JPH01153615A - 毛髪化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、洗髪になめらかさ、しっとり感、および良好
な櫛通り性を付与する、実質的に水系の毛髪化粧料に関
する。

（従来の技術） 従来、洗髪になめらかさと良好な櫛通り性を付、与する
毛髪化粧料として、第４級アンモニウム塩と、高級アル
コール又はノニオン界面活性剤とを水、エタノール等の
溶媒に溶解した水系のものが知られている。しかし、実
質的に非水系の毛髪化粧料において、上述のように第４
級アンモニウム塩と、高級アルコール又はノニオン界面
活性剤とを併用しただけでは、水分保持に問題があり、
毛髪になめらかさと良好な櫛通り性を付与することは出
来ない。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明の目的は、毛髪になめらかさ１．シっとり感、お
よび良好な櫛通り性を付与する、実質的に非水系の毛髪
化粧料を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明者らは、実質的に非水系の毛髪化粧料について鋭
意研究をすすめた結果、カチオン界面活性剤と、高級ア
ルコール又はノニオン界面活性剤との組合せに対し、更
にプロピレングリコールを配合することにより、上記目
的を達成し得ることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。

即ち、本発明の毛髪化粧料は、実質的に非水系であって
、下記一般式ＣＩ）、〔■〕又はＣＤＩ）で表わされる
カチオン界面活性剤の一種又は二種以上と、高級アルコ
ール又はノニオン界面活性剤と、プロピレングリコール
とを含有することを特徴とする。

一般式（１） 式中、Ｒ＋　、Ｒ２、Ｒ３、Ｒａのうち１つ又は２つは
炭素数８ないし２２のアルキル基又は炭素数８ないし２
２のヒドロキシアルキル基である。これらの炭素数が７
以下であると、安全性に問題があり、２３以上であると
、融点が高く、作業上支障がある。Ｒ＋　、Ｒｚ　、Ｒ
３、Ｒ４のうち上記アルキル基又はヒドロキシアルキル
基以外のものは、炭素数１ないし３のアルキル基、炭素
数１ないし３のヒドロキシアルキル基、又はベンジル基
である。このアルキル基又はヒドロキシアルキル基の炭
素数が４以上になると融点が高くなり系になかなが溶解
しにくく、また作業上、支障がある。Ｘはハロゲン原子
、メチル硫酸基、又はエチル硫酸基である。

一般式（Ｉ）で表わされるカチオン界面活性剤の好まし
い具体例として、モノ長鎖アルキル第４級アンモニウム
塩ではラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、ミ
リスチルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルト
リメチルアンモニウムクロライド、七チルトリメチルア
ンモニウムメチルサルフェート、パルミチルトリメチル
アンモニウムクロラ不ド、ステアリルトリメチルアンモ
ニウムクロライド及びエイコシルトリメチルアンモニウ
ムクロライドを、ジ長鎖アルキル第４級アンモニウム塩
ではシバルミチルジメチルアンモニウムクロライド、ジ
ステアリルジメチルアンモニウムクロライド、ジー水素
添加牛脂アルキルジメチルアンモニウムブロマイド及び
ジー水素添加牛脂アルキルジメチルアンモニウムメチル
サルフェートを挙げることができる。

一般式（ｎ） 〔式中、Ｒｓ　、Ｒｈ　、Ｒｑのうち２つ又は３つは炭
素数８ないし２０のアルキル基である。この炭素数が７
以下であると、安全性に問題があり、２１以上であると
、融点が高く作業に支障をきたす。Ｒ５、Ｒ６、Ｒ９の
うち、上記アルキル基以外のものはメチル基、エチル基
、又はヒドロキシエチル基である。ｎは３ないし１０の
整数である。ｎが１１以上であると親水性が強くなりす
ぎて好ましくない。ｎが２以下（ただし、一般式ＣＩ）
で表わされるものは除く）になると、逆に親油性が強く
なりすぎる。Ｘはハロゲン原子、メチル硫酸基、又はエ
チル硫酸基である。

一般式（ＩＩ）で表わされるカチオン界面活性剤の好ま
しい具体例として、ジステアリルポリエテノキシメチル
アンモニウムクロライド、シバルミチルポリエテノキシ
エチルアンモニウムクロライド、トリステアリルポリエ
テノキシアンモニウムプロミド、ジステアリルポリエテ
ノキシエチルアンモニウムエチルサルフェートを挙げる
ことができる。

