JPH01147690A - コイン選別計数機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はコインを高速で選別しつつ選別したコインの種
類別計数が行なえるコイン選別計数機に関する。

（従来の技術） 従来、コインの取扱い機器として、コイン選別機とコイ
ン計数機とがある。前者のコイン選別機はコインの選別
を高速で行なうことに主眼がおかれており、また後者の
コイン計数機は同一種類または複数種類のコインを計数
するもので特に複数種類のコイン計数機の場合には計数
が主眼とされ、その処理速度は比較的小さい。

例えばコイン選別機の処理速度は毎分２０００〜５００
０枚と極めて高いが、コイン計数機の処理速度は毎分４
００〜４５０枚とコイン選別機の約１１５程度の処理速
度である。但し、従来一般のコイン選別機では、選別さ
れたコインのうち選別侵の定姿勢のものは検出可能であ
るためセンサにより計数を行なっているが、高速を主眼
として、一定径以下のコインを落下させるなど、不特定
の姿勢で排除されるコインについては計数が困難である
ため計数を行なっていないのが実情である。

そのために選別排除されたコインの数は不明というもの
が多い。

（発明が解決しようとする問題点） 従来のコイン選別機では、特に処理速度を早める場合、
処理数の計数が困難であり、また従来のコイン計数機で
は処理速度が遅いため取扱うべきコインの種類が少ない
場合等には能率が低い。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、高速
のコイン選別処理機能を有するとともに、被処理コイン
の総数または排除コイン数等の計数機能も有するコイン
選別計数機を提供することを目的とする。

（発明の構成） （問題点を解決するための手段） 本発明は、コイン集積部と、このコイン集積部から各コ
インを連続的に搬送する搬送路と、この搬送路の途中に
設けられ一定以上の大径コインのみを通過させそれ以下
の小径コインを落下させる溝部と、この溝部のコイン搬
送方向下流側および下方にそれぞれ設けられた大径コイ
ンの送出口および小径コインの排除口と、前記溝部のコ
イン搬送方向上流位置に設けられ、全ての通過コインを
検出する第１センサと、前記溝部のコイン搬送方向下流
位置に設けられ、大径なコインのみを検出する第２のセ
ンサと、前記両センサから出力される検出信号に基づい
て落下選別された小径コイン量をｍｌする演算装置とを
具備してなることを特徴とする。

（作用） 本発明のコイン選別計数機によれば、一定径以下の小径
コインを溝部から落下させることにより、極めて高速で
コインを選別することができる。

しかも、溝部の前後に第１、第２のセンサを設け、溝部
通過前の全てのコインを第１のセンサで計数するととも
に、溝部通過後の大径コインを第２のセンサで計数する
ので、第１センサからの検出信号と第２センサからの検
出信号とに基づく演算装置での減算処理によって選別排
除された小径コインも計数することができる。

したがって、２種類のコイン処理時には全てのコイン計
数が行なえる。また、３種類以上の径の異なるコインの
処理時においては、最大径のコインとそれ以外のコイン
とが計数できる。よって、その場合には、コイン排除部
にさらに本発明のコイン選別計数機をカスケード式に接
続することによって、排除コインの選別計数が行なえ、
この選別、計数作用が高速性を失わずに得られるように
なる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図はこの実施例の主要部構成を示し、第２図〜第４
図は全体構成を示す。

第２図に示すように、この実施例のコイン選別計数機は
卓上型のボディ１を有し、このボディ１の後部にホッパ
形のコイン集積部２、前面部に包装具等取付は用の大径
コインの送出口３、さらに−側面部にポケット状の小径
コインの排除口４がそれぞれ設けられている。

ボディ１の内部には第３図および第４図に示すように、
コイン集積部２から各コインを連続的に搬送する搬送部
５が設けられている。この搬送部５はコイン集積部２の
底部に水平配置されたベルト装置５ａと、そのベルト装
置５ａの下方に設けられ、その上面のコインに遠心力を
付与する回転ディスク６およびこれらを駆動する駆動装
置６ａと、回転ディスク６を囲む環状固定枠の一部に開
口し、コインを回転ディスク６から平面的に並んだ状態
で順次連続的に送り出す送出路７と、この送出路７に連
続し、大径コインの送出口３まで直線的に延在して設け
た搬送路８とを有する。この搬送路８は平行な一対のガ
イドレール９によって構成され、各ガイドレール９は例
えばスライド機構９ａによって相互間隔を調整可能とさ
れている。

各ガイドレールの対向面１０の下辺部には第１図に示す
ように、それぞれ長手方向に沿って鍔状のコインガイド
用辺縁１１が一体的に突設されている。そして、コイン
の直径が各ガイドレール９の対向面間隔以下でコインガ
イド用辺縁１１の突出縁間隔以上の場合、そのコインは
コインガイド用辺縁１１に沿って長手方向にスライドガ
イドされる。また、コインの直径がガイド用辺縁１１の
突出縁間隔以下の場合、そのコインはガイドレール９か
ら脱落する。

ガイドレール９の下方には、そのガイドレール９間の最
大設定幅程度の溝部１２が形成されている。この溝部１
２はガイドレール９から脱落したコインを落下搬送する
もので、一定の傾斜を有し、小径コインの排除口４に連
通している。

一方、ガイドレール９の先方、即ち下流側には、コイン
を下方にガイドする湾曲ガイド１３が設けられ、大径コ
インの送出口３の下方にコインをガイドするようになっ
ている。

