JPH07179324A - シャンプー・コンディショナー組成物 - Google Patents

シャンプー・コンディショナー組成物

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JPH07179324A
JPH07179324A JP6241779A JP24177994A JPH07179324A JP H07179324 A JPH07179324 A JP H07179324A JP 6241779 A JP6241779 A JP 6241779A JP 24177994 A JP24177994 A JP 24177994A JP H07179324 A JPH07179324 A JP H07179324A
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JP
Japan
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hair
acid
shampoo
water
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JP6241779A
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Judy B Chung
ビー.チュング ジュディ
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Helene Curtis Inc
Helene Curtis Industries Inc
Original Assignee
Helene Curtis Inc
Helene Curtis Industries Inc
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    • A61Q5/12Preparations containing hair conditioners

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 洗浄性界面活性剤、水不溶性第1級アミン、
十分量の適当な酸および水を含む担体を含む毛髪シャン
プー・コンディショナー。 【効果】 このシャンプーは毛髪を効果的に洗浄しかつ
コンディショニング作用を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシャンプー・コンディシ
ョナー組成物、および毛髪の処理法に関し、水性シャン
プー・コンディショナー組成物は水不溶性第1級アミン
を含むものである。さらに詳述すれば、本発明のシャン
プー・コンディショナー組成物は(イ)ノニオン性界面
活性剤、両性界面活性剤およびその組合せ、例えばアル
キルポリグリコシドまたはココアンホジアセテートから
成る群から選択した洗浄性界面活性剤、(ロ)約14〜
22個の炭素原子を有する水不溶性第1級アミン、
(ハ)無機酸、炭素原子約5個までの脂肪族カルボン酸
およびその混合物から成る群から選択される十分量の適
当な酸、および(ニ)水を含む担体を包含し、この組成
物は少なくとも30モル%の第1級アミンを中和し、か
つ組成物のpHが約4〜8になるような十分量の適当な
酸を含む。このシャンプー・コンディショナー組成物は
任意には約12〜18個の炭素原子をもつ1つの長鎖炭
素を有する第4級アンモニウム化合物、pH6の水溶性
アミンまたはその混合物を含む、シャンプー・コンディ
ショナー組成物は同時に毛髪を洗浄しかつコンディショ
ニング効果を与える。大抵の人は、クレンジング特性を
得る目的で、毛髪用シャンプーを購入して、使用する。
消費者は、毛髪をコンディショニングする毛髪用シャン
プーを所望することもある。しかしながら、毛髪ようシ
ャンプーは、通常は毛髪にとって本質的でなく、主とし
て毛髪をクレンジングする極めて有効なアニオン性界面
活性剤で処方されている。従って、シャンプーは典型的
には湿った毛髪の絡まりをほどくことも、乾燥した毛髪
のコンディショニングを行うこともなく、毛髪のセット
の操作性またはスタイリング性を改良することもない。
【0002】アニオン性界面活性剤を基剤とする毛髪用
シャンプーでシャンプー処理を行うと、アニオン性界面
活性剤は埃や汚れを毛髪から除去するだけでなく、毛髪
繊維の表面上に自然に存在する皮脂もほとんど総て除去
してしまうので、毛髪は通常は化粧上は不満足な状態の
ままである。それ故、アニオン性界面活性剤は毛髪を効
果的にクレンジングするが、アニオン性界面活性剤を含
む毛髪用シャンプー組成物で毛髪をシャンプー処理した
後、水でリンスすると、毛髪に、通常「クリーク」と呼
ばれる、ざらざらして、艶がなく、乾いた手触りまたは
感触が残る。
【0003】完全にクレンジングした毛髪は、それぞれ
の毛髪繊維は互いに縺れたり、捩れたり、絡み合ったり
しやすいので、湿った状態でも、乾燥した状態でも、櫛
通りが極めて悪い。更に、タオルで乾燥した毛髪のよう
な不完全に乾燥した毛髪は、ブラッシング特性に劣り、
完全に乾燥すると、毛髪は十分にセットされない。更
に、毛髪の櫛通りまたはブラッシング特性は劣ったまま
であり、低湿度雰囲気では毛髪は望ましくない静電特性
を有し、毛髪が「ばさばさになる」ので、毛髪のブラッ
シング特性が更に低下する。シャンプー直後の毛髪は櫛
通りまたはブラッシング特性が不十分であるため、毛髪
を傷付け、枝毛や毛切れも引き起こす。また、毛髪の自
然な艷や弾力性も低下する。従って、シャンプー処理を
行った毛髪は全般的な状態が不満足なため、通常は次に
コンディショニング組成物でシャンプー後の毛髪トリー
トメントを行い、これらの望ましくない物理特性を改善
する必要がある。コンディショニング組成物は毛髪のコ
ンディショニング特性を最大にするように設計されてお
り、通常は毛髪用シャンプーとは別個に適用される。典
型的には、コンディショニング組成物は、毛髪にとって
実質的であるカチオン性化合物を含むリンスまたはクリ
ーム様ローション、またはシリコーン化合物である。
【0004】それ故、消費者の要求は、従来はシャンプ
ーを適用して毛髪を洗浄した後、コンディショナー組成
物を適用して湿時櫛通りおよび他の特性を改良すること
によって満たされてきた。普通に許容される方法は、毛
髪をシャンプー処理した後、毛髪をリンスし、次いでコ
ンディショナー組成物を別個に適用した後、二回目のリ
ンスを行うことであった。
【0005】毛髪用コンディショナーを含む多数のシャ
ンプーが開示されているが、このような組み合わせシャ
ンプーは様々な理由から完全には満足なものではなかっ
た。シャンプー・コンディショナー組成物に関して、一
つの問題点はアニオン性界面活性剤とカチオン性コンデ
ィショニング剤との相溶性に関するものである。この相
溶性の問題点により、当業者等はシャンプー中のアニオ
ン性界面活性剤を全部または部分的に置換するものとし
ての非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤および双性
界面活性剤等の他の界面活性剤について検討を行った。
これらの検討の結果は、シャンプー・コンディショナー
の領域で発行された特許明細書、例えば米国特許第3,
849,348号明細書、米国特許第3,990,99
1号明細書および米国特許第3,822,312号明細
書に表わされている。
【0006】従って、カチオン性−アニオン性界面活性
剤の相溶性の問題点を回避し、毛髪に付与されるコンデ
ィショニングの程度を増加させ、毛髪用シャンプーのク
レンジング効率を保持するため、研究者等はアニオン性
界面活性剤を基剤とするシャンプー組成物にシリコーン
化合物を配合した。シリコーンを基剤とするシャンプー
コンディショナーの処方において常に見られる問題点
は、水に不溶性のシリコーンコンディショニング剤を水
性シャンプー・コンディショナー組成物に配合するとき
に見られる相分離とフォーム高さの減少である。本発明
のシャンプー・コンディショナー組成物はシリコーンコ
ンディショニング剤を必要としないので、相分離および
フォーム高さの問題点は解決される。しかしながら、意
外なことには、本発明のシャンプー・コンディショナー
組成物は、極めて効果的なシリコーンコンディショニン
グ剤を含むコンディショナー組成物と同様に、毛髪をコ
ンディショニングするのである。
【0007】シリコーンを含有するシャンプー・コンデ
ィショナー組成物を処方する際に見られる特に解決困難
な問題点は、不溶性のシリコーン材料を組成物に均質に
懸濁させたままにすることである。様々な材料が、増粘
および安定化の目的でシリコーン含有コンディショニン
グシャンプーで使用するため提案されている。これ等の
材料には、キサンタンガム、長鎖アシル誘導体、長鎖ア
ミンオキシド、および長鎖アルカノールアミドが挙げら
れる。
【0008】特に、米国特許第4,704,272号明
細書には、アニオン性界面活性剤、不揮発性シリコー
ン、毛髪用コンディショニング剤、および沈澱防止剤を
念むシャンプー組成物が開示されている。毛髪コンディ
ショニング剤は、トリ−長鎖(C〜C22)アミン、
例えばトリ(イソデシル)アミンまたはトリ−C13
ミンであることができる。Oh等は、キサンタンガムま
たは長鎖アシル誘導体のような沈澱防止剤が組成物に本
質的であることも教示している。驚くべきことには、少
なくとも14個の炭素原子を有する炭素鎖を有し、適当
な酸で十分に中和した第一アミンは安定なシャンプー・
コンディショナー組成物を提供し、これが効果的に毛髪
の洗浄およびコンディショニングを行い、シリコーンコ
ンディショニング剤またはアニオン性界面活性剤を必要
としないことを見出した。
【0009】米国特許第4,472,375号明細書に
は、揮発性炭化水素または揮発性シリコーン、非イオン
性増粘剤、および第四アンモニウム塩および/または脂
肪族アミンの塩を含んでなる水性の毛髪用コンディショ
ニング組成物が開示されて居る。Bolich等の組成
物はクレンジング用界面活性剤を含まず、水に不溶性の
成分を懸濁するのに非イオン性増粘剤、例えばポリマー
に依存している。本発明の組成物は毛髪の洗浄およびコ
ンディショニングを行い、コンディショニング剤を懸濁
するのに増粘剤を必要としない。米国特許第4,90
2,499号明細書には、シリコーンポリマーを含有す
る組成物であって、界面活性剤または脂肪族アミン塩を
任意成分として含むことができるものが開示されてい
る。米国特許第4,374,825号明細書には、揮発
性コンディショニング剤(すなわち、シリコーンまたは
炭化水素)、非イオン性の水溶性ポリマー、および第四
アンモニウム化合物または脂肪族アミンの塩を含む毛髪
用コンディショナーが開示されている。
【0010】米国特許第4,548,810号明細書に
は、脂肪酸の第三アミン塩であって、脂肪酸が約8〜約
22個の炭素原子を有するアルキル基を有するものが開
示されている。第三アミン塩は、アニオン性界面活性剤
を基剤とするシャンプー製品のような化粧品、トイレタ
リー製品およびクレンジング製品に用いられる。欧州特
許公表第0 252 551号明細書には、布帛柔軟組
成物または洗剤組成物に用いられる第三アミンのリン酸
エステルまたはカルボン酸塩が開示されている。
【0011】米国特許第4,913,828号明細書お
よび欧州特許公表第0 294 893号明細書のよう
な幾つかの特許明細書には、ワックスと、アルキルアミ
ンまたはイミダゾリンおよびアニオン性界面活性剤を含
んでなるイオン対とを含む複合体であって、アミンが第
二または第三アミンであるものが開示されている。イオ
ン対は、アミンともアニオン性界面活性剤とも化学的に
異なる種である。アミン−アニオン性界面活性剤イオン
対が開示されている他の特許明細書としては、米国特許
第4,857,213号明細書、米国特許第4,84
4,824号明細書および米国特許第4,915,85
4号明細書が挙げられる。米国特許第4,392,96
5号明細書には、少なくとも10個の炭素原子を有する
カルボキシレートアニオンと、少なくとも2本の炭素鎖
を有しそれぞれの炭素鎖が少なくとも12個の炭素原子
を有する第四アンモニウム化合物とを含んでなる水に不
溶性のイオン対化合物を含んでなる洗濯用柔軟剤が開示
されている。
【0012】しかしながら、毛髪をコンディショニング
する、すなわち毛髪を一層扱い易くし、同時に毛髪を洗
浄する改良された組成物が、なお必要とされている。従
って、本発明は、クレンジング用界面活性剤と水に不溶
性の第一アミンを含むシャンプー・コンディショナー組
成物であって、このシャンプー・コンディショナー組成
物がカチオン性−アニオン性不相溶性を示さず、追加の
水に不溶性のコンディショニング剤(例えば、シリコー
ン)を含まないが、毛髪をコンディショニングするもの
並びに今日のコンディショニング組成物に関する。本発
明のシャンプー・コンディショナー組成物は、好適な酸
が十分な量含まれているため、相分離が効果的に防止さ
れる。
【0013】以下において一層詳細に説明するように、
(a) 非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤および
それ等の組み合わせから成る群から洗濯されるクレンジ
ング界面活性剤、(b) 約14〜約22個の炭素原子
を有する水不溶性の第一アミン、および(c)十分な量
の好適な酸を、(d)水を含んでなるキャリヤー中に含
んでなるシャンプー・コンディショナー組成物は、毛髪
を効果的に洗浄し、驚くべきことには予めシャンプー処
理を行った毛髪をコンディショニングするように具体的
に設計された組成物と同様に毛髪をコンディショニング
する。
【0014】発明の概要
【発明が解決しようとする課題】簡単に説明すれば、本
発明は、毛髪のシャンプーおよびコンディショニングを
同時に行う組成物および方法に関する。更に詳細には、
本発明は、毛髪を、(a)クレンジング用界面活性剤、
(b)約14〜約22個の炭素原子を有する水に不溶性
の第一アミン、(c)無機鉱酸、約5個以下の炭素原子
を有する脂肪族カルボン酸、およびそれ等の組み合わ
せ、(d)水を含んでなるキャリヤーを含んでなる組成
物であって、この組成物が第一アミンの少なくとも30
モル%を中和し、組成物のpHを約4〜約8とするのに
十分な量の酸を含むものと接触させることによる毛髪の
シャンプーおよびコンディショニングを行う方法に関す
る。本発明の水性の毛髪用シャンプー組成物は、場合に
よっては約12〜約18個の炭素原子を有する1本の炭
素長鎖を有する第四アンモニウム化合物、pH6の水溶
性アミン、またはそれ等の混合物を含む。シャンプー・
コンディショナー組成物は安定であり、勝れた発泡性と
洗浄特性を示し、長期間の製品安定性を有し、毛髪をコ
ンディショニングするように具体的に設計された組成物
と同様に毛髪をコンディショニングする。
【0015】それ故、本発明の一つの重要な態様は、毛
髪を洗浄し一回の適用で毛髪をコンディショニングする
シャンプー・コンディショナー組成物を提供することで
ある。
【0016】本発明のもう一つの態様は、クレンジング
用界面活性剤、約14〜約22個の炭素原子を有する水
に不溶性の第一アミン、および十分な量の好適な酸を含
んでなる相安定性を有する水性のシャンプー・コンディ
ショナー組成物を提供することである。
【0017】本発明のもう一つの態様は、非イオン性界
面活性剤、両性界面活性剤またはそれ等の組み合わせか
ら成る群から選択されるクレンジング用界面活性剤、水
に不溶性の第一アミン、および十分な量の好適な酸を含
んでなり、アニオン性界面活性剤を基剤とするシャンプ
ーと同様に毛髪を洗浄し、シリコーンコンディショナー
を含むコンディショニング組成物と同様に毛髪をコンデ
ィショニングする、新規で改良されたシャンプー・コン
ディショナー組成物を提供することである。
【0018】本発明の更にもう一つの態様は、クレンジ
ング用界面活性剤約5%〜約30%、約14〜約22個
の炭素原子を有する水に不溶性の第一アミン約0.5%
〜約5%、および(c)無機鉱酸、約5個以下の炭素原
子を有する脂肪族カルボン酸またはそれ等の組み合わせ
を、第一アミンの少なくとも30モル%を中和し、組成
物のpHが約4〜約8とするのに十分な量を含む新規で
改良されたシャンプー・コンディショナー組成物を提供
することである。場合よっては、毛髪用シャンプー組成
物は、約12〜約18個の炭素原子を有する1本の炭素
長鎖を有する水溶性の第四アンモニウム化合物0重量%
〜2重量%をも含む。
【0019】本発明のもう一つの態様は、毛髪を洗浄お
よびコンディショニングすることができ、消費者が許容
し得るフォーム高さを生じることができる、pHが約4
〜約8の相安定性を有するシャンプー・コンディショナ
ー組成物であって、この組成物がアニオン性界面活性剤
を本質的に含まず、シリコーンまたは炭化水素コンディ
ショニング剤を本質的に含まないものを提供することで
ある。
【0020】本発明のもう一つの態様は、毛髪を、pH
が約4〜約8の組成物であって、非イオン性および/ま
たは両性クレンジング界面活性剤、約14〜約22個の
炭素原子を有する水に不溶性の第一アミン、無機鉱酸、
約5以下の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸またはそ
れ等の組み合わせの十分な量、および水を含んでなる組