一般式（ＩＩＩ） 式中、Ｒ８は炭素数１０ないし２２のアルキル基である
。この炭素数が９以下であると親水性が強くなり性能が
劣化する傾向にあり、また安全性上好ましくなく、２３
以上であると親油性が増し、性能が劣化する一方、融点
も高くなかなか系に溶けないため好ましくない。Ｒ７は
炭素数２ないし２２のアルキル基である。Ｒ１がメチル
基であると親水性が増し、性能が劣化する傾向にある。

炭素数が２３以上であると逆に融点が高くなかなか系に
溶解しない一方親油性も増加し、性能上好ましくない。

一般式ＣＩ）で表わされるカチオン界面活性剤の具体例
として、Ｎ−ココイル−し−アルギニンエチルエステル
・ＤＬ−ピロリドンカルボン酸塩、Ｎ−ココイル−し−
アルギニンエチルエステル・ＤＬ−ピロリドンカルボン
酸塩、Ｎ−ミリストイル−し−アルギニンエチルエステ
ル・ＤＬ−ピロリドンカルボン酸塩、Ｎ−バルミトイル
−し−アルギニンエチルエステル・ＤＬ−ピロリドンカ
ルボン酸塩及びＮ−ステアロイル−Ｌ−アルギニンエチ
ルエステル・ＤＬ−ピロリドンカルボン酸塩を挙げるこ
とができる。

本発明の第１の必須成分であるカチオン界面活性剤は、
毛髪化粧料中に最終濃度で、０．０１〜２．０重量％含
まれるのが望ましい。０．０１重量％未満では本発明の
効果が得にくく、２．０重量％を超えるとべたつきが増
す傾向となる。

本発明の第２の必須成分である高級アルコールとしては
、炭素数が８〜２６の直鎖もしくは分岐鎖を持った飽和
もしくは不飽和の第一級もしくは第二級のアルコールが
好ましい。特に好ましい具体例としては、セトステアリ
ルアルコール、セチルアルコール、アラキンアルコール
、ベヘニルアルコール、イソステアリルアルコール、等
が挙げられる。

高級アルコールは毛髪化粧料中に最終濃度で０．０５〜
５重量％含まれるのが望ましい、０．０５重量％未満で
は本発明の効果が得にくく、５重量％を越えると毛髪の
べたつきが増す傾向となる。

本発明の第２の必須成分としては、ノニオン界面活性剤
をも使用可能である。ノニオン界面活性剤としては、下
記のものが挙げられる。

（イ）式（ＩＶ）で表わされる脂肪族アルコールのエチ
レンオキサイド付加物。

Ｒ１゜０（ＣＨ２Ｃ４１２０）ｐＨ（ＩＶ）（式中、Ｒ
ＩＧは炭素数８〜２０の第１級または第２級アルキル基
、アルケニル基若しくは炭素数８〜１２のアルキル基を
有するアルキルフェニル基を示し、ｐは２〜ｌＯの整数
を示す）（Ｅｌ）式（Ｖ）で表わされるグリセロール脂
肪酸エステルまたはポリオキシエチレングリセロール脂
肪酸エステル Ｒ１、Ｃ０（ＯＣ１ｈＣ１１２）、０−　ｃＨｚ■ （式中、ａ、ｂおよびＣはそれぞれ０〜３０で、その合
計がθ〜３０の整数を示し、Ｒ１１はＲ１゜と同様であ
る） （ハ）式（Ｖｌ）で表わされるソルビタン脂肪酸エステ
ルまたはポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
。

０（ＣＨｚＣＨｚＯ）ｅＨ （式中、ｄ、ｅ、ｆおよびｇはそれぞれＯ〜３０で、そ
の合計がＯ〜３０の整数を示し、ＲＩ２はＲ５゜と同様
である） （ニ）式（■）で表わされる脂肪酸のエチレンオキサイ
ド付加物。

ＲＩ３ＣＯＯ（ＣＨ２Ｃｌ、０）ｐＨ（■）（式中、Ｒ
１３は炭素数９〜１９のアルキル基またはアルケニル基
を示し、ｐは前記した意味を有する） （ネ）式（■）で表わされる脂肪酸のエタノールアミド
またはそのエチレンオキサイド付加物。

