JPH01160765A - 車両用ブレーキ装置 - Google Patents

車両用ブレーキ装置

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JPH01160765A
JPH01160765A JP31969187A JP31969187A JPH01160765A JP H01160765 A JPH01160765 A JP H01160765A JP 31969187 A JP31969187 A JP 31969187A JP 31969187 A JP31969187 A JP 31969187A JP H01160765 A JPH01160765 A JP H01160765A
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Japan
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pressure
brake
control
vehicle
fluid
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JP31969187A
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Inventor
Zensaku Murakami
善作 村上
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は車両用ブレーキ装置に関するものであり、特に
、車両をゆれ戻り少なく停止させることができる車両用
ブレーキ装置に関するものである。
従来の技術 走行している車両を停止させるとき、車両が停止するま
で一定の力でブレーキペダルを操作し続けると停止時に
ゆれ戻りが生じ、乗員に不快感を与えることを避は得な
い。これは車両走行速度(以下、車速と言う)が零にな
って車両が停止するとき、減速度が一定値から急に零に
なるからであり、運転者は停止時にできる限りゆれ戻り
が生じないように気を付けてブレーキ操作を行うことが
必要である。しかし、そのようにブレーキ操作を行うこ
とは初心者にとって困難であることは勿論、熟練者にと
っても容易ではない。
このような事情に鑑み、本願出願人は先に特願昭62−
231586号の出願において、車両停止時におけるゆ
れ戻りを運転者の運転技術によらず自動的に緩和し得る
ブレーキ装置を提案した。
このブレーキ装置は、(a)車輪に設けられたブレーキ
のブレーキシリンダにブレーキペダル等ブレーキ操作部
材の操作力、操作ストローク等操作量に応じた圧力を発
生させ、車輪の回転を抑制する流体圧ブレーキ系と、(
bl車両の速度を検出する車速検出手段と、(C)流体
圧源からの流体の供給によりブレーキシリンダの圧力を
増大させる状態と流体の排出によりブレーキシリンダの
圧力を減少させる状態とに切換え可能な電磁弁装置を有
し、アンチスキッド制御のためにブレーキシリンダの圧
力を自動的に制御する流体圧制御手段と、fdl車両速
度が基準値以下になった後、電磁弁装置を切換え制御し
、ブレーキシリンダの圧力を低下させて停車時のゆれ戻
りを低減させる停車制御手段とを含むように構成される
。ブレーキシリンダの圧力が低下させられれば減速度が
低下させられ、ゆれ戻りが少なくなるのである。このブ
レーキ装置において電磁弁装置はブレーキシリンダの圧
力を一定に保つ保持状態にもなるように構成されており
、停車制御手段は、車速か基準値以下になった後、電磁
弁装置を減圧状態と保持状態とに繰返し切り換え、複数
回にわたって減圧を行わせることにより、ブレーキシリ
ンダの圧力を低下させるようにされている。アンチスキ
ッド制御時にブレーキシリンダ圧力を低下させる場合、
