JPH01155185A - 連続式焼結炉 - Google Patents

連続式焼結炉

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JPH01155185A
JPH01155185A JP31161987A JP31161987A JPH01155185A JP H01155185 A JPH01155185 A JP H01155185A JP 31161987 A JP31161987 A JP 31161987A JP 31161987 A JP31161987 A JP 31161987A JP H01155185 A JPH01155185 A JP H01155185A
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JP
Japan
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cylinder
furnace body
pusher
conveyance path
carrying
Prior art date
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Application number
JP31161987A
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English (en)
Inventor
Toshio Yasusaka
安坂 敏雄
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Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、セラミックスや金属粉末を焼結する際に用い
る連続式焼結炉に関するものである。
[従来の技術J 上記連続式焼結炉としては、トンネル型の炉体内部に、
炉体の入口から出口にわたってレール等でできた搬送路
が設けられ、炉体の入口側に配設された搬送用グツシャ
により、搬送路の入口側の端部に置かれる被処理物を順
次出口方向に押し込むことにより、複数の被処理物を炉
体内後方に順次搬送し、その間に被処理物を加熱処理し
、その後必要に応じて冷却室によって被処理物を冷却す
る形式のものがある。前記搬送用プッシャとしては、通
常のエアまたは油圧シリンダが用いられ、シリンダのロ
ッドの伸縮動作を間欠的に行なうことにより、搬送路上
の複数の被処理物を押せ押せの状態で搬送している。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上記連続式焼結炉における被処理物の搬送状
態は、シリンダの駆動に対応して間欠的に出口方向に移
動させられていき、シリンダが駆動していない間は、当
然加熱室内のある箇所に停止している。つまり移動と停
止が繰り返されているわけであり、このため、被処理物
に対する熱履歴が不均一となって均質な製品が得られな
い場合がある。
また、搬送路上の被処理物の整列状態が乱れたりして被
処理物が円滑に搬送されなくなった場合、そのような状
態を判断できるような機能を有していないので、被処理
物が搬送路から脱線し、その結果被処理物を搬送できな
くなる場合も考えられるという問題点があった。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記問題点を解決するためになされ、その特徴
としては、トンネル型の炉体内部にこの炉体の入口から
出口にわたって搬送路が設けられるとともに、炉体の入
口側に搬送用プッシャが配設され、この搬送用プッシャ
により、被処理物を前記搬送路に沿って順次搬送する間
に熱処理する連続式焼結炉であって、前記搬送用プッシ
ャは、その駆動速度を任意に変更可能とする機能を有し
、また、この搬送用プッシャが被処理物を押し込む際の
抵抗力を検出しその検出値がある値以上になった場合搬
送用プッシャの駆動を停止させる制御装置を備えるもの
である。
[作用] 搬送用プッシャの駆動速度を、一定の速度で徐々に進出
し、かつ瞬時に後退するように設定することにより、搬
送用プッシャの後退動作と炉体入口に被処理物を置く時
間とを除いて、被地理物が入口から出口まで間断なく常
に移動している状態となり、この結果、熱履歴が均一で
焼結処理の状態が均質な製品を得ることができる。また
、搬送路上に被処理物が詰まって移動が不可能となり、
搬送用プッシャの被処理物を押し込む際の抵抗力が高ま
ると、制御装置によって搬送用プッシャの駆動が停止さ
れる。
[実施例] 以下、第1図ないし第4図を参照して本発明の一実施例
を説明する。
第1図は、本実施例の連続式焼結炉の平面図であって、
