JPH01155253A - 複素磁気共鳴スペクトルの位相修正方法及び複素磁気共鳴スペクトル決定装置 - Google Patents

複素磁気共鳴スペクトルの位相修正方法及び複素磁気共鳴スペクトル決定装置

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JPH01155253A
JPH01155253A JP63284035A JP28403588A JPH01155253A JP H01155253 A JPH01155253 A JP H01155253A JP 63284035 A JP63284035 A JP 63284035A JP 28403588 A JP28403588 A JP 28403588A JP H01155253 A JPH01155253 A JP H01155253A
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JP
Japan
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spectrum
phase
complex
magnetic resonance
model
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Application number
JP63284035A
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English (en)
Inventor
Vaals Johannes J Van
ヨハネス・ヤコブス・ファン・ファールス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Gloeilampenfabrieken NV
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
    • G01R33/46NMR spectroscopy
    • G01R33/4625Processing of acquired signals, e.g. elimination of phase errors, baseline fitting, chemometric analysis

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、定常一様磁場に配置した検体において高周波
電磁パルスによって発生した少なくとも1つの共鳴信号
のサンプル値からフーリエ変換を用いて、得られた複素
磁気共鳴スペクトルの位相を修正する方法であって、得
られた磁気共鳴スペクトルによって複素磁気共鳴スペク
トルのモデルを形成し、該モデルに基づいて位相を修正
する複素磁気共鳴スペクトルの位相修正方法に関する。
また本発明は、検体の少なくとも一部の複素磁気共鳴ス
ペクトルを決定するため、定常磁場発生手段と、定常一
様磁場に磁場傾斜を供給する手段と、検体において共鳴
信号を発生させるため高周波電磁パルスを送信する手段
と、発生した共鳴信号を受信及び検出する手段と、検出
された共鳴信号からサンプル値を発生する手段と、フー
リエ変換を用いてサンプル値から複素磁気共鳴スペクト
、  ルを決定するようプログラムされた手段とを具え
、該プログラムされた手段が複素磁気共鳴スペクトルを
決定するためにも好適である複素磁気共鳴スペクトル決
定装置に関する。
この種の方法はJ、 Daubenfeld他による論
文”Journal of Magnetic Re5
onance”I Vol、62+pp、 195〜2
08.1985から既知である。前記論文には位相誤差
を含む複素磁気共鳴スペクトルに対する自動位相修正が
記載されている。位相誤差は特に、検出器の誤調整と、
理想的ではないアンチ・エイリアシーングフィルタの如
き機器の欠陥と、高周波電磁パルスの供給後磁気共鳴信
号(FID信号)の信号サンプリング開始前に要求され
る待機期間によって起る。サンプル値から得られる複素
スペクトルでは位相誤差は周波数非依存(零次)及び周
波数依存(高次)位相誤差として起る。前記論文には、
自動位相修正により位相誤差を含む複素磁気共鳴スペク
トルから吸収成分を再生する方法が提案されている0位
相曲線に対する校正は3つの基準線の位相から決定する
のが好適である。
基準線の位相が既知であるとき3基準線の場合には、こ
れに最小自乗基準により2次位相多項式(校正曲線)が
