JPH01145770A - ベクトル処理装置 - Google Patents

ベクトル処理装置

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JPH01145770A
JPH01145770A JP62301527A JP30152787A JPH01145770A JP H01145770 A JPH01145770 A JP H01145770A JP 62301527 A JP62301527 A JP 62301527A JP 30152787 A JP30152787 A JP 30152787A JP H01145770 A JPH01145770 A JP H01145770A
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JP62301527A
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Tomoo Aoyama
青山 智夫
Hiroshi Murayama
浩 村山
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Hitachi Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F12/00Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
    • G06F12/02Addressing or allocation; Relocation
    • G06F12/08Addressing or allocation; Relocation in hierarchically structured memory systems, e.g. virtual memory systems
    • G06F12/10Address translation

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ベクトル処理装置に係り、特に、大容量の記
憶部を接続したベクトル処理装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、ベクトル処理装置に大容量の主記憶部を接続する
要望が強くなっている。従来技術によるベクトル処理装
置は、その記憶装置がSRAMによって構成されており
、ベクトル処理部からの高速応答が要求される連続的な
アクセスに応えられるように構成されている。このため
ベクトル処理装置の主記憶部のコストは、−iの汎用計
算機のそれに対し1オーダ近く高いものになっている。
従って、主記憶エリアをさらに増強するため、SRAM
で構成される主記憶部を増設する方法は、コストの制約
により実現がむずかしい状況になりつつある。
一方ベクトル処理装置の入出力処理を高速化するため、
拡張記憶部をベクトル処理装置に接続することが、例え
ば、米国特許第4630230号明細書等により知られ
ている。この種従来技術によるベクトル処理装置におい
て、拡張記憶部は、DRAMを素子として構成されてお
り、SRAMによる主記憶部よりも4倍以上実装密度を
高く出来、かつコスト的にも安価である。しかし、この
拡張記憶部は、主記憶ではなく外部記憶として位置づけ
られていて、かつ、実装位置もベクトル処理部から離れ
ている。このため、前記従来技術は、ベクトル処理部と
拡張記憶部間のデータ転送をベクトル処理速度に見合う
ようにするため、データ転送ピッチを遅くし、データ転
送中を大きく構成する必要がある。前記従来技術は、こ
のようなハードウェア上の制約のため、拡張記憶のデー
タ処理単位が主記憶のそれに対し100倍以上大きくな
り、従って、拡張記憶上のデータに対し、直接命令によ
って位置を指定して処理をする形式を適用することがで
きない。従来技術における拡張記憶上のデータは、−度
拡張記憶と主記憶間のデータ転送を行って主記憶上に移
し、その主記憶上のデータに対し命令処理を行い、結果
を再び拡張記憶上に戻す処理形式により処理される。こ
の一連の操作は、ソフトウェアによって行われていて、
ユーザのプログラミングに負担を強いている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来技術によるベクトル処理装置は、該処理装置に接続
されている拡張記憶が外部記憶という位置ずけがされて
いるため、拡張記憶上のデータに対し、直接プログラム
からプログラム文によって演算処理を指定することが出
来ない。このためベクトル処理装置の主記憶の大容量化
の要求に対し、ベクトル処理装置に拡張記憶を接続した
従来技術では十分に応えることができないという問題点
があった。
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決し、大容
量の主記憶を備えたと同等の機能を備えた、低コストの
ベクトル処理装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、前記目的は、ベクトル処理装置を、ス
カラ処理部、ベクトル処理部、主記憶部、拡張記憶部、
記41制御部の5論理部で構成し、記憶制御部に、 (1)、ベクトル処理部から発行される主記憶アクセス
に対しアドレス変換を行う機能、 (2)、主記憶部の構成単位ごとに、どういう種類のア
クセスが行れたかを記憶する機能、 (3)、主記憶上に存在しない論理アドレス空間に対す
るアクセスが発行された時、ベクトル処理部のベクトル
アクセス処理を中断させる機能、(4)、拡張記憶上に
存在する論理アドレス空間を主記憶部ヘローデイングす
る機能、 (5)、主記憶上のアクセス頻度の少い領域を見出す機
能、 (6)、主記憶上のアクセス頻度の少い領域を拡張記憶
上へ書出す機能、 を付加することにより、達成される。
〔作用〕
前述のハードウェア機能を備えるベクトル処理装置にお
いて、記憶制御部は、ベクトル処理部から主記憶部に対
するアクセスがあり、そのアクセスによる論理アドレス
空間が主記憶部上に存在しない場合、ベクトル処理部に
