JPH01148868A - 常圧蒸熱処理機のスチーミング制御方法 - Google Patents

常圧蒸熱処理機のスチーミング制御方法

Info

Publication number
JPH01148868A
JPH01148868A JP30688187A JP30688187A JPH01148868A JP H01148868 A JPH01148868 A JP H01148868A JP 30688187 A JP30688187 A JP 30688187A JP 30688187 A JP30688187 A JP 30688187A JP H01148868 A JPH01148868 A JP H01148868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
steam
steaming
treatment machine
atmospheric pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30688187A
Other languages
English (en)
Inventor
Harumi Nakanishi
中西 晴美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP30688187A priority Critical patent/JPH01148868A/ja
Publication of JPH01148868A publication Critical patent/JPH01148868A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、織物の染色、精練、漂白等の各種工程の際の
蒸熱処理の為に用いられる常圧蒸熱処理機(いわゆるス
チーマ−)におけるスチーミング処理雰囲気の制御方法
に関するシのである。尚以下の説明では主として染色工
程を例にとって説明を展開する。
[従来の技術] 織物の染色を連続的に行なう方法として、常圧蒸熱処理
機によってスチーミング処理(例えばパッドスチーム法
)する方法がある。このスチーミング処理における該常
圧蒸熱処理機内のスチーミング処理霊囲気は処理機内の
温度と吹込み蒸気量によって設定されているが、スチー
ミング処理雰囲気を最適な状態に保持する方法は確立さ
れていないのが実情である。
第2図は従来の常圧蒸熱処理機の構成を示す概略説明図
であるが、この処理機1では低圧蒸気2が噴露ノズル6
を介して該処理機1内に供給されつつ排気装置3によっ
て蒸気が積極的に排気されている。尚図中織物の流れは
一点鎖線で示す。
この様な処理機1におけるスチーミング処理雰囲気の制
御に当っては、在人口部4に−おける吹出蒸気量を操作
者が目視観察し、吹出量が最適安定状態を維持する様に
手かげんで手動バルブ5の開閉操作を行って吹込み蒸気
量を制御するのが一般的である。しかしながらこの様な
従来技術であると、操作者の熟練が要求され、未熟練の
場合は吹込み蒸気量の過大や過小を招いて処理機1内の
スチーミング処理雰囲気が一定に保たれないばかりか、
運転開始時や銘柄の切替り時或は季節によっても蒸気消
費量に変動が生じてIA処理機1内条件が変化してしま
う。その結果、染色工程における発色が一定せず又固着
不良が生じ、品質にばらつきが発生するという不都合が
生じていた。又蒸気消費量が極端に大きくなる様な場合
には、即座にそれに対応することは困難であり、その結
果処理機1内の圧力が急激に低下して前記在入口部4が
ら空気が侵入し、染色における還元むらが生じ、再加工
によるコストアップの原因ともなっていた。
[発明が解決しようとする問題点コ この様なところから在入口部4からの蒸気排出量がやや
過剰気味で一定となる様に排気装置3からの排気量及び
吹込み蒸気量を調節する方法も試みられた。しかしなが
らこの様な方法であると操業経費が多くなるばかりか、
特に在入口部4にしずくが垂れ落ちて織物表面に滴下し
それによって染色ミスを生じるという不都合が生じてい
た。
一方常圧蒸熱処理機内のスチーミング処理雰囲気を温度
によって制御する試みもなされたが(第2図中7は温度
計を示す)、下記に示す様な不都合が生じていた。即ち
スチーミング処理雰囲気は、上述の如く温度及び吹込み
蒸気量によって設定されていたことから明らかな様に、
温度と吹込み蒸気量とは全く別のパラメータであり、温
度変動とスチーミング7囲気との相間々係を把握するこ
とは極めて困難であり、敢えてそれを実現しようとして
も設備の点で高コストになることは避けられず、その操
作も繁雑になるばかりか、期待する程の精度が得られな
い。
本発明者らはこうした実情を憂慮し、まず処理機内の酸
素量(系外からの侵入空気量に対応)をパラメータとし
てスチーミング処理雰囲気を制御すればよいのではない
かとの観点から、処理機内に酸素量検知器を設け、この
検知器によって検知される酸素量に基づいて吹込み蒸気
量を制御するという試みを行なった。しかしながらこの
方法では酸素量が零になる方向の制御を行なうことにな
るので空気混入による還元むら等については防止できる
ものの、スチーミング処理雰囲気そのものを最適な状態
に維持することは不可能であり、期待していた程の効果
を得ることはできなかった。
本発明はこうした技術背景のもとでなされたものであっ
て、その目的とするところは、常圧蒸熱処理機における
スチーミング処理雰囲気を最適な状態に保持し得る様な
制御方法を提供する点にある。
[問題点を解決する為の手段] 上記目的を達成し得た本発明とは、常圧蒸熱処理機によ
るスチーミング処理雰囲気を制御するに当たり、常圧蒸
熱処理機内圧力と外気圧との差圧の微小変動を検知する
微差圧検出器を前記常圧蒸熱処理機に設け、この微差圧
検出器によって検出される差圧が予め定められた圧力範
囲内を保つ様に常圧蒸気の供給量を制御する点に要旨を
有するスチーミング制御方法である。
[作用] 本発明は上述の如く構成されるが、要は処理機内の温度
、空気混合率及び吹込み蒸気量等の要因が発色に与える
影響は、処理機内の圧力変動と一律の関係があることが
発見され、その圧力変動を一定の範囲内に設定する様に
吹込み蒸気量を制御してやれば最適なスチーミング処理
雰囲気が実現できることを見出したことによるものであ
る。
第1図は本発明方法を実施する為に構成される常圧蒸熱
処理機(以下単に処理機と呼ぶ)の−例を示す概略説明
図である。この処理機1aの基本的な構成は第2図に示