その低下に十分なブレーキ液をブレーキシリンダから排
出させるためには、電磁弁装置の流量を比較的大きくす
ることが必要であり、そのような電磁弁装置を減圧状態
と保持状態とに繰り返し切り換え、ブレーキシリンダか
ら適量のブレーキ液を排出させてゆれ戻り防止制御を行
うことにより、アンチスキッド機能を損なうことなくゆ
れ戻り防止を行うことができる。
発明が解決しようとする問題点 しかし、このブレーキ装置においては、電磁弁装置にお
いて減圧状態と保持状態の切換えが繰返し行われるため
、ブレーキシリンダの圧力に脈動が生じ、それにより車
両に振動が生ずることがあり、また、電磁弁装置の切換
え音がやかましいという問題があった。
この問題は、トラクション制御、制動効果制御等、アン
チスキッド制御以外の目的で設けられた流体圧制御手段
を利用してゆれ戻り防止制御を行う場合にも同様に生ず
る。
問題点を解決するための手段 本発明は、上記の問題を解決するために、前記(a)流
体圧ブレーキ系、(b)車速検出手段、(C)流体圧制
御手段、(d)停車制御手段を備えたブレーキ装置にお
いて、排出される流体の通路に作用状態においてはその
通路の流量をアンチスキッド制御等のためのブレーキシ
リンダの圧力制御時より小さく制限する電磁流量制限装
置を設けるとともに、停車制御手段を、電磁弁装置を減
圧状態に切り換えるとともに電磁流量制限装置を作用状
態に切り換えるものとしたものである。
作用 以上のように構成されたブレーキ装置においてブレーキ
シリンダから排出されるブレーキ液の流量は、アンチス
キッド制御等のための圧力制御時にはその圧力制御を行
うに十分な大きさとされ、ゆれ戻り防止制御時にはそれ
に適した小流量とされる。したがって、ゆれ戻り防止制
御時には電磁弁装置が減圧状態に切り換えられたままで
あるが、流体は適量ずつ排出されてブレーキシリンダ圧
力が適正な比率で低下し、車両は僅かな制動距離の伸び
を伴うのみでゆれ戻り少なく停止させられる。
発明の効果 このように本発明に従えば、アンチスキッド制御等の目
的で設けられた電磁弁装置をゆれ戻り防止制御に利用し
てコスト低減を図りながら、電磁弁装置を減圧状態に切
り換えたままの状態でゆれ戻り防止制御を行い得るため
、電磁弁装置を繰返し切り換える従来技術におけるよう
にブレーキシリンダ圧の脈動、車両の振動や騒音の発生
を伴うことなく、車両をゆれ戻り少なく停止させること
ができる。
実施例 以下、本発明をフロントエンジン/リヤドライブ式4輪
自動車の2系統アンチロツク型液圧ブレーキ装置に適用
した場合の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
第1図において10はブレーキペダルであり、ブレーキ
ペダル10の踏込みによりマスクシリンダ12が作動さ
せられる。マスクシリンダ12は互に独立した2個の加
圧室を備えており、ブレーキペダル10の踏込み操作に
基づいてそれぞれの加圧室に同じ高さの液圧を発生させ
る。一方の加圧室に発生した液圧は、ブロポーショニン
グ/バイパスバルブ14を経て主液通路から左右の前輪
16および18にそれぞれ設けられたブレーキのフロン
トホイールシリンダ20.22に供給される。もう一方
の加圧室に発生した液圧は、プロポーショニング/バイ
パスバルブ14を経て主液通路から左右の後輪24およ
び26にそれぞれ設けられたブレーキのりャホイールシ
リンダ2&、30に供給されるようになっている。本ブ
レーキ装置は前後2系統式なのである。なお、プロポー
ショニング/バイパスパルプ14は、フロント系統が正
常である場合には、リヤ系統のブレーキ液圧を比例的に
減圧し、フロント系統失陥時にはマスクシリンダ12か
らのブレーキ液圧をそのままリヤホイールシリンダ28
.30に供給する役割を果たすものである。
マスクシリンダ12とフロントホイールシリンダ20.
