JPH01152802A - フェリ磁性共鳴装置 - Google Patents

フェリ磁性共鳴装置

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JPH01152802A
JPH01152802A JP31295187A JP31295187A JPH01152802A JP H01152802 A JPH01152802 A JP H01152802A JP 31295187 A JP31295187 A JP 31295187A JP 31295187 A JP31295187 A JP 31295187A JP H01152802 A JPH01152802 A JP H01152802A
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JP
Japan
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magnetic
permanent magnet
magnetic field
area
gap
Prior art date
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Pending
Application number
JP31295187A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Nakano
浩幸 中野
Yoshikazu Murakami
義和 村上
Yasuyuki Mizunuma
水沼 康之
Takahiro Ougihara
扇原 孝浩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フェリ磁性共鳴装置に関し、特に、各種用途
のマイクロ波装置に用いて好適なものである。
〔発明の概要〕
本発明のフェリ磁性共鳴装置は、ヨークに設けられてい
るギャップ中に永久磁石、整磁板及びフェリ磁性共鳴素
子がそれぞれ設けられ、上記整磁板の面積が上記永久磁
石の面積よりも小さい。これによって、フェリ磁性共鳴
素子に強い直流磁界を印加することが可能である。
〔従来の技術〕
近年、イツトリウム鉄ガーネット(YIG)i膜のフェ
リ磁性共鳴を利用したフェリ磁性共鳴装置が提案され、
マイクロ波帯の同調発振器等の各種マイクロ波装置とし
て用いられている(例えば特開昭60−257614号
公報)。このフェリ磁性共鳴装置においては、磁気回路
のギャップ中にYIG薄膜素子が置かれ、このYIG薄
膜の膜面に対して垂直に直流磁界が印加される。この磁
気回路として、ヨークのギャップ中に互いに面積の等し
い永久磁石及び整磁板を設けたものが知られている(例
えば上記特開昭60−257614号公報の第25図〜
第27図)。この整磁板を設けるのは、永久磁石の表面
の磁界の均一性が一般的に良好でないために、磁気回路
のギャップ中に発生する直流磁界が一様でないことに起
因してYIGI膜素子のフェリ磁性共鳴特性が劣化する
のを防止するためである。
ところで、このフェリ磁性共鳴装置におけるYIG薄膜
の共鳴周波数fは f =7 (H,−N、  ・4πMs)   (1)
で表される。ここで、Tは磁気回転比(=2.8M H
z / Oe ) 、H9はギャップ磁界、N1はYI
G薄膜の反磁界係数、4πM、はYIG薄膜の飽和磁化
である。
(1)式より、高い周波数で動作するマイクロ波装置を
設計する場合には、磁気回路のギャップ中に数千Oeも
の強い直流磁界を発生させる必要がある。そのためには
、■ギャップ長を短くする、■永久磁石の長さを大きく
する、■保磁力の大きい永久磁石を使用する等の方法が
考えられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、■に関しては、ギャップ中にYIG3膜
及びM I C(Microwave Integra
ted C1rcu i t)を形成した誘電体基板等
が挿入されるため、ギャップ長を短くするにも限界があ
る。■に関しては次の通りである。すなわち、同調可能
なマイクロ波装置を設計する場合には、磁気回路部に永
久磁石とともにコイルを併用するが、この場合にはコイ
ルから見ると永久磁石の長さが準ギャップ的に働くため
、同調を行う場合の直流磁界感度が悪くなり、従って消
費電力が大きい。■に関しては、永久磁石の温度特性と
y l0ff膜の温度特性とを併せて補償する必要があ
るために、使用可能な永久磁石の種類が限定される。
以上の理由により、従来はYIG薄膜素子に強い直流磁
界を印加することは困難であった。
従って本発明の目的は、フェリ磁性共鳴素子に強い直流
磁界を印加することが可能なフェリ磁性共鳴装置を提供
することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
今、第1図に示すようなフェリ磁性共鳴装置を考える。
