JPH01160A - オルガノポリシロキサンマイクロエマルジヨン、その製造方法およびその用途 - Google Patents

オルガノポリシロキサンマイクロエマルジヨン、その製造方法およびその用途

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JPH01160A
JPH01160A JP62-107580A JP10758087A JPH01160A JP H01160 A JPH01160 A JP H01160A JP 10758087 A JP10758087 A JP 10758087A JP H01160 A JPH01160 A JP H01160A
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小名 功
勝 尾崎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は、オルガノポリシロキサンマイクロエマルジョ
ン、その製造方法およびそれを主剤とするM&雑用処理
剤に関するものであり、詳しくは三官能および三官能の
オルがノシロキサン単位を有するオルガノポリシロキサ
ンのマイクロエマルジョン、その製造方法およびそれを
主剤とする繊維用処理剤に関するものである。
[従来の技術] 従来、三官能および三官能のオルがノシロキサン単位を
有するオルガノポリシロキサンのエマルジョンとして、
特開昭54−131661号公報に記載された環状オル
ガノシロキサンと官能基結合オルガ/トリア/にコキシ
シランを乳化重合したものが知られている。
また、木綿、麻、絹、羊毛、アンゴラ、モヘアの、k 
ウtt 天然aM1、レーヨン、ベンベルブのような再
生M&維、アセテートのような半合成繊維、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニ
ル、ビニロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、スパン
デックスのような合成繊維製の布帛、特に長M&維織物
において、織目が待に粗であるり7り、ツィノ呟ジョゼ
ット、シャー等では、織糸が寄ってスリップ(目ずれ)
が発生しやすく、このためエポキシ、メラミン、グリオ
キザール等の熱硬化性O(脂、アクリル等の熱可塑性樹
脂、スチレン/ブタノエン、天然ゴム等のラテックスあ
るいはコロイダルシリカ等がスリンプ防止剤としてf重
用されてきた。
[発明が解決しようとする問題点1 しかしながら、従来より知られている三官能および三官
能のオルがノシロキサン単位を有するオルガノポリシロ
キサンのエマルジョンは平均粒子径が0.3μ以上のオ
ルガノポリシロキサンのエマルジョンであり、繊維用途
において必要とされる、攪拌、循環、処理液の絞り等の
工程における安定性(8!械安定性)、希釈(20倍〜
100倍等の水による希釈)による安定性(希釈安定性
)、また各種添加剤との併用による安定性(配合安定性
)が不充分であるため該エマルジョンが破壊して処理浴
上にオルガノポリシロキサンが浮遊し、これが繊維材料
上に油滴(オイルスポットと称される)となって、「し
み」になるという重大な欠点があった。
また、離型剤用途において必要とされる攪拌、循環等の
工程における安定性(8!械安定性)、希釈(20倍〜
100倍等の水による希釈)による安定性(希釈安定性
)、また各種添加剤との併用による安定性(配合安定性
)が不充分であるため該エマルジョンが破壊してオルガ
ノポリシロキサンが分離し、これが成型物表面に付着し
てオイルスポットとなるという欠点があった。
また、繊維材料にスリップ防止効果を付与するために、
エポキシ、メラミン、グリオキザール等の熱硬化性樹脂
、アクリル等の熱可塑性樹脂、スチレン/ブタジェン、
天然ゴム等のラテックス等で繊維を処理すると、スリッ
プ防止効果はあるものの、風合が特に硬くなるという重
大な欠点があった。また、コロイダルシリカは処理浴の
PHを厳密に管理し、低温、短時間で使用しないとコロ
イド状シリカが沈降してくるという欠点があった。
本発明は、上述した欠点を解消することを目的とし、機
械安定性、希釈安定性、配合安定性およびPHの変化に
対する安定性に優れた三官能および三官能のオルガ/シ
ロキサン単位を有するオルガノポリシロキサンのマイク
ロエマルジョンおよびその製造方法を提供するものであ
る。
また、本発明はM&維材料の風合が硬くならずにスリッ
プ防止効果を付与し、オイルスポットの発生がなく、機
械安定性、希釈安定性、配合安定性およびPHの変化に
対する安定性に優れた繊維用処理剤を提供するものであ
る。
[問題点を解決するための手段とその作用1前記した目
的は、 1式 R51Oz/2 (式中、Rは一価有機基)で示される三官能シロキサン
単位     10〜95モル%および式 %式% (式中、R1は一価炭化水素基)で示される三官能シロ
キサン単位    90〜5モル%から成り、平均粒子
径が0.15μm以下でアルオルガノポリシロキサンマ
イクロエマルジョン。
2(八)  式 %式% (式中、Rは一価有機基、R’は一価炭化水素基)で示
されるオルガノトリアルコキシシラ210〜95モル% (B)式 %式%] (式中、R1は一価炭化水素基、nは3〜10の整数)
