JPH01149232A - レンズアクチュエータ - Google Patents
レンズアクチュエータInfo
- Publication number
- JPH01149232A JPH01149232A JP30599887A JP30599887A JPH01149232A JP H01149232 A JPH01149232 A JP H01149232A JP 30599887 A JP30599887 A JP 30599887A JP 30599887 A JP30599887 A JP 30599887A JP H01149232 A JPH01149232 A JP H01149232A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic member
- guide shaft
- movable part
- movable
- fixed frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000005452 bending Methods 0.000 abstract description 5
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 6
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 6
- DMFGNRRURHSENX-UHFFFAOYSA-N beryllium copper Chemical compound [Be].[Cu] DMFGNRRURHSENX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 description 2
- 239000004945 silicone rubber Substances 0.000 description 2
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 2
- 235000010724 Wisteria floribunda Nutrition 0.000 description 1
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、レンズアクチュエータに関するもので、よ
り具体的には、光学ヘッドのレンズ用のアクチュエータ
に設けられたレンズの中立点を得るとともに安定した駆
動を図るための弾性部材の改良に関する。
り具体的には、光学ヘッドのレンズ用のアクチュエータ
に設けられたレンズの中立点を得るとともに安定した駆
動を図るための弾性部材の改良に関する。
(従来の技術)
周知のように、コンパクトディスクプレーヤなどで代表
される光デイスク装置の光学ヘッドにおいては、光デイ
スク面にレーザビームを照射するとともに反射光を集め
るための対物レンズがレンズアクチュエータの可動部に
取り付けられており、レンズが光軸方向に動かされてフ
ォーカス動作が行われるともに、レンズが光軸と直交す
る方向に動かされてトラッキング動作が行われる。
される光デイスク装置の光学ヘッドにおいては、光デイ
スク面にレーザビームを照射するとともに反射光を集め
るための対物レンズがレンズアクチュエータの可動部に
取り付けられており、レンズが光軸方向に動かされてフ
ォーカス動作が行われるともに、レンズが光軸と直交す
る方向に動かされてトラッキング動作が行われる。
そして、可動部の動きを案内する構造は各種の形式のも
のがあるが、代表的なものに軸摺動型と称させるものが
ある。
のがあるが、代表的なものに軸摺動型と称させるものが
ある。
すなわち、この軸摺動型のレンズアクチュエータでは、
固定フレーム側にガイド軸が立設されており、可動部に
設けられたガイドスリーブにガイド軸が貫通した状態に
なっている。可動部はガイド軸の軸方向に上下移動する
とともにガイド軸を中心として回動する。そして、軸方
向の移動が上記したフォーカス動作であり、ガイド軸を
中心として回動する動きがトラッキング動作である。
固定フレーム側にガイド軸が立設されており、可動部に
設けられたガイドスリーブにガイド軸が貫通した状態に
なっている。可動部はガイド軸の軸方向に上下移動する
とともにガイド軸を中心として回動する。そして、軸方