22とを接続する主液通路の途中には電磁液圧制御弁3
2.34が設けられている。これら制御弁32.34は
、マスクシリンダ12からのブレーキ液の供給によりフ
ロントホイールシリンダ20.22の液圧を増大させる
増圧状態と、フロントホイールシリンダ20.22から
のブレーキ液の排出によりその液圧を減少させる減圧状
態と、フロントホイールシリンダ20.22をいずれに
も連通させず、液圧を一定の状態に保つ保持状態とに切
換え可能なものであり、電磁弁装置を構成している。ま
た、本実施例においてはマスクシリンダ12が流体圧源
を構成している。
上記主液通路は電磁液圧制御弁32.34が設けられる
ことにより、マスクシリンダ側通路36およびホイール
シリンダ側通路38.40に分かれており、マスクシリ
ンダ側通路36とホイールシリンダ側通路38.40と
の間にはそれぞれ戻り通路42.44が接続されている
。この戻り通路42.44にはそれぞれ、ホイールシリ
ンダ側通路38.40からマスクシリンダ側通路36へ
のブレーキ液の流れは許容するが、逆向きの流れは阻止
する逆止弁46.48が設けられている。
マスクシリンダ側通路36とホイールシリンダ側通路3
8.40との間にはまた、バイパス通路52.54が設
けられている。これらバイパス通路52.54には、そ
れぞれ逆止弁56.58が設けられるとともに常開の電
磁開閉弁60が共通して設けられており、フロントホイ
ールシリンダ20.22にブレーキ液が供給される際、
ブレーキ液は電磁制御弁32.34と電磁開閉弁60と
の両方を経て十分な流量で供給されるようになっている
前記電磁液圧制御弁32.34にはリザーバ通路64.
66を経てリザーバ68が接続されており、電磁液圧制
御弁32.34が図中−香石側の減圧状態に切り換えら
れたとき、フロントホイールシリンダ20.22から排
出されたブレーキ液がリザーバ68に貯えられるように
なっている。
リザーバ通路64.66は、ホイールシリンダ20.2
2から排出されるブレーキ液がアンチスキッド制御のた
めに十分な流量で流れる断面積を有するものとされてい
る。そして、このリザーバ68に貯えられたブレーキ液
は逆止弁を備えたポンプ70により汲み上げられ、ポン
プ通路72を経てマスクシリンダ側通路36に供給され
るようになっている。ポンプ通路72には、ポンプ70
の吐出脈動を軽減するためのダンパ74が接続されると
ともに、マスクシリンダ側通路36からダンパ74ヘブ
レーキ液が逆流することを防止する逆止弁76が設けら
れている。
リザーバ通路66はリザーバ通路64の途中に接続され
ており、リザーバ通路64のその接続部よりリザーバ6
8側の部分には電磁流量制御弁80が設けられ、電磁流
量制限装置を構成している。
この制御弁80は、リザーバ通路64の流れを絞らず、
ホイールシリンダ20.22から排出されるブレーキ液
が十分な流量でリザーバ68に流入することを許容する
非作用状態と、リザーバ通路64の流れを絞り、流量を
非作用状態より小さく制限する作用状態とに切り換わる
ものであり、アンチスキッド制御時にはソレノイドが消
磁されて非作用状態とされるのに対し、停止時のゆれ戻
り防止制御時には励磁されて作用状態とされ、リザーバ
通路66の流量をアンチスキッド制御時より小さく制限
する。
以上、フロント系統について説明したが、リヤ系統もフ
ロント系統と同様である。ただし、リヤホイールシリン
ダ28.30の液圧は共通して制御されるようになって
おり、1個の電磁液圧制御弁84.マスクシリンダ側通
路86.ホイールシリンダ側通路8B、戻り通路90.
