JPH01151592A - 新規ホスフィン酸誘導体およびそれを有効成分とする脳循環代謝改善剤 - Google Patents

新規ホスフィン酸誘導体およびそれを有効成分とする脳循環代謝改善剤

Info

Publication number
JPH01151592A
JPH01151592A JP31124287A JP31124287A JPH01151592A JP H01151592 A JPH01151592 A JP H01151592A JP 31124287 A JP31124287 A JP 31124287A JP 31124287 A JP31124287 A JP 31124287A JP H01151592 A JPH01151592 A JP H01151592A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
cerebral circulation
derivative
phosphinic acid
acid derivative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31124287A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0651709B2 (ja
Inventor
Kiyoaki Katano
片野 清昭
Mitsugi Hachisu
蜂須 貢
Akira Nakabayashi
中林 暁
Shinsuke Kato
真介 加藤
Hiroko Takahashi
宏子 高橋
Takashi Tsuruoka
鶴岡 崇士
Shinichi Kondo
信一 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiji Seika Kaisha Ltd
Original Assignee
Meiji Seika Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meiji Seika Kaisha Ltd filed Critical Meiji Seika Kaisha Ltd
Priority to JP31124287A priority Critical patent/JPH0651709B2/ja
Publication of JPH01151592A publication Critical patent/JPH01151592A/ja
Publication of JPH0651709B2 publication Critical patent/JPH0651709B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 (産業上の利用分野) 本発明は、新規物質およびその用途に関する。
さらに具体的には、本発明は、新規ホスフィン酸誘導体
およびそれを有効成分とする脳循環代謝改善剤に関する
。゛ (従来の技術および本発明が解決しようとする問題点) 高齢化社会の到来にともない、脳血管障害や脳内エネル
ギー代謝障害に起因する老人性痴呆症の対策が大きな社
会問題になってきている。
従来から種々の薬剤が抗痴呆薬として開発されてきたが
(特開昭55−17329号、同54−117468号
及び同61−83170号各公報)、その中の一例とし
てホパンテン酸カルシウムが知られている(脳代謝賦活
剤、11−48ページ、1984年、医薬ジャーナル社
)−0しかしながら、これらの薬剤の抗痴呆薬としての
効果も万全とはいい難い。この様な状況下で、本発明者
らはホバンテン酸カルシウムの改良を中心とし、更に効
力が強く、より安全な抗痴呆薬の創出に鋭意研究を重ね
た。
〔発明の概要〕
要旨 本発明は上記の点に解を与えることを目的とし、新規な
ホスフィン酸誘導体を提供して、これを脳循環代謝改善
剤として使用することによってこの目的を達成しようと
するものである。
すなわち、本発明は新規化合物に関するものであって、
この新規化合物は下式(1)で示されるホスフィン酸誘
導体である。
また、本発明はこの新規化合物の用途にも関するもので
あって、この用途は下式(1)で示されるホスフィン酸
誘導体を有効成分とする脳循環代謝改善剤である。
CH3HH (式中、Mは水素原子、アルカリ金属原子、アルカリ土
類金属原子またはアンモニウム化合物を表わす) 効果 ホスフィン酸は、カルボン酸の等画体と考えられ、アミ
ノ酸誘導体(ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサエティ
ー・パーキンeトランス111984年、2845ペー
ジ)や、γ−アミノ醋酸のホスフィン酸誘導体(特開昭
61−93189号公報)が合成されて、その生物活性
の向上が報告されている。
本発明者はこの点に着目し、前記式(1)で示されるホ
