JPH01160524A - カテーテル形ファイバスコープ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカテーテル形ファイバスコープに関する。

〔従来の技術とその問題点〕

一般に、血管、気管、卵管、尿管等の細径管に挿入して
、該細径管内又は該細径管に連通連結された各種の臓器
内を観察するカテーテル形ファイバスコープは、イメー
ジガイド及び複数本のライトガイドとがチューブ体に挿
入されてなる光フアイバ本体を有し、該光フアイバ本体
が上記細径管に挿入されるものである。

しかして、上記細径管には分岐管を備え、該分岐管にこ
の光フアイバ本体を挿入しなければならない場合や、先
端対物部からの観察視野を変更しない場合等があり、こ
の場合、光フアイバ本体の先端部を手元操作にて首振り
させていた。そして、この首振りは、該光フアイバ本体
の先端部に、首振り用ワイヤの先端部を固着して、該ワ
イヤを基端部から引張り首を振らせていた。

しかし、ワイヤの先端部を光フアイバ本体の先端部に確
実に固着するのは困難であり、また光フアイバ本体の先
端部の外径が大となったりする等の問題点があった。

そこで、本発明では、簡単かつ確実に首振り用ワイヤの
先端部が、イメージガイドが内装されるチューブ体の先
端部に取付けられ、かつ、チューブ体の先端部の首撮り
操作が確実に行なえるカテーテル形ファイバスコープを
提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明のカテーテル形ファイバスコープは、先端面に対
物レンズが連設されたイメージガイドと首振り用ワイヤ
とが内装されるチューブ体の先端部に、イメージガイド
用金属管と該金属管の外周壁に一体状に連設されたワイ
ヤ用金属管とからなる連結具を内装状に固定し、かつ、
該連結具から所定寸法だけ後退した所定部位にて、上記
ワイヤが挿通されたワイヤガイド用チューブを上記イメ
ージガイドに固定し、さらに、該所定部位から露出させ
たワイヤの先端部を上記連結具のワイヤ用金属管に挿入
固着すると共に、上記イメージガイドの先端部乃至上記
対物レンズを該連結具のイメージガイド用金属管に挿入
固着し、かつ、該連結具と所定部位との間のイメージガ
イド及びワイヤを自由状態としている。

〔作用〕

上述の如く構成すれば、イメージガイドの先端部に首振
り用ワイヤの先端部が添うように固着され、首振り用ワ
イヤを基端側へ引張れば、ワイヤガイド用チューブとイ
メージガイドとがチューブ体に固定される所定部位を中
心に、チューブ体の先端部はイメージガイドに関してワ
イヤと反対方向に揺動することになる。また、ワイヤの
先端部を、該チューブ体の先端部に内装される連結具の
ワイヤ用金属管に挿入固定すれば、該ワイヤの先端部を
、チューブ体及びイメージガイドに取付けることができ
、その取付けは簡単なものである。

〔実施例〕

以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を詳説する。

第３図は本発明に係るカテーテル形ファイバスコープを
示し、このカテーテル形ファイバスコープは、第１図に
示す様に、細径のチューブ体１に、先端面に対物レンズ
２　（第２図参照）が連設されたイメージガイド３と、
複数本のライトガイド４・・・等が内装されてなる光フ
アイバ本体５と、該光フアイバ本体５の基端側に付設さ
れる連結部材６を介して該本体５の基端部に連設される
分岐管７゜８．９と、を備えている。

また、イメージガイド３の基端部は、分岐管７に挿通さ
れて図示省略の接眼部に接続され、ライトガイド４・・
・の各基端部は、分岐管８に挿通され図示省略の光源に
接続される。なお、イメージガイド３は、第５図に示す
様に、コアとクラッドとからなる多数の画素を有するガ
ラス部１０と、該ガラス部１０を被覆する被覆層１０ａ
　と、からなり、また、ライトガイド４は、コアとクラ
ッドとからなる光フアイバ素線と、該光フアイバ素線と
を被覆する被覆層と、からなる。

しかして、チューブ体１は、第４図に示す様に、チュー
ブ体本体１ａと、該本体１ａの先端に連通連結されると
共に該本体１ａより軟質である先端チューブ１ｂと、か
らなる。なお、本体１ａと先端チューブ１ｂとの連結は
、本体１ａの先端外周面に切欠部１７を形成し、該切欠
部１７に先端チューブ１ａの基端部を嵌合させて固着さ
せている。

