JPH01156396A - 燃料油及び燃料油添加剤 - Google Patents

燃料油及び燃料油添加剤

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JPH01156396A
JPH01156396A JP31406787A JP31406787A JPH01156396A JP H01156396 A JPH01156396 A JP H01156396A JP 31406787 A JP31406787 A JP 31406787A JP 31406787 A JP31406787 A JP 31406787A JP H01156396 A JPH01156396 A JP H01156396A
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JP
Japan
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fuel oil
extract
petroleum
family
extraction
Prior art date
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Application number
JP31406787A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Ikeda
邦彦 池田
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Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Mining Co Ltd
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Publication date
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  • Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、燃料油、特には、石油ストーブ用の灯油及び
その添加剤に係るもので、石油ストーブの点火時及び消
火時に石油特有の悪臭の発生を抑制した燃料油及び悪臭
発生の抑制作用を有する燃料油添加剤に関する。
[従来の技術] 石油系燃料油は、その燃焼直前及び燃焼停止直後に特有
な悪臭を発生し、特に、石油ストーブにおいては、室内
の空気がこれにより汚染され居住者に著しい不快感を与
える欠点を有している。このため、各種のマスキング剤
や消臭剤が提案されている。
また、ツバキ科又はクスノキ科植物の生葉又はその乾燥
葉のアルコール系、ケトン系の有機溶剤、水、あるいは
これらの混合溶剤による抽出物は、消臭及び脱臭能を有
することが知られている(特公昭58−18098号参
照)。
[発明が解決しようとする問題点コ しかし、上記マスキング剤や消臭剤は、未だ十分にその
効果を発揮するものがない。また、上記ツバキ科又はク
スノキ科植物から抽出された抽出物については、燃料の
燃焼直前及び燃焼停止直後に発生する特有な悪臭を消す
能力を有することは知られていなかった。
本発明者はかかる問題を解消するために、鋭意研究を進
めた結果、ツバキ科又はクスノキ科植物から抽出された
抽出物を燃料油に添加することにより、燃焼直前及び燃
焼停止直後に発生する特有な悪臭が抑制されることを見
い出した。
本発明は、かかる知見に基づきなされたもので、本発明
の目的は、燃料油の燃焼直前及び燃焼停止直後の特有な
悪臭の発生を抑制した燃料油及び悪臭発生の抑制作用を
有する燃料油添加剤を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、石油系燃料油にツバキ科又はクスノキ科植物
の抽出物を含有させたことからなり、特に、好ましくは
、前記ツバキ科又はクスノキ科植物の抽出物が、ツバキ
科又はクスノキ科植物の生葉もしくは乾燥葉を燃料油で
抽出したものからなる燃料油である。
本発明は、さらに、ツバキ科又はクスノキ科植物の生葉
もしくは乾燥葉を燃料油で抽出した抽出物を含有するこ
とからなる燃料油添加剤をも包含するものである。
尚、本発明に云う石油系燃料油とは、ガソリン、灯油、
軽油又は重油等はもちろん、原油から分離、精製された
燃料油全てを包含するものである。
[実施例コ 皿番方迭 本発明において上記ツバキ科又はクスノキ科の植物は、
茶、山茶花、椿、サカキ、ヒサカキ等のツバキ科植物、
又は、月桂樹、肉桂、クスノキ等のクスノキ科植物を、
生葉のまま、または生葉をそのままあるいは蒸す等の加
工をした後に乾燥させた乾燥葉の形で用いることが、好
適である。
一方、抽出溶剤としては、ガソリン、灯油、軽油又は重
油等の燃料油、その他アルコール系、ケトン系の有機溶
剤、水、あるいはこれらの混合溶剤を用いることができ
る。この場合、石油系燃料油は、添加する燃料油と同等
のものを用いることが、燃料油の規格を満たすのが容易
になるため好ましいが、まったく別の油種でも良いこと
は云うまでもない。尚、前記アルコール系、ケトン系の
有機溶剤、水、あるいはこれらの混合溶剤等で抽出した
抽出物は、石油系燃料に溶解しない成分を含有するため
、特には、石油系燃料油を用いて抽出することが好まし
い。
また、この抽出は、80℃以上で、抽出溶剤の還流下に
行うことが効率が良く、6〜20時間程時間量すれば十
分である。この場合、攪拌混合下に抽出すれば、さらに
効率良く、低コストで抽出できる。さらに抽出溶剤と上
記植物の量比は、当該植物が生葉であるか乾燥葉である
か、また溶剤の種類により異なるが、おおよそ溶剤1容
量部に対し5〜20重量%の範囲で適宜選定すればよい
抽出後は、濾過またはデカンテーション等により当該植
物を除き、所望により、活性炭等を用いて脱色さらには
抽出溶剤の留去等により濃縮して用いられる。
一4= 男1し1人 上記抽出物は、石油系燃料油を用いて抽出した場合は、
