JPH01151190A - 発熱ユニット - Google Patents

発熱ユニット

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JPH01151190A
JPH01151190A JP31061787A JP31061787A JPH01151190A JP H01151190 A JPH01151190 A JP H01151190A JP 31061787 A JP31061787 A JP 31061787A JP 31061787 A JP31061787 A JP 31061787A JP H01151190 A JPH01151190 A JP H01151190A
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heater
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Mitsuru Nakagawa
充 中川
Reiji Zaizen
財前 禮二
Hiroshi Komachi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、電気が供給されると発熱する多数の正特性サ
ーミスタ板を具備した発熱ユニットに関し、とくに電気
式温風機や電気式乾燥器への組込みが容易な発熱ユニッ
トにかかわる。
[従来の技術] この種の電気式温風機1機に組み付けられる縦置き型ま
たは横置き型の発熱ユニット100は、第5図および第
6図に示すごとく、一対の電極板120.130の接続
される一対の棒状導電性プレート121.131の間に
多数の正特性す〜ミスタ板111を列設した複数のPT
Cヒータiioと、電極板120.130の端子にビス
または半田付は等によって接続されたリード線140.
150と、電極板120と電極板130とを絶縁する樹
脂裂取(J板160とからなる。
発熱ユニット100は、ビス等の固着具によって温風器
の送風ダクトに取付けられている。
[発明が解決しようとする問題点] ここで、温風器の送風ダクト内を通過する送風空気と多
数の正特性サーミスタ板111との熱交換効率を良くす
るためには、多数の正特性ザーミスタ板111の間の間
隙を送風空気が通過し、その他の部分を送風空気が通過
しないように構成する必要がある。
しかるに、上記に示す従来の発熱ユニット100は、発
熱密度を上げる場合にも、構成上の公差を必要とするた
め、複数のPTCヒータ110の間に隙間が存在し、そ
の隙間を送風空気が通過する恐れがあり、熱交換効!が
悪かった。
また各サーミスタ板の間を通過する送風空気の昇温効率
を向上させるために、正特性サーミスタ板111を例え
ば220℃程度まで加熱する場合には、正特性サーミス
タ板111への供給電圧を高くする必要があるが、従来
の発熱ユニット100のように樹脂製取付板を設けてい
るものでは耐熱温度を越えてしまい溶損するため、送風
空気のhi効率を向上させることができなかった。
そこで、取付板を金属製とすることが考えられるが、そ
れでは電極板120.130同士の絶縁を行えず、また
断熱性に劣るので、電気式温風器の送風ダクトを溶損さ
せる恐れがある。断熱性、耐熱性を向上させるために、
取付板をセラミック製とすることが考えられるが、従来
の発熱ユニット100の構造のように、電極板を取付け
たり、ビス等で送風ダクトに取付けたりすることができ
る取付板を構成することは困難であった。
本発明は、多数の正特性サーミスタ板と送風空気との熱
交換効率を向上し、電気絶縁性、耐熱性、断熱性に優れ
た発熱コニットの提供を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明の発熱ユニットは、平行して配された一対の枠状
電極板間に多数の正特性サーミスタ板を平行して列設し
てなるPTCヒータを、前記多数の正特性サーミスタ板
の列設範囲にほぼ対応した形状の窓を有する一対のセラ
ミック製枠体間に挟持してなる構成を採用した。
[作用] 本発明の発熱ユニットは上記構成によりつぎの作用を有
する。
送風空気は、平行して配された一対の枠状電極板間に多
数の正特性サーミスタ板を平行して列設してなる列設範
囲にほぼ対応した形状の一方の窓より流入し、隣設した
正特性サーミスタ板の間のみを通過した後、窓より流出
するので、常に空気通路のみ送風空気が通過し、その他
の部分を送風空気が通過することがなくなる。
また、PTCヒータを一対のセラミック製枠体間に挟持
しているので、送風空気の昇温効率を向上させる目的で
、高温度で制御されるPTCヒータを使用しても枠体を
固定する固定部材にPTCヒータの熱が伝熱され難いの
で、固定部材に耐熱温度の低い部材を用いることが可能
となる。
[発明の効果コ 本発明の発熱ユニットは上記構成および作用によりつぎ
の効果を奏する。
正特性サーミスタ板の間を通過する送風空気の昇温効率
が向上でき、送風空気との熱交換効率が向上でき、一対
の枠状電極板との短絡を防止できる。