よるベクトルアクセス処理を中断させ、拡張記憶部上に
存在する前述アクセス論理アドレス空間を主記憶部の所
定エリアにローディングし、その後、ベクトル処理部の
処理を再開させる。また、記憶制御部は、主記憶部上の
アクセス頻度の少ない領域を見い出し、その領域内のデ
ータを拡張記憶部に書出す処理を実行することにより、
主記憶部上には、常にアクセス頻度の高いデータのみが
存在するようにしている。
〔実施例〕 以下、本発明によるベクトル処理装置の一実施例を図面
により説明する。
第1図は本発明の一実施例の構成を示す概略ブロック図
、第2図はアドレス空間の概念を説明する図、第3図〜
第10図は第1図における各機能部の詳細を示すブロッ
ク図であり、第3図はアドレス生成回路のブロック図、
第4図はりロケーションテーブルのブロック図、第5図
はベクトルアクセス空間用のりロケーションテーブルの
ブロック図、第6図はベクトルアクセス空間のR,Cビ
ット部のブロック図、第7図はページング処理部の概略
ブロック図、第8図はデコーダ部のブロック図、第9図
はレジスタ部のブロック図、第10図はレジスタ管理回
路のブロック図である。第1図、第2図において、■は
スカラ処理部、2はベクトル処理部、3,4はリロケー
ションテーブル、5は主記憶部、6はアドレス変換回路
、7はページング処理部、8は拡張記憶部、20は主記
憶制御部、21はリソース制御部、22はベクトルレジ
スタ、23はアドレス生成部、24はパイプライン演算
器、25は拡張記憶部アクセス用リロケーションテーブ
ル、26はスイッチング回路である。
第1図に示す本発明によるベクトル処理装置の実施例を
説明する前に、第2図により、ベクトル処理装置の各論
理部がアクセスする主記憶部(MS)及び拡張記憶部(
E S)上のアドレス空間と、オペレーデイングシステ
ム(以下O8という)の動作を説明する。
第2図において、スカラ処理部(SPU)1は、ベクト
ル処理部(VPU)2を起動し、リロケーションテーブ
ル3.4をセットする。スカラ処理部1は、主記憶部5
をアドレス変換機構6を介してアクセスする。ここで主
記憶部5は、実アドレス空間を意味する。実アドレス空
間は、2種類に分かれていて、それぞれ■、■と名称が
つけられている。実アドレス空間■は、osの空間管理
下にあって、外部記憶部としての拡張記憶部8とページ
単位のやりとりをしmulti−virtual 5p
aceを構成している。ベクトル処理部2は、リロケー
ションテーブル3を介して、このmulti−virt
ual 5p−aceにアクセスする。アドレス変換機
構6とりロケーションテーブル3との内容の一致はO8
が行う。
第2図では、主記憶部5の実アドレス空間のと外部記憶
部としての拡張記憶部8とのやりとりはパス50で示さ
れている。外部記憶部としての拡張記t! 8の媒体は
DRAM等であってよい。この他、外部記憶としてディ
スク装置のような磁気媒体が使用可能である。拡張記憶
部8の構成する記憶空間はジョブ単位に区分され、この
区分が複数個集って1個のアドレス空間を構成している
システムイニシャライズの際、osは、拡張空間をmu
lti−virtual 5paceとVector 
access 5paceの2種類の空間に区分する。
両空間は、拡張記憶の実アドレスとしてみると、アドレ
スのある一点で2種類の空間に区分されるものではない
。しがし、ユーザの論理空間として見ると、multi
−virtualspaceのアドレス上位空間部にv
ector accessspaceが存在するように
見える。
システムイニシャライズ時、osは、主記憶空間をスカ
ラ処理部1及びベクトル処理部2の両方がアクセスする
空間とベクトル処理部2のみがアクセスする空間の2種
類の空間に分ける。第2図ではMS5の実アドレス空間
をスカラ処理部1及びベクトル処理部2の両方がアクセ
スする空間を■で、ベクトル処理部2のみがアクセスす
る空間を■で示した。両空間は1個のアドレス境界52
で区分されているが、必ずしもこのように区分する必然
性はない。
ベクトル処理部2は、リロケーションテーブル■4を介
して、主記憶部5上のアドレス空間■にアクセスする。
該アドレス空間■は、ベクトル処理部2が動作するのに
十分な領域ではない場合を許すようにする。このときり
ロケーションテーブル■4には主記憶上に存在しない空
間を示す情報をセットしておく。ベクトル処理部が主記
憶部5上に存在しない領域をアクセスしたとき、ベクト
ル処理部2のアクセス発行処理を中断させ、パス53を
介してページング処理部7を起動する。ページング処理
部7は主記憶部5上のアドレス空間■の一部を拡張記憶
部8のVector access 5paceへ書込
み、同空間上にあるベクトル処理部2のアクセスが行わ
れる空間を主記憶部5上の空間■へ転送する。このとき
O8は、リロケーションテーブル■4の主記憶部5上に
存在する領域を示す情報を編集する。以上の処理を完了
した後OSは、ベクトル処理部2にアクセス発行再開を
指示する。
O8は、拡張記憶部8のアドレス空間を、ジョブ走行の
初期ジョブ固有の空間に割付ける。即ち、実拡張アドレ
ス空間のどの位置をジョブに割当てるかを決定し、Ve
ctor access 5paceの大きさを決定す
る。次に該実アドレス空間とページング処理部7の発行
するリクエストアドレスとの対応表を主記憶上に作成す
る。この主記憶空間はO8固有の空間である。前記対応
表はOSの処理を行うスカラ処理部1からパス51を介
してページング処理部7に送出される。この対応表には
他のユーザジョブ領域をアクセスしないようにアクセス
制限情報が付加される。
ジョブ走行の初期化の段階でリロケーションテーブル■
4は、O8によってイニシャライズされるが、ベクトル
処理部2のアクセスが発行されると、該テーブルの管理
はページング処理部7が行う。
前述のように、本発明によるベクトル処理装置は、従来
のベクトル処理装置がアドレス変換機構とりロケーショ
ンテーブルの2つのハードウェアの処理をO8によって
一致するように保障しアドレス変換を行っていた方式に
、新たにページング処理を行うハードウェアを付加し、
これによりO3のアドレス変換管理機構を超えた大容量
空間へのベクトルアクセスを可能にすることができる。