で示される環状オルガノポリシロキサン       
     R25iO単位として90〜5モル% (C)界面活性剤 および (D)水 より成る粗エマルジaンを、 乳化重合触媒含有水溶液に、徐々に添加し゛ζ乳化重合
することを特徴とする式 %式% (式中、Rは一価有機基)で示される三官能シロキサン
単位     10〜95モル%および式 %式% (式中、RIは一価炭化水素基)で示される三官能シロ
キサン単位    90〜5モル%から成り、平均粒子
径が0.15μ屑以下であるオル〃ノボリシロキサンマ
イクロエマルジタンの製造方法。
3式 %式% (式中、Rは一価有機基)で示される三官能シロキサン
単位     30〜95モル%および式 %式% (式中、R1は一価炭化水素基)で示される三官能シロ
キサン単位    70〜5モル%から成り、平均粒子
径が0.15μl以下であるオル〃ノボリシロキサンマ
イクロエマルジ9ンを主剤として成る繊維用処理剤 により達成される。
これを説明するに、本発明のオルガノボリシロキサンマ
イクロエマルジ、Mンハ、式%式% で示される三官能シロキサン単位 10〜95モル% および式 %式% で示される三官能シロキサン単位 90〜5モル% から成るオル〃ノボリシロキサンのマイクロエマルジョ
ンであり、その平均粒子径は0.15μm以下である。
前記した式中、Rは一価有機基であり、これには、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基のようなアルキ
ル基;  2−フェニルエチル基、2−フェニルプロピ
ル基、3,3.3−)+7 フルオロプロピル基のよう
な置換アルキル基; ビニル基、プロペニル基のような
フルケニル基、フェニル基、トリル基のような7リール
基または置換アリール基: γ−7ミノブロビル基、γ
−(N−エチル7ミノ)フロビル基、γ−(N−ブチル
アミノ)プロピル基、4−(N −シクロヘキシルアミ
ノ)ブチル基、4−(N−フェニルアミノ)ブチル基、
N−7ミノエチルアミ/プロピル基、β−(N、N−ジ
メチル7ミノ)エチル基、γ−グリシドキシプロビル基
、3゜4−エポキシシクロへキシルプロピル基、γ−メ
ルカプトプロピル基、γ−メタクリロキシプロピル基が
例示される。オル〃/ポリシロキサン中のRは、同種で
あってよく、また′A種であってよい。
また、l(lは一価炭化水素基であり、これには、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基のようなアルキ
ル基; 2−フェニルエチル基、2−フェニルプロピル
基、3,3.3−)リフルオロプロピル基のような置換
アルキル基; ビニル基、フロベニル基のようなフルケ
ニル基、フェニル基、シリル基のような7リール基また
は置換アリール基が例示される。オルガノポリシロキサ
ン中のR1は、同種であってよく、また異種であってよ
い。
また、シロキサン単位の構成割合としては、三官能シロ
キサン単位が10〜95モル%、三官能シロキサン単位
が90〜5モル%の必要がある。好ましくは三官能シロ
キサン単位が20〜90モル%であり、三官能シロキサ
ン単位が80〜10モル%である。これは該三官能シロ
キサン単位が10モル%以下であると、水分除去後のオ
ルガノポリシロキサンが耐久性のあるゴムまたはレジン
皮膜とならず、また、95モル%を越えると、安定なマ
イクロエマルシランとならないためである。
また、エマルノタンの平均粒子径は0.15μm以下で
ある必要があり、好ましくは0. 12μm以下である
。これは平均粒子径が0.15μ鴫よりも大きいと、機
械安定性、希釈安定性、配合安定性が低下してオルガノ
ポリシロキサンが分離したり、また処理基材に対してオ
イルスポットが生じるためである。
本マイクロエマルジ1ン中のオルガノポリシロキサンは
、本発明の目的を損なわない程度に、さらに5i02で
示される単位および/またはR−SiO+/zで示され
る単位を10モル%以下の少量含んでよい。
本発明のオルが/ボリシロキサンマイクロエマルノラン
は、(八)式 %式%) (式中、Rは一価有機基、R1は一価炭化水素基)で示
されるオル〃ノトリアルコキシシラン10〜95モル% (B)式 %式% (式中、R1は一価炭化水素基、nは3〜1oの整数)
で示される環状オルガノポリシロキサンR25iO単位
として 90〜5モル% (C)界面活性剤 および (D)水 より成る粗エマルジ3ンを、 乳化重合触媒含有水溶液に、徐々に添加して乳化重合す
ることにより得られる。
(^)r&分の式 %式%) で示されるオル〃ノトリアルコキシシランは、本発明マ
イクロエマルシランの原料となるものであり、オルガノ
ポリシロキサンを網状化するに必要な成分である。前記
した式中、Rは一価有機基であり、これには前述したも
のがあげられる。またR1は一価炭化水素基であり、こ
れには前述したものがあげられる。本成分は、1種また
は2種以上使用してよい。
本成分の具体例としては、メチルトリメトキシシラン、
二チルトリメトキシシラン、プロピルトリエトキシシラ
ン、ブチルトリメトキシシラン、ビニルトリットキシシ
ラン、フェニルトリメトキシシラン、β−7ミノエチル
トリメトキシシラン、β−7ミノエチルトリエトキシシ