1は加熱炉、2は冷却室、3は加熱炉1内に被処理物を
搬入するとともに冷却室2から焼結処理後の被処理物を
搬出する搬入部テーブルである。
前記加熱炉lは、図において左右方向に横長な直方体状
の炉体4で外殻が形成されており、炉体4の両端には、
炉体4内に連通し内部に図示せぬ台が設置された搬入部
5、搬出部6がそれぞれ炉体4と一体的に設けられてい
る。そして、搬入部5の一側方(図中上方)が炉体4内
への入口、また、搬出部6の他側方(図中下方)が出口
となっている。
前記炉体4には、第2図に示すように、冷却用水ジャケ
ット7が形成されており、また、炉体4内部の底面およ
び側壁面には、断熱材8が2層張られている。また、炉
体4内は、仕切壁4aによってその長さ方向に複数に分
けられている。
炉体4の天井部には、長方形状の点検口9が、炉体4の
長さ方向に沿って等間隔に複数形成されており、これら
各点検口9は、それぞれ取り外し可能な上蓋10によっ
て塞がれている。この上蓋lOの内面には、炉体4内面
に張られたものと同様に断熱材11が2層張られており
、実際には上側の断熱材11が前記点検口9を塞ぐよう
になっている。
炉体4内部には、炉体4の全長にわたる搬送路12が付
設されている。この搬送路12は、炉体4の長さ方向に
延びる左右一対のレール12aからなるもので、両レー
ル12aは、炉床内側の断熱材8に固定され、炉体の長
さ方向に間隔をおいて複数配設された脚13によって支
持されている゛。
両レール12aは、断面略コ字状で、互いに対向する側
にiii!12bが形成され、この@12bに、被処理
物Wが載置される正方形状の板材であるトレーTの両端
部が遊嵌可能となっており、この状態でトレーTは溝1
2bに沿って搬送路12を搬送されるようになっている
上記搬送路12の両側には、第2図および第3図に示す
ように、ヒータ14が配設されている。
このヒータ14は、第4図に示すように、炉体4の長さ
方向に並ぶ3本1組の電熱体14aが接続されて1つの
ヒータ14となっているもので、各電熱体14aが、上
蓋10に固定されたサポート部材15および断熱材11
に支持され、搬送路12の両側に吊り下げられた状態と
なっている。これによって、搬送路12の略全長にわた
ってその両側にヒータ14が配設されている。なお、こ
れらヒータ14は、上蓋10に一体に取り付けられてい
ることから、この上蓋10および断熱材11とともに、
炉体4から取り外すことができるようになっている。
上記搬入部5の入口には、第1図に示すように、加熱室
7に連通し、被処理物Wを載せたトレーTを受ける台(
図示略)が設置されている受入室16が連設されている
。この受入室16は、前方に形成されている入口および
搬入部5との間にそれぞれ設置されたシール扉17.1
7を閉じることにより、気密状態が保持され、また、こ
の状態で受入室16に連設された真空装置18を作動さ
せることにより、真空引きされるようになっている。
また、前記搬出部6の一側壁には、炉体4内に雰囲気ガ
スを供給するだめのガス供給口19が形成されている。
そして、前記搬出部6の出口には、炉体4の幅方向に延
びる前記冷却室2が連設されている。なお、搬出部6に
は、炉体4内と冷却室2内とを仕切る断熱扉20が開閉
自在に設けられている。
冷却室2は、第4図に示すように、冷却用水ジャケット
21が形成され、さらに内面に断熱材22が張られた円
筒状ケーシング23によって外殻が形成されている。ま
た、このケーシング23の、炉体4との接続側でない端
部(図中下端部)には、第1図に示すように、冷却室2
内に連通し内部に図示せぬ台が設置された搬出部24が
、冷却室2と一体的に設けられている。
前記ケーシング23の一側方(図中右方)には、冷却室
2内を点検するための点検口25が、ケーシング23の
長さ方向に沿って等間隔に形成されており、これら各点
検口25は、それぞれ取り外し可能な横蓋26によって
塞がれている。この横蓋26の内面には、横蓋26によ
って点検口25を塞いだ際、ケーシング23側の断熱材
22と一体になる断熱材27が張られている。
また、冷却室2内には、第4図に示すように、加熱炉l
の炉体4内部と同様に、m12bが形成された左右一対
のレール12aからなり、被処理物Wが載せられるトレ
ーTを搬送する搬送路12が、その全長にわたって付設
されている。なお、この搬送路12の各レール12aは
、断熱材20に固定されて上方に延び、冷却室2の長さ
方向に間隔をおいて配設された脚28に支持されている
また、前記搬出部24の後壁には、第1図に示すように
、冷却室2内に雰囲気ガスを供給するためのガス供給口
29が設けられている。また、冷却室2の後部には、そ
の雰囲気ガスを冷却室2内で循環させる循環ファン30
が、さらに、その上部には、冷却室2内の搬送路12を