このものにおいて、第１図に示すように、ガイドレール
９のコイン搬送方向上流位置に全ての通過コインを検出
する第１のセンサ１４が設けられるとともに、そのガイ
ドレール９のコイン搬送方向下流位置に通過した大径な
コインのみを検出する第２のセンサ１５が設けられてい
る。各センサは磁気的、光学的または機械的等、各種の
ものが適用できる。第１のセンサ１４は、断面略コ字形
で、搬送部の一側、即ちガイドレール９の一方の側に配
置されて、開口部を搬送部側に向けている。

そして、この第１のセンサ１４の開口部内を通過するコ
インと、その前模のコイン間の間隙との磁力差、透孔聞
の差等に応じて、そのセンサ１４内の検出器がコインの
総連過量を検出する。

また、第２のセンサ１５は例えば円柱状のもので、搬送
部の一側下方に配置され、その上方を通過するコインを
検出する。

さらに第５図に示すように、コインＲｎ出用の演算装置
１６を設けている。この演算装置１６は、第１のセンサ
１４から出力される検出信号１１１を入力し、これに基
づいて総コイン通過吊を積算する第１の演算手段１７と
、第２のセンサ１５から出力される検出信号１１２を入
力し、これに基づいて溝部１２を通過した大径コインの
みの量を積算する第２の演算手段１８と、第１の演算手
段１７での積算コイン量から第２の演算手段１８での積
算コイン量の減算を行ない、それにより溝部１２への落
下コインｍを検出する第３の演算手段１９とを有する。

この演算装置１６でのコイン数演算信号１０１，１０２
．１０３はそれぞｔｔｌｌＪＩＢ装置２０および表示装
置に出力される。

なお、搬送路の上方には搬送用ベルト装置２１が設けら
れ、コインＡはこのベルト装置２１によってガイドレー
ル９上に圧接された状態で搬送される。

また、搬送路の下流側位置には、コインの通過を阻止す
るシャッタ機構２２が設けられており、これにより、任
意の設定コイン数の通過時に自動的に、または手動でコ
イン搬送を停止できるようになっている。

このような構成によると、コイン集積部２に多数のコイ
ンを収容しておき、搬送部５のベルト装置５ａおよび回
転ディスク６を駆動してコインＡを高速で搬送路８に送
り込むことにより、各ガイドレール９を通過する間に小
径なコインＡ１は溝部１２を介して下方（矢印ａ１方向
）に落下させる一方、大径なコインＡ２は前方（矢印ａ
２方向）に送出し、これにより極めて高速（毎分２００
０〜５０００枚）の選別処理を行なうことができる。

そして、その各コインＡの総処理猜は、各コインＡがガ
イドレール９の上流側の第１のセンサ１４を通過する際
に計数することができ、また、大径コインＡ２は下流側
の第２のセンサ１５を通過する際に計数することができ
る。また、各計数値に基づいて、演算装置１６によって
落下した小径コインＡ１が算出される。

したがって、例えばコイン集積部２に大小２種類のコイ
ンを収容した場合には、その各コインの総処理吊が即座
に計数できることになる。

また、３種類のコインを収容した場合には、大径な１種
類のコインの計数と、小径な２種類のコインの総計数と
が行なわれるから、その場合には小径コインの排除口４
に対して同様のコイン選別計数機をカスケード式に接続
すれば、その各小径コインをさらに大、小径に選別して
計数することができる。４種類のコインを計数する場合
には、同様に３機をカスケード式に接続使用し、以下、
これに準じた方式で多種類のコインの計数が可能である
。

よって、前記実施例によれば、高速度でコインを選別す
る機能に合せて、その選別したコインの計数処理も行な
えるため、１機種で従来のコイン選別機とコイン係数機
との両機能が発揮でき、多缶のコインを取扱う場合の能
率化が図れるようになる。

なお、前記実施例では第１のセンサ１４を口字形、第２
のセンサ１５を円柱状のものとしたが、これは搬送路８
上下流でのコインの通過時の方向性、例えば上流側での
湾曲通過等を考慮して第１のセンサ１４に一種のガイド
機能をも与えたものであって、本発明は必ずしもそのよ
うなものに限らず、コイン搬送状態に応じてセンサを種
々の形状にすることができるのは勿論である。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明によれば、コインの搬送路への第
１、第２の２種のセンサの設置により、高速のコイン選
別処理機能と、被処理コインの計数処理機能の両機能を
発揮でき、従来のコイン選別機とコイン計数機とを併有
する高機能の機種とすることができるという優れた効果
が奏される。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明に係るコイン選別計数機の一実施例を示
す要部斜視図、第２図は全体構成を示す斜視図、第３図
は側断面図、第４図は平面図、第５図は回路図である。 ２・・・コイン集積部、３・・・大径コインの送出口、
４・・・小径コインの排除口、８・・・搬送路、１２・
・・溝部、１４・・・第１のセンサ、１５・・・第２の
センサ、１６・・・演算装置。 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コイン集積部と、このコイン集積部から各コインを連続
   的に搬送する搬送路と、この搬送路の途中に設けられ一
   定以上の大径コインのみを通過させそれ以下の小径コイ
   ンを落下させる溝部と、この溝部のコイン搬送方向下流
   側および下方にそれぞれ設けられた大径コインの送出口
   および小径コインの排除口と、前記溝部のコイン搬送方
   向上流位置に設けられ、全ての通過コインを検出する第
   １センサと、前記溝部のコイン搬送方向下流位置に設け
   られ、大径なコインのみを検出する第２のセンサと、前
   記両センサから出力される検出信号に基づいて落下選別
   された小径コイン量を演算する演算装置とを具備してな
   ることを特徴とするコイン選別計数機。