適用される。その場合位相多項式の係数が規定されるの
で、スペクトルは恵方式で修正される。吸収成分は修正
されたスペクトルから決定できる(前記論文の199頁
の式6参照)。
基準線の位相は信号の波形のパラメータモデルに基づい
て決定される。このモデルは信号振幅、共振周波数、2
分の1振幅における線幅、実際(未知)の位相及び(未
知の)実際の位相の近似位相の間の差分角度の如き共鳴
線に関する多数のパラメータを含む。最小自乗最適化手
順を用いると、モデルは複素磁気共鳴スペクトルの(測
定された)データ点に適応する。近似位相は、例えば、
最小差分角度に到達するまで変化する。そして近似位相
は基準線に対する位相として使用される。上記手順は各
基準線に対して繰返される。前記論文に記載された方法
は、モデルパラメータを正確に決定する必要があるとい
う欠点を有する。スペクトルが基準線として使用できる
良好に規定された共鳴線を含まないならば(共鳴線が良
好に規定されない場合にはモデルパラメータを適切な精
度で決定できない)、検体に基準として作用できる物質
を付加してスペクトルにおいて急峻な共鳴ピークをルせ
しめるようにする必要がある。前記論文においては、例
えば、基準物質TMS CCL、及びcs2を付加した
油のスペクトルを測定し、この添加によりスペクトルの
重要でない部分における良好に規定された共鳴線を発生
させるようにしている。
本発明の目的は上記欠点を有しない方法を提供するにあ
る。
かかる目的を達成するため本発明方法は、該モデルをモ
ジュラススペクトル又はパワースペクトルの少なくとも
1つのピークによって形成し、該モジュラススペクトル
又はパワースペクトルを複素磁気共鳴スペクトルから決
定し、複素スペクトルにおいて延在する廟波数依存位相
関数の係数を決定するため、複素スペクトルの縁部の位
相が所定基準に従う該モデルの縁部における位相に近似
するまで所定位相推移をステップ方式で該モデルに付与
し、然る後複素スペクトルの位相を、決定された周波数
依存位相関数によって修正することを特徴とする。周波
数領域におけるすべてのデータ点の位相は周波数依存位
相関数によって修正できる(点毎の修正)。周波数依存
位相関数はピーク位置及びピーク位置の位相からの加重
された位相に従うピーク位置の外側の位相を修正するの
にも好適である。ピーク位置の外側における周波数に対
するピークの寄与の度合はモデルに基づいて決定され、
この寄与は加重された位相に対する加重係数を決定する
のに使用される。特に、スペクトルが極めて強いピーク
、例えば、プロトンスペクトルにおける水のピークを含
む場合には、かかる若干改善された修正を用いる必要が
ある。測定された複素磁気共鳴スペクトルからは、例え
ば、雑音から充分弁別できるモジュラス又はパワースペ
クトルにおけるピークのみ使用される。それからモデル
を形成するためピークパラメータが決定される。位相誤
差によって擾乱されないスペクトルに対応するモデルが
形成される(理想モデル)。
モデルの位相は所定ステップにて変化させ、スペクトル
の縁部では(例えば、最小自乗最適手順を用いて)周波
数依存位相関数に適合させ、シミュレートされた位相誤
差ができるだけ良好に実際の位相誤差に適応するように
する。本発明方法は、共振線がスペクトルの縁部におい
て生じない場合、縁部における位相がスペクトルの正確
なシミュレーションに実際上依存しないことを認識し、
これを基礎として為したものである。従って本発明では
、モジュールの形成の基礎となるスペクトルにつき厳し
い要件を課する必要がなくなる。共鳴ピークのパラメー
タは極めて正確には決定する必要がなく、スペクトルに
おいてオーバーラツプするピークが生じてもよい。スペ
クトルにおいて急峻なピークが生じない場合には、正確
なモデリングを達成するため基準物質を添加する必要は
依然ない、一般に検出に当り帯域幅を信号帯域幅(対象
スペクトル)より若干大きく選定して、共鳴ピークのな
いスペクトルにおける縁部を得るようにする必要がある
。これにより、縁部を含むオーバーサンプリングが起る
場合信号対雑音比を低下する必要はなく、然る後通常実
際にはデシジタル濾波操作が行われる。更に相当量の雑
音を含む複素スペクトルの場合には、モデリング以前に
濾波を行う必要があるようにすることができる。その場
合ピークは一層容易に決定することができ、スペクトル
の縁部において生ずる位相雑音も少なくなる。
本発明方法は、ピークパラメータをモジュラススペクト
