JPH01147819A - 異方性リング状永久磁石の成形方法及び装置 - Google Patents

異方性リング状永久磁石の成形方法及び装置

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JPH01147819A
JPH01147819A JP30665987A JP30665987A JPH01147819A JP H01147819 A JPH01147819 A JP H01147819A JP 30665987 A JP30665987 A JP 30665987A JP 30665987 A JP30665987 A JP 30665987A JP H01147819 A JPH01147819 A JP H01147819A
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JP
Japan
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molding
space
die
ferromagnetic powder
core
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Application number
JP30665987A
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English (en)
Inventor
Yasuji Murata
村田 保次
Yoshihiro Noguchi
野口 至弘
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は表面多極異方性又はラジアル異方性を有するリ
ング状永久磁石の成形方法およびその装置に関する。
〔従来の技術〕
異方性リング状永久磁石占しては、ラジアル異方性永久
磁石(特公昭55−42484号参照)が従来から知ら
れており、更に、これより表面磁束密度の高い、表面多
極異方性を有するリング状永久磁石(特開昭57−19
9205号参照)も知られている。このような異方性リ
ング状永久磁石は、例えばステンピングモータ、シンク
ロナスモータ等のロータ磁石として広く使用されている
。特に、最近のモータ性能の向上とモータの小型化に伴
って、小口径かつ着磁極数の多い異方性リング状永久磁
石が要求されている。
この種永久磁石の成形方法としては、例えば強強磁性粉
末を磁場中で圧縮成形する方法(特開昭57−3110
8号、同59−211502号、同59−216453
号参照)が知られている。
ここで従来の成形装置を第5図により説明する。
成形装置はダイスホルダー1内に装着された磁性体から
なるダイス2とダイス2の環状空間内に同心状に配置さ
れた非磁性体からなるコア3とを有する。ダイスホルダ
ー1は支柱5により支持され、コア3および支柱5はい
ずれも基板4を貫通して下部プレート6により支持され
ている。ダイス2とコア3との間の円筒状の成形空間7
には、いずれも非磁性体からなる上パンチ8および下バ
ンチ9がそれぞれ嵌入する。下パンチ9は基板4に固着
され、一方上バンチ8は上部プレート10に固着されて
いる。下部プレート6および上部プレート10はそれぞ
れ下部ロッド11および上部ロッド12と連結している
。また成形空間7の周囲には、磁極数に応じた磁場発生
用コイル(図示せず)が配設されている。
次に上記成形装置によるリング状永久磁石の成形方法を
説明する。
まず上部ロフト12を駆動して上バンチ8を図示の状態
から上方に引き上げ、一方下部ロソド11を駆動するこ
とによりダイス2とコア3を図示の状態まで上昇させる
。次いで成形空間7内に原料粉末を充填した後、上パン
チ8を下降させ、磁場発生用コイルにパルス電流を印加
しながら強磁性粉末を圧縮成形する。これにより表面多
極異方性が付与された成形体が得られる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の成形装置には、ダイスとコアとが同期して動くた
め、肉厚の薄いリング状磁石や軸方向長さの大きいリン
グ状磁石を得ようとする場合には、成形空間の断面積が
小さくなるあるいは成形空間が細長くなることに基因し
て強磁性粉末がうまく充填されないという問題があった
。強磁性粉末の充填がうまく行なわれないと、成形体密
度のばらつきが著しいものとなり、成形時や焼成後のキ
レツの発生を招いてしまう。
これの対策として、微粉砕された強磁性粉末(例えばフ
ェライト粉末)を磁場中で造粒処理した異方性造粒粉を
用いる(特開昭57−31108号参照)が考えられる
。この異方性造粒粉は、造粒処理を施さない微粉末より
も流動性が良いので、微粉末よりも充填がやり易くなる
。しかしながら異方性造粒粉も比較的肉厚の大きいある
いは軸方向長さが比較的大きいリング状磁石を得る場合
には有効であるが、近年その需要が増加している、外径
が8mm程度以下の小口径でしかも肉厚も1〜2龍程度
と薄く、細長いリング状磁石の場合にはその効′果は少
ない。また異方性造粒粉を使用すると、微粉末を使用す
る場合よりも磁気特性がやや低下するので、高性能化の
要求には対応し難いという問題も生ずる。
したがって本発明の目的は、キレッを伴わずに高い磁気