ラン、β−アミノ二チルトリイソプロボキシシラン、γ
−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロ
ピルトリーn−プロポキシシラン、γ−アミノプロピル
トリーn−ブト斗ジシラン、4−アミノシクロヘキシル
トリエトキシシラン、4−アミノフェニルトリエトキシ
シラン、N−7ミノエチルーγ−7ミ/プロピルトリメ
トキシシラン、N−7ミノエチル−γ−アミノプロピル
トリシクロへキシルシラン、β−グリシドキシエチルト
リメトキシシラン、β−グリシドキシエチルトリエトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロビルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロビルトリエトキシシラン、β
−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメト
キシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、γ−
メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタ
クリロキシプロピルトリエトキシシランがある。
また(B)成分の式 %式%] で示される環状オルガノポリシロキサンは、(^)成分
と同様に本発明のマイクロエマルシランの原料となるも
のである。前記した式中、R1は一価炭化水素基であり
、これには前述したものがあげられる。、またnは3〜
10の整数である。
本成分は1種または2種以上使用してよい、1分子中の
R’は同種であってよく、また異種であってよい。
(八)成分と(B)成分の使用割合は、(^)成分10
〜95モル%に対し、(B)成分がRzSiO単位とし
て90〜5モル%となるような量である。好ましくは、
(^)成分20〜90モル%に対し、([1)成分が8
2SiO単位として80〜10モル%となるような量で
ある。
乳化重合後のオル〃ノボリシロキサン中のシロキサン単
位のモル比は、粗エマルジaンで用いられる(^)1′
&分および(B)成分のモル比−により容易に調整でき
る。
なお、本発明の目的を損なわない程度にシロキサン電位
として10モル%以下となるような少量のヘキサアルキ
ルジシロキサン、テトラアルコキシシラン等を添加して
よい。
(C)成分の界面活性剤は、(^)成分および(B)成
分を粗エマルジタンとするに必゛要な成分である0本成
分に使用される界面活性剤としては、アニオン系界面活
性剤、カチオン系界面活性剤お上びノニオン系界面活性
剤がある。
アニオン系界面活性剤としては、ヘキシルベンゼンスル
ホン酸、オクチルベンゼンスルホン酸、デシルベンゼン
スルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、七チルベン
ゼンスルホン酸ミリスチルベンゼンスルホン ヘンセンスルホン酸、C11,(CII□)sCI+2
0−(C211.O)2S0311、C11z(CH2
)−CH20(C211−0)aSOzll。
CI+.(C11.)、 、C1120(C211.0
)、SO.lI、CI,(Cl!2>、−Cl12Cs
lLO(CdL )2SO311+7)ようなポリオキ
シエチレンモノフルキルエーテルの硫酸エステル、フル
キルナフチルスルホン酸が例示される。
カチオン系界面活性剤としては、オクチルトリメチルア
ンモニウムヒドロキシド、ドデシルトリメチルアンモニ
ウムヒドロキシド、ヘキサデシルトリメチル7ンモニウ
ムヒドロキシド、オクチルジメチルベンジルアンモニウ
ムヒドロキシド、デシルジメチルベンジルアンモニウム
ヒドロキシド、ジドデシルジメチルアンモニウムヒドロ
キシド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムヒドロキ
シド、牛脂トリメチルアンモニウムヒドロキシド、ヤシ
油トリメチルアンモニウムヒドロキシドのような第4級
アンモニウムヒドロキシドおよびこれらの塩が例示され
る。
ノニオン系界面活性剤としてはポリオキシアルキレンア
ルキルエーテル、ポリオキシフルキレンフルキルフェノ
ールエーテル、ポリオキシフルキレンアルキルエステル
、ポリオキシフルキレンソルビタンアルキルエステル、
ポリエチレングライコール、ポリプロピレングライコー
ル、ジエチレングライコールが例示される。
界面活性剤は1種、もしくはアニオン系界面活性剤とカ
チオン系界面活性剤の組み合わせを除く2種以上使用し
てよい.すなわち、7ニオン系界面活性剤の1種もしく
は2種以上の組み合わせ、ノニオン系界面活性剤の1種
もしくは2種以上の組み合わせ、カチオン系界面活性剤
の1種もしくは2種以上の組み合わせ、アニオン系界面
活性剤お上りノニオン系界面活性剤の2種以上の組み合
わせ、カチオン系界面活性剤お上びノニオン系界面活性
剤の2種以上の組み合わせを使用してよい。
これら(C)を分である界面活性剤の粗エマルジaンに
おける使用量は、エマルジ傍ンを形成できる程度の量で
よく、界面活性剤の種類により異なり特に限定されない
が、好ましくは(^)成分および(B)成分の100重
量部に対し、2〜50重量%となるような量である。