成物と接触させることによって毛髪をシャンプーおよび
コンディショニングする方法を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】好ましい態様の詳細な説明 本発明のシャンプー・コンディショニング組成物は、ク
レンジング界面活性剤、水に不溶性の第一アミン、好適
な酸の十分な量、および水を含んでなるキャリヤーを含
んで成るものである。クレンジング用界面活性剤は、非
イオン性界面活性剤、両性界面活性剤およびそれ等の組
み合わせから成る群から選択される。クレンジング用界
面活性剤は水溶性であり、消費者が許容し得るほどの十
分なフォーム高さを生じる。本発明の重要な特徴によれ
ば、第一アミンは約14〜約22個の炭素原子を有し、
酸は無機鉱酸、約5以下の炭素原子を有する脂肪族カル
ボン酸およびそれ等の組み合わせから成る群から選択さ
れ、第一アミンの少なくとも30モル%を中和し、pH
が約4〜約8の組成物を提供するのに十分な量で含まれ
ている。水性のシャンプー・コンディショナー組成物
は、場合によっては、約12〜約18個の炭素原子を有
する1本の炭素長鎖を有する第四アンモニウム化合物、
pH6の水溶性アミンまたはそれ等の混合物0重量%〜
約2重量%を含む。
【0022】シャンプー・コンディショナー組成物は、
アニオン性界面活性剤およびシリコーンまたは炭化水素
コンディショニング剤を本質的に含まないが、予想外の
ことには消費者が許容し得るフォーム高さを示し、毛髪
を効果的に洗浄し、コンディショニングし、相安定性を
有する。
【0023】本発明の組成物および方法に用いられるク
レンジング用界面活性剤は、非イオン性界面活性剤、両
性界面活性剤およびそれ等の混合物から成る群から選択
され、クレンジング用界面活性剤は水溶性であり、消費
者が許容し得るフォームの水準を生じ、非イオン性界面
活性剤のHLB値(親水性−親油性バランス)が少なく
とも約12である。非イオン性または両性クレンジング
界面活性剤は、これらの界面活性剤が毛髪を効果的に洗
浄し、組成物中に含まれているカチオン性成分と望まし
くない相互作用を行わず、消費者が線状工率と同一視す
る高いフォーム高さを生じ、マイルドであるため、シャ
ンプー・コンディショナー組成物に有用である。
【0024】好ましい非イオン性界面活性剤は、約8個
の炭素原子〜約30個の炭素原子を有し、詳細には約1
2個の炭素原子〜約20個の炭素原子を有する炭素鎖を
有する芳香族または脂肪族残基等の疎水性残基を含み、
十分な数の親水性残基、例えばエトキシまたはプロポキ
シ残基のようなアルキレンオキシド残基も含んでいる。
疎水性炭素鎖は、典型的には十分な量のエチレンオキシ
ドおよび/またはプロピレンオキシドとエーテル化し
て、水溶性の非イオン性界面活性剤を生成する。本発明
に有用な非イオン性界面活性剤のHLB値(親水性−親
油性バランス)が少なくとも約12であり、好ましくは
約12〜約24であり、本発明の利益を完全に得るには
約12〜約20である。特定の疎水性残基を有する界面
活性剤のHLB値は、界面活性剤中のエチレンオキシド
および/またはプロピレンオキシドの量によって変化す
る。
【0025】商業的に利用し得る非イオン性界面活性剤
のHLB値は、典型的には周知の文献、例えばMcCu
tcheon Division,MC Publis
hing Co.,グレン・ロック、ニュージャージー
から刊行されたMCCUTCHEON′S DETER
GENTS AND EMULSIFIERS,NOR
TH AMERICAN EDITION,1993
ANNUAL,229〜246頁に記載されている。
【0026】好適な非イオン性界面活性剤は、水溶性で
ありHLBが少なくとも約12であることの外に、消費
者が許容し得るほどの十分なフォーム高さを生じる。消
費者は高いフォーム高さを良好な洗浄力と同一視してい
るので、美的効果のある高いフォーム高さが製品が商業
的に成功を納めるには必要である。従って、シャンプー
・コンディショナー組成物中に任意のカチオン性または
アニオン性界面活性剤を含まない状態で、初期フォーム
高さが少なくとも160ミリリットル(ml)、好まし
くは少なくとも200mlおよび5分後のフォーム高さ
が160ml、好ましくは190mlであるシャンプー
・コンディショナー組成物を提供する非イオン性界面活
性剤が、本発明に有用である。
【0027】シャンプー・コンディショナー組成物のフ
ォーム高さは、栓付きの500mlの目盛付きシリンダ
ー中で100mlの水道水に組成物0.2グラム(g)
を加えることによって測定する。フォーム高さは、所期
句フォーム高さについては5秒以内に測定し、5分後に
再度測定する。記録されたフォーム高さは、水100m
lを含む。
【0028】非イオン性界面活性剤は周知の物質であ
り、クレンジング組成物に用いられている。それ故、好
適な非イオン性界面活性剤としては、アルカノールアミ
ド、エチレンとプロピレンとのブロックコポリマー、エ
トキシル化アルコール、エトキシル化アルキルフェノー
ル、アルキルポリグリコシドおよびそれ等の混合物とし
て知られる種類の化合物が挙げられるが、これ等に限定
されるものではない。
【0029】特に、非イオン性界面活性剤は、エトキシ
ル化アルキルフェノール、すなわち約6〜約12個の炭
素原子を有する直鎖または分岐鎖状のアルキル基を有す
るアルキルフェノールとエチレンオキシドとの縮合生成
物であることができ、エチレンオキシドはアルキルフェ
ノール1モル当たりエチレンオキシドが少なくとも約8
モルの量で含まれている。この型の化合物の例として
は、フェノール1モル当たりエチレンオキシド約9.5
モルと縮合したノニルフェノール、フェノール1モル当
たりエチレンオキシド約12モルと縮合したドデシルフ
ェノール、フェノール1モル当たりえちれオキシド約1
5モルと縮合したジノニルフェノール、フェノール1モ
ル当たりエチレンオキシド約10モルと縮合したオクチ
ルフェノール、フェノール1モル当たりエチレンオキシ
ド約15モルと縮合したジイソオクチルフェノールが挙
げられる。これ等のエトキシル化したアルキルフェノー
ル非イオン性界面活性剤は、CTFA INTERNA
TIONAL COSMETIC INGREDIEN
T DICTIONARY, FOURTH ED.,
The Cosmetic Toiletry and
FragranceAssociation,ワシン
トン,DC(1991)(以後CTFA Dictio
nary)では、オクトキシノール、ノノキシノール、
ドドキシノールおよびノニルノノキシノールと命名され
る。特定のエトキシル化したアルキルフェノールには、
ドドキシノール−9、ドドキシノール−12、ノノキシ
ノール−10、ノノキシノール−18、ノノキシノール
−30、ノニルノノキシノール−10、ノニルノノキシ
ノール−49、オクトキシノール−10およびオクトキ
シノール−16が挙げられる。
【0030】エトキシル化アルコール、すなわち約8〜
約22個の炭素原子を有する脂肪族アルコールとエチレ
ンオキシド約5〜約25モルとの縮合生成物も、有用な
非イオン性界面活性剤である。脂肪族アルコールのアル
キル鎖は、直鎖または分枝した第一または第二級である
ことができる。好ましい非イオン性界面活性剤は、約1
0〜約20個の炭素原子を含むアルキル鎖を有するアル
コールとアルコール1モル当たりエチレンオキシド約6
〜約10モルとの縮合生成物である。このようなエトキ
シル化アルコールの例には、ミリスチルアルコールとア
ルコール1モル当たりエチレンオキシド約10モルとの
縮合生成物、およびココナッツアルコール(長さが約1
0〜約14個の炭素原子のアルキル鎖を有する脂肪アル
コールの混合物)とエチレンオキシド約9モルとの縮合
生成物が挙げられる。多数のエトキシル化アルコール
(およびエトキシル化アルキルフェノール)が、CTF
ACOSMETIC INGREDIENT HAND
BOOK,FIRST EDITION,The Co
smetic,Toiletry and Fragr
ance Association (1988)(以
CTFA HANDBOOKとする)、4〜6頁に記
載されており、上記文献は参考として本明細書に引用し
たものである。代表的なエトキシル化アルコールには、
11〜15パレス−12、ラネス−15、オレス−1
2、ベヘネス−20、C12〜15パレス−12、セテ
アレス−20、セテス−16、コセス−8、イソセテス
−20、イソステアレス−10、ラウレス−13、オク
チルドデセス−20、オレス−10、トリデセス−15
およびステアレス−16が挙げられるが、これ等に限定
されるものではない。
【0031】特に好ましい非イオン性界面活性剤は、ア
ルキルポリグリコシドである。アルキルポリグリコシド
は、例えば米国特許第4,565,647号明細書のよ
うな多数の特許明細書に開示されている。アルキルポリ
グリコシドは、約6〜約30個の炭素原子、好ましくは
約10〜約16個の炭素原子を含む疎水基、および約
1.5〜約10、好ましくは約1.5〜約3、最も好ま
しくは約1.6〜約2.7の糖単位を有する多糖、例え
ばポリグリコシドの親水性基を有する。5または6個の
炭素原子を有する任意の還元糖を用いることができ、例
えばグルコース、ガラクトースおよびガラクトシル残基
をグルコシル残基の代わりに用いることができる。
【0032】場合によっては、ポリアルキルオキシド鎖
を疎水性基および多糖類残基と結合することができる。
好ましいアルキルオキシドはエチレンオキシドである。
典型的な疎水性基には、約8〜約18、好ましくは約1
0〜約16個の炭素原子を有する飽和または不飽和の分
枝したまたは分枝していないアルキル基が挙げられる。
好ましくは、アルキル基は飽和の直鎖アルキル基であ
る。アルキル基は約3個までのヒドロキシ基を含むこと
ができ、ポリアルキレンオキシド鎖は約10まで、好ま
しくは5未満のアルキレンオキシド残基を含むことがで
きる。好適なアルキル多糖類は、オクチル、ノニル、デ
シル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシ
ル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシルおよび
オクタデシル、ジ−、トリ−、テトラ−、ペンタ−およ
びヘキサグルコシド、ガラクトシド、ラクトシド、グル
コース、フルクトシド、フルクトース、ガラクトースお
よびそれ等の混合物である。好適な混合物には、ココナ
ッツアルキルジ−、トリ−、テトラ−およびペンタグル
コシド、および獣脂アルキルテトラ−、ペンタ−および
ヘキサグルコシドが挙げられる。
【0033】好ましいアルキルポリグリコシドは、式 RO(C2nO)(グリコシル) (式中、Rはアルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシ
アルキル、ヒドロキシアルキルフェニル、およびそれ等
の混合物から成る群から選択され、但しアルキル基は約
10〜約18、好ましくは約12〜約14個の炭素原子
を有し、nは2または3であり、tは0〜約10の数、
好ましくは0であり、xは約1.3〜約10、好ましく
は約1.3〜約3、最も好ましくは約1.3〜約2.7
の数である。グリコシルは、グルコースから誘導される
のが好ましい。特に有用な非イオン性界面活性剤は、デ
シルポリグルコースおよびラウリルポリグルコースのよ
うなアルキルポリグリコシドであり、Henkel C
orporation,Emery Group Co
spha,アンブラー、ペンシルバニアからPLANR
ARENTM2000およびPLANTARENTM
300として市販されている。
【0034】エチレンオキシドを少なくとも約20モル
と縮合したソルビトールのラウリン酸エステルも、有用
な非イオン性界面活性剤である。この種類の代表的な非
イオン性界面活性剤には、CTFA Dictiona
ryで命名されたポリソルベート20、ポリソルベート
21、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリ
ソルベート61、ポリソルベート65、ポリソルベート
80、ポリソルベート81およびポリソルベート85が
挙げられる。
【0035】以後に詳細に説明するように、HLBが少
なくとも約12であり、少なくとも約160mlの初期
の組成物フォーム高さを生じる能力を有する非イオン性
界面活性剤は本発明で有用である。従って、前記の種類
の非イオン性界面活性剤および前記の具体的な非イオン
性界面活性剤の外に、HLBが少なくとも約12であ
り、160mlの初期フォーム高さを生じる能力を有す
る多数の他の非イオン性界面活性剤も、本発明のシャン
プー・コンディショナー組成物に有用である。
【0036】例えば、本発明のシャンプー・コンディシ
ョナー組成物に含まれる非イオン性界面活性剤も、ポリ
オールおよび糖のエーテル、脂肪酸アルカノールアミ
ド、ポリエチレングリコール、またはエチレンオキシド
と長鎖アミドとの縮合生成物であることもできる。これ
等の非イオン性界面活性剤並びに多数の他の本明細書に
引用したものは、当業者に周知であり、McCutch
eon Division,MC Publishin
g Co.、グレン・ロック、ニュージャージーから刊
行されたMcCUTCHEON′S DETERGEN
TS AND EMULSIFIERS, NORTH
AMERICAN EDITION,1993 AN
NUALのような文献に詳細に記載されている。
【0037】特に、非イオン性アルカノールアミドは、
単独でまたは他の非イオン性界面活性剤と組み合わせて
組成物に配合することができる。好適なアルカノールア
ミドには、ヘアケア処方の業界で知られているもの、例
えばココアミドMEA、ココアミドDEA、大豆アミド
DEA、ラウルアミドDEA、オレアミドMIPA、ス
テアルアミドMEA、ミリスタミドMEA、ラウルアミ
ドMEA、カプラミドDEA、リシノールアミドDE
A、ミリストアミドDEA、ステアルアミドDEA、オ
レイルアミドDEA、獣脂アミドDEA、ラウルアミド
MIPA、獣脂アミドMEA、イソステアルアミドDE
A、イソステアルアミドMEAおよびそれ等の組み合わ
せが挙げられるが、これ等に限定されない。
【0038】非イオン性界面活性剤と共にまたはの代わ
りに、両性界面活性剤を本発明のシャンプー・コンディ
ショナー組成物に配合することができる。両性界面活性
剤は毛髪を洗浄し、消費者が許容し得るほどの十分なフ
ォームを生じる。しかしながら、非イオン性界面活性剤
は、第一アミドの存在かで両性界面活性剤よりも大きな
初期フォームを生じるので、非イオン性界面活性剤が好
ましい。本発明に包含される両性界面活性剤の好適な種
類には、ベタイン、ヒドロキシプロピルスルタイン、お
よびそれ等の組み合わせが挙げられるが、それ等に限定
されるものではない。具体的な両性界面活性剤の例に
は、ココアミドプロピルベタイン、ラウルアミドプロピ
ルベタイン、ココオレアミドプロピルベタイン、ココベ
タイン、オレイルベタイン、ココアミドプロピルヒドロ
キシスルタイン、獣脂アミドプロピルヒドロキシスルタ
インおよびジヒドロキシエチル獣脂グリシネートまたは
これ等の組み合わせが挙げられるが、これ等に限定され
ない。しかしながら、一般的には毛髪用シャンプーの当
該技術分野で知られており、用いられる任意の両性界面
活性剤を、本発明の組成物に配合することができる。
【0039】本発明の重要な特徴によれば、非イオン性
界面活性剤、両性界面活性剤またはそれ等の混合物は、
組成物の重量の約5%〜約30%、好ましくは約8%〜
約20%の量でシャンプー・コンディショナー組成物に
含まれる。クレンジング界面活性剤が組成物の重量の5
%未満の量で含まれるときには、毛髪が本発明のシャン
プー・コンディショナー組成物と接触したときに十分に
洗浄されない。従って、クレンジング界面活性剤または
クレンジング界面活性剤の組み合わせは、一般的には本
発明の毛髪用シャンプー組成物に、組成物の重量で約8
%〜約20%の好ましい量で含まれ、本発明の十分な利
益を得るには、組成物の重量の約10%〜約20%の量
で含まれる。更に、驚くべきことであり、予想されなか
ったことには、クレンジング用界面活性剤の少量、例え
ば組成物の重量の約5%〜約10%を組成物に配合する
と、第一アミドが存在しても消費者の許容度に対して十
分で安定なフォーム高さの生成に好ましくない影響を与
えない。
【0040】本発明の別の重要な特徴によれば、シャン
プー.コンディショナー組成物は本質的にアニオン界面
活性剤を含まない。用語「本質的に含まない」とは、ア
ニオン界面活性剤を意図的に組成物に添加しないことで
あり、コンタミとしておよび組成物の成分に副生成物と
して存在することは構わない。したがって、アニオン界
面活性剤は組成物に対して0.2重量%以下の量でシャ
ンプー・コンディショナー組成物に存在する。アニオン
界面活性剤の不存在は組成物中にアニオン/カチオン相
互反応を防止するものである。しかし、消費者に許容し
うる泡の高さは、高い起泡性アニオン界面活性剤の不存
在の場合にも生じる。
【0041】本発明のその他の重要な特徴によれば、シ
ャンプー・コンディショナー組成物もシリコーンコンデ
ィショニング剤あるいは炭化水素コンディショニング剤
を本質的に含まない。用語「本質的に含まない」とは、
アニオン界面活性剤の存在について既述したとおりであ