パンテン酸カルシウムのホスフィン誘導体の合成を行っ
て、その脳循環代謝改善作用を調べたところ、脳ア゛ツ
キシア保護作用等でホパテン酸カルシウムより優れた作
用を有することを発見して本発明を完成するに至ったの
である。
生物活性を有する化合物をホスフィン酸化することによ
って当該生物活性が向上することが二三の化合物に認め
られることは上記したところであるが、ホパンテン酸カ
ルシウムという特定の化合物の特定の部位においてホス
フィン酸化することが可能であって、そのようなホスフ
ィン酸誘導体がホパンテン酸カルシウムよりすぐれた作
用を有するということは思いがけなかったことというべ
きである。
〔発明の詳細な説明〕
新規化合物 化合物の定義 本発明による新規化合物は、前記の式(I)に定義され
るホスフィン酸誘導体である。
Mで表される基のうちアルカリ金属とはナトリウム、カ
リウムなどを、アルカリ土類金属とはマグネシウム、カ
ルシウムなどを、アンモニウム化合物とはアンモニア、
メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エ
チルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ベン
ジルアミン、ジベンジルアミン、ピリジン、モルホリン
、N−メチルモルホリン、などのアンモニウム塩やリジ
ン、アルギニンのような塩基性アミノ酸塩が挙げられる
また本発明化合物は0体、L体及びDL体が可能である
が、何れも本発明に含まれる。
化合物の合成 本発明による化合物は、その骨格および置換基の形成な
いし導入に関して合目的的な任意の方法によって合成す
ることができる。適当な方法を3種挙げれば、下記の通
りである。
〔A法〕
化合物(II)とアリルアミンを縮合させて化合物(I
I[)とし、次いで次亜燐酸ないしその塩を付加させ、
必要に応じてアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩又は
アンモニウム塩として(1)を製造する。
C,)−u  −u へ 工 閃 第−工程は、水中又は有機溶媒中、50−150℃の温
度で、30分−5時間、化合物(n)とアリルアミンと
の反応を行って、化合物(m)を合成する工程である。
第二工程は、ラジカル開始剤の存在下、水中又は有機溶
媒中、化合物(m)とたとえば次亜燐酸ナトリウムとを
、10〇−150℃の温度で、30分−3時間、反応さ
せることによって化合物(I)を合成する工程である。
ラジカル開始剤としては、所与の反応温度で分解してラ
ジカルを発生する化合物、たとえばアゾ化合物、有機ま
たは無機過酸化物、ヒドロペルオキシド、その他、たと
えばバーへキサ22−53〔日本油脂■製造、2.2−
ビス(t−ブチルペルオキシ)ブタン〕やアゾビスイソ
ブチロニトリル等を用いることが出来る。本工程は開放
系で行うことも出来るが、封管中で実施するのが好まし
い。反応終了後、IR−120、AG50WX8、DE
AEセファデックス、LH−20やHP−20のような
イオン交換樹脂ないしは吸着樹脂を用いて精製し、必要
に応じてアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩又はアン
モニウム塩として(1)を得ることが出来る。アルカリ
金属塩としてはナトリウム、カリウムなどを、アルカリ
土類金属塩としてはマグネシウム、カルシウムなどを、
アンモニウム塩としてアンモニア、メチルアミン、ジメ
チルアミン、トリメチルアミン、エチルアミン、ジエチ
ルアミン、トリエチルアミン、ベンジルアミン、ジベン
ジルアミン、ピリジン、モルホリン、N−メチルモルホ
リンなどのアミンやリジン、アルギニンのような塩基性
アミノ酸との塩を選ぶことが出来ることは前記したとこ
ろがら明らがである。
〔B法〕
化合物(IV)のラクトン開環後、水酸基の保護とエス
テル化を行って化合物(V)とし、その加水分解を行っ
て化合物(Vl)とする。次いで化合物(Vl)を化合
物(■)と縮合させて化合物(■)を合成し、脱保護反
応を行い、必要に応じてアルカリ金属塩、アルカリ土類
金属塩又はアンモニウム塩として(I)を製造する。
0:i                  区   
       区(式中RおよびR1は同一でも異なっ
ていてもよい水酸基の保護基を表し、RおよびR3は同
一でも異なってもよいカルボキシル基及び燐酸基の保護
基を表す。) 第一工程は、公知化合物(■)(ジャーナル・オブ・オ
ーガニック・ケミストリー、83巻、663−667ペ
ージ、1961年)を水性溶媒中で水酸化アルカリと0
−100℃の温度で、30分−2時間反応させてラクト
ンを開環し、次いで杓°機溶媒中でアルキルハライドと
100−180℃の温度で2−24時間さらに反応させ
ることにより化合物(V)を合成する工程である。
水性溶媒としては水、メタノール水、エタノール水、テ
トラヒドロフラン水等を用いることが出来、水酸化アル