粗エマルジaンにおける(D)成分である水の使用量は
、オル〃ノボリシaキサンの濃度が10〜60重量%と
なるような量が好ましい。
粗エマルシaンは、(^)成分のトリアルフキジシラン
、(B)成分の環状オルガ/ポリシロキサン、(C)成
分の界面活性剤および(D)成分の水を均一に混合し、
ホモデナイザー、コロイドミル、ラインミキサーなどの
乳化機を通して調製する。
次に、かくして得られた粗エマルシ鰭ンを、別に調製し
た乳化重合触媒含有水溶液に徐々に添加して乳化重合す
ることにより、本発明のオルガノボリシロキサンマイク
ロエンルジaンが得られる。
該乳化重合触媒としては、7ニオン系触媒、カチオン系
触媒があり、アニオン系触媒としては、塩酸、硫酸のよ
うな鉱酸、また(C)成分の界面活性剤で例示したアル
キルベンゼンスルホン酸、ポリオキシエチレンモノアル
キルエーテルの硫酸エステルお上びアルキルナ7チルス
ルホン酸が例示される。またカチオン系触媒としては、
水酸化カリウム、水酸化ナトリウムのようなアルカリ金
属水酸化物、また(C)I&分の界面活性剤で例示した
第4級アンモニウムヒドロキシドおよびその塩が例示さ
れる。ただし、第4級アンモニウム塩は、触媒作用が低
いので、アルカリ金属水酸化物と併用し、活性化させて
使用する。
なお、界面活性剤と触媒のイオン性の関係から、粗エマ
ルジタンにおいて、(C)成分にアニオン系界面活性剤
を使用した場合には、マイクロエマルジシンを製造する
際の乳化重合触媒はアニオン系を使用する。
また、粗エマルジタンにおいて、(C)成分にカチオン
系界面活性剤を使用した場合には、マイクロエマルジシ
ンを製造する際の乳化重合触媒はカチオン系を使用する
また、粗エマルジ1ンにおいて、(c)r&分にアニオ
ン系界面活性剤を使用した場合には、マイクロエマルノ
タンを製造する際の乳化重合触媒は、アニオン系もしく
はカチオン系を使用する。
該乳化重合触媒の使用惜は、触媒の種類によって異なり
特に限定されないが、鉱酸、アルカリ金属触媒の場合、
(Δ)成分のオルガノトリアルフキジシランおよび(1
3)成分の環状オルガ7ボリシロキサン合計100重量
部に対し、0.2〜5.0重量部が好ましく、より好ま
しくは()。
5〜3.0重量部である。また、アルキルベンゼンスル
ホン酸、ポリオキシエチレンモノアルキルエーテルの硫
酸エステルお上びアルキルナフチルスルホン酸、第4級
アンモニウムヒドロキシドおよびその塩の場合、(A)
成分のオルガノトリアルコキシシランおよび([1)成
分の環状オルガノポリシロキサン合計100重量部に灯
し、0.5〜50重量部が好ましく、より好ましくは1
.0〜30重量部である。ここで、乳化重合時の安定性
を向上させるために、(C)成分で例示したノニオン系
界面活性剤をさらに添加してよい。
粗エマルジシンの滴下時の触媒水溶液の温度は40〜9
5°Cが好ましい。滴下速度は、触媒の種類、濃度およ
び触媒水溶液の温度によって異なり、触媒の濃度が高い
場合、あるいは触媒水溶液の温度が高い場合には速く滴
下することができるが、一般に、滴下された粗エマルジ
1ンが分散されて透明となることを観察しながら滴下す
ることが、より粒子径の小さなマイクロエマルジ3ンを
製造する点から好ましい0滴下終了後は、0〜90℃の
温度で所定の粘度になるまで乳化重合すれば、平均粒子
径0.15μm以下の本発明オルガノポリシロキサンマ
イクロエマルノタンが調製できる。また乳化重合後は触
媒を中和する目的でアニオン系重合触媒を用いた場合は
アルカリで、また、カチオン系重合触媒を用いた場合は
酸で中和しておくことが好マシい。なお、乳化重合する
際のオルガノポリシロキサンの濃度は、特に限定されな
いが5〜50重量%が好ましい。
かくして得られた本発明のオル〃ノポリシロキサンマイ
クロエマルジ3ンは、離型剤、剥離剤、塗料添加剤、消
泡剤、つや出し剤、プラスチックコーティング剤、繊維
処理剤等に使用できる。
本発明の繊維用処理剤は、前述したオルガノポリシロキ
サンマイクロエマルノシンのうち式%式% で示される三官能シロキサン単位 30〜95モル% および式 %式% で示される三官能シロキサン単位 70〜5モル% から成り、平均粒子径が0.15μl以下のらのを主剤
とするものである。これは、該三官能シロキサン単位が
30モル%未満であると、スリップ防止効果が不充分と
なるためである。好ましくは、三官能シロキサン単位が
45〜90モル%で、三官能シロキサン単位が55〜1
0モル%である。
また、本発明の繊維用処理剤には、必要に応じて、本発
明の目的を損なわない程度に、さらに水; グリオキザ
ール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリエステル樹脂
、あるいはアクリル↑k(脂のような樹脂加工剤; ス
チレン−ブタジェンラテックス、天然ゴムラテックスの
ようなゴムラテックス; オルが7ハイドロジエンボリ
シロキサンのエマルジタン、オルガノアルフキジシラン
のエマルジシン;界面活性剤、防腐剤、着色剤; 鉄、
鉛、アンチモン、カドミウム、チタン、カルシウム、ビ
スマス、ジルコニウム等の金属と有機カルボン酸との塩
;トリエタノールアミン、トリエチレンジアミン、ジメ
チルフェニルアミン等の有機アミン化合物縮合触媒等を
