JPH01148761A - セラミックスの接合方法 - Google Patents

セラミックスの接合方法

Info

Publication number
JPH01148761A
JPH01148761A JP62307232A JP30723287A JPH01148761A JP H01148761 A JPH01148761 A JP H01148761A JP 62307232 A JP62307232 A JP 62307232A JP 30723287 A JP30723287 A JP 30723287A JP H01148761 A JPH01148761 A JP H01148761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser beam
bonding
joining
irradiation
joined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62307232A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2585654B2 (ja
Inventor
Isamu Miyamoto
勇 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippei Toyama Corp
Original Assignee
Nippei Toyama Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippei Toyama Corp filed Critical Nippei Toyama Corp
Priority to JP62307232A priority Critical patent/JP2585654B2/ja
Publication of JPH01148761A publication Critical patent/JPH01148761A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2585654B2 publication Critical patent/JP2585654B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B37/00Joining burned ceramic articles with other burned ceramic articles or other articles by heating
    • C04B37/003Joining burned ceramic articles with other burned ceramic articles or other articles by heating by means of an interlayer consisting of a combination of materials selected from glass, or ceramic material with metals, metal oxides or metal salts
    • C04B37/005Joining burned ceramic articles with other burned ceramic articles or other articles by heating by means of an interlayer consisting of a combination of materials selected from glass, or ceramic material with metals, metal oxides or metal salts consisting of glass or ceramic material
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B37/00Joining burned ceramic articles with other burned ceramic articles or other articles by heating
    • C04B37/02Joining burned ceramic articles with other burned ceramic articles or other articles by heating with metallic articles
    • C04B37/023Joining burned ceramic articles with other burned ceramic articles or other articles by heating with metallic articles characterised by the interlayer used
    • C04B37/025Joining burned ceramic articles with other burned ceramic articles or other articles by heating with metallic articles characterised by the interlayer used consisting of glass or ceramic material
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2237/00Aspects relating to ceramic laminates or to joining of ceramic articles with other articles by heating