ベクトル処理装置のタスクスイッチにおいてO3は、ス
カラ処理部1がベクトル処理中か否かを知る必要がある
。これはO8がスカラ処理部のアドレス変換機構とベク
トル処理用のりロケーションテーブルの一致をとるため
にリロケーションテーブルの書替タイミングを知るため
に必要である。
主記憶管理にO8とページング処理ハードウェアの2種
類のリソースが関与している場合、タスクスイッチタイ
ミングをO8が知るために、スカラ処理部でページング
処理部の作動状況を知る必要がある。このため、本発明
の実施例は、ベクトル処理部、ページング処理部の状態
を示すフリップフロップを具備し、このフリップフロッ
プの内容をスカラ処理部の命令で読出すことにより、画
処理部の状態を知ることができるように構成される。
本発明は、前述のようなアドレス変換管理機構を導入す
ることにより、従来のベクトル処理装置のO8の上位互
換性を保ちつつ、ベクトル処理空間を拡大していくこと
ができる。
本発明によるベクトル処理装置の一実施例は、第1図に
示すように、スカラ処理部1、ベクトル処理部2、リロ
ケーションテーブル3.4、主記憶部5、アドレス変換
回路6、ページング処理部7、拡張記憶部8、主記憶制
御部20、拡張記憶部アクセス用リロケーションテーブ
ル25及びスイッチング回路26により構成され、また
、ベクトル処理部2は、リソース制御部21、ベクトル
レジスタ22、アドレス生成部23及びパイブライン演
算器24により構成されている。
前述の構成において、スカラ処理部1の主記憶部5への
リクエストは、アドレス変換回路6によって論理アドレ
スから実アドレスに変換される。
また、ベクトル処理部2のアドレス生成部23から発行
されるリクエストは、リロケーションテーブル3,4の
どらかを引用して論理アドレスから実アドレスに変換さ
れる。この2種類のりロケーションテーブル3,4は、
アドレスによって切分けて使用される。リロケーション
テーブルは3゜4はそれぞれ第2図の主記憶部5の■、
■の空間をアクセスするアドレスを出力する。リロケー
ションテーブル3.4への値のセットは、スカラ処理部
1がパス70を介して行う。リロケーションテーブルセ
ットとベクトル処理部2の作動とは、排反になるように
スカラ処理部1のプログラムで制御される。この制御が
可能となるようにベクトル処理部2のビジー状態を判定
する命令がスカラ処理部1の命令セットに設けられてい
る。
リロケーションテーブル4(RTz)には主記憶上に存
在する空間とそうでない空間を識別するビットと主記憶
を参照した履歴を示すR,Cビットが備えられている。
ベクトル処理部2が主記憶部5上に存在しない空間をア
クセスしたとき、リロケーションテーブル4からパス7
1上にページング処理部7を起動する信号が送出される
。ページング処理部7は拡張記憶アクセスのためのりロ
ケーションテーブル25を内蔵している。このリロケー
ションテーブル25を以下ERTと略記する。
本発明の実施例は、ERT25をハードウェアで持つよ
うに構成′しているが、主記憶部5上に設けることも可
能である。ERT25への値のセットは、初期化の場合
はパス70を介してスカラ処理部lが行う。ベクトル処
理中のERT25の書替は、ページング処理部7が行う
ベクトル処理部2が主記憶部5上に存在しない領域を参
照した場合、ページング処理部7は、パス72を経由し
てベクトル処理部2内のアドレス生成部23ヘアドレス
生成処理中断指示を出力する。ページング処理部7は、
主記憶部5上に存在しない領域を拡張記憶部8から主記
憶部5ヘローデイングするため、リロケーションテーブ
ル4(RT2)中のR,Cビット部を読出す。該R,C
ビット部は、主記憶部5上の実空間に対応している。ペ
ージング処理部7は、読出したR、Cビットの情報を用
いて拡張記憶部8に書出す主記憶部5上の領域を設定し
、この領域を拡張記憶部8へ書出し、次に、主記憶部5
上に存在しない領域を拡張記憶部8から読出し、前記の
主記憶部5上の領域に出力する。また、ページング処理
部7は、この一連の操作に対応して、リロケーションテ
ーブル4(RTz)の主記憶部5に関する情報を四替え
る。即ち、拡張記憶部8へ書出された主記憶領域の識別
ビットを口替え、新たに拡張記憶部8からローディング
した領域の識別ビットを存在する意味に書替え、主記憶
部5上の実アドレスへの変換情報をセットする。ページ
ング処理部7が拡張記憶部8にアクセスする際、ERT
25の情報が用いられるが、この情報は、ジョブ走行前
にスカラ処理部1がセットしたものが用いられる。ペー
ジング処理部7がERT25の内容を書替えることはな
い。
第1図において、ベクトル処理動作は、次のように行わ
れる。
スカラ処理部1からベクトル処理部2に対して起動が行
われる場合、パス73を介してリソース制御部21に対
し起動信号が送られる。リソース制御部21は、パス7
3′を介して主記憶上のベクトル命令列を読出し、これ
を解読してベクトル命令の実行に必要なリソースをパス
74を介して起動する。解読された命令がベクトルロー
ド命令の場合、アドレス生成部23は、ベクトルデータ
の論理アドレス列を生成し、パス75上に送り出す。生
成された論理アドレスは、リロケーションテーブル3又
は4のどちらかに引用され、パス76上にアドレス変換
された実アドレスとして送出される。このアドレスを用
いて、主記憶5上の所定領域がアクセスされ、スイッチ
ング回路26によってベクトル命令のオペランドで指示
されたベクトルレジスタ22にベクトルデータが書込ま
れる。この処理中、アドレス変換されたアドレスで指定
された主記憶部5上の所定領域に目的とするデータが存
在しない場合、前述した拡張記憶部8とページング処理
部7の処理動作が起動される。
解読された命令がベクトルストア命令の場合、前述のロ
ード命令におけるスイッチング回路26以降の処理が省
略された処理となる。また、解読された命令がベクトル
演算系の命令の場合、ベクトルレジスタ22とパイプラ
イン演算器24との間でパス77.78を通ってデータ
の転送が行われる処理となる。
アドレス生成部23で生成されたアドレス列かりロケー
ションテーブル3 (RTI)又は4 (RT2)でア