添加してよい。
本発明の繊維用処理剤をa維材料に処理するには、スプ
レー付着、ロール付着、へヶ塗りまたは浸漬等の方法を
用いる。付着量は、繊維材料によって異なり特に限定さ
れないが、繊維材料に対し、オルガノポリシロキサン分
換算で0゜01〜10.0重量%の範囲であるのが一般
的である。ついで常温放置、熱風吹付、加熱処理などに
よりMJL維材料を処理する。
繊維材料としては、材質的には羊毛、絹、麻、木綿、ア
ンゴラ、モヘア、アスベストのような天然ai;  レ
ーヨン、ベンベルブのヨウナ再生繊維、アセテートのよ
うな半合成繊維; ポリエステルポリアミド、ポリアク
リロニトリル、ポリ塩・化ビニル、ビニロン、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、スパンデックスのような合成繊
維: 〃ラス繊維、カーボンam、シリコーンカーバイ
ド繊維のような黒磯繊維が例示され、形状的にはステー
プル、フィラメント、トウ、トップ、糸が例示され、形
態的には編物、織物、不織布が例示される。
[実施例] 次に本発明を実施例により説明する。実施例中、特にこ
とわりのない限り、部とあるのは重量部を、%は重量%
を意味し、粘度は25℃における値である。
実施例l 500i1のビーカーに水158.5部、ヘキサデシル
トリメチルアンモニウムクロライド1゜5部、メチルト
リメトキシシラン150.0部および環状ジメチルシロ
キサン4量体15.0部を投入し、プロペラ式攪拌機に
より、均一に混合した。この混合物をホモデナイザー乳
化磯を用いて、300kg/c+a2の圧力で1回通過
させ粗エマルジnンを得た。
次に攪拌機、還流冷却管、滴下管および温度計な備えた
500z1の4つ口7ラスフに水152.7音1s、ヘ
キサデシルトリメチルアンモニウムクロライド1o部お
よび水酸化ナトリウム0゜8部を投入して溶解させ液温
85℃でゆっくりと攪拌しながら保持した。この触媒水
溶液に先に作成した粗エマルジ1ンを90分間かけて徐
々に滴下した。滴下後、さらに85℃で30分間保持し
乳化重合させた0重合後冷却し、酢酸1.2部を添加し
てPHを7+、:ml整し、CFIzSiO7八単位8
4.4へv−ル%オJ、 c/(CHs)2SiO単位
15.6モル%からなるオル〃ノボリシロキサンのマイ
クロエマルジョン(マイクロエマルジョンA)を得た。
本マイクロエマルジaンの平均粒子径をQndsi−e
latic light scattering Mo
de1M2000(Malrer社製:米国)を用いて
測定したところ、その平均粒子径は0.05μmであっ
た。
また外観は微白色透明で、580nI11の透過率は6
7%であった。
本マイクロエマルジaンを10zn採取して、105℃
における不揮発分を測定した結果、22.0%であった
。また、得られたマイクロエマルジョン2511を遠心
分離管に入れ、2500rp+1ノ速度で30分間回転
したがマイクロエマルジョンの分離は全(なかった、さ
らに、本マイクロエマルジクンは、25℃で6箇月問放
置後も全く変化なく安定であった。また、マイクロエマ
ルジョンを水で50倍に希釈したものは、25℃で10
時間放置後も全く変化なく安定なエマルジョンであった
実施例2 500肩lのビーカーに水iso、o部、ポリオキシエ
チレン(45モル%)ノニルフェノールエーテル6.7
部、ビニルトリメトキシシラン50.0部および環状ジ
メチルシロキサン4量体15.0部を投入し、プロペラ
式攪拌機により、均一に混合した。この混合物をホモデ
ナイザー乳化機を用いて、300kg/cm2の圧力で
1回通過させ粗エマルジョンを得た。
次に攪拌機、還流冷却管、滴下管および温度計を備えた
500m1の4つロフラスコに水175.3部およびド
デシルベンゼンスルホン酸10.0部を投入して溶解さ
せ液温85℃でゆっくりと攪拌しながら保持した。この
触媒水溶液に先に作成した粗エマルジッンを120分間
かけて徐々に滴下した6滴下後、さらに85℃で60分
間保持し乳化重合させた。重合後冷却し、トリエタノー
ルアミン5部を添加してPHを7に調整し、C112=
CIISiO7/z単位62.5モル%および(Ctl
z)2siO単位37.5モル%からなるオルガノポリ
シロキサンのマイクロエマルジ。
ン(マイクロエマルジタンB)を得た。
本マイクロエマルジーンの平均粒子径を測定したところ
、0.07μ屑であった。また外観は微白色透明で、5
80nmの透過率は53%であった。
本マイクロエマルジーンを10n(l採取して、105
℃における不揮発分を測定した結果、23.0%であっ
た。また、得られたマイクロエマルジタン253+4を
遠心分離管に入れ、250Orpmの速度で30分間回
転したがマイクロエマルジ1ンの分離は全くなかった。
さらに、本マイクロエマルジーンは、25℃で6部月間
放置後も全く変化なく安定であった。また、マイクロエ
マルジBンを水で50倍に希釈したものは、25℃で1
0時間放置後も全く変化なく安定なエマルジBンであっ
た。
実施例3 5001のビーカーに水158.5部、ポリオキシエチ
レン(40モル)ノニルフェ7−ル工−テル10.5部
、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド1.
