JPH0115750Y2 - - Google Patents

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JPH0115750Y2
JPH0115750Y2 JP7517884U JP7517884U JPH0115750Y2 JP H0115750 Y2 JPH0115750 Y2 JP H0115750Y2 JP 7517884 U JP7517884 U JP 7517884U JP 7517884 U JP7517884 U JP 7517884U JP H0115750 Y2 JPH0115750 Y2 JP H0115750Y2
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JP
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bucket
excavation
diameter
conical surface
large diameter
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JP7517884U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は大口径アースドリル坑施工に用いられ
る異形ドリリングバケツトに関する。
従来、アースドリル坑は第1図に示すように、
掘削機械1のブーム2から円柱状のドリリングバ
ケツト3を吊り下げ、このバケツト3を第2図に
示すように回転しながら降ろして、第3図に示す
底面の直径位置に設けられた掘削つめ5によりア
ースドリル坑4を掘削し、バケツト3内に掘削さ
れた残土はバケツト3と共に吊り上げ、ダンプ車
荷台に積み込むようにしていた。この吊り上げ高
さHは、ダンプ車の荷台高さによつて決まつてお
り、またドリリングバケツト3の外径とブーム2
の干渉関係によつて決められる。これらの関係か
ら、従来アースドリル坑4の最大掘削口径は、約
1800mmに制約されていた。これに対し、近時、約
2500mmの最大掘削口径が要望されているが、上記
の関係からドリリングバケツト3の外径がブーム
2に干渉し吊り上げ高さHが確保できないという
問題がある。
また、従来の円柱状のドリリングバケツト3で
は、アースドリル坑4とバケツト3の形状が円柱
状で同一なため、削孔中、バケツト3の下方部分
Aに、バキユーム現象が発生し、バケツト3の引
き上げが不可能になるという問題がある。
従つて本考案の目的は、大口径アースドリル坑
を掘削するとともに、バキユーム現象を抑止する
ことのできる異形ドリリングバケツトを提供する
にある。
本考案による異形ドリリングバケツトは、下方
から順に、円錐面と、その円錐面に連続する円柱
面と、その円柱面に連続し円柱面の直径を小径と
するだ円錐面とそのだ円柱面に連続するだ円錐面
とよりなり、前記だ円錐面の大径位置とそれに直
交する前記円錐面の直径位置とにそれぞれ掘削つ
めが配設されている。
従つて、ドリリングバケツトを回転させると、
だ円錐面の大径に等しい大口径のアースドリル坑
を掘削することができ、積込み時は、だ円柱面の
小径部分を建設機械のブームに当設させるように
すれば、必要吊り上げ高さを確保することができ
るとともに、その小径方向をダンプ荷台の幅方向
に合せれば、荷台長さを有効に生かすことができ
る。また、円錐面および円柱面とアースドリル坑
との間の隙間には、だ円錐面の大径部により掘
り。拡げられる部分からの空気が入り込むので、
バキユーム現象の発生を抑止することができる。
また、掘削つめをだ円錐面と円錐面とに直交方向
に配置したので、掘削抵抗を低減することができ
る。また掘削時、円柱面がガイドとなるため、異
形バケツトの回転による偏芯を防止することがで
きる。また、例えば軟かい層の下方に堅い層があ
る場合、一度で大径の坑は掘れないので、従来は
まず小径のバケツトを用いて小径の坑を先行掘り
し、次いで大径のバケツトに取替えてから大径の
坑を掘削するいわゆる2段掘りが採用されてい
た。かかる2段掘りでは芯ずれを生ずるが、異形
バケツトを用いることにより、2段掘りをする必
要が全くない。さらに、2段掘りでは大径のバケ
ツトで掘削作業を行つている場合、先行掘りした
小径の坑に残土が落下し、そのために坑中に充填
されている安定液中にスライムがたまり安定液の
寿命が短くなる。しかるに本考案では小径の円柱
面が残土の落下を防止するので、安定液の寿命が
長くなる。その際、だ円錐面の大径位置の斜度を
約30度にすれば、掘削抵抗を低減でき、かつ排土
時に排土作業が好適に行われる。
なお本考案を実施したドリリングバケツトは、
公知の態様で小径の掘削面が開閉できるようにな
つており、大径のだ円錐面は開閉しない。
本考案の実施に際し、円錐面の底円直径は、約
1800mm、だ円錐面の大径は、約2500mm、だ円錐面
の大径位置の斜度は、約30度にそれぞれ形成する
のが望ましいが、それに限られるものではない。
以下第4図以下の図面を参照して本考案の実施
例を説明する。
第4図および第5図において、この異形ドリリ
ングバケツトの外形は、下方から順に、底円の直
径が約1800mm、斜度6.3度の円錐面すなわち第1
の掘削面6と、その第1の掘削面6に連続する円
柱面すなわちガイド面7と、そのガイド面7に連
続しガイド面7の直径を小径とし、大径が約2500
mm、大径部の斜度が約30度のだ円錐面すなわち第
2の掘削面8と、その第2の掘削面8に連続する
だ円柱面すなわちバケツト面9とよりなつてい
る。そして第2の掘削面8の大径位置Dと、それ
に直交する第1の掘削面6の直径位置すなわち第
2の掘削面8の小径位置Cには、それぞれ、第2
の掘削つめ10,10…と第1の掘削つめ11,
11…が配設されている。これらの掘削つめは、