    • C04B2237/02Aspects relating to interlayers, e.g. used to join ceramic articles with other articles by heating
    • C04B2237/12Metallic interlayers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2237/00Aspects relating to ceramic laminates or to joining of ceramic articles with other articles by heating
    • C04B2237/30Composition of layers of ceramic laminates or of ceramic or metallic articles to be joined by heating, e.g. Si substrates
    • C04B2237/32Ceramic
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2237/00Aspects relating to ceramic laminates or to joining of ceramic articles with other articles by heating
    • C04B2237/30Composition of layers of ceramic laminates or of ceramic or metallic articles to be joined by heating, e.g. Si substrates
    • C04B2237/40Metallic
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2237/00Aspects relating to ceramic laminates or to joining of ceramic articles with other articles by heating
    • C04B2237/50Processing aspects relating to ceramic laminates or to the joining of ceramic articles with other articles by heating
    • C04B2237/78Side-way connecting, e.g. connecting two plates through their sides

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的コ (産業上の利用分野〕 本発明・は、レーザービームを熱源として、セラミック
スとセラミックス、サーメットもしくは金属とを突き合
わせた状態でろう材を介して接合するのに利用されるセ
ラミックスの接合方法に関するものである。 (従来の技術) 従来の技術では、セラミックスとセラミックス、サーメ
ットもしくは金属とを突き合わせて接合する方法として
、 ■第4図(a)に示すように、接合材42 、43の被
接合端面42a、43aを突き合わせて、被接合部47
に沿って高エネルギー密度のビーム48、例えばレーザ
ービームや電子ビームなどを照射して、接合材42.4
3の被接合部47を加熱することにより溶融または拡散
させ、第4図(b)に示すように、前記接合材42.4
3の双方で溶は込んだ部分あるいは拡散した部分45を
形成したのち凝固させることにより接合する方法や、 ■第5図(a)に示すように、被接合端面52a、53
aで突き合わせた接合材52.53の被接合部57の接
合線方向に沿ってろう材54を配設し、前記ろう材54
に高エネルギー密度のビーム58、例えばレーザービー
ムや電子ビームなどを照射して、前記ろう材54と前記
被接合部57をともに加熱・溶融させて、第5図(b)
に示すように、前記ろう材54を配設した側の前記接合
材52.53の表面と前記ろう材54とを溶着させて、
双方が溶は込んだ部分(あるいは拡散した部分)55を
形成することにより接合する方法や、 ■第6図(a)に示すように、被接合端面62a、63
aで突き合わせた接合材62.63の被接合部67の接
合線に沿ってろう材64を配設し、第6図(b)に示す
ように、前記ろう材64にレーザービーム68を照射し
て当該ろう材64を加熱・溶融することにより当該ろう
材64の表面張力で球状化した後、第6図(C)に示す
ように、前記被接合部67の隙間62に前記溶融して球
状化したろう材64を浸透させて前記隙間62に充填し
た後、前記レーザービーム68の照射を停止し、第6図
(d)に示すように、前記ろう材64を前記隙間62内
で凝固させて接合する方法や、 ■突き合わせた接合材の両波接合端面間に当該被接合端
面の形状に合わせてろう材を介在させ、前記接合材の突
き合わせ方向に適度の圧力を加えて、前記被接合端面に
前記ろう材がV:着するように当該ろう材を前記被接合
端面間に固定した後、電気炉、高周波炉、ガス炎、アー
ク放電もしくは赤外線放射などを用いて前記ろう材と前
記接合材の全体、もしくは前記ろう材または前記ろう材
と前記接合材の一部を加熱し、前記ろう材を溶融させて
、溶融したろう材の固化により前記接合材を接合する方
法や、 ■接合材の被接合端面を平滑な面に形成したうえで、当
該被接合端面を突き合わせ、超音波振動により前記被接
合端面を擦り合わせて摩擦熱を発生させ、その発熱によ
り前記被接合端面を加熱・溶融あるいは拡散させて接合