カリとしては、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等を
選択できる。アルキルハライドとしては、アラルキルハ
ライド、特にベンジルクロライド、ベンジルブロマイド
、p−メトキシベンジルクロライド等が望ましい。
第二工程は、水性溶媒中で、50−120℃の温度で、
2−10時間、水酸化アルカリとの反応を行って化合物
(VI)を合成する工程である。その場合の水性溶媒と
しては、水、メタノール水、エタノール水、テトラヒド
ロフラン水等を用いることが出来、水酸化アルカリとし
ては、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等を選択でき
る。
第三工程は、化合物(■)によるアミド化反応であって
、通常のペプチド合成に用いられる方法を使用すること
が出来る。化合物(■)は、下記のように化合物(■)
(特開昭61−93189号記載の方法により合成でき
る。)のアミノ基及び燐酸基を保護して得られる化合物
(X)のアミノ基の脱保護により合成することが出来る
。化合物(■)および(X)に於ける燐酸基の保護基R
3としては、メチル基、エチル基、t−ブチル基、ベン
ジル基、ベンズヒドリル基等を、アミノ基の保護基R4
としてはt−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカ
ルボニル基、p−メトキシベンジルオキシカルボニル基
、クロルアセチル基、トリフロロアセチル基、フタロイ
ル基等を選択できる。アミド化反応としては塩化チオニ
ル、オキシ塩化リンや五塩化リンを用いる酸塩化物法、
ジシクロへキシルカルボジイミドとN−ヒドロキシスク
シンイミドや1−ヒドロキシベンズトリアゾールを用い
る活性エステル法、及びジフェニルフォスフォリルアシ
ト等を縮合剤として用いる方法等が適用できる。
(IX) (X) (式中R3は前記の意味、R4はアミノ基の保護基を表
す。) 第四工程は脱保護工程であり、用いられた保護基により
反応試薬や反応条件を選択することかできる。反応終了
後、IR−120、AC50WX8、DEAEセファデ
ックス、LH−20やHP−20のようなイオン交換樹
脂ないしは吸召樹脂を用いて精製し、必要に応じてアル
カリ金属塩、アルカリ土類金属塩又はアンモニウム塩と
して(1)を得ることが出来る。
〔C法〕
化合物(n)と化合物(■)とを、水、有機溶媒または
含水溶媒中反応させることにより式(I)の化合物を合
成する方法である。50−150℃の温度で30分−2
4時間攪拌することにより反応が進行し、反応終了後I
R−120、AC30WX8、DEAEセファデックス
、LH−20やHP−20のようなイオン交換樹脂ない
しは吸着樹脂を用いて精製し、必要に応じてアルカリ金
属塩、アルカリ土類金属塩又はアンモニウム塩として(
1)を得ることが出来る。
(■)(妬 化合物の用途/脳循環代謝改善剤 生理活性 本発明化合物の脳循環代謝改善作用を減圧脳hypox
iaに対する保護作用でテストすると、実施例に示した
ように、ホバンテン酸カルシウムと比べて明らかに生存
期間の延長が観察され、本発明化合物は優れた脳循環代
謝改善作用を有する。
本発明化合物は低い急性毒性(マウス腹腔内投与に於け
るL D 5o値はIg/kg以上である。)を6する
脳循環代謝改善剤 本発明化合物は、上記のような生理活性から、脳循環代
謝改善剤としてH用である。
脳循環代謝改善剤としては、本発明化合物は経口或いは
非経口(例えば座薬や注射溶液の形で)的に投与するこ
とが出来る。経口投与の場合は、例えば錠剤、散剤、カ
プセル、顆粒剤等とすることが出来、それらは慣用の賦
形剤、例えば炭酸カルシウム、燐酸カルシウム、とうも
ろこしでんぷん、砂糖、ラクトース、タルク、ステアリ
ン酸マグネシウム等を含んでいてもよい。座薬に適した
賦形剤は、例えば、天然または硬化した油、ワックス、
油脂、ポリオール等である。注射溶液に適した賦形剤は
、例えば、水、アルコール、ポリオール、グリセリン、
植物油等である。
投与量は、通常成人1日当り0.5−3.0g程度が適
当である。
〔実施例〕
実施例1 (a)  D−(−)  −パントイルラクトン(3,
7g)をエタノール(50ml)に溶かし、アリルアミ
ン(5、5ml )を加えて、6時間加熱還流する。減
圧下にエタノールと過剰のアリルアミンを除去して、D
−(+)−2,4−ジヒドロキシ−3,3−ジメチル酪
酸アリルアミド(5,67g)(化合物(■))を得た
。収率10096゜ PMR(CDCl 3)  δF 0.94 (3H,
s) 、2.05 (3H,s) 、2.80 (IH
br、S) 、3.35 (IH,br、s)、3.5
0 (IH,d) 、3.56 (IH,d)、3、Q
 (2H,m) 、4.08 (1H,s)、5、 1
5 (IH,q) 、5. 23 (IH,q)、5.
