JPH0116000Y2 - - Google Patents

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JPH0116000Y2
JPH0116000Y2 JP7891080U JP7891080U JPH0116000Y2 JP H0116000 Y2 JPH0116000 Y2 JP H0116000Y2 JP 7891080 U JP7891080 U JP 7891080U JP 7891080 U JP7891080 U JP 7891080U JP H0116000 Y2 JPH0116000 Y2 JP H0116000Y2
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JP
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tank
plate
insulation layer
cold insulation
inner tank
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JP7891080U
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内槽タンクから漏洩、流出した低温
液を外層タンクにて保持できるような二重殻タン
クの底部保冷層の防水構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の二重殻低温タンクは第3図に示されるよ
うに主として外槽底板1と、外層側板6と、保冷
層2と、内槽底板3と、内槽側板5で構成され、
内外層組立完了後内槽だけについて水張試験を行
なつていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、近年タンクの安全性を向上させるた
めに、内槽タンクから漏洩した液を外槽タンクで
保持できる二重殻低温タンクが建設されている。
このようなタンクにおいて、外槽タンクに対し
水張試験を適用する場合、内外槽組立完成後外槽
タンク内に水張りをすると、底部保冷層が含水
し、底部保冷材の断熱性能を低下させ、外部から
の侵入熱を増大させる。その結果、貯蔵物の蒸発
損失が大きくなり、BOG(ボイルオフガス)の発
生が増大する。ここで、BOGとは、常圧におい
て低温である物質(LNG、プロパン等)を常圧
低温状態でタンク等に貯蔵した場合に、大気から
の入熱により発生するベーパをいう。従つて、
BOGをそのまま放置しておくと、タンクの内圧
が著しく上昇したり、安全弁を通してタンク外部
へ洩れたりするなどして、内槽タンクの破壊につ
ながる危険性を有する問題があつた。一方、
BOGを再液化することも可能であるが、再液化
するためには、コンプレツサー等の運転コストが
かさむという問題があつた。
これらの問題を回避するため外槽タンク組立完
了後に外槽タンクの水張試験を行い、続いて内槽
タンク組立完了後に内槽タンクの水張試験を行う
方法がある。しかし、この場合にはタンク建設期
間が長期になり、さらには使用水量が増大すると
いう問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
このような問題点を解決するために、本考案は
外槽タンク液保冷機能を有する二重殻低温タンク
において、外槽底板1上に設けられた底部保冷層
2の内槽底板3で覆われていない部分に保冷層2
の外周下部に取り付けた底部保冷リングプレート
11と内槽底板3及び底部保冷リングプレート1
1より露出している保冷層2の外面に取り付けた
防水リングプレート12とからなる防水プレート
4を取付けた底部保冷層の防水構造を形成するも
のである。
〔作用〕
本考案によれば、内槽底板と内槽側板の下部外
周に底部保冷層を取り囲む防水プレートが形成さ
れるため、該保冷層内への外部からの水分侵入を
防止できるものである。
〔実施例〕
第1図及び第2図は本考案の実施例を示し、外
槽底板1上に外槽側板6を組立し当外槽底板1上
に保冷層2を打設し、当保冷層2上に内槽底板3
を配列し、内槽底板3の外周近くに内槽側板5を
組立てると共に、内槽側板5にアンカープレート
7の上端を固定し、下端を外槽底板1を貫通して
タンク下部基礎14に埋設固定した外槽タンク液
保持機能を有する二重殻低温タンクを形成するも
のである。このようなタンクにおいて、保冷層2
の外周下部に軟鋼板、ステンレス板或はビニール
シート等の底部保冷リングプレート11を取り付
けると共に、内槽底板3及び底部保冷リングプレ
ート11より露出している保冷層2に対し内槽底
板3の外端から底部保冷リングプレート11間に
軟鋼板、ステンレス板或はビニールシート等の防
水リングプレート12を取付けることにより防水
プレート4を形成し、二重殻タンクの底部保冷層
の防水構造を形成したものである。
このように構成されたタンクにおいて、第1図
に示されるように外槽タンクの水張試験のため内
外槽間に水を張つても、底部保冷層は防水構造に
より水分の侵入は全くない。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案によれば底部保冷層に含
水することがないので、保冷材の断熱性能を低下
させることがなく、BOGの発生が増大するとい
う危険な状態を未然に防止できる。
さらに、内槽タンク及び外槽タンクを平行して
建設し、内槽タンク及び外槽タンクについて同時
に水張試験を行うことができるので、タンク建設
期間を短縮できると共に使用水量を減少させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例のタンク全体の断面
図、第2図は要部の拡大断面図、第3図は従来の
二重殻タンク(内槽のみ液を保持する構造)を示
す。 1……外槽底板、2……底部保冷層、3……内
槽底板、4……防水プレート、5……内槽側板、
6……外槽側板、7……アンカープレート、11
……底部保冷リングプレート、12……防水リン
グプレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外槽タンク液保持機能を有する二重殻低温タン
    クにおいて外槽底板1上に設けられた底部保冷層
    2の内槽底板3で覆われていない部分に保冷層2
    の外周下部に取り付けた底部保冷リングプレート
    11と内槽底板3及び底部保冷リングプレート1
    1より露出している保冷層2の外面に取り付けた
    防水リングプレート12とからなる防水プレート
    4取付けたことを特徴とする二重殻タンク底部保
    冷層の防水構造。
JP7891080U 1980-06-06 1980-06-06 Expired JPH0116000Y2 (ja)

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JP7891080U JPH0116000Y2 (ja) 1980-06-06 1980-06-06

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JP7891080U JPH0116000Y2 (ja) 1980-06-06 1980-06-06

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JPS573200U JPS573200U (ja) 1982-01-08
JPH0116000Y2 true JPH0116000Y2 (ja) 1989-05-11

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6019880A (ja) * 1983-07-14 1985-02-01 石川島播磨重工業株式会社 二重殻タンクの建造方法

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JPS573200U (ja) 1982-01-08

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