ドレス変換できない時、パス79を通って割込情報がス
カラ処理部1に報告される。ページング処理部7で生成
された拡張記憶部8のアドレスが他のジョブの領域を指
すような場合、パス80を通って割込情報がスカラ処理
部1に報告される。
パス81は第2図のパス50で示されるようなmult
i−virtual 5paceの外部記憶装置として
拡張記憶を使用する場合、O8の中でスカラ処理部lか
ら拡張記憶8へ直接命令を発行する場合のパスである。
次に、第3図に示す第1図のアドレス生成部23のブロ
ック図により、アドレス生成部23の動作を説明する。
第3図において、パス70を介して生成するベクトルデ
ータの基準となるベース値がスカラ処理部1から送られ
、加算器100を通ってレジスタ101にセットされる
。同時に、レジスタ102にベクトルデータの主記憶部
5上のストライド値が、レジスタ103にベクトル長が
、それぞれスカラ処理部1によってセットされる(スカ
ラ処理部1とこれらのレジスタ間のパスは図面の簡約化
のため省略されている)。また、レジスタ104はIf
 O11クリアされる。レジスタ101〜104への値
のセットは、ベクトル処理部2の起動に先立って行われ
る。以下この処理のことをセットアツプ処理とよぶこと
がある。
ベクトル処理部2が起動されると、パス74を使ってリ
ソース処理部21 (第1図)からアドレス生成部23
へ起動信号が与えられる。この起動信号によってセレク
タ74′は、レジスタ102の出力を加算器100に接
続する。
バス72上にページング処理部7からのアドレス生成部
23の処理中断、再開を指示する信号が与えられる。第
3図ではパス70a上を処理中断指示、72b側を再開
指示とする。フリップフロップ105は上記の2種類の
指示を保持する。フリップフロップ105の初期状態は
tt Ottである。
バス82上には、主記憶制御部5(第1図)からリソー
ス信号が与えられる。リソース信号とは、複数のリソー
スが同時刻に主記憶部5の同一パンクを参照する際、リ
クエストのぶつかりを防ぐため、主記憶部5でリクエス
トが処理される毎にソース側に該リクエストが処理され
たことを報告する信号である。
フリップフロップ105の出力は、インバータ106で
反転され、パス82上のリソース信号とAND回路10
7で論理積がとられる。得られたパス150上の出力は
、「次のベクトルデータのためのアドレスを送出するこ
とができる状態に主記憶制御部20、ページング処理部
7、主記憶部5がある」ことを示す。
レジスタ104上のデータは、加算器108によって+
1され、比較回路109によってレジスタ103上のベ
クトル長と比較される。両者の一致がとれたときII 
I Ftが比較回路109の出力に得られる。比較回路
109の出力は、インパーク110によって反転され、
バス150上の信号をAND回路111で論理積がとら
れる。AND回路111の出力は、次ベクトルデータ送
出可を示している。該出力はパス151を介してレジス
タ101.104のセット条件となる。レジスタ101
に格納されたアドレスはパス75を介してリロケーショ
ンテーブルに送られる。
第4図は第1図のりロケーションテーブル3(RTI)
のブロック図であり次にこれについて説明する。
第1図においてパス70は、リロケーションテーブル3
 (RTI)への書込指示、書込アドレス、書込データ
等の複数の信号線から成る。第4図において、パス70
の各信号線は、前述の用途別に70a〜70eのごとく
英小文字の添字をつけて示されている。
第4図において、スカラ処理部1がリロケーションテー
ブルに書込を行う場合、バス70a上の信号がセレクタ
200に作用してパス70cとパス250とを接続する
。パス70cにはりロケーションテーブルの凹込み先ア
ドレスがスカラ処理部1から送られている。この書込先
アドレスは、レジスタ201に格納される。一方スカラ
処理部1は、リロケーションテーブル3 (RTI)の
動作を規定していて、その動作指示を行うオーダがパス
?Ob上に送り出されている。
レジスタ201上に格納されたアドレスの上位ビットが
°°0“の場合、第4図のりロケーションテーブル3 
(RTI)側をアクセスするように決定される。レジス
タ201上のアドレスの上位ビットは、インバータ20
2で反転され、パス70b上のオーダとAND回路20
3で論理積がとられる。アドレス上位ビットが複数の場
合、複数の全ビットの論理和をとった値がインバータ2
02に送られる。第4図では、図面簡約化のためのアド
レス上位ビットを1ビツトとした。AND回路203の
出力はRAM素子204,205のwriteenab
le端子に接続される。一方、レジスタ201の下位ア
ドレスは、パス252を介してRAM素子204.20
5のアドレス端子に接続される。
パス70d、70e上にはそれぞれスカラ処理部1から
リロケーション処理のための実アドレス、インバリッド
ビットが与えられる。インバリッドビットは、主記憶部
5の他ユーザの実記憶領域に対して値がu I If、
自己の実記憶領域に対して値がIF O11に設定され
る。パス70d、70e上の信号は、それぞれスイッチ
ング回路206.207によってRAM素子204.2
05のデータ端子に接続される。この時スイッチング回
路206,207にパス70b上のオーダ信号が入力さ
れ、この信号によってパス70d、70eとRAM素子
204゜205のデータ端子との接続が行われる。
セットアツプ処理完了後、スカラ処理部1は、パス70
a上の信号、パス70b上のオーダ信号をそれぞれ固定
し、ベクトル処理部2からの主記憶アクセスを処理でき
るようにする。即ち、パス75とパス250をセレクタ
200によって接続し、RAM素子204と205のデ
ータ端子をパス76.79に接続する。
ベクトル処理部2からのアドレスは、パス75上にアド
レス生成部(第3図)から与えられる。
このアドレスは、レジスタ201に格納されたのち、R
AM素子204.205のアドレス端子に接続される。
RAM素子204から読出されたデータは、スイッチン
グ回路206を経由して、パス76上に送出され主記憶
制御部20に送られる。
RAM素子205から読出されたデータは、スイッチン