84 (IH,m、) 、6.91 (IH,b r。
S)。
(b)  上記化合物(Iff)  (3,8g)をメ
タノール(30ml)に溶かし、次亜燐酸ナトリウム−
水和物(2,Ig)とパーへキサ22−50(0,3m
1)を加え、封管中で、130℃にて1.5時間加温す
る。冷却後、濃縮し、残渣をイオン交換樹脂(AC50
WX8、H+、80m1、H2Oにて溶出)にて精製す
る。化合物(1)を含むフラクションを濃縮し、残渣を
室温にて4日間装置する。再びイオン交換樹脂(AG5
0WX8.50 ml SH20にて溶出)にて精製す
る。化合物(1)を含むフラクションを濃縮し、残渣を
DEAE−セファデックス(140ml、OAc型)に
吸着させ、H2O(300ml) 、0.5MA c 
OH(500m1)及び0.1HMCI(500ml)
にて洗浄後、0.2NHC1にて化合物(I)を溶出さ
せた。溶出液のpHをイオン交換樹脂(IR−45、O
H−)1.:て2.5とし、次いで飽和炭酸水素ナトリ
ウム水にて7.0とする。得られた溶液をl層線乾燥し
て、化合物(T)をナトリウム塩として0.55g得た
(a) ・−+ 5−62  (C−o、 52.H2
0)PMR(D20)δ: 0.96 (3H,s)、
0.99 (3H’、s) 、1.58 (2H,m)
、1.75 (2H,m) 、3.33 (2H,m)
、3.45 (IH,d) 、3.57 (LH,d)
、4.03 (LH,s) 、6.97 (IH,d、
J=505Hz)。
実施例2 (a)  化合物(IV)  (R−ベンジル基)をエ
タノール(30ml)に溶かし、IN−lN−Na0H
(35を加えて、加熱還流を3時間行う。溶媒を留去し
、残渣を一75℃で一晩、減圧下に乾燥する。次いでキ
シレン(50ml)とベンジルクロライド(7、6ml
 )とを加えて、加熱還流を3時間行う。lN−HCl
を加え、酢酸エチルにて抽出する。水洗後、硫酸マグネ
シウムにて脱水し、溶媒を留去する。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(300g、n−ヘキサン:
Ac0Et電4:1)にて精製して、DL−2゜4−ジ
ベンジルオキシ−3,3−ジメチル酪酸ベンジルエステ
ル(V)を1.39g得た。
PMR(CDC13)δ: 0.97 (6H。
s) 、3.21 (IH,d) 、3.49 (IH
d) 、4.06 (IH,s) 、4.43 (2H
s) 、4.58 (IH,d) 、4.70 (IH
d) 、5. 21 (2H,s) 、7.4 (15
H)。
(b)  上記化合物(V)(1,945g)をエタノ
ール(30ml)に溶かし、IN−lN−Na0H(1
0を加えて、加熱還流を3時間行う。濃縮後、水で希釈
し、エーテルで洗浄後、lN−HClでpHを1.5と
する。酢酸エチルで抽出後、硫酸マグネシウムで脱水し
、溶媒を留去して、DL−2,4−ジベンジルオキシ−
3,3−ジメチル醋酸(Vl)を1.42g得た。
PMR(CDCl 3)δ: 1.00 (6H。
s) 、3.33 (IH,d) 、3.37 (IH
d) 、4.00 (IH,s) 、4.44 (IH
d) 、4.47 (IH,d) 、4.53 (IH
d) 、4.64 (IH,d) 、7.3 (10H
)。
(c)  上記化合物(VI)(1,393g)をDM
F (I Qnll)に溶かし、ジシクロへキシルカル
ボジイミド(982mg)とN−ヒドロキシベンズトリ
アゾール(585mg)’とを加えて、室温下で1時間
攪拌する。不溶物をン戸去し、炉液を化合物(■)のト
リフロロ酢酸塩(897mg)とトリエチルアミン(0
,99m1)のDMF (5ml)溶液に加え、60℃
で一晩攪拌する。水を加え、酢酸エチルにて抽出する。
抽出液を水、飽和炭酸水素ナトリウム水、および水で洗
浄後、硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒を留去する。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(100g、
クロロホルム:メタノール−50:1)にて精製して、
3−  (2,4−ジベンジルオキシ−3,3−ジメチ
ルブチリルアミノ)−1−プロピルホスフィン酸メチル
エステル(■)を525mg1″fiた。
PMR(CDCl 3)δ: 0.95 (3H。
s) 、1.02 (3H,s) 、1.78 (4H
m) 、3.25 (LH,d) 、3.29 (2H
m) 、3.41 (IH,d) 、3.76 (3H
d) 、3.89 (IH,s) 、4.45.(4H
m) 、7.04 (IH,d、J=534Hz)、7
.3 (IOH)。
(d)  化合物(■)(525mg)をエタノール(
5ml )に溶かし、lN−NaOH(2ml)を加え
て室温下で1時間攪拌する。濃縮後、水を加え、エーテ
ルで洗浄し、IN−MCIでpHを1とする。酢酸エチ
ルで抽出後、硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒を留去し
て、3−  (2,4−ジベンジルオキシ−3,3−ジ
メチルブチリルアミノ)−1−プロピルホスフィン酸を
441■得る。得られた化合物を約20m1の液体アン
モニアに溶かし、金属ナトリウム(約100mg)を加
えて、30分攪拌する。室温ドに一晩放置し、アンモニ
アを留去する。水を加え、エーテルで洗浄した後、lN
−HClでpHを1.2にし、濃縮乾固する。
エタノールを加え、不溶物を炉去し、炉液を濃縮する。
残渣にクロロホルムとエタノールを加え、不溶物をン戸
去する。ン戸液を濃縮し、水に溶かし、クロロホルムで
洗浄する。水層を濃縮し、LH−20(2L、50%メ