このフェリ磁性共鳴装置の磁気回路は、ヨーク1、永久
磁石2、整磁板3及びヨーク1の一部を構成するポール
ピース1aの周りに巻かれているコイル4から成る。永
久磁石2及び整磁板3は、ヨーク1のギヤツブG中に設
けられている。
そして、整磁板3とこの整磁板3に対向する部分のヨー
ク1との間のギヤツブg中にYIG薄膜素子5が挿入さ
れている。
この磁気回路において、磁束は全てギャップgを通り、
また、コーク1の透磁率は無限大であると仮定すれば、 BIIS、=B、S、         (2)L、H
,+4ttNI/c=LgH9(3)B、 −B、 =
tt、 H,(4) が成立する(cgs単位系を用いた)。ここで、B、、
B、はそれぞれ永久磁石2内及びギヤツブg内の磁束密
度、S、、S、はそれぞれ永久磁石2及びギャップgの
面積、Hl、l、H,はそれぞれ永久磁石2内及びギヤ
ツブg内の磁界を表している。なお、HffiはB、 
、B、、Hgと向きが逆である。また、Nはコイル4の
巻き数、■はコイル電流、Cは光の速度を表している。
L、 、B、、μ、はそれぞれ永久磁石2の長さ、保磁
力、リコイル透磁率である。この永久磁石2は、Br、
μ、が一定のクニック点を持たない直線状の減磁特性を
有すると仮定する。
(2)弐〜(4)式より、ギヤツブg内の磁界H。
は、 ・・−−−−−−−−−−−−−−(5)で表される。
この(5)式を見ると、S、/S、<tとすることによ
り大きなH,の値を得ることができることがわかる。す
なわち、ギャップgの面積、従って整磁板3の面積を永
久磁石2の面積よりも小さくすることにより、この整磁
板3の透磁率は空気のそれに比べてはるかに大きいこと
からこの永久磁石2から出る磁力線は第2図に示すよう
にこの整磁板3に集められ、その結果ギヤツブg内の磁
束密度が高くなる。このため、従来のように整磁板3の
面積が永久磁石20面積と同じである場合に比べてギヤ
ツブg中の磁界強度が高くなる。このことは、コイル4
を用いず、永久磁石2のみによって磁界を発生させる場
合でも同様に言えることは明らかである。
本発明は以上の検討に基づいてなされたものである。
すなわち本発明は、ヨークに設けられているギャップ中
に永久磁石、整磁板及びフェリ磁性共鳴素子がそれぞれ
設けられ、整磁板の面積が永久磁石の面積よりも小さい
フェリ磁性共鳴装置である。
〔作用〕
上記した手段によれば、整磁板の面積が永久磁石の面積
より・も小さいことから、この永久磁石から出る磁力線
はこの整磁板に集められ、その結果磁束密度が高くなる
。このため、磁気回路のギャップ中に強い直流磁界を発
生させることができるので、フェリ磁性共鳴素子に強い
直流磁界を印加することが可能である。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。
第1図に示すように、本実施例によるフェリ磁性共鳴装
置は、ギャップGを有するヨーク1、永久磁石2、整磁
板3、コイル4及びYIG薄膜素子5により構成されて
いる。このフェリ磁性共鳴装置においては、永久磁石2
による固定磁界とコイル4による可変磁界とを合わせた
直流磁界がYIG薄膜素子5の膜面に垂直に印加される
ようになっている。
上記整磁板3はヨーク1と同一材質であり、例えばパー
マロイがら成る。これらの永久磁石2及び整磁板3はそ
れぞれ円柱形の形状を有するが、整磁板3の面積は永久
磁石20面積よりも小さくなっている。この場合、既述
のように、この整磁板3の透磁率は空気のそれに比べて
はるかに大きいことから、第2図に示すように、永久磁
石2がら出た磁力線のほとんどはこの整磁板3に集めら
れる。この結果、他の全ての条件が同じであっても、ギ
ヤツブg中に強い直流磁界を発生させることが可能であ
る。
第3図は、それぞれ円柱形の整磁板3及び永久磁石2を
用いた場合の整磁板3の直径と直流磁界強度との関係を
示す。ここで、永久磁石2の直径D=10+nm、L、
=1.5mmである。なお、測定はLrh =3.  
Omm、5,0rnnのそれぞれについて行った。
この第3図に示すように、整磁板3の直径dが小さくな
るに従ってH,は大きくなり、d=4mmではd−10
mm(すなわち整磁板3の直径dが永久磁石2の直径り
に等しい場合)のときのH,の約1.5倍もの大きさに
なることがわかる。
次に、第4図はコイル電流と磁界増加分との関係、すな
わち直流磁界感度を示す。この場合、Ln=5.0mm
、La=1.5mmであり、測定はd=6胴、10+n
IIIのそれぞれについて行った。
この第4図に示すように、d=6mmの場合にはd=1
0annの場合に比べてコイル電流の増加分に対するH
gの増加分が大きい。すなわち、Hgのコイル電流に対
する感度が高くなることがわかる。
これによって、同調を行う場合にコイル4に流す電流を
少なくすることができるので、消費電力を低減すること
ができる。
このように、本実施例によれば、整磁板3の面積を永久
磁石2の面積よりも小さくしているので、上述のように
