JPH01157347A - 無変性無菌ハチミツの製造方法 - Google Patents
無変性無菌ハチミツの製造方法Info
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- JPH01157347A JPH01157347A JP62314922A JP31492287A JPH01157347A JP H01157347 A JPH01157347 A JP H01157347A JP 62314922 A JP62314922 A JP 62314922A JP 31492287 A JP31492287 A JP 31492287A JP H01157347 A JPH01157347 A JP H01157347A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、無変性無菌ノ1チミツの製造方法に関する。
さらに詳しくは、細菌汚染されておらず、そのため乳児
などの細菌による疾患の起因とならない、しかも生化学
的に変性していない無菌ハチミツの製造方法に関する。
などの細菌による疾患の起因とならない、しかも生化学
的に変性していない無菌ハチミツの製造方法に関する。
従来の天然ハチミツの精製法としては、蜂巣より遠心分
離などの方法でえた粗ハチミツを200メツシュ程度の
フィルターで粗ハチミツ中の蜂巣の一部やゴミなどを濾
過することが一般的である。
離などの方法でえた粗ハチミツを200メツシュ程度の
フィルターで粗ハチミツ中の蜂巣の一部やゴミなどを濾
過することが一般的である。
しかしながら、天然ハチミツにはかび、酵母などの真菌
、一般細菌、ボツリヌス菌、サルモネラ菌、ウェルシュ
菌、黄色ブドウ球菌、セレウス菌などの特定細菌による
菌汚染が考えられるが、前記精製法ではこれらの菌を除
去することは不可能である。
、一般細菌、ボツリヌス菌、サルモネラ菌、ウェルシュ
菌、黄色ブドウ球菌、セレウス菌などの特定細菌による
菌汚染が考えられるが、前記精製法ではこれらの菌を除
去することは不可能である。
実際、前記細菌のうちボツリヌス菌は乳児ポツリヌス症
の起因となり、1976年米国で初めて患者が見つかっ
て以来、各国で約650例が確認されている。生後3週
間から8力月の乳児が感染し、発病すると3日以上の便
秘や吸乳力の低下、呼吸困難などを起こす乳児ボツリヌ
ス症患者の約173はボツリヌス菌がハチミツより由来
して体内に入ったものとされている(日経産業新聞、1
987年10月21日;ザ・ランセット、オクト−バー
30(The LANCUT、 0CTOBER3
0) 、934〜935頁(197G) 、ザ・ランセ
ット、シュン17(The LANCET、 JUN
E 17)、1277〜127g頁(1978) ;ジ
ャマ、メイ 2 (JAMA、MAY 2) 、194
6〜1951頁(1977) ;ザ・ジャーナル・オブ
・ビープイアトリクス、(The Journal o
「PEDIATRIC8)、94、No、2.331〜
33B頁(1979) 、およびアニュアル・レビュー
・オ゛ブ・メディスン(Ann、Rev。
の起因となり、1976年米国で初めて患者が見つかっ
て以来、各国で約650例が確認されている。生後3週
間から8力月の乳児が感染し、発病すると3日以上の便
秘や吸乳力の低下、呼吸困難などを起こす乳児ボツリヌ
ス症患者の約173はボツリヌス菌がハチミツより由来
して体内に入ったものとされている(日経産業新聞、1
987年10月21日;ザ・ランセット、オクト−バー
30(The LANCUT、 0CTOBER3
0) 、934〜935頁(197G) 、ザ・ランセ
ット、シュン17(The LANCET、 JUN
E 17)、1277〜127g頁(1978) ;ジ
ャマ、メイ 2 (JAMA、MAY 2) 、194
6〜1951頁(1977) ;ザ・ジャーナル・オブ
・ビープイアトリクス、(The Journal o
「PEDIATRIC8)、94、No、2.331〜
33B頁(1979) 、およびアニュアル・レビュー
・オ゛ブ・メディスン(Ann、Rev。
Mad、) 、31.541〜580頁(1980)参
照)。厚生省では、かかる事態を重くみて、1987年