グ回路207を経由してパス79上に送出され、スカラ
処理部1に送られる。パス79上の値が1″のとき、こ
の値は、主記憶部5上の不当なアドレスをアクセスした
ことを示す。スカラ処理部1は、該データを用いて例外
処理ルーチンの処理を行う。また、この処6理に代り、
パス79上のデータを主記憶制御部20に送出し、不当
な主記憶領域を参照するリクエストをキャンセルしても
よい。この論理は本発明の主旨とは直接関係ないのでそ
の説明を省略する。
第5図は第1図のりロケーションテーブル4(RT2)
のR,Cビット部の論理を除いた部分のブロック図であ
り、次にこれについて説明する。
第5図の論理は、リロケーションテーブルへのスカラ処
理部1およびページング処理部7からの四込み、ベクト
ル処理部2からの読出し動作を実行する。このうち、ス
カラ処理部1、ベクトル処理部2の動作に関しては第4
図により説明したりロケーションテーブル3の場合と同
様であるので説明を省略する。ただし、RAM素子20
5に格納されているデータは、他ユーザの主記憶空間を
示すインバリッドビットではなく、自己の空間であって
も主記憶部5上に存在しない部分を示す識別ビットであ
る。以下このビットのことをページングビットという。
ベクトル処理部2がリロケーションテーブルを参照して
いるとき、上記ページングビットがIT I ITの領
域をアクセスするとバス?la上にページング処理部起
動信号が送出される。この信号によってページング処理
部7が起動され、ページング処理部7からアドレス生成
部23へ処理中断指示が出され、かつ、後述する第6図
のR,Cビット部読出動作が行われる。以後ページング
処理部の種々の動作が行われる。その動作中ページング
処理部7は、リロケーションテーブル4 (RT2)に
書込を行う。このとき、パス71bを介してページング
処理部の書込指示が行われる。この書込指示によりセレ
クタ220はパス?lc側を選択する。パス71c上に
はアドレス情報が与えられている。OR回路221は、
ページング処理部からの書込要求のとき、RAM素子に
対するwrite enable信号を生成する。スカ
ラ処理部1、ベクトル処理部2内のアドレス生成部から
のアクセス要求が前記ページング処理部7の書込要求と
衝突することはない。
パス70bと71bの両信号は、エンコーダ222によ
ってコード化されたスイッチング回路206゜207の
選択信号となる。
第6図は第1図のりロケーションテーブル4(RT2)
のR,Cビット部のブロック図である。
第6図において、点線300で囲まれた部分がRビット
に関する部分である。点線301で囲まれた部分はCビ
ットに関するものであるが、これはRビットに関する部
分と同じ論理構成なので図面を見易くするため省略した
。第6図のスイッチング回路206は、第5図のそれと
同じであり、第6図は、第5図に接続するものである。
第6図において、スイッチング回路206の出力はパス
76を通ってスイッチング回路303に入力される。パ
ス76の一方のシンク先(パス350と記入)は主記憶
制御回路20である。
第1図のアドレス生成回路23は、ベクトル命令がロー
ド系かストア系かを識別している。この区別を示す情報
は、パス75b上に送り出される。
バス75b上の情報番よ、レジスタ304に一度スタッ
クされ、スイッチング回路303に作用する。
スイッチング回路303は、ベクトル命令がロード系の
とき、パス76上のアドレス情報をパス351上に送り
、ストア系の場合、該情報をパス352上に送る。
セレクタ304′は、アドレス生成回路が作動中、パス
351とパス353とを接続している。
アドレス生成回路が作動中か否かはページング処理部7
が管理している。この管理情報は、パス71d上に送出
される。この情報はレジスタ305に一度スタックされ
、パス355を介してセレクタ304’、306、スイ
ッチング回路307に作用する。
ページング処理部7からの出力は、この他、パス71c
、71e、71fがあり、それぞれアドレスデータ、オ
ーダ情報、データが送られる。パス71fは双方向パス
である。
パス355上の情報がベクトルアクセスを示していると
き、セレクタ306は、パス356上にFl I IT
を送出する。パス356上の情報は、パス354上の上
位アドレスとAND回路308で論理積がとられる。こ
の結果は、OR回路309を通りRAM素子310のw
rite enable端子に入力される。このとき、
パス71e1パス357上の信号値はIf OFlとな
っているようにページング処理部7が制御している。ま
たスイッチング回路307は、パス358上にIt 1
 ttが伝播するようにパスを接続する。
以上の論理動作により、ベクトルロード処理の場合、バ
ス76上の実アドレスの示すRビット位置にII I 
ITが書込まれる。同様にしてベクトルストア処理の場
合、CビットにIT I Itが書込まれる。
第7図は第1図のページング処理部7の概略ブロック図
である。このページング処理部7は、次の機能を有して
いる。
(1)、リロケーションテーブル4 (RT2)および
R,Cビットの続出、書込機能、 (2)、ベクトル処理部2のアドレス生成部23の動作
中断、及び再開機能、 (3)、拡張記憶起動、および拡張記憶部8への書込・
続出、主記憶部5への書込・読出機能、(4)、主記憶
部5上の論理的区分のうち拡張記憶部8へ退避する区分
の決定機能。
前記機能をハードウェアの結線論理で実現することは、
ハードウェアの物量が大きくなりすぎて困難である。従
って、本発明の実施例では、ローカルストレージ又は種
記憶部5に前記機能を実現するプログラムを置き、これ
をページング処理部7で実行することとした。このよう
な処理形態を行うために、ページング処理部7は、次の
ようなハードウェア構成になっていると都合がよい。
(1)、ページング処理部7内で発生した種々の記憶手
段へのリクエストを目的とする記憶部へ送出する機能。
ここで種々の記憶手段とは、主記憶、ローカルストレー
ジ(LS)、リロケーションテーブル(RT2)、拡張
リロケーションテーブル(ERT) 、R,Cビット等
をいう。
(2)、ページング処理部7、ベクトル処理部2内のア