する方法、 などが考案され、そして実施されたりしている。 (発明が解決しようとする問題点) セラミックスとセラミックス、サーメットもしくは金属
とを接合する従来の方法では、接合材の被接合端面を突
き合わせた状態で、被接合部に直接高エネルギー密度の
ビーム、例えばレーザービームを照射した場合に、接合
材の被接合端面同士が接合され難かったり、スプラッシ
ュが発生したりあるいは接合部に窪みを生じたりすると
いう問題点があった。また、被接合部の表面の接合線に
沿ってろう材を配設して前記ろう材と前記被接合部表面
とを加熱して接合した場合では、接合面積が狭いため接
合強度が十分に得られないという問題点があった。さら
に、電気炉、高周波炉、ガス炎、アーク放電もしくは赤
外線放射などの加熱手段を用いる方法では、接合材の耐
熱強度を超える融点を有するろう材を用い難いため、高
温において十分な接合強度を得ることができないという
問題点を有し、接合材の熱損傷を考慮すると高温状態で
の接合が難しいので、比較的低い温度状態で接合を行う
こととなり、接合材とろう材の反応速度が遅くなって、
接合に長い時間を要するので、量産に適さないという問
題点があった。さらにまた、突き合わせた接合材の被接
合端面間にろう材を挟んだ状態にして、前記ろう材およ
び被接合部を加熱することにより接合する方法では、十
分な接合強度を得ることができないという問題点があっ
た。さらにまた、超音波振動を用いた接合では、複雑な
形状を有する接合面の接合が不可能であるという問題点
を有してい゛た。 (発明の目的) 本発明は上述した従来の問題点に着目してなされたもの
で、セラミックスとセラミックス、サーメットまたは金
属とを接合するに際し、被接合端面の全体が十分な濡れ
性をもってろう付接合され、ろう付接合に際してスプラ
ッシュの発生や窪みの形成などがなく、ろう材を用いた
場合の接合性能を著しく高めて強固なる接合強度を得る
ことを可能としたセラミックスの接合方法を提供するこ
とにより、従来の問題点を解決することを目的としてい
る。 〔発明の構成〕 (問題点を解決するための手段) この発明に係るセラミックスの接合方法は、セラミック
スとセラミックス、サーメットもしくは金属とを突き合
わせた状態にして接合するに際し、被接合端面を突き合
わせた接合材の表面の被接合部に沿って、接合材の熱分
解ないしは溶融温度に近いかそれよりも高い融点を有す
る高融点ろう材を配設し、接合材表面および接合材裏面
のうち少なくとも接合材表面の被接合部にレーザービー
ムを照射し、この際に照射するレーザービームの照射パ
ターンとして、照射開始時および照射中に照射レーザー
ビームの密度または分布を徐々に増減させることにより
、被接合部を予熱するとともに、前記高融点ろう材を加
熱・溶融することにより、溶融したろう材を前記被接合
部の隙間に浸透させ、前記隙間に前記ろう材を充填して
凝固させることにより接合することによって、上記した
従来の問題点を解決したことを特徴とする。 (実施例) 本発明に係るセラミックスの接合方法に関する実施例を
第1図、第2図および第3図により説明する。 第1図は本発明を実施するだめの接合装置1の断面図で
ある。接合材2および接合材3は高融点ろう材4ととも
に加工室5内に設置されている接合材支持手段6により
支持されている。 一方の接合材2はセラミックスからなり、他方の接合材
3はセラミックス、サーメットもしくは金属からなり、
接合材支持手段6により支持されているが、接合材2.
3の突き合わせ方向には特に圧力は加えていない。この
とき、前記接合材2の端面と接合材3の端面とを突き合
わせて密着するようにして形成される被接合部7には、
被接合端面が有する表面粗さにより形成されるわずかな
る隙間11が存在する。 高融点ろう材4は前記接合材2.3の接合に適した物質
から構成されており、前記接合材2.3の熱分解ないし
は溶融温度よりも高い融点を有するもの、例えば、酸化
イツトリウム、窒化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化ラ
ンタンなどの混合物であり、熱容量の小さい形態、例え
ば微粒子状9球状、S状または板状などとして接合材表
面(図では上面)に前記被接合部7の接合線に沿って配
設されているか、または上方からのレーザービーム8a
の照射時に連続的もしくは間欠的に供は合される。 前記高融点ろう材4を加熱して溶融するための熱源とし
て用いられる上方からのレーザービーム8aおよび前記
被接合部7の下面から加熱するための熱源として用いら
れる下方からのレーザービーム8bは、前記ろう材4に
比較的吸収され易いレーザー光であり、例えば、炭酸ガ
スレーザー光が用いられ、前記レーザービーム8a、8
bは集光光学系9a、9bをそれぞれ介して所定のエネ
ルギー強度分布を待つレーザービームに変換され、前記
加工室5に取り付けられたレーザー光入射窓10a、1
0b (例えば、Zn5e製)を通してそれぞれ反射鏡
13a、13bにより反射され、上方からのレーザービ
ーム8aは接合材上面の前記被接合部7に沿った接合線
を中心とした所定の範囲および前記高融点ろう材4に照
射され、下方からのレーザーど−ム8bは接合材下面の
前記接合部7に沿った被接合線を中心とした所定の範囲
に照射される。 この実施例において、上方からのレーザービーム8aお
よび下方からのレーザービーム8bは、ともにTEMo
nモードのエネルギー強度分布を有し、それぞれのエネ
ルギー強度、それぞれの照射幅、それぞれの照射長は、
前記高融点ろう材4の溶融条件ならびに前記被接合部7
の予熱条件などに適したレーザー出力値に設定され、上
方からのレーザービーム8aの場合には、前記ろう材4
を配設した接合材2,3の上面での照射幅をおよそ0.