10月20日に各都道府県に対し、乳児ポツリヌス症の
感染源とみられるハチミツを一歳未満の乳児に与えない
よう通知(食品衛生課長通知、乳児ボツリヌス症の予防
対策について)を行なった。
照)。厚生省では、かかる事態を重くみて、1987年
10月20日に各都道府県に対し、乳児ポツリヌス症の
感染源とみられるハチミツを一歳未満の乳児に与えない
よう通知(食品衛生課長通知、乳児ボツリヌス症の予防
対策について)を行なった。
このように天然ハチミツの病原性特定菌汚染は、社会問
題となっており、その除菌化は取扱い業者にとって責務
となっている。
題となっており、その除菌化は取扱い業者にとって責務
となっている。
ハチミツは主成分が還元糖であるため、加熱殺菌処理を
行なうと容易にフルフラール化合物が生成したり、徐々
に褐変するなどの品質の低下が起こるという問題がある
ので、高温の加熱による殺菌は不可能である。
行なうと容易にフルフラール化合物が生成したり、徐々
に褐変するなどの品質の低下が起こるという問題がある
ので、高温の加熱による殺菌は不可能である。
その他の方法としては、目の細鳴かいフィルターを用い
るフィルター濾過法があげられる。フィルター濾過法と
しては、ハチミツは粘度が高く、そのまま濾過に用いる
ことが難しいため、最近、ハチミツ原液を加水希釈した
のち濾過に供する方法が知られている。しかしながら、
加水希釈するとハチミツは濁り、タンパク質などの不溶
成分が析出し、これを濾過除去すると本来の成分が損わ
れてしまうことになる。また、水分の多い状態を保つと
ハチミツ中の酵素は失活を早めるという問題がある。さ
らに、糖濃度が低下しているため細菌が非常に増殖しや
すく、短時間で変質する可能性が高いなど、ハチミツ本
来の生化学的特性を保つのが難しい。その上、除菌フィ
ルトレージョン後に種々の操作を必要とし濃縮工程への
移送や濃縮前の液体保管工程などがあるので再汚染の可
能性が高いことおよび濾過されたハチミツ液を再濃縮す
る必要があり大掛りな装置が必要であることなどの問題
がある。
るフィルター濾過法があげられる。フィルター濾過法と
しては、ハチミツは粘度が高く、そのまま濾過に用いる
ことが難しいため、最近、ハチミツ原液を加水希釈した
のち濾過に供する方法が知られている。しかしながら、
加水希釈するとハチミツは濁り、タンパク質などの不溶
成分が析出し、これを濾過除去すると本来の成分が損わ
れてしまうことになる。また、水分の多い状態を保つと
ハチミツ中の酵素は失活を早めるという問題がある。さ
らに、糖濃度が低下しているため細菌が非常に増殖しや
すく、短時間で変質する可能性が高いなど、ハチミツ本
来の生化学的特性を保つのが難しい。その上、除菌フィ
ルトレージョン後に種々の操作を必要とし濃縮工程への
移送や濃縮前の液体保管工程などがあるので再汚染の可
能性が高いことおよび濾過されたハチミツ液を再濃縮す
る必要があり大掛りな装置が必要であることなどの問題
がある。
本発明者らは、かかる実情に鑑み、鋭意研究を重ねた結
果、品質の低下を起こすことなく、安全にしかも簡易に
効率よくハチミツを除菌することができる方法を見出し
本発明を完成するに至った〇 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、天然ハチミツを40℃以上70℃以下に加温
後、平均孔径0.6遍以下のフィルターで濾過、除菌す
ること特徴とする無変性無菌ハチミツの製造方法に関す
る。
果、品質の低下を起こすことなく、安全にしかも簡易に
効率よくハチミツを除菌することができる方法を見出し
本発明を完成するに至った〇 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、天然ハチミツを40℃以上70℃以下に加温
後、平均孔径0.6遍以下のフィルターで濾過、除菌す
ること特徴とする無変性無菌ハチミツの製造方法に関す
る。
本発明に用いる天然ハチミツとは国産品、輸入品を問わ
ず「はちみつ類の表示に関する公正競争規約」で定義さ
れた「はちみつ」、「加糖はちみつ」または日本薬局方
「ハチミツ」であればよく、とくに限定されるものでは
ない。
ず「はちみつ類の表示に関する公正競争規約」で定義さ