向の移動が上記したフォーカス動作であり、ガイド軸を
中心として回動する動きがトラッキング動作である。
さらに、通常上記したレンズアクチュエータでは、可動
部に設けられたレンズの中立点を維持するとともに可動
部のスムーズな駆動を図るためにシリコンゴムなどに形
成された弾性部材が可動部と固定フレーム間に介在され
ている。
部に設けられたレンズの中立点を維持するとともに可動
部のスムーズな駆動を図るためにシリコンゴムなどに形
成された弾性部材が可動部と固定フレーム間に介在され
ている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、上記した従来のレンズアクチュエータに
よれば、弾性部材がシリコンゴムなどの非常に軟質で変
形しやすい材質から形成されていたため、その取付作業
時に弾性部材が変形した状態で可動部と固定フレーム間
に装着されてしまうおそれがある。その結果、正確に中
立点を維持することができないばかりか、スムーズな駆
動を図ることもできなくなる。
よれば、弾性部材がシリコンゴムなどの非常に軟質で変
形しやすい材質から形成されていたため、その取付作業
時に弾性部材が変形した状態で可動部と固定フレーム間
に装着されてしまうおそれがある。その結果、正確に中
立点を維持することができないばかりか、スムーズな駆
動を図ることもできなくなる。
また、安定した駆動を図るためには少なくとも2つの弾
性部材を用意し、その2つの弾性部材を可動部の対向す
る位置に配設しなければならず、部品点数の増大をきた
すとともに取り付は作業のより煩雑化となるなどの問題
がある。すなわち、ガイド軸とガイドスリーブとはスム
ーズな駆動を図るためにガイドスリーブを−回り大きく
形成しているため、仮に弾性部材を一つだけ取り付ける
と、可動部が上下移動並びに回動駆動しようとすると、
弾性部材が取り付けられた箇所を中心として傾くような
モーメントが可動部に働き、ガイド軸に対してガイドス
リーブが傾く、つまり、ガイドスリーブの上下端周縁部
とガイド軸とが圧接状態で接触され、その箇所が磨耗な
どして安定した駆動が妨げられることになるのである。
性部材を用意し、その2つの弾性部材を可動部の対向す
る位置に配設しなければならず、部品点数の増大をきた
すとともに取り付は作業のより煩雑化となるなどの問題
がある。すなわち、ガイド軸とガイドスリーブとはスム
ーズな駆動を図るためにガイドスリーブを−回り大きく
形成しているため、仮に弾性部材を一つだけ取り付ける
と、可動部が上下移動並びに回動駆動しようとすると、
弾性部材が取り付けられた箇所を中心として傾くような
モーメントが可動部に働き、ガイド軸に対してガイドス
リーブが傾く、つまり、ガイドスリーブの上下端周縁部
とガイド軸とが圧接状態で接触され、その箇所が磨耗な
どして安定した駆動が妨げられることになるのである。
通常、弾性部材は可動部の外周囲に配設されるため、装
置が大形化されてしまうなどの問題がある。
置が大形化されてしまうなどの問題がある。
また通常、軸摺動方式はコイルに電流を流すために、可
動部と固定フレームの間をリード線で結合しなければな
らないが、安定した駆動を行うためには、このリード線
の弾性を考慮に入れて弾性部材を設計しなければならな
かった。
動部と固定フレームの間をリード線で結合しなければな
らないが、安定した駆動を行うためには、このリード線
の弾性を考慮に入れて弾性部材を設計しなければならな
かった。
本発明は上記した問題点に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、小型で構造簡単にして、アクチュ
エータの安定した駆動を図ることができ、しかも、組立
が容易に行うことのできるレンズアクチュエータを提供
するにある。
目的とするところは、小型で構造簡単にして、アクチュ
エータの安定した駆動を図ることができ、しかも、組立
が容易に行うことのできるレンズアクチュエータを提供
するにある。
(問題点を解決するための手段)
上記した目的を達成するため、本発明に係るレンズアク
チュエータでは、ガイド軸を有する固定フレームと、該
ガイド軸に摺動自在に装着された可動部と、該固定フレ
ームと該可動部間に装着された弾性機構を備えたレンズ
アクチュエータにおいて、該弾性機構が略コの字状の平
板部と湾曲部から形成された板バネからなり、かつ、該