逆止弁92゜リザーバ通路94.リザーバ96.ポンプ
98゜ポンプ通路100.ダンパ102.逆止弁104
゜電磁流量制御弁106を備えている。なお、マスクシ
リンダ側通路86からホイールシリンダ側通路88への
ブレーキ液の供給を許容する常開の電磁開閉弁は設けら
れていない。
上記電磁液圧制御弁32.34.84はコントローラ1
10により切換え制御され、車輪16゜18.24.2
6のスリップが適正範囲に保たれるようになっている。
コントローラ110が電Eイ支液圧制御弁32.34,
84.  リザーバ68,96、ポンプ70.98等と
共にアンチスキッド制御を行う液圧制御装置を構成して
いるのである。
コントローラ110は、第2図に示されるように、CP
U (中央処理装置)112.ROM (リードオンリ
メモリ)114.RAM(ランダムアクセスメモリ)1
16およびそれらを接続するバス118を備えている。
バス118には入力インタフェース120が接続され、
その入力インタフェース120には左右前輪16.18
の回転速度をそれぞれ検出する速度センサ122.12
4゜左右後輪24.26の回転速度を検出する速度セン
サ126.ブレーキペダル10の踏込みを検出するブレ
ーキスイッチ128が接続されている。
バス118には更に出力インタフェース130が接続さ
れており、この出力インタフェース130には電磁液圧
制御弁32. 34. 84.電磁開閉弁60.電磁流
量制御弁80,106が接続されている。
CPU112には第一タイマ132.第二タイマ134
が設けられており、RAM116には、F1フラグ13
6.F、フラグ138.Fsフラグ140.車輪速度メ
モリ142.減速度メモリ144、推定車体速度メモリ
146が設けられている。また、ROMI 14には、
第3図にフローチャートで示される車両制動用のメイン
ルーチンおよび第4図にフローチャートで示されるアン
チスキッド制御ならびに停止時のゆれ戻り防止制御用の
ルーチンの他、種々の制御ルーチンを含む制御プログラ
ムが記憶されている。
以下、第3図および第4図に示されるフローチャートに
基づいてアンチスキッド制御ならびに停止時のゆれ戻り
防止制御について説明する。
電源投入時に第3図に示されるメインプログラムのステ
ップSl(以下、Slと略記する。他のステップについ
ても同じ。)において初期設定が行われ、第一タイマ1
32.第二タイマ134゜F1〜F、フラグ136〜1
40等がリセットされる。次いでS2においてブレーキ
スイッチ128がONであるか否かの判定が行われる。
制動が行われていない場合は判定結果はNoであり、S
8において第一タイマ132.第二タイマ134゜F1
〜F、フラグ136〜140のリセット等の終了処理が
行われてプログラムの実行はS2に戻る。
制動が行われている場合にはS2の判定結果はYESと
なり、S3において速度センサ122゜124.126
からの検出信号に基づき、コントローラ110の演算部
において車輪速度■1の演算が行われ、その演算結果が
車輪速度メモリ142に記憶される。続いてS4におい
て車輪減速度Gの演算が行われ、演算結果が減速度メモ
リ144に記憶される。そして、S5において車体推定
速度■、が決定され、メモリ146に記憶された後、S
6において左前輪16のアンチスキッド制御およびゆれ
戻り防止制御が行われる。S7においては他の処理、す
なわち右前輪18のアンチスキッド制御、左右後輪24
.26のアンチスキッド制御ならびにそれらのゆれ戻り
防止制御等が行われる。以下、第4図に示されるフロー
チャートに基づいて左前輪16のアンチスキッド制御な
らびにゆれ戻り防止制御について説明する。
なお、これらの制御は右前輪系統、後輪系統についても
並行的に行われ、F2フラグ138は3個設けられて各
系統を制御するサブルーチン毎にセント リセットされ
るが、F、フラグ136は1個のみであって各サブルー
チンに共通であり、いずれか一つの系統においてF+ 
フラグ136をセットする状況が生じた場合、他の系統
もそれに従うこととなる。また、このプログラムは一定
短時間毎に繰返し実行される。
まず、Sllにおいて車輪速度メモリ142から車輪速