[実施例] 本発明の発熱ユニットの一実施例を第1図ないし第4図
に基づき説明する。
第1図および第2図は本発明の一実施例を適用した発熱
ユニットを示し、第3図はその発熱ユニットのハウジン
グを示し、第4図はその発熱ユニットを具備した電気式
温風機を示す。
1は電気式温風機を示し、2はその温風機に組−ち  
 − 付けられた横置式の発熱ユニットを示す。
温風機1は、送風ダクト11の吸入口12に送風用ファ
ン13を取付け、吹出口14に風向変更用ルーパー15
を取付けている。送風ダクト11は、上蓋16と底壁1
7とからなり、底壁17に形成されたガイド18に発熱
ユニット2を図示上方より挿入した後、上蓋16を組付
けて構成される。
発熱ユニット2は、第1のPTCヒータ2aと、第2の
PTCヒータ2bと、第1のp −r cヒータ2aお
よび第2のPTCヒータ2bを挟持する一対のセラミッ
ク製の第1の枠体6および第2の枠体7とを備えている
第1のPTCヒータ2aおよび第2のPTCヒータ2b
は、発熱体3を一対の枠状電極板である第1の電極4と
第2の電極5との間に配している。
発熱体3には、第1の電極4と第2の電極5との間に空
気通路31を隔てて、所定の列設範囲で多数の正特性サ
ーミスタ板32が列設され、・通電されることにより、
所定の温度に速やかに昇温する。
また、発熱体3は、一方がわの両端縁33および一方が
わの中央付近34が第1の電極4に固着され、他方がわ
の両端縁35および他方がわの中央付近36が第2の電
極5に固着されている。
さらに、発熱体3の前後には、所定の間隙を隔てて、ム
ライト磁器などの電気絶縁性、耐熱性、断熱性に優れた
セラミック製の絶縁部材37.38が配され、第1の電
極4と第2の電極5との短絡を防止している。
本実施例の正特性1ノーミスタ板32は、長方形状のB
aTiO3を主成分とする導電性セラミックなどで構成
され、特定の温度から電気抵抗が急増する。
第1の電極4は、絶縁部材37を掴持する断面形状がコ
の字型の板状掴持部41と、絶縁部材38を掴持する断
面形状がコの字型の板状掴持部42と、これらの掴持部
41.42同士を連結する断面形状がL字型の板状アン
グル43と、掴持部41.42同士を連結する平板状ア
ングル44とを具備する。
掴持部41には、先端部45が掴持部41より前方に突
出した第1の電極4のL字型の端子46がビス47によ
って締結されている。その端子46には、ビスまたは半
田付けくいずれも図示せず)等によってリード線(図示
せず)が接続される。
アングル43は、発熱体3の一方がわの両端縁33に沿
って2水平行に配され、発熱体3の一方がわの両端縁3
3を接着材(図ではアングル43に隠れて見えない)に
よって固着している。アングル44は、発熱体3の一方
がわの中央イ」近34を接着材(図ではアングル44に
隠れて見えない)によって固着している。
第2の電極5は、第1の電極4に発熱体3を介して平行
的に配され、第1の電極4と同一の構造であり、掴持部
51.52、アングル53.54を具備している。
掴持部52には、先端部55が掴持部52より後方に突
出した第2の電極5の端子56がビス(図では絶縁部材
38に隠れて見えない)によって締結されている。その
端子56には、ビスまたは半田付けくいずれも図示せず
)等によってリード線(図示せず)が接続される。
アングル53は、発熱体3の他方がわの両端縁35を接
着材58によって固着している。アングル54は、発熱
体3の他方がわの中央付近36を接着材59によって固
着している。本実施例の接着材は、導電性、耐熱性に優
れたシリコン銀ゴムなどのシリコン系のゴムが採用され
ている。ここで、電極と多数の正特性サーミスタ板とを
固着した時に両者を電気的に絶縁する接着材を採用する
ことはできないが、直接電極と多数の正特性サーミスタ
板とが接続されていれば導電性を捨てても、耐熱性に優
れた接着材であれば採用することは可能である。
第1の枠体6と第2の枠体7とは、ムライト磁器などの
電気絶縁性、耐熱性、断熱性に優れたセラミックで構成
され、相互に嵌合することによって、第1の1丁Cヒー
タ2aおよび第2のP −r Cヒータ2bを挟持する
と共に、第1のPTCヒータ2aおよび第2のPFCヒ
ータ2bを内包する。
第1の枠体6には、第1のP T、Cヒータ2aの一方
がわの端縁を保持する口の字型の座61と、第2のPT
Cヒータ2bの一方がわの端縁を保持す= 8 − る口の字型の座62とが設けられている1、座61.6
2内には、多数の正特性ザーミスタ板32の列設範囲に
ほぼ対応した形状の窓であると共に、空気通路31内に
送風空気を流入させる流入口63.64が形成されてい
る。さらに座61.62の周囲には、第1のPTCヒー
タ2aおよび第2のPTCヒータ2bの端縁を内包する
隔壁65〜69とが設けられている。
座61.62においては、絶縁部材37、第1の電極4
の掴持部41および端子46を保持する先端部61a、
62aと、絶縁部材38、第1の電極4の掴持部42、
アングル43を保持するコの字型部61b、62bと、