YIG薄膜素子5に強い直流磁界H9を印加することが
でき、しかも消費電力を低減することができる。さらに
、整磁板3の面積を永久磁石2の面積よりも小さくする
だけで上述のような効果が得られるので、大きな設計変
更を行も必要がなく有利である。
本実施例によるフェリ磁性共鳴装置は、マイクロ波帯の
同調発振器、同調フィルター等の同調可能なマイクロ波
装置として用いることができる。
以上、本発明の実施例につき具体的に説明したが、本発
明は、上述の実施例に圧定されるものではなく、本発明
の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
例えば、整磁板3及び永久磁石2の形状は円柱形に限定
されるものではなく、必要に応じて変更可能である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、整磁板の面積が永久磁石の面積よりも
小さいので、磁気回路のギャップ中に強い直流磁界を発
生させることができ、従ってフェリ磁性共鳴素子に強い
直流磁界を印加することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるフェリ磁性共鳴装置を
示す断面図、第2図は第1図に示すフェリ磁性共鳴装置
の磁気回路のギャップ部における磁力線の分布を未す断
面図、第3図は第2図に示すフェリ磁性共鳴装置におい
てそれぞれ円柱形の整磁板3及び永久磁石2を用いた場
合の整磁板3の直径と直流磁界強度との関係を示すグラ
フ、第4図はコイル電流と磁界増加分との関係を示すグ
ラフである。 図面における主要な符号の説明 1:ヨーク、 2:永久磁石、 3:整磁板、4:コイ
ル、 5:YIG薄膜素子(フェリ磁性共鳴素子)、 
G:ヨークのギャップ、 g:磁気回路のギャップ。 代理人   弁理士 杉 浦 正 短 節1図 石へ力 I東f′)41.4 第2図 整瑳月の直径d(mm) 望6aノ展の直イ(と拍界ダ数1との閉r案第3図 コイルを丸(mA) コイルt5先ヒA野1力0介との閏イ表第4図 特許庁長官 小 川 邦 夫 殿 1、事件の表示 昭和62年特許願第312951号 2、発明の名称 フェリ磁性共鳴装置 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 東京部品用区北品用6丁目7番35号名称(21
8)ソニー株式会社 代表取締役  大 賀 典 雄 4、代理人 〒170 住所 東京都豊島区東池袋1丁目48番10号6、補正
の対象 明細書の発明の詳細な説明の憫 7、補正の内容 明細書第5真下から1行目の「保磁力」を「残留磁束密
度」と補正します。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ヨークに設けられているギャップ中に永久磁石、整磁板
    及びフェリ磁性共鳴素子がそれぞれ設けられ、 上記整磁板の面積が上記永久磁石の面積よりも小さいこ
    とを特徴とするフェリ磁性共鳴装置。
JP31295187A 1987-12-10 1987-12-10 フェリ磁性共鳴装置 Pending JPH01152802A (ja)

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JP31295187A JPH01152802A (ja) 1987-12-10 1987-12-10 フェリ磁性共鳴装置

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JP31295187A JPH01152802A (ja) 1987-12-10 1987-12-10 フェリ磁性共鳴装置

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JPH01152802A true JPH01152802A (ja) 1989-06-15

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JP31295187A Pending JPH01152802A (ja) 1987-12-10 1987-12-10 フェリ磁性共鳴装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0658602U (ja) * 1993-01-14 1994-08-12 株式会社アドバンテスト Yig磁気回路

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4956162A (ja) * 1972-09-30 1974-05-31
JPS60189205A (ja) * 1984-03-08 1985-09-26 Sony Corp 磁気装置

Patent Citations (2)

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