度Viが読み出され、S12において車体推定速度メモ
リ146から推定車体速度(以下、車速と略記する)■
1が読み出される。続いてS13において車速V、がl
Qkm/h以下であるか否かの判定が行われ、大きい場
合には判定結果はNoとなり、314においてF2フラ
グ138がセットされているか否かの判定が行われる。
F2フラグ138は初期設定においてリセットされてお
り、S14が最初に行われる場合の判定結果はNOであ
ってS15が実行される。315においては車輪速度V
iが車速v1からαを引いた速度より小さいか否かの判
定が行われる。小さい場合には、制動力が路面の摩擦係
数に比較して大きく、左前輪16のスリップが過大な状
態になっており、アンチスキッド制御が必要であること
を意味し、S16においてF1フラグ136.F、フラ
グ138がセットされた後、S17においてアンチスキ
ッド制御が行われる。制動開始時には電磁液圧制御弁3
2は第1図に示される増圧状態となっており、S17に
おいてはまず電磁液圧制御弁32が減圧状態に切り換え
られ、フロントホイールシリンダ20の液圧が低下させ
られる。また、電磁流量制御弁80は非作用状態にあり
、フロントホイールシリンダ20から排出されたブレー
キ液は十分な流量でリザーバ68に流入する。
次いで、S18において車速V1が5 km / h以
下であるか否かの判定が行われる。アンチスキッド制御
が開始された当初は車速■、は51u++ / hより
大きいのが普通であり、この判定結果はNoとなり、1
回のサブルーチンの実行が終了する。−旦アンチスキッ
ド制御が開始されれば、次にS14が実行されるとき、
その判定結果はYESとなり、S15.S16はバイパ
スされてS17が実行され、左前輪16のスリップ状態
に応じて適宜の制御が行われる。すなわち、スリップが
過大である場合には電磁液圧制御弁32が減圧状態ある
いは保持状態とされ、スリップが小さくなれば保持状態
あるいは増圧状態に切り換えられるのであり、それによ
りフロントホイールシリンダ20の液圧が適正範囲に制
御され、左前輪16のスリップが適正範囲に保たれる。
このようにアンチスキッド制御が行われている状態で車
速か10km/h以下となった場合にはS13の判定結
果がYESとなるのであるが、S20の判定結果はNo
であり、アンチスキッド制御がm続して行われる。−旦
アンチスキソド制御が開始された場合には、車速が10
に+n/h以下となっても321以下のゆれ戻り防止制
御は行われないのである。なお、F1フラグ136は3
系統のプログラムについて共通であるため、いずれかの
系統においてアンチスキッド制御が行われてF。
フラグ136がセットされた場合には、他の系統におい
てアンチスキッド制御が行われない場合にも320の判
定結果がNOとなり、全部の系統についてゆれ戻り防止
制御は行われない。そして、車速■1が5 km / 
hより小さくなった場合には、ブレーキペダル10が踏
み込まれたままの状態であってもアンチスキッド制御は
不要であるため、318の判定結果がYESとなったと
き、S19においてF1フラグ136.F、フラグ13
8がリセットされてプログラムの実行はメインルーチン
に戻る。
これに対し、車輪速度Viが車速V、からαを引いたも
のより大きい場合には左前輪16のスリップは適正範囲
にあるため、アンチスキッド制御を行う必要はなく、S
15の判定結果はNOとなり、サブルーチンの実行は終
了する。そして、いずれの系統についてもアンチスキッ
ド制御が行われずに車速■1が10km/h以下となっ
た場合に313、S20の判定結果がYESとなり、8
21以下においてゆれ戻り防止制御が行われる。
S21においてはF、フラグ140がONであるか否か
の判定が行われるが、このフラグ140は初期設定にお
いてOFFとされているため判定結果はNoであり、S
22において車速■1が読み出された後、S23におい
て車速■1が5km/h以下であるか否かの判定が行わ
れる。この判定結果がNoである場合にはS24が実行
され、第一タイマ134のカウント数T、が1増加させ
られてプログラムの実行はメインルーチンに戻る。