搬送されてきた被処理物Wに対して風を吹き付け、強制
的に冷却する冷却ファン31がそれぞれ設けられている
前記搬出部24の一側方(図中左方)には、この搬出部
24に連通する取出室32が連設されており、この取出
室32後方(図中下方)に形成されている出口に、前記
搬入量テーブル3の端部が接続されている。
前記取出室32は、炉体4の入口側に連設されている受
入室16と同様にその出口および搬出部24との間に設
置されたシール扉33を閉じることにより気密状態が保
持され、また、この状態で取出室32に設けられた真空
装置34を作動させることにより、真空引きされるよう
になっている。
前記搬入量テーブル3は、前記取出室32から前記受入
室16にわたってL字状に設けられたもので、多数の搬
送用ローラ3Aが並べられてなり、矢印(イ)方向に被
処理物Wを載せたトレーTを搬送するようになっている
。そして、トレーTは搬入量テーブル3から、加熱炉1
、冷却室2の順に搬送されてその間に焼結処理され、搬
入量テーブル3に戻って回収されるが、次に、その搬送
手段を、第1図を参照して順を追って説明する。
まず、搬入量テーブル3の、前記受入室16へ向かう短
い直線部3aの手前側には、被処理物Wを受入室16内
の台上に送り込む油圧シリンダ35が設置されている。
受入室16内に送り込まれた被処理物Wは、受入室16
の、前記搬入部5に接続する側とは反対側の側壁に設置
されている油圧シリンダ36によって、搬入部5内の台
の上に送り込まれる。
そして、この搬入部5内の被処理物Wは、搬入部5の後
方に設置されている油圧シリンダ(搬送用プッシャ)3
7によって、炉体4内の搬送路12に移送させられる。
この際、被処理物Wが載せられるトレーTの両端部が、
搬送路12の左右のレール12aに形成されている溝1
2bに遊嵌する。
以上の動作が繰り返されると、搬送路12には複数の被
処理物Wが送り込まれるとともに、これら被処理物Wは
、シリンダ37により搬送路12(厳密に言うと溝12
b)に沿って押せ押せの状態で、炉体4の出口方向に押
しやられ搬送される。
そして、搬送路12の全長にわたって被処理物Wが送り
込まれた後、さらに被処理物Wが送り込まれると、最初
の被処理物Wが搬出部6内の台の上に達する。この搬出
部6内の被処理物Wは、搬出部6の、冷却室2が接続す
る側とは反対側の側壁に設置されている油圧シリンダ3
8によって冷却室2内の搬送路12に移送させられる。
この際、上記と同様に、トレーTは両レール12aの溝
12bに遊嵌する。これが繰り返されることにより、被
処理物Wは、油圧シリンダ38により搬送路12に沿っ
て炉体4内と同様に押せ押せの状態で出口方向に搬送さ
れ、搬出部24に達する。
搬出部24に達した被処理物Wは、搬出部24の側壁に
設置されている油圧シリンダ39により取出室32内の
台の上に送り込まれ、さらに、この取出室32内の被処
理物Wは、取出室32に設置されている油圧シリンダ4
0により搬入部テーブル3の端部に送り出される。
ここで、特に前記シリンダ37は、進退するロッドの進
出速度および後退速度を任意に変更できるものとされて
おり、この場合、被処理物Wをある一定の速度で徐々に
出口方向に押していき、かつ瞬時に後退するようそれら
が設定されている。
すなわち、この速度設定により、シリンダ37のロッド
の後退している時間と受入室16から搬入部5に被処理
物Wを送り込む時間を除いて、被処理物Wが入口から出
口まで間断なく常に移動している状態となり、所定の加
熱処理時間が経過する際に、ちょうど炉体4の出口に達
するようになっている。
また、シリンダ37には、ロッドが被処理物W(トレー
Tを含む)を押す際の作動油の油圧力を検出する圧力発
振器37aが備えられ、さらに、この圧力発振器37a
の検出値が、あらかじめ被処理物Wを搬送するに必要な
油圧力(抵抗カーこの場合搬入部5内と、搬送路12上
に載る限りのすべての被処理物WおよびトレーTを押す
力)と比較して、これよりも大きい場合油圧シリンダ3
7の作動を停止する制御装置37bが備えられている。
つまり、これによって、何らかの理由で搬送路12にト
レーTが詰まって移動が不可能となった場合等、制御装
置37bがそれを感知して油圧シリンダ37のそれ以上
の作動を停止して危険を回避できるようになっている。
なお、前記搬出部6の、第1図中右側の側壁には、搬送
路12上のトレーTを炉体4の入口側に押し戻す手動式
の逆挿シリンダ41が設けられており、上述したごとく
トレーTが搬送路12上で詰まったような場合、これを
使用してトレーTのつまりを解消できるようになってい
る。
統いて、以上の構成による連続式焼結炉の運転方法なら
びに作用等を説明する。
■あらかじめ、加熱炉1の炉体4内を、所定の処理温度
に加熱し、また、冷却室2内を所定の冷却温度に設定す