湾曲部が該ガイド軸へ向けて突出するように配置した。
チュエータでは、ガイド軸を有する固定フレームと、該
ガイド軸に摺動自在に装着された可動部と、該固定フレ
ームと該可動部間に装着された弾性機構を備えたレンズ
アクチュエータにおいて、該弾性機構が略コの字状の平
板部と湾曲部から形成された板バネからなり、かつ、該
湾曲部が該ガイド軸へ向けて突出するように配置した。
また、板バネをベリリウム銅系等の電導率の高い材質を
用いることにより、コイルへのリード線ヲ兼ねることが
できるため、リード線による弾性を考慮しなくても良い
。
用いることにより、コイルへのリード線ヲ兼ねることが
できるため、リード線による弾性を考慮しなくても良い
。
(作 用)
本発明では、弾性部材を板バネで形成したため、取付時
に弾性部材が変形することがなく、容易に取り付けるこ
とができ、しかも、確実にレンズの中立点を得ることが
できる。
に弾性部材が変形することがなく、容易に取り付けるこ
とができ、しかも、確実にレンズの中立点を得ることが
できる。
また、可動部がフォーカス方向に上昇移動しようとする
と、垂直部並びに湾曲部の弾性復元力によりガイド軸に
対して可動部が傾く方向への力がほぼ消失し、可動部に
加わる力は上下方向しかなくなる。その結果、可動部が
水平状態を維持しつつ上下移動する。
と、垂直部並びに湾曲部の弾性復元力によりガイド軸に
対して可動部が傾く方向への力がほぼ消失し、可動部に
加わる力は上下方向しかなくなる。その結果、可動部が
水平状態を維持しつつ上下移動する。
一方、可動部がガイド軸を中心にトラック方向に回転移
動しようとすると、弾性部材の湾曲部の弾性復元力がガ
イド軸を中心として可動部の回転方向と逆方向に働く。
動しようとすると、弾性部材の湾曲部の弾性復元力がガ
イド軸を中心として可動部の回転方向と逆方向に働く。
その結果、合成力は可動部の水平面上でガイド軸を中心
とした回転方向にしか存在せず、可動部はガイド軸に大
きな摩擦の負荷がかかることなく水平状態を維持したま
ま回転することになる。
とした回転方向にしか存在せず、可動部はガイド軸に大
きな摩擦の負荷がかかることなく水平状態を維持したま
ま回転することになる。
(実 施 例)
以下、本発明の好適な実施例について添付図面を参照に
して説明する。
して説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図である。
同図に示すように、レンズアクチュエータは、固定フレ
ーム10と、この固定フレーム10上に移動可能に配設
された可動部12と、これら固定フレーム10並びに可
動部12間に配設された弾性部材14とから大略構成さ
れている。
ーム10と、この固定フレーム10上に移動可能に配設
された可動部12と、これら固定フレーム10並びに可
動部12間に配設された弾性部材14とから大略構成さ
れている。
そして、固定フレーム10は、ベース部材16の略中央
部にガイド軸18が起立形成され、このガイド軸18の
外方には径方向対向する位置のベース部材16上に内ヨ
ーク21.21および外ヨーク22.22が起立配置さ
れ、さらに内ヨークにはガイド軸を中心としてラジアル
方向に磁化された磁石20.20が載置されている。そ
して、磁石20.内ヨーク21並びに外ヨーク22にて
磁気回路が形成され、本実施例では磁石20から外ヨー
ク22に向けて磁力線が進むようになっている。
部にガイド軸18が起立形成され、このガイド軸18の
外方には径方向対向する位置のベース部材16上に内ヨ
ーク21.21および外ヨーク22.22が起立配置さ
れ、さらに内ヨークにはガイド軸を中心としてラジアル
方向に磁化された磁石20.20が載置されている。そ
して、磁石20.内ヨーク21並びに外ヨーク22にて
磁気回路が形成され、本実施例では磁石20から外ヨー
ク22に向けて磁力線が進むようになっている。
また、可動部12は、中央に透孔25aが穿設された可
動板25と、透孔25aに連通して可動板25の下面に
垂下形成された筒状のガイドスリーブ26と、ガイドス
リーブ26の外方の径方向対向する位置の可動板25の
下面に配設された制御用コイル27.27と、この制御
用コイル27゜27と直交する方向の可動板25に配設
された対物レンズ28並びにバランサ29(対物レンズ
28の相対的重量を打ち消して可動部12の重心が可動
板25の透孔25a上に位置するように重量調整するた
めのもの)とから構成されている。そして、上記した制
御用コイル27.27は平面略扇型に形成された筒状の
フォーカスコイル30と、このフォーカスコイル30の
外周面に配設されたトラックコイル32とから形成され
ている。
動板25と、透孔25aに連通して可動板25の下面に
垂下形成された筒状のガイドスリーブ26と、ガイドス
リーブ26の外方の径方向対向する位置の可動板25の
下面に配設された制御用コイル27.27と、この制御
用コイル27゜27と直交する方向の可動板25に配設
された対物レンズ28並びにバランサ29(対物レンズ
28の相対的重量を打ち消して可動部12の重心が可動
板25の透孔25a上に位置するように重量調整するた
めのもの)とから構成されている。そして、上記した制
御用コイル27.27は平面略扇型に形成された筒状の
フォーカスコイル30と、このフォーカスコイル30の
外周面に配設されたトラックコイル32とから形成され
ている。
そして、可動部12のガイドスリーブ26をガイド軸1
8に摺動自在に装着し、これにより、可動部12がガイ
ド軸18に沿って上下移動並びにガイド軸18を中心と
して回動できるようになっている。
8に摺動自在に装着し、これにより、可動部12がガイ
ド軸18に沿って上下移動並びにガイド軸18を中心と
して回動できるようになっている。
ここで本発明では、弾性部材14が、コの字の平板部と
湾曲部37とから形成されている。そして、これら平板
部35と湾曲部37とは一枚の板バネを折曲形成し、一
体的に形成されている。さらに、本実施例では、湾曲部
37の下端部を下方に向けて折曲して係合部38を形成
している。
湾曲部37とから形成されている。そして、これら平板
部35と湾曲部37とは一枚の板バネを折曲形成し、一
体的に形成されている。さらに、本実施例では、湾曲部
37の下端部を下方に向けて折曲して係合部38を形成
している。
また、本実施例では、板バネ弾性部材はコイル電流通電
用のリード線の役目も兼用しており、ダンピング効果と
絶縁のため、板バネの裏面にゴムシート14aを貼付し
である。
用のリード線の役目も兼用しており、ダンピング効果と
絶縁のため、板バネの裏面にゴムシート14aを貼付し
である。
一方、固定フレーム10のベース部材16上には、弾性
部材14の係合部38が挿着可能な係合台16aが設置
されている。また、可動部12の可動板25の上面には
弾性部材14を結合する基板25bが取付けられている
。
部材14の係合部38が挿着可能な係合台16aが設置
されている。また、可動部12の可動板25の上面には
弾性部材14を結合する基板25bが取付けられている
。
そして、上記した弾性部材14の係合部38をベース部
材16に形成した係合台16aにネジや接着剤等の手段
により固着し、さらに外部電源より電流を通電するため
、係合台16a側面に取付けた基板16bにハンダ結合
する。そして可動板25に固着後、コイルに電流を流す
ため基板25bにハンダ結合する。これにより、固定フ
レーム10と可動部12とは弾性部材14を介して連携
されることになり、可動部12の対物レンズ28の中立
点をとることができる。そして、このとき、弾性部材1
4の湾曲部37はガイド軸18へ向けて突出するように
配置されている。
材16に形成した係合台16aにネジや接着剤等の手段
により固着し、さらに外部電源より電流を通電するため
、係合台16a側面に取付けた基板16bにハンダ結合
する。そして可動板25に固着後、コイルに電流を流す
ため基板25bにハンダ結合する。これにより、固定フ
レーム10と可動部12とは弾性部材14を介して連携
されることになり、可動部12の対物レンズ28の中立
点をとることができる。そして、このとき、弾性部材1
4の湾曲部37はガイド軸18へ向けて突出するように
配置されている。
次に、本実施例における作用について説明すると、まず
、フォーカスコイル30に所定方向の電流を流し、可動
部12を上昇移動させようとする第1の作用力F1を発
生させる。すると、可動板25の弾性部材14が取り付
けられていない側(対物レンズ28が配置されている側
)は、その上昇移動を抑制するものがないためスムーズ
に上昇する。しかし、弾性部材14が取り付けられてい
る側は弾性部材14の湾曲部37の弾性復元力によりス
ムーズな上昇移動を妨げられる。その結果、可動板25
は、弾性部材14との接続箇所を支点として反対側が上
昇するように、すなわち、第2図中反時計方向に回転し
ようとする。従って、弾性部材14の垂直部35には反
時計方向に回転する第1のモーメントM1が加わる。そ
して、その第1のモーメントM1を受けた弾性部材14
は、垂直部35の下端部を支点とした弾性復元力並びに
湾曲部37の弾性復元力(反作用力)により、垂直部3
5の上端(可動板25との接続部分)近傍に時計方向の
回転力を持った第2のモーメントM2を生じる。その結
果、この第2のモーメントM2が上記した第1のモーメ
ントM1をほぼ打ち消し、弾性部材14は実質的に第1
の作用力F1と反対方向の第1の反作用力F2を可動板
25に加えることになる。すなわち、可動板25には上
下方向の力しか働かなくなる。従って、可動部12は傾
くことなく上昇移動する。そして、シャフトにかかる摩
擦が押えられるため、スムーズな駆動が行うことができ
る。
、フォーカスコイル30に所定方向の電流を流し、可動
部12を上昇移動させようとする第1の作用力F1を発
生させる。すると、可動板25の弾性部材14が取り付
けられていない側(対物レンズ28が配置されている側
)は、その上昇移動を抑制するものがないためスムーズ
に上昇する。しかし、弾性部材14が取り付けられてい
る側は弾性部材14の湾曲部37の弾性復元力によりス
ムーズな上昇移動を妨げられる。その結果、可動板25
は、弾性部材14との接続箇所を支点として反対側が上
昇するように、すなわち、第2図中反時計方向に回転し
ようとする。従って、弾性部材14の垂直部35には反
時計方向に回転する第1のモーメントM1が加わる。そ
して、その第1のモーメントM1を受けた弾性部材14
は、垂直部35の下端部を支点とした弾性復元力並びに
湾曲部37の弾性復元力(反作用力)により、垂直部3
5の上端(可動板25との接続部分)近傍に時計方向の
回転力を持った第2のモーメントM2を生じる。その結
果、この第2のモーメントM2が上記した第1のモーメ
ントM1をほぼ打ち消し、弾性部材14は実質的に第1
の作用力F1と反対方向の第1の反作用力F2を可動板
25に加えることになる。すなわち、可動板25には上
下方向の力しか働かなくなる。従って、可動部12は傾
くことなく上昇移動する。そして、シャフトにかかる摩
擦が押えられるため、スムーズな駆動が行うことができ
る。
一方、トラックコイル32に電流を流し、可動板25を
第3図中時計方向に回転させる第2の作用力F3(ガイ
ド軸18が回転中心)を発生させる。すると、その第2
の作用力F3により可動板25が時計方向に回転すると
ともに弾性部材14の上端部も時計方向に回転する。こ
のとき、弾性部材14の湾曲部37はフリーな状態にあ
るので、その内方突出部37aも若干時計方向に移動す
る。
第3図中時計方向に回転させる第2の作用力F3(ガイ
ド軸18が回転中心)を発生させる。すると、その第2
の作用力F3により可動板25が時計方向に回転すると
ともに弾性部材14の上端部も時計方向に回転する。こ
のとき、弾性部材14の湾曲部37はフリーな状態にあ
るので、その内方突出部37aも若干時計方向に移動す
る。
その結果、湾曲部37の弾性復元力により生じる第2の
反作用力F4の回転中心もほぼガイド軸18となる(第
3図参照)。この様に、第2の作用力F3と第2の反作
用力F4の向きがほぼガイド軸18を中心として反対方
向になるため、その合成力も可動板25の平面上でガイ
ド軸18を中心として回転方向に成分を持つものだけに
なり、可動板25は傾くことなく水平状態を維持しつつ
時計方向に回転する。
反作用力F4の回転中心もほぼガイド軸18となる(第
3図参照)。この様に、第2の作用力F3と第2の反作
用力F4の向きがほぼガイド軸18を中心として反対方
向になるため、その合成力も可動板25の平面上でガイ
ド軸18を中心として回転方向に成分を持つものだけに
なり、可動板25は傾くことなく水平状態を維持しつつ
時計方向に回転する。
これにより、1つの弾性部材14でもって、安定した可
動部12の駆動を図ることができる。
動部12の駆動を図ることができる。
(発明の効果)
以上のように、本発明に係るレンズアクチュエータによ
れば、簡単な構造で持って安定したレンズアクチュエー
タの駆動を図ることができる。
れば、簡単な構造で持って安定したレンズアクチュエー
タの駆動を図ることができる。
また、弾性部材として板バネを用いたため、弾性部材取
付作業時に弾性部材自体が変形などすることがなく、容
易かつ確実に取り付けることができる。その結果、レン
ズアクチュエータの中立点を確実にとることができる。
付作業時に弾性部材自体が変形などすることがなく、容
易かつ確実に取り付けることができる。その結果、レン
ズアクチュエータの中立点を確実にとることができる。
さらにまた、弾性部材が固定フレーム並びに可動部より
外方へ大きく突出することがないので、小型化を図るこ
とができ、弾性部材をベリリウム銅などにすれば、コイ
ル駆動用リード線とすることができる。
外方へ大きく突出することがないので、小型化を図るこ
とができ、弾性部材をベリリウム銅などにすれば、コイ
ル駆動用リード線とすることができる。
第1図は本発明に係るレンズアクチュエータの一実施例
を示す分解斜視図、第2図は要部拡大断面図、第3図は
要部拡大平面図である。 10・・・固定フレーム 12・・・可動部14・・
・弾性部材 18・・・ガイド軸35・・・コの
牢乎板部 37・・・湾曲部特許出願人
富士電気化学株式会社代 理 人 弁理士
−色 健輔同 弁理士゛松本 雅利第1
図 2日
を示す分解斜視図、第2図は要部拡大断面図、第3図は
要部拡大平面図である。 10・・・固定フレーム 12・・・可動部14・・
・弾性部材 18・・・ガイド軸35・・・コの
牢乎板部 37・・・湾曲部特許出願人
富士電気化学株式会社代 理 人 弁理士
−色 健輔同 弁理士゛松本 雅利第1
図 2日
Claims (1)
- ガイド軸を有する固定フレームと、該ガイド軸に摺動自
在に装着された可動部と、該固定フレームと該可動部間
に装着された弾性機構を備えたレンズアクチュエータに
おいて、該弾性機構が略コの字状平板部の下方に湾曲部
が形成された板バネからなり、かつ、該湾曲部が該ガイ
ド軸へ向けて突出するように配置されてなることを特徴
とするレンズアクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30599887A JPH01149232A (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 | レンズアクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30599887A JPH01149232A (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 | レンズアクチュエータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01149232A true JPH01149232A (ja) | 1989-06-12 |
Family
ID=17951837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30599887A Pending JPH01149232A (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 | レンズアクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01149232A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5871426A (en) * | 1996-10-02 | 1999-02-16 | Howa Machinery, Ltd. | Machining center |
-
1987
- 1987-12-04 JP JP30599887A patent/JPH01149232A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US5871426A (en) * | 1996-10-02 | 1999-02-16 | Howa Machinery, Ltd. | Machining center |
CN1090072C (zh) * | 1996-10-02 | 2002-09-04 | 丰和工业株式会社 | 加工中心用的换刀装置 |
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