ドレス生成部の状態を保持するレジスタ。
(3)、拡張記憶部8へ書出す主記憶部5の論理区分を
決定するアルゴリズムのための作業用レジスタ(4)、
命令を解読し、実行する機能。
(5)、外部の論理部、たとえばアドレス生成部、拡張
記憶部8へ指示を行う機能。
(6)、外部の論理部、たとえばリロケーションテーブ
ル4 (RT2) 、拡張記憶部8からの割込を受付け
る機能。
第7図において、409は外部の論理回路からの割込信
号を受付ける論理回路、405は命令を解読する部分、
406は種々の情報を保持するレジスタ部、407は演
算器、408は外部の論理部に信号を送出する論理部、
400はローカルストレージである。ベクトル処理装置
のイニシャライズ時レジスタ部406の各レジスタはI
t Oflクリアされる。
パス71aを通して第5図のスイッチング回路207よ
りベージング処理部7に起動がかけられると、論理回路
409は、デコーダ405を起動し、パス450を通し
て、レジスタ部406内のベージング処理プログラムの
格納されているローカルストレージ400内の先頭アド
レス(ここではこれを”0″とする)をパス451を介
してスイッチング回路410に送る。同時にデコーダ4
05は、パス452を介してスイッチング回路410に
対しコマンド、オーダ信号を送る。第7図では各種の記
憶部にアクセスを指示するリクエストコマンド、該コマ
ンドの詳細を規定するオーダ、アドレス、データの各信
号が送られるとする。
ただし図の簡明化のためこれらの信号を1又は数本のパ
スで表現することがある。またオーダの中にはアクセス
の詳細を規定する情報の他、リクエストのソースを意味
するシンク情報が含まれる。
このシンク情報は、何ら変形されることなく記憶部を通
過し、リクエストソース側に送り返される。
記憶部からの応答は、読出したデータを送出する指示を
行うアドバンス、続出データ、および上記のシンク情報
から成る。このようなシンク情報をリクエスト、アドバ
ンスに付随させることにより、主記憶制御部20におい
て複数のリクエストを並列的に処理することが可能にな
る。シンク情報は、スイッチング回路410からパス4
53,454゜455上に送出される。主記憶制御部2
0は、複数のリクエストを受付けることができる。パス
453.454. は、それぞれベージング処理1部7
からの命令続出パス、データ続出/書込パスである。リ
ロケーションテーブルRT2 : 4a、R。
Cビット部4b、ローカルストレージ400゜ERT2
5に対するリクエストは、それぞれバンクが独立なので
アクセス競合が生じない。そのため、シンク情報は、ス
タック部401でまとめて管理される。即ち、スタック
401は、前記記憶部に対するアクセス時間だけシンク
情報を保持し、定まったサイクル後、そのシンク情報を
パス456に送出する。
主記憶部5又は各種の記憶部から読出されたデータは、
スタック403,402でいったん保持されプライオリ
ティ回路404に送られる。プライオリティ回路404
は、主記憶系の2データとそれ以外の記憶部からのデー
タの流れを1本化し、シンク情報に従ってデータをデコ
ーダ405又はレジスタ部406へ送出する。
デコーダ405は、ローカルストレージ400又は主記
憶部5から読出された命令の指示に従って、レジスタ部
406のデータを演算器407で処理したり、主記憶部
5又は各種の記憶部に対してプログラムの指示に従って
アクセスする。また命令がベクトル処理部2のアドレス
生成部23、拡張記憶部8に対しての処理を要求するよ
うな場合、パス457を通して論理回路408に指示が
出され、該回路によってオーダ等が生成される。
生成されたオーダ類は、パス72を通ってアドレス生成
部23に、パス458を通って拡張記憶部8に送られる
第8図は第7図の論理回路409とデコーダ405内の
命令アドレス生成部のブロック図である。
第8図において、パス71aにリロケーションテーブル
4 (RT2)からの割込が、パス459から拡張記憶
部8からの割込信号が送られて来る。
これらの信号は、AND回路500,501で論理積が
とられた後フリップフロップ 5o2゜503をセット
する。論理回路504、はlマシンサイクル毎に出力が
1−0−1−・・・・・・と同期的に変化するジェネレ
ータである。このジェネレータの出力は、セレクタ50
5に作用して、lマシンサイクル毎にフリップフロップ
502又は503の出力をパス550上に送出する。
レジスタ506にはページング処理部7が処理する命令
の語長が格納されている。パス450aには第7図のレ
ジスタ部から読出した命令アドレスが送信されている。
セレクタ507は、パス550上の信号によって両者を
選択して加算器508に送る。加算器508の出力であ
るパス551上のデータは、外部割込によって起動され
る割込処理ルーチンの先頭アドレス又はこのアドレスに
命令語長の整数倍を加算したアドレスである。パス45
0bは、第7図のレジスタ部の出力であり、命令によっ
て目的とする番地に制御を分岐させる場合に前記レジス
タ部を読出したデータが送られる。これに対しパス45
0aは、外部割込によって前記レジスタ部に登録してあ
った番地に制御を移す目的に用いられる。
主記憶部5又は第7図に示したローカルストレージ等の
他の記憶手段から読出された命令は、パス553を通っ
てレジスタ510に格納される。
パス553上の命令に対するアドバンスは、パス552
上に与えられ、このアドバンスもレジスタ509に格納
される。レジスタ510上の命令は、デコーダ511に
よって解読され、その命令が分岐命令か否か判定される
。この判定の出力は、パス554上に送出されセレクタ
512に作用する。
レジスタ510上の命令が分岐命令の場合、セレクタ5
12は、パス450b上のデータをレジスタ513に送
る。レジスタ509に−たん格納されたアドバンス信号
は、パス555を介してレジスタ513のセット信号と
なる。
レジスタ513上の命令アドレスは、パス450c上に
送出され第7図のレジスタ部406に送られた後第7図
のパス451を通って主記憶部5等に送られる。
一部バス550上に送出された信号は、スイッチング回
路515′によって、割込のソース対応に設置されてい