以下、S23の判定結果がYESとなるまで511−3
13.S20〜S24が繰返し実行される。
車速■1がlQkm/h以下になってから5 km /
 h以下になるまでの時間が第一タイマ132のカウン
ト値として計測されるのである。
車速■1が5 km / h以下になればS25におい
て定数KがT、で除算されて減圧時間T、が算出される
。この定数には電磁液圧制御弁32の減圧特性(例えば
単位時間当たりの減圧量)、電磁流量制御弁80の絞り
量や車両のブレーキ特性等に基づいて、車両をゆれ戻り
少なく停止させ得る減圧時間TAが得られるように決定
されており、車速V、が10km/h以下から5 km
 / h以下ニナルのに要した時間T、に基づいて減圧
時間TAが設定されることにより、減速度に応じたゆれ
戻り防止制御が行われる。車速が5 km / h以下
になるときの減速度が小さいほどT1が大きいのである
が、この場合はホイールシリンダ液圧が小さいため減圧
時間TAが小さく設定されるのである。このように設定
される時間TAで減圧されることにより、その減圧状況
が車両の制動状況に即したものとなって車両は制動距離
の無用な伸長やゆれ戻りを生ずることなく停止させられ
ることとなる。
そして、S26においてF3フラグ140がセントとさ
れた後、S27において第二タイマ136のカウント値
T2が1増加させられた後、828においてカウント値
T、がTA以上であるか否かの判定が行われるが、この
判定結果は当初はNOであり、S29においてゆれ戻り
防止制御が行われる。すなわち、第5図に示されるよう
に減圧指示が出され、電磁液圧制御弁32が減圧状態に
切り換えられるとともに、電磁流量制御弁80のソレノ
イドが励磁され、リザーバ通路64の流量を絞る作用状
態に切り換えられるのであり、この後、プログラムの実
行はメインルーチンに戻る。
そして、次に321が実行されるとき、その判定結果は
YESとなり、322〜S26がバイパスされて327
が実行される。このゆれ戻り防止制御中に制動が解除さ
れることがなく、減圧がTA時間行われれば328の判
定結果がYESとなる。
続いてS30においてT2がT6以上であるか否かの判
定が行われる。T、は、減圧が開始されてから減圧が終
了し、更に液圧保持状態とされた後、増圧状態に転する
までの時間であり、減速度如何によらず一定とされ、R
OMI 14のメモリに記憶されている。S30の判定
結果は当初はNOであり、S31において保持指示が出
され、電磁液圧制御弁32が保持状態に切り換えられる
とともに、電磁流量制御弁80のソレノイドが消磁され
、プログラムの実行はメインルーチンに戻る。
以下、S30の判定結果がYESになるまで511−3
21.S27.S28.S30.S31が繰り返し実行
される。液圧保持が所定の時間為され、S30の判定結
果がYF、SとなればS32において増圧指示が出され
、電磁液圧制御弁32が増圧状態に切り換えられてプロ
グラムの実行はメインルーチンに戻る。
このように本実施例のゆれ戻り防止制御においては減圧
がTA時間継続して行われるのであるが、その際にはリ
ザーバ通路64の流量が絞られているため、フロントホ
イールシリンダ20の液圧が急激に低下して制動距離が
無用に伸びることはな5  いのであり、また、電磁液
圧制御弁32が減圧状態に切り換えられたままであるた
め、液圧は第6図のグラフに示されるように緩やかにか
つ滑らかに低下し、車両はホイールシリンダ液圧の脈動
車両の振動や騒音の発生を伴うことなく、ゆれ戻り少な
く停止させられる。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
速度センサ122.124,126.コントローラ11
0が車速検出手段を構成し、ROM114のS11〜S
13.S20〜S32を記憶する領域、CPU112の
それらステップを実行する部分、タイマ132,134
. フラグ136.138,140.メモリ142,1
46等が停車制御手段を構成しているのである。
なお、上記実施例において電磁流量制御弁80゜106
は、電磁液圧制御弁32,34.84とりf−バ68.