タノール水にて溶出)で精製して、化合物(1)を13
1mg得た。
PMR(D20)δ: 0.92 (3H,s)、0.
95 (3H1S) 、1− 56 (2H1m)、1
.71 (2H,m) 、3.29 (2H,m)、3
.41 (IH,d) 、3.53 (IH,d)、4
.00 (IH,s) 、6.96 (IH,d、J=
512Hz)。
実施例3 低酸素圧負荷マウス生存期間について、本発明化合物の
脳循環代謝改善作用を調べた。
雄性ddyマウスを用い、被検物質の水溶液を腹腔内投
与して、30分後に200 aallHの低圧環境下に
マウスを暴露し、呼吸停止までの時間を測定して、生存
時間とした。結果は、表1に示す通実施例4 抗けいれん作用について、本発明化合物の脳循環代謝改
心作用を調べた。
雄性dctyマウスを用い、被検物質を腹腔内投与後3
0分にN−メチル−DL−アスパラギン酸を500mg
腹腔内に投与し、間代性けいれんの発現時間及び死亡に
至るまでの時間を測定した。結果は、表2に示す通りで
あった。
実施例5 本発明化合物の製剤例の一例は、次の組成の錠剤である
本発明化合物          500mgとうもろ
こしでんぷん      250mgラクトース   
         90mg微結晶セルロース    
     80mgポリビニルピロリドン      
  90mgステアリン酸マグネシウム      5
mg出願人代理人  佐  藤  −雄

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下式( I )で示されるホスフィン酸誘導体。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Mは水素原子、アルカリ金属原子、アルカリ土
    類金属原子またはアンモニウム化合物を表わす) 2、下式( I )で示されるホスフィン酸誘導体を有効
    成分とする脳循環代謝改善剤。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Mは水素原子、アルカリ金属原子、アルカリ土
    類金属原子またはアンモニウム化合物を表わす)
JP31124287A 1987-12-09 1987-12-09 新規ホスフィン酸誘導体およびそれを有効成分とする脳循環代謝改善剤 Expired - Lifetime JPH0651709B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31124287A JPH0651709B2 (ja) 1987-12-09 1987-12-09 新規ホスフィン酸誘導体およびそれを有効成分とする脳循環代謝改善剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31124287A JPH0651709B2 (ja) 1987-12-09 1987-12-09 新規ホスフィン酸誘導体およびそれを有効成分とする脳循環代謝改善剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01151592A true JPH01151592A (ja) 1989-06-14
JPH0651709B2 JPH0651709B2 (ja) 1994-07-06

Family

ID=18014801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31124287A Expired - Lifetime JPH0651709B2 (ja) 1987-12-09 1987-12-09 新規ホスフィン酸誘導体およびそれを有効成分とする脳循環代謝改善剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0651709B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5190934A (en) * 1989-06-03 1993-03-02 Ciba-Geigy Corporation P-subsituted propane-phosphinic acid compounds
US5190933A (en) * 1987-12-04 1993-03-02 Ciba-Geigy Corporation Substituted propane-phosphinic acid compounds
US5243062A (en) * 1984-10-12 1993-09-07 Ciba-Geigy Corporation Substituted propane-phosphonous acid compounds
US5300679A (en) * 1987-12-04 1994-04-05 Ciba-Geigy Corporation Substituted propane-phosphinic acid compounds
US5457095A (en) * 1984-10-12 1995-10-10 Ciba-Geigy Corporation Substituted propane-phosponous acid compounds
US5461040A (en) * 1989-05-13 1995-10-24 Ciba-Geigy Corporation Substituted aminoalkylphosphinic acids
US5545631A (en) * 1990-06-22 1996-08-13 Ciba-Geigy Corporation N-substituted aminoalkanephosphinic acid derivatives, compositions thereof, and their use as anti-epileptics

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5243062A (en) * 1984-10-12 1993-09-07 Ciba-Geigy Corporation Substituted propane-phosphonous acid compounds
US5457095A (en) * 1984-10-12 1995-10-10 Ciba-Geigy Corporation Substituted propane-phosponous acid compounds
US5190933A (en) * 1987-12-04 1993-03-02 Ciba-Geigy Corporation Substituted propane-phosphinic acid compounds
US5300679A (en) * 1987-12-04 1994-04-05 Ciba-Geigy Corporation Substituted propane-phosphinic acid compounds
US5461040A (en) * 1989-05-13 1995-10-24 Ciba-Geigy Corporation Substituted aminoalkylphosphinic acids
US5190934A (en) * 1989-06-03 1993-03-02 Ciba-Geigy Corporation P-subsituted propane-phosphinic acid compounds
US5545631A (en) * 1990-06-22 1996-08-13 Ciba-Geigy Corporation N-substituted aminoalkanephosphinic acid derivatives, compositions thereof, and their use as anti-epileptics

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0651709B2 (ja) 1994-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1066713C (zh) 茋衍生物和含有它们的药物组合物
DE3881489T2 (de) Peptide mit collagenase hemmender wirkung.
CN102264694B (zh) 用于制备伏立诺他的方法
GB2048268A (en) Amides of acyl-carnitines process for preparing same and pharmaceutical compositions containing such amides
GB2086393A (en) Bicyclic compounds
DE60209458T2 (de) Verfahren zur Synthese von (2S,3aS,7aS)-1-(S)-Alanyl-octahydro-1H-2-carbonsäurederivaten und Verwendung in der Synthese von Perindopril
EP0363994B1 (en) (2r,3s,4s)-alpha-(carboxycyclopropyl)glycine
JPH01151592A (ja) 新規ホスフィン酸誘導体およびそれを有効成分とする脳循環代謝改善剤
JPS6055506B2 (ja) 新規ω−アミノカルボン酸アミドとその製法
JPS63101353A (ja) 新規のアミノ酸誘導体、その製法及びこれら誘導体を含む薬剤組成物
JPH02306947A (ja) キラルβ―アミノ酸の製造方法
DE69920007T2 (de) Chemisches verfahren zur stereoselektiven synthese von r-(-)-carnitin
CN106699812A (zh) 替诺福韦前药的制备和纯化方法
SK280134B6 (sk) N-[[4,5-dihydroxy- a 4,5,8-trihydroxy-9,10-dihydro
JPH04182492A (ja) アスコルビン酸誘導体及びその製造法
CN113121417A (zh) 一种新型哌啶衍生物及其药物用途
DE2625110A1 (de) Cyclopropanolderivate, verfahren zu ihrer herstellung und sie enthaltende arzneimittel
JPH0325437B2 (ja)
US3927001A (en) D-glucaro-1,5-lactam derivatives
CN111333529A (zh) 普瑞巴林的一种制备方法
DE1958383C3 (de) Leupeptine, Verfahren zu ihrer Herstellung und diese enthaltende Arzneimittel
US4584313A (en) (Substituted-phenyl)-5-oxo-2-pyrrolidinepropanoic acids and esters thereof, and use for reversing electroconvulsive shock-induced amnesia
JPH0322875B2 (ja)
JPH0841043A (ja) エポキシコハク酸誘導体
JPS617238A (ja) dl−クロルプレナリンの光学分割法