8mmに、照射長を前記被接合部7の接合長を十分覆う
長さ(被接合部7の長さが短い場合)に設定し、下方か
らのレーザービーム8bの場合には前記被接合部7を中
心として接合材2゜3の下面での照射幅をおよそ10m
mに、照射長を前記接合部7の接合長を十分覆う長さ(
被接合部7の長さが短い場合)に設定される。 さらに、第3図に示すように、上方からのレーザービー
ム8aは、照射開始時刻τ。から高融点ろう材4の溶融
開始時刻で1まで、照射時間(τ)の経過とともに当該
レーザービーム8aのエネルギー強度(Ip)が徐々に
増加するようなレーザー出力に設定され、照射開始時刻
τ0から前記溶融開始時刻で1までの照射時間τhおよ
び前記溶融開始時刻で1でのエネルギー強度Ipsは、
前記高融点ろう材4の組成および前記接合材2.3の材
質などにより適切なるレーザー出力値をもって選択され
る。 そして、上方からのレーザービーム8aは、前記隙間1
1への前記高融点ろう材4の充填完了時刻で2において
照射が停止される。前記溶融開始時刻でlから前記充填
完了時刻で2までの照射時間はτmとして表してあり、
このときのエネルギー強度(Ip)は前記高融点ろう材
4が蒸発することなく溶融状態を保つエネルギー強度I
paとしてあり、前記ろう材4の組成および前記接合材
2,3の材質などに対応して、適切なるレーザー出力値
をもって選択される。 前記被接合部7の接合長がそれぞれのレーザービーム8
a、8bのそれぞれの照射長と比較して長い場合には、
反射鏡13a、13bを適宜移動させることにより、レ
ーザービーム3a。 8bを前記被接合部7のそれぞれの照射範囲に追従させ
ることによって均一に照射できるようにする。 第2図は、上記の構成をもつ接合装置1を使用し、前記
接合材2,3の突き合わせ被接合端面2a、3aで、本
発明に係るセラミックスの接合方法を実施して接合した
ときの接合過程を示す模型的説明図である。 本発明に係る接合方法の第1段階では、第2図(a)に
示すように、接合材2,3が、それぞれの被接合端面2
a 、3aの持つ表面粗さにより形成された隙IU7 
(第2図では拡大して示しである)11が極小となるよ
うに、すなわち被接合端面2a、3aがほぼ密着するよ
うに突き合わされていて、接合材2,3の上面の前記被
接合部7の接合線に沿って高融点ろう材4を配設した状
態にして、接合材2,3の下面の接合部7に沿った接合
線を中心とした所定の範囲に下方からのレーザービーム
8bを連続的または間欠的に照射する。このときの下方
からのレーザービーム8bは、照射面となる接合材2,
3の下面が熟的損傷を受けない程度のエネルギー強度(
Ip)を有するレーザー出力に設定され、かつ前記ろう
材4が溶融したり反応したりしない程度のエネルギー強
度(Ip)を持つレーザー出力に設定されている。この
段階では、前記ろう材4ならびに接合材2.3の被接合
gB7が加熱されるのみであり、溶融ないしは熱分解し
ない。 次に7JT2段階では、第2図(b)に示すように、前
記被接合部7に沿って配設した高融点ろう材4に対して
上方からのレーザービーム8aを照射するのであるが、
この上方からのレーザーど−ム8aを照射する時の熱衝
撃によりろう材4が飛散することのないように、第3図
に示したごとく、前記上方からのレーザービーム8aの
エネルギー強度(Ip)が徐々に強くなるようにレーザ
ー出力を高めながら、前記ろう材4が溶融を開始するエ
ネルギー強度Ipsなるレーザー出力まで増加させる。 その間の照射時間は前記照射時間τhで設定される。ま
た、この間においては前記ろう材4に沿って当該ろう材
4を中心とする所定の範囲に照射されている。 この高融点ろう材4は、照射レーザー光を吸収し易くか
つ熟容蛍が小さい形態を持っているため、当該ろう材4
は短時間のうちに急速に加熱されて溶融状態に至る。こ
のとき、溶融状態となった前記ろう材4は凝集して表面
張力により球状化するが、前記接合材2,3の上面なら
びに被接合部7の隙間11を形成する被接合端面2a、
3aに対して濡れる状態には至らない。また、溶融して
球状化したろう材4は、前記接合材2,3の上面と点接
触に近い状態となっているので、前記接合材2,3に熱
を伝えることはほとんどなく、溶融状態を維持すること
ができる。 一方、前記ろう材4が溶融して球状化した状態にあると
きも、前記接合材2,3の下面の被接合部7には、当該
接合材2,3の厚さ方向の温度勾配ができうる限り小さ
くなるようなそしてレーザー光の照射部分が熱的損傷を
受けないようなエネルギー強度を有するレーザー出力に
設定された下方からのレーザービーム8bが照射するこ
とによって予熱されている。 次の第3段階では、7JJ2図(C)に示すように、前
記ろう材4は前記隙間11に浸透する温度に至るまで、