る。このようなコンディショニング剤は往々にしてシャ
ンプー・コンディショナー組成物に含まれ、毛髪を十分
にコンディション処理する。しかし、本シャンプー・コ
ンディショナー組成物は、このような水不溶性コンディ
ショニング剤を必要とすることなく、シャンプーした毛
髪にコンディショニング作用を付与する。
【0042】第1級アミンと十分量の適当な酸、任意に
は1種の長い炭素鎖を含む第4級アンモニウム化合物を
含む本シャンプー・コンディショナーは、予めシャンプ
ーした毛髪をコンディショニング処理するのに具体的に
デザインされた組成物と本質的に等しく毛髪をコンディ
ショニング作用を与える。このような結果は予期せざる
ものであり、シャンプー・コンディショナー組成物は具
体的にデザインしたコンディショニング組成物と比較し
て劣るものであるからである。
【0043】洗浄性界面活性剤に加えて、本発明のシャ
ンプー・コンディショナー組成物は約14〜約22個の
炭素原子をもつ第1級アミンを含む。第1級アミンは水
不溶性であり、少なくとも製品の許容期間にわたり組成
物に均一に分散し、シャンプー・コンディショナーの起
泡性や洗浄性に悪影響を及ぼさず、かつ毛髪を有効にコ
ンディショニングする。
【0044】望ましくは、第1級アミンは約16〜約2
2個の炭素原子を含み、本発明の全利点を達成するため
には、約16〜約20個の炭素原子を含む。12個以下
の炭素原子を含む第1級アミンは十分に水可溶性であ
り、毛髪から洗い流されるから、毛髪をコンディショニ
ングしないものである。水不溶性第1級アミンは組成物
に適当な酸を十分量含ませることにより組成物に分散さ
れる。
【0045】第1級アミンはシャンプー・コンディショ
ナー組成物に約0.5%〜約5重量%、望ましくは約1
%〜約5重量%の量で存在する。酸はシャンプー・コン
ディショナー組成物に十分量で存在し、アミンを少なく
とも約30モル%で中和し、かつ組成物のpHは約4か
ら約8をもつ。約0.5重量%未満では、第1級アミン
は毛髪をコンディショニングするには十分量ではない。
約5重量%を越える場合は、第1級アミンは、毛髪を脂
こっく感じるように毛髪をコンディショニングすること
になる。
【0046】第1級アミンのアルキル基は脂肪酸から誘
導できるから、単独であるいは主として1つの鎖長のも
のではなく、すなわち、長鎖はセチル(C16)または
ステアリル(C18)からのみ誘導される必要はない。
むしろ、第1級アミンが水不溶性であり、かつ約14〜
約22個の炭素原子を含む限りは、アルキル基が長鎖の
混合基である第1級アミンを使用することができる。こ
のようなアミン化合物は天然由来の物質、例えばタロ
−、大豆油からあるいは合成混合物から製造できる。
【0047】特に、約14から約22個の炭素原子を含
む第1級アミンは一般に室温で固体の化合物である。し
かし、支配的鎖長として約14〜約22個の炭素原子を
もつ市販の第1級アミンも14個の炭素原子より少ない
炭素鎖をもつ少量のアミンを含み得る。14個未満の炭
素原子の炭素鎖をもつ少量の第1級アミン、例えば組成
物に約5重量%まで存在するが、組成物に悪影響を与え
ない。したがって、第1級アミンは室温で固体の化合物
であり、水100ml当たり0.5g以下の水溶解性を
示す水不溶性化合物である。
【0048】第1級アミンを酸により十分に中和する
と、第1級アミンはシャンプー・コンディショナー組成
物に分散するが、まだ水不溶性であり、シャンプー中毛
髪に付着しかつコンディショニング作用をもつ。第1級
アミンは少なくとも製品の許容期間中、例えば約1年
間、泡の高さのように、シャンプー・コンディショナー
組成物の他の性質に悪影響を与えずに、シャンプー・コ
ンディショナー組成物に効果的に懸濁される。
【0049】本発明のシャンプー・コンディショナー組
成物に有用な特定の第1級アミンは、限定されるもので
はないが、C20−22アミン、大豆アミン、水素化タ
ロ−アミン、ステアリルアミン、タロ−アミン、オリイ
ルアミン、ヘキサデシルアミン、オクタデシルアミンお
よびその混合物である。
【0050】第1級アミンおよび洗浄性界面活性剤に加
えて、本シャンプー・コンディショナー組成物は十分量
の適当な酸を含み、少なくとも約30モル%の第1級ア
ミンを中和し、かつ組成物に約4〜約8のpHを与え
る。十分量の無機酸、炭素原子約5個までの脂肪族カル
ボン酸あるいはその混合物が存在し、中和および未中和
の第1級アミンが組成物中に均一に分散するような程度
に第1級アミンを中和するのに存在し、すなわち、少な
くとも30モル%のアミンが中和される。
【0051】さらに、十分量の酸を添加して、組成物に
約4〜約8のpHを付与させる。組成物に過剰の酸が存
在すると、毛髪はシャンプー中に十分に中和され、第1
級アミンは毛髪に直接的に作用せず、毛髪から洗い流さ
れる。したがって、第1級アミンはシャンプーでは毛髪
をコンディショニングしない。不十分量の酸が組成物に
ある場合、組成物のpHはかなり高く、刺激の原因とな
り、第1級アミンは毛髪に効果的に沈着しない。
【0052】アミン化合物を中和するのに使う酸は遊離
アミン窒素を中和するのに十分な濃度の酸である。この
ような酸は、限定されるものではないが、塩酸、硫酸、
硝酸、燐酸およびその混合酸のような無機酸である。さ
らに、約5個までの炭素原子を含む脂肪族カルボン酸は
第1級アミンを中和するのに使用することができる。望
ましくは、脂肪族カルボン酸は飽和脂肪酸である。約5
個を越える炭素原子をもつ脂肪族カルボン酸は、約5個
以下の炭素原子をもつ飽和酸を含む組成物に比較して美
感的性質が減じた組成物を供する。適当な脂肪族カルボ
ン酸の例は、酢酸、乳酸、クエン酸、酒石酸、プロピオ
ン酸、酪酸、ペンタン酸グリコール酸およびその混合酸
である。
【0053】上記必須成分以外に、その他の共通な化粧
成分や添加物を本発明のシャンプー・コンディショナー
組成物に含ませ、シャンプー・コンディショナー組成物
の基本的性質が悪影響を及ぼさないかぎり、望ましいす
なわち美感的性質を付与することができる。このような
任意の化粧成分や添加物はフレグランス、染料、毛髪着
色料、不透明剤、真珠光沢剤、増粘剤、無機酸、加湿
剤、ハイドロトロープ、泡安定剤、可溶化剤、保存料、
水軟化剤、バッファー等である。これらの任意化粧成分
や添加剤はシャンプー・コンディショナー組成物に対し
て0重量%から約5重量%まで通常存在し、通常は0%
から約20重量%である。
【0054】特に、第4級アンモニウム化合物はシャン
プー・コンディショナー組成物に加えて、組成物の起泡
性を促進することができる。第4級アンモニウム化合物
は水溶性であり、約12から約18個の1つの炭素長
鎖、望ましくは約14から約18個の炭素原子をもつ。
水溶性第4級アンモニウム化合物はシャンプー・コンデ
ィショナー組成物に0%から約2重量%、望ましくは約
0.1%から約1重量%の料で存在する。
【0055】第4級アンモニウム化合物の炭素鎖は炭素
と水素原子、エーテル結合あるいは類似の水可溶性結合
でもあり、それ以外でも、あるいはそれに代わるもので
もよい。第4級アンモニウム化合物が水溶性であるかぎ
り、第4級アンモニウム化合物の4級窒素の残りの3つ
の置換基はフェニル、ベンジル、あるいはメチル、エチ
ル、ヒドロキシメチルまたはヒドロキシエチルのような
短鎖アルキルやヒドロキシアルキル、あるいはその混合
基でよい。
【0056】したがって、水溶性4級アンモニウム化合
物は次の式:
【化1】 (式中、Rは約12から約18個の炭素原子をもつア
ルキル基であり、RとRは独立して、メチル、エチ
ル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチルから成る群か
ら選択され、Rはベンジル、メチル、エチル、ヒドロ
キシメチルおよびヒドロキシエチルから成る群から選択
され、およびXはクロライド、メトサルフェート、エト
サルフェートおよびナイトレートから成る群から選択さ
れる。水溶性4級アンモニウム化合物の4級窒素はモル
ホリンやピリジンなどの複素環窒素含有基に含むことが
できる。さらに、4級アンモニウム化合物のアニオンは
上記したものに加えて通常のアニオン、例えば、ブロミ
ド、トシレート、アセテートまたは燐酸アニオンであ
る。ただし、4級アンモニウム化合物は水溶性でなけれ
ばならない。
【0057】4級窒素原子および約12〜約18個の炭
素原子の長炭素鎖をもつ水溶性4級アンモニウム化合物
は広範囲の化合物である。しかし、水溶性4級アンモニ
ウム化合物は一般に4級窒素原子に存在する置換基の構
造に基づいて数群に分けることができる。すなわち、
(イ)1つの長鎖炭素原子および1つか2つの炭素原子
をもつ3つの同じ又は異なる短鎖アルキルあるいはヒド
ロキシアルキル基、すなわちメチル、エチル、ヒドロキ
シメチルまたはヒドロキシエチルを有する化合物、
(ロ)1つの長鎖炭素、1つのベンジルおよび1つか2
つの炭素原子をもつ2つの同一か異なる短鎖アルキルま
たはヒドロキシアルキルを有する化合物、(ハ)1つの
長鎖炭素、1つのベンジル、および1つか2つの炭素原
子およびモルホリンやピリジンのような1つの有機複素
環基および1つか2つの炭素原子をもつ1つの短鎖アル
キルかヒドロキシアルキル基を有する化合物。
【0058】したがって、本発明の重要な特徴によれ
ば、つぎの水溶性4級アンモニウム化合物が挙げられ、
本発明の方法や組成物に使用できる。
【0059】 並行している名称はCosmetic,Toiletr
y and Fragrance協会,CTFA Di
ctionaryに掲載される化合物記号である。他の
4級アンモニウム化合物はCTFAハンドブック,40
−42頁に掲載されている。
【0060】水溶性アミンは、水溶性4級アンモニウム
化合物の代わりにあるいは併用して、シャンプー・コン
ディショナー組成物に加え、組成物の起泡性を促進する
ことができる。このアミンは約6のpHの組成物で水溶
性であり、1級,2級または3級アミンでよく、アミン
は1つの長鎖炭素をもつ。水溶性第1級アミンについ
て、長鎖炭素は約8〜12個の炭素原子を含む。約8〜
18個の炭素原子の不飽和炭素鎖をもつ第1級アミン水
溶性アミンとして使うことができる。水溶性2級および
3級アミンについて、長鎖炭素は約8〜16個の炭素原
子を含む。水溶性アミンは組成物に対して0%〜約2
%、望ましくは約0.1%〜約1.2重量%の量で含ま
れる。
【0061】シャンプー・コンディショナー組成物に加
えて泡の発生を促進しうる水溶性アミンの例は、限定す
るものではないが、2−エチルヘキシルアミン、ドデシ
ルアミン、ドデシルジメチルアミン、ヘキサデシルジメ
チルアミン、オレイルジメチルアミン、セチルジメチル
アミン、ミリスチルジメチルアミン、オレイルアミンお
よびココアミンがある。他の水溶性アミンはCTFAハ
ンドブック,13−14頁に掲載される。
【0062】シャンプー組成物の担体は主として水であ
るが、非水性溶媒も加えて、水に十分溶けない組成物成
分の可溶化を助けあるいは組成物の粘度を調節すること
もできる。適当な溶媒にはグリセロールのようなポリオ
ール;エチレングリコール,プロピレングリコールおよ
びヘキシレングリコールのようなグリコール;あるいは
その混合物がある。任意の非水性溶媒は毛髪をきれいに
かつコンディショニングする組成物の能力に悪影響を及
ぼさず、あるいは泡の高さを減じるような組成物の消費
者のアッピールに悪影響を示さないものでなければなら
ない。非水性溶媒は本発明のシャンプー・コンディショ
ナー組成物に0%〜約5重量%までの量で含むことがで
きる。
【0063】本発明の全利点を達成するために、シャン
プー組成物適当に粘ばりのある混合物、例えば、約10
00cps(センチポーズ)から約15,000cps
の範囲の粘度をもち、この範囲は市販の製品の貯蔵や輸
送時に通常見られる温度で安定である。本発明のシャン
プー・コンディショナー組成物は約20°〜25°Cの
温度で本質的に相分離に耐える分散体である。シャンプ
ー・コンディショナー組成物も市販の製品の貯蔵や輸送
に通常見られる相安定性を立証し、1年以上無影響のま
まである。
【0064】本発明方法によれば、いくつかのシャンプ
ー・コンディショナー組成物を調製し、ヒト毛髪に適用
して、毛髪をきれいにかつコンディショニングするシャ
ンプー・コンディショナー組成物の能力の改善を立証し
た。毛髪のコンディショニング効果を最大限にするため
に、シャンプー・コンディショナー組成物には少なくと
も30%、望ましくは少なくとも50%のアミンが中和
するのに十分な量の第1級アミンおよび組成物が約4〜
8、望ましくは約5〜7のpHをもつのに十分な酸を含
むことが立証された。
【0065】遊離第1級アミン、すなわち第1級アミン
は酸により中和されない、のみを含むシャンプー・コン
ディショナー組成物は毛髪にコンディショナー効果を与
えず、起泡性は劣り、急速に例えば24時間未満で相分
離をおこした。したがって、酸−中和第1級アミンは組
成物に分散させ、かつ未中和アミンの懸濁を助ける。中
和および非中和第1級アミンは毛髪にコンディショニン
グ効果を与える。
【0066】さらに、研究室テストによれば、本発明の
組成物でシャンプーした毛髪は効果的にきれいになり、
かつ毛髪を効果的にコンディショニングした。以下に詳
述するように、本シャンプー・コンディショナー組成物
は毛髪をコンディショニングするのに具体的にデザイン
された先端の市販組成物のように毛髪にコンディショニ
ング効果を与えた。
【0067】本発明方法および組成物により達成される
新規で予期せざる結果を立証するために、つぎの例1〜
30を同一方法により調製した。洗浄性界面活性剤ある
いは界面活性剤の配合、および水を第1容器に加え、生
成した混合物を適当に攪拌しながら、約50°〜70°
Cに加熱した。第1級アミンを第2容器で溶融し、つい
で溶融した第1級アミンを第1容器の混合物に連続攬拌
下添加した。生成した混合物を約70゜Cに維持し、約
30〜90分攪拌して、混合物を均質化した。ついで、
この均質化混合物を室温に冷却した。つぎに酸(クエン
酸か塩酸)を均質混合物に加え、pH約6のシャンプー
・コンディショナー組成物を得た。
【0068】
【0069】各々アニオン界面活性剤を含む例1〜5の
組成物は比較例である。例1〜5の組成物は毛髪を組成
物でシャンプーし、ついで毛髪のコンディショニング性
を定性的に試験して毛髪のコンディショニング効果能を
スクリーンした。例5の組成物は温和にシャンプーした
毛髪にコンディショニング効果を与えた。したがって、
中和アミンとアニオン界面活性剤の併用を含む組成物は
シャンプーした毛髪を満足にはコンディショニングしな
かった。
【0070】
【0071】例6〜9の組成物は各々第1級アミンおよ
び両性界面活性剤かノニオン界面活性剤と両性界面活性
剤との併用を含む。例6〜9の組成物は、毛髪を組成物
でシャンプーし,ついで毛髪のコンディショニング性を
定性的に試験して、毛髪コンディショニング効果につい
てスクリーンした。例6〜9の各組成物はシャンプーし
た毛髪を有効にコンディショニングし、組成物中の第1
級アミン量に正比例してコンディショニング度が上昇し
た。反対に、例6〜9と同一の第1級アミン(すなわ
ち、ステアリルアミン)およびアニオン界面活性剤を含
む例1〜3の組成物は毛髪にコンディショニング効果を
与えなかった。したがって、第2級アミン、十分量の酸
およびノニオンと両性界面活性剤(または両性界面活性
剤)を含むシャンプー・コンディショナー組成物は有効
に毛髪をきれいにしかつコンディショニングした。
【0072】
【0073】例10〜12の組成物は第1級アミンおよ
びノニオンとアニオン界面活性剤の配合を含む。毛髪を
組成物でシャンプーし、ついで毛髪のコンディショニン
グ性を定性的に有効に試験することにより、組成物の毛
髪コンディショニング能についてスクリーンした。例1
0〜12の組成物でシャンプーした毛髪は、例12の組
成物が比較的高量の第1級アミンを含むとしても、コン
ディショニング効果を示さなかった。したがって、中和
しおよび未中和第1級アミンは、アニオン界面活性剤が
組成物に含まれない場合、毛髪にコンディショニング作
用を示さなかった。反対に、シャンプー・コンディショ
ニング組成物(例えば、例7〜9)中にノニオンと両性
界面活性剤が存在すると、アニオン界面活性剤が存在し
なくても、第1級アミンの毛髪コンディショニング能を
減じなかった。
【0074】
【0075】例13〜18の組成物はノニオン界面活性
剤(例13〜14)またはノニオン界面活性剤配合物
(例16〜18)および第1級アミン、あるいはノニオ
ン界面活性剤とt−アミン(例15)の組合せを含む。
この組成物は、毛髪を組成物でシャンプーし,ついで毛
髪のコンディショニング性を定性的に試験することによ
り毛髪のコンディショニング能をスクリーンした。例1
3〜18の組成物でシャンプーした毛髪はコンディショ
ニングされたが、例15の組成物は例13〜14と16
〜18の組成物と同様、毛髪をコンディショニングしな
かった。
【0076】
【0077】例19〜24の組成物はノニオン界面活性
剤、第1級アミン、酸、および任意の4級アンモニウム
化合物を含む。第4級アンモニウム化合物は組成物によ
りおこる泡の高さを増大した。毛髪を組成物でシャンプ
ーし、ついで毛髪のコンディショニング性を定性的に試
験して、この組成物の毛髪コンディショニング能をスク
