JPH0115733B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0115733B2 JPH0115733B2 JP56075980A JP7598081A JPH0115733B2 JP H0115733 B2 JPH0115733 B2 JP H0115733B2 JP 56075980 A JP56075980 A JP 56075980A JP 7598081 A JP7598081 A JP 7598081A JP H0115733 B2 JPH0115733 B2 JP H0115733B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- support
- caliper
- axial direction
- guide pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000013011 mating Effects 0.000 claims 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000005457 optimization Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D55/00—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
- F16D55/02—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members
- F16D55/22—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads
- F16D55/224—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は主に二輪車等の小型車両に適した小型
デイスクブレーキの改良に関するものである。
デイスクブレーキの改良に関するものである。
一般に二輪車等の小型車両に使用される小型デ
イスクブレーキについては、ブレーキ時の発生ト
ルクが比較的小さいことから、装置構成に際して
の強度・剛性に関してはその設計の選択ゆとりが
あるとも言えるが、反面ブレーキ装置の取付面
が、車輪の径方向に延在したフオークに存するの
が普通であるという4輪車等とは異なつた特殊な
側面をもつており、このためにフオークからロー
ターの回転方向に延出した状態で形成・組付けさ
れるブレーキ装置の構成にあたつて種々の問題点
を考慮しなければならないという面もある。例え
ば、この際のブレーキ装置の一つとして提供され
ているピンタイプデイスクブレーキにおいて、キ
ヤリパを摺動可能に支持するガイドピンの滑合部
に対するトルク伝達の負荷を軽減させるべく、サ
ポートをローターを跨ぐような形状に構成して該
サポートにより直接インナー・アウターの摩擦パ
ツドに作用するブレーキトルクを受圧する形式と
した場合には、サポートの構造が複雑化し、鋳物
製のものを使用せざるを得なくなるために重量増
大が避けにくいという問題があつた。
イスクブレーキについては、ブレーキ時の発生ト
ルクが比較的小さいことから、装置構成に際して
の強度・剛性に関してはその設計の選択ゆとりが
あるとも言えるが、反面ブレーキ装置の取付面
が、車輪の径方向に延在したフオークに存するの
が普通であるという4輪車等とは異なつた特殊な
側面をもつており、このためにフオークからロー
ターの回転方向に延出した状態で形成・組付けさ
れるブレーキ装置の構成にあたつて種々の問題点
を考慮しなければならないという面もある。例え
ば、この際のブレーキ装置の一つとして提供され
ているピンタイプデイスクブレーキにおいて、キ
ヤリパを摺動可能に支持するガイドピンの滑合部
に対するトルク伝達の負荷を軽減させるべく、サ
ポートをローターを跨ぐような形状に構成して該
サポートにより直接インナー・アウターの摩擦パ
ツドに作用するブレーキトルクを受圧する形式と
した場合には、サポートの構造が複雑化し、鋳物
製のものを使用せざるを得なくなるために重量増
大が避けにくいという問題があつた。
またガイドピンをサポートに片持固着せしめる