第3図に示すように、エネルギー強度Ipaなるレーザ
ー出力に高められた上方からのレーザービーム8aを照
射されて加熱され、活性化状態に至り、毛管現象によっ
て隙間11に浸透し始める。 この場合、前記ろう材4の隙間11への浸透は、数秒か
ら数十秒の前記照射時間τm中に行われて、前記隙間1
1を埋めるに至る。このとき、前記接合材2,3の下面
側における被接合部7は、当該接合材2.3の厚さ方向
の温度勾配ができる限り小さくなるような、そして照射
部分が熱的損傷を受けないようなエネルギー強度のレー
ザー出力に設定した下方からのレーザービーム8bが照
射され、予熱は継続されている。 このために、前記隙間11に浸透したろう材4は、前記
接合材2.3の各接合端面2a、3aに対する濡れ性が
良好となり、前記隙間11の全域を容易にかつ十分に埋
めつくすに至り、この時点で上方からのレーザービーム
8aの照射は停止される。また、下方からのレーザービ
ーム8bは、前記被接合部7における熱応力の影響を緩
和するため、上方からのレーザービーム8aを停止した
後も、20〜30秒間、前記接合材2,3の下面側の被
接合部7への照射が続けられ、その後停止される。 続いて、最終の第4段階では、第2図(d)に示すよう
に、前記隙間11に浸透したろう材4が冷却されて凝固
し、前記接合材2,3の被接合端面2a、3aを強固に
結合した接合部17が形成される。 以上のような経過を経ることにより接合が終了する。 この実施例では、接合材2,3に窒化ケイ素質セラミッ
クス板[10mm(幅)X15mm(長さ)X2mm 
(厚さ)]を用い、10mm(幅)X2mm(厚さ)の
被接合端面2a、3aを突き合わせて接合するに際し、
高融点ろう材4としてY203 、La203 、S 
i3 N4.MgOから構成される混合微粉末を用いた
。 また、照射レーザー光は、波長10.6gmの炭酸ガス
レーザー光で、予熱に使用する下方からのレーザービー
ム8bの最大出力は30W、高融点ろう材4を溶融する
ために照射する上方からのレーザービーム8aの最大出
力は45Wに設定した。そして、下方からのレーザービ
ーム8bを45秒間照射した後、上方からのレーザービ
ームの照射を開始し、その時の出力は前記高融点ろう材
4がレーザービーム照射開始時の熱衝撃により飛散した
り溶融したりすることがないように30W以下の出力に
設定した0次いで照射される上方からのレーザービーム
8aは、前記ろう材4が飛散、蒸発することなく加熱さ
れて溶融状態に至るように、前記照射時間τhを2ない
し3秒として、その間に第3図に示したように徐々に出
力を増加させ、レーザー出力値を45Wまで高め、その
出力において照射時間τmを60秒間として照射を行っ
た。この間に、高融点ろう材4は溶融し、凝集して球状
化した後、接合材2.3との濡れ性が良くなる状態にな
ったとき、毛管現象によって前記隙間11中に浸透し、
当該隙間11を十分に埋めることとなる。 そして、下方からのレーザービーム8bは、上方からの
レーザービーム8aが照射されている間にも照射を!1
続した。このとき、当該照射部分における接合材2,3
の上面と下面とにおける温度差は100℃以内とするこ
とができた。そして、上方からのレーザービーム8aの
照射を停止した後も、接合部17における熱応力緩和の
ため、下方からのレーザービーム8bをさらに20秒間
照射した。 このようにして接合した接合材2,3の接合部17にお
ける接合強度は、接合材自体の強度の80%近いおよそ
550MP aを得ることができた。 【発明の効果】 以上説明してきたように、本発明に係るセラミックスの
接合方法では、セラミックスとセラミックス、サーメッ
トもしくは金属とを災き合わせた状態にして接合するに
際し、被接合端面を突き合わせた接合材の表面の被接合
部に沿って、接合材の熱分解ないしは溶融温度に近いか
それよりも高い融点を有する高融点ろう材を配設し、接
合接合材表面および接合材裏面のうち少なくとも接合材
表面の被接合部にレーザービームを照射し、この際に照
射するレーザービームの照射パターンとして、照射開始
時および照射中に照射レーザービームの密度または分布
を徐々に増減させることにより、被接合部を予熱すると
ともに、前記高融点ろう材を加熱・溶融することにより
、溶融したろう材を前記被接合部の隙間に浸透させ、前
記隙間に前記ろう材を充填して凝固させることにより接
合するようにしたから、高融点ろう材を配設した接合材
表面とは反対の接合材表面にもレーザービームを照射し
て被接合部を予熱することにより、接合部の厚さ方向に
おける温度勾配を小さくし、被接合部の隙間に浸透する
溶融ろう材と被接合端面との間での濡れ性をさらに良好
なものとすることができるとともに、接合材の熱分解な
いしは溶融温度よりも高融点のろう材を用いたことによ