リーンした。例19〜24の組成物でシャンプーした毛
髪は有効にコンディショニングされ、第4級アンモニウ
ム化合物はシャンプー・コンディショニング組成物に悪
影響を及ぼさないことを示している。
【0078】
【0079】
【0080】例25〜30の組成物は、毛髪を組成物で
シャンプーし、ついで毛髪のコンデヘショニング性を定
性的に試験して、毛髪コンディショニング能についてス
クリーンした。例25〜30の組成物は毛髪をきれいに
しかつコンディショニングした。しかし、第1級アミン
を含む例25と28の組成物は毛髪のコンディショニン
グに関して、例16、27、19および30(2級アミ
ン又はt−アミンを含む)の組成物より性能がすぐれて
いた。したがって、pH約6で、両性界面活性剤と第1
級アミンを含むシャンプー・コンディショナー組成物は
有効に毛髪をきれいにしかつコンディショニングした。
【0081】ノニオン界面活性剤、両性界面活性剤およ
びその混合物からなる群から選択した洗浄性界面活性
剤、炭素原子約14〜22の第1級アミンおよび十分量
の酸を含むシャンプー・コンディショナー組成物は効果
的に毛髪をきれいにしかつコンディショニングしたこと
を、例1〜30の組成物は示している。シャンプー・コ
ンディショナー組成物にアニオン界面活性剤が存在する
と、組成物の毛髪コンディショニング能をひどく減少さ
せる。炭素原子約12〜18個の長鎖炭素を有する第4
級アンモニウム、pH6の水溶性アミンまたはその混合
物が存在すると、組成物の泡発生能を改善しかつ組成物
の性能に悪影響を与えない。
【0082】さらに、後記するように、本シャンプー・
コンディショナー組成物により付与されたコンディショ
ニング性は、予めシャンプーした毛髪をコンディショニ
ングするのに具体的にデザインされた組成物により毛髪
に付与されたコンディショニング性と本質的に等しい。
このような結果は予期せざるものであり、一般にシャン
プー・コンディショナー組成物は具体的にデザインされ
たコンディショニング組成物のように毛髪にコンディシ
ョニング効果を与えない。さらに、本シャンプー・コン
ディショナー組成物はシリコーンや炭化水素系コンディ
ショナー(これらは非常に有効なコンディショナーであ
るが、シャンプーコンディショナー組成物に加えるのが
難しく、組成物の不安定性が増す)を必要とせず、毛髪
に有効にコンディショニング効果を与える。
【0083】本シャンプー・コンディショナー組成物は
毛髪を有効に綺麗にし、かつコンディショニングを与
え、消費者の受容に十分美感性をもたせる。通常、シャ
ンプー・コンディショナー組成物は毛髪をきれいにする
ためと消費者の受容のために十分な泡の高さを得るため
にアニオン界面活性剤を含む。本シャンプー・コンディ
ショナー組成物と毛髪を有効に綺麗にし、かつアニオン
界面活性剤が無くても十分な泡量を発生する。
【0084】特に、3つのシャンプー・コンディショナ
ー組成物を調製した。各組成物は15重量%のノニオン
界面活性剤、3重量%のステアリルアミンおよび十分量
のクエン酸を含み、組成物のpHを6にした。これらの
組成物はノニオン界面活性剤のアイデンティティにおい
てのみ異なった。最初のシャンプー・コンディショナー
組成物(ノニオン界面活性剤としてplantaren
2000を含む)は初期の泡高さ200mlを示した
が、第2組成物(ノニオン界面活性剤としてICIから
入手したTWEEN20(ポリソルベート20)を含
む)は初期の泡高さ160mlを示し、および第3組成
物(ノニオン界面活性剤としてローム&ハースから入手
したTRITON X−100(オクトキシノール−
9)を含む)は初期の泡高さ175mlを示した。これ
らの初期の泡高さは消費者の受容に十分なものである。
これらの各3つの組成物は毛髪のコンディショニング能
を立証し、各組成物の泡発生能はセトリモニウムクロラ
イドのような約12〜22の炭素原子の長鎖炭素を有す
る第4級アンモニウム化合物を含めることにより増大し
た。
【0085】水溶性4級アンモニウム化合物により供さ
れる泡促進効果を立証するために、例31と32の組成
物を調製した。初期の泡高さは既述した方法により測定
した。
【0086】
【0087】例31の組成物は190 mlの泡の高さ
を示し、毛髪を綺麗にしかつコンディショニングした。
さらに水溶性第4級アンモニウム化合物を含む例32の
組成物は上昇した初期の泡高さ245 mlを示し、そ
して例31の組成物のように毛髪を綺麗にしかつコンデ
ィショニングした。
【0088】
【0089】例33〜36の組成物を約6にpH調整し
た。例36の組成物は対照試料であり、第4級アンモニ
ウム化合物も水溶性アミンも含まない。例33と35の
組成物は水溶性アミンと第4級アンモニウム化合物を含
むが、それぞれ25と15mlの増大した泡高さを示し
た。反対に、水溶性アミンを含む例34の組成物は20
mlの泡低下を示す。泡の高さは初期の泡高さであ
り、既述した方法により測定した。例33〜36の組成
物は第4級アンモニウム化合物および長鎖炭素をもつ水
溶性アミンの泡促進性および水不溶性アミンの泡抑制性
を立証する。
【0090】毛髪を縞麗にしかつコンディショニングす
る本シャンプー・コンディショナー組成物能を立証する
ために、図1〜6のグラフを言及する。図1は15重量
%のデシルポリグルコース(PLANTAREN 20
00)および5重量%のステアリルアミンを含む本発明
のシャンプー・コンディショナー組成物に及ぼすpHの
影響を示す。各組成物は既述した方法により調製し、塩
酸によりpH約4〜11に調整した。約4〜11のpH
範囲を外れると、組成物は毛髪や皮膚と接触して非常に
酸性かアルカリ性(すなわち、非常に刺激性か腐食性)
である。さらに、約4未満のpHでは、毛髪は自然にカ
チオンとなり、第1級アミンによりコンディショニング
を受けにくい。
【0091】当業界で標準的な方法により、例えば、本
発明の組成物でシャンプーした毛髪にコンディショニン
グ性を付与する能力をパネリストの櫛けづりにより評定
する方法により、組成物をヒト毛髪(長い髪)に適用
し、この毛髪をシャンプーしリンスした。
【0092】特に、シャンプーした長い毛髪は13人の
パネルの判断により櫛けづりの困難性を判断し、平均ラ
ンク1(櫛けづりが容易、すなわち、最もコンディショ
ニングされる)から6(櫛けづりが最も難しい、すなわ
ち、最低のコンディショニング)で評価した。比較のた
めに、ヒトの長い毛髪をPERT PLUSTM,P&
Gから入手したシャ、プー・コンディショナー組成物
(業界の水準シャンプー・コンディショナーとして認識
されている)またはFINESSETM,ヘレンカーチ
スから入手したコンディショナー組成物(業界の水準的
コンディショナーとして認識されている)を使ってシャ
ンプーした。したがって、この試験では、FINESS
Eにより付与された性質と等しい処理毛髪に組成物が毛
髪コンディショニング性を付与するならば、組成物は毛
髪コンディショニング性能の水準点として認識される。
【0093】特に、各種シャンプー・コンディショナー
組成物は、約1ml又は1gの組成物をデメオブラザー
スから市販されているヒトバージンヘアーの暗褐色の長
い毛髪に適用して試験した。6インチの長い毛髪(各重
さは2g)を根元でプラスチックタブにくっつけた。各
試験では、長い毛髪をシャンプーし組成物を毛髪と15
秒から2分毛髪と接触させた。毛髪を32°Cの水道水
で30秒リンスした。
【0094】プレミアムコンディショナー組成物(FI
NESSE)は一般にプレミアムコンディショナー組成
物(PERT PLUS)より優れたコンディショニン
グ効果を有することを図1のバーグラフは表している。
本発明のシャンプー・コンディショナーは水準のPER
T PLUSシャンプー・コンディショナーよりpH4
〜8にわたって優れており、pH6では、本シャンプー
・コンディショナー組成物は水準のFINESSEコン
ディショナーより優れていることを図1のバーグラフは
表している。このような結果は、シャンプー・コンディ
ショナー組成物の業界では予期できないものである。
【0095】15%のデシルポリグルコースを含むシャ
ンプー・コンディショナー組成物ではステアリルアミン
の量を上げると、pH6で組成物の毛髪コンディショニ
ング能を改善することを図2のバーグラフは表してい
る。図2に示すように、本シャンプー・コンディショナ
ー組成物はPERT PLUSより優れ、5重量%の第
1級アミンを含む組成物はFINESSEEよりすぐれ
ていた(図1)。
【0096】両性界面活性剤と5重量%の第1級アミン
(pH6で)を含む本シャンプー・コンディショナー組
成物は毛髪のコンディショニングについてPERT P
LUSより優れていることを図3のバーグラフは表して
いる。比較のために、さらにステアリルアミンを含む、
アニオンベースのシャンプー・コンディショナー(pH
6)はPERT PLUSのように毛髪にコンディショ
ニングを与えなかったことを図4のバーグラフは表して
いる。要約すると、図1〜4のグラフが表していること
は、コンディショニングはpH約6で最大であり、ノニ
オン又は両性界面活性剤は毛髪のコンディショニングに
対して必須であり、アニオン界面活性剤は毛髪のコンデ
ィショニングについては反対であり、そして本発明のシ
ャンプー・コンディショナー組成物は業界の水準点であ
るFINESSEのように少なくとも毛髪にコンディシ
ョニング効果を与えることである。
【0097】15重量%の界面活性剤溶液に約14〜2
2の炭素原子をもつ第1級アミン5重量%を加えること
による初期の泡の高さに与える効果を図5は表してい
る。PERT PLUSによる初期の泡の高さは消費者
より許容しうるものであることを表している。アニオン
界面活性剤(SLS)の泡の高さは組成物に第1級アミ
ンを加えることにより50%以上も減少したことを図5
は表している。両性界面活性剤(MIRONOL C2
M)による泡の高さも減少するが、第1級アミンを添加
することによりそれ程大きくはない。驚くことに、ノニ
オン界面活性剤(PLANTAREN 2000)の泡
の高さは組成物に第1級アミンを添加することにより悪
影響を示さなかった。
【0098】本発明のシャンプー・コンディショナー組
成物は水溶性第4級アンモニウム化合物をシャンプー・
コンディショナー組成物に加えることによりPERT
PLUSに殆ど等しい初期の泡高さを生じうることを図
6は表している。ノニオン性アルカノールアミド(例え
ば、ココアミドDEA)はさらに初期の泡高さを改善す
る。従って、本発明のシャンプー・コンディショナー組
成物はPERT PLUSに近い美感的製品を示しうる
し、またPERT PLUSより有意に優れかつFIN
ESSEに本質的に等しい毛髪コンディショニング効果
を示しうる。さらに、本発明のシャンプー・コンディシ
ョナー組成物は刺激性が少なくマイルドな製品である。
例えば、5重量%のステアリルアミンおよび15重量%
のデシルポリグルコースを含むpH6の組成物は刺激度
の標準の試験管測定で最小の刺激性を有するものと分類
された。
【0099】したがって、本発明の方法と組成物は、毛
髪を同時に洗浄とコンディショニングする顕著な性能を
示すシャンプー・コンディショナー組成物を供する。水
不溶性第1級アミンを含む本発明の水性組成物が、少な
くともポリジメチルシロキサンのようなシリコーン系コ
ンディショニング剤を含むプレミアムコンデョショニン
グ組成物のように毛髪コンディショニング効果を示し、
毛髪を有効に洗浄し、一方許容可能な泡量と消費者に許
容しうる十分な物理的かつ美感的性質を維持することは
驚くべきことでありかつ予期しえないことでもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】市販のシャンプー・コンディショナー(PER
T PLUS)と市販のコンディショナー(FINES
SE)に対して、約4〜11のpH範囲で、本発明の組
成物でシャンプーした毛髪の櫛けづり困難性を比較して
示す。
【図2】各種量の第1級アミンを有する本発明の組成物
でシャンプーした毛髪の櫛けづり困難性を、市販のシャ
ンプー・コンディショナー(PERT PLUS)と市
販のコンディショナー(FINESSE)と比較したバ
ーグラフを表す。
【図3】本発明の組成物と第1級アミンを含まない組成
物でシャンプーした毛髪の櫛けづり困難性を、PERT
PLUSおよびアニオン界面活性剤を含まない組成物
とを比較したバーグラフを表す。
【図4】図3と同じである。
【図5】各種の界面活性剤を含む組成物の泡高さをPE
RT PLUSとを比較するバーグラフを表す。
【図6】本発明の組成物の泡高さをPERT PLUS
と比較するバーグラフを表す。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 シャンプー・コンディショナー組成物
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシャンプー・コンディシ
ョナー組成物、および毛髪の処理法に関し、水性シャン
プー・コンディショナー組成物は水不溶性第1級アミン
を含むものである。さらに詳述すれば、本発明のシャン
プー・コンディショナー組成物は(イ)ノニオン性界面
活性剤、両性界面活性剤およびその組合せ、例えばアル
キルポリグリコシドまたはココアンホジアセテートから
成る群から選択した洗浄性界面活性剤、(ロ)約14〜
22個の炭素原子を有する水不溶性第1級アミン、
(ハ)無機酸、炭素原子約5個までの脂肪族カルボン酸
およびその混合物から成る群から選択される十分量の適
当な酸、および(ニ)水を含む担体を包含し、この組成
物は少なくとも30モル%の第1級アミンを中和し、か
つ組成物のpHが約4〜8になるような十分量の適当な
酸を含む。このシャンプー・コンディショナー組成物は
任意には約12〜18個の炭素原子をもつ1つの長鎖炭
素を有する第4級アンモニウム化合物、pH6の水溶性
アミンまたはその混合物を含む、シャンプー・コンディ
ショナー組成物は同時に毛髪を洗浄しかつコンディショ
ニング効果を与える。大抵の人は、クレンジング特性を
得る目的で、毛髪用シャンプーを購入して、使用する。
消費者は、毛髪をコンディショニングする毛髪用シャン
プーを所望することもある。しかしながら、毛髪ようシ
ャンプーは、通常は毛髪にとって本質的でなく、主とし
て毛髪をクレンジングする極めて有効なアニオン性界面
活性剤で処方されている。従って、シャンプーは典型的
には湿った毛髪の絡まりをほどくことも、乾燥した毛髪
のコンディショニングを行うこともなく、毛髪のセット
の操作性またはスタイリング性を改良することもない。
【0002】アニオン性界面活性剤を基剤とする毛髪用
シャンプーでシャンプー処理を行うと、アニオン性界面
活性剤は埃や汚れを毛髪から除去するだけでなく、毛髪
繊維の表面上に自然に存在する皮脂もほとんど総て除去
してしまうので、毛髪は通常は化粧上は不満足な状態の
ままである。それ故、アニオン性界面活性剤は毛髪を効
果的にクレンジングするが、アニオン性界面活性剤を含
む毛髪用シャンプー組成物で毛髪をシャンプー処理した
後、水でリンスすると、毛髪に、通常「クリーク」と呼
ばれる、ざらざらして、艷がなく、乾いた手触りまたは
感触が残る。
【0003】完全にクレンジングした毛髪は、それぞれ
の毛髪繊維は互いに縺れたり、捩れたり、絡み合ったり
しやすいので、湿った状態でも、乾燥した状態でも、櫛
通りが極めて悪い。更に、タオルで乾燥した毛髪のよう
な不完全に乾燥した毛髪は、ブラッシング特性に劣り、
完全に乾燥すると、毛髪は十分にセットされない。更
に、毛髪の櫛通りまたはブラッシング特性は劣ったまま
であり、低湿度雰囲気では毛髪は望ましくない静電特性
を有し、毛髪が「ばさばさになる」ので、毛髪のブラッ
シング特性が更に低下する。シャンプー直後の毛髪は櫛
通りまたはブラッシング特性が不十分であるため、毛髪
を傷付け、枝毛や毛切れも引き起こす。また、毛髪の自
然な艶や弾力性も低下する。従って、シャンプー処理を
行った毛髪は全般的な状態が不満足なため、通常は次に
コンディショニング組成物でシャンプー後の毛髪トリー
トメントを行い、これらの望ましくない物理特性を改善
する必要がある。コンディショニング組成物は毛髪のコ
ンディショニング特性を最大にするように設計されてお
り、通常は毛髪用シャンプーとは別個に適用される。典
型的には、コンディショニング組成物は、毛髪にとって
実質的であるカチオン性化合物を含むリンスまたはクリ
ーム様ローション、またはシリコーン化合物である。
【0004】それ故、消費者の要求は、従来はシャンプ
ーを適用して毛髪を洗浄した後、コンディショナー組成
物を適用して湿時櫛通りおよび他の特性を改良すること
によって満たされてきた。普通に許容される方法は、毛
髪をシャンプー処理した後、毛髪をリンスし、次いでコ
ンディショナー組成物を別個に適用した後、二回目のリ
ンスを行うことであった。
【0005】毛髪用コンディショナーを含む多数のシャ
ンプーが開示されているが、このような組み合わせシャ
ンプーは様々な理由から完全には満足なものではなかっ
た。シャンプー・コンディショナー組成物に関して、一
つの問題点はアニオン性界面活性剤とカチオン性コンデ
ィショニング剤との相溶性に関するものである。この相
溶性の問題点により、当業者等はシャンプー中のアニオ
ン性界面活性剤を全部または部分的に置換するものとし