るフリップフロップ516.517のどちらかをセット
する。同時にパス556.557を介してフリップフロ
ップ502.503をリセットする。このリセットによ
り外部割込要因が受は付けられたことになる。フリップ
フロップ516゜517の出力は、それぞれインバータ
518゜519によって反転されAND回路500,5
01に人力される。該AND回路は、外部割込のマスク
として作用する。
第9図は第7図の命令解読部405のオペランドアクセ
ス部とレジスタ部406、演算器407等のブロック図
である。第9図において、第7゜8図と同一の論理回路
には同一番号が付けられている。同一番号の論理回路か
ら複数の信号線がでている場合でも図面の説明には関係
がない場合これの一部又は全部を省略した。
第9図において、主記憶部5から読出された命令はレジ
スタ510に格納される。この命令は、3つのフィール
ドから構成されており、それぞれオペレーションフィー
ルド510a、オペランドフィールド510 b、ディ
スプレースメント510cである。ページング処理7は
、命令実行を次のように管理する。オペランドフィール
ド510bに記されているレジスタのビジーと外部の論
理部に処理を行わせる形式の命令は、命令の実行開始か
ら終了までを専用の管理回路で制御される。即ち、前者
の命令はレジスタ管理回路600によって、後者の命令
は論理回路408で制御される。
レジスタ510上に格納された命令のオペランドに記さ
れているレジスタ番号は、デコーダ601によって解読
され、パス650上に信号値II I ITを送出する
。パス650は、レジスタ対応に複数の信号線から成る
東線である。レジスタ管理回路600は、パス650上
の信号に対応するレジスタが空き状態ならば、パス65
1上に命令実行可を意味する信号値II I nを送出
し、レジスタが他の処理によって占有されている場合、
パス651上に命令実行不可を意味する信号値910 
Ifを送出する。パス651上の信号は、デコーダ51
1に作用し種々のリソースに対する指示信号をパス65
2〜654,457上に送出する。また、パス651上
の信号は、レジスタ管理回路600に作用して、パス6
50上の信号で指示されたレジスタの状態をビジーにセ
ットする。
レジスタ510に格納されている命令がページング処理
部以外のベクトル処理装置のリソースに対して処理を要
求する場合、命令のオペレーションコード部分510a
は、デコーダ511により解読され、パス457上にデ
コードした情報として送出される。このデコード信号は
、論理回路408によって処理に必要なオーダ情報に作
成されパス72,458上に送出される。これらのパス
72.458は、それぞれベクトル処理部2のアドレス
生成部23、拡張記憶部8に送出される。
論理回路408で命令処理のためのオーダが送出される
とパス655上に信号値IF I IIが送出される。
バス655上の信号は、パス651上の信号とOR回路
602で論理和がとられ、結果がパス656上に送出さ
れる。この信号はレジスタ603のセット信号になる。
レジスタ510上の命令のオペランドフィールド510
bで指示されたレジスタの内容は、パス657上の信号
によってスイッチング回路605によって選択されパス
658上に送出される。レジスタ510上の命令のディ
スプレースメントは、パス659,660を経て加算器
604に入力される。加算器604は、命令で指定され
たレジスタの内容とディスプレースメントからオペラン
ドフェッチアドレスを生成しレジスタ603へ送出する
。レジスタ603は、レジスタ510上の命令が起動可
となった時にセット条件が成立する。
レジスタ603の出力は、パス451aを経由して第7
図のスイッチング回路410に送られる。
このスイッチング回路の作動情報はデコーダ511によ
って作られ、パス452上に送出される。
パス662〜664は第7図のプライオリティ回路40
4からレジスタ部406ヘデータを送るパスである。第
7図ではシンク情報とデータの2本の信号線で記されて
いるが、第9図ではデータが有効であることを示す信号
線が表示されて3木になっている。即ちパス662がイ
ネーブル、パス663,664がそれぞれシンク情報、
データである。
一方演算器407の出力は、レジスタ605にいったん
格納された後、パス665°を経由してセレクタ606
に入力される。演算器407の結果の格納先レジスタは
、命令によって与えられる。
デコーダ601は、命令のオペランドフィールド510
bを解読して、シンク先のレジスタ番号をパス666上
に送出する。パス664又は665のどちらを選択すべ
きかは命令のオペレーションコードによって決定できる
。デコーダ511は、命令コードを解読して、パス65
3上にパス選択情報を送出する。セレクタ606.60
7は、この情報によって作動する。
セレクタ607によって選択されたシンク情報は、スイ
ッチング回路608に作用し、セレクタ606によって
選択されたデータを所定のレジスタ406に言込む。レ
ジスタのセット信号は、パス662又はデコーダ511
のパス652上の出力をOR回路609によって論理和
をとって生成する。レジスタセット信号は、パス670
を経由してレジスタ管理回路600に入力され、レジス
タビジーを解除する。このときシンク情報もパス671
上に送出される。
第10図は第9図のレジスタ管理回路600のブロック
図である。第10図においてパス650を介して命令で
用いるレジスタに対して第9図のデコーダ601から信
号値u 1 reが送出されている。一方、第9図で示
した論理によって命令起動可になるとパス651上に信
号値IT I 11が送出される。両者は、AND回路
700で論理積がとられフリップフロップ701をセッ
トする。これらのフリップフロップ701は、レジスタ
対応に設置されており、そ゛れぞれ値がIf I II
のときにレジスタビジーを示し、ff OIIのときそ
のレジスタが使用可であることを示す。
フリップフロップ701の出力は、インバータ702に
よって反転され、AND回路703に入力され、パス6
50上の信号と論理積がとられる。
AND回路703の出力は、OR回路704によって論
