JPH0115315B2 - - Google Patents

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JPH0115315B2
JPH0115315B2 JP60142786A JP14278685A JPH0115315B2 JP H0115315 B2 JPH0115315 B2 JP H0115315B2 JP 60142786 A JP60142786 A JP 60142786A JP 14278685 A JP14278685 A JP 14278685A JP H0115315 B2 JPH0115315 B2 JP H0115315B2
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JP
Japan
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blade
side plate
knife
core
handle
Prior art date
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Application number
JP60142786A
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English (en)
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JPS622989A (ja
Inventor
Takao Fukuda
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Individual
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Publication of JPS622989A publication Critical patent/JPS622989A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明はナイフに係るものであり、特にポケ
ツトナイフのように柄の両側板間に刀身が開閉出
来るように構成されたナイフに関するものであ
る。
(従来の技術) 従来のポケツトナイフ等においては、第9図に
示すように刀身30が一対の側板31先端部間に
回動可能に軸着され、棒バネ32により付勢され
た背金33の先端34が中子35に係合すること
により、刀身30が開いた状態及び側板31間に
収納された状態にロツク保持されるようになつて
いた。
(発明が解決しようとする問題点) 従来のポケツトナイフ等においては、柄から突
出する刀身の長さ、方向が限定されており刃先を
使用する細かい作業の時は刀身がながすぎて力の
加減が難しく、孔をあける作業がやり難いという
不都合があつた。一方、用途に応じた複数の刀身
を備えたポケツトナイフもあるが、構造が複雑と
なり製作も容易ではなく、しかも柄の部分が厚く
なり使用し難いという不都合があつた。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 前記問題点を解決するために、本発明において
は、柄を構成する側板2の長手方向に設けた長孔
5に対し刀身6基端の中子7から突出される係合
軸8を介して刀身6を回動かつ移動可能に係着
し、前記中子7の周縁には前記係合軸8に対し位
相の異なる位置に係止部13a,13bを設ける
とともに、前記側板2もしくは同側板2間に軸3
にて枢着され回動付勢された背金1には前記係止
部13a,13bと係合して刀身6を刀身6が柄
の前方へ大きく突出した状態と小さく突出した状
態に固定する位置に係合部16,4a,4bを設
けた構造とした。
(作用) この発明のナイフは、開いた状態では刀身が側
板に設けた長孔に沿つて回動かつ移動可能とな
り、係合軸が長孔内の前端に位置するときには刀
身は柄の前方へ最も突出された状態に固定され、
前記係合軸が長孔内に後退し中子の周縁に設けた
係止部が背金の係合部と係合すると刀身は柄の前
方へ短く突出された状態に固定され、さらに刀身
を長孔内で係合軸を中心として回動させ区子の周
縁に設けた他の位相に異なる位置の係止部が前記
係合部と係合すると刀身は柄の長手方向と交差す
る方向に突出された状態に固定される。
実施例 1 以下、この発明をポケツトナイフに具体化した
第1の実施例を第1図〜第4図に従つて説明す
る。1は柄を構成する一対の側板2に軸ピン3を
介して回動可能に支持された背金であつて、側板
2間上部においてその前端から後端にかけて延び
る状態に配設されている。4a,4bは背金1の
軸ピン3より前の中央下側部に突設された係合部
としての係合凸部である。
5は一対の側板2に設けられた長孔であつて、
刀身6の中子7を支持する係合軸としての軸ピン
8が回動かつ移動可能に取着されている。9はか
しめピン10により両側板2間後部に固定された
尻金11に一端が嵌着固定された棒バネであつ
て、背金1の軸ピン3より後方の下側部12を上
方へ、すなわち背金1を軸ピン3を中心に反時計
方向へ付勢している。
13a,13bは中子7の周縁一側部及び後部
に設けられた係止部としての係止凹部であつて、
前記背金1の係合凸部4a,4bと嵌合し得るよ
うに形成されている。15は中子7の周縁後部他
側部に切欠形成された当接部であつて、背金1の
先端部14が当接することにより刀身6が側板2
間に収納された状態で固定保持されるようになつ
ている。16は両側板2を連結するとともに刀身
6の回動を規制するため、両側板2の前端上部間
に固着された係合部としてのピンである。19a
は刀身のアゴ部であつて、刀身の基端部に対称状
に形成された円弧状凹部19の先端に位置する。
次に以上のように構成されたポケツトナイフの
作用を説明する。
第1図に示すように、刀身6前部は棒バネ9に
より下方に付勢されている背金1の先端部14が
中子7の当接部15に当接するとともに、中子7
の一部がピン16に当接することにより両側板2
間に収納された状態に保持される。
さて前記の状態から第2図に示すような開放状
態にするためには、まず棒バネ9の付勢力に抗し
て押圧部17を押しながら刀身6を収納された状
態から引出し、下方へ力を加え約180゜回転させ
る。次に軸ピン8が長孔5の前端に位置するまで
刀身6を引出すと、中子7の係止凹部13aがピ
ン16に当接し、背金1の先端14が刀身6の基
端部18を押圧した状態で刀身6が固定保持され
る。この時刀身は柄の前方へ最も長く突出され、
一般的なナイフとして物を削つたり切断するのに
適した状態となる。
次に第3図に示すように刀身を短く突出した状
態にするには、背金1後端の押圧部17を棒バネ
9の付勢力に抗して押圧し、刀身6を少し反時計
方向へ回動させ側板2の長孔5に沿つて後方へス
ライドさせる。刀身6のアゴ部19aがピン16