ての非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤および双性
界面活性剤等の他の界面活性剤について検討を行った。
これらの検討の結果は、シャンプー・コンディショナー
の領域で発行された特許明細書、例えば米国特許第3,
849,348号明細書、米国特許第3,990,99
1号明細書および米国特許第3,822,312号明細
書に表わされている。
【0006】従って、カチオン性−アニオン性界面活性
剤の相溶性の問題点を回避し、毛髪に付与されるコンデ
ィショニングの程度を増加させ、毛髪用シャンプーのク
レンジング効率を保持するため、研究者等はアニオン性
界面活性剤を基剤とするシャンプー組成物にシリコーン
化合物を配合した。シリコーンを基剤とするシャンプー
コンディショナーの処方において常に見られる問題点
は、水に不溶性のシリコーンコンディショニング剤を水
性シャンプー・コンディショナー組成物に配合するとき
に見られる相分離とフォーム高さの減少である。本発明
のシャンプー・コンディショナー組成物はシリコーンコ
ンディショニング剤を必要としないので、相分離および
フォーム高さの問題点は解決される。しかしながら、意
外なことには、本発明のシャンプー・コンディショナー
組成物は、極めて効果的なシリコーンコンディショニン
グ剤を含むコンディショナー組成物と同様に、毛髪をコ
ンディショニングするのである。
【0007】シリコーンを含有するシャンプー・コンデ
ィショナー組成物を処方する際に見られる特に解決困難
な問題点は、不溶性のシリコーン材料を組成物に均質に
懸濁させたままにすることである。様々な材料が、増粘
および安定化の目的でシリコーン含有コンディショニン
グシャンプーで使用するため提案されている。これ等の
材料には、キサンタンガム、長鎖アシル誘導体、長鎖ア
ミンオキシド、および長鎖アルカノールアミドが挙げら
れる。
【0008】特に、米国特許第4,704,272号明
細書には、アニオン性界面活性剤、不揮発性シリコー
ン、毛髪用コンディショニング剤、および沈澱防止剤を
含むシャンプー組成物が開示されている。毛髪コンディ
ショニング剤は、トリ−長鎖(C〜C22)アミン、
例えばトリ(イソデシル)アミンまたはトリ−C13
ミンであることができる。Oh等は、キサンタンガムま
たは長鎖アシル誘導体のような沈澱防止剤が組成物に本
質的であることも教示している。驚くべきことには、少
なくとも14個の炭素原子を有する炭素鎖を有し、適当
な酸で十分に中和した第一アミンは安定なシャンプー・
コンディショナー組成物を提供し、これが効果的に毛髪
の洗浄およびコンディショニングを行い、シリコーンコ
ンディショニング剤またはアニオン性界面活性剤を必要
としないことを見出した。
【0009】米国特許第4,472,375号明細書に
は、揮発性炭化水素または揮発性シリコーン、非イオン
性増粘剤、および第四アンモニウム塩および/または脂
肪族アミンの塩を含んでなる水性の毛髪用コンディショ
ニング組成物が開示されて居る。Bolich等の組成
物はクレンジング用界面活性剤を含まず、水に不溶性の
成分を懸濁するのに非イオン性増粘剤、例えばポリマー
に依存している。本発明の組成物は毛髪の洗浄およびコ
ンディショニングを行い、コンディショニング剤を懸濁
するのに増粘剤を必要としない。米国特許第4,90
2,499号明細書には、シリコーンポリマーを含有す
る組成物であって、界面活性剤または脂肪族アミン塩を
任意成分として含むことができるものが開示されてい
る。米国特許第4,374,825号明細書には、揮発
性コンディショニング剤(すなわち、シリコーンまたは
炭化水素)、非イオン性の水溶性ポリマー、および第四
アンモニウム化合物または脂肪族アミンの塩を含む毛髪
用コンディショナーが開示されている。
【0010】米国特許第4,548,810号明細書に
は、脂肪酸の第三アミン塩であって、脂肪酸が約8〜約
22個の炭素原子を有するアルキル基を有するものが開
示されている。第三アミン塩は、アニオン性界面活性剤
を基剤とするシャンプー製品のような化粧品、トイレタ
リー製品およびクレンジング製品に用いられる。欧州特
許公表第0 252 551号明細書には、布帛柔軟組
成物または洗剤組成物に用いられる第三アミンのリン酸
エステルまたはカルボン酸塩が開示されている。
【0011】米国特許第4,913,828号明細書お
よび欧州特許公表第0 294 893号明細書のよう
な幾つかの特許明細書には、ワックスと、アルキルアミ
ンまたはイミダゾリンおよびアニオン性界面活性剤を含
んでなるイオン対とを含む複合体であって、アミンが第
二または第三アミンであるものが開示されている。イオ
ン対は、アミンともアニオン性界面活性剤とも化学的に
異なる種である。アミン−アニオン性界面活性剤イオン
対が開示されている他の特許明細書としては、米国特許
第4,857,213号明細書、米国特許第4,84
4,824号明細書および米国特許第4,915,85
4号明細書が挙げられる。米国特許第4,392,96
5号明細書には、少なくとも10個の炭素原子を有する
カルボキシレートアニオンと、少なくとも2本の炭素鎖
を有しそれぞれの炭素鎖が少なくとも12個の炭素原子
を有する第四アンモニウム化合物とを含んでなる水に不
溶性のイオン対化合物を含んでなる洗濯用柔軟剤が開示
されている。
【0012】しかしながら、毛髪をコンディショニング
する、すなわち毛髪を一層扱い易くし、同時に毛髪を洗
浄する改良された組成物が、なお必要とされている。従
って、本発明は、クレンジング用界面活性剤と水に不溶
性の第一アミンを含むシャンプー・コンディショナー組
成物であって、このシャンプー・コンディショナー組成
物がカチオン性−アニオン性不相溶性を示さず、追加の
水に不溶性のコンディショニング剤(例えば、シリコー
ン)を含まないが、毛髪をコンディショニングするもの
並びに今日のコンディショニング組成物に関する。本発
明のシャンプー・コンディショナー組成物は、好適な酸
が十分な量含まれているため、相分離が効果的に防止さ
れる。
【0013】以下において一層詳細に説明するように、
(a) 非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤および
それ等の組み合わせから成る群から洗濯されるクレンジ
ング界面活性剤、(b) 約14〜約22個の炭素原子
を有する水不溶性の第一アミン、および(c)十分な量
の好適な酸を、(d)水を含んでなるキャリヤー中に含
んでなるシャンプー・コンディショナー組成物は、毛髪
を効果的に洗浄し、驚くべきことには予めシャンプー処
理を行った毛髪をコンディショニングするように具体的
に設計された組成物と同様に毛髪をコンディショニング
する。
【0014】発明の概要
【発明が解決しようとする課題】簡単に説明すれば、本
発明は、毛髪のシャンプーおよびコンディショニングを
同時に行う組成物および方法に関する。更に詳細には、
本発明は、毛髪を、(a)クレンジング用界面活性剤、
(b)約14〜約22個の炭素原子を有する水に不溶性
の第一アミン、(c)無機鉱酸、約5個以下の炭素原子
を有する脂肪族カルボン酸、およびそれ等の組み合わ
せ、(d)水を含んでなるキャリヤーを含んでなる組成
物であって、この組成物が第一アミンの少なくとも30
モル%を中和し、組成物のpHを約4〜約8とするのに
十分な量の酸を含むものと接触させることによる毛髪の
シャンプーおよびコンディショニングを行う方法に関す
る。本発明の水性の毛髪用シャンプー組成物は、場合に
よっては約12〜約18個の炭素原子を有する1本の炭
素長鎖を有する第四アンモニウム化合物、pH6の水溶
性アミン、またはそれ等の混合物を含む。シャンプー・
コンディショナー組成物は安定であり、勝れた発泡性と
洗浄特性を示し、長期間の製品安定性を有し、毛髪をコ
ンディショニングするように具体的に設計された組成物
と同様に毛髪をコンディショニングする。
【0015】それ故、本発明の一つの重要な態様は、毛
髪を洗浄し一回の適用で毛髪をコンディショニングする
シャンプー・コンディショナー組成物を提供することで
ある。
【0016】本発明のもう一つの態様は、クレンジング
用界面活性剤、約14〜約22個の炭素原子を有する水
に不溶性の第一アミン、および十分な量の好適な酸を含
んでなる相安定性を有する水性のシャンプー・コンディ
ショナー組成物を提供することである。
【0017】本発明のもう一つの態様は、非イオン性界
面活性剤、両性界面活性剤またはそれ等の組み合わせか
ら成る群から選択されるクレンジング用界面活性剤、水
に不溶性の第一アミン、および十分な量の好適な酸を含
んでなり、アニオン性界面活性剤を基剤とするシャンプ
ーと同様に毛髪を洗浄し、シリコーンコンディショナー
を含むコンディショニング組成物と同様に毛髪をコンデ
ィショニングする、新規で改良されたシャンプー・コン
ディショナー組成物を提供することである。
【0018】本発明の更にもう一つの態様は、クレンジ
ング用界面活性剤約5%〜約30%、約14〜約22個
の炭素原子を有する水に不溶性の第一アミン約0.5%
〜約5%、および(c)無機鉱酸、約5個以下の炭素原
子を有する脂肪族カルボン酸またはそれ等の組み合わせ
を、第一アミンの少なくとも30モル%を中和し、組成
物のpHが約4〜約8とするのに十分な量を含む新規で
改良されたシャンプー・コンディショナー組成物を提供
することである。場合よっては、毛髪用シャンプー組成
物は、約12〜約18個の炭素原子を有する1本の炭素
長鎖を有する水溶性の第四アンモニウム化合物0重量%
〜2重量%をも含む。
【0019】本発明のもう一つの態様は、毛髪を洗浄お
よびコンディショニングすることができ、消費者が許容
し得るフォーム高さを生じることができる、pHが約4
〜約8の相安定性を有するシャンプー・コンディショナ
ー組成物であって、この組成物がアニオン性界面活性剤
を本質的に含まず、シリコーンまたは炭化水素コンディ
ショニング剤を本質的に含まないものを提供することで
ある。
【0020】本発明のもう一つの態様は、毛髪を、pH
が約4〜約8の組成物であって、非イオン性および/ま
たは両性クレンジング界面活性剤、約14〜約22個の
炭素原子を有する水に不溶性の第一アミン、無機鉱酸、
約5以下の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸またはそ
れ等の組み合わせの十分な量、および水を含んでなる組
成物と接触させることによって毛髪をシャンプーおよび
コンディショニングする方法を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】好ましい態様の詳細な説明 本発明のシャンプー・コンディショニング組成物は、ク
レンジング界面活性剤、水に不溶性の第一アミン、好適
な酸の十分な量、および水を含んでなるキャリヤーを含
んで成るものである。クレンジング用界面活性剤は、非
イオン性界面活性剤、両性界面活性剤およびそれ等の組
み合わせから成る群から選択される。クレンジング用界
面活性剤は水溶性であり、消費者が許容し得るほどの十
分なフォーム高さを生じる。本発明の重要な特徴によれ
ば、第一アミンは約14〜約22個の炭素原子を有し、
酸は無機鉱酸、約5以下の炭素原子を有する脂肪族カル
ボン酸およびそれ等の組み合わせから成る群から選択さ
れ、第一アミンの少なくとも30モル%を中和し、pH
が約4〜約8の組成物を提供するのに十分な量で含まれ
ている。水性のシャンプー・コンディショナー組成物
は、場合によっては、約12〜約18個の炭素原子を有
する1本の炭素長鎖を有する第四アンモニウム化合物、
pH6の水溶性アミンまたはそれ等の混合物0重量%〜
約2重量%を含む。
【0022】シャンプー・コンディショナー組成物は、
アニオン性界面活性剤およびシリコーンまたは炭化水素
コンディショニング剤を本質的に含まないが、予想外の
ことには消費者が許容し得るフォーム高さを示し、毛髪
を効果的に洗浄し、コンディショニングし、相安定性を
有する。
【0023】本発明の組成物および方法に用いられるク
レンジング用界面活性剤は、非イオン性界面活性剤、両
性界面活性剤およびそれ等の混合物から成る群から選択
され、クレンジング用界面活性剤は水溶性であり、消費
者が許容し得るフォームの水準を生じ、非イオン性界面
活性剤のHLB値(親水性−親油性バランス)が少なく
とも約12である。非イオン性または両性クレンジング
界面活性剤は、これらの界面活性剤が毛髪を効果的に洗
浄し、組成物中に含まれているカチオン性成分と望まし
くない相互作用を行わず、消費者が線状工率と同一視す
る高いフォーム高さを生じ、マイルドであるため、シャ
ンプー・コンディショナー組成物に有用である。
【0024】好ましい非イオン性界面活性剤は、約8個
の炭素原子〜約30個の炭素原子を有し、詳細には約1
2個の炭素原子〜約20個の炭素原子を有する炭素鎖を
有する芳香族または脂肪族残基等の疎水性残基を含み、
十分な数の親水性残基、例えばエトキシまたはプロポキ
シ残基のようなアルキレンオキシド残基も含んでいる。
疎水性炭素鎖は、典型的には十分な量のエチレンオキシ
ドおよび/またはプロピレンオキシドとエーテル化し
て、水溶性の非イオン性界面活性剤を生成する。本発明
に有用な非イオン性界面活性剤のHLB値(親水性−親
油性バランス)が少なくとも約12であり、好ましくは
約12〜約24であり、本発明の利益を完全に得るには
約12〜約20である。特定の疎水性残基を有する界面
活性剤のHLB値は、界面活性剤中のエチレンオキシド
および/またはプロピレンオキシドの量によって変化す
る。
【0025】商業的に利用し得る非イオン性界面活性剤
のHLB値は、典型的には周知の文献、例えばMcCu
tcheon Division,MC Publis
hing Co.,グレン・ロック、ニュージャージー
から刊行されたMCCUTCHEON′S DETER
GENTS AND EMULSIFIERS,NOR
TH AMERICAN EDITION,1993
ANNUAL,229〜246頁に記載されている。
【0026】好適な非イオン性界面活性剤は、水溶性で
ありHLBが少なくとも約12であることの外に、消費
者が許容し得るほどの十分なフォーム高さを生じる。消
費者は高いフォーム高さを良好な洗浄力と同一視してい
るので、美的効果のある高いフォーム高さが製品が商業
的に成功を納めるには必要である。従って、シャンプー
・コンディショナー組成物中に任意のカチオン性または
アニオン性界面活性剤を含まない状態で、初期フォーム
高さが少なくとも160ミリリットル(ml)、好まし
くは少なくとも200mlおよび5分後のフォーム高さ
が160ml、好ましくは190mlであるシャンプー
・コンディショナー組成物を提供する非イオン性界面活
性剤が、本発明に有用である。
【0027】シャンプー・コンディショナー組成物のフ
ォーム高さは、栓付きの500mlの目盛付きシリンダ
ー中で100mlの水道水に組成物0.2グラム(g)
を加えることによって測定する。フォーム高さは、所期
句フォーム高さについては5秒以内に測定し、5分後に
再度測定する。記録されたフォーム高さは、水100m
lを含む。
【0028】非イオン性界面活性剤は周知の物質であ
り、クレンジング組成物に用いられている。それ故、好
適な非イオン性界面活性剤としては、アルカノールアミ
ド、エチレンとプロピレンとのブロックコポリマー、エ
トキシル化アルコール、エトキシル化アルキルフェノー
ル、アルキルポリグリコシドおよびそれ等の混合物とし
て知られる種類の化合物が挙げられるが、これ等に限定
されるものではない。
【0029】特に、非イオン性界面活性剤は、エトキシ
ル化アルキルフェノール、すなわち約6〜約12個の炭
素原子を有する直鎖または分岐鎖状のアルキル基を有す
るアルキルフェノールとエチレンオキシドとの縮合生成
物であることができ、エチレンオキシドはアルキルフェ
ノール1モル当たりエチレンオキシドが少なくとも約8
モルの量で含まれている。この型の化合物の例として
は、フェノール1モル当たりエチレンオキシド約9.5
モルと縮合したノニルフェノール、フェノール1モル当
たりエチレンオキシド約12モルと縮合したドデシルフ
ェノール、フェノール1モル当たりエチレンオキシド約
15モルと縮合したジノニルフェノール、フェノール1
モル当たりエチレンオキシド約10モルと縮合したオク
チルフェノール、フェノール1モル当たりエチレンオキ
シド約15モルと縮合したジイソオクチルフェノールが
挙げられる。これ等のエトキシル化したアルキルフェノ
ール非イオン性界面活性剤は、CTFA INTERN
ATIONAL COSMETIC INGREDIE
NT DICT1ONARY, FOURTH E
D.,The Cosmetic Toiletry
and Fragrance Associatio
n,ワシントン,DC(1991)(以後CTFADi
ctionary)では、オクトキシノール、ノノキシ
ノール、ドドキシノールおよびノニルノノキシノールと
命名される。特定のエトキシル化したアルキルフェノー
ルには、ドドキシノール−9、ドドキシノール−12、
ノノキシノール−10、ノノキシノール−18、ノノキ
シノール−30、ノニルノノキシノール−10、ノニル
ノノキシノール−49、オクトキシノール−10および
オクトキシノール−16が挙げられる。
【0030】エトキシル化アルコール、すなわち約8〜