（式中、ｈおよびｉはそれぞれ０〜３０で、その合計が
１〜３０の整数を示し、ＲＩ４はＲＩ３と同様である） （へ）式（ＩＸ）で表わされるポリオキシエチレンアル
キルアミン。

（式中、Ｒ１゜は炭素数１０〜２０のアルキル基または
アルケニル基を示し、ｈおよびｉは前記した意味を有す
る） これらの非イオン界面活性剤のうちで、ポリオキシエチ
レン付加物、例えば式（ＴＶ）のポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、式（Ｖｌ）のポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステル、式（’Ｖ）のポリオキシエチレ
ングリセロール脂肪酸ニス夢ル、式（■）のポリオキシ
エチレン（３モル以上付加）アルキロイルアミンおよび
式（ＩＸ）のポリオキシエチレンアルキルアミン等のポ
リオキシエチレンオキサイドを待つものが好ましく、そ
の中でも式（ＩＶ）のポリオキシエチレンアルキルニー
チル、式（Ｖ）のポリオキシエチレングリセロール脂肪
酸エステル等の常温で固体のものがさらに好ましい。

これらのノニオン界面活性剤の具体例としては、ポリオ
キシエチレン（１０）ラウリルエーテル、ポリオキシエ
チレン（７）ミリスチルエーテル、ポリオキシエチレン
（２）セチルエーテル、ポリオキシエチレン（２）ステ
アリルエーテル、ポリオキシエチレン（３）オレイルエ
ーテル、ポリオキシエチレン（５）グリセリルモノステ
アレート等が挙げられる。

非イオン界面活性剤は、毛髪化粧料中に最終濃度で０．
２〜５重量重量重含るのが好ましい。０．２重量％未満
では本発明の効果が得にくく、５．０重量％を越えると
仕上がりが重なる傾向となる。また、第４級アンモニウ
ム塩と非イオン界面活性剤とは１：２〜１：５の重量比
率で配合されるのが好ましい。

本発明の第３の必須成分はプロピレングリコールである
。

プロピレングリコールの配合量は０．１〜５．０重量％
が好ましい。０．１重量％未満では本発明の効果が得に
くく、５．０重量％を越えるとしっとり感が増加しすぎ
る傾向となる。

なお、本発明の毛髪化粧料においては、以上の３成分の
他に、更にジメチルシリコンを配合することにより、本
発明の効果をより向上させることが可能である。ジメチ
ルシリコンとしては、２０ｃ／ｓ以下の粘度のものが望
ましい。ジメチルシリコンの配合量は、０．０５〜５．
０重量％が好ましい。

本発明の毛髪化粧料中には、他の任意成分を本発明の効
果に影響のない範囲で配合してもよい。

そのような任意成分として、流動パラフィン、ワセリン
、スクワラン等の炭化水素、グリコール、ソルビトール
等の保湿剤、紫外線吸収剤、殺菌剤、抗菌剤、ビタミン
、タンパク質、アミノ酸、生薬、香料などの少量成分が
ある。

〔発明の効果〕

本発明の毛髪化粧料によると、非水系であるにもかかわ
らず、毛髪になめらかさと良好なくし、ブラシ通りを付
与することが可能である。

本発明の毛髪化粧料は具体的にはデイスペンサー、エア
ゾールスプレー、又はそのまま液状の形能で、種々の製
品に適用することができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例と比較例を示し、本発明の効果を
具体的に説明する。

なお、各側の説明に先立って、各側で採用した試験方法
について説明する。

６表の組成はいずれも重量％で示されている。

なめらかさ、しっと　感、　゛ 汎用シャンプーで処理した毛束（１０ｇ、　　３０ｃ１
１）に試料０．５ｇを塗布し、櫛で均一に伸ばした後、
風乾した。２０名のパネラ−により下記に示す５段階で
官能評価した。

◎：非常に良好 ○：良好 △：普通 ×：やや悪い ××：悪い コｌ旧１ ２０名のパネラ−により試料の透明性を下記に示す３段
階で視覚評価した。

○：透明 △：わずかに白濁 ×：白濁 実施例１〜５ 下記第１表に示す配合組成の８種のブラッシング剤を調
製し、それらのなめらかさ、櫛通り性および液透明性に
ついて評価した。その結果を同表に示す。