特性を有する、小口径かつ薄肉でしかも細長い異方性リ
ング状永久磁石を得ることのできる成形方法を提供する
ことである。
本発明の他の目的は、このような成形方法を実施し得る
成形装置を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明の異方性リング状永久磁石の成形方法は、ダイス
の内部に配置されたコアを静止した状態でダイスを上昇
させることにより、成形空間よりも大きな空間を形成し
、この空間内に強磁性粉末を充填し、しかる後コアを上
昇させて成形空間以外に充填された強磁性粉末を排出し
、次いで磁場を印加しながら上パンチと下パンチにより
成形空間内の強磁性粉末を圧縮成形するものである。
本発明の異方性リング状永久磁石の成形装置は、ダイス
と、その内部にあるコアと、上パンチおよび下パンチと
を有し、更にコアを上下方向に駆動するコア駆動手段を
、ダイスを上下方向に駆動するダイス駆動手段とは別に
設け、コア駆動手段の停止時にダイス駆動手段を作動さ
せてダイス内に成形空間よりも大きな空間を形成し、こ
の空間内に充填された強磁性粉末のうち成形空間以外の
粉末を、コア駆動手段を作動させることにより排出し、
上パンチと下パンチとで磁場中圧縮成形を行なうように
したものである。
〔実施例〕
以下本発明の詳細を図面により説明する。
第1図は本発明の一実施例に係る成形装置の断面図であ
り、第5図と同一部分は同一の参照符号で示す。成形装
置はダイスホルダー1内に装着された磁性体からなるダ
イス2とダイス2の環状空間内に同心状に配置された非
磁性体からなるコア3とを有する。ダイスホルダー1は
支柱5により支持され、支柱5は基板4を貫通して下部
プレート6により支持されている。コア3は基板4を貫
通し、シリンダー13と連結している。ダイス2とコア
3との間の円筒状の成形空間7には、いずれも非磁性体
からなる上パンチ8および下バンチ9がそれぞれ嵌入す
る。下パンチ9は基板4に固着され、一方上パンチ8は
上部プレート10に固着されている。下部プレート6お
よび上部プレート10はそれぞれ下部ロッド11および
上部ロッド12と連結している。
第2図は第1図のA−A断面図である。ダイス2の円筒
状内面には複数の溝14が形成されており、善導14の
中には第3図に示すように磁場発生用コイル15が埋設
されている。ダイス2の内面上には溝14を覆うように
非磁性体の環状スペーサ16が設けられており、環状ス
ペーサ16とコア3との間が成形空間7となる。第4図
において■はコイルの巻線に紙面の上から下に電流が流
れることを示し、■はその逆である。各溝14内の磁場
発生用コイル15は電流が交互に逆向きに流れるように
接続されているので、成形空間7には矢印で示すような
磁束が生じ、磁束が環状スペーサ16に当る点にS、N
、S、N・・・・・・・・・と極性が交互に変る磁極が
形成される。
次に第1図の成形装置によるリング状永久磁石の成形方
法を説明する。
まず上部ロッド12を駆動して上パンチ8を図示の状態
から上方に引き上げる。次いでシリンダー13を停止し
た状態で、下部ロッド11を駆動することにより、ダイ
ス2を上昇させて、第4図(alに示すようにダイス2
内に成形空間よりも広い円柱状の空間を形成する。図で
はコアの上面3aは下パンチの上面9aと一致している
が、コアの上面3aは下パンチの上面9aから多少突出
していてもよい。次にこの空間内に強磁性粉末を充填す
る。その後シリンダー13を駆動してコア3を上昇させ
ることにより、成形空間以外に充填された強磁性粉末を
排出する。この時の状態を第4図(b)に示す。次いで
上部ロッド12を駆動することにより、上バンチ8を下
降させ、磁場発生用コイル15にパルス電流を1回以上
流しながら強磁性粉末を圧縮成形する。この場合のパル
ス磁場としては5〜25KOeの範囲が望ましく、成形
圧力は500〜2000kg/cdの範囲が望ましい。
ソシて加圧したまま磁場発生用コイルに上記と逆方向の
パルス大電流を流して成形体を脱磁してから取出す。こ
のようにして得られた成形体を焼結し、最後に強磁性粉
末の配向方向をそろえて着磁を行なうことにより、表面
多極異方性を有するリング状永久磁石が得られる。
以上の説明は外周面に表面多極異方性を有する永久磁石
を成形する場合について行なったが、本発明はこれに限
らず内周面に表面多極異方性を有する永久磁石にも適用
でき、更にラジアル異方性を有する永久磁石の成形にも
適用することができる。ただしラジアル異方性永久磁石
を成形する場合には、ダイスホルダー1およびダイス2
を磁性体で形成し、第1図に一点鎖線で示すように磁場
発生用コイル15′をダイスホルダー1の周囲に設けて
、成形空間内に放射状の磁場を発生させればよい。
また強磁性粉末としては、フェライト粉末はもちろんの
こと、R−Fe−B系磁石(例えば特開昭60−153
109号参照)の製造に用いられる合金粉末(一般に平
均粒度は数μm程度である)などの他の磁石粉末も用い
得る。なおR−Fe−B系合金粉末を用いる場合は、焼
成後の熱処理が必要である。
更に本発明は種々の寸法のリング状永久磁石の成形に適
用できるが、磁石外径が10mm以下で、その厚みが2
龍以下で、しかも磁石外径/磁石長さ力月、5以上であ
るようなものに極めて有効である。