した従来技術と類似しており、対応する部分には同一の
参照符号を付すことによって重複説明を避ける。
この処理機1aにおいては、処理機1aに微差圧検出器
8が設けられており、この微差圧検出器8によって処理
機1a内の圧力と外気圧との差圧の微小変動が検知され
る。微差圧検出器8の性能や形態は何ら限定するもので
はないが、処理器la内の圧力と外気圧(大気圧)との
差圧が予め定めた範囲を外れたときにその形状が変化す
る様な検出器、例えばダイヤフラム式微差圧検出器が市
販されており、この検出器を用いればよい。
又このときに検出される差圧の圧力範囲は±10mmH
,O程度であるのが好ましい。尚上記微差圧検出器の取
付位置については何ら限定するものではないが、その機
能性を考慮すると蒸気消費量の最も多い在入口部4にで
きるだけ近い方が好ましい。
この検出器8におけるダイヤフラムの形状変化を変換器
9によって電気信号に変換し、更に変換器9からの電気
信号は圧力調整器10に人力される。そして前記電気信
号が変換器9から圧力調整器!Oに人力されると、圧力
調整器10からは流量調整弁5aに制御信号が送られ、
この制御信号に基づいて流量調整弁5aの開閉動作が行
なわれ、前記差圧が予め定めた圧力範囲となる様に処理
機1a内に常圧蒸気が増減されつつ供給される。この際
流量調整弁5aに供給される蒸気は既に常圧蒸気2aと
なっており、前記流量調整弁5aによって通過量が調整
されつつ処理機la内に噴露ノズル6を介して供給され
る。
第1図に示した構成を採用して操業することによって、
処理機1a内の負荷変動に対応してスチーミング処理雰
囲気を最適な状態に保持できる。
一方第1図に示した処理機1aでは、従来技術(第1図
)で示した様な処理機1内の蒸気を排気装置3によって
直接排気する様な構成を採用せず、フード11に連結し
た排気装置3aを設けることによって、処理機1aの在
入口部4付近から排出されてきた蒸気を、前記フード1
1を介して排気するようにしている。この様な構成は、
従来技術で述べた様な強制排気に伴って形成される減圧
状態による不都合が可及的に回避されると共に、微差圧
検出器8の差圧検出に基づく常圧蒸気供給量のみによっ
て処理機la内のスチーミング処理雰囲気を最適な一定
状態に精度良く保持する上で好ましい。尚排気装置3a
による排気は、全量をフード11経由で排気させる必要
はなく、蒸気の一部を処理機la内から排気装置3aに
よって直接排気する様な構成を採用しても制御上支障は
生じない。
以下本発明方法を実施例図面に従って更に詳細に説明す
るが、下記実施例は本発明を限定する性質のものではな
く、前・後記の趣旨に徴して設計変更することはいずれ
も本発明の技術的範囲に含まれるものである。尚上述し
た趣旨から明らかであるが、本発明方法は染色に限らず
、精練、漂白等の工程においても実施され得ることは勿
論である。
[実施例] 実施例1 綿ブロードクロスを連続的に糊抜・精錬・漂白後、下記
染色液にパッドし、乾燥後還元液を付与し、前記微差圧
検出器8を設置して大気圧との差圧が1.5 mmH*
 Oを保つようスチーミングコントロールしたスチーマ
−(第1図参照)内に滞留時間が40秒になるように通
過させ、その後酸化発色させ所望の染色生地を得た。
この染色生地(ネービ色)のし−a−b測色値にもとづ
く色濃度のばらつき(色差値ΔE)を27@所の測定場
所について測定し、そのばらつき程度を評価した。その
結果を下記第1表に示した。
染色液 ミケスレンブルー BC5,0% (OWF)ミケスレ
ンオリーブT−PST  4.0%シバノンレッド  
68   0.4%アルギン酸ソーダ     適量 比較例1 実施例1で用いたものと同じ綿ブロードクロスを同じ染
色液にパッドし、微差圧検出器を設置していないスチー
マ−(第2図参照)内を滞留時間が40秒になるように
通過させた。この間スチーミングコントロールは、人為
的に勘で蒸気バルブを作動させて調整した。そして実施
例1と同様の測定場所(24箇所)で測色し色差値ΔE
を求めた。その結果を下記第1表に併記した。
第   1   表 [発明の効果] 以上述べた如く本発明方法によれば、既述の構成を採用
することによって、常圧蒸熱処理機内のスチーミング処
理条件が最適な状態に保持され、発色不良や固着不良等
の不都合を生じることはない。又負荷変動に鋭敏に対応
できるので蒸気不足による還元むらもなくなり、品質が
安定化すると共に再加工によるコストアップ等の問題が
回避できる。また染色に限らず精練や漂白等においても
それらに対応した効果が期待できる。更に蒸気の過剰供
給もなくなり、経費削減という面からも有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施する為に構成される常圧蒸熱
処理機の一例を示す概略説明図、第2図は従来の常圧蒸
熱処理機の構成を示す概略説明図である。 1.1a・・・処理機(常圧蒸熱処理機)2・・・低圧
蒸気    2a・・・高圧蒸気3.3a・・・排気装
置   4・・・在人口部8・・・微差圧検出器  1
0・・・圧力調整器第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 常圧蒸熱処理機によるスチーミング処理雰囲気を制御す
    るに当たり、常圧蒸熱処理機内圧力と外気圧との差圧の
    微小変動を検知する微差圧検出器を前記常圧蒸熱処理機
    に設け、この微差圧検出器によって検出される差圧が予
    め定められた圧力範囲内を保つ様に常圧蒸気の供給量を
    制御することを特徴とする常圧蒸熱処理機のスチーミン
    グ制御方法。
JP30688187A 1987-12-03 1987-12-03 常圧蒸熱処理機のスチーミング制御方法 Pending JPH01148868A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30688187A JPH01148868A (ja) 1987-12-03 1987-12-03 常圧蒸熱処理機のスチーミング制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30688187A JPH01148868A (ja) 1987-12-03 1987-12-03 常圧蒸熱処理機のスチーミング制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01148868A true JPH01148868A (ja) 1989-06-12