ル又はパワースペクトルのピークから決定し、ローレン
ツ線をモデルにつき前記パラメータから解釈することを
特徴とする。一般にローレンツ線によりスペクトル(モ
デル)を適切に描くことができる。
以下図面につき本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明装置の実施例1を示し、本例は遮蔽スペ
ース2内に配置される。定常な一様磁場を発生する磁気
コイル3(定常な磁場を発生する手段)と、傾斜コイル
5(傾斜磁場を供給する手段)と、送信コイル7及び受
信コイル8(送信及び受信手段)を含む送受信コイル装
置6とを具える。磁気コイル3を抵抗磁石で構成した場
合にはDC電源4によって給電する。磁気コイルを永久
磁石で構成した場合にはDC電源4を設けないこと勿論
である。[気コイル3は超電導磁石によっても構成でき
る。送信コイル7は高周波電力増幅器9及び高周波発生
器10を介して基準信号発生器11に結合する。高周波
発生器10は磁気コイル3内に配置した検体における核
スピンの励起のための高周波電磁パルスを発生するよう
作動する。傾斜コイル5は傾斜コイル制御装置12によ
って制御され、定常一様磁場に重畳される傾斜磁場を発
生するよう作動する。一般に3つの傾斜i場を発生させ
、その磁場の方向は定常一様磁場の方向と一致し、それ
ぞれの傾斜方向z、y及びXは互に垂直に延在する。受
信コイル8は送信コイル7によって検体内に発生した核
スピンの磁気共鳴信号を受信するよう作動し、ライン1
4における磁気共鳴信号を直交検出する検出器13(検
出手段)に結合する。
検出器13は基準信号発生器11に結合され、受信され
検出された共鳴信号をディジタル化するローパスフィル
タ及びアナログ・ディジタル・コンバータ(サンプル値
を発生する手段)を具える。制御装置15は高周波発生
器10及び傾斜コイルの制御及びタイミング調整を行う
よう作動する。また本例装置1はライン17上のディジ
タル化した共鳴信号を処理する処理装置16を具える。
処理装置16は制御装置15に結合する。処理装置16
におけるプログラムされた手段によって形成されたスペ
クトルの表示のため処理装置は表示ユニット18にも結
合す葛。処理装置16はプログラムされた手段の記憶の
ためと、修正されない及び修正されたスペクトル並びに
プログラムされた手段によって形成されたデータの記憶
のためのメモリ19を具える。処理装置16は一般に、
周辺装置に結合するための種々の装置を具える複雑なコ
ンピュータ装置で構成する。
第2図は複素磁気共鳴スペクトルの3つの共鳴ラインを
示す。複素スペクトルの実部Reと、複素スペクトルの
虚部Imと、複素スペクトルのモジュラスMdと、モジ
ュラス−dから解釈される、スペクトルの吸収成分のモ
デルmvを、周波数ωの関数として示す。検体は磁気コ
イル3内に配置して、磁気コイルにおいて発生した定常
一様磁場B0にさらすようにする。磁場B0の影響のも
とに検体に存在する僅かに過剰な核スピンが磁場B0の
方向に指向する。巨視的見地からは磁場B0の方向に指
向した僅かに過剰な核スピンは検体の磁化M又は検体に
存在する核スピンの僅かな偏極と考えられる。観察者と
対向する静止した座標糸においては磁化Mは磁場B0:
ω。=ガンマ・Boの周りで歳差運動を行い、ここでガ
ンマはジャイロ磁気比であり、ω。
は核スピンの共振周波数である。従って磁場B0に配置
された検体は、高周波発生器10によって送信コイルに
発生した高周波電磁パルスにさらされる。
定常磁場B0は高周波電磁パルスの角周波数ω。
(同一方向において回転する座標系)における2軸の周
りで回転するxyzデカルト座標系の2軸を規定する。
角周波数ω。に等しいラーマ−(Larmor)周波数
を有する核スピンは回転座標系に同期化される。高周波
電磁パル、スの供給前及び供給後には磁化Mは回転座標
系において静止状態になる。磁化Mの回転座標系におけ
る回転は高周波電磁パルスのパルス持続時間及びパルス
振幅に比例する。回転座標系のxy平面上に投影される
、X軸と一致する磁化Mの成分は分散成分を形成し、回
転座標系のy軸と一致する成分は磁化Mの吸収成分を形
成する(後者は位相誤りがない場合良好に成立つ)。供
給された電磁パルスの電力が小さくて飽和が生じない場
合、周波数の関数としての吸収成分の記述はローレンツ
スペクトル線、指数関数のフーリエ変換に従う0分散酸
分は対応成分である。吸収ライン及び分散ラインはヒル
ベルト変換:分散ラインー吸収ライン■(2π/ω)を