るとともに、炉体4内および冷却室2内に、それぞれ、
ガス供給口19.29から還元性ガスおよび不活性ガス
等の雰囲気ガスを導入する。特に、冷却室2側は、循環
7アン30によりそのガスを冷却室2内に循環させる。
この際、シール扉炉体4側のシール扉17、シール扉3
3.33を閉じ、炉体4内および冷却室2を密閉してお
く。
■被処理物Wが載せられたトレーT(以下説明の上では
単にトレーTとする)を多数搬入出テーブル3によって
受入室3方向へ搬送していき、受入室16手前の直線部
3aに達した1つのトレーTを受入室16に送り込む。
■受入室16の入口側のシール扉17を閉じて受入室1
6内を密閉するとともに、真空装RIBを作動させて受
入室16内を真空引きし、被処理物Wが焼結処理中に大
気中の不純物に影響されないようにし、その後不活性ガ
ス等の雰囲気ガスで大気圧まで戻す。
■炉体4側のシール扉17を開き、シリンダ36により
受入室16内のトレーTを搬入部5内の台に移し、シー
ル扉17を閉じる。次に、入ロ側シール扉17を開き、
搬入部テーブル3上の次のトレーTをシリンダ35によ
り受入室16押し込み、入口側のシール扉17を閉め、
同様に受入室16内の真空引きを行なう。
■搬送用シリンダ37によって、搬入部5内のトレーT
を炉体4の後方に押し込んで、トレーTを搬送路12に
移す。この際、トレーTの両端部がレール12aの溝1
2bにそれぞれ遊嵌する。
上記■〜■の動作により、被処理物Wを載せたトレーT
は、1つずつ炉体4内の搬送路12に送り込まれるとと
もに、シリンダ37の作動により後続のトレーTともど
も押せ押せの状態で炉体4内の後方に搬送路12に沿っ
て搬送されていく。
そして、この間に被処理物Wは加熱および均熱されて焼
結される。この間、トレーTは上述したシリンダ37の
作用により、搬送路12を徐々に間断なく搬送されてい
き、したがって被処理物Wの熱履歴は均一となる。
■搬送路12の最後部までトレーTが達することにより
加熱処理が完了し、続いて搬出部6内の台の上に載置さ
れる。続いて、搬出部6と冷却室2とを仕切っていた断
熱扉20を開き、シリンダ38によって、搬出部6内の
トレーTを冷却室2の搬送路12の最前部に移し、再び
断熱扉2oを閉じる。
■上記■の動作を繰り返し、シリンダ38によって冷却
室2内にトレーTを順次送り込むとともに、多数のトレ
ーTを冷却室2の後方に搬送路12に沿って押せ押せの
状態で搬送していく。この間に被処理物Wは冷却処理さ
れる。
■冷却室2内の搬送路12の最後部までトレーTが達す
ると、被処理物Wの冷却処理が完了し、この時点で被処
理物Wの焼結処理が完了する。搬出部24に移される。
続いて、冷却室2側のシール扉33を開き、シリンダ3
9によって搬出部24内のトレーTを取出室32内に移
し、再びシール扉33を閉じる。
■被処理物Wが搬出されたら、出ロ側シール扉33を閉
じ、真空装置34を作動して取出室32内を真空にする
。出口側のシール扉33を開き、シリンダ40によって
、取出室32内のトレーTを搬入部テーブル3に移す。
トレーTは搬入部テーブル3によって搬送され、適所で
回収される。
以上の動作が繰り返されることにより、多数の被処理物
Wが順次加熱、冷却されて焼結処理される。
このような焼結処理工程において、シリンダ37のロッ
ドは、所定の速度で徐々に進出し、進出後は瞬時に後退
する動作が繰り返されるので、トレーT上の被処理物W
は、シリンダ37のロッドの後退している時間と受入室
16から搬入部5に被処理物Wを送り込む時間を除いて
、炉体4内の入口から出口まで間断なく常に移動してい
る状態となる。したがって、被処理物Wに対する熱処理
の熱履歴が均一となり、焼結処理の状態が均質な製品を
得ることができる。
加熱炉lの炉内4および冷却室2内の搬送路12を搬送
されるトレーTは、その両端部が搬送路(7)両レール
12 aに形成されている溝12bに遊嵌し、この溝1
2bに沿って搬送されるので、搬送方向に沿って1列に
並んだ状態が保持され、搬送路12から脱線することが
ないと同時に、浮き上がりも防止できる。
しかし、このように加熱炉lの炉体4内を、複数の被処
理物Wが搬送路12に沿って熱処理されていく際、複数
のトレーTが、何らかの原因で詰まった状態になりそれ
以上進行できないようになった場合、シリンダ37の、
作動油の油圧力を検出する圧力発振器37aの検出値が
通常より高まリ、これにともなって、制御装置37bが
シリンダ37の作動を停止する。これによって、シリン
ダ37に過剰な負担がかかることが未然に回避され、ま
た、トレーTの搬送状態に異常をきたしたことがわかる
そして、搬送路12上にトレーTが詰まる等搬送状態に
不具合が生じた場合、逆挿シリンダ41を作動させて、
搬送路12上のトレーTを入口側に押しやって整列状態