そして、チューブ体１には、首振り用ワイヤ１４が挿通
され、該ワイヤ１４の操作により、この光フアイバ本体
５の先端対物部１５が第３図の矢印の如く首振りされる
。即ち、このワイヤ１４は、ワイヤガイド用チューブ１
８に挿通され、所定部位（つまり、先端チューブｌｂと
チューブ体本体１ａとの連結部位）より先端側は該チュ
ーブ１８から露出されている。

また、チューブ体１の先端部には、第１図と第２図に示
す様に、連結具１１が内装状に固定されている。即ち、
この連結具１１は、イメージガイド３の先端部乃至対物
レンズ２が挿入固着されるイメージガイド用金属管１２
と、該金属管１２の外周壁１３に一体状として連設され
てワイヤ１４の先端部が挿入固着されるワイヤ用金属管
１６と、からなる。なお、この場合、ワイヤ用金属管１
６は円周等ピンチにて４個配設され、各金属管１６・・
・は溶接等にて、金属管１２に一体状に固着されている
。そして、ライトガイド４・・・の先端部と連結具１１
とは接着剤Ｓにてチューブ体１　（つまり、先端チュー
ブＩｂ）に接着され、該連結具１１はチューブ体１の先
端部に内装状に固定されている。

しかして、ワイヤ用金属管１６・・・は、夫々スリット
部１７．１７を有し、４本のワイヤ１４・・・の先端部
が夫々の金属管１６・・・に挿入されて、該スリット部
１７゜１７を介して該金属管１６とワイヤ１４とがハン
ダ付けされ、ワイヤ１４・・・が連結具１１に固定され
る。なお、この場合、該金属管１６をカシメるも好まし
い。また、対物レンズ２とイメージガイド３の先端部と
は、接着剤Ｓにて連結具１１の金属管１２に接着されて
該連結具１１に固着され、対物レンズ２の基端面とイメ
ージガイド３の先端面とは接着剤Ｓにて接着される。

また、上記所定部位とは、連結具１１から所定寸法だけ
後退した部位であって、この部位にて、ワイヤガイド用
チューブ１８とイメージガイド３とが接着剤Ｓにて固定
されている。本実施例では、両者はさらにチューブ体１
に接着されて固定される。

（本発明においてチューブ体１との固定は好ましい形で
はあるが必須条件ではない。）つまり、連結具１１と所
定部位との間のイメージガイド３、ライトガイド４・・
・及びワイヤ１４は自由状態とされる。

また、４本のワイヤ１４・・・は第３図に示す様に、分
岐管９に挿通され、各ワイヤ１４・・・が夫々基端側へ
引張られるように設定されている。

従って、上述の如く構成されたカテーテル形ファイバス
コープにて、血管、尿管等の細径管内及び該細径管に連
通連結された各種の臓器内を観察するには、イメージガ
イド３の基端部を接眼部に接続すると共にライトガイド
４・・・を光源に接続して、光フアイバ本体５を被観察
部位に達するまで細径管に挿入する。そして、ライトガ
イド４・・・を介して光源からの照明光を、被観察部位
に照射し、□該被観察部位にて反射された画像を、対物
レンズ２を介してイメージガイド３に入光させて、接眼
部に伝送させ、その伝送された画像を接眼部の接眼レン
ズを介して肉眼又はカメラ等にて観察する。

しかして、光フアイバ本体５の挿入方向を変更したり、
観察視野を変更したりする場合、例えば、第１図におけ
る上方のワイヤ１４を第４図に示す様に、基端側（つま
り矢印Ａ方向）に引張れば、ワイヤ１４が挿入されてい
るワイヤガイド用チューブ１８は所定部位にてイメージ
ガイド３とチューブ体１とに固定されると共に、ワイヤ
１４の先端部は、チューブ体１の先端部に固定された連
結具１１に固定され、かつ、連結具１１と所定部位との
間においては、ワイヤ１４はガイド用チェープ１８から
露出すると共に自由状態であり、さらには、この間はイ
メージガイド３及びライトガイド４・・・も自由状態で
あるので、連結具１１と所定部位との間のワイヤ１４は
弓の弦の如くとなり、所定部位を中心に、チューブ体１
の先端部がイメージガイド３に関して該ワイヤ１４と反
対方向に揺動することになり、第６図に示すように該チ
ューブ体１の先端チューブｌｂ　（つまり、先端対物部
）は矢印Ｂの如く上方に首を振る。

