ45の
軸部48に形成された溝50とベアリング7との
間に移し換えられて第2の位置に支持されて使用
される。
本考案の加熱定着装置においては、枠体に支持
された加熱ローラをその軸線方向に移動させるこ
とが重要である。加熱ローラを移動させることに
代えて温度検出器及び分離爪を移動させても本考
案の目的を達成することができる。しかしながら
そうすることは以下の点で好ましくない。第1
に、温度検出器及び分離爪の両者を移動させる機
構が必要となり装置が複雑化する。第2に、温度
検出器を移動させて支持板の他の位置に再固定す
る際に加熱ローラへの接触圧(この接触圧は加熱
定着装置組立時に一定の値に設定されている。)
が変化することが避けられずそれによつて温度検
出器の検出信号が変化してしまいヒータの発熱量
が変化し良好な定着を行なうことができないとい
う問題がある。本考案に示される様に加熱ローラ
を移動させた場合は加熱ローラの軸部とそれを支
持するベアリングとが比較的精度良く製作されて
いることに基因して、温度検出器の加熱ローラへ
の圧接力あるいは分離爪の加熱ローラへの圧接状
態を再度調整することなく一定に保つことができ
る。
以上の様に本考案においては温度検出器及び分
離爪が常にその周面に圧接されている加熱ローラ
をその軸線方向任意の位置に移動させて加熱定着
装置内に支持させるようにしたので、加熱ローラ
の傷つきを防止し長期間に渡つて良好な定着を行
なわせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の加熱定着装置1の
一部を切欠いて示す斜視図、第2図は第1図の切
断面線−から見た断面図、第3図は加熱定着
装置1の加熱ローラ2の斜視図、第4a図は加熱
ローラ2を加熱定着装置1内の第1の位置に装着
した状態を示す図、第4b図は加熱ローラ2を加
熱定着装置1内の第2の位置に装着した状態を示
す図、第5図は加熱定着装置1に使用される他の
実施例の加熱ローラ45の斜視図、第6図はリン
グ46の斜視図、第7a図は加熱ローラ45の加
熱定着装置1内の第1の位置に装着した状態を示
す図、第7b図は加熱ローラ45を加熱定着装置
1内の第2の位置に装着した状態を示す図であ
る。 1……加熱定着装置、2,45……加熱ロー
ラ、3……圧力ローラ、9……ヒータ、24……
温度検出器、26……分離爪、33,34,3
5,36,50,51……加熱ローラ2,45の
軸部に形成された溝、39,40……E型止め
輪、46……リング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ヒータを備えた加熱ローラが回転自在に装着さ
    れた枠体と、前記加熱ローラに当接して前記加熱
    ローラの表面温度を検出するための温度検出器
    と、前記加熱ローラに当接して前記ローラに巻き
    付く複写紙を分離するための分離爪とを備えた加
    熱定着装置において、 前記枠体中に前記加熱ローラをその軸線方向任
    意の位置に回転自在に支持させるようにしたこと
    を特徴とする加熱定着装置。
JP8652582U 1982-06-10 1982-06-10 加熱定着装置 Granted JPS58188670U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8652582U JPS58188670U (ja) 1982-06-10 1982-06-10 加熱定着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8652582U JPS58188670U (ja) 1982-06-10 1982-06-10 加熱定着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58188670U JPS58188670U (ja) 1983-12-15
JPH0116105Y2 true JPH0116105Y2 (ja) 1989-05-12

Family

ID=30095319

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8652582U Granted JPS58188670U (ja) 1982-06-10 1982-06-10 加熱定着装置

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JP (1) JPS58188670U (ja)

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JPS58188670U (ja) 1983-12-15

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