り、接合部の高温での接合強度をより一層向上させるこ
とができ、ろう材にレーザービームを照射する際の当該
レーザービームの照射パターンとして、前記ろう材が溶
融する状態になるまで徐々に高めるようなパターンを用
いることにより、照射開始時または照射中に熱衝撃によ
ってろう材のスプラッシュが発生したり蒸発を生じたり
するのを防止することができ、ろう材を用いた場合の接
合性能を著しく高めて強固なる接合強度を得ることが可
能であるなどの優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るセラミックスの接合方法を実施す
るための接合装置の概略構成を示す断面図、第2図(a
)(b)(c)(d)は本発明に係るセラミックスの接
合方法における各接合段階での状態を順次示す模型的断
面説明図、第3図はろう材に照射するレーザービームの
照射パターンを示すグラフ、第4図(a)(b)、第5
図(a)(b)および第6図(a)(b)(c)(d)
は従来のセラミックスの接合方法の各接合段階での状態
を示す模型的説明図である。 2.3・・・接合材、 2a、3b・・・被接合端面、 4・・・高融点ろう材、 7・・・被接合部、 8a・・・上方からのレーザービーム。 8b・・・下方からのレーザービーム、11・・・隙間
、 17・・・接合部。 特許出願人    宮  本    勇特許出願人  
  株式会社日平トヤマ代理人弁理士   小  塩 
   豊第1図 第2図 (a)          (b) (c)           (d) b 照壱寸は仔ra  (で) 第4図 (a)(b) 第5図 (a)       (b) 第( (a) (C) 3図 (b) (d)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)セラミックスとセラミックス、サーメットもしく
    は金属とを突き合わせた状態にして接合するに際し、被
    接合端面を突き合わせた接合材の表面の被接合部に沿っ
    て、接合材の熱分解ないしは溶融温度に近いかそれより
    も高い融点を有する高融点ろう材を配設し、接合材表面
    および接合材裏面のうち少なくとも接合材表面の被接合
    部にレーザービームを照射し、この際に照射するレーザ
    ービームの照射パターンとして、照射開始時および照射
    中に照射レーザービームの密度または分布を徐々に増減
    させることにより、被接合部を予熱するとともに、前記
    高融点ろう材を加熱・溶融することにより、溶融したろ
    う材を前記被接合部の隙間に浸透させ、前記隙間に前記
    ろう材を充填して凝固させることにより接合することを
    特徴とするセラミックスの接合方法。
JP62307232A 1987-12-04 1987-12-04 セラミックスの接合方法 Expired - Fee Related JP2585654B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62307232A JP2585654B2 (ja) 1987-12-04 1987-12-04 セラミックスの接合方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62307232A JP2585654B2 (ja) 1987-12-04 1987-12-04 セラミックスの接合方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01148761A true JPH01148761A (ja) 1989-06-12
JP2585654B2 JP2585654B2 (ja) 1997-02-26

Family

ID=17966627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62307232A Expired - Fee Related JP2585654B2 (ja) 1987-12-04 1987-12-04 セラミックスの接合方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2585654B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0379709U (ja) * 1989-12-08 1991-08-14
US20100276035A1 (en) * 2001-10-03 2010-11-04 Daniel Py Device with penetrable and resealable portion