れた「はちみつ」、「加糖はちみつ」または日本薬局方
「ハチミツ」であればよく、とくに限定されるものでは
ない。
また、天然ハチミツを遠心分離などの方法で精製した粗
ハチミツは天然ハチミツとして本発明でいう天然ハチミ
ツに含まれるものである。
ハチミツは天然ハチミツとして本発明でいう天然ハチミ
ツに含まれるものである。
本発明の濾過、除菌の対象となる菌としては、前記天然
ハチミツを汚染している可能性のあるカビ、酵母などの
真菌、一般細菌、ボツリヌス菌、サルモネラ菌、ウェル
シュ菌、黄色ブドウ球菌、セレウス菌などの特定細菌が
あげられる。
ハチミツを汚染している可能性のあるカビ、酵母などの
真菌、一般細菌、ボツリヌス菌、サルモネラ菌、ウェル
シュ菌、黄色ブドウ球菌、セレウス菌などの特定細菌が
あげられる。
これら菌の大きさを、その短径および長径をもって第1
表に示す。
表に示す。
第 1 表
本発明においては、前記天然ハチミツをフィルターでの
濾過に供する前に、該ハチミツが濾過されやすいように
、加熱して用いる。加熱に用いる装置としては、従来公
知のいかなるものも使用可能である。加熱し、天然ハチ
ミツの温度を上げると該ハチミツの粘度が低下して濾過
が有効に行なわれるようになるが、温度を上げすぎ、そ
の温度が70℃をこえるとフルフラール化合物の生成な
どが起こり変質する。また、その温度が40℃未満であ
ると粘度が高すぎ、濾過が有効に行なわれない。したが
って、本発明に用いる加熱された天然ハチミツの温度は
変質および粘度の点から、40℃以上7(1”c以下で
ある。
濾過に供する前に、該ハチミツが濾過されやすいように
、加熱して用いる。加熱に用いる装置としては、従来公
知のいかなるものも使用可能である。加熱し、天然ハチ
ミツの温度を上げると該ハチミツの粘度が低下して濾過
が有効に行なわれるようになるが、温度を上げすぎ、そ
の温度が70℃をこえるとフルフラール化合物の生成な
どが起こり変質する。また、その温度が40℃未満であ
ると粘度が高すぎ、濾過が有効に行なわれない。したが
って、本発明に用いる加熱された天然ハチミツの温度は
変質および粘度の点から、40℃以上7(1”c以下で
ある。
さらに、50℃から60℃が好ましい。
また、本発明に用いうるフィルターとしては、たとえば
ポリプロピレン繊維を内側から外側に向かって徐々に粗
く巻き付は成形したディプスタイプカートリッジフィル
ター、ポリエステル長繊維を薄膜状にし、ポリプロピレ
ンもしくはポリエステルの不織布と組み合わせてプリー
ツにしたディプスタイプカートリッジフィルター、ポリ
プロピレン繊維を薄膜状にし、不織布と組み合せて、プ
リーツにしたサーフェスタイプカートリッジフィルター
およびPTFE (Polytetraf’ Iuoroethylen
e)の薄膜とポリプロピレンの網目状布と組み合わせて
、プリーツにしたスクリーンタイプカートリッジフィル
ターなどがあげられるが、これらの材質措造およびタイ
プに限定されるものではなく、平均孔径0.6通以下を
有するものであればとくに限定されない。実用面を考慮
すれば、0,2〜0.6道が好ましい。平均孔径が0.
6umより大きければ完全除菌ができないという問題が
ある。ここで平均孔径とはディプスタイプでは捕捉効率
80〜95%の公称孔径を、サーフェスタイプでは捕捉
効率99.99%の公称孔径、またスクリーンタイプで
は捕捉効率100%の公称孔径を意味する。
ポリプロピレン繊維を内側から外側に向かって徐々に粗
く巻き付は成形したディプスタイプカートリッジフィル
ター、ポリエステル長繊維を薄膜状にし、ポリプロピレ
ンもしくはポリエステルの不織布と組み合わせてプリー
ツにしたディプスタイプカートリッジフィルター、ポリ
プロピレン繊維を薄膜状にし、不織布と組み合せて、プ
リーツにしたサーフェスタイプカートリッジフィルター
およびPTFE (Polytetraf’ Iuoroethylen
e)の薄膜とポリプロピレンの網目状布と組み合わせて
、プリーツにしたスクリーンタイプカートリッジフィル
ターなどがあげられるが、これらの材質措造およびタイ
プに限定されるものではなく、平均孔径0.6通以下を
有するものであればとくに限定されない。実用面を考慮
すれば、0,2〜0.6道が好ましい。平均孔径が0.