約22個の炭素原子を有する脂肪族アルコールとエチレ
ンオキシド約5〜約25モルとの縮合生成物も、有用な
非イオン性界面活性剤である。脂肪族アルコールのアル
キル鎖は、直鎖または分枝した第一または第二級である
ことができる。好ましい非イオン性界面活性剤は、約1
0〜約20個の炭素原子を含むアルキル鎖を有するアル
コールとアルコール1モル当たりエチレンオキシド約6
〜約10モルとの縮合生成物である。このようなエトキ
シル化アルコールの例には、ミリスチルアルコールとア
ルコール1モル当たりエチレンオキシド約10モルとの
縮合生成物、およびココナッツアルコール(長さが約1
0〜約14個の炭素原子のアルキル鎖を有する脂肪アル
コールの混合物)とエチレンオキシド約9モルとの縮合
生成物が挙げられる。多数のエトキシル化アルコール
(およびエトキシル化アルキルフェノール)が、CTF
ACOSMETIC INGREDIENT HAND
BOOK,FIRST EDITION,The Co
smetic,Toiletry and Fragr
ance Association (1988)(以
CTFA HANDBOOKとする)、4〜6頁に記
載されており、上記文献は参考として本明細書に引用し
たものである。代表的なエトキシル化アルコールには、
11−15パレス−12、ラネス−15、オレス−1
2、ベヘネス−20、C12−15パレス−12、セテ
アレス−20、セテス−16、コセス−8、イソセテス
−20、イソステアレス−10、ラウレス−13、オク
チルドデセス−20、オレス−10、トリデセス−15
およびステアレス−16が挙げられるが、これ等に限定
されるものではない。
【0031】特に好ましい非イオン性界面活性剤は、ア
ルキルポリグリコシドである。アルキルポリグリコシド
は、例えば米国特許第4,565,647号明細書のよ
うな多数の特許明細書に開示されている。アルキルポリ
グリコシドは、約6〜約30個の炭素原子、好ましくは
約10〜約16個の炭素原子を含む疎水基、および約
1.5〜約10、好ましくは約1.5〜約3、最も好ま
しくは約1.6〜約2.7の糖単位を有する多糖、例え
ばポリグリコシドの親水性基を有する。5または6個の
炭素原子を有する任意の還元糖を用いることができ、例
えばグルコース、ガラクトースおよびガラクトシル残基
をグルコシル残基の代わりに用いることができる。
【0032】場合によっては、ポリアルキルオキシド鎖
を疎水性基および多糖類残基と結合することができる。
好ましいアルキルオキシドはエチレンオキシドである。
典型的な疎水性基には、約8〜約18、好ましくは約1
0〜約16個の炭素原子を有する飽和または不飽和の分
枝したまたは分枝していないアルキル基が挙げられる。
好ましくは、アルキル基は飽和の直鎖アルキル基であ
る。アルキル基は約3個までのヒドロキシ基を含むこと
ができ、ポリアルキレンオキシド鎖は約10まで、好ま
しくは5未満のアルキレンオキシド残基を含むことがで
きる。好適なアルキル多糖類は、オクチル、ノニル、デ
シル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシ
ル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシルおよび
オクタデシル、ジ−、トリ−、テトラ−、ペンタ−およ
びヘキサグルコシド、ガラクトシド、ラクトシド、グル
コース、フルクトシド、フルクトース、ガラクトースお
よびそれ等の混合物である。好適な混合物には、ココナ
ッツアルキルジ−、トリ−、テトラ−およびペンタグル
コシド、および獣脂アルキルテトラ−、ペンタ−および
ヘキサグルコシドが挙げられる。
【0033】好ましいアルキルポリグリコシドは、式 RO(C2nO)(グリコシル) (式中、Rはアルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシ
アルキル、ヒドロキシアルキルフェニル、およびそれ等
の混合物から成る群から選択され、但しアルキル基は約
10〜約18、好ましくは約12〜約14個の炭素原子
を有し、nは2または3であり、tは0〜約10の数、
好ましくは0であり、xは約1.3〜約10、好ましく
は約1.3〜約3、最も好ましくは約1.3〜約2.7
の数である。グリコシルは、グルコースから誘導される
のが好ましい。特に有用な非イオン性界面活性剤は、デ
シルポリグルコースおよびラウリルポリグルコースのよ
うなアルキルポリグリコシドであり、Henkel C
orporation,Emery Group Co
spha,アンブラー、ペンシルバニアからPLANR
ARENTM2000およびPLANTARENTM
300として市販されている。
【0034】エチレンオキシドを少なくとも約20モル
と縮合したソルビトールのラウリン酸エステルも、有用
な非イオン性界面活性剤である。この種類の代表的な非
イオン性界面活性剤には、CTFA Dictiona
ryで命名されたポリソルベート20、ポリソルベート
21、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリ
ソルベート61、ポリソルベート65、ポリソルベート
80、ポリソルベート81およびポリソルベート85が
挙げられる。
【0035】以後に詳細に説明するように、HLBが少
なくとも約12であり、少なくとも約160mlの初期
の組成物フォーム高さを生じる能力を有する非イオン性
界面活性剤は本発明で有用である。従って、前記の種類
の非イオン性界面活性剤および前記の具体的な非イオン
性界面活性剤の外に、HLBが少なくとも約12であ
り、160mlの初期フォーム高さを生じる能力を有す
る多数の他の非イオン性界面活性剤も、本発明のシャン
プー・コンディショナー組成物に有用である。
【0036】例えば、本発明のシャンプー・コンディシ
ョナー組成物に含まれる非イオン性界面活性剤も、ポリ
オールおよび糖のエーテル、脂肪酸アルカノールアミ
ド、ポリエチレングリコール、またはエチレンオキシド
と長鎖アミドとの縮合生成物であることもできる。これ
等の非イオン性界面活性剤並びに多数の他の本明細書に
引用したものは、当業者に周知であり、McCutch
eon Division,MC Publishin
g Co.、グレン・ロック、ニュージャージーから刊
行されたMcCUTCHEON′S DETERGEN
TS AND EMULSIFIERS,NORTH
AMERICAN EDITION,1993 ANN
UALのような文献に詳細に記載されている。
【0037】特に、非イオン性アルカノールアミドは、
単独でまたは他の非イオン性界面活性剤と組み合わせて
組成物に配合することができる。好適なアルカノールア
ミドには、ヘアケア処方の業界で知られているもの、例
えばココアミドMEA、ココアミドDEA、大豆アミド
DEA、ラウルアミドDEA、オレアミドMIPA、ス
テアルアミドMEA、ミリスタミドMEA、ラウルアミ
ドMEA、カプラミドDEA、リシノールアミドDE
A、ミリストアミドDEA、ステアルアミドDEA、オ
レイルアミドDEA、獣脂アミドDEA、ラウルアミド
MIPA、獣脂アミドMEA、イソステアルアミドDE
A、イソステアルアミドMEAおよびそれ等の組み合わ
せが挙げられるが、これ等に限定されない。
【0038】非イオン性界面活性剤と共にまたはの代わ
りに、両性界面活性剤を本発明のシャンプー・コンディ
ショナー組成物に配合することができる。両性界面活性
剤は毛髪を洗浄し、消費者が許容し得るほどの十分なフ
ォームを生じる。しかしながら、非イオン性界面活性剤
は、第一アミドの存在かで両性界面活性剤よりも大きな
初期フォームを生じるので、非イオン性界面活性剤が好
ましい。本発明に包含される両性界面活性剤の好適な種
類には、ベタイン、ヒドロキシプロピルスルタイン、お
よびそれ等の組み合わせが挙げられるが、それ等に限定
されるものではない。具体的な両性界面活性剤の例に
は、ココアミドプロピルベタイン、ラウルアミドプロピ
ルベタイン、ココオレアミドプロピルベタイン、ココベ
タイン、オレイルベタイン、ココアミドプロピルヒドロ
キシスルタイン、獣脂アミドプロピルヒドロキシスルタ
インおよびジヒドロキシエチル獣脂グリシネートまたは
これ等の組み合わせが挙げられるが、これ等に限定され
ない。しかしながら、一般的には毛髪用シャンプーの当
該技術分野で知られており、用いられる任意の両性界面
活性剤を、本発明の組成物に配合することができる。
【0039】本発明の重要な特徴によれば、非イオン性
界面活性剤、両性界面活性剤またはそれ等の混合物は、
組成物の重量の約5%〜約30%、好ましくは約8%〜
約20%の量でシャンプー・コンディショナー組成物に
含まれる。クレンジング界面活性剤が組成物の重量の5
%未満の量で含まれるときには、毛髪が本発明のシャン
プー・コンディショナー組成物と接触したときに十分に
洗浄されない。従って、クレンジング界面活性剤または
クレンジング界面活性剤の組み合わせは、一般的には本
発明の毛髪用シャンプー組成物に、組成物の重量で約8
%〜約20%の好ましい量で含まれ、本発明の十分な利
益を得るには、組成物の重量の約10%〜約20%の量
で含まれる。更に、驚くべきことであり、予想されなか
ったことには、クレンジング用界面活性剤の少量、例え
ば組成物の重量の約5%〜約10%を組成物に配合する
と、第一アミドが存在しても消費者の許容度に対して十
分で安定なフォーム高さの生成に好ましくない影響を与
えない。
【0040】本発明の別の重要な特徴によれば、シャン
プー・コンディショナー組成物は本質的にアニオン界面
活性剤を含まない。用語「本質的に含まない」とは、ア
ニオン界面活性剤を意図的に組成物に添加しないことで
あり、コンタミとしておよび組成物の成分に副生成物と
して存在することは構わない。したがって、アニオン界
面活性剤は組成物に対して0.2重量%以下の量でシャ
ンプー・コンディショナー組成物に存在する。アニオン
界面活性剤の不存在は組成物中にアニオン/カチオン相
互反応を防止するものである。しかし、消費者に許容し
うる泡の高さは、高い起泡性アニオン界面活性剤の不存
在の場合にも生じる。
【0041】本発明のその他の重要な特徴によれば、シ
ャンプー・コンディショナー組成物もシリコーンコンデ
ィショニング剤あるいは炭化水素コンディショニング剤
を本質的に含まない。用語「本質的に含まない」とは、
アニオン界面活性剤の存在について既述したとおりであ
る。このようなコンディショニング剤は往々にしてシャ
ンプー・コンディショナー組成物に含まれ、毛髪を十分
にコンディション処理する。しかし、本シャンプー・コ
ンディショナー組成物は、このような水不溶性コンディ
ショニング剤を必要とすることなく、シャンプーした毛
髪にコンディショニング作用を付与する。
【0042】第1級アミンと十分量の適当な酸、任意に
は1種の長い炭素鎖を含む第4級アンモニウム化合物を
含む本シャンプー・コンディショナーは、予めシャンプ
ーした毛髪をコンディショニング処理するのに具体的に
デザインされた組成物と本質的に等しく毛髪をコンディ
ショニング作用を与える。このような結果は予期せざる
ものであり、シャンプー・コンディショナー組成物は具
体的にデザインしたコンディショニング組成物と比較し
て劣るものであるからである。
【0043】洗浄性界面活性剤に加えて、本発明のシャ
ンプー・コンディショナー組成物は約14〜約22個の
炭素原子をもつ第1級アミンを含む。第1級アミンは水
不溶性であり、少なくとも製品の許容期間にわたり組成
物に均一に分散し、シャンプー・コンディショナーの起
泡性や洗浄性に悪影響を及ぼさず、かつ毛髪を有効にコ
ンディショニングする。
【0044】望ましくは、第1級アミンは約16〜約2
2個の炭素原子を含み、本発明の全利点を達成するため
には、約16〜約20個の炭素原子を含む。12個以下
の炭素原子を含む第1級アミンは十分に水可溶性であ
り、毛髪から洗い流されるから、毛髪をコンディショニ
ングしないものである。水不溶性第1級アミンは組成物
に適当な酸を十分量含ませることにより組成物に分散さ
れる。
【0045】第1級アミンはシャンプー・コンディショ
ナー組成物に約0.5%〜約5重量%、望ましくは約1
%〜約5重量%の量で存在する。酸はシャンプー・コン
ディショナー組成物に十分量で存在し、アミンを少なく
とも約30モル%で中和し、かつ組成物のpHは約4か
ら約8をもつ。約0.5重量%未満では、第1級アミン
は毛髪をコンディショニングするには十分量ではない。
約5重量%を越える場合は、第1級アミンは、毛髪を脂
こっく感じるように毛髪をコンディショニングすること
になる。
【0046】第1級アミンのアルキル基は脂肪酸から誘
導できるから、単独であるいは主として1つの鎖長のも
のではなく、すなわち、長鎖はセチル(C16)または
ステアリル(C18)からのみ誘導される必要はない。
むしろ、第1級アミンが水不溶性であり、かつ約14〜
約22個の炭素原子を含む限りは、アルキル基が長鎖の
混合基である第1級アミンを使用することができる。こ
のようなアミン化合物は天然由来の物質、例えばタロ
ー、大豆油からあるいは合成混合物から製造できる。
【0047】特に、約14から約22個の炭素原子を含
む第1級アミンは一般に室温で固体の化合物である。し
かし、支配的鎖長として約14〜約22個の炭素原子を
もつ市販の第1級アミンも14個の炭素原子より少ない
炭素鎖をもつ少量のアミンを含み得る。14個未満の炭
素原子の炭素鎖をもつ少量の第1級アミン、例えば組成
物に約5重量%まで存在するが、組成物に悪影響を与え
ない。したがって、第1級アミンは室温で固体の化合物
であり、水100ml当たり0.5g以下の水溶解性を
示す水不溶性化合物である。
【0048】第1級アミンを酸により十分に中和する
と、第1級アミンはシャンプー・コンディショナー組成
物に分散するが、まだ水不溶性であり、シャンプー中毛
髪に付着しかつコンディショニング作用をもつ。第1級
アミンは少なくとも製品の許容期間中、例えば約1年
間、泡の高さのように、シャンプー・コンディショナー
組成物の他の性質に悪影響を与えずに、シャンプー・コ
ンディショナー組成物に効果的に懸濁される。
【0049】本発明のシャンプー・コンディショナー組
成物に有用な特定の第1級アミンは、限定されるもので
はないが、C20−22アミン、大豆アミン、水素化タ
ローアミン、ステアリルアミン、タローアミン、オリイ
ルアミン、ヘキサデシルアミン、オクタデシルアミンお
よびその混合物である。
【0050】第1級アミンおよび洗浄性界面活性剤に加
えて、本シャンプー・コンディショナー組成物は十分量
の適当な酸を含み、少なくとも約30モル%の第1級ア
ミンを中和し、かつ組成物に約4〜約8のpHを与え
る。十分量の無機酸、炭素原子約5個までの脂肪族カル
ボン酸あるいはその混合物が存在し、中和および未中和
の第1級アミンが組成物中に均一に分散するような程度
に第1級アミンを中和するのに存在し、すなわち、少な
くとも30モル%のアミンが中和される。
【0051】さらに、十分量の酸を添加して、組成物に
約4〜約8のpHを付与させる。組成物に過剰の酸が存
在すると、毛髪はシャンプー中に十分に中和され、第1
級アミンは毛髪に直接的に作用せず、毛髪から洗い流さ
れる。したがって、第1級アミンはシャンプーでは毛髪
をコンディショニングしない。不十分量の酸が組成物に
ある場合、組成物のpHはかなり高く、刺激の原因とな
り、第1級アミンは毛髪に効果的に沈着しない。
【0052】アミン化合物を中和するのに使う酸は遊離
アミン窒素を中和するのに十分な濃度の酸である。この
ような酸は、限定されるものではないが、塩酸、硫酸、
硝酸、燐酸およびその混合酸のような無機酸である。さ
らに、約5個までの炭素原子を含む脂肪族カルボン酸は
第1級アミンを中和するのに使用することができる。望
ましくは、脂肪族カルボン酸は飽和脂肪酸である。約5
個を越える炭素原子をもつ脂肪族カルボン酸は、約5個
以下の炭素原子をもつ飽和酸を含む組成物に比較して美
感的性質が減じた組成物を供する。適当な脂肪族カルボ
ン酸の例は、酢酸、乳酸、クエン酸、酒石酸、プロピオ
ン酸、酪酸、ペンタン酸グリコール酸およびその混合酸
である。
【0053】上記必須成分以外に、その他の共通な化粧
成分や添加物を本発明のシャンプー・コンディショナー
組成物に含ませ、シャンプー・コンディショナー組成物
の基本的性質が悪影響を及ぼさないかぎり、望ましいす
なわち美感的性質を付与することができる。このような
任意の化粧成分や添加物はフレグランス、染料、毛髪着
色料、不透明剤、真珠光沢剤、増粘剤、無機酸、加湿
剤、ハイドロトロープ、泡安定剤、可溶化剤、保存料、
水軟化剤、バッファー等である。これらの任意化粧成分
や添加剤はシャンプー・コンディショナー組成物に対し
て0重量%から約5重量%まで通常存在し、通常は0%
から約20重量%である。
【0054】特に、第4級アンモニウム化合物はシャン
プー・コンディショナー組成物に加えて、組成物の起泡
性を促進することができる。第4級アンモニウム化合物
は水溶性であり、約12から約18個の1つの炭素長
鎖、望ましくは約14から約18個の炭素原子をもつ。
水溶性第4級アンモニウム化合物はシャンプー・コンデ
ィショナー組成物に0%から約2重量%、望ましくは約
0.1%から約1重量%の料で存在する。
【0055】第4級アンモニウム化合物の炭素鎖は炭素
