JPH01153464A - 缶容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、缶容器の特に該缶容器に係合された状態の蓋
体を成る位置に回動することにより、上記係合が自ずと
解除され、蓋体を離脱できるようにした、いわゆる、蓋
体の離脱付勢機構に関する。

〔従来技１＃並びに発明の１１景〕 述べるまでもなく、蓋体の離脱機構は蓋体にバネ手段を
備えさせることにより構成される関係上、従来の離脱機
構としては、合成樹脂で蓋体を成形することによりバネ
性を得さしめでいる。しかし本発明のようにな金属製の
蓋体では、この蓋体をバネ性を有するように加工するこ
とは技術的にｊ１８しく、それ故金属製蓋体に上記離脱
付勢機構を備えたものは、未だ提案されていない。

〔発明が解決すべき課題〕

本発明は、金属製の外蓋に中軟合成Ｖｊｇ脂製の内蓋を
嵌着する技術が既に知られていることに着［ゴし、上記
内蓋にｆＪ単な工夫を加えることによって容易に蓋体の
離脱付勢機構を形成することができるとの知見に基づき
なされたものである。

〔発明の構成〕

従来技術の問題点を解決する本発明の構成は、缶体の開
口を構成する円筒部に、金属製の円筒状外蓋に中輪合成
樹脂製の円筒状内蓋を嵌着してなる蓋体を外挿嵌合させ
、上記内蓋の内面と缶体の円筒部外面とに蓋体の回動に
より係合位置と離税位置とが選択される係き部を夫々設
けるようにした缶容器において、上記内蓋の天板部に、
該天板部下面への缶体間ロウ；１）の圧接によって外蓋
の天板下面をガイドとして屈撓し、Ｍ勢される蓋体の離
脱付勢用の弾性板部を設けたことを特徴としてなるもの
である。

〔実施例１〕　（第１図〜第４図） １はブリキなど金属製の缶体で、この缶体の上部に上端
に開口を有する円筒部２が形成され、この円筒部２に蓋
体３が外挿嵌合され、この蓋体３は金属製の円筒状外蓋
３ａに中軟合成ｖｊ４脂製の円筒状内蓋３ｂを嵌合して
両者の下縁を同時カシメにより圧着したものにて形成さ
れている。

上記内蓋３ｂの内面には、鋸歯状の係合部３Ｃが円方向
に、本例では４個所等間隔毎に形成されている。一方、
上記缶体１の円筒部２の外面には周方向に長い突条から
なる係合部２ｂが各係合部２ｂ間に上記係合部３Ｃの介
入ｌ〕を有して同数等間隔毎に設けられている。

内蓋３ｂの天板部は、基部が内蓋３ｂの胴部にその周縁
３ｄを介して連なり、かつ、先方部分が基部側より上方
に突出し、而も夫々が独立した数枚の屈曲舌片からなる
弾性板部３ｅによ−、て形成され、この弾性板部３ｅの
先方部上面は、これと対向する外蓋３ａの天板下面に摺
接され、また、上記弾性板部３ｅの基部、即ち、上記周
縁３ｄの下面には、該下面に上記缶体ｌの上端開口端縁
（カール縁）が後述作用で圧接したとき、該開口端縁の
胴部側面にも圧接する下向きの舌片３ｆが一体に囲繞形
成されている。また、内蓋３ｂの胴部外面と外ｉ３ａの
胴部内面との間に若干の間隙４が囲繞形成しである。

〔発明の作用〕

第３図のように、先ず蓋体３の係合部３ｃを缶体１の係
合部２ｂ間に位置合わせした状態で蓋体３を押し下げ、
この状態で蓋体３を回動させて第４図のように内蓋３ｂ
の係合部３ｃを缶体１の係合部２ｂに抜は出し不能に係
合させる。この係き、つまり、蓋体３が押し下げられた
ことによって缶体１の開ロウ１１５縁が内蓋３ｂの周縁
３ｄを押圧し、この抑圧によって弾性板部３ｅが外蓋３
ａの下面をガイドとして強制的に押し伸ばされ、蓋体の
離脱付勢力が蓄えられる。

また、上記押し伸ばしによって舌片３ｆが缶体の開口端
縁の側胴部分をも圧着し、圧着状態の保形と気密保持作
用を果す。

次に、蓋体３を離脱させるには、上記第４図の状態で蓋
体３を回動し、蓋体３の係合部３ｃが缶体１の係合部２
ｂ間に移動位置すると、上記弾性板部３ｅのＭ勢力によ
って蓋体３全体が第３図のように押し上げられ、蓋板３
をそのまま持ち上げ離脱できる状態となる。

〔実施例２〕　（第５図〜第７図） この例は、実施例１の構造において弾性板部３ｅの下面
に、内蓋３ｂに橋架支持させたパツキン板５を当接させ
た例で、従ってこの例では、第６図のように弾性板部３
ｅが押し伸ばされた状態となるとパツキン板５を介して
缶体１の開口端縁が気密に保持されるものである。

また、この例では、パツキン板５を使用するため、実施
例１で示した舌片３ｆは不要である。

〔発明の効果〕

上述のように本発明によれば、ブリキなどの金属製の蓋
体てあっても、従来周知の蓋離脱機構と同様に離脱作用
を計らせることができ、金属製の外蓋に中軟合成樹脂製
の内蓋を嵌着するという周知の構造をそのまま利用し、
簡単に工夫を加え所期の目的を達成することができたも
ので、その特長は極めて大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例１の蓋体の分解斜面図、第２図は同上蓋
体を構成する外蓋と内蓋とを嵌着しｔ−要部の縦断正面
図、第３図並びに第４図は蓋体の缶体への嵌合手順を示
す縦断正面図、第５図並びに第６図は実施例２の蓋体の
缶体の嵌合手順を示す縦断正面図、第７図は同上要部の
縦断正面図である。 １　・缶体、２　・円筒部、２ｃ、３ｃ−係合部、−３
・蓋体、３ａ、・外蓋、　３ｂ・内蓋、　３ｅ　　弾性
板部。 特　許　出　願　人　　日東製器株式会社代　　　　　
理　　　　　人　　　　　佐　　　！Ｉ！Ｆ　　　　義
　　　雄第１図 第４図 ○

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 缶体の開口を構成する円筒部に、金属製の円筒状外蓋に
   中輪合成樹脂製の円筒状内蓋を嵌着してなる蓋体を外挿
   嵌合させ、上記内蓋の内面と缶体の円筒部外面とに蓋体
   の回動により係合位置と離脱位置とが選択される係合部
   を夫々設けるようにした缶容器において、上記内蓋の天
   板部に、該天板部下面への缶体開口端の圧接によって外
   蓋の天板下面をガイドとして屈撓し、蓄勢される蓋体の
   離脱付勢用の弾性板部を設けたことを特徴としてなる缶
   容器。