5部、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1
50.15および環状フェニルメチルシロキサン4量体
15.0部を投入し、プロペラ式攪拌機により、均一に
混合した。この混合物をホモデナイザー乳化機を用いて
、350kg/cI112の圧力で1回通過させ粗エマ
ルシaンを得た。
次に攪拌機、還流冷却管、滴下管および温度計を備えた
500贋βの4つロフラスコに水152.7部、ヘキサ
デシルトリメチルアンモニウムクロライド10部および
水酸化ナトリウム0゜8部を投入して溶解させ液温85
°Cでゆっくりと攪拌しながら保持した。この触媒水溶
液に先に作成した粗エマルジタンを90分間かけて徐々
に滴下した。滴下後、さらに85℃で30分間保持し乳
化重合させた。重合後冷却し、酢酸1.2部を添加して
、 %およびC−ll5(CHz)SiO単位14.8モル
%からなるオルガノポリシロキサンのマイクロエマルシ
タン(マイクロエマルジ9ンC>を得た。
本マイクロエマルジーンの平均粒子径を測定したところ
、0.07μ瀧であった。また外観は微白色透明で、5
80nmの透過率は68%であった。
本マイクロエマルジーンを10肩ρ採取して、105°
Cにおける不揮発分を測定した結果、20.5%であっ
た。また、得られたマイクロエマルシラン2511を遠
心分離管に入れ、2500rpmの速度で30分間回転
したがマイクロエマルジタンの分離は全くなかった。さ
らに、本マイクロエマルジーンは、25℃で6部月間放
置後も全く変化なく安定であった。また、マイクロエマ
ルジタンを水で50倍に希釈したものは、25℃で10
時間放置後も全く変化なく安定なエマルジタンであった
実施例4 500zfのビーカーに水78.5部、ポリオキシエチ
レン(40モル)ノニルフェノールエーテル4.0部、
メチルトリメトキシシラン30゜0部および環状ツメチ
ルシロキサン4量体37゜5部を投入し、プロペラ式攪
拌機により、均一に混合した。この混合物をホモデナイ
ザー乳化機を用いて、350kg/am”の圧力で1回
通過させ粗エマルジタンを得た。
次に攪拌機、還流冷却管、滴下管および温度計を備えた
500m1の4つ口7ラスフに水138.9部、ヘキサ
デシルトリメチルアンモニウムクロライド9.0部およ
び水酸化ナトリウム0.7部を投入して溶解させ液温8
5℃でゆっくりと攪拌しながら保持した。この触媒水溶
液に先に作成した粗エマルジ磨ンを100分間かけて徐
々に滴下した。滴下後、さらに85℃で45分間保持し
乳化重合させた。重合後冷却し、酢酸1.0部を添加し
てPHを7に調整し、Cl1zsiOz八単位30.4
モル%およヒ(CHs)2SiOJ1位69.6モル%
からなるオルガノポリシロキサンのマイクロエマルレノ
膀ンを得た。
本、マイクロエマルジタンの平均粒子径を測定したとこ
ろ、0.05μ屑であった。また外観は微白色透明で、
580nmの透過率は65%であった。
本マイクロエマル:)Hンを10I11!採取して、1
05°Cにおける不揮発分を測定した結果、22.5%
であった。また、得られたマイクロエマルシラン25R
1を遠心分離管に入れ、2500rp…の速度で30分
間回転したがマイクロエマルジョンの分離は全くなかっ
た。さらに、本マイクロエマルジョンは、25℃で6箇
月間放置後ら全く変化なく安定であった。また、マイク
ロエマルシランを水で50倍に希釈したものは、25℃
で10時間放置後も全く変化なく安定なエマルシヨンで
あった。
実施例5 500肩pのン°−カーに水132部、ポリオキシエチ
レン(40モル)オクチルフェノールエーテル27部、
メチルトリットキシシラン133部および環状ジメチル
シロキサン4量体21部を投入し、プロペラ式攪拌機に
より、均一に混合した。この混合物をホモデナイザー乳
化機を用いて、350kg/am2の圧力で1回通過さ
せ粗エマルジ1ンを得た。
次に攪拌機、還流冷却管、滴下管および温度計を備えた
1500mlの4つロフラスコに水664部に水酸化ナ
トリウム0.3部を投入して溶解させ液温85℃でゆっ
くりと攪拌しながら保持した。この触媒水溶液に先に作
成した粗エマルジジンを100分間かけて徐々に滴下し
た。
滴下後、さらに85℃で45分間保持し乳化重合させた
1重合後冷却し、酢酸1.0部を添加してPHを7に調
整し、Cl1sSiOi八単位75モル%および(CI
=)2SiO単位25モル%からなるオル〃ノボリシロ
キサンのマイクロエマルシランを得た。
本マイクロエマルジョンの平均粒子径を測定したところ
、0.08μ屑であった。*た外観は微白色透明で、S
80nmの透過率は63%であった。
本マイクロエマルジョンを10m、(l採取して、10
5℃における不揮発分を測定した結果、15.3%であ
った。*た、得られたマイクロエマルシラン2511を
遠心分離管に入れ、2500 rpmの速度で30分間
回転したがマイクロエマルシランの分離は全くなかった
。さらに、本マイクロエマルジョン1土、25℃で6箇
月間放置後も全く変化なく安定であった。また、マイク
ロエマル:)ジンを水で50倍に希釈したものは、25
℃で10時間放置後も全く変化なく安定なエマルシヨン
であった。
比較例1 環状ツメチルシロキサン4量体40部を、ドデシルベン
ゼンスルホン酸2.0部および水55.5部からなる乳
化剤水溶液に添加して、均一に攪拌した後、ホモデナイ
ザーを400 kg/c。
12の圧力で2回通過させた。ついで90℃で2時間保
持後、25℃に冷却し該温度で4時間保持して乳化重合
させた。その後50%のトリエタノールアミン水溶液2
部を加えて中和し、乳化重合エマルシヨンを得た。