に復帰させることができ、その後通常の運転状態に戻せ
ばよい。
また、炉体4内を加熱するヒータ11は、天井部に設け
られた取り外し可能な上蓋10に一体に取り付けられて
いるので、この上蓋10を取り外してヒータ11の点検
を行なう際、その作業は炉体4の外部で行なうことにな
るので非常にやりやすく、また、炉体4内はヒータ11
が取り除かれた状態となるので、搬送路12や炉床等の
保守点検もこの際に容易に行なうことができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の連続式焼結炉によれば、ト
ンネル型の炉体内部にこの炉体の入口から出口にわたっ
て搬送路が設けられるとともに、炉体の入口側に搬送用
プッシャが配設され、この搬送用プッシャにより、被処
理物を前記搬送路に沿って順次搬送する間に熱処理する
連続式焼結炉であって、前記搬送用プッシャは、その駆
動速度を任意に変更可能とする機能を有し、また、この
搬送用プッシャが被処理物を押し込む際の抵抗力を検出
しその検出値がある値以上になった場合搬送用プッシャ
の駆動を停止させる制御装置を備えることを特徴とする
ものであり、搬送用プッシャの駆動速度を、一定の速度
で徐々に進出し、かつ瞬時に後退するように設定するこ
とにより、搬送用プッシャの後退動作と炉体入口に被処
理物を置く時間とを除いて、被処理物が入口から出口ま
で間断なく常に移動している状態となり、この結果、熱
履歴が均一で焼結処理の状態が均質な製品を得ることが
できる。
また、何らかの原因で搬送路上の被処理物が詰まって移
動が不可能となって、搬送用プッシャの被処理物を押し
込む際の抵抗力が高まると、制御装置によって搬送用グ
ツシャの駆動が停止され、このため搬送用プッシャに対
する負担が高まることがなく故障を未然に回避でき、ま
た搬送状態に異常をきたしたことが判断できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す平面図、第2図は第1
図の■〜■線に沿う断面矢視図、第3図は炉体の上方側
断面図、第4図は第1図のIV−IV線に沿う断面矢視
図である。 1・・・・・・加熱炉、4・・・・・・炉体、12・・
・・・・搬送路、37・・・・・・油圧シリンダ(搬送
用プッシャ)、37b・・・・・・制御装置、W・・・
・・・被処理物。 出願人  石川島播磨重工業株式会社 第2図      第3図 第4図 こ翠色

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. トンネル型の炉体内部にこの炉体の入口から出口にわた
    って搬送路が設けられるとともに、炉体の入口側に搬送
    用プッシャが配設され、この搬送用プッシャにより、被
    処理物を前記搬送路に沿って順次搬送する間に熱処理す
    る連続式焼結炉であって、前記搬送用プッシャは、その
    駆動速度を任意に変更可能とする機能を有し、また、こ
    の搬送用プッシャが被処理物を押し込む際の抵抗力を検
    出しその検出値がある値以上になった場合搬送用プッシ
    ャの駆動を停止させる制御装置を備えることを特徴とす
    る連続式焼結炉。
JP31161987A 1987-12-09 1987-12-09 連続式焼結炉 Pending JPH01155185A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31161987A JPH01155185A (ja) 1987-12-09 1987-12-09 連続式焼結炉

Applications Claiming Priority (1)

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JP31161987A JPH01155185A (ja) 1987-12-09 1987-12-09 連続式焼結炉

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ID=18019432

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JP (1) JPH01155185A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH048098U (ja) * 1990-05-08 1992-01-24

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH048098U (ja) * 1990-05-08 1992-01-24

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