先端部61a、62aとコの字型部61b、62bとの
間に形成された段差61c、62cとを具備する。また
、先端部61a、62aには、第1の電極4の端子46
の先端部45を隔壁65より前方に突出させるためのス
リット61d、62dと、ビス47の頭が嵌り込む半円
状の溝61e、62eが形成されている。さらに、先端
部61a、62aは、コの字型部61b、62bより端
子46の板厚分だけ低く形成されている。
隔壁65.66には、第2の枠体7との接合面65a、
66aが設けられ、また送風ダクト11の底壁17に形
成されたガイド18に嵌合する突条部65b、66bが
前方および後方に向って突設されている。さらに、隔壁
65.66には、送風ダクト11の内壁に沿って突条部
65c、66cが吸入口12または吹出口14に向って
突設されている。
隔壁67.68は、第2の枠体7との接合部に、第2の
枠体7に向って突条67a、68aを突設した一方がわ
接合面67b、68bと、突条67a、68aの長さと
ほぼ同様な長さの溝67c、68cを形成した他方がわ
接合面67d、68dと、一方がわ接合面67b168
bと他方がわ接合面67d、68dとの間に形成された
段差67e、68eとを設けている。この段差67e、
68eは、隔壁65と隔壁66との中央に位置すると共
に、この段差67e、68eより突条67a、68aま
での長さと、段差67e、68eより溝6γc168c
までの長さとがほぼ一致する位置となるように形成され
ている。
隔壁69は、座61.62の間に設けられており、−方
がね接合面69aと、他方がわ接合面69bと、−方が
ね接合面69aと他方がね接合面69bとの間に形成さ
れた段差6.9cとを設けている。
隔壁65の座61.62から接合面65a、66aまで
の高さは、第1の電極4の板厚と端子46の板厚との和
にほぼ対応するように形成されている。隔壁67.68
.69の一方がわ部分の座61.62から接合面67b
168b、69aまでの高さは、第1の電極4の板厚に
ほぼ対応するように形成されている。隔壁66、隔壁6
7.68.69の他方がね部分の座61.62から接合
面66a 、 67cj 168d 、 69bまでの
高さは、発熱体3の高さと第1の電極4の板厚との和に
ほぼ対応するように形成されている。
第2の枠体7は、第1の枠体6と同一形状をしており、
1つの型で両者を成型でき、低コストに製造できる。第
2の枠体7には、第1のp −r cヒータ2aの他方
がわの端縁を保持する座71と、第2のPTCヒータ2
bの他方がわの端縁を保持する座72とが設けられてい
る。座71.72内には、多数の正特性サーミスタ板3
2の列設範囲にほぼ対応した形状の窓であると共に、空
気通路31から送風空気を流出させる流出ロア3.74
が形成されている。
さらに座71.72の周囲には、第1のPTCヒータ2
aおよび第2のPTCヒータ2bの端縁を内包する隔壁
15〜79とが設けられている。
座71.72においては、絶縁部材38、第2の電極5
の掴持部52および端子56を保持する先端部71a1
72aと、絶縁部材37、第2の電極5の掴持部51、
アングル53を保持するコの字型部71b、72bと、
先端部71a、72aとコの字型部71b、72bとの
間に形成された段差71c、72cとを具備する。また
、先端部71a、72aには、第2の電極5の端子56
の先端部55を隔壁75より後方に突出させるためのス
リット71d、72dと、ビスの頭が嵌り込む半円状の
溝71e、72eが形成されている。
隔壁75.76には、第1の枠体6の接合面66a、6
5aに接合する接合面75a、76aが設けられ、また
送風ダクト11の底壁17に形成されたガイド18に嵌
合する突条部75b、76bが前方および後方に向って
突設されている。さらに、隔壁75.76には、送風ダ
クト11の内壁に沿って突条部75c、76Cが吸入口
12または吹出口14に向って突設されている。
隔壁77.78は、突条77a、78aを突設した一方
がわ接合面77b、78bと、溝77c、78cを形成
した他方がわ接合面77d、78dと、一方がわ接合面
77b、78bと他方がわ接合面77d、78dとの間
に形成された段差77e、78eとを設けている。突条
77a、78aは、第1の枠体6の隔壁68.67に形
成された溝68c、67cにそれぞれ嵌合する。溝77
C178cは、第1の枠体6の隔壁68.67に形成さ
れた突条68.61にそれぞれ嵌合する。
隔壁79は、座71.72の間に設けられており、−方
がね接合面79aと、他方がわ接合面79bと、−方が
ね接合面79aと他方がね接合面79bとの間に形成さ
れた段差79cとを設けている。
隔壁75の座71.72から接合面75a、76aまで
の高さは、第2の電極5および端子56の板厚にほぼ対
応するように形成している。隔壁77.78.79の一
方がね部分の座71.72から接合面77b、78b。
79aまでの高さは、第2の電極5の板厚にほぼ対応す
るように形成されている。隔壁76、隔壁77、78.
79の他方がわ部分の座71.72から接合面76a、
77d 、 78d 179bまでの高さは、発熱体3
の高さおよび第2の電極5の板厚にほぼ対応するように
形成されている。
本実施例の発熱ユニットの作用を図に基づき説明する。
第1の電極4のアングル43.44に多数の板状正特性
サーミスタ板32の一方がわを接着材によって固着しな
がら正特性サーミスタ板32を縦列的に配し、さらに、
第2の電極5のアングル53.54に接着材58.59
によって、正特性サーミスタ板32の他方がわを固着す
る。
つぎに、正特性サーミスタ板32の縦列方向の両端に絶
縁部材37.38を配置し、この絶縁部材37.38を
第1の電極4の掴持部41.42および第2の電極5の
掴持部52.51によって掴持する。したがって、発熱
体3が第1の電極4と第2の電極5との間に挟着される
こととなり、これによって第1のPTCヒータ2aが構
成される。
このとき、各正特性サーミスタ板32の間には、空気通
路31が多数形成され、これらの空気通路31は、第1
の電極4のアングル43.44および第2の電極5のア
ングル53.54の間に形成されている空隙と連通ずる
こととなる。また、第1の電極4の掴持部41に先端部
45が掴持部41より前方に突出するように第1の電極
4の端子46をビス47によって締結し、第2の電極5
の掴持部52に先端部55が掴持部52より後方に突出
するように第2の電極5の端子56をビスによって締結
する。
このような第1のPTCヒータ2aと同様な方法で第2
のPTCヒータ2bを構成する。
そして、電気絶縁性、耐熱性、断熱性に優れたセラミッ
ク製の第2の枠体7の座72.71に第1のPTCヒー
タ2aと第2のPTCヒータ2bとを装着する。すると
、座72.71においては、絶縁部材38、第2の電極
5の掴持部52および端子56が先端部71a、72a
に装着され、絶縁部材37、第2の電極5の掴持部51
、アングル53がコの字型部71b、72bに装着され
る。また、第2の電極5の端子56の先端部55が先端
部71a、72aのスリット71d、72dより後方に
突出し、第1の電極4の端子46の先端部45が隔壁7
6より前方に突出する。
つぎに、第1図に示すように、図示上方より電気絶縁性
、耐熱性、断熱性に優れたセラミック製の第1の枠体6
を第2の枠体7に装着する。
したがって、第1の枠体6と第2の枠体7との間に、第
1のPTCヒータ2aおよび第2のPTCヒータ2bが
上下方向にやや自由度を有した状態で挟持され、第1の
枠体6と第2の枠体7との内部に第1のPTCヒータ2
aおよび第2のPTCヒータ2bが内包されることとな
る。
上述のように、粗細けた発熱ユニット2を送風ダク1〜
11に組付ける。つまり、第1の枠体6の隔壁65.6
6の突条部65b、66b、および第2の枠体7の隔壁
75.76の突条部75b、76bを第4図の図示上方
より送風ダクト11のガイド18に挿入して、送風ダク
ト11に組付ける。
よって、簡易で、低コストに組付けることが可能で、気
密性、電気絶縁性、耐熱性、断熱性に非常に優れた温風
機1を構成することができる。
送風用ファン13から吐出された送風空気は、第1の枠
体6の座61.62内に形成された流入口63.64よ
り流入し、通電されて所定の温度に昇温している各正特
性サーミスタ板32の間に形成される空気通路31のみ
を通過した後、第2の枠体7の座71.72内に形成さ
れた流出ロア3.14より流出するので、常に空気通路
31のみ送風空気が通過し、その他の部分を送風空気が
通過することがなくなる。
このため、送風空気は、各正特性サーミスタ板32によ
って加熱された暖気のみが吹出口14から吹出され、吹
出温度のばらつきが抑制される。よって、本実施例の温
風1iは、正特性サーミスタ板32の間を通過する送風