96とを接続するリザーバ通路64゜94に設けられて
いたが、電磁液圧制御弁32゜34.84とホイールシ
リンダ20,22,28゜30とを接続する液通路に設
けてもよい。
また、ホイールシリンダ20.22,28.30から排
出されるブレーキ液の流量を2段階に限らず、多段階あ
るいは連続的に変えるようにしてもよい。それにより制
動状況に応じて流量を選択し、車両をよりゆれ戻り少な
く停止させることが可能となる。
さらに、上記実施例においては、還流型のアンチスキッ
ド装置を備えた液圧ブレーキ装置に本発明を適用した場
合について説明したが、容積式のアンチスキッド装置を
備えた液圧ブレーキ装置や、車輪の回転を抑制すること
により加速スリップ制御を行う装置を備えた液圧ブレー
キ装置にも本発明を適用することができる。
容積式のアンチスキッド装置を備えた液圧ブレーキ装置
においては、制御ピストンがマスクシリンダとは別に設
けられた液圧源からの液圧の供給により駆動され、その
制御ピストンの摺動によりブレーキシリンダに連通した
液圧室の容積が変えられることにより液圧が制御される
のであるが、この場合にも制御ピストンを介して間接的
にではあるが、液圧源からブレーキシリンダに液圧が供
給されるものと考えることができる。また、電磁流量制
限装置は、ブレーキシリンダに直接液圧を供給する液通
路、あるいは制御ピストンに液圧を作用させる液圧室と
液圧源とを接続する液通路のいずれかに設ければよい。
その他、いちいち例示することはしないが、当業者の知
識に基づいて種々の変形、改良を施した態様で本発明を
実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である液圧ブレーキ装置の系
統図である。第2図はその液圧ブレーキ装置を制御する
制御装置の構成を示すブロック図である。第3図および
第4図はその制御装置の主体を成すコントローラのRO
Mに記憶されたプログラムを示すフローチャートである
。第5図はゆれ戻り防止制御時に発せられる制御信号を
示すタイムチャートであり、第6図はブレーキシリンダ
液圧の変化を示すグラフである。 10ニブレーキペダル 12:マスクシリンダ16:左
前輪     18:右前輪 20.227フロントホイールシリンダ24:左後輪 
    26:右後輪 28.30:リヤホイールシリンダ 32.34:電磁液圧制御弁 64.66:リザーバ通路 68:リザーバ70:ポン
プ     80:電磁流量制御弁84:電磁液圧制御
弁 94:リザーバ通路96:リザーバ    98:
ポンプ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 車輪に設けられたブレーキのブレーキシリンダにブレー
    キ操作部材の操作力、操作ストローク等操作量に応じた
    圧力を発生させ、車輪の回転を抑制する流体圧ブレーキ
    系と、 車両の速度を検出する車速検出手段と、 流体圧源からの流体の供給によりブレーキシリンダの圧
    力を増大させる状態と流体の排出によりブレーキシリン
    ダの圧力を減少させる状態とに切換え可能な電磁弁装置
    を有し、アンチスキッド制御、トラクション制御または
    制動効果制御等のためにブレーキシリンダの圧力を自動
    的に制御する流体圧制御手段と、 車両速度が基準値以下になった後、前記電磁弁装置を切
    換え制御し、前記ブレーキシリンダの圧力を低下させて
    停車時のゆれ戻りを低減させる停車制御手段と を備えた車両用ブレーキ装置において、 前記排出される流体の通路に作用状態においてはその通
    路の流量を前記アンチスキッド制御等のためのブレーキ
    シリンダの圧力制御時より小さく制限する電磁流量制限
    装置を設けるとともに、前記停車制御手段を、前記電磁
    弁装置を減圧状態に切り換えるとともに電磁流量制限装
    置を作用状態に切り換えるものとしたことを特徴とする
    車両用ブレーキ装置。
JP31969187A 1987-09-16 1987-12-17 車両用ブレーキ装置 Pending JPH01160765A (ja)

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US07/242,915 US4852950A (en) 1987-09-16 1988-09-12 Vehicle braking system capable of preventing rock-back motion of driver/passenger upon vehicle stopping

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0445466A2 (en) * 1989-12-01 1991-09-11 Wabco Automotive Clayton Dewandre Aftermarket Limited (Wacdal) Anti-lock braking systems

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0445466A2 (en) * 1989-12-01 1991-09-11 Wabco Automotive Clayton Dewandre Aftermarket Limited (Wacdal) Anti-lock braking systems
EP0445466A3 (en) * 1989-12-01 1991-09-18 Wabco Automotive Clayton Dewandre Aftermarket Limited (Wacdal) Anti-lock braking systems

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