と水素原子、エーテル結合あるいは類似の水可溶性結合
でもあり、それ以外でも、あるいはそれに代わるもので
もよい。第4級アンモニウム化合物が水溶性であるかぎ
り、第4級アンモニウム化合物の4級窒素の残りの3つ
の置換基はフェニル、ベンジル、あるいはメチル、エチ
ル、ヒドロキシメチルまたはヒドロキシエチルのような
短鎖アルキルやヒドロキシアルキル、あるいはその混合
基でよい。
【0056】したがって、水溶性4級アンモニウム化合
物は次の式:
【化1】 (式中、Rは約12から約18個の炭素原子をもつア
ルキル基であり、RとRは独立して、メチル、エチ
ル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチルから成る群か
ら選択され、Rはベンジル、メチル、エチル、ヒドロ
キシメチルおよびヒドロキシエチルから成る群から選択
され、およびXはクロライド、メトサルフェート、エト
サルフェートおよびナイトレートから成る群から選択さ
れる。水溶性4級アンモニウム化合物の4級窒素はモル
ホリンやピリジンなどの複素環窒素含有基に含むことが
できる。さらに、4級アンモニウム化合物のアニオンは
上記したものに加えて通常のアニオン、例えば、ブロミ
ド、トシレート、アセテートまたは燐酸アニオンであ
る。ただし、4級アンモニウム化合物は水溶性でなけれ
ばならない。
【0057】4級窒素原子および約12〜約18個の炭
素原子の長炭素鎖をもつ水溶性4級アンモニウム化合物
は広範囲の化合物である。しかし、水溶性4級アンモニ
ウム化合物は一般に4級窒素原子に存在する置換基の構
造に基づいて数群に分けることができる。すなわち、
(イ)1つの長鎖炭素原子および1つか2つの炭素原子
をもつ3つの同じ又は異なる短鎖アルキルあるいはヒド
ロキシアルキル基、すなわちメチル、エチル、ヒドロキ
シメチルまたはヒドロキシエチルを有する化合物、
(ロ)1つの長鎖炭素、1つのベンジルおよび1つか2
つの炭素原子をもつ2つの同一か異なる短鎖アルキルま
たはヒドロキシアルキルを有する化合物、(ハ)1つの
長鎖炭素、1つのベンジル、および1つか2つの炭素原
子およびモルホリンやピリジンのような1つの有機複素
環基および1つか2つの炭素原子をもつ1つの短鎖アル
キルかヒドロキシアルキル基を有する化合物。
【0058】したがって、本発明の重要な特徴によれ
ば、つぎの水溶性4級アンモニウム化合物が挙げられ、
本発明の方法や組成物に使用できる。
【0059】 並行している名称はCosmetic,Toiletr
y and Fragrance協会,CTFA Di
ctionaryに掲載される化合物記号である。他の
4級アンモニウム化合物はCTFAハンドブック,40
−42頁に掲載されている。
【0060】水溶性アミンは、水溶性4級アンモニウム
化合物の代わりにあるいは併用して、シャンプー・コン
ディショナー組成物に加え、組成物の起泡性を促進する
ことができる。このアミンは約6のpHの組成物で水溶
性であり、1級,2級または3級アミンでよく、アミン
は1つの長鎖炭素をもつ。水溶性第1級アミンについ
て、長鎖炭素は約8〜12個の炭素原子を含む。約8〜
18個の炭素原子の不飽和炭素鎖をもつ第1級アミン水
溶性アミンとして使うことができる。水溶性2級および
3級アミンについて、長鎖炭素は約8〜16個の炭素原
子を含む。水溶性アミンは組成物に対して0%〜約2
%、望ましくは約0.1%〜約1.2重量%の量で含ま
れる。
【0061】シャンプー・コンディショナー組成物に加
えて泡の発生を促進しうる水溶性アミンの例は、限定す
るものではないが、2−エチルヘキシルアミン、ドデシ
ルアミン、ドデシルジメチルアミン、ヘキサデシルジメ
チルアミン、オレイルジメチルアミン、セチルジメチル
アミン、ミリスチルジメチルアミン、オレイルアミンお
よびココアミンがある。他の水溶性アミンはCTFAハ
ンドブック,13−14頁に掲載される。
【0062】シャンプー組成物の担体は主として水であ
るが、非水性溶媒も加えて、水に十分溶けない組成物成
分の可溶化を助けあるいは組成物の粘度を調節すること
もできる。適当な溶媒にはグリセロールのようなポリオ
ール;エチレングリコール,プロピレングリコールおよ
びヘキシレングリコールのようなグリコール;あるいは
その混合物がある。任意の非水性溶媒は毛髪をきれいに
かつコンディショニングする組成物の能力に悪影響を及
ぼさず、あるいは泡の高さを減じるような組成物の消費
者のアッピールに悪影響を示さないものでなければなら
ない。非水性溶媒は本発明のシャンプー・コンディショ
ナー組成物に0%〜約5重量%までの量で含むことがで
きる。
【0063】本発明の全利点を達成するために、シャン
プー組成物適当に粘ばりのある混合物、例えば、約10
00cps(センチポーズ)から約15,000cps
の範囲の粘度をもち、この範囲は市販の製品の貯蔵や輸
送時に通常見られる温度で安定である。本発明のシャン
プー・コンディショナー組成物は約20°〜25°Cの
温度で本質的に相分離に耐える分散体である。シャンプ
ー・コンディショナー組成物も市販の製品の貯蔵や輸送
に通常見られる相安定性を立証し、1年以上無影響のま
まである。
【0064】本発明方法によれぱ、いくつかのシャンプ
ー・コンディショナー組成物を調製し、ヒト毛髪に適用
して、毛髪をきれいにかつコンディショニングするシャ
ンプー・コンディショナー組成物の能力の改善を立証し
た。毛髪のコンディショニング効果を最大限にするため
に、シャンプー・コンディショナー組成物には少なくと
も30%、望ましくは少なくとも50%のアミンが中和
するのに十分な量の第1級アミンおよび組成物が約4〜
8、望ましくは約5〜7のpHをもつのに十分な酸を含
むことが立証された。
【0065】遊離第1級アミン、すなわち第1級アミン
は酸により中和されない、のみを含むシャンプー・コン
ディショナー組成物は毛髪にコンディショナー効果を与
えず、起泡性は劣り、急速に例えば24時間未満で相分
離をおこした。したがって、酸−中和第1級アミンは組
成物に分散させ、かつ未中和アミンの懸濁を助ける。中
和および非中和第1級アミンは毛髪にコンディショニン
グ効果を与える。
【0066】さらに、研究室テストによれば、本発明の
組成物でシャンプーした毛髪は効果的にきれいになり、
かつ毛髪を効果的にコンディショニングした。以下に詳
述するように、本シャンプー・コンディショナー組成物
は毛髪をコンディショニングするのに具体的にデザイン
された先端の市販組成物のように毛髪にコンディショニ
ング効果を与えた。
【0067】本発明方法および組成物により達成される
新規で予期せざる結果を立証するために、つぎの例1〜
30を同一方法により調製した。洗浄性界面活性剤ある
いは界面活性剤の配合、および水を第1容器に加え、生
成した混合物を適当に攪拌しながら、約50°〜70°
Cに加熱した。第1級アミンを第2容器で溶融し、つい
で溶融した第1級アミンを第1容器の混合物に連続攪拌
下添加した。生成した混合物を約70°Cに維持し、約
30〜90分攪拌して、混合物を均質化した。ついで、
この均質化混合物を室温に冷却した。つぎに酸(クエン
酸か塩酸)を均質混合物に加え、pH約6のシャンプー
・コンディショナー組成物を得た。
【0068】 1) 組成物中の成分の重量% 2) SLS,30重量%活性溶液として添加 3) シェレックス化学から入手した蒸留ステアリルア
ミン、第1級アミン 4) シェレックス化学から入手したジ(水素化タロ
ー)アミン、第2級アミン 5) アクゾ化学から入手したN,N−ジメチルオクタ
デシルアミン、第3級アミン
【0069】各々アニオン界面活性剤を含む例1〜5の
組成物は比較例である。例1〜5の組成物は毛髪を組成
物でシャンプーし、ついで毛髪のコンディショニング性
を定性的に試験して毛髪のコンディショニング効果能を
スクリーンした。例5の組成物は温和にシャンプーした
毛髪にコンディショニング効果を与えた。したがって、
中和アミンとアニオン界面活性剤の併用を含む組成物は
シャンプーした毛髪を満足にはコンディショニングしな
かった。
【0070】 6) ヘンケルから50%活性溶液として入手したデシ
ルポリグルコースノニオン界面活性剤 7) ローンプーランから入手したココアンホジプロピ
オン酸両性界面活性剤
【0071】例6〜9の組成物は各々第1級アミンおよ
び両性界面活性剤かノニオン界面活性剤と両性界面活性
剤との併用を含む。例6〜9の組成物は、毛髪を組成物
でシャンプーし,ついで毛髪のコンディショニング性を
定性的に試験して、毛髪コンディショニング効果につい
てスクリーンした。例6〜9の各組成物はシャンプーし
た毛髪を有効にコンディショニングし、組成物中の第1
級アミン量に正比例してコンディショニング度が上昇し
た。反対に、例6〜9と同一の第1級アミン(すなわ
ち、ステアリルアミン)およびアニオン界面活性剤を含
む例1〜3の組成物は毛髪にコンディショニング効果を
与えなかった。したがって、第2級アミン、十分量の酸
およびノニオンと両性界面活性剤(または両性界面活性
剤)を含むシャンプー・コンディショナー組成物は有効
に毛髪をきれいにしかつコンディショニングした。
【0072】 8)30%重量%活性溶液として添加
【0073】例10〜12の組成物は第1級アミンおよ
びノニオンとアニオン界面活性剤の配合を含む。毛髪を
組成物でシャンプーし、ついで毛髪のコンディショニン
グ性を定性的に有効に試験することにより、組成物の毛
髪コンディショニング能についてスクリーンした。例1
0〜12の組成物でシャンプーした毛髪は、例12の組
成物が比較的高量の第1級アミンを含むとしても、コン
ディショニング効果を示さなかった。したがって、中和
しおよび未中和第1級アミンは、アニオン界面活性剤が
組成物に含まれない場合、毛髪にコンディショニング作
用を示さなかった。反対に、シャンプー・コンディショ
ニング組成物(例えば、例7〜9)中にノニオンと両性
界面活性剤が存在すると、アニオン界面活性剤が存在し
なくても、第1級アミンの毛髪コンディショニング能を
減じなかった。
【0074】
【0075】例13〜18の組成物はノニオン界面活性
剤(例13〜14)またはノニオン界面活性剤配合物
(例16〜18)および第1級アミン、あるいはノニオ
ン界面活性剤とt−アミン(例15)の組合せを含む。
この組成物は、毛髪を組成物でシャンプーし,ついで毛
髪のコンディショニング性を定性的に試験することによ
り毛髪のコンディショニング能をスクリーンした。例1
3〜18の組成物でシャンプーした毛髪はコンディショ
ニングされたが、例15の組成物は例13〜14と16
〜18の組成物と同様、毛髪をコンディショニングしな
かった。
【0076】 9) ロンザから29%活性物質として入手したセトリ
モニウムクロライド、4級アンモニウム
【0077】例19〜24の組成物はノニオン界面活性
剤、第1級アミン、酸、および任意の4級アンモニウム
化合物を含む。第4級アンモニウム化合物は組成物によ
りおこる泡の高さを増大した。毛髪を組成物でシャンプ
ーし、ついで毛髪のコンディショニング性を定性的に試
験して、この組成物の毛髪コンディショニング能をスク
リーンした。例19〜24の組成物でシャンプーした毛
髪は有効にコンディショニングされ、第4級アンモニウ
ム化合物はシャンプー・コンディショニング組成物に悪
影響を及ぼさないことを示している。
【0078】
【0079】 10)ゴードシュミット化学から35%活性物質として
入手したココアミドプロピルベタイン両性界面活性剤 11)マッキンタイヤから45%活性物質として入手し
たココアンホ酢酸ナトリウム、両性界面活性剤
【0080】例25〜30の組成物は、毛髪を組成物で
シャンプーし、ついで毛髪のコンデヘショニング性を定
性的に試験して、毛髪コンディショニング能についてス
クリーンした。例25〜30の組成物は毛髪をきれいに
しかつコンディショニングした。しかし、第1級アミン
を含む例25と28の組成物は毛髪のコンディショニン
グに関して、例16、27、19および30(2級アミ
ン又はt−アミンを含む)の組成物より性能がすぐれて
いた。したがって、pH約6で、両性界面活性剤と第1
級アミンを含むシャンプー・コンディショナー組成物は
有効に毛髪をきれいにしかつコンディショニングした。
【0081】ノニオン界面活性剤、両性界面活性剤およ
びその混合物からなる群から選択した洗浄性界面活性
剤、炭素原子約14〜22の第1級アミンおよび十分量
の酸を含むシャンプー・コンディショナー組成物は効果
的に毛髪をきれいにしかつコンディショニングしたこと
を、例1〜30の組成物は示している。シャンプー・コ
ンディショナー組成物にアニオン界面活性剤が存在する
と、組成物の毛髪コンディショニング能をひどく減少さ
せる。炭素原子約12〜18個の長鎖炭素を有する第4
級アンモニウム、pH6の水溶性アミンまたはその混合
物が存在すると、組成物の泡発生能を改善しかつ組成物
の性能に悪影響を与えない。
【0082】さらに、後記するように、本シャンプー・
コンディショナー組成物により付与されたコンディショ
ニング性は、予めシャンプーした毛髪をコンディショニ
ングするのに具体的にデザインされた組成物により毛髪
に付与されたコンディショニング性と本質的に等しい。
このような結果は予期せざるものであり、一般にシャン
プー・コンディショナー組成物は具体的にデザインされ
たコンディショニング組成物のように毛髪にコンディシ
ョニング効果を与えない。さらに、本シャンプー・コン
ディショナー組成物はシリコーンや炭化水素系コンディ
ショナー(これらは非常に有効なコンディショナーであ
るが、シャンプーコンディショナー組成物に加えるのが
難しく、組成物の不安定性が増す)を必要とせず、毛髪
に有効にコンディショニング効果を与える。
【0083】本シャンプー・コンディショナー組成物は
毛髪を有効に綺麗にし、かつコンディショニングを与
え、消費者の受容に十分美感性をもたせる。通常、シャ
ンプー・コンディショナー組成物は毛髪をきれいにする
ためと消費者の受容のために十分な泡の高さを得るため
にアニオン界面活性剤を含む。本シャンプー・コンディ
ショナー組成物と毛髪を有効に綺麗にし、かつアニオン
界面活性剤が無くても十分な泡量を発生する。
【0084】特に、3つのシャンプー・コンディショナ
ー組成物を調製した。各組成物は15重量%のノニオン
界面活性剤、3重量%のステアリルアミンおよび十分量
のクエン酸を含み、組成物のpHを6にした。これらの
組成物はノニオン界面活性剤のアイデンティティにおい
てのみ異なった。最初のシャンプー・コンディショナー
組成物(ノニオン界面活性剤としてplantaren
2000を含む)は初期の泡高さ200mlを示した
が、第2組成物(ノニオン界面活性剤としてICIから
入手したTWEEN 20(ポリソルベート20)を含
む)は初期の泡高さ160mlを示し、および第3組成
物(ノニオン界面活性剤としてローム&ハースから入手
したTRITONX−100(オクトキシノール−9)
を含む)は初期の泡高さ175mlを示した。これらの
初期の泡高さは消費者の受容に十分なものである。これ
らの各3つの組成物は毛髪のコンディショニング能を立
証し、各組成物の泡発生能はセトリモニウムクロライド
のような約12〜22の炭素原子の長鎖炭素を有する第
4級アンモニウム化合物を含めることにより増大した。
【0085】水溶性4級アンモニウム化合物により供さ
れる泡促進効果を立証するために、例31と32の組成
物を調製した。初期の泡高さは既述した方法により測定
した。
【0086】
【0087】例31の組成物は190 mlの泡の高さ
を示し、毛髪を綺麗にしかつコンディショニングした。
さらに水溶性第4級アンモニウム化合物を含む例32の
組成物は上昇した初期の泡高さ245 mlを示し、そ
して例31の組成物のように毛髪を綺麗にしかつコンデ
ィショニングした。
【0088】例33〜36の組成物は、第4級アンモニ
ウム化合物のように水溶性アミンは組成物により発生し
た泡の高さを増大させた。 12)シェレックス化学から入社したラウリルアミン、
水溶性第1級アミン
【0089】例33〜36の組成物を約6にpH調整し
た。例36の組成物は対照試料であり、第4級アンモニ
ウム化合物も水溶性アミンも含まない。例33と35の
組成物は水溶性アミンと第4級アンモニウム化合物を含
むが、それぞれ25と15mlの増大した泡高さを示し
た。反対に、水溶性アミンを含む例34の組成物は20
mlの泡低下を示す。泡の高さは初期の泡高さであ
り、既述した方法により測定した。例33〜36の組成
物は第4級アンモニウム化合物および長鎖炭素をもつ水
溶性アミンの泡促進性および水不溶性アミンの泡抑制性
を立証する。
【0090】毛髪を綺麗にしかつコンディショニングす
る本シャンプー・コンディショナー組成物能を立証する
ために、図1〜6のグラフを言及する。図1は15重量
%のデシルポリグルコース(PLANTAREN 20
00)および5重量%のステアリルアミンを含む本発明
のシャンプー・コンディショナー組成物に及ぼすpHの
影響を示す。各組成物は既述した方法により調製し、塩
酸によりpH約4〜11に調整した。約4〜11のpH
範囲を外れると、組成物は毛髪や皮膚と接触して非常に
酸性かアルカリ性(すなわち、非常に刺激性か腐食性)
である。さらに、約4未満のpHでは、毛髪は自然にカ
チオンとなり、第1級アミンによりコンディショニング
を受けにくい。
【0091】当業界で標準的な方法により、例えば、本