そのまま燃料として用いることができるが、一般には、
抽出物の濃度が高く、経済的ではない。従って、他の燃
料油に添加、希釈して用いることが好ましい。
この抽出物の希釈量等は、抽出条件、濃縮操作等により
濃度が異るので、−概には定めることができないが、燃
料油中に当該抽出物が乾燥重量換算で0.0001〜0
.1重量%含有するようにすることが好ましい。0.0
001重量%以下であると消臭の効果が十分発揮できず
、また、0.1重量%以上としてもその消臭効果に顕著
な向上を認められず、経済的でないという理由からであ
る。
尚、抽出物が、上記アルコール系、ケトン系の有機溶剤
あるいは水系の溶剤で抽出したものは、燃料油に溶解し
ない成分を一部含んでおる。
このため、これらの抽出物については、当該抽出物と燃
料油とを接触、攪拌し、燃料油に溶解する成分のみを燃
料油に分配、移行させる方法が好ましく、この方法で極
めて良い消臭効果が得られる。
一方、燃料油添加剤においては、石油系燃料油を用いて
上記抽出条件で抽出した抽出液をそのまま用いても良い
が、抽出物の濃度は高ければ高いほど、燃料油に添加す
る量を減らすことができ、また運搬等も容易となり好ま
しい。このため、燃料油添加剤としては、燃料油を用い
て抽出した液から、当該燃料油を留去し、濃縮あるいは
乾固したものが好ましい。
(実施例1) 茶樹の乾燥葉(通常の飲用に用いられているお茶の葉)
550重量部に対し95容量%のエチルアルコール液4
950容量部を抽出器に仕込み、80°Cの温度で8時
間加熱、抽出した。
この抽出液より原料残渣を0去し、精製水及びエチルア
ルコールにより抽出物の濃度を調整して、活性炭で脱色
し、抽出物が乾燥重量換算で2重量%、エチルアルコー
ル60重量%及び水38重量%の液を得た。
この抽出液を白灯油に対して0.1.0.5.1.0.
5.0.10容量%それぞれ加えて、30分間接触、攪
拌させ、24時間静置後、抽出物が移行、含有された白
灯油を分離した。
次に、この分離後の白灯油の燃焼前の臭い及びこの白灯
油を照明用のランプで燃焼、消火を繰返した際の芯付近
の臭いについて20人のパネラ−により官能試験を行っ
た。官能試験は、処理灯油の1又は2種と未処理白灯油
とを1組として、臭いの最も弱いサンプルを選択する方
法で行った。
この燃焼前の白灯油についての結果を第1表に、燃焼消
火時の結果を第2表に、それぞれ示した。
(以下余白) 第1表 第2表 (実施例2) 実施例1と同様の茶樹の乾燥葉57gを円筒濾紙にいれ
、ソックスレー抽出器を用い、白灯油520m1で抽出
した。抽出は、フラスコ中の白灯油の温度を220℃の
温度に保持し、3時間行った。この抽出液中に微量含ま
れる浮遊物を除去するために活性炭で処理して、抽出液
を得た。この抽出液中には、抽出物が乾燥重量換算で0
.4重量%含まれていた。
この抽出灯油を白灯油にそれぞれ0.1.0゜5.1.
0.5.0.10容量%添加し、パネラ−20人による
官能試験を行った。官能試験は、実施権者例1と同様な
方法により行った。第3表に燃焼前の臭いの結果を、第
4表に燃焼、消火を繰返した際の結果を示した。
(以下余白) 第3表 第4表 以上の結果から、本発明の抽出物が、燃料油自身の臭い
及び燃焼直前及び燃焼停止直後の特有な悪臭発生を抑制
する効果を有することば明らかである。
[発明の効果コ 以上のような本発明は、石油系燃料油にツノ<キ科又は
クスノキ科植物の抽出物を含有させるようにしたため、
燃料油自身の臭いは勿論、燃焼直前及び燃焼停止直後の
特有な悪臭の発生をも抑制できるという格別の効果を奏
するものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)石油系燃料油にツバキ科又はクスノキ科植物の抽
    出物を含有させたことを特徴とする燃料油。
  2. (2)ツバキ科又はクスノキ科植物の抽出物が、ツバキ
    科又はクスノキ科植物の生葉もしくは乾燥葉を石油系燃
    料油で抽出したものであることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の燃料油。
  3. (3)ツバキ科又はクスノキ科植物の生葉もしくは乾燥
    葉を石油系燃料油で抽出した抽出物を含有することを特
    徴とする燃料油添加剤。
JP31406787A 1987-12-14 1987-12-14 燃料油及び燃料油添加剤 Pending JPH01156396A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2522621A (en) * 2014-01-29 2015-08-05 Rosario Rocco Tulino Formulation of a new diesel fuel suitable for diesel engines
KR20210085644A (ko) * 2019-12-31 2021-07-08 주식회사 디에이티신소재 액체 연료의 연소 효율을 향상시키기 위한 연료첨가제 및 그 제조방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2522621A (en) * 2014-01-29 2015-08-05 Rosario Rocco Tulino Formulation of a new diesel fuel suitable for diesel engines
GB2522621B (en) * 2014-01-29 2016-01-06 Rosario Rocco Tulino Formulation of a new diesel fuel suitable for diesel engines
KR20210085644A (ko) * 2019-12-31 2021-07-08 주식회사 디에이티신소재 액체 연료의 연소 효율을 향상시키기 위한 연료첨가제 및 그 제조방법

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