それぞれ矢印で示す回転方向に刃先が向けられて
おり、掘削した残土は、第2および第1のスリツ
ト12,12および13,13からバケツト内部
に掻き取られるようになつている。なお、バケツ
ト面9およびガイド面7の下部には、第2および
第1の掘削つめと並んで側方掘削つめ14,14
および15,15が設けられている。
以上のように構成されており、ドリリングバケ
ツト3を回転しながら降ろすと、第6図および第
7図に示すように、第1の掘削面6により、直径
約1800mmのガイド坑16が掘削され、そのガイド
坑16が第2の掘削面8により掘り拡げられ、第
2の掘削面8の大径Dに等しい大口径すなわち約
2500mmのアースドリル坑4が掘削れるのである。
そして残土の積込み時は、バケツト面9の小径部
分すなわち約1800mm幅の部分Cを第1図に示すよ
うに、建設機械1のブーム2に当接させるように
すれば、必要吊り上げ高さHを確保することがで
きる。また第8図に示すように、バケツト面9の
小径部分Cの方向を、ダンプ荷台17の幅方向に
合せれば、ダンプ荷台17の幅は通常約2000mmに
設定されているので、バケツト面9の大径部分D
が、約2500mmであつても、ダンプ荷台17に納め
ることができ、残土の積込みができる。また、第
1の掘削面6およびガイド面7とガイド坑16と
の間の隙間Aには、第2の掘削面8によつて掘り
拡げられる部分Eから空気が入り込むので、バキ
ユーム現象の発生が抑止される。また第1および
第2の掘削つめ11および10を直交方向に配置
したので、これを一列に配置したのに比較すれ
ば、掘削抵抗を低減することができる。また第2
の掘削面8の斜度を約30度としたので、掘り拡げ
部分Eを掘削する掘削抵抗を低減することができ
る。また掘削時、ガイド面7がガイドとなるた
め、異形バケツトの回転による偏芯を防止するこ
とができる。また堅い層の場合はいわゆる2段掘
りを行つていたが、その必要がなくなる。
以上説明したように本考案によれば、下から順
に、円錐面と円柱面とだ円錐面とだ円柱面とから
なるドリリングバケツトのだ円錐の大径位置とそ
れに直交する円錐面の直径位置に掘削つめを配設
したので、大口径アースドリル坑が掘削できると
ともに、バキユーム現象を抑止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は従来のドリリングバケツ
トを示し、第1図は積込み時の説明図、第2図は
掘削時の説明図、第3図はバケツト下面図、第4
図は本考案の1実施例を示す側面図、第5図は下
面図、第6図および第7図は掘削時の説明図、第
8図は積込み時の説明図である。 6……第1の掘削面、7……ガイド面、8……
第2の掘削面、9……バケツト面、10……第2
の掘削つめ、11……第1の掘削つめ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下方から順に、円錐面と、その円錐面に連続す
    る円柱面と、その円柱面に連続し円柱面の直径を
    小径とするだ円錐面とそのだ円錐面に連続するだ
    円柱面とよりなり、前記だ円錐面の大径位置とそ
    れに直交する前記円錐面の直径位置とにそれぞれ
    掘削つめが配設されていることを特徴とする異形
    ドリリングバケツト。
JP7517884U 1984-05-24 1984-05-24 異形ドリリングバケツト Granted JPS60190886U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7517884U JPS60190886U (ja) 1984-05-24 1984-05-24 異形ドリリングバケツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7517884U JPS60190886U (ja) 1984-05-24 1984-05-24 異形ドリリングバケツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60190886U JPS60190886U (ja) 1985-12-18
JPH0115750Y2 true JPH0115750Y2 (ja) 1989-05-10

Family

ID=30616157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7517884U Granted JPS60190886U (ja) 1984-05-24 1984-05-24 異形ドリリングバケツト

Country Status (1)

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JP (1) JPS60190886U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996006262A1 (fr) * 1994-08-25 1996-02-29 Kabushiki Kaisha Iseki Kaihatsu Koki Excavateur pour forages verticaux

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996006262A1 (fr) * 1994-08-25 1996-02-29 Kabushiki Kaisha Iseki Kaihatsu Koki Excavateur pour forages verticaux

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JPS60190886U (ja) 1985-12-18

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