介して互に関連し、ここで0はコンボリューション操作
を示す(吸収及び分散の詳細な説明についてはマニュア
ル: Fourier Transfor渭N、 M、
 R。
5pectroscopy、 D、 5ha−著+ E
lsevier発行1976゜第33頁参照)。指数関
数はxy平面上に投影される磁化Mの減少を示す(いわ
ゆる横方向(transverse)磁化)。この一般
に既知の弛緩現象も前記マニュアルに記載されている。
吸収ライン(励起周波数につき位相がずれている)がス
ペクトロスコピー関係者には最も興味があり、これは核
スピン系(検体)によるエネルギーの吸収と、周波数の
関数としての磁化の挙動である。検体が例えば水境界陽
子(これと共に同期が起る)だけでなく、異なる化学的
環境に存在する脂肪境界陽子をも含む場合、水及び脂肪
スペクトルはNMR信号のフーリエ変換後に得られる。
その吸収スペクトルにおいては2つの(優勢な)共鳴ラ
インが生ずる。検体が他の化学的環境に位置する陽子も
含む場合、スペクトルは一層多い共鳴ピークを呈する0
例えば、2重位相感知検出が使用され、その場合検出器
13が、基準信号発生器11によって発生した基準信号
を基準信号として供給される第1位相感知検出器(詳細
に図示せず)と、90°位相推移された基準信号を供給
される第2位相感知検出器とを具え、検出器13におけ
るアナログ・ディジタル・コンバータによる信号サンプ
リング後これからフーリエ変換を用いてライン17上に
おける2つのディジタル信号が得られ、処理装置16に
おいて吸収モード及び分散モードスペクトルが決定され
る。分散モードスペクトルは周波数の関数としての横方
向磁化の実部と考えるべきであり、吸収モードスペクト
ルはその虚部と考えるべきである(位相誤差のない) 
、 NMRスペクトルは核スピン系(検体)のパルスレ
スポンスと考えることができる。 NMR装置装置台い
て位相誤差が生じた場合、位相誤差はスペクトルに影響
を及ぼす、第2図には位相誤差を含むスペクトルを例示
する0本発明方法を説明するため周波数ω0.ωを及び
ω3において3つの共鳴ピークが存在するものとする。
基準信号発生器11をω寞に同調するのでω。=ω2と
なる。例えば、化学的シフトに起因して高周波電磁パル
スにつきFID信号の推移された測定の場合、ω1にお
いて共鳴を生ずる核スピンによりスペクトルにおいて位
相誤差が生ずる。これはω、において共鳴を生ずる核ス
ピンに対しても成立つ。位相誤差はω1においては+π
/2となりかつω3においては一π/2となると仮定す
る。参照記号!はω1.ω2及びω、における測定され
た位相を介して延在する位相の線形関数を示す。スペク
トルにおける線形位相修正はこれによって行うことがで
きる(この例では零次の位相誤差は存在しないと仮定す
る)。
位相誤差がスペクトルにおいて直線性で延在しないこと
が起り得る。所望の吸収成分は位相誤差を含むスペクト
ルからは簡単に読取ることができないことは明らかであ
る。ωI(Re+及び1m+)並びにωs (Rea及
び11113)における共鳴ピークはそれにおいて位相
誤差が生ずるためローレンツ線によって簡単に記載する
ことはできない。本発明においてはNMR装置1によっ
て測定された実スペクトルRe及び虚スペクトルInか
ら、メモリ19に記憶したプログラムされた手段を用い
て処理装置16によりモジュラススペクトルMd (即
ちエネルギースペクトル(図示せず))がまず決定され
る。検出器におけるオーバーサンプリングにより、スペ
クトルの縁部において共鳴ピークが生じないようにする
次いで、プログラムされた手段により、モジュラススペ
クトルMdにおけるピークのパラメータを決定する。プ
ログラムされた手段はレベルLより低い共鳴ピーク(こ
れ以上の考察は行わない)を弁別する弁別手段を具える
0本例ではスペクトルのモデルを形成するため、ω2及
びωツにおけるモジュラスピークのみ考慮する。ピーク
パラメータには、例えば、ピーク振幅、手振幅における
ピーク幅及びピーク位置がある。モジュラススペクトル
ではMd!、 HW!及びω2がピークPtのそれぞれ
のパラメータであり、Mds、HW:+及びω、がピー
クP。
のそれぞれのパラメータである。決定後メモ1月9に記
憶したピークパラメータを用いて、プログラムされた手
段によ゛す、スペクトルの吸収成分(及び/又は分散成
分(図示せず))のモデル解が決定される。P2のモデ
ルは吸収ラインa、によって形成サレ、ピークP3のモ
デルは吸収ラインa、によつて形成される。線a2及び