即ち、第１図における、下方のワイヤ１４を矢印Ａ方向
に引張れば、チューブ体１の先端部（つまり、先端対物
部１５）は矢印Ｃ方向に首を振る。また、右側のワイヤ
１４を矢印Ａ方向に引張れば、先端対物部１５は矢印り
方向に首を振り、左側のワイヤ１４を矢印Ａ方向に引張
れば、先端対物部１５は矢印Ｅ方向に首を撮ることにな
る。なお、夫々のワイヤ１４の引張力を解除すれば、チ
ューブ体１の弾性力にて元の状態に戻る。

次に、第７図は他の実施例であって、この場合前撮り用
ワイヤ１４はチューブ体１内に１本のみ挿通され、かつ
、該チューブ体１内には、血管等の細径管等にフラッシ
ュ液を注入するためのフラッシュ液用チューブ１９が挿
通されている。つまり、この場合の連結具１１は、イメ
ージガイド用金属管１２と、該金ａ９１２に連設される
１つのワイヤ用金属管１６と、からなる。なお、この実
施例においては、その他の構造は上述の第１図〜第６図
に示す実施例と同様であるのでその説明は省略する。

従って、この場合、ワイヤ１４を基端側へ引張れば、先
端対物部１５は矢印Ｆ方向に首を振る。つまり、一方向
のみ首振りが可能とされている。

また、第８図はさらに別の実施例を示し、この場合、第
７図に示すものと同様、チューブ体１にフラッシュ液用
チューブ１９が挿入され、連結具１１は、第７図に示す
連結具１１のイメージガイド用金属管１２に、連結部材
２０にて他のワイヤ用金属管１６を連結してなるもので
ある。即ち、フラッシュ液用チューブ１９及びイメージ
ガイド用金属管１２に関して反対側に、ワイヤ用金属管
１６が配設されていることになる。

従って、この場合、上方のワイヤ１４を基端側へ引張れ
ば、矢印Ｇ方向に先端対物部１５は首を振り、下方のワ
イヤ１４を基端側へ引張れば、矢印Ｈ方向に先端対物部
１５は首を振る。なお、この場合も、他の構造について
は上述の実施例と同様であるのでその説明を省略する。

なお、本発明は図示の実施例に限定されず、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であり、例えば、チ
ューブ体ｌの先端部にバルーンを付設すると共に、該チ
ューブ体１内に、膨張用流体を該バルーンに導く導入チ
ューブ等を挿入するも、破壊された血栓等を除去するた
めの液吸引管等を挿入するも自由である。

〔発明の効果〕 本発明のカテーテル形ファイバスコープは、首振り用ワ
イヤ１４を基端側へ引張れば、チューブ体１の先端部は
所定部位を中心に、イメージガイド３に関してワイヤ１
４と反対方向に揺動することになり、このファイバスコ
ープの先端対物部１５が首を振ることになり、ファイバ
スコープの挿入方向を変更したり、観察視野方向を変更
したりすることができる。しかも、チューブ体１の先端
部を大径とせずに、ワイヤ１４の先端部を確実にかつ簡
単にチューブ体ｌの先端部に固定することができ、確実
に首振り操作を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す要部拡大横断面図、第
２図は連結具の拡大斜視図、第３図は全体の側面図、第
４図は要部拡大縦断面図、第５図は第４図におけるＸ−
Ｘ線断面図、第６図は首振り状態を示す要部拡大縦断面
図、第７図は他の実施例の要部拡大横断図、第８図はさ
らに別の実施例の要部拡大横断面図である。 １・・・チューブ体、２・・・対物レンズ、３・・・イ
メージガイド、１１・・・連結具、１２・・・イメージ
ガイド用金属管、１３・・・外周壁、１４・・・首振り
ワイヤ、１６・・・ワイヤ用金属管、１８・・・ワイヤ
ガイド用チューブ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、先端面に対物レンズが連設されたイメージガイドと
   首振り用ワイヤとが内装されるチューブ体の先端部に、
   イメージガイド用金属管と該金属管の外周壁に一体状に
   連設されたワイヤ用金属管とからなる連結具を内装状に
   固定し、かつ、該連結具から所定寸法だけ後退した所定
   部位にて、上記ワイヤが挿通されたワイヤガイド用チュ
   ーブを上記イメージガイドに固定し、さらに、該所定部
   位から露出させたワイヤの先端部を上記連結具のワイヤ
   用金属管に挿入固着すると共に、上記イメージガイドの
   先端部乃至上記対物レンズを該連結具のイメージガイド
   用金属管に挿入固着し、かつ、該連結具と所定部位との
   間のイメージガイド及びワイヤを自由状態としたことを
   特徴とするカテーテル形ファイバスコープ。