Family

ID=17962372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30688187A Pending JPH01148868A (ja) 1987-12-03 1987-12-03 常圧蒸熱処理機のスチーミング制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01148868A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5885305A (en) * 1995-10-16 1999-03-23 A. Monforts Textilmaschinen Gmbh & Co. Device for fixing dye in reactive dyeing

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53134970A (en) * 1978-05-02 1978-11-25 Kanebo Ltd Steam supplying method and apparatus for closed boiler
JPS57167445A (en) * 1981-04-10 1982-10-15 Kyoto Machinery Continuous steamer of fabric

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53134970A (en) * 1978-05-02 1978-11-25 Kanebo Ltd Steam supplying method and apparatus for closed boiler
JPS57167445A (en) * 1981-04-10 1982-10-15 Kyoto Machinery Continuous steamer of fabric

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5885305A (en) * 1995-10-16 1999-03-23 A. Monforts Textilmaschinen Gmbh & Co. Device for fixing dye in reactive dyeing

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5059494A (en) Fuel cell power plant
JPH01148868A (ja) 常圧蒸熱処理機のスチーミング制御方法
JPH07296834A (ja) 燃料電池発電プラント及び該プラントの改質器運転方法
JPH11130403A (ja) 燃料電池用改質器の温度制御方法
KR100212714B1 (ko) 배기압 제어 시스템
JP2826409B2 (ja) ドライエッチング装置
CN217043048U (zh) 蒸化机雾化降温系统
JPS63120159A (ja) 布帛の連続湿熱処理装置
CN217026379U (zh) 一种能够提升面料处理质量的基于雾化降温的蒸化系统
SU1283273A1 (ru) Способ регулировани плотности зеленого щелока в баке-растворителе плава содорегенерационного котлоагрегата
JPH02293501A (ja) チャーベット形状安定制御方法
CN109706670B (zh) 练漂机的蒸箱、练漂机
JPH0212453Y2 (ja)
JPH01277101A (ja) 真空蒸気発生装置
JPH0383898A (ja) 逆流防止機構付き有機金属原料供給装置
JPS6023352Y2 (ja) 液面調整装置を具備した繊維製品処理装置
KR200269069Y1 (ko) 플라즈마 식각 장비의 냉각 가스 공급장치
CN114775200A (zh) 一种不均匀时尚效果的成衣染色方法及系统
JPS5855614A (ja) ラジアントチユ−ブバ−ナ単体空燃比制御方法
JPS61158887A (ja) 化合物半導体の製造方法
JPH0213519Y2 (ja)
JPS63169984A (ja) 培養装置
JPS6026220A (ja) 空燃比自動調節機構付燃焼装置
van Wersch On‐Line colorimetry in continuous dyeing
JPS5922155Y2 (ja) 高圧スチ−マの布帛插通口