理和がとられパス651上に結果が出力される。即ちパ
ス651上の信号値がIT I ITのときバス650
上の信号値で指定されたレジスタは使用可である。
パス670上にレジスタを解放する指示信号とパス67
1上に解放すべきレジスタ番号が与えられると、スイッ
チング回路705は、指示信号を所定のフリップフロッ
プ701に送出する。
第11図は第9図のデコーダ511と論理回路408の
ブロック図である。第11図において、点線511によ
って囲まれた部分が第9図のデコーダ511に相当する
。第9図において、バス457は、−本の信号線として
表わされているが、第11図では457a〜457Cま
での相異る意味をもつ信号線として表示されている。
第11図において、デコーダ800でページング処理部
以外のリソースに対して処理を要求する命令が解読され
ると、パス457a上に当該命令を実行するためのオー
ダを生成するための信号が送出される。また、バス45
7b、C上に、生成したオーダをどのリソースに送出す
るかを指示する信号が送出される。パス457a上の信
号は、レジスタ801上に格納された後、RAM素子8
02を引用して、命令実行に必要なオーダ類を生成する
ために用いられる。この生成されたオーダ類は、レジス
タ803に保持されスイッチング回路804によって目
的とするリソースに送出される。レジスタ805,80
6は、タイミング合せのために設置されている。バス7
2.458のシンク側はそれぞれベクトル処理部2のア
ドレス生成部23、主記憶制御部20(第1図)である
一方、外部のリソースに起動がかけられると、スイッチ
ング回路808は、起動されたリソース対応にパス85
0上に信号値II I 11を送出する。
論理回路807はリソースの状態を管理する回路であり
、該回路は、第10図のレジスタ管理回路のそれに同じ
である。リソース管理回路807内にはリソースの状態
を保持するフリップフロップが存在する。このフリップ
フロップは、パス851上の信号値が11”となったと
きセットされ、バス556あるいは557上の信号値が
lr’llFとなったときにリセットされる。フリップ
フロップの選択にはパス850上の信号が用いられる。
リソース管理回路807によって、命令起動が可能と判
定された場合、パス851上にIT I 11が送出さ
れる。
命令実行の際レジスタ使用可が判定された場合、パス6
51上に信号値IT 1 ftが送出されている。
この信号は、レジスタ812にラッチされた後パス65
2を通って第9図のOR回路609に人力される。
命令実行に際し、リソースが使用可となった場合、スイ
ッチング回路841は、バス72a。
458a上にオーダ有効指示信号を送出する。バス72
a、458aは、それぞれバス72b。
458bに対応している。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、プログラムの存
在する論理空間を大きくとっても、主記憶領域を比較的
小さくとり、拡張記憶領域を大きくとることができる。
このような2階層の記憶構成において、両記憶領域間の
データ転送をアドレス変換機構と一体化し、データ転送
処理のプリミティブな部分をハードウェア化することに
より、データ転送の高速化と、アドレス変換に関するO
3の処理の軽減化を図ることができる。これらの効果に
よって、主記憶部を高速のメモリ素子によって構成し、
拡張記憶部を低速大容量のメモリ素子によって構成し、
全系の原価を低く抑える効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のベクトル処理装置の概略ブロック図、
第2図はアドレス空間の概念を説明する図、第3図はア
ドレス生成回路のブロック図、第4図はりロケーション
テーブルのブロック図、第5図はベクトルアクセス空間
用のりロケーションテーブルのブロック図、第6図はベ
クトルアクセス空間のR,Cビット部のブロック図、第
7図はベージング処理部の概略ブロック図、第8図はデ
コーダ部のブロック図、第9図はレジスタ部のブロック
図、第10図はレジスタ管理回路のブロック図、第11
図は第9図におけるデコーダと論理回路のブロック図で
ある。 1・・・・・・スカラ処理部、2・・・・・・ベクトル
処理部、3.4・・・・・・リロケーションテーブル、
5・・・・・・主記憶部、6・・・・・・アドレス変換
回路、7・・・・・・ページング処理部、8・・・・・
・拡張記憶部、20・・・・・・主記憶制御部、21・
・・・・・リソース制御部、22・・・・・・ベクトル
レジスタ、23・・・・・・アドレス生成部、24・・
・・・・パイプライン演算器、25・・・・・・拡張記
憶部アクセス用リロケーションテーブル、26・・・・
・・スイッチング回路。 第1図 第2図 端4図 熟7図 旭8図 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、スカラ処理部、ベクトル処理部、主記憶部及び拡張
    記憶部より構成されるベクトル処理装置において、ベク
    トル処理部から発行される主記憶部へのアクセスに対し
    アドレス変換を行う機能及び主記憶部の構成単位毎にア
    クセスの種類を記憶する機能を有する論理回路と、主記
    憶部上に存在しない論理アドレス空間に対するアクセス
    が発行されたとき、ベクトル処理部から発行されるアク
    セス要求を中断させ、かつ、命令によつてこの中断を解
    除する機能及び主記憶部と拡張記憶部間で、記憶領域上
    のデータを転送するアルゴリズムをプログラミングする
    機能を有するページング処理部と、拡張記憶部へのアク
    セスパスに拡張記憶部の記憶領域に対するアドレスリロ
    ケーシヨン処理を行う論理部とを備えたことを特徴とす
    るベクトル処理装置。 2、前記アルゴリズムをプログラミングする機能が、マ
    イクロプログラムによつて行われることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載のベクトル処理装置。
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