に当接しかつ中子7の係止凹部13aに背金1の
係合凸部4が対応した状態で押圧をゆるめると、
棒バネ9の付勢力により背金1が下方に付勢さ
れ、係合凸部4aが係止凹部13aに嵌合して刀
身6が第3図に示す状態に固定保持される。この
時刀身6は柄の前方へ短く突出されるため、細か
い加工を行うのに適した状態になる。
次に第4図に示すように刀身6を柄と直交する
方向に突出させるには、背金1の押圧部17を押
圧しながら刀身6を柄の下方へ柄と直交するまで
回動させ、長孔5の最後部までスライドさせる。
そして中子7の係止凹部13bに背金1の係合凸
部4bが対応した状態で押圧をゆるめると、棒バ
ネ9の付勢力により背金1の係合凸部4bが下方
に付勢され、係合凸部4bが係止凹部13bに嵌
合した状態で刀身6固着される。この状態では刀
身が柄の長手方向と直交する方向に突出している
ため、切断の他に孔をあけたり物を突いたりする
際に力を入れ易く手がすべりにくい。
実施例 2 次に本発明の第2の実施例を第5図〜第7図に
従つて説明する。
この実施例においては背金に前記係合凸部が1
個設けられている点、及び軸ピン8を係止する係
止部材22が設けられている点が前記実施例と大
きく異なつている。なお、前記実施例と同一部分
は同一符号を付して示す。
20は背金1に設けられた係合部としての係合
凸部であつて、中子7の係止凹部13a,13b
に嵌合可能に形成されている。21は一方の側板
2の中央上部より長孔5に向かつて形成された切
欠点であつて、長孔5の後端に連通している。
22は前記切欠部21に遊挿された状態でその
一端が背金1の一側に固着された係止部材、、2
3は係止部材22下端に設けられた係止凹部であ
つて軸ピン8と嵌合可能である。
従つて、この実施例においても前記実施例と同
様に刀身6が3つの異なつた使用状態に固定保持
される。さらにこの実施例においては第5,7図
に示すように、背金1の係合凸部20が中子7の
係止凹部13a,13bと嵌合する際に、前記係
止部材22の係止凹部23が軸ピン8と嵌合する
ことにより、中子7が2箇所で固定されるため、
刀身6がより強固に固定保持される。
なお、この発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば第8図に示すように背金1に係
合部としての係合凹部24a,24bを設け、中
子7に係止部としての係止凸部25a,25bを
設けたり、第2実施例の軸ピンを固定する手段を
第1実施例のナイフに適用したり、背金1に設け
る係合部の数を増したり、刀身の形状を変える等
この発明の趣旨を逸脱しない範囲において各部の
形状、構成等を任意に変更することも可能であ
る。
発明の効果 以上詳述したように、本発明は柄より突出する
刀身の長さ、方向を調節可能にしたことにより、
1本のナイフで用途に応じて刀身の固定状態を選
択できるので刀身を柄の前方へ最も突出させた状
態とすれば一般的なポケツトナイフとして使用す
ることができ、刀身を後退させ柄の前方へ短く突
出させた状態に固定すれば、刃先を使用する細か
い加工作業を行うのに適したものとすることがで
き、さらに刀身を回動させ柄の長手方向と交差す
る方向に突出された状態に固定すれば切断の他に
孔をあけたり物を突いたりする作業をするのに適
用したものとすることができ、そしてまた、従来
からある複数の刀身を備えたポケツトナイフより
も構造が簡単なため製造が容易となり、また柄の
部分が厚くならないので使用し易くて製造コスト
が低くなるとともに作業性が向上するという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明を具体化した第1の実
施例を示すポケツトナイフの断面図、第5図〜第
7図は第2の実施例を示し、第5図は側面図、第
6図は第5図のA−A線断面図、第7図は断面
図、第8図は本発明の別の実施例を示す断面図、
第9図は従来のポケツトナイフの断面図である。 1……背金、2……側板、3……軸としての軸
ピン、4a,4b……係合部としての係合凸部、
5……長孔、6……刀身、7……中子、8……係
合軸としての軸ピン、9……棒バネ、13a,1
3b……係止部としての係止凹部、16……係合
部としてのピン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 柄を構成する側板2の長手方向に設けた長孔
    5に対し刀身6基端の中子7から突出される係合
    軸8を介して刀身6を回動かつ移動可能に係着
    し、前記中子7の周縁には前記係合軸8に対し位
    相の異なる位置に係止部13a,13bを設ける
    とともに、前記側板2もしくは同側板2間に軸3
    にて枢着され回動付勢された背金1には前記係止
    部13a,13bと係合して刀身6を刀身6が柄
    の前方へ大きく突出した状態と小さく突出した状
    態に固定する位置に係合部16,4a,4bを設
    けたことを特徴とするナイフ。 2 刀身6は側板2ほぼ中央からこれと直交する
    位置及び側板2からその長手方向へ突出される位
    置で固定可能である特許請求の範囲第1項に記載
    のナイフ。 3 刀身6は側板2からその長手方向に突出され
    る2種類以上の位置で固定可能である特許請求の
    範囲第1項又は第2項に記載のナイフ。 4 刀身6はその基端部に対称状の円弧状凹部1
    9が形成されているものである特許請求の範囲第
    1〜3項のいずれか1項に記載のナイフ。 5 係止部13a,13bは刀身6基端の中子7
    の周縁に係合軸8に対して互いに直交する位置に
    形成されているものである特許請求の範囲第1項
    に記載のナイフ。
JP14278685A 1985-06-28 1985-06-28 ナイフ Granted JPS622989A (ja)

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JP14278685A JPS622989A (ja) 1985-06-28 1985-06-28 ナイフ

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JPS622989A JPS622989A (ja) 1987-01-08
JPH0115315B2 true JPH0115315B2 (ja) 1989-03-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5558155U (ja) * 1978-10-13 1980-04-19

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JPS622989A (ja) 1987-01-08

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