本エマルジ遡ンの平均粒子径を測定したところ、0.4
μlであった。*た外観は乳白色であり、580nmの
透過率は0%であった。
得られたエマルシヨンを25℃で611月間放置したと
ころ、表面に僅かの油滴が発生した。
また本エマルジタンを水で50倍に希釈したものを25
℃で10時間放置したところ、表面にかすかな油膜が発
生した。
実施例6 40caX 40c1のナイロンフィラメント織物であ
る夕7り(染色のみ、樹脂加工剤なし)を準備し、実施
例1で調製した工、マルジaンA20゜0部に水660
.0部を加え、オル〃ノボリシロキサン分20.5%濃
度の処理浴を作成した。
これに織物を30秒間浸漬後、引き上げ、マングルロー
ラーで100%に絞り、105℃で10分間乾燥し、次
に示す試験方法で目ズレ抵抗度および剛軟度を測定し、
その結果を第1表に示した。
く目ズレ抵抗度〉 織物から、タテ、ヨコ方向にそれぞれ2czX7czの
試験片を採取し、長辺の一端から2cmのところを中心
の糸2本を残してカミソリの刃で切断し、もう一端から
2czのところで残された糸を含めて0,5c+w切断
した1次いで、インストロン型引張試験機を用い、つか
み間隔4cmで試験片をつかみ、lcz/winの速度
で引張って2本の糸が3cm引き抜かれる時の最大荷重
を測定し、目ズレ抵抗度(g)とした。
く剛軟度〉 JISL−1096r一般織物試験方法」C法(クラー
ク法)に鵡ヒた。なお剛軟度は、肩屑で表した。
比較例2 粘度1100センチストークスを有する式%式%) で示されるアミノ変性ジメチルポリシロキサン15部、
C1□H2,0(Cu2O)、Hで示される乳化剤1部
、C,211250(C2H40)、+1で示される乳
化剤3部および水81.75部を均一に攪拌後、酢酸0
.25部を加えて、エマルジョンを得た。これを水で2
50倍に希釈し、シリコーン分0゜5%濃度の処理浴を
調製した。
これlこ40czX40czのナイロンフィラメント織
物であるタフタ(染色のみ、樹脂加工剤なし)を、30
秒間浸漬後、引き上げ、マングルローラーで100%に
絞り、105℃で10分間乾燥し、実施例6に示した試
験方法で目ズレ抵抗度および剛軟度を測定し、その結果
を第1表に示した。
比較例3 粘度350センチストークスの両末端トリメチルシリル
基封鎖ツメチルポリシロキサン40゜部、ポリオキシエ
チレン7ニルフエノールエーテル(エチレンオキサイド
8.5モル付加)4゜0部および水を均一に攪拌し、こ
れをコロイドミル乳化機に通して、エマルジョンを作成
した。
これを、50倍に水で希釈し、シリコーン分()。
5%濃度の処理浴を調製した。
これに40czX 40czのナイロンフィラメント織
物である夕7り(染色のみ、(3(脂加工剤なし)を、
30秒間浸漬後、引き上げ、マングルローラーで100
%に絞り、105°Cで10分間乾燥し、実施例6に示
した試験方法で目ズレ抵抗度および剛軟度を測定し、そ
の結果を第1表に示した。
比較例4 住友化学工業社製メラミン系樹脂 スミテックスレジン
M−3(触媒としてアクセレータACXを10%併用)
を水で希釈し、樹脂分0゜5%濃度の処理浴を調製した
これに40cxX40ci+のナイロンフィラメント織
物であるり7り(染色のみ、樹脂加工剤なし)を、30
秒問浸漬後、引き上げ、マングルローラーで100%に
絞り、105℃で10分間乾燥し、実施例6に示した試
験方法で目ズレ抵抗度および剛軟度を測定し、その結果
を第1表に示した。
実施例7 40CJIX 4 QC肩のテトロン加工糸織物である
り7り(染色のみ、樹脂加工剤なし)を準備し、実施例
2で調製したエマルジョンB20.0部に水660.0
部を加え、オル〃ノボリシロキサン分20.5%濃度の
処理浴を作成した。これに織物を30秒間浸漬後、引き
上げ、マングルローラーで100%に絞り、105°C
で10分間乾燥し、実施例6に示した試験方法で目ズレ
抵抗度および剛軟度を測定し、その結果を第2表に示し
た。
比較例5 40czX40czのテトロン加工糸織物であるり7り
(染色のみ、樹脂加工剤なし)を準備し、比較例2で調
製した処理浴に、織物を30秒間浸漬後、引き上げ、マ
ングルローラーで100%に絞り、105°Cで10分
間乾燥し、実施例6に示した試験方法で目ズレ抵抗度お
よび剛軟度を測定し、その結果を第2表に示した。
比較例6 40cxX40czのテトロン加工糸織物であるタック
(染色のみ、樹脂加工剤なし)を準備し、比較例3で調
製した処理浴に、織物を30秒間浸漬後、引き上げ、マ
ングルローラーで100%に絞り、105°Cで10分
間乾燥し、実施例6に示した試験方法で目ズレ抵抗度お
よび剛軟度を測定し、その結果をff12表に示した。
比較例7 40czX 40czのテトロン加工糸織物であるタフ
タ(染色のみ、樹脂加工剤なし)を準備し、比較例4で
調製した処理浴に、織物を30秒間浸漬後、引き上げ、
マングルローラーで100%に絞り、105℃で10分
間乾燥し、実施例6に示した試験方法で目ズレ抵抗度お
よび剛軟度を測定し、その結果を第2表に示した。
実施例8 40c渭X40cmのテトロン加工糸織物であるタフタ
(実施例6で使用した織物より薄地な使用、染色のみ、
樹脂加工剤なし)を準備し、実、施例3で調製したエマ
ルジョンC20,0部に水660.0部を加え、オル〃
ノボリシロキサン分20.5%濃度の処理浴をイヤ成し
た。これに織物を30秒間浸9責後、引き上げ、マング
ルローラーで100%に絞り、105℃で10分間乾燥
し、実施例6に示した試験方法で目ズレ抵抗度および剛
軟度を測定し、その結果を第3表に示した。
比較例8 40cxX 40cmのテトロン加工糸織物であるり7