6umより大きければ完全除菌ができないという問題が
ある。ここで平均孔径とはディプスタイプでは捕捉効率
80〜95%の公称孔径を、サーフェスタイプでは捕捉
効率99.99%の公称孔径、またスクリーンタイプで
は捕捉効率100%の公称孔径を意味する。
このようなフィルターの例としては、たとえばOR,C
NE SCN (品番、ミリポア(旧LLIPORE)
社製)、トーセルTCP 5TOPE、 TCP(品番
、アトバンチツク社製)があげられる。このようなフィ
ルターで40〜70℃に加熱した天然ハチミツの濾過を
通常の方法にしたがって行なえば、第1表に示す菌など
は除去されかつ生化学的に変性されていない無菌ハチミ
ツをうろことができる。
NE SCN (品番、ミリポア(旧LLIPORE)
社製)、トーセルTCP 5TOPE、 TCP(品番
、アトバンチツク社製)があげられる。このようなフィ
ルターで40〜70℃に加熱した天然ハチミツの濾過を
通常の方法にしたがって行なえば、第1表に示す菌など
は除去されかつ生化学的に変性されていない無菌ハチミ
ツをうろことができる。
さらに、前記平均孔径0.6.am以下のフィルターで
濾過、除菌する前に、平均孔径2〜5通のステンレス製
フィルターにケイソウ上を付むさせたフィルターでプレ
濾過することは、ステンレス製フィルターの開口径が周
囲に付着したケイソウ上によりはるかに細かい開口径と
なり、より澄明な濾液をうることができ、それによりつ
いで行なう本濾過に用いるフィルターに対する負担をい
ちじるしく軽減することによって、濾過効率を上げかつ
該フィルターの取換え回数を減少させコストを下げるこ
と、加えてステンレス製フィルターにケイソウ上が付着
した状態は容易に洗浄することができ再生はきわめて容
易でかつ再生したステンレス製フィルターには濾過能力
低下が全くなく半永久的に使用できるということから好
ましい。ここで、ステンレス製フィルターはケイソウ上
の漏出をできる限り少なくすること、また、ある程度の
流速がなければフィルターの周囲にしっかりしたケイソ
ウ土層を形成しにくいという理由で、平均孔径2〜5−
を有するものがよい。また、濾過助剤として用いるケイ
ソウ上は通常フィルトレーションに用いられるようなも
のであればとくに限定されないが、平均孔径2〜51j
Mのステンレス製フィルターに付着させて用いることか
らおよびケイソウ上の漏出をできる限り少なくすること
から粒子径5〜50遍のものが好ましい。前記ステンレ
ス製フィルターへのケイソウ上の付着の方法はとくに制
限されるものではないが、簡易に行なえるという点から
濾過される天然ノ\チミッ 100重量部に対して2〜
IO重二部のつ°イソウ土を混合し、該混合物を通常の
方法にしたがってステンレス製フィルターで濾過してケ
イソウ上を該フィルターに付着させケイソウ土付着ステ
ンレス製フィルターをうる方法が好ましい。
濾過、除菌する前に、平均孔径2〜5通のステンレス製
フィルターにケイソウ上を付むさせたフィルターでプレ
濾過することは、ステンレス製フィルターの開口径が周
囲に付着したケイソウ上によりはるかに細かい開口径と
なり、より澄明な濾液をうることができ、それによりつ
いで行なう本濾過に用いるフィルターに対する負担をい
ちじるしく軽減することによって、濾過効率を上げかつ
該フィルターの取換え回数を減少させコストを下げるこ
と、加えてステンレス製フィルターにケイソウ上が付着
した状態は容易に洗浄することができ再生はきわめて容
易でかつ再生したステンレス製フィルターには濾過能力
低下が全くなく半永久的に使用できるということから好
ましい。ここで、ステンレス製フィルターはケイソウ上
の漏出をできる限り少なくすること、また、ある程度の
流速がなければフィルターの周囲にしっかりしたケイソ
ウ土層を形成しにくいという理由で、平均孔径2〜5−
を有するものがよい。また、濾過助剤として用いるケイ
ソウ上は通常フィルトレーションに用いられるようなも
のであればとくに限定されないが、平均孔径2〜51j
Mのステンレス製フィルターに付着させて用いることか
らおよびケイソウ上の漏出をできる限り少なくすること
から粒子径5〜50遍のものが好ましい。前記ステンレ
ス製フィルターへのケイソウ上の付着の方法はとくに制
限されるものではないが、簡易に行なえるという点から
濾過される天然ノ\チミッ 100重量部に対して2〜
IO重二部のつ°イソウ土を混合し、該混合物を通常の
方法にしたがってステンレス製フィルターで濾過してケ
イソウ上を該フィルターに付着させケイソウ土付着ステ
ンレス製フィルターをうる方法が好ましい。
以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが
、もとより本発明は以下の実施例のみに限定されるもの
ではない。また、第1図に概略図で示す装置は、本発明
の方法を実施するための装置の1例にすぎず、本発明の
方法はその他複数のフィルターを直列または並列に連結
したものなどいかなる濾過系統をもつ装置を用いても実
施できることはいうまでもない。
、もとより本発明は以下の実施例のみに限定されるもの
ではない。また、第1図に概略図で示す装置は、本発明
の方法を実施するための装置の1例にすぎず、本発明の
方法はその他複数のフィルターを直列または並列に連結
したものなどいかなる濾過系統をもつ装置を用いても実
施できることはいうまでもない。
実施例1
第1図に示す本発明の方法を実施するための装置の1例
の概略図に基づいて、本発明の詳細な説明する。
の概略図に基づいて、本発明の詳細な説明する。
第1図においては、加熱装置として加熱器041が装着
され、滅菌された、粗ハチミツ貯槽(1)がステンレス
製管路(転)によりサニタリーポンプ(9)を介して濾
過器(aと連結されている。該濾過器(2)には平均孔
径2−のステンレス製フィルター(5)が装填され、該
濾過器(2は、ステンレス製管路旧)により平均孔径0
.3−の数種類のポリプロピレン繊維を内側から外側に
向って徐々に粗く巻き付けて成形されたディプスタイプ
フィルターであるCRK8(品番、ミリポア社製)(6
)が装填された濾過器(3)と連結され、該濾過器(3
)はステンレス製管路(121により平均孔径0.8J
Jmのポリプロピレン繊維を薄膜状にし、不織布と組み
合わせてプリーツにし濾過面積を大きくしたサーフェス
タイプフィルターであるCNO6(品番、ミリボア社製
)(7)が装填された濾過器(4)と連結され、該濾過
器(4)はステンレス製サニタリー仕様連結管路0′3
により無菌ハチミツ貯槽(8)と連結されている。また
、ハチミツはポンプ(9)により矢印方向に流れる。
され、滅菌された、粗ハチミツ貯槽(1)がステンレス
製管路(転)によりサニタリーポンプ(9)を介して濾
過器(aと連結されている。該濾過器(2)には平均孔
径2−のステンレス製フィルター(5)が装填され、該
濾過器(2は、ステンレス製管路旧)により平均孔径0
.3−の数種類のポリプロピレン繊維を内側から外側に
向って徐々に粗く巻き付けて成形されたディプスタイプ
フィルターであるCRK8(品番、ミリポア社製)(6
)が装填された濾過器(3)と連結され、該濾過器(3
)はステンレス製管路(121により平均孔径0.8J
Jmのポリプロピレン繊維を薄膜状にし、不織布と組み
合わせてプリーツにし濾過面積を大きくしたサーフェス
タイプフィルターであるCNO6(品番、ミリボア社製
)(7)が装填された濾過器(4)と連結され、該濾過
器(4)はステンレス製サニタリー仕様連結管路0′3
により無菌ハチミツ貯槽(8)と連結されている。また
、ハチミツはポンプ(9)により矢印方向に流れる。
まず、粗ハチミツ貯槽(1)に粒径5〜50−のケイソ
ウ土うヂオライト18500 (商品名、昭和化学工業
■製) 130gとオーストラリア産ユーカリ/Xチミ
ツ、遠心分離精製品3.5 kgの混合物を充填し、5
8℃にまで加熱器(14]で加熱したのち、ポンプ(9
)により流速200g/分で濾過器(2)へ流し、ケイ
ソウ土付着ステンレス製フィルターをえ、濾過に供した
。
ウ土うヂオライト18500 (商品名、昭和化学工業
■製) 130gとオーストラリア産ユーカリ/Xチミ
ツ、遠心分離精製品3.5 kgの混合物を充填し、5
8℃にまで加熱器(14]で加熱したのち、ポンプ(9
)により流速200g/分で濾過器(2)へ流し、ケイ
ソウ土付着ステンレス製フィルターをえ、濾過に供した
。
ついで、濾過器(2)で濾過されたハチミツを濾過器(
3)での濾過に供した。
3)での濾過に供した。
さいごに、濾過器(3)で濾過されたハチミツを濾過器
(4)での濾過に洪し、えられたハチミツを無菌ハチミ
ツ貯槽(8)に回収した。
(4)での濾過に洪し、えられたハチミツを無菌ハチミ
ツ貯槽(8)に回収した。
えられたハチミツを用いて衛生試験法(1980年版)
1−4の微生物試験法にしたがって細菌数および真菌数
を測定した。その結果を濾過後(4)として、濾過前の
原料/Xチミツを用いて前記衛生試験法にしたがって測
定した細菌数および真菌数を濾過前としてともに第2表
に示す。
1−4の微生物試験法にしたがって細菌数および真菌数
を測定した。その結果を濾過後(4)として、濾過前の
原料/Xチミツを用いて前記衛生試験法にしたがって測
定した細菌数および真菌数を濾過前としてともに第2表
に示す。
また、参考のために濾過器(2)にて濾過されたハチミ
ツを用いて前記衛生試験法にしたがって細菌数および真
菌数を測定した。
ツを用いて前記衛生試験法にしたがって細菌数および真
菌数を測定した。
その結果を、濾過後(′2Jとして第2表に併記する。
第 2 表
第2表から、最終フィルター(第1図フィルター(7)
)によりすべての細菌および真菌が除去されていること
がわかる。とくに問題となるボツリヌス菌は短径が0.
8〜1.0−であるので完全に除去されている。
)によりすべての細菌および真菌が除去されていること
がわかる。とくに問題となるボツリヌス菌は短径が0.
8〜1.0−であるので完全に除去されている。
また、フィルター効率を知るために、回流された無菌ハ
チミツの回収流速を経時的に測定し、その結果を第2図
に(X)として示す。
チミツの回収流速を経時的に測定し、その結果を第2図
に(X)として示す。
実施例2
第1図において、濾過器(3)および管路Q2)を用い
ず濾過器(2)を管路01)により濾過器(4)と連結
したほかは実施例1と同様にして除菌された無変性無菌
ハチミツをえた。
ず濾過器(2)を管路01)により濾過器(4)と連結
したほかは実施例1と同様にして除菌された無変性無菌
ハチミツをえた。
また、無菌ハチミツの回収流速を経時的に測定し、その
結果を第2図に(Y)として示す。
結果を第2図に(Y)として示す。
実施例3
第1図において、濾過器(2)、管路口)、濾過器(3
)および管路0りを用いず粗・1チミツ貯蔵【aを管路
(10)により濾過器(4)と連結し、かつケイソウ上
を粗ハチミツに混合しなかったほかは実施例1と同様に
して除菌された無変性無菌ハチミツをえた。
)および管路0りを用いず粗・1チミツ貯蔵【aを管路
(10)により濾過器(4)と連結し、かつケイソウ上
を粗ハチミツに混合しなかったほかは実施例1と同様に
して除菌された無変性無菌ハチミツをえた。
また、無菌ハチミツの回収流速を経時的に測定し、その
結果を第2図に(Z)として示す。
結果を第2図に(Z)として示す。
第2図より、ケイソウ上を用いなかった実施例3はフィ
ルター効率が他よりおとり、濾過器を多段に用いた方が
フィルター効率が優れていることがわかる。
ルター効率が他よりおとり、濾過器を多段に用いた方が
フィルター効率が優れていることがわかる。
本発明は、天然ハチミツを品質の低下を起すことなく、
安全にしかも簡易に効率よく除菌化し、生化学的に変性
していない無菌ハチミツとすることができるという効果
を奏する。
安全にしかも簡易に効率よく除菌化し、生化学的に変性
していない無菌ハチミツとすることができるという効果
を奏する。
第1図は実施例1で用いた、本発明の方法を実施するた
めの装置の1例を示す概略図、第2図は実施例1〜3に
おいて回収された、無菌/Xチミツの回収流速と流出経
過時間との関係を示すグラフである。 (図面の主要符号) (5)ニステンレス製フィルター (6):ディブスタイプフィルター (7):サーフエスタイプフィルター 04):加熱器
めの装置の1例を示す概略図、第2図は実施例1〜3に
おいて回収された、無菌/Xチミツの回収流速と流出経
過時間との関係を示すグラフである。 (図面の主要符号) (5)ニステンレス製フィルター (6):ディブスタイプフィルター (7):サーフエスタイプフィルター 04):加熱器
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 天然ハチミツを40℃以上70℃以下に加温後、平
均孔径0.6μm以下のフィルターで濾過、除菌するこ
とを特徴とする無変性無菌ハチミツの製造方法。 2 平均孔径0.6μm以下のフィルターで濾過、除菌
する前に、平均孔径2〜5μmのステンレス製フィルタ
ーにケイソウ土を付着させたフィルターでプレ濾過する
特許請求の範囲第1項記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62314922A JPH01157347A (ja) | 1987-12-12 | 1987-12-12 | 無変性無菌ハチミツの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62314922A JPH01157347A (ja) | 1987-12-12 | 1987-12-12 | 無変性無菌ハチミツの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01157347A true JPH01157347A (ja) | 1989-06-20 |
Family
ID=18059259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62314922A Pending JPH01157347A (ja) | 1987-12-12 | 1987-12-12 | 無変性無菌ハチミツの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01157347A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01240156A (ja) * | 1988-03-18 | 1989-09-25 | Nitto Denko Corp | 清澄蜂蜜の製造方法 |
GB2435391A (en) * | 2006-02-22 | 2007-08-29 | Frome Developments Ltd | Processing liquid honey |
KR100870945B1 (ko) * | 2007-06-28 | 2008-12-01 | 한국식품연구원 | 내열성 미생물이 제거된 꿀의 제균방법 |
CN105852002A (zh) * | 2016-04-15 | 2016-08-17 | 安徽省宿松县刘氏蜂产品有限责任公司 | 一种蜂蜜加工设备 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5832600A (ja) * | 1981-08-18 | 1983-02-25 | Hitachi Zosen Corp | 脱水機 |
-
1987
- 1987-12-12 JP JP62314922A patent/JPH01157347A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5832600A (ja) * | 1981-08-18 | 1983-02-25 | Hitachi Zosen Corp | 脱水機 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01240156A (ja) * | 1988-03-18 | 1989-09-25 | Nitto Denko Corp | 清澄蜂蜜の製造方法 |
GB2435391A (en) * | 2006-02-22 | 2007-08-29 | Frome Developments Ltd | Processing liquid honey |
GB2435391B (en) * | 2006-02-22 | 2010-01-06 | Frome Developments Ltd | A honey processing method |
KR100870945B1 (ko) * | 2007-06-28 | 2008-12-01 | 한국식품연구원 | 내열성 미생물이 제거된 꿀의 제균방법 |
CN105852002A (zh) * | 2016-04-15 | 2016-08-17 | 安徽省宿松县刘氏蜂产品有限责任公司 | 一种蜂蜜加工设备 |
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