＝１８− 上記第１表から明らかなように、本発明の３種の必須成
分のうち２種しか含有していないブラッシング剤（比較
例１〜３）は、いずれもなめらかさおよび櫛通り性にお
いて劣っている。これに対し、本発明の範囲内のブラッ
シング剤（実施例１〜５）は、いずれも優れた性能を示
すことがわかる。

実施例６ 下記第２表に示す配合組成のブラッシング剤を調製し、
その性能を評価したところ、優れた性能を示した。

第２表 実施例７ 下記第３表に示す配合組成のブラッシング剤を調製し、
その性能を評価したところ、優れた性能を示した。

第３表 実施例８ 下記第４表に示す配合組成のブラッシング剤を調製し、
その性能を評価したところ、優れた性能を示した。

一１［ヲしづ支− 実施例９〜２１ 下記第５表に示す配合組成の１５種のブラッシング剤を
調製し、それらの性能を評価した。その結果を同表に示
す。

上記第５表から明らかなように、本発明の３種の必須成
分のうち２種しか含有しない組成物（比較例５および６
）はいずれもしっとり感および櫛通り性において劣って
いる。これに対し、本発明の範囲内の組成物（実施例９
〜２１）はいずれも優れた性能を示すことがわかる。

実施例２２ 下記第６表に示す配合組成のエアゾールスプレータイプ
のブラッシング剤を調製しその性能を評価したところ、
優れた性能を示した。

−Ｉヨ」Ｌ二支−

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）下記一般式〔 I 〕、〔II〕又は〔III〕で表わさ
   れるカチオン界面活性剤の一種又は二種以上と、高級ア
   ルコール又はノニオン界面活性剤と、プロピレングリコ
   ールとを含有することを特徴とする、実質的に非水系の
   毛髪化粧料。 一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Ｒ＿１、Ｒ＿２、Ｒ＿３及びＲ＿４のうち１つ
   又は２つは炭素数８ないし２２の長鎖アルキル基又は炭
   素数８ないし２２の長鎖ヒドロキシアルキル基、残りは
   炭素数１ないし３の低級アルキル基、炭素数１ないし３
   の低級ヒドロキシアルキル基又はベンジル基、Ｘはハロ
   ゲン原子又はアルキル基の炭素数が１若しくは２のアル
   キル硫酸基を示す）、 一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Ｒ＿５、Ｒ＿６及びＲ＿７のうち２つ又は３つ
   は炭素数８ないし２０の長鎖アルキル基、残りはメチル
   基、エチル基、又はヒドロキシエチル基、ｎは３ないし
   １０の整数、Ｘはハロゲン原子又はアルキル基の炭素数
   が１若しくは２のアルキル硫酸基を示す） 一般式〔III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ （式中、Ｒ＿８は炭素数１０ないし２２のアルキル基、
   Ｒ＿９は炭素数２ないし２２のアルキル基を示す）
2. （２）前記ノニオン界面活性剤は、ポリオキシエチレン
   付加物である特許請求の範囲第１項記載の毛髪化粧料。
3. （３）前記ノニオン界面活性剤は、下記一般式〔IV〕又
   は〔Ｖ〕で表わされる化合物である特許請求の範囲第１
   項記載の毛髪化粧料。 一般式〔IV〕 Ｒ＿１＿０Ｏ（ＣＨ＿２ＣＨ＿２Ｏ）＿ｐＨ（式中、Ｒ
   ＿１＿０は炭素数８〜２０の第１級若しくは第２級アル
   キル基、アルケニル基、又は炭素数８〜１２のアルキル
   基を有するアルキルフェニル基を示し、ｐは２〜１０の
   整数を示す。）一般式〔Ｖ〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ （式中、Ｒ＿１＿１は炭素数８〜２０の第１級若しくは
   第２級アルキル基、アルケニル基、又は炭素数８〜１２
   のアルキル基を有するアルキルフェニル基を示し、ａ、
   ｂおよびｃはそれぞれ０〜３０で、その合計が０〜３０
   の整数を示す。）（４）ジメチルシリコンを含有する特
   許請求の範囲第１〜３のうちのいずれか１項記載の毛髪
   化粧料。