a3(及び関連する分散ライン)のパラメータ記述はロ
ーレンツ線に従う。
複素スペクトルのモデルmvは位相誤差を呈しない。
本発明方法はモデルの極めて正確な形成を必要としない
。モデルの形成の変化は、例えば、モデルmvにおいて
破線ag”及びa=’によって示す。スペクトルの縁部
においてピークは生ぜず、縁部は周波数範囲ω、〜ω、
及びω、〜ω、で示す。その場合サンプリングの際の帯
域幅はω、−ω4であり、ディジタル濾波後の帯域幅は
ω6−ω、である。モデルが決定された場合、所定の(
既知の)位相推移が周波数依存位相関数(例えば、線形
又は多項式による)に従って周波数範囲においてモデル
に付与される。測定されたスペクトルの位相CIp(ω
〕=arctan(In+/Re))が所定の基準(例
えば、最小自乗最適手法)に従って縁部ω4〜ω、及び
ω6〜ω7におけるモデルに導入された位相歪にほぼ対
応する場合、°導入された位相歪(測定された位相との
適合に当り変化する係数を有する位相関数において表わ
される)は、適合手順の完了後位相誤差を含む複素スペ
クトルを修正するのに使用できる。
上に概要を述べた方法を以下数学的に一層詳細に説明す
る。ライン17上における2つのディジタル信号のフー
リエ変換後、ピークパラメータω1=ピーク位胃におけ
る周波数、τi=−/’T″/(π・Ho、及び^t 
=Mdi/τが決定され、かつモデルSはピークパラメ
ータから によって決定され、ここでψムは本発明に従って決定す
る必要がある。ψ1は本発明による対話手順を開始前の
初期値を与えられる。モデルSはフーリエ変換されて複
素模擬周波数スペクトルFT(S)となり、その縁部に
おける位相が決定される。ψムは位相歪ψ〔ω〕から決
定され、ここで例えばψ(ω) =c、+c、 ・ω+
ctI ω”但しCO+C8及びc2はモデルにおける
縁部の位相が少なくとも、フーリエ変換された信号から
決定される測定された位相−arctan (1m/R
e)にほぼ等しくなるよう最小自乗適合手順で繰返方式
で決定される定数である。最後の繰返ステップにおける
定数CO+ cl及びC!の値によりψ〔ω〕が決定さ
れる。適合手順の完了後、プログラムされた手段は、例
えば、点順次方式で、プログラムされた手段に記憶され
る関係式に従って複素スペクトル(吸収成分及び/又は
分散成分)をも修正する。
Re”  (ω) =Re (ω) ・cos(ψ((
1)) )41m (ω) ・5in(ψ〔ω〕)及び In+’  (ω)=−Re(a+) ・5in(ψ(
(11) )41m ((13) ・cos(ψ〔ω〕
)ここでRe”  [ω]は所望吸収成分であり、1m
”〔ω〕は分散成分である。ψ〔ω〕はモデルIIIv
に導入される位相歪である。決定された周波数依存位相
関数を用いると代案として上記修正をピーク位置におい
てのみ行うようにすることができ、中間点に対して異な
る手法を使用できる。モデルにおける中間点では種々の
ピークの寄与が計算され、これにより加重方式において
位相が修正される。
例えば、第1ピークのピーク寄与が80%であり、かつ
第2ピークのピーク寄与が20%である場合位相修正は
、第1ピークにおいて決定される周波数依存位相関数に
従う位相の80%、及び第2ピークにおいて決定される
周波数依存位相関数に従う位相の20%と共に中間点に
おいて行われる。
検体におけるすべての核スピンを励起する必要はない。
例えば、修正されたスペクトルを表示するため検体の一
部(対象区域)を励起することができる。その場合いわ
ゆる容積(volume)選択励起が起る。これは傾斜
コイル制御装置12により所定順序において傾斜コイル
5 (Gx、 Gy及びGZ)を励起し、送信コイル7
により高周波電磁パルスを送信することにより実現され
る。容積選択励起の詳細な説明は、例えば、Luy t
en及びDen Ho1landerによる論文”HM
R5patially Re5olved 5pect
roscopy″。
Magnetic Re5onance foragi
ng、 Vol、4+ pp、 237〜239、19
86に記載されている。説明した方法は陽子スペクトル
に限定されず、例えば、11(:、 31p等のスペク
トル、高分解能スペクトル等も修正できる。本発明方法
はスペクトロスコピーのための多くの既知のN?IRパ
ルス系列と組合せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明装置の実施例のブロック図、第2図は