WO2013045308A1 (de) * 2011-09-30 2013-04-04 Sgl Carbon Se Laserstrahllöten von materialien auf siliciumkarbidbasis
WO2013045306A1 (de) * 2011-09-30 2013-04-04 Sgl Carbon Se Laserstrahllöten von materialien auf siliciumkarbidbasis zur herstellung von keramischen bauteilen
JP2017062890A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 日本電気硝子株式会社 導光板及びその製造方法
CN114012255A (zh) * 2021-11-10 2022-02-08 清华大学 陶瓷焊接方法及陶瓷焊接设备

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0379709U (ja) * 1989-12-08 1991-08-14
US20100276035A1 (en) * 2001-10-03 2010-11-04 Daniel Py Device with penetrable and resealable portion
WO2013045308A1 (de) * 2011-09-30 2013-04-04 Sgl Carbon Se Laserstrahllöten von materialien auf siliciumkarbidbasis
WO2013045306A1 (de) * 2011-09-30 2013-04-04 Sgl Carbon Se Laserstrahllöten von materialien auf siliciumkarbidbasis zur herstellung von keramischen bauteilen
JP2017062890A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 日本電気硝子株式会社 導光板及びその製造方法
CN114012255A (zh) * 2021-11-10 2022-02-08 清华大学 陶瓷焊接方法及陶瓷焊接设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP2585654B2 (ja) 1997-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102473803B1 (ko) 청색 레이저를 사용한 구리 용접 방법 및 시스템
JPH01148761A (ja) セラミックスの接合方法
CN113967787B (zh) 一种激光焊接方法
JP2585653B2 (ja) セラミックスの接合方法
JPH0431008B2 (ja)
JPH01283367A (ja) スパッタリング用ターゲットの製造方法
JPS6264528A (ja) 合成樹脂材料と異種材料の接合方法
JP2005279744A (ja) 高エネルギビームを用いた異種材料の突合せ接合方法
JP4066433B2 (ja) レーザ照射による異種材料の接合方法と装置
JP2585652B2 (ja) セラミックスの接合方法
JPH07187836A (ja) レーザ光によるSi含有セラミックスの接合方法
JPH07185853A (ja) レーザ光によるSi含有セラミックスの接合方法
JPS63225584A (ja) セラミツクスのレ−ザ活性化ろう接合法
US7186948B1 (en) Continuous metal matrix composite consolidation
JPS5870985A (ja) 異種金属の接合方法
JPS5832593A (ja) 溶接方法
JPS60225735A (ja) 異種合成樹脂材料の接合方法
JP2554994B2 (ja) エネルギービーム接合方法
Rüttimann et al. Reliable laser welding of highly reflective materials
RU2022742C1 (ru) Способ лазерной сварки тонколистовых материалов внахлестку
JPH02133378A (ja) 窒化珪素セラミックスと金属の接合方法
JP2003275882A (ja) クラッド材およびレーザクラッディング方法
JPS626911B2 (ja)
JPS59147782A (ja) フラツシユバツト溶接方法
JPH02173175A (ja) 被接合物の接合方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees