JPH0114932Y2 - - Google Patents

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JPH0114932Y2
JPH0114932Y2 JP1980036806U JP3680680U JPH0114932Y2 JP H0114932 Y2 JPH0114932 Y2 JP H0114932Y2 JP 1980036806 U JP1980036806 U JP 1980036806U JP 3680680 U JP3680680 U JP 3680680U JP H0114932 Y2 JPH0114932 Y2 JP H0114932Y2
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cube
light receiving
guide rail
light source
cuvette
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  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Pusher Or Impeller Conveyors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、血清中のタンパク濃度測定等に用い
ることを目的とした生化学分析装置に関するもの
である。
従来、血清中のタンパク濃度を測定する方法の
一つとして、レーザ光源を使用する分子光散乱分
析法が知られている。この分析法は、例えば、
Medical Technology vol.5 No.5(1977)に詳し
く紹介されているため、ここでは詳細に触れない
が、それを手短かに説明すると、検体中の抗原抗
体複合物にレーザー光線を照射すると、光線は散
乱するが、そのうち特に前方に散乱する強い光の
みを受光器で検出し、この散乱光度から検体中の
タンパク濃度を測定するというものである。一般
に、この分析法による血液生化学分析装置は、同
一光軸上に配置されたレーザ光源および受光検出
器と、複数のキユベツト(検体収納容器)をレー
ザー光線を横切る高さ位置において同心的に担持
するターンテーブルとを備え、ターンテーブルを
回転させることにより、キユベツトの各々に順次
レーザー光線を照射するように構成されている。
この場合、キユベツト内の検体(血清)に試薬
(抗血清剤)を添加した直後に第1回目のレーザ
ー照射を行なつて初期散乱光度を測定し、抗原抗
体反応の進行による混濁度を求めるため所定時間
経過後に第2回目のレーザー照射を行ない、その
時の散乱光度と初期散乱光度とを比較することに
より、検体中のタンパク濃度の測定がなされる。
このため、従来の分析装置にあつては、1群の検
体を測定し終えるまでにターンテーブルを2回転
させなければならず、しかも、この測定期間中に
新らたに検体を追加したり、入れ換えたりするこ
とは極めて困難とされている。したがつて、、多
数の検体を処理するには長時間費やされるため、
効率の悪いものであつた。
上記の点に鑑み、本考案は、多数の検体を短時
間に処理することができる血液等の生化学分析装
置を提供するものである。
以下、本考案の実施例を第1図および第2図を
参照して説明する。検体用キユベツト1は、透明
プラスチツク等からなる有底角筒体から構成され
ていて、本考案による分析装置では、このキユベ
ツト1はキユベツトラツク2に保持されて取扱わ
れる。キユベツトラツク2は、一列に配列された
複数のキユベツト収納凹部3を有し、この場合、
凹部3を形成している両方の側壁には対向的に配
置された一対のスリツト4,4が設けられてい
る。したがつて、キユベツト1をキユベツト収納
凹部3内に装着することにより、複数のキユベツ
ト1が一列状態にてキユベツトラツク2に保持さ
れることになる。なお、キユベツトラツク2は、
取扱いの容易さを優先する場合には硬質樹脂、ま
た、温度制御の面を考慮する場合にはアルミ等の
金属などからつくられることが好ましい。キユベ
ツトラツク2は、搬入コンベア5により移送さ
れ、その移送終端部においてスライド部材6によ
り、搬送コンベア5から1個づつ順次測定径路内
の搬送装置7に送り込まれる。搬送装置7は、こ
の実施例では、第1の搬送装置8と、搬送装置8
の出口側にあつて、この装置8に対して直交的に
配置された第2の搬送装置9と、第1の搬送装置
8から送られてくるキユベツトラツク2を第2の
搬送装置9内に送り込むため90゜方向転換させる
ターンテーブル10とを備えている。第1の搬送
装置8は、キユベツトラツク2の移送通路を形成
するように互いに平行に配置された一対の無端ベ
ルト11,11と、この無端ベルト11,11間
の下方にあつて水平に延在する案内レール12と
を有し、一方の無端ベルト11には、案内レール
12上にあるキユベツトラツク2を移送するため
の複数の爪13がほぼ等しい間隔をもつて取付け
られている。なお、14は無端ベルト11を張架
しているプーリであつて、無端ベルト11,11
の各々は、このプーリ14によつて同一方向に駆
動される。第1の搬送装置8には、第1の受光検
出器15が設けられている。この第1の受光検出
器15は、第2図に示すように、一方の無端ベル
ト11の下端と案内レール12との間隙におい
て、キユベツトラツク2の移送方向と平行な仮想
垂直平面内に配置された保持板16を備え、この
保持板16には、直進するレーザー光線をトラツ
プするための閉塞管(図示省略)に連通する孔1
7と、この孔17を中心として放射状に配向され
た4つのフオトトランジスタ18とが設けられて
いる。第2の搬送装置9は、第1の測定径路8と
同様に、一対の無端ベルト19,19と案内レー
ル20とから構成されていて、この搬送装置9に
は、前述の第1の受光検出器15と同一の構成を
有する第2の受光検出器21がキユベツトラツク
2の移送通路に臨むように設けられている。この
分析装置は、1つのレーザ光源22を備えてい
る。レーザー光源22から照射されるレーザー光
線は、透過率および反射率の等しいハーフミラー
(半透明鏡)23により2方向に分割され、その
一方のレーザー光線24は第1の搬送装置8の案
内レール12上を横切つて第1の受光検出器15
に入射され、他方のレーザー光線25は第2の搬
送装置9の案内レール20上を横切つて第2の受
光検出器21に入射されるようになつている。こ
の場合、ハーフミラーに代えて、プリズムペアー
を用いてレーザー光線を2方向に分割してもよ
い。なお、26は第1の受光検出器15の直前に
おいて各キユベツト1内に試薬を注入する分注
器、27は第1の搬送装置8からターンテーブル
10上に送り込まれたキユベツトラツク2を第2
の搬送装置9に向けて送り出すスライド部材、2
8は第2の搬送装置9の出口側に設けられた搬出
コンベアである。
次に、上記構成に係る生化学分析装置の動作に
ついて説明する。まず、検体(血清)が充填され
ているキユベツト1を一列状態で保持しているキ
ユベツトラツク2は、スライド部材6により搬入
コンベア5から第1の搬送装置8の案内レール1
2上に送り出される。次いで、キユベツトラツク
2は、一対の無端ベルト11,11に把持された
状態で一方の無端ベルト11の爪13により押さ
れながら案内レール12上をターンテーブル10
方向に向つて間欠的に順次移動する。この移動過
程において、キユベツトラツク2に保持されてい
る各キユベツト1内に分注器26から所定量の試
薬(抗血清剤)が注入され、その直後に第1の受
光検出器15の側方を通過する際、各キユベツト
1にスリツト4を通してハーフミラー23により
分割された一方のレーザー光線24が照射され
る。このとき、抗原抗体反応により生ずるにごり
の分子によつてレーザー光線は散乱し、この散乱
光は第1の受光検出器15のフオトトランジスタ
により受光される。この受光値は、第1回目の測
光値として制御装置のマイクロコンピユータに記
憶される。このようにして、各キユベツト1につ
いて第1回目の測光が行なわれたのち、キユベツ
トラツク2は、無端ベルト11の爪13により案
内レール12からターンテーブル10上に送り出
される。キユベツトラツク2は、ターンテーブル
10が反時計方向に90゜回転することにより方向
転換されたのち、スライド部材27により第2の
搬送装置9の案内レール20上に送り込まれる。
なお、ターンテーブル10は、次のキユベツトラ
ツク2に備えて図示の位置に復帰する。キユベツ
トラツク2は、第1の搬送装置8と同様に構成さ
れた第2の搬送装置9内において、一対の無端ベ
ルト19,19に把持された状態で一方の無端ベ
ルトに設けられた爪により押されながら案内レー
ル20上を間欠的に順次移動する。そして、第2
の受光検出器21の側方を通過する際、各キユベ
ツト1にはハーフミラー23によつて分割された
他方のレーザー光線25がスリツト4を通して照
射され、キユベツト1内のにごり分子によつて散
乱したレーザー光線25の散乱光は、第2の受光
検出器21のフオトトランジスタで受光される。
この受光値は、第2回目の測光値として制御装置
のマイクロコンピユータに記憶される。このよう
にして、各キユベツト1について第2回目の測光
が行なわれたのち、キユベツトラツク2は無端ベ
ルト19の爪により搬出コンベア28上に送り出
される。ここで、抗原抗体反応による検体の混濁
度は、検体中のタンパク濃度に関連して経時的に
変化するため、第1回目の測光値と第2回目の測
光値とを比較することにより、検体中のタンパク
濃度が測定されることになる。
以上にて説明したように、本考案によれば、多
数の検体用キユベツトを流れ作業的に短時間にて
処理することができ、しかも、新らたなキユベツ
トの追加や入れ換えなども簡単に行なうことがで
きる。また、測定径路内において、キユベツトラ
ツクは一対の無端ベルトにより把持されて案内レ
ール上を移動するため、極めて安定した状態にて
キユベツト内にレーザー光線を照射することがで
き、高精度の測定が可能となる。さらに、光分割
器によりレーザー光線を2方向に分割しているた
め、2つの受光検出器に対して1つのレーザー光
源でよく、経済的メリツトが大である。他方、測
定径路を分割して搬送装置を直角に配置したこと
により、装置の小型化をも図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる実施例の概略的平面
図、第2図は第1図の要部拡大斜視図である。 図中、1はキユベツト、2はキユベツトラツ
ク、3はキユベツト収納凹部、4はスリツト、7
は搬送装置、8は第1の搬送装置、9は第2の搬
送装置、11,19は無端ベルト、12,20は
案内レール、13は爪、15は第1の受光検出
器、21は第2の受光検出器、23はハーフミラ
ーである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数の検体用キユベツトを一列に保持するキユ
    ベツトラツクと、該キユベツトラツクを所定の移
    送径路に沿つて間歇的に移送する搬送装置と、該
    搬送装置の側方にあつて互いに異なる位置に設け
    られた第1および第2の受光検出器と、1つのレ
    ーザー光源と、該レーザー光源から照射されるレ
    ーザー光源を上記搬送装置を横切つて上記第1お
    よび第2の受光検出器の各々に導く光分割器を含
    むレーザー光線案内装置とを備えている生化学分
    析装置において、 上記搬送装置は、ほぼL字状をなすように互い
    に直角に配置された第1および第2の搬送装置
    と、該第1および第2の搬送装置間において上記
    キユベツトラツクの授受を行うターンテーブルと
    を有し、上記第1および第2の搬送装置は、案内
    レールおよび同案内レールの側方に沿つて上記キ
    ユベツトラツクの両側を把持するように配設され
    た左右一対の無端ベルトを備え、上記受光検出器
    は上記第1および第2の搬送装置のそれぞれに設
    けられていることを特徴とする生化学分析装置。
JP1980036806U 1980-03-19 1980-03-19 Expired JPH0114932Y2 (ja)

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JPS56138365U JPS56138365U (ja) 1981-10-20
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