空気の昇温効率を飛躍的に向上することができる。
したがって、送風空気の昇温効率を向上させる目的で、
第1のPTCヒータ2aおよび第2のPTCヒータ2b
に高電圧を供給しても一対の第1の枠体6および第2の
枠体7が断熱性のセラミック製であるため、発熱ユニッ
ト2を固定する送風ダクト11に第1のPTCヒータ2
aおよび第2のPTCヒータ2bの熱が伝熱されないの
で、送風ダクト11に耐熱温度の低い樹脂等の部材を用
いることが可能となり、温風41i1全体の重量を軽量
に構成することができる。
さらに、第1の電極4と第2の電極5とは、電気絶縁性
のセラミック製の第1の枠体6および第2の枠体7によ
り保持されており、且つ両者の間には、どの箇所でも多
数の正特性サーミスタ板32および絶縁部材37.38
を介在しているので、第1の電極4と第2の電極5との
間が短絡する恐れが全くなく、全ての正特性ザーミスタ
板32は必ず発熱し、送風空気を加熱することができる
[その他の実施例コ 本実施例では、発熱ユニットを電気式温風機に組付けた
が、発熱ユニットを電気式乾燥器、電気式暖房器、電気
式加熱器など気体、液体および固体を加熱する装置に組
付けても良い。
本実施例では、一対の枠体で2組のPTCヒータを保持
したが、一対の枠体で1組以上のPLCヒータを保持す
るものであれば本実施例に限定されない。
本実施例では、一対の枠体を同一形状の第1の枠体と第
2の枠体とから構成したが、枠体を異なる形状の第1の
枠体と第2の枠体とから構成しても良く、内部にPTC
ヒータを保持し、月つ窓が形成されていれば送風ダク1
〜などの固定部材に一体的に形成されていても良い。
本実施例では、発熱体の両端に配される絶縁部材と枠体
とを別途設けたが、絶縁部材を枠体に一体的に形成して
も良く、また絶縁部材を設けない構造としても良い。
第1の電極および第2の電極の形状は、本実施例の形状
の他に、ハニカム状電極、格子状電極、穴付電極などの
枠状電極板等本発明を逸脱しない範囲内で種々の形状を
採用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を適用した発熱ユニットを示
す分解図、第2図は本発明の一実施例を適用した発熱ユ
ニットを示す斜視図、第3図は本発明の一実施例を適用
した発熱ユニットの第1の枠体または第2の枠体を示す
平面図、第4図はその発熱ユニットを具備した電気式温
風機を示す斜視図、第5図は従来の縦置き型の発熱ユニ
ットを示す斜視図、第6図は従来の横置き型の発熱ユニ
ットを示す斜視図である。 図中 1・・・電気式温風機機 2・・・発熱ユニット 2a
・・・第1のPTCヒータ 2b・・・第2のPTCヒ
ータ3・・・発熱体 4・・・第1の電極(枠状電極板
)5・・・第2の電極(枠状電極板)  6・・・第1
の枠体7・・・第2の枠体 31・・・空気通路 32
・・・正特性サーミスタ板 37.38・・・絶縁部材
 46・・・第1の電極の端子 56・・・第2の電極
の端子 63.64・・・流入口(窓)73.74・・
・流出口(窓)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 平行して配された一対の枠状電極板間に多数の正特性サ
    ーミスタ板を平行して列設してなるPTCヒータを、 前記多数の正特性サーミスタ板の列設範囲にほぼ対応し
    た形状の窓を有する一対のセラミック製枠体間に挟持し
    てなる発熱ユニット。
JP62310617A 1987-12-08 1987-12-08 発熱ユニット Expired - Lifetime JP2636281B2 (ja)

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