り(実施例6で使用した織物より薄地を使用、染色のみ
、樹脂加工剤なし)を準備し、比較例2で調製した処理
浴に、織物を30秒間浸漬後、引き上げ、マングルロー
ラーで100%に絞り、105℃で10分間乾燥し、実
施例6に示した試験方法で目ズレ抵抗度および剛軟度を
測定し、その結果を第3表に示した。
比較例9 40caX 40c11のテトロン加工糸織物であるタ
フタ(実施例6で使用した織物よQ薄地を使用、染色の
み、樹脂加工剤なし)を準備し、比較例3で調製した処
理浴に、織物を30秒問浸漬後、引き上げ、マングルロ
ーラーt’loO%に絞り、105℃で10分間乾燥し
、実施例6に示した試験方法で目ズレ抵抗度および剛軟
度を測定し、その結果を第3表に示した。
比較例10 40czX 40cmのテトロン加工糸織物であるり7
り(実施例6で使用した織物より薄地を使用、染色のみ
、樹脂加工剤なし)を準備し、比較例4で調製した処理
浴に、織物を30秒間浸漬後、引き上げ、マングルロー
ラーで100%に絞り、105°Cで10分間乾燥し、
実施例6に示した試験方法で目ズレ抵抗度および剛軟度
を測定し、その結果を第3表に示した。
実施例9 実施例6〜8および比較例2〜4で使用したオルガノポ
リシロキサン濃度0.5%、のエマルシaン処理液6種
および無水珪酸の超微粒子のコロイド溶液であるコロイ
ダルシリカ(8産化学社製 商品名:”スノーテックス
20”、PH9,8無水珪酸20%溶液)の0.5%水
溶液の計7種をそれぞれ150111のサンプルびんに
100aNずつ準備した。
これらの処理液に酢酸を添加してPHを5゜5に調整し
、繊維用樹脂加工用触媒の硝酸亜鉛の10%水溶液を5
滴(約1.0g)加え、密栓して70℃の恒温槽中で3
日間放置して、繊維処理液の保存安定性を調べた。これ
らの結果を第4表に示した。
第3表 [発明の効果] 本発明のオルガノボリシロキサンマイクロエマルジシン
は 式 %式% (式中、Rは一価有機基)で示される三官能シロキサン
単位       10〜95モル%および式 %式% (式中、R1は一価炭化水素基)で示される三官能シロ
キサン単位      90〜5モル%から成るオルガ
ノポリシロキサンの、平均粒子径が0.15μ渭以下で
あるマイクロエマルノランであるので、透明であり、機
械安定性、希釈安定性、配合安定性およびPHの変化に
対する安定性に優れるという特徴がある。
本発明のオル〃ノポリシロキサンマイクロエマルノヨン
の製造方法は、 (八) 式 %式%) (式中、Rは一価有機基、R1は一価炭化水素基)で示
されるオル〃ノトリ7ルコキシシラン10〜95モル% ([1)式 %式%] (式中、R1は一価炭化水素基、nは3〜10の整数)
で示される環状オルガノポリシロキサンJSiO単位と
して 90〜5モル% (C)界面活性剤 および (D)水 より成る粗エマルノヨンを、 乳化重合触媒含有触媒水溶液に、徐々に添加して乳化重
合するので、目的とする平均粒子径が0.15μm以下
であるオルガ/ボリシロキサンマイクロエマルノタンが
効率良く得られるという特徴がある。
また、本発明の繊維処理剤は、 式 %式% (式中、Rは一価有機基)で示される三官能シロキサン
単位       30〜95モル%および式 %式% (式中、R1は一価炭化水素基)で示される三官能シロ
キサン単位      70〜5モル%から成り、平均
粒子径が0.15μm以下であるオルガノポリシロえサ
ンマイクロエマルジョンを主剤としているので、繊維材
料の風合を硬くせずにスリップ防止効果を付与し、オイ
ルスボントの発生がなく、機械安定性、希釈安定性、配
合安定性およびPHの変化に対する安定性に優れている
という特徴がある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 RSiO_3/_2 (式中、Rは一価有機基)で示される三官能シロキサン
    単位10〜95モル% および式 R^1_2SiO (式中、R^1は一価炭化水素基)で示される二官能シ
    ロキサン単位90〜5モル% から成り、平均粒子径が0.15μm以下であるオルガ
    ノポリシロキサンマイクロエマルジョン。 2(A)式 RSi(OR^1)_3 (式中、Rは一価有機基、R^1は一価炭化水素基)で
    示されるオルガノトリアルコキシシラン 10〜95モル% (B)式 [R^1_2SiO]_n (式中、R^1は一価炭化水素基、nは3〜10の整数
    )で示される環状オルガノポリシロキサンR_2SiO
    単位として 90〜5モル% (C)界面活性剤 および (D)水 より成る粗エマルジョンを、 乳化重合触媒含有水溶液に、徐々に添加して乳化重合す
    ることを特徴とする式 RSiO_3/_2 (式中、Rは一価有機基)で示される三官能シロキサン
    単位10〜95モル% および式 R^1_2SiO (式中、R^1は一価炭化水素基)で示される二官能シ
    ロキサン単位90〜5モル% から成り、平均粒子径が0.15μm以下であるオルガ
    ノポリシロキサンマイクロエマルジョンの製造方法。 3 式 RSiO_3/_2 (式中、Rは一価有機基)で示される三官能シロキサン
    単位30〜95モル% および式 R^1_2SiO (式中、R^1は一価炭化水素基)で示される二官能シ
    ロキサン単位70〜5モル% から成り、平均粒子径が0.15μm以下であるオルガ
    ノポリシロキサンマイクロエマルジョンを主剤として成
    る繊維用処理剤。
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