発明の組成物でシャンプーした毛髪にコンディショニン
グ性を付与する能力をパネリストの櫛けづりにより評定
する方法により、組成物をヒト毛髪(長い髪)に適用
し、この毛髪をシャンプーしリンスした。
【0092】特に、シャンプーした長い毛髪は13人の
パネルの判断により櫛けづりの困難性を判断し、平均ラ
ンク1(櫛けづりが容易、すなわち、最もコンディショ
ニングされる)から6(櫛けづりが最も難しい、すなわ
ち、最低のコンディショニング)で評価した。比較のた
めに、ヒトの長い毛髪をPERT PLUSTM,P&
Gから入手したシャ、プー・コンディショナー組成物
(業界の水準シャンプー・コンディショナーとして認識
されている)またはFINESSETM,ヘレンカーチ
スから入手したコンディショナー組成物(業界の水準的
コンディショナーとして認識されている)を使ってシャ
ンプーした。したがって、この試験では、FINESS
Eにより付与された性質と等しい処理毛髪に組成物が毛
髪コンディショニング性を付与するならば、組成物は毛
髪コンディショニング性能の水準点として認識される。
【0093】特に、各種シャンプー・コンディショナー
組成物は、約1ml又は1gの組成物をデメオブラザー
スから市販されているヒトバージンヘアーの暗褐色の長
い毛髪に適用して試験した。6インチの長い毛髪(各重
さは2g)を根元でブラスチックタブにくっつけた。各
試験では、長い毛髪をシャンプーし組成物を毛髪と15
秒から2分毛髪と接触させた。毛髪を32°Cの水道水
で30秒リンスした。
【0094】プレミアムコンディショナー組成物(FI
NESSE)は一般にプレミアムコンディショナー組成
物(PERT PLUS)より優れたコンディショニン
グ効果を有することを図1のバーグラフは表している。
本発明のシャンプー・コンディショナーは水準のPER
T PLUSシャンプー・コンディショナーよりpH4
〜8にわたって優れており、pH6では、本シャンプー
・コンディショナー組成物は水準のF1NESSEコン
ディショナーより優れていることを図1のバーグラフは
表している。このような結果は、シャンプー・コンディ
ショナー組成物の業界では予期できないものである。
【0095】15%のデシルポリグルコースを含むシャ
ンプー・コンディショナー組成物ではステアリルアミン
の量を上げると、pH6で組成物の毛髪コンディショニ
ング能を改善することを図2のバーグラフは表してい
る。図2に示すように、本シャンプー・コンディショナ
ー組成物はPERT PLUSより優れ、5重量%の第
1級アミンを含む組成物はFINESSEEよりすぐれ
ていた(図1)。
【0096】両性界面活性剤と5重量%の第1級アミン
(pH6で)を含む本シャンプー・コンディショナー組
成物は毛髪のコンディショニングについてPERT P
LUSより優れていることを図3のバーグラフは表して
いる。比較のために、さらにステアリルアミンを含む、
アニオンベースのシャンプー・コンディショナー(pH
6)はPERT PLUSのように毛髪にコンディショ
ニングを与えなかったことを図4のバーグラフは表して
いる。要約すると、図1〜4のグラフが表していること
は、コンディショニングはpH約6で最大であり、ノニ
オン又は両性界面活性剤は毛髪のコンディショニングに
対して必須であり、アニオン界面活性剤は毛髪のコンデ
ィショニングについては反対であり、そして本発明のシ
ャンプー・コンディショナー組成物は業界の水準点であ
るFINESSEのように少なくとも毛髪にコンディシ
ョニング効果を与えることである。
【0097】15重量%の界面活性剤溶液に約14〜2
2の炭素原子をもつ第1級アミン5重量%を加えること
による初期の泡の高さに与える効果を図5は表してい
る。PERT PLUSによる初期の泡の高さは消費者
より許容しうるものであることを表している。アニオン
界面活性剤(SLS)の泡の高さは組成物に第1級アミ
ンを加えることにより50%以上も減少したことを図5
は表している。両性界面活性剤(MIRONOL C2
M)による泡の高さも減少するが、第1級アミンを添加
することによりそれ程大きくはない。驚くことに、ノニ
オン界面活性剤(PLANTAREN 2000)の泡
の高さは組成物に第1級アミンを添加することにより悪
影響を示さなかった。
【0098】本発明のシャンプー・コンディショナー組
成物は水溶性第4級アンモニウム化合物をシャンプー・
コンディショナー組成物に加えることによりPERT
PLUSに殆ど等しい初期の泡高さを生じうることを図
6は表している。ノニオン性アルカノールアミド(例え
ば、ココアミドDEA)はさらに初期の泡高さを改善す
る。従って、本発明のシャンプー・コンディショナー組
成物はPERT PLUSに近い美感的製品を示しうる
し、またPERT PLUSより有意に優れかつFIN
ESSEに本質的に等しい毛髪コンディショニング効果
を示しうる。さらに、本発明のシャンプー・コンディシ
ョナー組成物は刺激性が少なくマイルドな製品である。
例えば、5重量%のステアリルアミンおよび15重量%
のデシルポリグルコースを含むpH6の組成物は刺激度
の標準の試験管測定で最小の刺激性を有するものと分類
された。
【0099】したがって、本発明の方法と組成物は、毛
髪を同時に洗浄とコンディショニングする顕著な性能を
示すシャンプー・コンディショナー組成物を供する。水
不溶性第1級アミンを含む本発明の水性組成物が、少な
くともポリジメチルシロキサンのようなシリコーン系コ
ンディショニング剤を含むプレミアムコンデョショニン
グ組成物のように毛髪コンディショニング効果を示し、
毛髪を有効に洗浄し、一方許容可能な泡量と消費者に許
容しうる十分な物理的かつ美感的性質を維持することは
驚くべきことでありかつ予期しえないことでもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】市販のシャンプー・コンディショナー(PER
T PLUS)と市販のコンディショナー(FINES
SE)に対して、約4〜11のpH範囲で、本発明の組
成物でシャンプーした毛髪の櫛けづり困難性を比較して
示す。
【図2】各種量の第1級アミンを有する本発明の組成物
でシャンプーした毛髪の櫛けづり困難性を、市販のシャ
ンプー・コンディショナー(PERT PLUS)と市
販のコンディショナー(FINESSE)と比較したバ
ーグラフを表す。
【図3】本発明の組成物と第1級アミンを含まない組成
物でシャンプーした毛髪の櫛けづり困難性を、PERT
PLUSおよびアニオン界面活性剤を含まない組成物
とを比較したバーグラフを表す。
【図4】図3と同じである。
【図5】各種の界面活性剤を含む組成物の泡高さをPE
RT PLUSとを比較するバーグラフを表す。
【図6】本発明の組成物の泡高さをPERT PLUS
と比較するバーグラフを表す。

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャンプー・コンディショナー組成物であ
    って、 (a) 非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤および
    それらの混合物から成る群から選択されるクレンジング
    用界面活性剤約5重量%〜約30重量%、 (b) 約14〜約22個の炭素原子を有する第一アミ
    ン約0.5重量%〜約5重量%、 (c) 第一アミン30モル%以上を中和し、組成物の
    pHを約4〜約8とするのに十分な量の酸、および (d) 水を含んでなるキャリヤー、を含んで成る、シ
    ャンプー・コンディショナー組成物。
  2. 【請求項2】(e) 約12〜約18個の炭素原子を有
    する1個の炭素長鎖を有する水溶性第四アンモニウム化
    合物、約8〜約12個の炭素原子を有する炭素長鎖を有
    する水溶性第一アミン、約8〜約18個の炭素原子を有
    する不飽和炭素長鎖を有する水溶性第一アミン、約8〜
    約16個の炭素原子を有する炭素長鎖を有する水溶性第
    二または第三アミン、およびそれらの混合物0%〜約2
    %をも含んでなる、請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】組成物が本質的にアニオン性界面活性剤を
    含まない、請求項1に記載の組成物。
  4. 【請求項4】クレンジング用界面活性剤のHLB値が少
    なくとも約12である、請求項1に記載の組成物。
  5. 【請求項5】クレンジング用界面活性剤が、少なくとも
    160ミリリットルの初期組成物フォーム高さを生成す
    ることができる、請求項1に記載の組成物。
  6. 【請求項6】非イオン性界面活性剤が、アルカノールア
    ミド、エチレンとプロピレンとのブロックコポリマー、
    エトキシル化アルコール、エトキシル化アルキルフェノ
    ール、アルキルポリグリコシド、ポリエチレングリコー
    ル、エチレンオキシドと長鎖アミドとの縮合生成物、ポ
    リオールおよび糖のエーテル、エトキシル化ソルビトー
    ルのラウリン酸エステル、およびそれらの混合物から成
    る群から選択される、請求項4の組成物。
  7. 【請求項7】両性界面活性剤がベタイン、ヒドロキシプ
    ロピルスルタインおよびそれらの混合物から成る群から
    選択される、請求項1に記載の組成物。
  8. 【請求項8】第一アミンが室温で固形化合物であり、水
    に対する溶解度が水100ミリリットル当たり0.5グ
    ラム以下である、請求項1に記載の組成物。
  9. 【請求項9】アミンが、C20〜22アミン、大豆アミ
    ン、水素化獣脂アミン、ステアリルアミン、獣脂アミ
    ン、オレイルアミン、ヘキサデシルアミン、オクタデシ
    ルアミン、およびそれらの組み合わせから成る群から選
    択される、請求項1に記載の組成物。
  10. 【請求項10】酸が無機鉱酸、約5個以下の炭素原子を
    有する脂肪族カルボン酸、およびそれらの混合物から成
    る群から選択される、請求項1に記載の組成物。
  11. 【請求項11】無機鉱酸が、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸
    およびそれらの混合物から成る群から選択される、請求
    項10に記載の組成物。
  12. 【請求項12】カルボン酸が酢酸、乳酸、クエン酸、酒
    石酸、プロピオン酸、酪酸、ペンタン酸、グリコール
    酸、およびそれらの混合物から成る群から選択される、
    請求項10に記載の組成物。
  13. 【請求項13】pHが約5〜約7である、請求項1に記
    載の組成物。
  14. 【請求項14】クレンジング用界面活性剤のHLB値が
    約12〜約24であり、デシルポリグルコース、ラウリ
    ルポリグルコース、ココアミドDEA、ココアンフォジ
    プロピオン酸、ココアンフォ酢酸ナトリウム、ココアミ
    ドプロピルベタイン、ポリソルベート20、オクトキシ
    ノール−9、ラウレス−13、およびそれらの混合物か
    ら成る群から選択され、第一アミンがステアリルアミ
    ン、水素化獣脂アミン、またはそれらの混合物であり、
    酸がクエン酸、塩酸またはそれらの混合物である、請求
    項1に記載の組成物。
  15. 【請求項15】塩化セトリモニウム、塩化ラウルトリモ
    ニウム、塩化ラウルアルコニウム、塩化ステアルトリモ
    ニウム、塩化獣脂トリモニウム、塩化セチルピリジニウ
    ム、2−エチルヘキシルアミン、ドデシルアミン、ドデ
    シルジメチルアミン、ヘキサデシルジメチルアミン、オ
    レイルジメチルアミン、セチルジメチルアミン、ミリス
    チルジメチルアミン、オレイルアミン、ココアミン、お
    よびそれらの混合物0.1重量%〜約1重量%をも含
    む、請求項14に記載の組成物。
  16. 【請求項16】(a) 毛髪をシャンプー・コンディシ
    ョナー組成物の十分な量と接触させ、 前記シャンプー・コンディショナー組成物は、 (i) 非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤および
    それらの混合物から成る群から選択されるクレンジング
    用界面活性剤約5重量%〜約30重量%、 (ii) 約14〜約22個の炭素原子を有する第一ア
    ミン約0.5重量%〜約5重量%、 (iii) 第一アミン30モル%以上を中和し、組成
    物のpHを約4〜約8とするのに十分な量の酸、および (iv) 水を含んでなるキャリヤー、を含んで成り、 (b) 毛髪をリンスする、ことを特徴とする、毛髪の
    処理法。
  17. 【請求項17】シャンプー・コンディショナー組成物
    が、更に (e) 約12〜約18個の炭素原子を有する1個の炭
    素長鎖を有する水溶性第四アンモニウム化合物、約8〜
    約12個の炭素原子を有する炭素長鎖を有する水溶性第
    一アミン、約8〜約18個の炭素原子を有する不飽和炭
    素長鎖を有する水溶性第一アミン、約8〜約16個の炭
    素原子を有する炭素長鎖を有する水溶性第二または第三
    アミン、およびそれらの混合物0%〜約2%を含んでな
    る、請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】組成物が本質的にアニオン性界面活性剤
    を含まない、請求項16に記載の方法。
  19. 【請求項19】クレンジング用界面活性剤のHLB値が
    少なくとも約12である、請求項16に記載の方法。
  20. 【請求項20】クレンジング用界面活性剤が、少なくと
    も160ミリリットルの初期組成物フォーム高さを生成
    することができる、請求項16に記載の方法。
  21. 【請求項21】非イオン性界面活性剤が、アルカノール
    アミド、エチレンとプロピレンとのブロックコポリマ
    ー、エトキシル化アルコール、エトキシル化アルキルフ
    ェノール、アルキルポリグリコシド、ポリエチレングリ
    コール、エチレンオキシドと長鎖アミドとの縮合生成
    物、ポリオールおよび糖のエーテル、エトキシル化ソル
    ビトールのラウリン酸エステル、およびそれらの混合物
    から成る群から選択される、請求項19に記載の方法。
  22. 【請求項22】両性界面活性剤がベタイン、ヒドロキシ
    プロピルスルタインおよびそれらの混合物から成る群か
    ら選択される、請求項16に記載の方法。
  23. 【請求項23】第一アミンが室温で固形化合物であり、
    水に対する溶解度が水100ミリリットル当たり0.5
    グラム以下である、請求項16に記載の方法。
  24. 【請求項24】アミンが、C20〜22アミン、大豆ア
    ミン、水素化獣脂アミン、ステアリルアミン、獣脂アミ
    ン、オレイルアミン、ヘキサデシルアミン、オクタデシ
    ルアミン、およびそれらの組み合わせから成る群から選
    択される、請求項16に記載の方法。
  25. 【請求項25】酸が無機鉱酸、約5個以下の炭素原子を
    有する脂肪族カルボン酸、およびそれらの混合物から成
    る群から選択される、請求項16に記載の方法。
  26. 【請求項26】無機鉱酸が、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸
    およびそれらの混合物から成る群から選択される、請求
    項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】カルボン酸が酢酸、乳酸、クエン酸、酒
    石酸、プロピオン酸、酪酸、ペンタン酸、グリコール
    酸、およびそれらの混合物から成る群から選択される、
    請求項25に記載の方法。
  28. 【請求項28】pHが約5〜約7である、請求項16に
    記載の方法。
  29. 【請求項29】クレンジング用界面活性剤のHLB値が
    約12〜約24であり、デシルポリグルコース、ラウリ
    ルポリグルコース、ココアミドDEA、ココアンフォジ
    プロピオン酸、ココアンフォ酢酸ナトリウム、ココアミ
    ドプロピルベタイン、ポリソルベート20、オクトキシ
    ノール−9、ラウレス−13、およびそれらの混合物か
    ら成る群から選択され、第一アミンがステアリルアミ
    ン、水素化獣脂アミン、またはそれらの混合物であり、
    酸がクエン酸、塩酸またはそれらの混合物である、請求
    項16に記載の方法。
  30. 【請求項30】塩化セトリモニウム、塩化ラウルトリモ
    ニウム、塩化ラウルアルコニウム、塩化ステアルトリモ
    ニウム、塩化獣脂トリモニウム、塩化セチルピリジニウ
    ム、2−エチルヘキシルアミン、ドデシルアミン、ドデ
    シルジメチルアミン、ヘキサデシルジメチルアミン、オ
    レイルジメチルアミン、セチルジメチルアミン、ミリス
    チルジメチルアミン、オレイルアミン、ココアミン、お
    よびそれらの混合物0.1重量%〜約1重量%をも含む
    請求項29に記載の方法。
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