〔実験例〕
平均粒径1μmに微粉砕し、PVAを添加したSrフェ
ライト微粉末と、この微粉末を含むスラリーを磁界中(
約5KOe)で湿式成形後解砕し、48メツシユから2
00メツシユに分級して得られた造粒粉とを準備した。
これらの粉末を用いて、第1図に示す成形装置により、
約10KOeのパルス磁場を印加しながら約700kg
/cnlの圧力で圧縮成形し、外径8■l、内径51諷
、長さ15■■の成形体を得た。そして1200℃の温
度で1時間焼成し、最後に10極の多極着磁を施して1
0極の表面多極異方性を有するリング状フェライト磁石
を得た。
得られたフェライト磁石の表面磁束密度(10極の平均
値)と成形時の原料充填性およびキレンの発生状況を表
1に示す。
また、比較のために、第5図の成形装置により成形を行
なった以外は上記と同様の条件でフェライト磁石を製造
し、表面磁束密度と成形時の原料充填性およびキレンの
発生状況を調べた。その結果を同じく表1に示す。
第1表 (注)サンプル数250個 第1表から、従来法に従うと微粉末で4土成形力(でき
ず、造粒粉でも原料の充填性がやや悪くし力・もキレン
が発生したのに対し、本発明法Gこ従うと微粉末及び造
粒粉共に充填性が良くし力・もキレ・ンの発生は皆無で
あり、更に、微粉末を用0ると高い表面磁束度が得られ
ることがある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、従来不可能であった微粉末Gこよる小
口径、薄肉かつ長尺の異方性IJンク゛4犬永久磁石を
成形することができる。また異方1生造粒粉のみならず
微粉末による成形が可能となり、石佳気特性の優れた異
方性リング状永久磁石を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る成形装置の断面図、第
2図は第1図のA−A断面図、第3図は第2図の要部拡
大図、第4図(a)、 (blは本発明法を説明するた
めの図、第5図は従来の成形装置を示す断面図である。 2:ダイス、3:コア、8:上パンチ、9:下パンチ、
13ニジリンダ−

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ダイスおよびその内部に配置されたコアと、上パ
    ンチおよび下パンチで囲まれた円筒状の成形空間内に強
    磁性粉末を充填し、前記上パンチおよび前記下パンチに
    より前記強磁性粉末を磁場中で圧縮成形する異方性リン
    グ状永久磁石の成形方法において、前記コアを静止させ
    た状態で前記ダイスを上昇させることによりダイス内に
    前記成形空間よりも大きな空間を形成し、前記空間内に
    前記強磁性粉末を充填し、次いで前記コアを上昇させて
    前記成形空間以外に充填された前記強磁性粉末を排出し
    、しかる後前記上パンチおよび前記下パンチにより前記
    成形空間内の前記強磁性粉末を圧縮成形することを特徴
    とする異方性リング状永久磁石の成形方法。
  2. (2)ダイスと、その内部に設けられたコアと、前記ダ
    イスと前記コアとの間の円筒状空間の上面と下面とをそ
    れぞれ閉塞する上パンチおよび下パンチと、前記成形空
    間内に充填された強磁性粉末に磁場を印加する磁場発生
    用コイルと、前記ダイスを上下方向に駆動する第1の駆
    動手段と、前記上パンチを上下方向に駆動する第2の駆
    動手段とを有する異方性リング状永久磁石の成形装置に
    おいて、前記コアを上下方向に駆動する第3の駆動手段
    を前記第1の駆動手段から独立して設け、前記第1の駆
    動手段を停止した状態で前記第3の駆動手段を作動させ
    て前記ダイスを上昇させることにより、前記ダイス内に
    前記成形空間よりも広い空間を形成し、前記第3の駆動
    手段を作動させて前記コアを上昇させることにより、前
    記空間内に充填された前記強磁性粉末のうち前記成形空
    間以外の粉末を排出し、前記第2の駆動手段を作動させ
    て前記上パンチを下降させることにより圧縮成形を行な
    うこと特徴とする異方性リング状永久磁石の成形装置。
JP30665987A 1987-12-03 1987-12-03 異方性リング状永久磁石の成形方法及び装置 Pending JPH01147819A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009239287A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Shenzhen Radimag Technology Co Ltd ラジアル方向に配向された環状磁石を製造する方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009239287A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Shenzhen Radimag Technology Co Ltd ラジアル方向に配向された環状磁石を製造する方法及び装置

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