構造とする場合に、小型デイスクブレーキに適し
た構造として、サポートに固着したガイドピンの
自由端にキヤリパの盲孔、ないし貫通孔を滑合さ
せるようにすることが考えられ、このためにはガ
イドピンは、その根本部分にサポートへの螺着固
定のための治具を組付ける六角ナツト部を形成す
るのが普通となるが、この形式ではガイドピンの
滑合摺動面として供する軸長が短くなり、またそ
の摺動面がサポートより離れるために、キヤリパ
支持の荷重バランスが悪くなつてブレーキ時にお
けるガイドピンのねじり等を生じ易く、摩擦パツ
ドの偏摩耗、非ブレーキ時の引き摺りを招き易い
という難点もある。
構造とする場合に、小型デイスクブレーキに適し
た構造として、サポートに固着したガイドピンの
自由端にキヤリパの盲孔、ないし貫通孔を滑合さ
せるようにすることが考えられ、このためにはガ
イドピンは、その根本部分にサポートへの螺着固
定のための治具を組付ける六角ナツト部を形成す
るのが普通となるが、この形式ではガイドピンの
滑合摺動面として供する軸長が短くなり、またそ
の摺動面がサポートより離れるために、キヤリパ
支持の荷重バランスが悪くなつてブレーキ時にお
けるガイドピンのねじり等を生じ易く、摩擦パツ
ドの偏摩耗、非ブレーキ時の引き摺りを招き易い
という難点もある。
本発明は、これら種々の点に鑑み、ブレーキ装
置の軽量化、およびブレーキトルク受圧の安定、
適正化を目的としてなされたものである。即ち、
本発明の第1の目的はこの種の小型デイスクブレ
ーキが適用される小型車両では、そのブレーキト
ルクは比較的小さく、特に車両後進時のブレーキ
トルクは充分小さいことから、前進時の場合はキ
ヤリパを介すことなく主にサポートがブレーキト
ルクを受圧し、他方後進時の場合はブレーキトル
クが小なるため滑合支持部に大きな負荷が作用す
ることはないことから、キヤリパを介してサポー
トがこれを受圧するようにして、サポート形状の
簡略化、重量軽減化を図ることにある。
置の軽量化、およびブレーキトルク受圧の安定、
適正化を目的としてなされたものである。即ち、
本発明の第1の目的はこの種の小型デイスクブレ
ーキが適用される小型車両では、そのブレーキト
ルクは比較的小さく、特に車両後進時のブレーキ
トルクは充分小さいことから、前進時の場合はキ
ヤリパを介すことなく主にサポートがブレーキト
ルクを受圧し、他方後進時の場合はブレーキトル
クが小なるため滑合支持部に大きな負荷が作用す
ることはないことから、キヤリパを介してサポー
トがこれを受圧するようにして、サポート形状の
簡略化、重量軽減化を図ることにある。
また本発明の第2の目的は、ガイドピンをサポ
ートに固定する構成は、サポート貫通先端部の圧
入カシメにて行なうものとして滑合面に供する軸
長を長く、かつサポート側に接近させるようにす
ることにあり、具体的な本発明の要旨は、ロータ
ーの一側方で該ローターの回転面と平行するよう
に配置された平板状のサポートと、サポートのロ
ーター径方向位置でローター軸方向をなすように
該サポートの貫通孔に圧入カシメ固定されたガイ
ドピンと、サポートのローター径内方位置でロー
ター軸方向をなすように該サポートの貫通孔に圧
入カシメ固定されたロツクピンと、ローターを跨
ぐよう配設され、かつ前記一対のピンに滑合する
開口を介してローター軸方向移動可能に設けられ
た油圧シリンダ装置内蔵のキヤリパと、ローター
を挾んで対向配置され、かつキヤリパによりロー
ターに挾圧されるインナー、アウターの摩擦パツ
ドとを備え、これら摩擦パツドはキヤリパに取着
されたパツド支持ピンによりローター軸方向移動
可能に吊持されるよう設けると共に、インナー側
摩擦パツドは一側面がサポートに対向当合して車
両前進時のブレーキトルクを直接サポートに伝え
るよう設け、更にアウター側摩擦パツドは、前記
ガイドピンのローター他側方に延出するよう形成
した延出部にローター軸方向移動可能に貫通嵌合
されるよう設けたことを特徴とする小型デイスク
ブレーキである。
ートに固定する構成は、サポート貫通先端部の圧
入カシメにて行なうものとして滑合面に供する軸
長を長く、かつサポート側に接近させるようにす
ることにあり、具体的な本発明の要旨は、ロータ
ーの一側方で該ローターの回転面と平行するよう
に配置された平板状のサポートと、サポートのロ
ーター径方向位置でローター軸方向をなすように
該サポートの貫通孔に圧入カシメ固定されたガイ
ドピンと、サポートのローター径内方位置でロー
ター軸方向をなすように該サポートの貫通孔に圧
入カシメ固定されたロツクピンと、ローターを跨
ぐよう配設され、かつ前記一対のピンに滑合する
開口を介してローター軸方向移動可能に設けられ
た油圧シリンダ装置内蔵のキヤリパと、ローター
を挾んで対向配置され、かつキヤリパによりロー
ターに挾圧されるインナー、アウターの摩擦パツ
ドとを備え、これら摩擦パツドはキヤリパに取着
されたパツド支持ピンによりローター軸方向移動
可能に吊持されるよう設けると共に、インナー側
摩擦パツドは一側面がサポートに対向当合して車
両前進時のブレーキトルクを直接サポートに伝え
るよう設け、更にアウター側摩擦パツドは、前記
ガイドピンのローター他側方に延出するよう形成
した延出部にローター軸方向移動可能に貫通嵌合
されるよう設けたことを特徴とする小型デイスク
ブレーキである。
以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明
する。
する。
図において1はフオークであり、車輪(図示せ
ず)の軸受け部から径外方から車体固定部の間に
延在固定されている。2は車輪と一体回転(車両
前進時に図の矢印方向に回転:以下特記しない限
り同じ)するローターである。3は、該ローター
2の片側において、径方向に離隔した2位置で締
結ボルト(図示せず)により前記フオーク1に固
定された平板材よりなるサポートであり、ロータ
ー2の径縁部内方位置で、かつローター回転回出
側位置でその回転方向に対して直角をなす側面4
と、この側面4の回転ローターの径縁部外方で、
かつ回出側内側位置に形成されたガイドピン固定
用の貫通孔と、前記側面4からローター径内方側
位置で突出された腕部に形成されたロツクピン固
定用の貫通孔とを有するように設けられている。
ず)の軸受け部から径外方から車体固定部の間に
延在固定されている。2は車輪と一体回転(車両
前進時に図の矢印方向に回転:以下特記しない限
り同じ)するローターである。3は、該ローター
2の片側において、径方向に離隔した2位置で締
結ボルト(図示せず)により前記フオーク1に固
定された平板材よりなるサポートであり、ロータ
ー2の径縁部内方位置で、かつローター回転回出
側位置でその回転方向に対して直角をなす側面4
と、この側面4の回転ローターの径縁部外方で、
かつ回出側内側位置に形成されたガイドピン固定
用の貫通孔と、前記側面4からローター径内方側
位置で突出された腕部に形成されたロツクピン固
定用の貫通孔とを有するように設けられている。
5はガイドピンであり、第2図に示す如くサポ
ートの前記ガイドピン固定用の貫通孔に嵌挿され
てローター2の径外方を横切つて他側方に延出す
る延出部6と、嵌挿位置決めをなすフランジ部7
と、このフランジ部7に続く周溝8と更に後記キ
ヤリパの開口に滑合する摺動部9とを有するよう
に形成され、前記サポートの貫通孔に圧入されて
カシメ固定される。10はロツクピンであり、第
3図に示す如くサポートの前記ロツクピン固定用
の貫通孔に圧入嵌挿されて、その嵌挿先端がロー
ターに面するサポート3の一側面にカシメ固定さ
れるものであり、前記ガイドピンと同様にフラン
ジ部11、周溝12、および摺動部13を備えて
いる。
ートの前記ガイドピン固定用の貫通孔に嵌挿され
てローター2の径外方を横切つて他側方に延出す
る延出部6と、嵌挿位置決めをなすフランジ部7
と、このフランジ部7に続く周溝8と更に後記キ
ヤリパの開口に滑合する摺動部9とを有するよう
に形成され、前記サポートの貫通孔に圧入されて
カシメ固定される。10はロツクピンであり、第
3図に示す如くサポートの前記ロツクピン固定用
の貫通孔に圧入嵌挿されて、その嵌挿先端がロー
ターに面するサポート3の一側面にカシメ固定さ
れるものであり、前記ガイドピンと同様にフラン
ジ部11、周溝12、および摺動部13を備えて
いる。
14はローター3を跨ぐように配設されたキヤ
リパであり、ローター3を挾んで対向する一対の
脚部15,16を備え、その一方の脚部15には
後記インナー側摩擦パツドをローター3に押圧せ
しめる油圧シリンダ装置が内蔵され、他方の脚部
16は、キヤリパ14の摺動に伴い後記アウター
側摩擦パツドをローター3に押圧せしめる反作用
部をなしている。
リパであり、ローター3を挾んで対向する一対の
脚部15,16を備え、その一方の脚部15には
後記インナー側摩擦パツドをローター3に押圧せ
しめる油圧シリンダ装置が内蔵され、他方の脚部
16は、キヤリパ14の摺動に伴い後記アウター
側摩擦パツドをローター3に押圧せしめる反作用
部をなしている。
そしてこのキヤリパ14には、前記ガイドピン
5およびロツクピン10に滑合する一対の開口1
7,18が形成されて、ローター3軸方向摺動可
能に滑合支持されている。
5およびロツクピン10に滑合する一対の開口1
7,18が形成されて、ローター3軸方向摺動可
能に滑合支持されている。
尚、19,20は夫々の開口17,18のロー
ター3とは反対側の開放口を閉塞するキヤツプ、
21,22はキヤリパ14の開口縁からガイドピ
ン5又はロツクピン10の周溝8,12に渡つて
架設された防塵ブーツであり、これらにより滑合
部は外気より封止される。
ター3とは反対側の開放口を閉塞するキヤツプ、
21,22はキヤリパ14の開口縁からガイドピ
ン5又はロツクピン10の周溝8,12に渡つて
架設された防塵ブーツであり、これらにより滑合
部は外気より封止される。
23はキヤリパ14のローター3を跨ぐ鞍部内
側において一対の脚部15,16に渡るよう架設
された1本のパツド支持ピンであり、一端頭部に
対して先端部にクリツプ24が取着されることに
より抜け止めされている。
側において一対の脚部15,16に渡るよう架設
された1本のパツド支持ピンであり、一端頭部に
対して先端部にクリツプ24が取着されることに
より抜け止めされている。
25はインナー側摩擦パツドであり、パツド支
持ピン23により吊持されて、その片側側面(ロ
ーター回転回出側側面)は、前記サポート3のト
ルク受圧用側面4に対向当合され、かつその上端
縁はキヤリパ14の鞍部内面に対向当合するよう
に構成されている。
持ピン23により吊持されて、その片側側面(ロ
ーター回転回出側側面)は、前記サポート3のト
ルク受圧用側面4に対向当合され、かつその上端
縁はキヤリパ14の鞍部内面に対向当合するよう
に構成されている。
またアウター側摩擦パツド26は同様にパツド
支持ピン23により吊持されると共に、その片側
側面(ローター回転回出側側面)から突設された
腕部27の貫通孔が、前記ガイドピン5の延出部
6とローター軸方向摺動可能に嵌合され、かつそ
の上端縁はキヤリパ14の鞍部内面に対向当合す
るように構成されている。尚、28は摩擦パツド
ガタ止め用のパツドクリツプである。
支持ピン23により吊持されると共に、その片側
側面(ローター回転回出側側面)から突設された
腕部27の貫通孔が、前記ガイドピン5の延出部
6とローター軸方向摺動可能に嵌合され、かつそ
の上端縁はキヤリパ14の鞍部内面に対向当合す
るように構成されている。尚、28は摩擦パツド
ガタ止め用のパツドクリツプである。
次ぎにその作動につき述べると、油圧シリンダ
装置の動作によりまずインナー側摩擦パツド25
ローター2に押圧されらると、この反力により、
キヤリパ14はガイドピン5およびロツクピン1
0を介してサポート3に対しインナー側に移動さ
れ、このためアウター側の脚部16がアウター側
摩擦パツド25をローター2に押圧させ、これら
の挾圧によりブレーキトルクを生ずる。
装置の動作によりまずインナー側摩擦パツド25
ローター2に押圧されらると、この反力により、
キヤリパ14はガイドピン5およびロツクピン1
0を介してサポート3に対しインナー側に移動さ
れ、このためアウター側の脚部16がアウター側
摩擦パツド25をローター2に押圧させ、これら
の挾圧によりブレーキトルクを生ずる。
このとき、ブレーキトルクはインナー側では主
にサポート3の側面4にて摩擦パツドから直接該
サポート3に伝えられ、該インナー側摩擦パツド
25に作用する若干の回転力はキヤリパ14にて
受けられる。一方アウター側では、ガイドピン5
の延出部6との嵌合部を介してブレーキトルクは
サポート3に伝えられ、インナー側と同様に若干
の回転力はキヤリパ14にて受けられる。
にサポート3の側面4にて摩擦パツドから直接該
サポート3に伝えられ、該インナー側摩擦パツド
25に作用する若干の回転力はキヤリパ14にて
受けられる。一方アウター側では、ガイドピン5
の延出部6との嵌合部を介してブレーキトルクは
サポート3に伝えられ、インナー側と同様に若干
の回転力はキヤリパ14にて受けられる。
また車両後進時のブレーキトルクは図の矢印に
示すローターの回転方向は反対となり、したがつ
て特にインナー側のブレーキトルクは全てキヤリ
パ14を介し、ガイドピン5およびロツクピン1
0と開口17,18の滑合部分を経てサポート3
に伝えられることになるが、この車両後進時のブ
レーキトルクは既述の如く比較的小なるため、滑
合部に作用する負荷も小さいために殆んど問題と
なることはない。
示すローターの回転方向は反対となり、したがつ
て特にインナー側のブレーキトルクは全てキヤリ
パ14を介し、ガイドピン5およびロツクピン1
0と開口17,18の滑合部分を経てサポート3
に伝えられることになるが、この車両後進時のブ
レーキトルクは既述の如く比較的小なるため、滑
合部に作用する負荷も小さいために殆んど問題と
なることはない。
以上のような構成によれば、デイスクブレーキ
のブレーキトルク受圧に関して各構成部分への部
分的な負荷集中はなく、しかもサポート構造は平
板材のプレスのみによつて極めて簡易に形成でき
ることから小型化、重量軽減並びに加工工数の低
減の上で有効なものとなり、更にまたガイドピン
およびロツクピンをサポートに対して圧入カシメ
にて固定させているために夫々の摺動部の長さを
大きくかつサポートに接近して構成することが可
能となり、キヤリパ支持のための荷重バランスも
良好となつて、キヤリパ摺動方向の安定、摩擦パ
ツドの偏摩耗の防止等の効果は有効に図れるもの
となつた。
のブレーキトルク受圧に関して各構成部分への部
分的な負荷集中はなく、しかもサポート構造は平
板材のプレスのみによつて極めて簡易に形成でき
ることから小型化、重量軽減並びに加工工数の低
減の上で有効なものとなり、更にまたガイドピン
およびロツクピンをサポートに対して圧入カシメ
にて固定させているために夫々の摺動部の長さを
大きくかつサポートに接近して構成することが可
能となり、キヤリパ支持のための荷重バランスも
良好となつて、キヤリパ摺動方向の安定、摩擦パ
ツドの偏摩耗の防止等の効果は有効に図れるもの
となつた。
図面は本発明の一実施例を示す小型デイスクブ
レーキを示すものであり、第1図は正面図、第2
図は一部断面を含む平面図、第3図は側断面図、
第4図は背面図である。 1……フオーク、2……ローター、3……サポ
ート、4……側面、5……ガイドピン、6……延
出部、7……フランジ部、8……周溝、9……摺
動部、10……ロツクピン、11……フランジ
部、12……周溝、13……摺動部、14……キ
ヤリパ、15,16……脚部、17,18……開
口、19,20……キヤツプ、21,22……ブ
ーツ、23……パツド支持ピン、24……クリツ
プ、25……インナー側摩擦パツド、26……ア
ウター側摩擦パツド、27……腕部、28……パ
ツドクリツプ。
レーキを示すものであり、第1図は正面図、第2
図は一部断面を含む平面図、第3図は側断面図、
第4図は背面図である。 1……フオーク、2……ローター、3……サポ
ート、4……側面、5……ガイドピン、6……延
出部、7……フランジ部、8……周溝、9……摺
動部、10……ロツクピン、11……フランジ
部、12……周溝、13……摺動部、14……キ
ヤリパ、15,16……脚部、17,18……開
口、19,20……キヤツプ、21,22……ブ
ーツ、23……パツド支持ピン、24……クリツ
プ、25……インナー側摩擦パツド、26……ア
ウター側摩擦パツド、27……腕部、28……パ
ツドクリツプ。
Claims (1)
- 1 ローターの一側方で該ローターの回転面と平
行するように配設された平板状のサポートと、サ
ポートのローター径外方位置でローター軸方向を
なすように該サポートの貫通孔に圧入カシメ固定
されたガイドピンと、サポートのローター径内方
位置でローター軸方向をなすように該サポートの
貫通孔に圧入カシメ固定されたロツクピンと、ロ
ーターを跨ぐよう配設され、かつ前記一対のピン
に滑合する開口を介してローター軸方向移動可能
に設けられた油圧シリンダ装置内蔵のキヤリパ
と、ローターを挾んで対向配置され、かつキヤリ
パによりローターに挾圧されるインナー、アウタ
ーの摩擦パツドとを備え、これら摩擦パツドはキ
ヤリパに取着されたパツド支持ピンによりロータ
ー軸方向移動可能に吊持されるよう設けると共
に、インナー側摩擦パツドは一側面がサポートに
対向当合して車両前進時のブレーキトルクを直接
サポートに伝えるよう設け、更にアウター側摩擦
パツドは、前記ガイドピンのローター他側方に延
出するよう形成した延出部にローター軸方向移動
可能に貫通嵌合されるよう設けたことを特徴とす
る小型デイスクブレーキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56075980A JPS57190133A (en) | 1981-05-20 | 1981-05-20 | Small-sized disc brake |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56075980A JPS57190133A (en) | 1981-05-20 | 1981-05-20 | Small-sized disc brake |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57190133A JPS57190133A (en) | 1982-11-22 |
JPH0115733B2 true JPH0115733B2 (ja) | 1989-03-20 |
Family
ID=13591908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56075980A Granted JPS57190133A (en) | 1981-05-20 | 1981-05-20 | Small-sized disc brake |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57190133A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19508034A1 (de) * | 1995-03-07 | 1996-09-12 | Knorr Bremse Systeme | Scheibenbremse für Fahrzeuge, insbesondere Schienenfahrzeuge |
JP3630655B2 (ja) * | 2001-10-22 | 2005-03-16 | 日信工業株式会社 | バーハンドル車両用ディスクブレーキ |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53129777A (en) * | 1977-04-19 | 1978-11-13 | Nisshin Kogyo Kk | Disc brake for vehicle |
JPS53131267A (en) * | 1978-04-28 | 1978-11-15 | Hitachi Ltd | Fixing method |
JPS54137572A (en) * | 1978-04-15 | 1979-10-25 | Tokico Ltd | Disc brake |
JPS5547022A (en) * | 1978-09-28 | 1980-04-02 | Aisin Seiki Co Ltd | Disc brake |
JPS55152930A (en) * | 1979-05-11 | 1980-11-28 | Yamaha Motor Co Ltd | Disc brake |
JPS567130B2 (ja) * | 1975-05-27 | 1981-02-16 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1981
- 1981-05-20 JP JP56075980A patent/JPS57190133A/ja active Granted
Patent Citations (6)
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57190133A (en) | 1982-11-22 |
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