、第1図の作動説明図である。 2・・・遮蔽スペース   3・・・磁気コイル4・・
・DC電源      5・・・傾斜コイル7・・・送
信コイル    8・・・受信コイル9・・・高周波電
力増幅器 10・・・高周波発生器11・・・基準信号
発生器  12・・・傾斜コイル制御装置13・・・検
出器      15・・・制御装置16・・・処理装
置     18・・・表示ユニット19・・・メモリ 特許出願人   エヌ・ベー・フィリップス・フルーイ
ランペンファプリケン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、定常一様磁場に配置した検体において高周波電磁パ
    ルスによって発生した少なくとも1つの共鳴信号のサン
    プル値からフーリエ変換を用いて、得られた複素磁気共
    鳴スペクトルの位相を修正する方法であって、得られた
    磁気共鳴スペクトルによって複素磁気共鳴スペクトルの
    モデルを形成し、該モデルに基づいて位相を修正する複
    素磁気共鳴スペクトルの位相修正方法において、該モデ
    ルをモジュラススペクトル又はパワースペクトルの少な
    くとも1つのピークによって形成し、該モジュラススペ
    クトル又はパワースペクトルを複素磁気共鳴スペクトル
    から決定し、複素スペクトルにおいて延在する周波数依
    存位相関数の係数を決定するため、複素スペクトルの縁
    部の位相が所定基準に従う該モデルの縁部における位相
    に近似するまで所定位相推移をステップ方式で該モデル
    に付与し、然る後複素スペクトルの位相を、決定された
    周波数依存位相関数によって修正することを特徴とする
    複素磁気共鳴スペクトルの位相修正方法。 2、モジュラススペクトル又はパワースペクトルのピー
    クからピークパラメータを決定し、これから該モデルに
    対するローレンツ線を解釈することを特徴とする請求項
    1に記載の複素磁気共鳴スペクトルの位相修正方法。 3、ピークパラメータがピーク振幅の2分の1振幅にお
    けるピーク幅、及びピーク位置であることを特徴とする
    請求項2に記載の複素磁気共鳴スペクトルの位相修正方
    法。 4、周波数依存位相関数が多項式であることを特徴とす
    る請求項1、2又は3に記載の複素磁気共鳴スペクトル
    の位相修正方法。 5、所定の基準が最小自乗基準であることを特徴とする
    請求項1、2、3又は4に記載の複素磁気共鳴スペクト
    ルの位相修正方法。 6、検体の少なくとも一部の複素磁気共鳴スペクトルを
    決定するため、定常磁場発生手段と、定常一様磁場に磁
    場傾斜を供給する手段と、検体において共鳴信号を発生
    させるため高周波電磁パルスを送信する手段と、発生し
    た共鳴信号を受信及び検出する手段と、検出された共鳴
    信号からサンプル値を発生する手段と、フーリエ変換を
    用いてサンプル値から複素磁気共鳴スペクトルを決定す
    るようプログラムされた手段とを具え、該プログラムさ
    れた手段が複素磁気共鳴スペクトルを決定するためにも
    好適である複素磁気共鳴スペクトル決定装置において、
    該プログラムされた手段が複素スペクトルからモジュラ
    ススペクトル又はパワースペクトルを決定するにも好適
    であり、モジュラススペクトル又はパワースペクトルの
    少なくとも1つのピークからモデルを決定するにも好適
    であり、モデルの縁部における位相が所定基準に従って
    複素スペクトルの縁部における位相に近似するまで複素
    スペクトルに延在する周波数依存位相関数の係数を決定
    するためモデルに位相推移をステップ方式で付与するに
    も好適であり、かつ決定された周波数依存位相関数によ
    って複素スペクトルの位相を修正するにも好適であるよ
    う構成したことを特徴とする複素磁気共鳴スペクトル決
    定装置。
JP63284035A 1987-11-12 1988-11-11 複素磁気共鳴スペクトルの位相修正方法及び複素磁気共鳴スペクトル決定装置 Pending JPH01155253A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL8702701 1987-11-12
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